「どうしたら幸せになれるんだろう」14歳のわたしはずっとその答えを探していました。ある日、大きなお屋敷に住むおばあちゃんに幸せになる方法をたずねると、「サンタさんが間違えてかなしそうなネズミのぬいぐるみをプレゼントにくれた」と、おばあちゃんが14歳のときの出来事を語りはじめます。幸せのヒントは、かなしみを見つめることに、隠されていたのでした……。誰もが幸せになるために、かなしみを抱えながらみんな生きている……。だからしっかりとかなしみを見つめなければいけない、とおばあちゃんはわたしたちにそっと教えてくれます。そして、おばあちゃんの言葉にはっとしたわたしは、一歩一歩、幸せへの階段を上っていくことになります。おばあちゃんと14歳のわたしと一緒に、幸せとかなしみを見つける旅に出ませんか? 誰もが心温まり、やさしい気持ちになれる物語です。 *目次より 1 幸せになりたくてたまらなくて、でも、どうやったらなれるのかわからなくて。/2 おばあちゃんの魔法にかけられてしまった。もう身をまかせるしかない。/5 ウサギのぬいぐるみがほしかったのにどうしてネズミのぬいぐるみなの?/13 わたしという小さな命のなかにぎゅっと詰まっているもの。/14 わたしに幸せになる資格なんてあるのだろうか?/20 そしてわたしは、抱きしめることができるようになれた。