『亜紀書房、その他(レーベルなし)(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全186件
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毎日がちょっとフシギ。毎日がきっとステキ。
ヘンテコなことがあぶくのように湧いてくる、ここは白玉町。
この街に住むOLのひび野あわこさんの“うたかたの日々”を綴った、 心にすっとしみこむ、キュートなショートマンガです。
「PHPスペシャル」での人気連載が単行本化!
描き下ろし作品4話に加えて、おまけマンガ「Panna & Cotta のんびりな一日」も収録。 -
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異国で暮らす驚きや戸惑い、そして喜び…つれづれニューヨークライフ
漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせました。
エネルギッシュな大都市の中でもまれながらも、少しずつ自分の居場所を築いてきた6年間。アパートでの暮らし、恋人や友人たちとの会話、レストランやカフェのメニュー、道行く人々のファッション……書き留めておかなければ、いずれ忘れてしまうふとした日々のあれこれを、見開き2ページ、一話完結のスタイルで描きます。現在進行形のニューヨークがここに!
たんたんと、だんだんと、これが私のニューヨーク -
意識の謎を解明するトノーニの「統合情報理論」を紹介。極上のサイエンス・エンターテインメント。
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痛くて、おかしくて、悲しくて、愛しい。
50人のドラマが、あやとりのように絡まり合う。
韓国文学をリードする若手作家による、めくるめく連作短編小説集。
ものがたりの楽しさに満ちた、韓国小説の新シリーズ創刊!
(訳者あとがきより)
家族のように近い関係ではなく、すれ違う程度の人々、良き隣人たちの存在が社会においてどんなに重要かを著者は描きたかったのだろう。
還暦を前にした母親である訳者にとっては、お嫁さんのけがに心を痛めるチェ・エソン、
初の就職でダメージを受けた娘を思いやるイム・チャンボクの二人はまさに同僚、
もう一歩進んで同志のように感じられたし、読む人の立場によってそれぞれに、
忘れられない「人生の同僚」を見つけることができるだろう。 -
「私は自分自身でいるための自由を守ろうとした」
音楽でも恋愛でも、ジョニは誰にも何にも支配されない。
常に自分らしい音楽を追い求め、たくさんの恋人たちと曲を奏でる──。
* * *
その半世紀以上にわたる活動をインタビューとともにたどる、孤高のシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェル評伝の決定版!
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60年代から現在まで、長年アメリカの音楽シーンに燦然と輝くジョニ・ミッチェル。
「青春の光と影」「ブルー」「ビッグ・イエロー・タクシー」「サークル・ゲーム」など、誰もが知る曲を数多く残し、フォーク、ロック、ジャズの世界で、自分の音楽を追求し続けた。
レナード・コーエン、ジェイムス・テイラー、ジャクソン・ブラウン、サム・シェパード、ジャコ・パストリアスらと恋をして、ボブ・ディラン、チャールス・ミンガスとも交流した。
* * *
ジョニや関係者への豊富なインタビューと資料をもとに、傑出したアーティストとしてのジョニ像を描いていく第一級の評伝。
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どれ一つとして時間の無駄だったとは言わないわ、私にとっても相手にとっても。お互い、健全な意味で、望むものを得るために望まないものを受け入れたのよ。そこからは美しい音楽が生まれ、私たちは互いから学び合った。──ジョニ・ミッチェル
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【目次】
■序章……何事も長くは続かない
■1章……どう考えても、私は踊っている方がいい
■2章……風に私を運ばせて──女らしさのレッスン
■3章……明日もまだ私を愛していてくれる?
■4章……よくある現代のおとぎ話
■5章……本心は明かさない
■6章……言葉の人──レナード・コーエン
■7章……経験済み
■8章……青春の光と影──CLOUDS
■9章……僕達の家
■10章……レディズ・オブ・ザ・キャニオン
■11章……砂
■12章……ブルー
■13章……停滞と躍進の間で
■14章……サンシャイン・コースト
■15章……バラにおくる
■16章……悪い星の下
■17章……コート・アンド・スパーク──なにやら不思議なことが起きた
■18章……マイルズ・オブ・アイルズ
■19章……女王の中の女王
■20章……失うことを習得する
■21章……狂気の智慧
■22章……ミラーボール
■23章……ドンファンのじゃじゃ馬娘
■24章……ミンガス
■25章……厚かましい女
■26章……ワイルド・シングス・ラン・ファスト
■27章……食うか食われるか
■28章……緊急治療室
■29章……爆弾はあとのために取っておいて
■30章……乱気流
■31章……映画館で会おう
■32章……カーテンコール
■33章……この汽車のように
■謝辞
■訳者あとがき
■文献リスト
■索引 -
「ジャンルの垣根を超えた傑作。
ページをめくる手が止まらない」
スティーヴン・キング 絶賛!
ニューヨーク・タイムズ
ベストセラー 1位
1970 -80年代に米国・カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強姦事件。30年以上も未解決だった一連の事件の犯人「黄金州の殺人鬼」(ゴールデン・ステート・キラー)を追い、独自に調査を行った女性作家による渾身の捜査録。
アメリカでベストセラーとなり、現在HBOがTVドキュメンタリー・シリーズを製作中の話題作。強盗、強姦、殺人を十年以上にわたって繰り返し、DNA鑑定の網をくぐって闇に消えていた犯人を、作家である著者が独自の捜査で追いつめていく手に汗握るノンフィクション。
序文寄稿:ギリアン・フリン(『ゴーン・ガール』著者)
ワシントンポスト、「エスクァイア」誌、Amazon.com、ニューヨーク公立図書館、 シカゴ公立図書館他で “2018年 ベストブック・オブ・ザ・イヤー”受賞!!
本当に手に汗握る作品だ――「ピープル」誌
息を呑む野心的で見事な筆致――「ニューヨークマガジン」誌
読者が知るべきは、なぜこの本が特別なのかという理由だ。それは、この本が向き合っている二種類の強迫観念である。一つは光に溢れ、もう一つは闇の中にある。
「黄金州の殺人鬼」は闇であり、ミシェル・マクナマラは光だ。
気が滅入るほど邪悪。聡明かつ、断固とした決意。本書はこの二つの心理への旅路である。
私は本書を愛してやまない。 ――スティーヴン・キング -
艶やかさと落ち着きと──「今が、きもの適齢期」
毎日袖を通して20年。
琉球絣、久米島紬、ミンサー帯、藍型……沖縄の織や布に惹かれて、ついには移住。
──新しい人生がいま始まる。
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40代の半ばから袖を通して20年。毎日きもので教壇に立っていた。
空気の層を纏うように着るのは心地いい。
洋服は体型の維持や年相応のおしゃれに悩むけど、きものなら歳を重ねるほど自分にフィットし、落ち着きをもたせてくれる。
* * *
琉球絣、結城紬、能登上布、大島紬などの自然素材を求め、ミンサー帯や藍型、うしんちー行き着いた。
──きものに惹かれて、縁を重ねる、60代からの新しい人生。
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【目次】
■憧れの力
■黄色
■名古屋帯から始める
■心を映す色無地
■きものと電車
■猫の手
■雨と雪
■とっておきのきもの
■洋服でいうと……
■防寒
■カンプーと琉球柄
■きものという謙虚
■下着
■パッションから慈愛へ
■夏もの、紗袷
■ネットできものを買う
■もっと自由に?
■夏の名残り
■色留袖
■アイロン
■段取り
■デンチコ、インバネス
■必需品
■ミンサー
■帯揚げ
■うしんちー
■上布
■うしんちーのきものを着る
■きものに導かれる
■あとがき -
詩人、騎士、政治家、外交使節、流浪の食客……。
──ダンテとは、いったい何者だったのか?
イタリアを代表する歴史家が、中世という激動の時代を生きたダンテの人生を徹底的に分析した一級評伝。
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イタリア最大の詩人ダンテ。
地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部構成から成る叙事詩『神曲』は世界の文学史に燦然と輝く不滅の傑作だ。
本書はイタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。
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──もし、あの日の朝、ダンテが騎士として出兵していたなら、彼の運命は変わっていただろうし、私たちもおそらく『神曲』という作品を持つことはなかっただろう。
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中世という激動の時代の社会や文化を背景に、権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、〈人間・ダンテ〉を浮かび上がらせた本格評伝。
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【目次】
1……聖バルナバの日
2……ダンテと高貴さ
3……カッチャグイーダとその他の人々
4……ダンテ一族
5……子供時代と隣人たち
6……愛と友人
7……教育
8……結婚をめぐる謎
9……ダンテと事業
10……政治──豪族と平民
11……政治──白派と黒派
12……追放
13……亡命者の家族
14……資産の行方
15……悪い仲間
16……ヴェローナの謎
17……改悛
18……「他人の家の階段」
19……ハインリッヒ七世
20……他人のパン
21……ラヴェンナ
訳者あとがき
索引 -
結婚しても、しなくても
私たちは結局“ひとり”を共に生きていく生き物なのだ。
──前田エマさん(モデル)
「非婚」は結婚の「否定」ではない。
人と違う生き方に、大きな愛を贈ってくれる本。
──安達茉莉子さん(作家・文筆家)
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累積聴取回数2000万回超!
話題のポッドキャスト「ビホンセ」制作兼進行役による〝結婚しない〟という選択。
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「結婚しないんですか?」
「子供がほしくはないですか?」
「ひとりで寂しくないですか?」
……非婚に対する偏見はまだまだ根深い。
* * * * *
非婚は結婚の反対ではなく、多様な生き方のひとつ。
自分の選んだ道に責任を持ち、時には弱音を吐いて傷つきながらも、自分を愛し、前に向かって進んでいく。
本書には、非婚でも結婚でも事実婚でも同性婚でも、人それぞれの生き方を尊重し、みんなが穏やかで楽しく暮らせるための温かなエッセンスが満載。
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「結婚=幸せ」だなんてファンタジーじゃない?!
自分で選んで決めればいい。
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【目次】
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v54> プロローグ──こんなテーマで本を書くなんて
非婚宣言──何もそんな決心までしなくても
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v55> こんにちは、非婚です
■住む家のために結婚はできない
■結婚までは愛せない、あなたを愛したのだ
■非婚主義者のくせになぜ恋愛するのか
■甥や姪がそんなにかわいいなら自分の子を産めばいい
■ロングタイム・ノ氏ですね
非婚の冠婚葬祭──幸せと悲しみを分かち合うのに損も得もない
■私が暮らすあの家
■私もお母さんみたいに生きたい
■非婚者の結婚式
■非婚で生きるにはしっかり稼がないと
■私のお葬式で棺を担いでくれますか
非婚ライフ──自分と連れ添って生きる
■大田で生まれた色黒の子
■私たちは互いの体を観察しながら成長した
■私のトリセツ
■好きだから線を引いたんです
■好みの発見
■おばあさんの瞳にチアーズ!
■夫はいません。でも、推しはいます
非婚共同体──完璧に理解できなくても完全に愛することはできる
■ブックフェアに母が来た
■一緒に越えていく日曜日
■笑っているうちに一緒にいかだの上に、しかもこんなに遠くまで
■知らない犬と飛行機に乗った
■あなたが死んだら
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v56> 私の祖母
■どうしてあなたが非婚をとやかく言うんですか
■エピローグ
■訳者解説 -
【 推薦!】ピーター・バラカン氏
デトロイトやメンフィスより語られないシカゴのソウル・ミュージックを支えたコミュニティが目に浮かびます。
共同体あってこその音楽シーン、そのことを痛感しました。
* * *
音楽産業とブラック・パワー、そして公民権運動の結びつきを、
膨大な当事者インタビューと資料から解き明かす、決定的ノンフィクション!
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◆カーティス・メイフィールド
◆ジェリー・バトラー
◆ダニー・ハサウェイ
◆アース・ウィンド&ファイアー
◆ミニー・リパートン
◆チャカ・カーン
◆テリー・キャリアー……。
──ソウル界に燦然と輝く星々は、音楽とともに、世界を変革しようとした。
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〈 音楽の変革 × 社会の変革 〉
人種隔離の時代に、シカゴのソウル・ミュージシャンが行った変革とは何だったのか?
自主レーベルの設立、黒人経営企業の立ち上げ、地元コミュニティ、メディアとの協働、独自の流通網の開拓……。
シカゴ・ソウルの生成を中心に、ファンク、ハウス、Hip hopの時代まで駆け抜ける、唯一無二の音楽/社会のドキュメント!
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【目次】
■はじめに
第1章・廊下とラジオ
──コミュニティの変化と新しいメディアが音楽を変えた
第2章・アイム・ア・テリング・ユー
──新興のアーティストと起業家が拓いた新時代
第3章・ウィアー・ア・ウィナー
──ミュージシャン、活動家、教育者たちが音楽業界を築き、発展させた
第4章・サイケデリック・ソウル
──シカゴの一九六〇年代のカウンター・カルチャーが社会運動と音楽の方向を変えた
第5章・ア・ニュー・デイ
──一九六〇年代の闘いの答えとなったアフリカ中心主義と明確な政治的声明
第6章・リズムがすべてではない
──企業の力が一九七〇年代のブラック・ミュージック、商業、政治を動かした
第7章・サウンド・パワー
──ファンク、ディスコと結束、分断、希望
第8章・未来予想
──リイシュー、サンプリング、若いアーティストたちが再考するソウルの歴史
■謝辞
■訳者あとがき
■原注
■ディスコグラフィー
■参考資料 -
〈 彼女たちは壁を破り、世界を動かした 〉
19世紀にドイツのユダヤ人ゲットーから身を立て、世界有数の金融帝国を築き上げた名門一族。
その栄光の裏には、女性たちの活躍があった。
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株取引の天才、イギリス政治の影のフィクサー、ジャズのパトロン、 テレビでも活躍した在野の昆虫学者……。
政治、経済、文化にわたる活躍を見せた才女たちは、一方では家の掟や政略結婚、ユダヤ社会の慣習に悩み、叶わぬ恋や自らの生き方、夫との仲を思って煩悶する。
歴史の流れの中でひたむきに歩んだ生身の人間が息づく、これまでになかった人物絵巻。
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19世紀から両大戦を経て現代に至る激動の欧米史を縦軸に、 男性中心に語られてきた一族の歴史を、女性の側から描き出す。
[解説]佐藤亜紀氏 (作家)
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【目次】
■まえがき
〈 第一部・グトレ、ハナ、ヘンリエッタ 〉
第1章……勃興の母
第2章……ただの機械
第3章……家庭を築く
第4章……婿探し
第5章……マダム・モンテフィオーリ
第6章……より健康的な気候
第7章……調和、誠実、勤勉
第8章……裏切り
第9章……ロスチャイルド夫人の並外れた財政手腕
第10章……婚礼と葬式
〈 第二部・シャーロット、ハナ・マイヤー、ルイーザ 〉
第11章……「濃霧に満ちた憂鬱なこの世界」
第12章……キリスト教徒と結婚して一族を離れる
第13章……ユダヤ教徒として結婚し、ロスチャイルド家に入る
第14章……幼児の養育
第15章……芸術の女神
第16章……「もちろん、われわれは嫌悪しすぎることをよしとはしません」
第17章……底知れぬ深淵
第18章……逃げ道と遺産
第19章……ホテルでの暮らし
第20章……母親の教育
〈 第三部・コンスタンス、エマ、ハナ、ブランチ 〉
第21章……恋のたわむれ
第22章……跡継ぎとたしなみ
第23章……薔薇と獅子
第24章……初めての演説
第25章……ボヘミアのブランチ
第26章……王室の印章
第27章……救出と防止
第28章……登用
第29章 ……「大砲が夜のうちに届き」
〈 第四部・ロジカ、ドリー、ミリアム、ニカ、ロージー 〉
第30章……国境を越えて
第31章……入隊
第32章……復興
第33章……休暇
第34章……戦火を前に
第35章……姉妹の戦い
第36章……残響
第37章……男爵夫人、バードとモンク
第38章……ノミの女王
第39章……スペア・リブと刺繍の叛乱
第40章……すばらしい小春日和
第41章……母と娘
■謝辞
■原註
■[日本語版解説]佐藤亜紀
■家系図 -
色んな人に
あいさつをする
会社でも道端でも
手紙を書くときも
相手と そっと
つながりたいから
丁寧に
でも わたしは
近ごろ
自分に
あいさつをしていない
──「あいさつ」
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〈 自分にそっと 優しく 声を掛けてください 〉
──ことばがこころを包む時がある。
かなしみと共に歩むための、詩という姿をまとった贈り物。
NHK「100分de名著」指南役としてお馴染みの批評家・詩人による第7詩集。
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【目次】
■言葉とことば
■あいさつ
■言えないことば
■常識
■現実
■言葉の壁
■ことばの抱擁
■二つの理由
■涙の石
■ことばの光
■旅することば
■高貴な人生
■ノヴァーリス
■愛しみを産む
■愛の秘義
■美神のおとずれ
■言葉を溶かす
■孤独の意味 I
■孤独の意味 II
■ある詩人への手紙
■亡き者のつぶやき
■天使
■啓示
■なぐさめ
■四十六億年の果て
■永遠の日
■痛み
■休日
■沈黙の声
■言葉を生きる
■火花
■ことばのありか
■光であることば
■時間の壁
■ことばの翼
■奇蹟のことば
■あとがき -
韓国文学の新シリーズ〈キム・エランの本〉刊行スタート!
《第一弾は、BTSのRMさんも愛読、韓国で17万部の大ベストセラー小説集》
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タクシー運転手のヨンデは、車内で、中国語のテープを聴いている。
数ヶ国語を話せた、死んだ妻が吹き込んでくれたものだ。
何をしても長続きせず、「家族の恥」と周囲に疎まれ、三十六歳で逃げるように上京した彼は、中国の地方から出稼ぎに来ていた親切な女ミンファと出会い、結婚し、貧しいながらも肩を寄せ合うように暮らしていた。
だが、やがて彼女はがんを患って……(「かの地に夜、ここに歌」)。
裏切り。罪。喪失。悲しみ。
韓国文学の旗手が贈る、哀切な8つの物語。
——この空の向こうに、幸せはきっとある。
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【目次】
■日本の読者の皆さんへ
■そっちの夏はどう?
■虫
■水中のゴリアテ
■かの地に夜、ここに歌
■一日の軸
■キューティクル
■ホテル ネアックター
■三十歳
■あとがき
■訳者あとがき -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
【推薦】竹田ダニエルさん(Z世代ライター・研究者)
男社会がバカバカしいと感じるのは、自分だけじゃなかった──
アホらしい世の中を生き残るための爆笑処世術
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★アイディアを盗まれたら「私が言いたかったことを明瞭にしてくれたのね」と返しましょう!
★キーボードは強めに叩きましょう。うるさいほど「仕事ができる!」と思われますよ。
★深夜に仕事のアイディアを共有すれば「なんて働き者なんだ!」と感心されるはず!
* * *
〈 Yahoo!やGoogleで働いたあと、コメディアンとなったサラ・クーパーがつづる女性たちに贈るエール 〉
男性が気づかない、女性の「職場あるある」を豊富なイラストで風刺!
「男性社会のサバイブ術」を笑い飛ばしながら、男性社会に過剰適応するよりも「自分が目指したい生き方」を貫くことの大切さに気づかされる、女性を応援する一冊が登場!
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本書では、女性がいかにして夢を実現し、キャリアで成功を収め、リーダーになるのかをご説明します。
男性が今やっているマンスプレイニングを終えたらすぐ始めますので、少々お待ちくださいね。
ご心配はわかります。彼らのマンスプレイニングって永久じゃないかと思うくらい長く続きますよね。
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……はい、というわけで、本書は「男性が話したいだけ話し終わるのを辛抱強く待っている間に落書きをする空白ページ」をご用意しております。
それだけでなく「男性のように語りながらも女らしさを失わないコツ」「男性を脅かさずにできる女性向けリーダーシップ戦略」をお教えしたいと思います。
* * *
女性のみなさん、本書から得た知識で武装しましょう。
あなたの成功と幸せのために何が必要か、日頃の振る舞いを思い返しながらお読みください。
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【目次】
〈まえがき〉
本書の執筆中に心を傷つけられた男性はおりません。
1〈夢と希望〉
演技し過ぎずに就職面接に成功するコツ
2〈コミュニケーション〉
男性のように語りながらも女らしさを失わないコツ
3〈野心〉
周囲からうっとうしがられずに出世するコツ
4〈オーセンティックであること〉
偽りない自分のままで職場に出勤し、その自分を完璧に隠す方法
5〈多様性〉
テック業界の多様性の実際
6〈リーダーシップ〉
男性を脅かさずにできる女性向けリーダーシップ戦略
〈休憩〉
男性がマンスプレイニングしている間に落書きをするための白紙ページ
7〈ネゴシエーション〉
初心者向けガスライティング
8〈ハラスメント〉
加害者男性のキャリアを傷つけないよう、上手にセクシャル・ハラスメントを受けるコツ
9〈成功〉
独自の冒険を選ぼう──貴方は、他人から好かれたいのですか? それとも成功したいのですか?
10〈同盟関係〉
男性のための「よくできましたシール」
11〈起業家精神[アントレブレナーシップ]〉
迫力満点の「レディー・ボス」のための完璧なピッチデック
12〈セルフケア〉
ストレスだらけでいながらリラックスする方法
〈すべての結論〉怖い女になろう
謝辞
訳者あとがき -
〈 迷い、悩み、疲れているあなたへ 〉
NHK「100分de名著」の人気指南役が贈る、目まぐるしい日々を生きるあなたに寄り添う言葉。
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〈 自分を支える言葉は、実は自分自身の中にすでにある 〉
生きていくうえで、何が大切なのか。どこを目指して進めば良いのか。
迷いのなかから再び立ち上がり、前を向いて歩き始めるために、「自分だけの一語」を探す心の旅の導きとなる一冊。
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年齢を重ねると自然に生活の幕は開く。勉強の期間を終え、仕事に従事するようになれば、生活との格闘はいやでも始まる。
だが、人生の扉が開く時期は人それぞれだ。早ければ早いほどよい、というのではない。ただ、どこかでその扉にはふれなくてはならない。
人は、自分の人生を生きない毎日を送り続けることはできないからである。
生活は水平的な方向のなかで広がりを求めて営まれるのに対して、人生は一点を掘り下げるようにして深まっていく。
生活のなかで人は、多くの言葉を知る。そうすることで会話も読書も執筆もできるようになる。
だが人生の一語は、そうした場所では出会わない。それはいつも切実な経験とともにある。
その言葉とは、広がりのなかではなく、深みにおいて遭遇する。
〈「人生の一語」より〉
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【目次】
■人生の一語
■自分を愛する
■人生の羅針盤
■かなしみの国
■願いと祈り
■ひとりの時間
■メモと「書く」
■沈黙を感じる
■言葉と食べ物
■生きがいとは何か
■見えない涙
■似て非なるもの
■眼のちから
■五つの眼
■黄金の言葉
■心の水
■時を取り戻す
■拙いものと切なるもの
■最期の言葉
■人生の土壌
■尊い姿
■よろこびの花
■いのちのコトバ
■いのちの使い方(一)
■いのちの使い方(二)
■見えない手
■言葉のひびき──あとがきに代えて
■探していた言葉に出会うためのブックリスト -
〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉
『ショウコの微笑』<a href= https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=949" >『わたしに無害なひと』</a>の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説
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夫の不倫で結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、九歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。
絶縁状態にあった祖母と二十二年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまで知ることのなかった家族の歴史が明らかになる……。
家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる、温かく強靱な女性たちの百年の物語。
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日が昇る前に大切なあの人に伝えておきたいことがあった。
明るくなったら、言えなくなりそうだから……。
2021年〈書店員が選ぶ“今年の小説”〉、第29回大山文学賞受賞。
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【目次】
■明るい夜
■あとがき
■日本の読者の皆さんへ
■訳者あとがき
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「ものがたりを読む」ことの楽しさや喜びをお届けする新シリーズ〈ものがたりはやさし〉第1弾。 -
韓国文学の新シリーズ〈チョン・セランの本〉刊行開始!『フィフティ・ピープル』の若き旗手が放つ、奇想天外な物語。
この学校には、何かがいる——
養護教諭のアン・ウニョンが新しく赴任した私立M高校。この学校には原因不明の怪奇現象や不思議な出来事がつぎつぎとまき起こる。霊能力を持つ彼女はBB弾の銃とレインボーカラーの剣を手に、同僚の漢文教師ホン・インピョとさまざまな謎や邪悪なものたちに立ち向かう。はたしてM高校にはどんな秘密が隠されているのか……。
斬新な想像力と心温まるストーリーで愛され続けるチョン・セランの魅力が凝縮した長編小説。
「私はこの物語をただ快感のために書きました。一度くらい、そういうことがあってもいいんじゃないかと思いました。ですから、ここまで読んできて快感を感じられなかったとしたら、それは私の失敗ということになります。」(「あとがき」より)
ドラマ化決定! -
〈「クレヨンしんちゃん」や「ちびまる子ちゃん」の家族はもういない。〉
父の不在、母のワンオペ育児と家事──。日本の家族の現実は過酷だ。
それでも多くの人が、「家族」を大切なものと考えている。
低い出生率と世界一進んだ高齢化、ひとり親世帯の貧困率の、さらには同姓を強いられる唯一の制度を持つ現代の日本の家族とはどのようなものなのか。
本書は、日本とイギリスの家族を調査、比較しながら、日本の家族の実相を探る。
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「ひとりでも生きられるようになってきた現代社会において、それでもなお人が〝家族〟を形成するのはなぜなのか?」
父が仕事で不在がちでも、ワンオペ育児と家事で女性たちが疲弊しても、意外にも今でも多くの人が、「家族」を大切なものと考えている。
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保守派が目論む自助を担う器ではなく、フェミニズムが忌避する女性を閉じ込める檻ではなく、一人ひとりが自由で、かつ頼り合える家族をどのように作ることができるのか。
社会学者たちが自らの体験を踏まえながら家族のこれからを語る。
《社会学者が分析する日本の家族の実像。日本の未来も、少子化対策も、ここからだ!》
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【目次】
■まえがき
■序章………幻想の家族像を捨てる[品田知美]
■1…………家族像の輪郭──生活時間の変化から[品田知美]
■2…………生活の充実感をもたらすものは何か[高橋幸]
■3…………リビングという空間──住まわれ方の日英比較[野田潤]
■4…………「郊外」から考える──「家族」と「幸福」の物語[水無田気流]
■5…………家族生活の意味論──日本とイギリスの価値意識[品田知美]
■終章………離れても共にいても家族[品田知美]
■調査概要
■座談会……日本の家族像を点描する[品田知美×水無田気流×野田潤×高橋幸]
■あとがき
■引用文献 -
ランチするなら、ハシゴするなら、
骨董買うなら、本屋へ行くなら……
──“ニシオギ” という手がありますよ。
吉祥寺の隣でにぎわう素敵な小道の光る街・西荻。
西荻生まれの著者が綴る偏愛イラストエッセイ。
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最近ふらふら街を歩いていると、開店準備中のお店をよく見かける。
閉店するより明らかに、新たにはじまるお店のほうが多いのだ。
西荻は死なず。
期待をこめて見守っていきたい。(「おわりに」より)
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【紹介するお店】
ポモドーロ、萬福飯店、ハンサム食堂、シタル、とらや、はつね、欧風料理 華、酒房高井、戎、よね田、ぷあん、ビストロフェーヴ、山ちゃん、西荻ポルカ、SWAMP、それいゆ、村田商會、物豆奇、甘いっ子、ノースウェストアンティークス、今野書店、古書 音羽館、BREWBOOKS、FALL、文具店タビー、ぺぱむら、どんぐり公園、大けやき、荻窪八幡、善福寺川、乙女ロード……(他無限) -
《 言葉より直截[ダイレクト]で、音よりも戦略的 》
視覚と聴覚の彼方に広がる原始の領域 〈嗅覚〉。
匂いを介したコミュニケーションで命をつなぐ生き物たちの驚くべき物語とその未来の可能性。
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●なぜわたしたちの鼻は顔の中央、先端についているのか?
●なぜ動植物は、ここぞというとき「匂い」に頼るのか?
●「Eノーズ」は将来、匂いの正確な転写・伝達を可能にするか?
ヒト、昆虫、動物、魚、草木、花など多様な生物の「生命維持」と「種族繁栄」に大きな役割を果たしている嗅覚。
そこに秘められた謎と、解き明かされた驚異の事実とは──。
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〈 多様性にあふれる生き物たちとその「嗅覚」の不思議 〉
●雌を嗅ぎつけるため異常に巨大化したオス蛾の触覚
●フェロモンを追って雌の身体に溶け込む5cmの雄アンコウ
●腐食した樹木に仲間を呼び、かつ満員を告げるキクイムシ
●芳香や腐敗臭で虫をおびき寄せ、受粉をうながす花々
●刈られた芝が発するSOSの匂いが害虫を殺す受益者を呼ぶ
●地雷やアルツハイマー病患者を嗅ぎ分ける犬 など……
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【目次】
■はじめに
■第1章……人新世の嗅覚
■第2章……人の嗅覚・人の匂い
■第3章……犬はすぐれた嗅覚をもっている
■第4章……鳥は匂いがわかるのか
■第5章……魚と嗅覚
■第6章……ネズミは嗅覚がすべて
■第7章……鼻が利く蛾
■第8章……小さいハエさえも
■第9章……血の匂いを嗅ぐ蚊
■第10章……巨木キラー・キクイムシ
■第11章……クリスマスアカガニ
■第12章……植物は匂いがわかるのか
■第13章……匂いの詐欺師たち
■第14章……人は匂いをどのように利用しているのか
■おわりに──匂いの未来
■謝辞
訳者あとがき -
〈 予知などあり得ない。だがそれはいつも現実となる。〉
イギリスのある一人の精神科医は人間の予知能力についての確信を深め、データとコンピュータを用いた警告システムの開発を夢想した──。
科学と理性で不可思議な「偶然」に挑んだ、「予知調査局」をめぐるノンフィクション。
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ふと母親のことを考えた一秒後にその母から電話がかかってきたりする。
ある出来事が起こる前にそれを見たり、感じたりすることは人間にはできないはずだが、それにもかかわらずそれはよくそのへんにあるようだ。
恋人や友人の死や、偶然の出会いは我々の心に前もって示される。
* * *
イギリスの精神科医ジョン・バーカーは災害や事故を知らせる予知夢やビジョンに興味を抱き、それらを予防に役立てる「予知調査局」を設立する。
やがて国内外の事件を驚異的に的中させる二人の「知覚者」が現れるが、かれらはバーカー自身の死を予知する——。
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〈夢やビジョンを読み解けば、最悪の未来を変えられる〉
人間の精神に宿る未知の働きに迫ろうとした壮大な実験とその衝撃の顛末とは──。 -
【WHITESHIFT[ホワイトシフト]】
白人マジョリティが徐々に、白人の伝統的文化を身につけた混血人種のマジョリティへと変容していくモデル。
英国では2100年代に混血の人々がマジョリティになると著者カウフマンは予見する。
──その時、世界はどう変わるのか?
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〈大転換する世界情勢〉欧米で大きな話題を呼んだ必読書!
地球規模での移民の加速化により、白人は各国で少数派となる。
白人のアイデンティティが揺らぐなかで台頭するポピュリズム、ナショナリズム、多文化主義に、我々はどう向き合えば良いのか。難民問題への対処に正解はあるのか。
人口学、社会学、政治学、統計学、心理学 などの知見を動員し、精密なデータをもとに 米・英・欧州・カナダの状況を分析。全ての人が希望を持てるような未来像を模索する。
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《特別付録》西山隆行氏(成蹊大学教授)による長文解説。
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【目次】
■第一章………白人がマイノリティになる世界―ホワイトシフト
〈 第一部・闘争 〉
■第二章………ホワイトシフト前章アメリカ史におけるWASPから白人への転換
■第三章………トランプの台頭―移民時代の民族伝統主義的ナショナリズム
■第四章………英国― 英国保護区の崩壊
■第五章………欧州における右派ポピュリズムの台頭
■第六章………カナダ特殊論― アングロスフィアにおける右派ポピュリズム
〈 第二部・抑圧 〉
■第七章………左派モダニズム―一九世紀のボヘミアンから大学闘争まで
■第八章………左派モダニズムと右派ポピュリストの戦い
〈 第三部・逃亡 〉
■第九章………避難― 白人マジョリティの地理的・社会的退却
〈 第四部・参加 〉
■第十章………サラダボウルか坩堝か? ―欧米における異人種間結婚
■第十一章……白人マジョリティの未来
■第十二章……「非混血の」白人は絶滅するのか?
■第十三章……ホワイトシフトのナビゲーション―包摂的な国の包摂的なマジョリティへ
■謝辞
■解説──西山隆行
■参考文献および原注 -
──「なぜ、長谷川等伯の絵からは色が消えたのか」
──「なぜ、ユトリロは質感のある白を描いたのか」
傷ついた心を回復するプロセスが、作品の色には宿っている。
色彩心理の研究とアートセラピーに長年取り組んできた著者による、絵画との深い対話。
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〈 一枚の絵が生きた人間の物語としてあらわれる 〉
生きることに困難を抱えた画家たちは、内面に渦巻く感情をキャンバスに解き放ち、心を癒やし、生命の歓びを描いた──。
色彩心理の研究をもとに長年アートセラピーに取り組み、絵は人の心の表現だと考える著者が作品を深く味わう見方をつづる。
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■世間に認められない苦悩を乗り越え、奄美を描き続けた田中一村
■偉大な父という呪縛を抱えながら、美しい陰影を描いた葛飾応為……etc.
作品に込められた、一人の人間の苦しみ、孤独、病、そして生の歓びに迫る18篇。
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【目次】
■はじめに
1.色彩に見る心の変遷[ニキ・ド・サンファルと上村松園]
■怒りから生きる喜びへ、色が物語る心の救済──ニキ・ド・サンファル
■母から娘へと受け継がれてきた色──上村松園
2.色が消えるとき[長谷川等伯とモーリス・ユトリロ]
■『松林図屛風』は、なぜモノトーンで描かれたのか──長谷川等伯
■画家がこだわり続けたタッチの謎──ユトリロ
3.水彩で心安らいだ文豪たち[夏目漱石とヘルマン・ヘッセ]
■「私は不愉快だから絵をかく」 ──夏目漱石
■「筆や刷毛を使っての創造は私にとってワインなのです」──ヘルマン・ヘッセ
4.陰影表現に見る、人生の光と影[葛飾応為とエドヴァルド・ムンク]
■偉大な父をもった幸と不幸が生んだ、美しき陰影──葛飾応為
■ユング心理学と『ゲド戦記』から探るムンクの〝影〟──エドヴァルト ・ムンク
5.自画像ー画家の深層を映す鏡ー[フリーダ・カーロと石田徹也]
■自画像に映し出された身体の痛みと生きる情熱──フリーダ・カーロ
■私であり、あなたでもある自画像──石田徹也
6.怖いけど見たい、ダークサイドの美[月岡芳年とフランシス・ベイコン]
■闇に生きた、最後の浮世絵師──月岡芳年
■身体感覚に溢れた叫び、死、セクシュアリティ──フランシス・ベイコン
7.病から生まれた新たな手法[高村智恵子とアンリ・マティス]
■精神病院の一室で密かに作られた美しき切り紙絵──高村智恵子
■老いと病がもたらした〝色と形のダンス〟──アンリ・マティス
8.孤独に支えられた独創性[田中一村とジョージア・オキーフ]
■最果ての島で孤高の人生を送った画家の、 究極の幸せとは──田中一村
■ニューヨークから砂漠の荒野へ。 自立の精神を生きた九八年の人生──ジョージア・オキーフ
9.囚われを超えて、空を描く[イブ・クラインと仙厓]
■自我の枠を超え、 無限の精神空間を生きた〝青のアーティスト〟──イブ・クライン
■放浪と禅修行から生まれた 洒脱でユーモラスな画はまるで現代アート?──禅僧・仙厓
〈 COLUMN 〉
■心の歴史を色彩で振り返る「カラーヒストリー」
■絵と長寿の関係、あるいは高齢者のためのアートセラピー
■ストレスフルな現代にこそ必要な、絵による気分転換
■内なる〝光と影〟を映し出すぬり絵セラピー
■子どもの絵から大人のセラピー表現まで、自画像いろいろ
■トラウマを吐き出すセカンドステップセラピー
■精神疾患の治療の一環として始まった芸術療法
■環境の色彩とアートセラピー 子どもたちの自由な創造力はアートの原点
■おわりに
■参考文献 -
日本精神史の埋もれた鉱脈を掘り起こす新シリーズ〈叡知の書棚〉刊行スタート!
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《自己の存在の秘密を学ぼうとする人へ 》
古代ギリシア以来のヨーロッパの教育観・人間観に照らし、教育とは何かを考える。
その先に展望される、あるべき理想の教育とは──。
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独創的な教育家にして、医学、農業、経済学、芸術学、建築学、文学、哲学、宗教に至る広大な領野を探究した大思想家ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)。
シュタイナー研究の第一人者が、その教育思想の可能性を深く掘り下げる決定的な名著、待望の復刊。
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普通、人は霊的という言葉にあまりなじんでいませんから、この言葉だけで既に何か違和感を感じて、「霊的因果律」という考え方にはとてもついていけない、と思うでしょう。けれども霊的という、いわば学問的には聞き慣れない言葉を意識的に使うことがシュタイナーの思想を理解するのに必要なことなのです。(本文より) -
鬱屈、孤独、性的倒錯、ドラッグ──。
吐き気がするほど嫌な野郎か、天使のような優しい男か。
型破りで過剰、謎めいたロック詩人の正体とは……。
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ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、そしてソロアーティストとして、音楽・アート・文化に大きな影響を与え、ニューヨークを象徴する唯一無二の存在となったルー・リード(1942-2013)。
その孤高の音楽はどこから生まれたのか。
アンディ・ウォーホル、デイヴィッド・ボウイ、ジョン・ケイル、メタリカ、プロデューサーやバンドメイト、最後の妻ローリー・アンダーソン、そして友人たち──。
生前のルーと間近に接したジャーナリストが、多数の関係者の証言と、名曲の数々の歌詞を分析し、天才の仕事の全体像に迫る。
〈 いま明かされる「人間」ルー・リード 〉
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《 日本版特別付録!》1972年(『トランスフォーマー』録音時)と、1975年(初来日時)の合田佐和子氏と髙橋明子氏による幻のインタビューを収録!
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「彼は師だった」──デヴィッド・ボウイ
「この本は、ルー・リードそのものだ」──イギー・ポップ
「本書は苦痛を美に変えている。ルー・リードの音楽のように」──ボノ(U2)
「ルーは、「火の中をくぐって」その音楽と人生を決定的に読み解いてくれる洞察力を備えた伝記作家と出会った」──スティング
「悲惨な人生が、最後には愛によって変容した。ルー・リードの人生のバラバラな断片を鮮やかにまとめ上げ、洞察に満ちた感動的な物語に仕上げている。強く推薦します」──スザンヌ・ヴェガ
「ルーとヴェルヴェッツに忠誠を誓うミュージシャンは、ぼくが最初でも最後でもないだろう。この本を読んで、ルー・リードというクソ天才を深掘りしよう」──ピーター・バック(R.E.M.) -
〈 100年前の9月1日、町は大きく揺れた 〉
そこに暮らす人びとは、どのように生き延び、記憶したのか。
人びとの声と文学者などの日記から振り返る関東大震災。
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〈 1923年に起きた関東大震災から100年 〉
著者が地域雑誌『谷根千』を始めたころ、町にはまだ震災を体験した人びとが多く残っていた。
それらの声とその界隈に住んでいた寺田寅彦、野上弥生子、宮本百合子、芥川龍之介、宇野浩二、宮武外骨らの日記など、膨大な資料を紐解き、関東大震災を振り返る。
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「災害は忘れた頃にやってくる」── 寺田寅彦
「東京の火災いよいよ猛に、一望大いなる熔鉱炉を見るが如し。田端、日暮里、渡辺町等の人人、路上に椅子を据え畳を敷き、屋外に眠らんとするもの少からず」── 芥川龍之介
* * *
地震の当日、人々はどのように行動したのか、その後、記憶はどのように受け継がれているのか。
小さな声の集積は、大きな歴史では記述されない、もう一つの歴史でもある。
そこから何を学ぶことができるのだろうか。
《東京大学名誉教授、元東大地震研究所長の平田直氏のロングインタビュー掲載》
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【目次】
■序言………災害は忘れた頃にやってくる──寺田寅彦
■第1章……一九二三年九月一日
■第2章……一夜が明けて、九月二日
■第3章……本所から神田、浅草など
■第4章……震災に乗じて殺された人びと
■第5章……救援──被災者のために
■第6章……震災で変わった運命
■第7章……帝都復興計画
■第8章……今までの災害に学ぶこと
■正しく怖がり適切に備えるために──東京大学平田直名誉教授に聞く
〈コラム〉
■林芙美子──根津神社の野宿
■藤沢清造──小説家のルポルタージュ
■宮武外骨──『震災画報』でいち早く知らせる
■宮本百合子が二〇代の作家がつづった関東大震災
■永井荷風──江戸と明治の終わり
■あとがき -
〈マジョリティの〝恐怖〟が〝危険なマイノリティ〟の幻影を生む〉
「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」……。
──なぜ、根拠のない風説が伝染し、現実の虐殺を生んでしまったのか?
豊富な資料により、日本近現代史の闇に潜む差別と排除のメカニズムを暴き出す、迫真の評論集!
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〈不逞鮮人〉=テロリスト像はいつ、いかにして作られたのか?
当時の新聞報道や行政文章、市民の証言から文学者・文化人の日記まで……。
丹念なテクスト読解によって日本近現代史の歩みを辿り、「関東大震災 朝鮮人虐殺」発生の深層に迫る。
《日韓同時刊行》
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【目次】
■第1部……〈不逞鮮人〉とは誰か──関東大震災 朝鮮人虐殺を読む
■第2部……朴裕宏 ある朝鮮人留学生の死
■第3部……ハルビン駅で会いましょう──安重根と伊藤博文の十字路
■あとがき
■主要参考文献 -
〈女性作家たちの生涯から読み解く〉
少女だけでなく、大人の読者も魅了してやまない三人の少女小説作家──オルコット、バーネット、モンゴメリ。
栄光に包まれた彼女たちの道のりは、決して平坦なものではなかった。
彼女たちが闘ったジェンダーの壁を、その作品と生涯から読み解く。
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【目次】
■はじめに
■第1章 『若草物語』
反抗の叫び──ルイザ・メイ・オルコット
■第2章 『小公子』『小公女』から『秘密の花園』へ
野ブドウを摘んだ少女──フランシス・ホジソン・バーネット
■第3章 「アン」と「エミリー」
光と闇のはざまで──ルーシー・モード・モンゴメリ
■註
■おわりに
■作家たちが生きた時代
■略年表
■主な参考図書 -
〈「もう、リベラルはうんざりだ」?〉
極右に惹かれる若者たち、移民を不安視する労働者たち、敵視される団塊世代、そして高まるEUへの不信感……。
近年、欧州で広がる「反リベラリズム」感情の底流には、一体何があるのか?
EU本部の置かれるベルギー・ブリュッセルに赴任した著者が、揺れる欧州の現場に取材し、不安の根源に迫る、渾身のルポルタージュ!
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【目次】
■プロローグ……リベラリズムの行方
■第1章…………若者 vs. 団塊世代?──敵視されるリベラル
■第2章…………移民とグローバリゼーション──広がる経済不安
■第3章…………緊縮がもたらした分断──リベラル・パラドックス
■第4章…………ブレグジットの背後にあるもの──取り残された人々の怒り
■第5章…………ポルトガルの奇跡──「反リベラルのメロディー」を越えて
■第6章…………新型コロナとインフレ──問われるリベラリズム
■エピローグ……未来へと一歩を踏み出す -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
〈 待望のビーガン実践入門書が登場!〉
「しなやかに、自分に素直な暮らしを手に入れよう。」
おいしく、クリーンでわくわくする毎日を。
動物と環境にやさしいポジティブライフの送り方がここに──。
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動物由来のものは「食べない」「着ない」「使わない」 。
そんなビーガンライフを選んだ多くの人が直面する心の変化や立ちはだかる壁、菜食生活や人づきあいのコツまで、ビーガン歴10年の著者が、自身の体験をもとにリアルに教える一冊。
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〈 健康的で美味なる食材がこんなにたくさん!〉
野菜 / 穀物 / 豆類 / 海藻 / 果物 / きのこ / ナッツ / シード類
ピザ・ブリトー・トルティーヤ生地 / パスタ / 春雨 / べーグル
フランスパン / 豆腐 / 油揚げ / 厚揚げ / 高野豆腐 / 湯葉
麩 / 大豆ミート / テンペ / セイタン / 豆乳 / オーツミルク
アーモンドミルク / 味噌 / 醬油 / 酢 / ケチャップ / 昆布だし
椎茸だし / 香辛料 / ベジタブル・インドカレーなど……
「ビーガン=禁欲者」じゃない!──肩の力を抜いて、あなたも「ビーガン生活」をはじめてみては? -
〈イタリア式料理の知恵があなたの人生を楽しくする〉
家庭で、農園やワイナリーで、市場やレストランで……話して、味見して知った、シンプルだけど味わい豊かな食文化。料理研究家がつづる幸せな“旅のおすそわけ”
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「イタリアから帰ると、家族や友人におみやげのかわりにその旅で出会った料理の中から印象的でおいしかったものを作っている」
30年以上にわたってイタリア通いを続ける料理研究家がつづる〈旅のおもてなし〉35篇。
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【目次】
◆はじめに
〈ⅰ〉
■元気をくれるトマトソース
■パスタの楽しみ
■ゆで過ぎ野菜の大発見
■カルボナーラの授業
■煮込みに煮込んだスープパスタ
■味噌とオリーブオイルの出会い
■イタリアのリゾット、日本のリゾット
■地味なリゾット、派手なリゾット
■ピッツァ窯の前で
■ピッツァ占い
■フォカッチャに覚醒
〈ⅱ〉
■硬いパンの転生
■いつまで焼くのフリッタータ
■きのこのフルコース
■ミラノ風カツレツ今昔物語
■サルシッチャ・マジック
■カニカマよ、こんなところに
■披露宴の翌日は
■サラダは刺身か白ごはんか
■オリーブころころ
■全国区のパルミジャーノチーズ
■甘酸っぱい島
〈ⅲ〉
■目覚めのカフェラッテ
■無塩朝食
■エスプレッソは飲み物じゃない
■甘々レモンティー
■砂糖感覚
■イタリアの柿使い
■シチリアの"有名人"
■ふたつの「ミルクの花」
■市場歩きから
■ワイン蔵のジュース
■いつもワインと水を
■グラッパは「微量」の奇跡
■リモンチェッロは梅酒
◆おわりに -
「仮免に合格した日はうれしくて、お赤飯を炊いた」──ますます充実するクルマと、猫と、私の毎日。
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『五十八歳、山の家で猫と暮らす』に続く名エッセイ・第二弾 〉
「その歳で」と言われそうな、還暦の少し前、運転免許を取得した。
最初はおっかなびっくり公道に出ていたが、少しずつ行動範囲は広がり、ホームセンターや道の駅、いままで自転車とご近所さんに頼っていた場所へ、いつでも行ける。
五年を過ぎた山での暮らしは、水の確保と排水と、スズメバチの巣の退治や、書庫づくりと、さらにはじんわり忍び込むコロナ禍と、用事には事欠かない。
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「運転を始めて三年経つのにまだ慣れないし、どうも得意ではない。かといって、運転が嫌でたまらないかというと、そんなこともない。山並みが見渡せる見晴らしのいい道路を走っていると、さすがに気分がいい。とくに、背後にも対向車線にも車のいないときは、心おきなく運転できて、ああ、車の運転も悪くないなあ、と思うのだ」(本文より)
少し不便だからこそ、一日一日が、季節の巡りが、いとおしい。
ますます充実するひとり暮らしを綴る珠玉のエッセイ。
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【目次】
■まえがき
■一………自動車運転免許取得報告
■二………山のインフラストラクチャー
■三………キイロスズメバチ営巣事件
■四………あずさ55号に乗り遅れるな
■五………動物さんこんにちは
■六………発作的真夏の早朝散歩
■七………アイ・ドライブ・マイ・カー
■八………「ヨゲンノトリ」COVID-19@ 小淵沢
■九………花苗を買いに
■十………屋根裏部屋を片付ける
■十一……年越しアバラ骨折り損日記
■あとがき -
《 小島慶子さん、推薦!》
ついに解明された国民病。男性に重い下駄を履かせて死ぬまで働かせ、女性には報われないケア労働を押し付けてきた日本。
男も女も苦しい社会を変えるために、しんどいあなたが楽になるために、必読の書です。
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アルコール、薬物、痴漢、万引き、DV……。
さまざまな依存症に共通する原因は社会構造にあった!
ジェンダー・ギャップ指数を見るまでもなく、日本は男性優位の国である。
夫婦別姓も叶わず、男女の賃金格差も世界ワースト2。
わたしたちは性別役割分業──つまりは「男尊女卑」の考え方にどっぷりと浸かっている。
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その社会を勝ち抜こうと男たちはワーカホリックになるまで働いて、ストレスからアルコールや薬物で気分をあげ、満員電車では痴漢や盗撮にはまる。
日本を蝕む依存症の問題は、男尊女卑による社会の歪みを正さなければ解決しない。
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〈依存症は男らしさ、女らしさの病〉
アルコール依存症、痴漢、万引き依存症、盗撮、DVなど、多くの依存症を横断的に見てきた著者が、現代日本の病理を斬り、新しい人と社会のあり方について考える。
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【目次】
◆まえがき──男尊女卑社会が依存症を生む
1章……日本は男尊女卑依存症社会である
■男尊女卑依存社会が依存症を生む
■男性優位の社会構造
■らしさの価値観をインストールされる
■依存症とワーカホリック
■ワーカホリックは病気か?
■死にいたる働き方
■過労死について
2章……男尊女卑社会とワーカホリック
■ワーカホリックはさまざまな依存症のトリガーに
■仕事と飲酒
■依存症と人間関係
■条件付けと報酬系の仕組み
■人は生き延びるために依存症になる
■依存症と自尊感情
■ワーカホリックと自尊感情
■ワーカホリックと認知の歪み
■加害者家族が抱える苦悩から見える世界
3章……ワーカホリックと性別役割分業
■男性に履かされた下駄の重さ
■いまだに続く男は仕事、女は家庭に
■依存症は男らしさ、女らしさの病
■らしさへの過剰適応
4章……「男らしさの病」と男尊女卑依存症社会からの脱却
■シラフで生きること
■感情をみつめる
■回復のためのガイドライン
◆あとがき -
■〈カネはあるけどセンスはない〉おじさんたちへ
■〈カネはないけど何とかしたい〉若者たちへ
■〈夫や恋人の見てくれにアタマを抱える〉女性たちへ
「過ぎたらあかんの良い加減」そこが面白くも難しい……50歳からのファッション再入門
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〈背広を脱いだ日本のおじさんたちって、どうしてこうもカッコ悪いの?〉
「何を着ていいのか分からない」「自分で服が選べない」、でも「そこそこカッコよくなりたい」……。
こんなオヤジの悩みに応えるべく、大阪・岸和田の洋装店に生まれ、長年にわたり情報誌の編集・執筆に携わってきた著者が、饒舌かつ大胆な切り口で指南する。
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【目次】
■はじめに──衣食住とモード
■「個性」はいるのか
■服に正統なんてあるのか
■オーダーの罠
■どこに何を着ていくのか
■てっぺんから考える
■パンツの丈は大丈夫ですか
■パンツの丈は大丈夫ですか──実践篇
■ジーンズという奇怪な服について
■トレンチコートというくせ者
■どんなコートを着てきたか
■ボタンダウンからシャツについて、あれこれ考えてみる
■ワニのマークのポロシャツとブランドについて
■ラコステでサイズ感について考える
■イロハにアロハ、おじいのアロハ
■コロナ禍でのTシャツ考
■ストリート・ファッションと革ジャン
■「差し色」って何だ?
■「裸足で靴」と「俺は俺」、そのココロ
■ファストファッションは教えてくれる
■「まとめ」としての「カッコいい」の構造
■モードとは世間であり、ファッションは利他である
■おわりに──ファッションは「等価交換でない」と「過ぎたらあかん」 -
〈世界と向き合い、「つくる」ために〉
人類学とアートの刺激的な出会い。
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現代の人類学を牽引する思想家が随筆、批評、寓話、詩などさまざまな形式を駆使して、アート、建築、デザインを論じる。
火、樹木、山、飛行、地面、時間、石、絶滅、線、糸、言葉、手書き、頭字語、色……創造と想像を刺激する思考の集成。
訳者・奥野克巳による詳細な解説を付す。
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【目次】
◆序と謝辞
◆招待
森の話
■はじめに
■北カレリアのあるところで……
■真っ暗闇と炎の光
■樹木存在の影の中で
■Ta, Da, Ça, !
吐き、登り、舞い上がって、落ちる
■はじめに
■泡立った馬の唾液
■登山家の嘆き
■飛行について
■雪の音
地面に逃げ込む
■はじめに
■じゃんけん
■空へ(アド・コエルム)
■私たちは浮いているのか?
■シェルター
■時間をつぶす
地球の年齢
■はじめに
■幸運の諸元素
■ある石の一生
■桟橋
■絶滅について
■自己強化ための三つの短い寓話
線、折り目、糸
■はじめに
■風景の中の線
■チョークラインと影
■折り目
■糸を散歩させる
■文字線と打ち消し線
言葉への愛のために
■はじめに
■世界と出会うための言葉
■手書きを守るために
■投げ合いと言葉嫌い
■冷たい青い鋼鉄
◆またね
◆原注
◆訳者解説 -
「私は憤慨しとるんですよ」
ジェンダー平等後進国といわれる日本で、100年前から女性の地位向上を訴えていた人がいた。
戦前は男性にしかなかった「女性の参政権」を求め、戦後は無所属の参議院議員として人びとに慕われた。
国際社会の外圧を使い、データを揃え、仲間を募り、社会に波を作る──市川房枝の方法論はいまも褪せない。
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戦前は平塚らいてうと組んで、女性の参政権を獲得する運動をはじめ、戦後は、参議院員として、女性差別撤廃条約批准を推進させ、男女雇用機会均等法の成立を後押しした。
戦前の米国行き、ILO(国際労働機関)事務所勤務、独立して婦選活動、終戦後の公職追放、60歳で参議院初当選、87歳で全国区トップ当選──。
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いまよりさらに男尊女卑、性別役割分業意識が強い時代にあって、どのように社会を動かそうとしたのか?
そして今、彼女の願った男女平等は、本当に達成されているのか……。
〈働く女性のトップランナーとして、市川房枝87年の生涯をたどる〉
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【目次】
■はじめに
序章…………国際連合と日本女性をつなぐ
第1章………「農家の娘」が一四歳で米国留学を目指す
第2章………平塚らいてうと女性の参政権をめざす協会設立
第3章………アメリカへ渡る
第4章………ILO職員として女性の労働現場を歩く
第5章………戦前の「婦選」活動
第6章………戦争を生きぬく
第7章………公職追放と参政権獲得と
第8章………無所属の参議院議員として
第9章………「政治と金」に抗して
第10章………市川房枝のジェンダー政策
終章…………ジェンダー平等に向けての「長い列」
■おわりに -
名古屋の人はなぜ小倉トーストが好きなのか?
カレーの元祖が大阪に多いのはなぜ?……
〈”県民食”に風土と歴史あり〉
日本全国の土地土地で人々のおなかを満たしてきた22の食べものを深掘り。
”あの美味しいもの”への理解と愛が深まる、食文化・教養エッセイ。
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【もくじ】
◆はじめに
01……道東ではなぜ牛乳豆腐が生まれたのか?
02……岩手ソウルフードにはなぜ、三つも麺類があるのか?
03……忘れられない、十和田湖のきりたんぽ
04……山形の食文化は、なぜ特別なのか?
05……信州蕎麦は冷たいのが正解?
06……金沢の醬油はなぜ甘い?
07……東京人はなぜ讃岐うどんを愛するのか?
08……東京と紅茶は相性が悪いのか?
09……浦和はなぜウナギが名物なのか?
10……名古屋人はなぜ小倉トーストが好きなのか?
11……なぜ、名古屋の喫茶店は特別なのか?
12……大阪人はなぜミックスジュース好きなのか?
13……歴史の中心地、関西を物語る淡口醬油
14……カレーの元祖が大阪に多いのはなぜ?
15……神戸っ子のハード系パン好き
16……広島市にはなぜパン屋が多いのか?
17……広島のお好み焼きはなぜおいしいのか?
18……博多ラーメンの出汁はなぜ、豚骨なのか?
19……カステラはなぜ、江戸時代の日本に根づいたのか?
20……長崎に和菓子屋が多いのはなぜか?
21……海に囲まれて暮らす沖縄ケンミンは肉ラバー
22……沖縄のおやつ。ポーポーとサーターアンダギー
◆あとがき
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岩﨑さんの農の話は、種と実りと人の暮らしが巡りながら土地に根差すことの喜びを気づかせてくれる。
──皆川 明(ミナ ペルホネン・デザイナー)
* * *
野菜の人生について考えたことは初めてでした。
野菜の一生に寄り添い、野菜と交流し、野菜から学んでいる岩﨑政利さんの言葉は詩人のようです。
野菜には人間と同じように個性があり多様性を失えば絶えていくことを、この本を通して知りました。
誇らかに花を咲かせる野菜の姿を見てみたい。日本の風景に野菜の花を取り戻したいと思いました。
人間にとって「種」とは何かを、問いかけてくれるすばらしい哲学書です。
──田口ランディ(作家)
* * *
在来種を守るのに大切な視点は、経済や文化だけでない。
岩﨑さんが語る「人と作物の幸せな関係」というもう一つの視点に、目を開かされた思いです。
──江頭宏昌(山形大学農学部教授 [植物遺伝資源学 ] )
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〈種継ぎ農家が畑で学んだいのちの哲学〉
長崎・雲仙の肥沃な大地で長年にわたり種採りに情熱を注いできた著者が、まだ見ぬ後継者たち、そして野菜を愛するすべての人に向けて綴った。
──農家であることの喜び、野菜と種がもたらす人生の醍醐味とは。
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施設園芸で化学肥料を極めた若き日から、有機農業と出合いたどり着いた無肥料・不耕起の在来種野菜づくり。
挫折と孤独、そして大いなる喜びもまた──。
在来種野菜と種に人生を捧げつづける長崎・雲仙の農家が語る唯一無二の種採り哲学。
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【もくじ】
◆はじめに
〈第1章 雑木林が教えてくれた〉
■農家になりたくなかった
■最先端の農業を学ぶ
■父とはちがう農業をめざして
■原因不明の体調不良
■有機農家への転向
■消費者団体がいたからこそ
■自分がやってきた農業に向き合う
■雑木林が私の師
■雑木林から見つけた農法
■それぞれが農法を極める
〈第2章 野菜の一生〉
■種と生きていく
■種を採るという営み
■種も人間と司じ
■種は心を映す鏡
■在米種とF1種
■端境期を乗り越える
■野菜の花は美しい
■花を中心とした多様性
■野菜の大往生
■種を採ることはひとつの手段
■手もとにある50種類の種たち
〈第3章 個性豊かな種たち〉
■おいしさが大切
■種がもつ物語
■種を受け継ぐ
■さりげない野菜とは
■平家大根のロマン
■野菜を原種の姿へ戻す
■種は宝探し
■種を旅に出そう
〈第4章 野菜と暮らす〉
■野菜の生きる姿に学ぶ農の世界
■食べてみて初めてわかること
■野菜の手紙
■種をあやす
■野菜と暮らしていく
■自然を聴いて心(み)る
■ひとりの農民ができること
■人と作物の良い関係
〈第5章 また、種を蒔く〉
■種を100年残すために
■食べてつないでいく
■農業という枠から外れたとしても
■そこにしかない食を求めて
■地域のひとつのモデルとして
■種からはじまる
■次世代へのバトン
◆おわりに
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「ニッポンにいるのは、賢人気取りばかりだ」
「ポピュリズム」「反知性主義」「ポスト・トゥルース」
時代を「象徴」する言説に潜む〈大衆への差別的なまなざし〉。
資本主義×知識人が一体となって管理・支配しようとする現況を問い、近代社会の土台に存在する、無名の人びとが蓄積してきた知や技術に光を当てる。
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◆「中立」の立場から差別する過激中道[エキストリーム・センター]
◆ 平等を求める動きへのシニシズム
◆ 格差と対立を無視し、円滑な社会運営を志す「秩序派」
◆ 愚かな群衆に囲まれていると感じるリベラル知識人のナルシズム
知的ソースをあげて、スマートに切って捨てる態度、利得と犠牲の計算のような知的操作で、割り切ってみせる態度は根本的には、この世界とは別の世界にむかう衝動や想像力にむけられているようにおもわれるのである。
〈支配する知ではなく、解放する知を求めて〉
──私たちが生き延びるための唯一の方法はデモクラシーを深化させることである。
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【目次】
◆はじめに……賢人とドレイとバカ 二〇二三年、春
第I部 無知と知、あるいは「大衆の恐怖」について
01.現代日本の「反・反知性主義」?
02.「反知性主義」批判の波動──ホフスタッターとラッシュ
03.ピープルなきところ、ポピュリズムあり──デモクラシーと階級闘争
04.「この民主主義を守ろうという方法によっては この民主主義を守ることはできない」──丸山眞男とデモスの力能
05.一九六八年と「事後の生(afterlives)」──津村喬『横議横行論』によせて
06.「「穏健派」とは、世界で最も穏健じゃない人たちのことだ」──「エキセン現象」をめぐる、なにやらえらそうな人とそうじゃない人の「対話」
第II部 だれがなにに隷従するのか
07.「放射脳」を擁護する
08.「しがみつく者たち」に──水俣・足尾銅山・福島から
09.自発的隷従論を再考する
10.「自由を行使する能力のないものには自由は与えられない」──二〇一八年「京大立て看問題」をどう考えるか
11.「中立的で抑制的」──維新の会と研究者たち
12.「この町がなくなれば居場所はない」──映画『月夜釡合戦』と釡ヶ崎
第III部 この世界の外に──抵抗と逃走
13.「ブラジルで のブレザーなんて着たがるヤツはいない。 殴り倒されるからだ」──二〇二〇年東京オリンピックをめぐる概観
14. 戦術しかない/戦略しかない──二〇一〇年代の路上における二つの趨勢
15.「わたしは逃げながら、武器を探すのです」──ジョージ・ジャクソン、アボリショニズム、そしてフランスにおける「権力批判」の起源について
16.ポリシング、人種資本主義、#BlackLivesMatter
17.パンデミックと〈資本〉とその宿主
18.「世界の終わりは資本主義の勝利とともにはじまった」──文明に生の欲動をもたらすもの
19.すべてのオメラスから歩み去る人びとへ──反平等の時代と外部への想像力
◆あとがき
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〈七〇〇万年前、共通の祖先からヒトと類人猿は分かれた〉
ヒトと類人猿の差はなんなのか? そして、ヒトとはなにか。
──霊長類学の本質と未来を語るサイエンス対談
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「ヒトはなぜ二足歩行をはじめたのか?」
「ヒトはどこで誕生したのか?」
京都大学から始まった〈霊長類学〉は、ヒトと類人猿との違いを見ることでヒトの本質を明かそうとしてきた。
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今西錦司、伊谷純一郎、河合雅雄など、綺羅星のように現れた霊長類研究者たちの軌跡を、霊長類研究者であり、伊谷純一郎の息子である伊谷原一が語る。
話を聞き出していくのは、人間の出産をテーマとしてきた疫学者の三砂ちづる。
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アフリカでのフィールドワークや日本でのチンパンジーの集団飼育……人類学としての霊長類学を大胆に俯瞰するサイエンス読み物。
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【目次】
■まえがき……三砂ちづる
1.ヒトと類人猿の祖先がきたところ
■ヒトと類人猿の共通の祖先が生まれたところ
■ヒトと類人猿を分けるもの
■食べ物から考える
2.霊長類学から生態人類学へ──動物、その社会学的研究
■霊長類学が始まる
■ボノボフィールドの発見
■社会学としての霊長類学
■家族という社会単位の成立
■生態人類学への道
3.さまざまな施設をつくる
■日本モンキーセンター
■熊本サンクチュアリ
4.研究者になるなんて思ってなかった
■犬山で生まれる
■アフリカに行きたかった少年
■はじめてのアフリカ行き
■ボノボのフィールドワーク
■ワンバに永住?
■ボノボの孤児・ジュディ
■九〇年代のアフリカ
5.チンパンジーの集団を育てる
■女性は一人で子どもを産めるか
■林原類人猿研究センター(GARI)はこうして生まれた
■野生ではできないことを
■博物館は、研究の成果を伝えられる場所
■研究所を大きくしていく
■「私にはこの人がいる」と思える
■ヒトとチンパンジーの関係構築のために
6.霊長類とヒト
■GARIだからこそできた観察
■チンパンジーには短期記憶がある
■生殖行動は見て覚えるもの?
■飼育下という特殊な状況
■見て学ぶ
■授乳と発情の密な関係
■大型類人猿の生理サイクル
■交尾と生殖と寿命のややこしい関係
■チンパンジーの記憶と感情
おわりに
■京大霊長類研究所
■人類はどこで発祥したのか
■家族を基盤とする人間社会
■あとがき……伊谷原一 -
〈ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが、今のネット空間を徹底解説〉
炎上しない、人を傷つけない、無意識に差別しないため、どんな点に気をつければいいのか、SNSユーザーの基礎知識が満載!
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生活になくてはならないスマホだけど、SNSではいつも誰かがケンカしているし、何か言ったら絡まれたりする。
「エコーチェンバー」「フィルターバブル」「アテンション・エコノミー」……。
ネット空間にはもともと人を孤立化させ、分断してしまう仕組みが組み込まれている。
──だけど私たちがスマホを手にして日は浅い。デジタルな時代は始まったばかりだ。
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インターネットが広く使われるようになってから、まだたったの30年ほど。
現在主流のSNSの誕生やスマホの普及からは20年も経っていない。
私たちは今、デジタル人類史の旧石器時代を生きている。(本文より)
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【目次】
■小島慶子……私たちはデジタル原始人──序論にかえて
■浜田敬子……眞子さまはなぜここまでバッシングされたのか」
■李美淑………炎上する「萌えキャラ」/「美少女キャラ」を考える
■田中東子……なぜSNSでは冷静に対話できないのか
■治部れんげ・山本恵子・白河桃子……なぜジェンダーでは間違いが起きやすいのか
■林香里………スマホ時代の公共の危機──ジェンダーの視点から考える
■〈特別対談〉君塚直隆×小島慶子……イギリス王室と皇室は何が違うのか?
■〈特別対談〉山口真一×小島慶子……ネット世論は世論ではない
■〈コラム〉石川あさみ……子ども向けアニメーションとジェンダー表現
■浜田敬子……あとがき -
b>〈陸と海、定住と遊動、生と死、虚構と現実、セクシュアリティ…〉
──境界線が溶け合うとき硬直した世界に未来の風景が立ち上がる。
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人は避けがたく、ほんの気まぐれな偶然から、ある者は生き残り、ある者は死んでゆくのです。巨大な災害のあとに、たまたま生き残った人々はどんな思いを抱えて、どのように生きてゆくのか。思えば、それこそが人間たちの歴史を、もっとも深いところから突き動かしてきたものかもしれません。(本文より)
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いくつもの不条理なできごとの底知れぬさみしさを抱えて、それでもなお生きるための思考。
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【目次】
夜語りの前に
■災間を生きるために
■中世の訪れを予感し、抗いながら
■不安は数量化できない
第一夜……しなやかにして、したたかに。汝の名は
■そのとき、友は巡礼に
■津波の痕を訪ねて
■世界の終わりのような
■幽霊と出会うとき
■生きとし生けるもの、すべての命のために
■山野河海を返してほしい
■いのちの思想を紡ぎなおす
第二夜……東北から、大きなさみしさを抱いて
■被災体験に触れる
■なぜ、わたしが生き残ったのか
■人間の根源的な無責任について
■その理不尽に折り合いをつけるために
■巨大な体積をもったさみしさ
第三夜……渚にて。潟化する世界のほとりで
■潟化する世界に出会った
■海岸線は揺らぎのなかに
■人間という原存在への問い
■無主の海からみんなの海へ
■海のかなたから訪れしもの
第四夜……民話という、語りと想像力のために
■おれは河童を見たことがある
■大きな真っ白い鳥が飛んだ
■奇譚が遠野と会津を結びなおす
■狐に馬鹿にされた、という
■民話的想像力によって、布を織る
第五夜……遊動と定住のはざまに、生きよ
■心の考古学は可能か
■あらたな飢えと村八分の時代に
■われらの内なる山人
■定住革命のはじまりに
■遊動という離合集散のシステム
■住まうことと建てること
■妬みや恨みを抱えこんで
■分裂病親和性と強迫症親和性
■あらたな逃げられる社会は可能か
■あとがき -
◆ひとは争わずにはいられないの? それは本能?
◆そして、戦争はなくならないの?
◆平和は達成される?
◆ウクライナをはじめ、世界の紛争の裏側は?
対立、紛争、戦争の「しくみ」、そして「平和」について。
小学生から大人まで、誰にでも必要な基礎知識がこの一冊に。
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世界ではいつもどこかで、紛争や戦争が起こっている。
だから「争い」は人間にとってさけられないことだと思いがちだ。
でも、この本を読めば、人間は、平和についても不断の努力をつづけていることがわかるだろう。
どうして人と人、国と国同士で「争い」が生まれるのか?
──まずは〈構造〉をしっかりと見つめて、「争い」を乗り越える目を養おう。
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【目次】
■はじめに……紛争ってなに?
■1……………なぜ紛争は起きるんだろう?
■2……………人と人とを分ける線
■3……………協力するか、それとも戦うか?
■4……………平和に向かう
■5……………紛争の意味を理解する
■結論…………君はどう思う? -
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《どうしてこれがアートなの?!》
マンガとイラストでむずかしそうな作品の本当の魅力が次々と明らかに!
和の文様と現代美術史の研究者が贈る、知れば知るほどおもしろい!ポップでディープな入門書、登場。
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□マルセル・デュシャン……………芸術家の価値は思考にある
□ワシリー・カンディンスキー……色彩の響きは音楽の音色だ
□アンドレ・ブルトン………………不可思議はつねに美しい
□ジャクソン・ポロック……………絵は生命を持っている
□アンディ・ウォーホル……………作品に隠された意味はない
□ソル・ルウィット…………………アイデアは芸術を作る機械となる
□ロバート・スミッソン……………アートが環境と産業を仲立ちする(etc.)
──天才は、何を考え、何を作るのか。
主要作品と鑑賞法、芸術家たちの生涯と時代背景、流れが一冊でわかる本
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【目次】
1.マルセル・デュシャン…………アートの定義をひっくり返せ
2.抽象絵画Ⅰ ワシリー・カンディンスキー…………色と形が音楽を奏でる
3.シュルレアリスム…………見慣れた現実を一皮むけば
4.抽象絵画Ⅱ ジャクソン・ポロック…………アメリカン・アートの荒野を切りひらく
5.ポップ・アート アンディ・ウォーホル…………華やかで、軽くて、シリアスな
6.コンセプチュアル・アート ヨーゼフ・ボイス…………アイデアはアートを超越する
7.ランド・アート/環境アート…………広大な自然・環境をキャンバスに -
《話題の人類学者による初のノンフィクション!》
──まるで小説のようなフィールド体験記
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日本を飛び出し、ボルネオ島の熱帯雨林に生きる狩猟民「プナン」のもとで調査を始める「K」。
彼らは、未来や過去の観念を持たず、死者のあらゆる痕跡を消し去り、反省や謝罪をせず、欲を捨て、現在だけに生きている。
Kは、自分とまるで異なる価値観と生き方に圧倒されながらも、少しずつその世界に入り込んでいく……。
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【目次】
■プロローグ……森を撃つ
■多自然
▶インタールード──ジャカルタのモエ・エ・シャンドン
■時間性
▶インタールード──見失い
■無所有
▶インタールード──明石先生のこと
■人類学
■エピローグ……ロスト・イン・ザ・フォレスト -
《ジジイだって、歳を取るのは初めての経験なのだ。許してあげてほしい。》
男の「定年」は「諦念」なのか?
還暦を過ぎた男の気分や期待や虚栄や子供っぽさをオダジマ節で軽快につづったコラム集。
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〈2022年6月、惜しくも亡くなられた小田嶋隆さんの幻の連載を1冊に。〉
「人生で前向きだったことなどは一瞬もない。加えて、人生で継続したことはアルコール依存くらい」
齢60にして、そばを打ったり、ギターに再挑戦したり、ジムに通って逆三の体を手に入れようとしたり、体当たりの取材をこなす……。はたして新しい境地は?
定年後の男の身の持っていき場所、ヒマのつぶし方、諦念と満足などを軽やかに綴るコラム集。
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老後で大切なのは、単純作業に身を投じることだ。なんとも凡庸な教訓だが、凡庸でない教訓など信じるには値しない。なんとなれば、男がトシを取るということは、自分が積み上げてきた凡庸さと和解することだからだ。──本文より
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【目次】
1………定年後のオヤジたちは、なぜ「そば打ち」をするのか?
2………定年男はギターを買ってみた。非モテだったせい青春時代を取り戻すために。
3………逆三角形の体の自分になりたくて、スポーツジムに通ってみた。
4………過去を清算しようと思って、「断捨離」をしてみた。
5………立派な死に方だったと言われたくて、「終活」をしてみた。
6………卒業後40年を経て、同窓会に出席してみた。
7………ひまつぶしのために麻雀を打ってみた。
8………職人を志して、鎌倉彫をやってみた。
9………しがらみから逃れられなくて選挙に出てみる。
10……植物の魅力に目覚め、盆栽をはじめてみた。
11……バカな虚栄心とわかりつつ、大学講師をやってみた。
12……自分は永遠に健康だと思っていたら、脳梗塞で入院してしまいました。
13……実りある無駄話をするためにSNSをやってみた。
14……定年後、何歳まで働けばいいか考えてみた。
15……「がん」での死に方に思いを巡らせてみた。
あとがきにかえて──小田嶋美香子 -
〈自分を大事にしないと、誰かを大切にすることはできない〉
日々の暮らしのこと、これからやりたいこと、大切な思い出、人。
50代を迎えた著者が、楽しく生きるコツを考えるエッセイ集。
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家族は大切で、家族と過ごす時間は何より楽しい。
でも、自分を大切にすることを一番にして、これからは生きていきたい。
──さあ、楽しくやろう。
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【目次】
■Ⅰ……家族のことをがんばらない
■Ⅱ……暮らしを穏やかにする
■Ⅲ……なつかしい人と味
■あとがき -
《お金とか名誉とか才能とかではなく、すべては「やってみたい!」から始まる。》
これからの月研究をリードする天文学者がつづる、宇宙、仕事、そして子育て……。
好奇心にあふれ、好きなことに夢中になり、日々の仕事や生活に立ち向かう人たちへ贈る応援歌。
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■エイリアンは実在する?
■なぜ明け方に三日月は見られないの?
■月に住むならどこがお勧め?
■火星で水を探すには?
■「星の王子さま」は日没を見学するためにどこに椅子を置けばいい?
■なぜNASAは宇宙飛行士のためのBGMにBTSの「134340」を選んだ?……
夜空を観るのがぐっと楽しくなる、話したくなる宇宙や星にまつわる話題が満載。
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「天文学者って何をしてるんだろう?」
宇宙研究の現場をわかりやすく紹介すると同時に、キャリアを築くことの難しさや働く母親の本音を織り交ぜた軽妙な文章で、本国韓国で幅広い読者に大きな共感を呼んだベストセラー。
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【目次】
プロローグ
いったい何なのあれは? というようなことに夢中になっている人たち
1.大学の非正規職 惑星科学者
■時間を飛んできたカッシーニ
■博士なんですね
■僕らだけのユニバース……宇宙の理解①
■『実録』バリエーション……宇宙の理解②
■詩的許容は許されない……宇宙の理解③
■Re:教授へ……宇宙の理解④
2.理系人間です
■楽しんでください
■けしからん宇宙散策
■100%の流れ星
■最高の宇宙飛行士
■感情のふり幅
■地球は星じゃない
■観測日和
■インタビュー受けてもらえますか?
■蒼い点
■日が暮れるのを見にいくんだ
3.プチ天文学授業
■宇宙とのランデヴー
■宇宙を愛する1万の方法
■空のどこかに
■受粉する旅行者
■広く知られている天文学史
■あまり知られていない天文学史
4.私たちは皆、太陽系の人たち
■バイバイ、ゴリロン
■フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
■火星で会おう
■冥王星が消えた
■季節が過ぎる時間
■旅の音楽
■私たち、太陽系の人たち
エピローグ
訳者あとがき -
《あの路地を、あの場所を、もっと歩きたくなる。》
深掘りすると、そこには思わぬ発見が待ち受けていた!
一度ハマったら抜けられない魅惑の大都市を探索する。
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K-POP、ファッション、コスメ、美容、グルメ、ミュージカルなどなど、若者から中高年までさまざまな楽しみ方がある韓国の首都。
──しかし、ソウルの魅力はそれだけではない。
さらに足を踏み込めば、まだ見ぬ深い世界が待ち受けている。
知られざる地下世界や絶景の屋上スポット、まちなかに点在する磨崖仏や銅像の秘密、渋い喫茶店や活気あふれる外国人タウン……。
韓国と出会って25年、ソウルを愛し、路地を隅々まで知り尽くした“まち歩きの達人”が案内する、教科書や旅行ガイドでは教えてくれない、一歩先行くソウルの旅。
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【本書で取り上げたまちなかスポット】
レトロな喫茶店 / 渋いビルディング / 謎の地下空間 / まちの高低差 / 日本の年号 / 城壁と石垣 / 外国人タウン / オリンピックの遺産 / 朝鮮戦争の傷跡 / 磨崖仏 / 暗渠 / 屋上 / 銅像……etc.
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【目次】
■はじめに
■1………渋い喫茶店
■2………渋いビルを愛でる
■3………秘密の施設
■4………市内で出会う磨崖仏
■5………暗渠にときめく
■6………市内に残る朝鮮戦争の傷跡
■7………おとなのまち歩きポイント
■8………屋上で会いましょう
■9………こんなところにこんなものが
■10……銅像が教えてくれる歴史
■11……オリンピックを感じるまち歩き
■12……残された日本の年号
■13……意外な凹凸を体感する
■14……漢陽都城の痕跡と石垣を巡る
■15……住宅をいろいろ楽しむ
■16……ソウルの外国人タウン
■おわりに -
「いい詩は、その言語を使って生きる民族の、感情・理性のもっとも良きものの結晶化」
詩的世界の多様さ、現実に根ざしつつ生み出された作品の面白さは、時代を超え、今もなお心に響く。
豊潤で余韻に満ちた茨木のり子の名訳で贈る珠玉の詞華集。
【解説】若松英輔さん、斎藤真理子さん
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隣国の多彩な現代詩人十二人の、発想豊かな六十二篇を、日本を代表する詩人・茨木のり子が編み、翻訳した。
刊行から三十余年。
韓国文学の真髄ともいえる簡潔で奥行き深い言葉できざまれた詩的世界は、時代を超えて心に鮮烈に響く。
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まったく一種のカンだけを頼りに、五十冊ぐらいの詩集のなかから選びとったものだが、みずから選んだ六十二篇の詩には深い愛着を覚える。
訳す過程で、ハングルにはハングルの豊かさがあり、日本語には日本語の豊かさがあると痛感させられた。(「あとがき」より) -
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「ちょっとさー、みんな『がんばらない』が、足りないんじゃない?」
つかれたとき、ムカつくとき、かなしいとき、読めばほっこり癒してくれる救世主!
——ミィちゃんのわかりみ深い名言をあなたの心の友に。
インスタフォロワー6.7万人!待望のコミック化!!
ミィちゃんを見習わなきゃ、ね。 -
《俺たちのアイドルは、レーニンじゃない。レノンだ!》
ソ連時代、ロック少年だった画家スラバと結婚し、ロシアに暮らし始めて5年。
そこに暮らす人々は破天荒でやけくそに明るい。
戦争が始まって、ロシアの人々は何を思う?
──ロシア暮らしの「いま」をリポートする。
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著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。
西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。
彼の波乱に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。
〈イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集〉
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スラバの数奇な半生を主旋律とし、そこに私の半生を対旋律のように織り交ぜつつ、両者が響き合うよう試みた。ドラムやベースの響きも聴こえてくるように、社会背景も適宜盛り込んだ。曲の合間には、個性あふれるスラバの友人たちの物語も、間奏のように挟み込まれている。──「はじめに」より
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【目次】
■はじめに
01.スラバの部屋
■1……シベリア、イルクーツク、Z通り一番地
■2……ビートルズで結ばれたきずな
■3……愉快でマイペースな仲間たち
02.ソ連に生まれ、ロシアに生きる
■4……サバイバルの時代
■5……ペレストロイカ・ノスタルジー
■6……夢見がちな野心家たち
03.二一世紀のビートルズ
■7……自分らしい表現を求めて
■8……遠ざかるソ連ロック・ビート
■9……過去との出会い
■10……戦争の暗雲
■あとがき -
《とんでもなく複雑で、とんでもなく精巧──内なる秘境、人体。さあ“秘密の人体”へ分け入る旅へ!》
私たちの未来に最もインパクトを与えるのは、自動運転車でもロボットでもない。
――「ヒト生物学」だ。
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私たち自身の体内に広がる「ミクロの宇宙」。
知るためには、まず、見なければならない。
それぞれの時代時代で、研究によって得られた知識をもとに私たちは自らの体を「見て」、そして考えてきた。そこには、人体を見ようと奮闘した科学者たちの物語があった。その営みは今も脈々と続いている。
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新たなテクノロジーとツールによって明かされてきた人体の姿は、息を呑むほど精巧で、複雑で、多様性に溢れている。その光景は私たちに問いかける。
細胞とは何なのか、何をもって健康とするのか、そして、生命とは何か──。
「ヒト生物学」における近年の画期的発見の数々は、私たちの人生をいかに変えたのか。前著『美しき免疫の力』で優れたストーリーテラーぶりを披露し、英国で最先端の顕微鏡を用いて免疫細胞を研究するダニエル・M・デイヴィスによる、ヒト生物学の最前線。
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【目次】
■科学者のみなさまへ
■はじめに
■一章……超高分解能で細胞を見る──顕微鏡の発展とともに
■二章……命の始まり──遺伝子検査とゲノム編集
■三章……新しい治療法を生むテクノロジーの力──フローサイトメーター
■四章……色鮮やかに脳を染める──多色標識法と光遺伝学
■五章……内なる他者との共生──マイクロバイオーム
■六章……包括的な遺伝コード──ホリスティックな医療へ
■七章……全体を見る
■謝辞
■訳者あとがき
■原註
■索引 -
〈暗闇にあるとき人は、一つの言葉を抱きしめるようにして生きることもあるだろう〉
──確かな杖となる言葉を味わうエッセイ集。
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舟越保武、 志村ふくみ、石牟礼道子、吉本隆明、池田晶子、神谷美恵子、北條民雄、宮﨑かづゑ、井筒俊彦……。
言葉にならないものの波打ち際に立って言葉を紡いできた人々の、珠玉の名言と対話するように紡がれるエッセイ集。
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本当の誇りとは、誰かの役に立っていると感じることではおそらくない。
それは愛される者であるよりも、愛する者であることを真に望む、自己への信頼なのである。(本文より) -
さよなら、「繊細すぎ」のわたし!
「どうせ無理」なんてもう言わない。
読めばじんわりと温もりが広がり、元気がどんどん湧いてくる、
ZINEで大人気の作家が贈る自転車エッセイ集。
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ふとしたきっかけで乗った自転車が、生活を、心を、大きく変えた。
心に怯えた犬を抱えて生きている著者が、電動アシスト自転車と出会って、小さな冒険を重ねていく。
横浜の街へ、鎌倉へ。
そしてロードバイクを手に入れて、真鶴へ、ついには海を越えて北海道へ。
──自分の「できない」を乗り越えた女性の、勇気の物語。
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【目次】
■はじめに
■第一話……電動自転車との出会い
■第二話……街場の自転車レッスン
■第三話……いつだって行ける場所にはいつまでも行かない
■第四話……「変化」がはじまった──夜のみなとみらいライド
■第五話……いざ鎌倉
■第六話……ロードバイク記念日
■第七話……本当にロードバイクがやってきた
■第八話……ツール・ド・真鶴(前編)──大冒険への扉
■第九話……ツール・ド・真鶴(後編)──往復百五十キロの旅、時々雨
■第十話……ライド・オン・北海道──苫小牧・支笏湖の旅
■おわりに 未知なる道へ
■あとがき -
《いしいしんじさん 推薦》
夏休みのスイカ割り、9回裏のサヨナラ勝ち、ひと目ぼれの瞬間にこそ、「哲学」はひらく。
「わからない」豊かさにかこまれて、ぼくは、あなたは、ひとつきりの生を生きてゆく。
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人間、時間、「わたし」体と心、死って、いったい何?
哲学の大切な問いを深める旅へ出かけよう。
ソクラテスから、デカルト、ニーチェ、フッサール、メルロ=ポンティ、そしてハイデガーまで。
「わからない」を切り口に、西洋哲学を一緒に歩く。
問いを立てるための思考のレッスン。
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あなたは、わたしは、世界は、 なぜ、かけがえがないのか?
わからない。──それでも、世界は美しい。
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【目次】
■はじめに
■序……わからなさのはじまり──「人間とは何なのか」という問い
Ⅰ 人間とは何なのかよくわからない
■第1話……人間とは何か、その答えはどこにある?──デカルトからニーチェへ
■第2話……ちっぽけな理性と大いなる理性──ニーチェからデカルトへ
Ⅱ 人間と動物や機械はどうちがうのかよくわからない
■第3話……考えている私は存在するのか──デカルト
■第4話……人間のする計算とは何なのか──フッサール
■第5話……人間はどこから人間になったのか──ケーラーからメルロ=ポンティへ
Ⅲ 身体は私のものなのかどうかよくわからない
■第6話……身体こそがここにいる?──デカルトの向こうへ
■第7話……身体である私はどこにいるのか──メルロ=ポンティ
Ⅳ 時は流れるのかどうかよくわからない
■第8話……時計の時間は時間ではない?──アリストテレスからアウグスティヌスへ
■第9話……時は重なり、空間に広がる──フッサールからメルロ=ポンティへ
Ⅴ 人はどう死ぬのかよくわからない
■第10話……死とはどういう出来事なのか──ソクラテスからショーペンハウアーまで
■第11話……失われることに人は何を思うのか──エピクロスからハイデガーへ
■第12話……人は死ぬことができるのか──ハイデガー
結び 哲学のはじまり──わからなさをわかること
■あとがき -
《100年の時をかけて、私たちはついにブラックホールを「見た」》
2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。
「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。
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宇宙の巨大な怪物、ブラックホール。
そこでは光が消え、時間が止まる。
私たちは、知識の限界を覗き込もうとしているのだろうか──暗闇の中の光はささやく。いまだ謎に満ちあふれたこの世界の物語を。その中で、私たち一人ひとりはどのようにして在るのかを。
私たちの限界が、私たちを探究者たらしめる。
千年にわたる旅の末に得られた、一枚の画像についての物語。
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もしかすると私は「私の」ブラックホールを見ることができるかもしれない。そして、私だけではない──誰もがそれを見ることができるだろう! こう気づいたとき、私は雷に打たれたような感覚に襲われた。私の心の目には、具体的なイメージが浮かび上がってきた。今や私には明確な目標ができた。
ブラックホールの喉の奥底を覗いてやるのだ!
私はそわそわしてきて、立ち上がり、歩き回り始めた。(本文より)
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【目次】
■前書き
■プロローグ
■本書について
第1部 空間と時間のなかを進む旅
■第1章………人類、地球、そして月
■第2章………太陽系と進化する宇宙モデル
第2部 宇宙の謎
■第3章………アインシュタインが一番楽しんだアイデア
■第4章………天の川銀河とその恒星たち
■第5章………死んだ恒星とブラックホール
■第6章………銀河、クェーサー、そしてビックバン
第3部 世界初のブラックホール撮影への道
■第7章………銀河中心
■第8章………画像の背後にある考え方
■第9章………地球サイズの望遠鏡を作る
■第10章……遠征への出発
■第11章……現れ出る画像
第4部 限界を超えて
■第12章……私たちの想像の力を超えて
■第13章……アインシュタインを超える?
■第14章……全知と限界
■謝辞
■EHT著者一覧
■用語解説
■訳者あとがき
■原注
■索引 -
《村井理子さん、推薦!》
ずっと苦しかった。泣きたい気分だった。
そんな私の気持ちを受け止めてくれた一冊だ。
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──時代が変わっても、家事はラクになっていない!
なぜ家事は女性の仕事だったのか?
明治から令和まで、家事と仕事の両立を目指してきた女性たちの歴史、それぞれの時代の暮らしと流行を豊富な資料で解き明かし、家事に対する人々の意識の変遷を読みとく。
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●メディアが広げた“幸せな”性別役割分担
●「本当は自分でやるべき」に縛られる
●育児をレジャー化する「名ばかりイクメン問題」
●令和の食卓における効率化と趣味化
●一汁一菜ブームが見落とすもの……etc.
家事のモヤモヤをときほぐし、
共働き時代の新しいパートナーシップのかたちを考える。
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【目次】
■第1章 家事とお金のままならない関係
1.家事のムーブメントを加速させた『逃げ恥』
2.家事代行サービスという方法
3.「名前のない家事」とは?
4.家事をやった気になっていばる夫
5.本当に養っているのは誰?
6.「マッチョな夫=羊飼い」説
7.夫婦のパートナーシップ
8.ケアとクリエイティビティ
■第2章「家事=妻の労働」になったのは昭和時代だった
1.手料理には愛情が必要ですか?
2.女性たちを縛る「家事=愛情表現」という思い込み
3.根深く残る母性愛神話
4.主婦論争が示したもの
5.女中が必要だった時代
6.農家の女性たちの生活改善運動
■第3章 昭和・平成・令和 食事づくりの現場で
1.「ていねいな暮らし」への愛憎
2.男女の役割分担から脱出する
3.一汁一菜ブームとは何だったのか?
4.時短料理はなぜブームになったのか?
5.巣ごもり生活でわかった、自炊力という武器
■第4章 家事を「大変!」にするのは何?
1.カリスマたちが教える、片づけが秘める魔力
2.お手入れしやすい住まいとは?
3.実は高度な家事、買いものと献立
4.「ひと手間」がわずらわしいのはなぜ?
5.料理が苦痛になるのはなぜ?
6.家事は一朝一夕には覚えられない
7.グチを受け止めてくれる人はいますか?
8.家族とライフスタイル
■第5章 シェアするのは難しい?
1.頼りにならない父親たち
2.育児に〝当事者意識〞を持っていますか?
3.大掃除は、家事シェアを日常化させるチャンス!
4.子どもに料理を教えると……
5.平等な家事シェアは可能か?
6.平等なシェアがゴールなのか?
7.どうする? 家計管理
■第6章 ケアと資本主義
1.『モモ』が描いたケア
2.主婦たちの虚無感
3.ケアとは何か?
4.ケアを閉じ込めた家父長制
5.資本主義のたくらみ
6.私たちにできること -
《そうだ、大槌だけの新聞をつくろう!》
町民の、町民による、町民のための小さな「大槌新聞」10年の奮闘記
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自分が生まれ育った町に何の関心も持たず、文章もろくに書いたことがない引っ込み思案な「わたし」。
震災を機に踏み出した、町と自身の再生への道のり……。
被災地復興の光と影、真のメディアとジャーナリズムのあり方を忖度なくあぶり出した、自伝的ノンフィクション。
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「町のため」と思って創刊しましたが、結局は「自分のため」でした。
子どもがいない私にとって、大槌新聞の1号1号が子どもです。
好きでやっている。それでいいんだと思いました。(「おわりに」より)
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【目次】
■はじめに
第1章……生きる意義を見失っていた震災前
■私が生まれ育った町、大槌
■大病続きの人生
第2章……大槌町の新聞を作りたい
■津波が襲った日
■素人が「大槌新聞」を創刊
第3章……地域メディアミックスに挑む
■人口1万人の町だからこそ
■選挙で状況が一変する
第4章……中断された震災検証
■調査不足だった初回の検証
■二度目の検証をしたけれど
■記録誌は「検証」ではない
■誇れる民間のアーカイブ
第5章……解体された大槌町旧役場庁舎
■保存から一転、解体へ
■解体に熟慮を求めた住民
■訴訟にまで発展した末に
第6章……本当の復興はこれから
■課題はいろいろ
・縮むまちづくり
・官民連携の難しさ
・地域情報はコミュニティの基礎
■地方自治の現実と可能性
・町役場で相次ぐ不祥事
・議会好きだからこそ言いたい
■復興とは何なのか
・税金の無駄にならないために
・古くて新しい、お祭りの力
第7章……創造的メディアをめざして
■大槌新聞とマスコミとの違い
■いつか絶対良くなる
■おわりに -
『雪国』を読んだ時「これだ」と思った。
私がしゃべりたい言葉はこれだ。
何か、何千年も探していたものを見つけた気がする。
自分の身体に合う言葉を。
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社会主義政権下のルーマニアに生まれたイリナ。
祖父母との村での暮らしは民話の世界そのもので、町では父母が労働者として暮らす。
川端康成『雪国』や中村勘三郎の歌舞伎などに魅せられ、留学生として来日。
いまは人類学者として、弘前に暮らす。
日々の暮らし、子どもの頃の出来事、映画の断片、詩、アート、人類学……。
時間や場所、記憶や夢を行ったり来たりしながらつづる自伝的なエッセイ。
《本書は、社会にうまく適応できない孤独な少女の記録であり、社会主義から資本主義へ移っていくルーマニアの家族三代にわたる現代史でもある》
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五歳の娘は寝る前にダンテ『神曲』の地獄の話を聞いてこう言った。
「でも、今は優しい地獄もある、好きなものを買えるし好きなものも食べられる」。
彼女が資本主義の皮肉を五歳という年齢で口にしたことにびっくりした。
——本文より
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【目次】
■生き物としての本 上
■生き物としての本 下
■人間の尊厳
■私の遺伝子の小さな物語 上
■私の遺伝子の小さな物語 下
■蛇苺
■家
■マザーツリー
■無関心ではない身体
■自転車に乗っていた女の子
■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 上
■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 下
■なんで日本に来たの?
■シーグラス
■ちあう、ちあう
■透明袋に入っていた金魚
■社会主義に奪われた暮らし
■トマトの汁が残した跡
■冬至
■リボンちゃんはじめて死んだ
■毎日の魚
■山菜の苦味
■優しい地獄 上
■優しい地獄 下
■パジャマでしかピカソは描けない
■紫式部
■あとがき
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