数年後の浮遊大陸群。次代の黄金妖精たちによる新シリーズ開幕!
〈人間〉は規格外の〈獣〉に蹂躙され滅びた。〈獣〉を倒しうるのは、〈聖剣〉(カリヨン)を振るう黄金妖精(レプラカーン)のみ。戦いののち、〈聖剣〉は引き継がれるが、力を使い果たした妖精たちは死んでゆく。「誰が恋愛脳こじらせた自己犠牲大好きよ!」「君らだ君ら! 自覚ないのかよ自覚は!」廃劇場の上で出会った、先輩に憧れ死を望む黄金妖精と、嘘つき堕鬼種(インプ)の青年位官の、葛藤の上に成り立つ儚い日常。次代の黄金妖精たちによる、新シリーズ開幕!
(C)2016 Akira Kareno, ue
〈最後の獣〉が創り出した少年は、選択を迫られる。今ある幸せを望み外の世界《レグル・エレ》を滅ぼすか、自分が滅ぼされるか――。終末は目前、ティアットは聖剣モウルネンを手に、その答えを問う。
660円〜748円(税込)
〈人間〉は規格外の〈獣〉に蹂躙され滅びた。〈獣〉を倒しうるのは、〈聖剣〉(カリヨン)を振るう黄金妖精(レプラカーン)のみ。戦いののち、〈聖剣〉は引き継がれるが、力を使い果たした妖精たちは死んでゆく。「誰が恋愛脳こじらせた自己犠牲大好きよ!」「君らだ君ら! 自覚ないのかよ自覚は!」廃劇場の上で出会った、先輩に憧れ死を望む黄金妖精と、嘘つき堕鬼種(インプ)の青年位官の、葛藤の上に成り立つ儚い日常。次代の黄金妖精たちによる、新シリーズ開幕!
〈獣〉の浸食により死にかけた都市ライエル。その外れの森で新たに発生した妖精の子供2人は、リンゴ、マシュマロと名づけられた。
「ふぇどーるーっ!」「ふぇどるー」
「まったく、どうして僕なんかに懐いてるんだか」
ぼやくフェオドール四位武官に、ラキシュは悪戯っぽい笑顔を返す。
彼女らと過ごす日々の中、フェオドールは自らの想いを告げることを決めるが、そこに〈十一番目の獣〉(クロワイヤンス)の『小瓶』が落とされる……。
新シリーズ、第2弾。
電子書籍版には『コミックアライブ2016年8月号』より連載開始のコミカライズ、プレ掲載話も収録!
あれから10日が経った。妖精の存在と特性についてはまだ極秘事項のままで、〈重く留まる十一番目の獣〉(クロワイヤンス)を仕留めたのは、フェオドール四位武官が極秘で預かっていた、最新の試作爆弾であるとされた。
常識を超えた強さで魔力(ヴェネノム)を熾した黄金妖精(レプラカーン)ラキシュはいまだ目覚めず、リンゴはもういない。
――フェオドールは結論した。きっともう始めてしまうべきなのだろう。世界に敵対する、最初で最後の戦いを。
急転直下! 新シリーズ第3弾。
「だからね、わたし、やっと決めたよ。──きみの、邪魔をしてやる」
「フェオドール。わたし、やっと決めたよ。──きみの、邪魔をしてやる」
妖精兵ティアットと堕鬼種(インプ)の対峙は、ラキシュの振るう《聖剣(カリヨン)》セニオリスの一撃で決された。手負いの堕鬼種が目指すのは――かつての戦場、コリナディルーチェ市。バロニ=マキシ一位憲兵武官の計らいで彼の地へ向かったティアットは、朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たす。一方その頃、妖精倉庫の管理人喰人鬼(トロール)もまた、旧き知人を訪ねてその地を訪れていた……。
2017年4月よりTVアニメ放送開始予定!
――その日、2番浮遊島は完全に沈黙した。
遺跡兵装(ダグウェポン)モウルネンの真実を知るべく、護翼軍(ごよくぐん)司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。
彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。
昏倒して目覚めない堕鬼種(インプ)を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。
「わかってるんでしょう? あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」
別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片――あの夜の記憶。
アニメで話題騒然!! 涙と希望を受け継いだ、次代妖精による第2部!
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数多の賞を総なめにした『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』の第二部が開幕です。
すでに人類が滅んだ世界で、世界の新たな盟主と少女の姿をした兵士・妖精が人類を滅ぼした<獣>と戦っているのがシリーズの基本設定。
外見も思考も人間の少女と変わらない妖精が、死を覚悟して戦う姿にいたたまれない気持ちになるかもしれません。
作中の、妖精達との楽しい会話がその気持ちに拍車をかけます。
でも、切なく美しい文章が妖精の哀しい生き様を素直に受けとめさせてくれて、本当に妖精が愛おしくなってくるんです。
…哀しいんですけどね。
作品全体を包む終末感を全力で受け止めた前シリーズから次世代の本作は、かつての先輩妖精に憧れて死を望む妖精達と出会った、嘘つき青年の物語です。
彼の嘘は、妖精の未来を変えるのでしょうか?
人類にとってはもう終末を迎えた物語がどこへ向かうのか、次の終末を見届けようと思います。
2016/06/01