塾長である宇崎治朗が、アメリカにいたシュンに依頼したこと。それは、情やポピュリズムに流されない、効率的、そして的確に政治を運営するためのパソコンによるシステムの作成だった。そんなことが可能なのかどうか戸惑う風太だったが、シュンのプログラムによって弾き出されたシミュレーションの結果に、さらに戸惑う。
両親や地元の人たちの協力を得て、選挙に向けて着々と準備を進める風太。ご近所を集めてした風太のスピーチが、「27歳のプータロー青年が日本を救う!」と、フェイスブックやツイッターで話題となり、一夜にして時の人となる。
そんな時、未だ姿を表さない塾長の宇崎治朗から、塾生に呼び出しが……。そこで宇崎治朗が語った今後の政界の動きが、いままさに現実になろうとしていた!
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41社の就職試験に落ち、やっと手に入れた仕事は「派遣切り」に。僕が悪いんじゃない。こんな日本にした政治家が悪いんだ――。「直接文句のひとつでも言ってやりたい」と、退職金の残り25万円をはたいて政治塾に参加することに。
27歳・無職の僕が、日本を変える!?
27歳、無職。41社の就職試験に落ちた僕が選んだのは、「宇崎治朗政治塾」だった。入学初日、説明されたカリキュラムの内容に不安と焦りを感じた僕が出会ったのは、アフリカ帰りの帰国子女・せいら、長身の謎の男・シュン、そしてサラリーマン風情の年長者・松永。仲間ができ、ほっとしたのも束の間、松永から聞かされたサバイバルゲームさながらの試験内容とは!? 僕は無事クリアすることができるのか?
就職試験に落ち続け、就職する代わりになぜか政治塾に参加することになったボク。そこで出会ったのは、大胆な発言を繰り返す帰国子女のせいら、定年間近の教師・松永、そして体格のよい謎の男・シュン……。チーム対抗のプロジェクトに備えて、作戦会議をするためシュンのマンションを訪れた3人が見たものは――。
チーム対抗のプロジェクトに備えて、作戦会議をするためシュンのマンションに集まった風太、せいら、松永。そこは億ションのような高級マンションだった。そして、さらなる驚きが彼らを襲う。同じチームのみどりから、「塾長の宇崎治朗が逮捕された!」との電話がかかり……。
「塾長の宇崎治朗が逮捕された!」とのニュースが、作戦会議をするため集まっていた風太、シュン、せいら、松永らに届く。さらに、新しい発想での政治を試みようとした宇崎治朗が、ニューヨークにいたシュンをスカウトしていたことがわかる。意外な接点に、みんなに詰め寄られるシュンだったが……。
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