“純文学作家・色川武大”の代表作、『狂人日記』と『怪しい来客簿』を同時収録した豪華な組み合わせ。
色川武大、最後の長篇小説となった『狂人日記』は、文芸誌「海燕」編集長・寺田博氏の勧めにより見せられた、
ある神経の病気を患っていた飾り職人の画集からインスパイアされ、自身が精魂込めて記された長篇。
狂人と健常者の狭間に身を置き、他者を求めながらも得られずに自ら死を選ぶ男の狂気を内側から描き、
1988年、第40回読売文学賞を受賞した“純文学作家・色川武大”を代表する晩年の傑作。
『怪しい来客簿』は、雑誌「話の特集」に1975年から翌年にかけ連載された小篇17篇からなる連作小説。
社会の片隅へと押し込められる、この世からはみだした人たちとの触れ合いを描き、1977年、第5回泉鏡花文学賞に輝いた。
執筆当時、麻雀小説作家・阿佐田哲也で名声を得ていた氏が、“純文学作家・色川武大”として狼煙を上げた重要な作品である。
解説は、色川作品を敬愛してやまない作家・佐伯一麦氏。解題は、元担当編集者で当電子全集の監修を務める大槻慎二氏が担当。
付録として「狂人日記」第1回の生原稿のほか、吉行淳之介、津島佑子両氏からの追悼文等を収録する。
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最終巻として、単行本未収録作品(主にエッセイ)と対談・座談会記事を中心に、直筆日記から今回初めて発見した貴重な草稿なども収録。
単行本未収録作品は、「力士より検査役。怠け者の発想だね。」(「週刊文春」1978年11月23日号初出)から、「政治家について」(「群像」1989年5月初出)まで、色川名義の26作品。
さらに「妙に人恋しくて」(「小説サンデー毎日」1973年2月号初出)から、「ギャンブルは神代の昔から。しかし、プロの博徒が出現しシステムが整ったのは徳川期」(「小説新潮」1988年1月臨時増刊号初出)まで、阿佐田名義の5作品も収録。
対談・座談会では、色川名義23本、阿佐田名義5本。色川、阿佐田、両名と対談した、吉行淳之介、五木寛之との各対談記事は、その味わいの違いを比較できる。
また、色川孝子夫人が没後に記した回想録『宿六・色川武大』も特別収録する。
特別付録として、一関市博物館所蔵の「日記」の中から今回初めて見つかった、たいへん貴重な草稿と、没後に自身の机の中から見つかった「書きかけ原稿」の原本写真、「色川武大 年譜」を収録。解題は監修者・大槻慎二氏が務める。
各2,200円 (税込)
阿佐田哲也名義の未単行本作品集『天和をつくれ』から8つの短編に、作品集『雀鬼五十番勝負』と『ああ勝負師』を収録。
単行本未収録作品を集めた文庫『天和を作れ』から、表題作は1959年「オール読切」に井上志摩夫名で収録された麻雀小説。
確認される限りでは最も古い麻雀小説として貴重な一作である。
「新春麻雀会」「ホームスィートホーマー」「008は彼氏の番号」の3編は晩年1987~89年の「週刊文春」正月号に掲載された異色の短編である。
他に「パイパンルール」「ちびっこバイニン譜」「競輪円舞曲」「地獄の一丁目」を収録。
『雀鬼五十番勝負』は、「週刊漫画アクション」誌上で1970年1~12月に連載された全50編からなる自伝的エピソードを集めた
エッセイ風の麻雀ショートショートで、阿佐田ワールドの妖しい魅力に満ちた作品集。
『ああ勝負師』は、麻雀から競輪、競艇、競馬、カジノまで、様々なギャンブラーたちの横顔を軽妙に綴った全36編の連続エッセイ集。
付録として3編の生原稿を収録。「ホームスィートホーマー」「008は彼氏の番号」に、「新春麻雀会」では完全版を収録。
解説は、作家の北上次郎氏、解題は、アンソロジスト・結城信孝氏が務める。
異色企画中心にノウハウ本『阿佐田哲也の競輪教科書』『麻雀中級入門』に、麻雀実戦記『首領のマージャン』等を収録。
阿佐田哲也の異色作品企画のノウハウ本として、『阿佐田哲也の競輪教科書(バイブル)』と古川凱章氏との共著『麻雀中級入門』に、麻雀実戦記『首領のマージャン』(畑正憲氏と共著)、『これがオレの麻雀』(完全版)等を収録。
『阿佐田哲也の競輪教科書』は、「週刊アサヒ芸能」1987年8月27日号~1988年4月14日号に連載された「旧約」に、全日本選抜競輪での実践編「新約」を加えた阿佐田の「競輪聖書」。
阿佐田にとって、競輪とは認識の極限を争うゲームだったことが伺える。
『麻雀中級入門』は入門レベルを脱した人向けの麻雀戦術書。
盟友・古川との共著として“動的な戦術”を展開している。
『首領のマージャン』は畑との共著で、五味康祐、五木寛之、小池一夫といった猛者たちとの激闘の記録を阿佐田と畑が熱く回想する一冊。
また、『色川武大・阿佐田哲也電子全集17巻』で第11回麻雀名人戦の決勝戦のみを収録した『これがオレの麻雀』だが、その予選も含めこの巻に再収録することで、完全版を再現。
他に五木寛之、矢崎泰久、ばばこういち氏らとの「ビック4激闘」の自戦記や、「近代麻雀」誌上に連載された「阿佐田哲也の麻雀必勝戦術」も網羅。
解題をアンソロジスト・結城信孝氏が務める。
最終巻として、単行本未収録作品(主にエッセイ)と対談・座談会記事を中心に、直筆日記から今回初めて発見した貴重な草稿なども収録。
単行本未収録作品は、「力士より検査役。怠け者の発想だね。」(「週刊文春」1978年11月23日号初出)から、「政治家について」(「群像」1989年5月初出)まで、色川名義の26作品。
さらに「妙に人恋しくて」(「小説サンデー毎日」1973年2月号初出)から、「ギャンブルは神代の昔から。しかし、プロの博徒が出現しシステムが整ったのは徳川期」(「小説新潮」1988年1月臨時増刊号初出)まで、阿佐田名義の5作品も収録。
対談・座談会では、色川名義23本、阿佐田名義5本。色川、阿佐田、両名と対談した、吉行淳之介、五木寛之との各対談記事は、その味わいの違いを比較できる。
また、色川孝子夫人が没後に記した回想録『宿六・色川武大』も特別収録する。
特別付録として、一関市博物館所蔵の「日記」の中から今回初めて見つかった、たいへん貴重な草稿と、没後に自身の机の中から見つかった「書きかけ原稿」の原本写真、「色川武大 年譜」を収録。解題は監修者・大槻慎二氏が務める。
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