※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
★ 実戦に活きる、心をつくる。
★ 普段の稽古から勝負の一瞬まで。
★ 最高のパフォーマンスを
発揮できるメソッド満載!
◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇
私が学生時代に剣道に打ち込んでいたころ、
周囲には高い実力を持つ仲間や先輩が
数多くいました。
そのような恵まれた環境の中で稽古を重ねながらも、
私自身は試合になると普段の力を十分に発揮できず、
悩むことが少なくありませんでした。
「なぜ、稽古ではできることが本番ではできないのか」
「どうすれば、試合場でいつもの自分を出せるのか」
この問いが、私にとってメンタルトレーニングへの
出発点でした。
技術や体力を高めるだけでは、必ずしも本番で
力を発揮できるとは限りません。
緊張、不安、迷い、焦り、失敗への恐れ——
そうした心の働きを理解し、整える方法を
身につけることも、剣道における大切な稽古の
一つだと考えるようになりました。
その後、運動心理学・スポーツ心理学を学ぶ中で、
かつて自分がなぜつまずいていたのかを
少しずつ理解できるようになりました。
同時に、メンタルトレーニングは特別な選手だけの
ものではなく、試合で緊張する人、稽古の成果を
発揮したい人、自分の剣道と真剣に向き合いたい人
すべてに役立つものだと実感するようになりました。
メンタルは、生まれつきの強さだけで決まる
ものではありません。
正しい知識を得て、日々の稽古の中で実践を
重ねることで、少しずつ整え、育てていく
ことができます。
本書では、剣道に取り組む人が自分の心の状態に
気づき、緊張や不安と向き合いながら、持てる力を
発揮するための考え方と方法を紹介してきました。
すべてを一度に実践する必要はありません。
まずは、自分に合いそうな方法を一つ選び、
稽古や試合の中で試してみてください。
その小さな実践の積み重ねが、
やがて大きな変化につながっていきます。
この一冊が、読者の皆さんにとって
メンタルトレーニングを知る入口となり、
さらに自分自身の剣道と向き合うきっかけと
なれば幸いです。
矢野 宏光
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ PART1
剣道初心者の悩みを解決
*『課題目標』で成功体験を積み重ねる
*『プリマックの原理』で切り抜ける
*『ルーチン』で集中力を高める
*『セルフトーク』で雑念を払う
*『シャウト効果』で覚醒させる
・・・など
☆ PART2
ジュニア剣士に必要なメンタルトレーニング
*『シェイピング』で成功体験を癖づける
*『ナラティブ・アプローチ』で切り替える
*『タイムマネジメント』で文武両道
* 自分だけの『プラスワン』をつくる
*『怖さの根源』を仲間と分析する
・・・など
☆ PART3
昇段審査に必要なメンタルトレーニング
*『メンタルプラクティス』のコツ
* 綿密に『タイムマネジメント』する
* 合格の『基準』に照らし合わせる
*『セルフモニタリング』で客観性を保つ
* 審査当日の『タイムテーブル』をつくる
・・・など
☆ PART4
剣道アスリートに必要なメンタルトレーニング
* 勝負強さは『本番のイメージ力』で体得
*『マネジメントスタンダード』にトライ
* 上達につながる『振り返り方』
*『フォーカルポイント』で再集中
*『新しいコト・モノ』に挑戦する
・・・など
☆ PART5
剣道指導者に必要なメンタルトレーニング
*『プレッシャー』と『期待』の違い
*『プリマックの原理』をメニューに活用
* 大事な話こそ『向き合い方』を工夫
*『ボス』になると信頼は得られない
*『求める理想の形』を落とし込む
・・・など