日本に取り残されたラヴィアと離ればなれになったヒカルは、
ソアールネイ=サークをつかまえて「世界を渡る術」が
また使えるようになるよう要請するつもりだった。
だが彼女のいる「ルネイアース大迷宮」は空へと浮かび上がり、
ヒカルは大迷宮に侵入する手段を求めてポーンソニア王国へと戻った。
一方、ラヴィアは「世界を渡る術」のための魔力結晶を手に入れたのだが、
騒音が大きいこの魔術を実行できる場所を探していた。
新聞記者の日野に相談すると、
彼が手配してくれたのは国立大学の研究施設だった。
ラヴィアと「世界を渡る術」の存在を科学者たちに知られることになってしまうが、
ラヴィアはにとってはヒカルと再会すること以外に重要なことはなかった。
また、ヒカルはポーンソニア王国で、女王クジャストリアの目の前で
火龍を呼び出すことに成功する。
ヒカルはかつてこの火龍の背に乗って空を飛んだことがあった。
火龍は人の世には干渉しないと言って協力を渋るのだが、
最後は折れ、ヒカルに空を飛ぶためのアイテムを与えた。
火龍が再出現して大混乱に陥るポーンソニアの王都で、
ヒカルは「東方四星」の4人と合流する。
「ルネイアース大迷宮」に再度挑むことはあまりにも危険であり、
「東方四星」を巻き込みたくないヒカルだったが、4人は絶対についていくと言い、
結局、ポーラも含めて6人で空を飛ぶ大迷宮へ挑むことになった。
その間にも「ルネイアース大迷宮」は北へと向かって空を進んでいるのだが
……その先になにがあるのかと言えば、それは「マンノームの里」だった。
ソアールネイは憎い敵が住む里の位置を知り、迷宮ごと移動しているのだった。
里から抜け出していたマンノームのグランリュークとヨシノは、
「ルネイアース大迷宮」の接近を伝えるために里へと戻ったのだが、
危険を察したマンノームの里にも大きな変化があり、
そこには初めて見る高い塔がそびえ立っていた。
ふたりは大迷宮の報告をすることも許されず、
里のはずれに幽閉されてしまう。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。 2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。 シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」 「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
植田 亮(ウエダリョウ):イラストレーター。 挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
(C)Yasuaki Mikami
671円〜902円(税込)
鍛冶と酒を好むドワーフたちの国「刻冶鐵国」。
ヒカルは国宝であるという「真祖の盾」をドワーフに返還するために
やってきたのだが、国中が混乱のさなかにあった。
ドワーフにとって神にも等しい存在であるブリギッドは芸と技を司る存在であり、
はるか昔にあらゆる金属を鍛錬する「真祖の炉」をドワーフにもたらし、
ドワーフはこれを元に刻冶鐵国を開国したのだった。
ブリギッドは千年以上を経て今なお実在しており、
時にドワーフたちを導いていたのだが、ある日「真祖の炉」の炎を
「ドワーフ12氏族のうち1氏族にだけ与える」というメッセージを発したため、
勢力争いの種となった。
さらに混乱に拍車を掛けたのが彼らを襲った大災害だった。
突如ドワーフの国「刻冶鐵国」を襲った大地震。
生まれ故郷の刻冶鐵国を訪れたドドンノ、ドドロノ兄弟の身を案じていたヒカルは、
国内に入ってふたりを救い出そうとするが、
国中が想像以上の混乱に陥っていた。
ドワーフたち12氏族は疑心暗鬼になり、
大地震が起きたにもかかわらず武器を納めることなく私兵を展開して争っている。
ドワーフにとっては、それほどまでにブリギッドにもたらされた
「真祖の炉」は重要なのだが、大きな災害に遭って
生命の危険が迫っていても氏族間で「炉の火」を巡って勢力争いを
していることに、ヒカルは違和感を覚える。
案じていたドドロノたちは無事だった。
実は、彼らは有力氏族直系の息子であり父が病で危篤という状態だ。
ヒカルは国の外へ逃げようと提案するが、兄は国に残ると言い、
弟には出国を促している。
なぜここに残らねばならないのか、割り切れない思いを抱くヒカル。
ヒカルは混乱の中心地で、火龍やタリスのような
既存の生物の枠組みを超越している存在であるブリギッドに出会う。
ブリギッドもまたヒカルに、ヒト種族らしからぬ異質さを感じ取っていた。
巨大な存在であるブリギッドと対峙し、
ヒカルはドワーフの国を破壊しようとする元凶と、
ドワーフという種族に根を張った深い問題に直面する。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。2006年『ストーン ヒート クレイジー』でデビュー。シリーズ作品に『学園騎士のレベルアップ!』『限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない』『メイドなら当然です。』など。
植田 亮(ウエダリョウ):イラストレーター。『ディメンションウェーブ』(ヒーロー文庫)など多数のライトノベルを担当。
日本に取り残されたラヴィアと離ればなれになったヒカルは、
ソアールネイ=サークをつかまえて「世界を渡る術」が
また使えるようになるよう要請するつもりだった。
だが彼女のいる「ルネイアース大迷宮」は空へと浮かび上がり、
ヒカルは大迷宮に侵入する手段を求めてポーンソニア王国へと戻った。
一方、ラヴィアは「世界を渡る術」のための魔力結晶を手に入れたのだが、
騒音が大きいこの魔術を実行できる場所を探していた。
新聞記者の日野に相談すると、
彼が手配してくれたのは国立大学の研究施設だった。
ラヴィアと「世界を渡る術」の存在を科学者たちに知られることになってしまうが、
ラヴィアはにとってはヒカルと再会すること以外に重要なことはなかった。
また、ヒカルはポーンソニア王国で、女王クジャストリアの目の前で
火龍を呼び出すことに成功する。
ヒカルはかつてこの火龍の背に乗って空を飛んだことがあった。
火龍は人の世には干渉しないと言って協力を渋るのだが、
最後は折れ、ヒカルに空を飛ぶためのアイテムを与えた。
火龍が再出現して大混乱に陥るポーンソニアの王都で、
ヒカルは「東方四星」の4人と合流する。
「ルネイアース大迷宮」に再度挑むことはあまりにも危険であり、
「東方四星」を巻き込みたくないヒカルだったが、4人は絶対についていくと言い、
結局、ポーラも含めて6人で空を飛ぶ大迷宮へ挑むことになった。
その間にも「ルネイアース大迷宮」は北へと向かって空を進んでいるのだが
……その先になにがあるのかと言えば、それは「マンノームの里」だった。
ソアールネイは憎い敵が住む里の位置を知り、迷宮ごと移動しているのだった。
里から抜け出していたマンノームのグランリュークとヨシノは、
「ルネイアース大迷宮」の接近を伝えるために里へと戻ったのだが、
危険を察したマンノームの里にも大きな変化があり、
そこには初めて見る高い塔がそびえ立っていた。
ふたりは大迷宮の報告をすることも許されず、
里のはずれに幽閉されてしまう。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。 2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。 シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」 「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
植田 亮(ウエダリョウ):イラストレーター。 挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
存在自体が伝説とも言われている「ルネイアース大迷宮」が復活した。
その第37層から脱出してポーンソニアの王都に戻ったヒカルは
ポーラと合流できたが、日本に残されたラヴィアに再会するために
発動させた「世界を渡る術」は、失敗してしまう。
そんなヒカルたちの前に現れたのはマンノームの3人組。
彼らはヒカルとポーラをマンノームの隠れ里へと案内するのだが、
その里は外界から隔絶された大洞窟の果てにあった。
マンノームは「ソウル」のエネルギーを利用してきた一族であり、
「魔力」の利用は最小限にとどめるべきと主張していた。
「世界を渡る術」はサーク家の魔術、
つまり大迷宮の復活によって妨害されているらしかった。
ヒカルはその妨害を阻止するために新たな戦いを挑むのだが…。
一方、「ルネイアース大迷宮」に大きな動きがあった。
ソアールネイ=サークによって、
大迷宮が周囲の魔力を莫大に消費し始めたのだ。
これは「ソウル」の真理を追究するマンノームも
感知するところとなり、大騒ぎになる。
このまま魔力消費が続くと世界のバランスが崩れるといい、
その「ソウル」と「魔力」の争いこそがマンノームと
サーク家との争いの歴史でもあった。
ヒカルは状況を確認するべく、マンノームの里を抜け出して
迷宮のある聖都アギアポールへと向かう。
そこで見たのは、宙に浮かぶ巨大な島……
「大迷宮」が空中に浮かんでいたのだった。
「ルネイアース大迷宮」が「世界を渡る術」の発動を
妨害しているのならば、ヒカルはなんとしてでもソアールネイに会って、
妨害を阻止しなければならない。
そしてラヴィアとの再会を果たすのだ。
ヒカルは教皇ルヴァインやアインビスト軍副盟主のジルアーテと協力しつつ
浮遊島となった大迷宮へと渡る手段を探すのだが……。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。 2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。 シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」 「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
植田 亮(ウエダリョウ):イラストレーター。 挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
想像もしなかったなりゆきで、たったひとり
異世界のとある場所へと戻ってしまったヒカル。
そこは存在自体が「おとぎ話」とも言われるような
ダンジョン「ルネイアース大迷宮」だった。
ヒカルをここに連れてきた張本人であるソアールネイ=サークは、
今いる場所がちょうど大迷宮の中間であると言い、
さらに深く潜れば「魔術の真髄」を見ることができると促すが、
ヒカルは日本にひとり残したラヴィアが心配で、地上を目指す。
大迷宮は自然を模した巨大空間になっており、
ヒカルはそこでさまざまな生き物と宝箱を発見することになる。
その大迷宮にはモンスターを討伐するべく獣人王ゲルハルトが
先遣隊を率いて乗り込んでいたのだった。
しかしその消息が途絶えてしまったためにこれを救うべく冒険者が派遣された。
「東方四星」の4人も、ランクAパーティー「蒼剣星雲」、
ランクB「キンガウルフ」とともに、援軍として大迷宮へと向かう。
迷宮内部のモンスターはゲルハルトが討伐したおかげで多くはなかったが、
第6層で、なぜゲルハルトの消息が途絶えたのか、その理由を知ることになる。
立ちはだかっているのは通常サイズをはるかに超える大きさのキマイラであり、
ゲルハルトはこのバケモノを相手に何日も戦い続けていたのだった。
一方、日本に残されたラヴィアは自分のできることをしようと決意する。
まず連絡を取ったのはヒカルの知り合いでもある葉月であり、
葉月とラヴィアは行動をともにすることになる。
日本では日本の、異世界では異世界での戦いが始まった。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。 2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。 シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」 「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。 挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
日本へと戻ったヒカルとラヴィアを、突然カメラのフラッシュが捉えた。
「東方四星」と同じマンションに偶然住んでいた新聞記者、佐々鞍綾乃との出会いである。
彼女に撮られた写真を取り上げようとしたヒカルだったが、
あまりに記者としてポンコツな彼女が気の毒になり、
写真を消すのと引き替えに「隠密」を駆使して彼女にスクープネタを渡すことにする。
それは現職の大臣と政治家秘書が絡む、大規模な汚職事件だった。
一方、ヒカルと入れ替わりにポーンソニア王国に戻った「東方四星」は
ポーラと合流するのだが、こちらでも予期せぬ大問題が起きていた。
聖ビオス教導国に突如として出現した巨大な山。
そこには伝説やおとぎ話として知られていた「ルネイアースの大迷宮」
が存在する可能性があり、さらに大量のモンスターが山の外にあふれていた。
モンスターを倒すのが急務だったが、国力の衰えたビオスでは対応が難しく、
冒険者「東方四星」にも討伐隊として白羽の矢が立った。
迷宮攻略にどれほどの時間が掛かるかわからないため、
日本に戻ったばかりのヒカルたちを呼び寄せる
必要があると判断したソリューズやポーラ。
彼女たちは、「世界を渡る術」を使っているいつもの古びた倉庫に向かうのだが、
老朽化した倉庫は解体が済んでおり、
そのせいで「世界を渡る術」の実行ができなくなっていた。
そんなことが起きているなど知るはずもないヒカルとラヴィアは、
ポンコツ新聞記者の綾乃に振り回され、汚職の舞台となっている
藤野多町までやってきていた。
そこでヒカルが出会うのは、科学全盛の日本においてはあり得ないような
「神秘の山を守る生き方」に固執している老人と、
老人を恫喝している敵対勢力だった。
ヒカルは、その不器用な生き方をしている老人を救うべく行を起こす。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。 2006年「ストーン ヒート クレイジー」でデビュー。 シリーズ作品に「Mのフォークロア」「空トブ人ビト」「クラウン・フリント」「えくそしすた! 」 「彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。」「クライシス・ギア」「東京戦厄高校第72討伐班」など。
八城 惺架(ヤシロセイカ):イラストレーター。 挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。
鍛冶と酒を好むドワーフたちの国「刻冶鐵国」。
ヒカルは国宝であるという「真祖の盾」をドワーフに返還するために
やってきたのだが、国中が混乱のさなかにあった。
ドワーフにとって神にも等しい存在であるブリギッドは芸と技を司る存在であり、
はるか昔にあらゆる金属を鍛錬する「真祖の炉」をドワーフにもたらし、
ドワーフはこれを元に刻冶鐵国を開国したのだった。
ブリギッドは千年以上を経て今なお実在しており、
時にドワーフたちを導いていたのだが、ある日「真祖の炉」の炎を
「ドワーフ12氏族のうち1氏族にだけ与える」というメッセージを発したため、
勢力争いの種となった。
さらに混乱に拍車を掛けたのが彼らを襲った大災害だった。
突如ドワーフの国「刻冶鐵国」を襲った大地震。
生まれ故郷の刻冶鐵国を訪れたドドンノ、ドドロノ兄弟の身を案じていたヒカルは、
国内に入ってふたりを救い出そうとするが、
国中が想像以上の混乱に陥っていた。
ドワーフたち12氏族は疑心暗鬼になり、
大地震が起きたにもかかわらず武器を納めることなく私兵を展開して争っている。
ドワーフにとっては、それほどまでにブリギッドにもたらされた
「真祖の炉」は重要なのだが、大きな災害に遭って
生命の危険が迫っていても氏族間で「炉の火」を巡って勢力争いを
していることに、ヒカルは違和感を覚える。
案じていたドドロノたちは無事だった。
実は、彼らは有力氏族直系の息子であり父が病で危篤という状態だ。
ヒカルは国の外へ逃げようと提案するが、兄は国に残ると言い、
弟には出国を促している。
なぜここに残らねばならないのか、割り切れない思いを抱くヒカル。
ヒカルは混乱の中心地で、火龍やタリスのような
既存の生物の枠組みを超越している存在であるブリギッドに出会う。
ブリギッドもまたヒカルに、ヒト種族らしからぬ異質さを感じ取っていた。
巨大な存在であるブリギッドと対峙し、
ヒカルはドワーフの国を破壊しようとする元凶と、
ドワーフという種族に根を張った深い問題に直面する。
三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。2006年『ストーン ヒート クレイジー』でデビュー。シリーズ作品に『学園騎士のレベルアップ!』『限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない』『メイドなら当然です。』など。
植田 亮(ウエダリョウ):イラストレーター。『ディメンションウェーブ』(ヒーロー文庫)など多数のライトノベルを担当。
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