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〈最後の獣〉が創り出した少年は、選択を迫られる。今ある幸せを望み外の世界《レグル・エレ》を滅ぼすか、自分が滅ぼされるか――。終末は目前、ティアットは聖剣モウルネンを手に、その答えを問う。
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フェオドールは鏡の向こう、黒髪の青年に語りかける。君の力を貸してくれないか――浮遊大陸群を墜とすために。夜が明け、モウルネンが燦めく戦場に刻む、最後の嘘。これが、みんなが幸せになれる唯一の方法だと。
一人の少年が舞台から降り、一人の少女が英雄となった。それでも幕は下りたりしない。この世界に生きる全ての者たちの営みは、続いてゆく。だから、ここからは──残された者たちの物語を、始めよう。
パニバルたちが〈十一番目の獣(クロワイヤンス)〉を討ち、38番島は歓喜の騒乱にあった。
しかし水面下に隠されていた最後の危機を前に、護翼軍、貴翼帝国、そしてオデットが相対する。
そこで示された“滅びを避けられる手順”は、浮遊大陸群(レグル・エレ)を自分たちの手で破壊するというもので——
「“俺達”はどうやら揃って、そういう無私の聖人ってやつが心底気にいらない性分らしい」
あの二人の代わりにはなれないが。
幽遠から目覚めた青年は夢想する。
継がれた結末の、その先を。
39番浮遊島の〈最後の獣〉を退け、浮遊大陸群の滅びに猶予を勝ち取ったあの日から、五年。
「オルランドリ商会第四倉庫に、『鏃(やじり)』の提供を要請する」
未だ2番浮遊島に神々を囚える〈最後の獣〉を排除するほか、世界を守る術はなく――
最後の決戦を前に、妖精兵たちはつかの間の日常を過ごす。
「アルミタはさ、今でも、ティアット先輩みたいになりたい?」
かつて憧れていた景色に手が届く今、幼き妖精兵に訪れる葛藤――そして迫る決意のとき。
浮遊大陸群を救う、最後の戦いが始まった。〈最後の獣〉の結界内に広がるのは、在りし日の地上を模した風景。散り散りになる妖精兵たち、ティアットの前にはエマと名乗る女性と、白いマントの少年が現れて――。
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数多の賞を総なめにした『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』の第二部が開幕です。
すでに人類が滅んだ世界で、世界の新たな盟主と少女の姿をした兵士・妖精が人類を滅ぼした<獣>と戦っているのがシリーズの基本設定。
外見も思考も人間の少女と変わらない妖精が、死を覚悟して戦う姿にいたたまれない気持ちになるかもしれません。
作中の、妖精達との楽しい会話がその気持ちに拍車をかけます。
でも、切なく美しい文章が妖精の哀しい生き様を素直に受けとめさせてくれて、本当に妖精が愛おしくなってくるんです。
…哀しいんですけどね。
作品全体を包む終末感を全力で受け止めた前シリーズから次世代の本作は、かつての先輩妖精に憧れて死を望む妖精達と出会った、嘘つき青年の物語です。
彼の嘘は、妖精の未来を変えるのでしょうか?
人類にとってはもう終末を迎えた物語がどこへ向かうのか、次の終末を見届けようと思います。
2016/06/01