音楽アーティストとしてブレイクした古丹、比嘉、遠田、猿沢の四人に、全国から演奏依頼が殺到。東京のライブハウスを離れた最初のツアーの場所は古丹の故郷でもある北海道に決まった。その頃、警視庁の赤城警部は憂鬱な気分でいた。危険な極秘計画の存在のためだった。堂々、シリーズ完結。※この作品は1989年1月講談社ノベルス『怒りの超人戦線』として刊行されたものを改題し、文庫化したものです。(講談社文庫)
607円〜660円(税込)
聖者と呼ばれた偉大な奏者は予言を残して死んだ。時は過ぎ、人を探し日本を旅する者たちがいた。北海道、沖縄、京都、川越で見出されたのは古丹、比嘉、遠田、猿沢の四人の男たちだった。僧侶・木喰の導きで集結した彼らは音楽業界を席巻した。“奏者水滸伝”シリーズ第1弾。著者最初の長編『ジャズ水滸伝』改題。
ライブハウスの外で比嘉は、追われている金髪の少女を救う。その頃、日米で起きた連続殺人事件。FBIが送り込んだ捜査官と日本の警察は対立する。さらに事件には来日中の米国人元宇宙飛行士が深く関わっていた。彼の真の目的は? 仲間たちとともに比嘉は、テロリストと対峙する。〈『超能力者狩り』改題〉
連続惨殺事件が発生した。現場は茨城、千葉、埼玉、東京と移動し、被害者は全て医療関係者だった。北の自然と生きる奏者の一人、古丹は、獣に襲われたような遺体だが野生動物の爪跡ではないと見抜く。警察の捜査陣と外国諜報機関の追跡の中、四人の奏者たちは決戦の地へ向かう。『妖獣のレクイエム』改題。
米国西海岸のある宗教団体には、国際暗殺組織という別の一面があった。来日する重要人物を狙って、凄腕の中国系3姉妹が入国する。彼女たちが狙う人物が最大の危険に晒(さら)される時、それは奏者の1人、遠田宗春もかかわる茶会だった。姉妹は超常の戦闘力で、要人、そして奏者たちに迫る。果たして彼らは彼女たちを止められるのか!? 『超人暗殺教団』改題。(講談社文庫)
荻窪限定で演奏していた奏者たちにハリウッドジャズフェスティバルへの招待が。しかし、海の向こうで事件に遭遇。猿沢と比嘉に容疑がかかる!! 海外レーベルからビッグステージへ招待された奏者たちは北米へ旅立つ。だが出演予定のジャズフェスティバル開幕直前、殺人事件に遭遇、猿沢と比嘉が拘束される。事件の影には、ベトナム戦争と合衆国政府に関わる秘密が隠されていた。『復讐のフェスティバル』改題。(講談社文庫)
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