鉄道ファン2025年5月号

巻頭特集は「国鉄通勤形電車ストーリー 前編」として，国鉄時代に誕生した101系以降の通勤形電車を総覧します．今回の前編では101・103・301・105系について，その成り立ちから国鉄末期までの進展を解説いたします．CAR INFOでは東武野田線用の新車・80000系のほか，JR西日本の新しい特急“まほろば”用683系，ユニークな形態が目を引く京福モボ1形など，JR・民鉄の新車を多数ご案内いたしましょう．人気の「編集部が訪問」ではJR貨物の門司機関区と小倉車両所でのED76形電機の台車検査を独占取材，また，国鉄形入換用ディーゼル機（DE10など）の現状もお知らせします．さらに，まもなくその名が消える新京成電鉄の思い出もここに記しておきましょう．海外蒸機見聞の連載では，なんと260mmというミニ軌間の保存鉄道を取り上げました．全国はもとより世界中の話題を集めた今月号を，ぜひお楽しみください．

巻頭特集は，山陽新幹線博多開業50周年にちなんで「ひかりレールスターと500系」をテーマといたしました．すでに四半世紀の活躍を見せる両形式の姿をご堪能ください．新車ガイドでは京成の新形，3200形をご案内．また，新車速報では東武アーバンパークライン用の80000系を取り上げました．さらにCARINFOでは，この4月から始まる大阪・関西万博の最寄り駅，夢洲（ゆめしま）駅の開業ニュースを．なお，別項になりますが，「西武2024年車両の動き」として8000系（もと小田急車）を含めたさまざまな西武電車の話題もピックアップしております．他には，いよいよ最終章に入ったED76形のことや，阪急の救援車の出来事，ジャカルタの日本製電車の動向など，今月号も全国はもとより世界中の話題を集めました．どうぞお楽しみください．

特集は「JR第一世代特急車」と題し，2000年3月までに営業運転に就いたJRの特急形車両を集めました．現在ではその存廃が気になる形式も現れ始めましたが，本特集では，各車の略歴をグラフ展開しました．また，この12月に発表された春のJRダイヤ改正の話題を，今一度整理してお届けいたします．その他，減少を続ける12系客車の動向や，北海道に保存されているED75・ED76形（各500番代）の現状，連載では，全車健在のベテラン形式を取りあげた「知見乗写」に加え，「大手私鉄の形式・車号の付け方」，「プレイバック・展望館」などを収録しました．なお，山手線浜松町駅の東側に架かる跨線橋をご存じかと思いますが，これについて詳しく述べた「日本の鉄道遺産」もぜひご一読ください．今月号もさまざまな鉄道の話題を満載いたしました．

今月号は懐かしいブルートレインけん引機，EF65形500番代を巻頭特集といたしました．同形は今から50年ほど前，昭和40～50年代にかけてピークを迎えた機関車で，ブルートレインと高速貨物列車の先頭を務めた，栄えある「特急けん引機」です．かつての活躍と現在に至る推移を懐かしい写真とともにどうぞご覧ください．また，2025年4月に大手私鉄に吸収される新京成電鉄と泉北高速鉄道の話題を取り上げたほか，近鉄8A系にも関連しますが，形式名付番の法則を現在の視点でとらえた「大手私鉄の形式・番号の付け方」連載を開始します．さらに，2024年にたびたび見舞われた東海道新幹線の輸送障害を契機とした，「迂回ルート」を探索する記事も見どころです．そのほか，開業60周年を迎えた地下鉄東西線の記事や，好評の連載「プレイバック展望館」では東上線の1回目を掲載します．さらにフリーランスプロダクツの梓氏による「メカ探訪」は，JR九州・日田彦山線のBRTを解説いたします．巻末には，JR旅客社2024年度上半期の「車両データバンク」を収録いたしました．今月号も懐かしい出来事から最新の情報まで，全国津々浦々の鉄道事情をどうぞお楽しみください．

今月号も注目記事が満載の誌面構成となりました．まず，巻頭特集は新幹線の最新情報をまとめた「新幹線最前線」．今回はとくに，E2系，山形新幹線といずれも移り変わりの最中にあるJR東日本の形式について詳細に解説，現状を報告いたします．続く新車ガイドでは，先に福岡で運転を開始した待望の新形式4000系を取り上げました．また，誌面の中ほどを飾るグラフは，47回目を迎えたフォトコンテストの入賞作です．今年は応募数が4000を超え，その中の選りすぐりをどうぞご堪能ください．なお，今月号のさらなる注目記事は，山万・ユーカリが丘線で始まった顔認証システムの話題です．体験を兼ねた取材報告をぜひご覧ください．他にも機関車や電車のこと，懐かしい出来事，新しい事柄など，さまざまな鉄道事情を収録いたしました．