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『株式会社大航海、3か月以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~1件目/全1件

  • プロ作家が「自分の書きたいものを好きなように書く」ことをコンセプトに贈る、他では決して読めない新感覚官能アンソロジー第4号。深み、凄み、切れのある物語にいよいよ引き込まれるワン・ランク上質な官能文藝誌!
    「与【あたう】」メンバーに加え、今回も強力なゲスト執筆陣が健筆、妖筆、艶筆を揮う、愛と欲望と快楽のアンサンブル。深奥を突き刺す書下ろし・11編!!

    <目次>

    雪割草                     霧野なぐも
     手伝うこともできたが、なんとなくされるがままになるのが楽しかった。ベルトを外し、ズボンの前をくつろげ、下着に指をかけてズボンと一緒に下ろすゆきの動きを堪能しながら、私は偉そうに仁王立ちになっていた。

    始まりのない雪                 月見ハク
     由香も今ごろは露天風呂を満喫しているだろうか。あらためて、二人で温泉宿に来た背徳感がこみ上げてくる。暗い空の下、彼女も俺と同じようにドキドキしているのだろうか。そもそも今日は最初から俺を熱海へ誘うつもりだったのだろうか。

    あなたさえいなければ              野々原いちご
     言われてみれば、結花の言う通りだ。少なからず、俊夫の妻が死んだ原因は自分にもある。波恵はその事実に気が付いていなかった。否、気付こうとしなかった。ただ俊夫の妻が死んだことに対する喜びが勝っていたのだ。

    BON☆悩空間〈読者投稿〉

    ゆきをんなリターンズ              香坂燈也
     妖怪といえども所詮は女。野山を駆け巡ってくらす若い男の力にはかなわない。手足を振り回しても巳之吉の分厚い肌がぺち、ぺちと情けない音を立てるばかりだ――

    僕の日替わり彼女                内藤みか
     僕には月曜日から日曜日まで七人の彼女がいる。彼女、という言いかたは適切ではないかもしれない。正直に言えば、僕にとって七カ所の寝場所がある、ということだ――

    スペース・ウォーク               乃村寧音
     目を開ける。何も見えない。不安なはずなのだけれどそうでもなくて、どうでも良くて、すうっと自分そのものが消えていった。消滅していくことが気持ちいいだなんて知らなかった――

    不適切な昭和のあれこれ             音梨はるか
     絶頂を迎えたあと、しばし抱き合ったまま二人で余韻を愉しんだ。団地妻と淫らなことをしたというのに、岡田の心には不思議な思いが去来していた。母ちゃんに抱っこされてる――

    『源氏物語』は官能小説である

    なのか雪                    うかみ綾乃
     腰をくねらせ、彼女が志郎を見つめる。キョウコは美貌を歪ませ、懸命に腰をくねり上げ、そのくりりと黒目がちの瞳は、志郎だけを映している。無我夢中で腰を打ち振った。

    おんなじ、曖昧な指〈読者投稿〉         山本貫太
     彼女は僕の手を放すと腕を交差させ、民族衣装を脱ぎ捨てた。滲むような闇の中で、白い乳房だけがくっきりと輪郭を保っている。髪留めも外し、すべてを捨て去った。

    千年に一度の恋                 津村しおり
     二人の思いが、あらがう力に変わる。するりと入ってきた愛しい人の舌を、透は夢中で受け入れた。あたたかい力が満ちていく。禍月丸のドス黒い念が、透の中に留まっていられなくなる。

    星を開く 第3回                佐伯香也子
     エリアを自由にすると、タレーは鏡を持ってきてくれた。股間を映してみると、窪みはすっかり開き、内部の粘膜が少し見えている。陰核の包皮の根本が下まで伸びて襞になり――

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