崇徳天皇に傾倒する男が経営する特別養護老人ホームで働く看護師・滋美。施設では入居者の不審な死が相次ぎ、滋美は内部告発の証拠となるフィルムをジャーナリストに渡そうとする。だが、ちょっとした手違いから、取材で崇徳天皇ゆかりの神社を訪ねる最中の浅見光彦に託してしまい――福祉事業の暗部に浅見光彦が迫る!!
607円〜748円(税込)
新宿花園神社の取材中、頭の下に桟俵という藁細工が敷かれた死体を発見した浅見光彦。警察が捜査を進めるうち、被害者の男が生前“雛人形に殺される”と語っていたことがわかる。遺留品の桟俵が鳥取山中の流し雛に使われものであると判明した直後、現地で調査中の刑事が失踪。神秘的な雛人形の世界に迷い込んだ名探偵は、事件を解決できるのか!
浅見家の“坊ちゃん”浅見光彦は、夏目漱石、正岡子規らの足跡を辿る取材のため松山へ向かう。途中、訪れた場所で何度もすれ違った美女から変質者扱いをされ、警察に目を付けられてしまう。後日、その女性が絞殺体で発見されたことを知り驚く光彦だったが、容疑者としてマークされる羽目に。新たに発生した事件への関与も疑われた光彦は、2つの事件を解決するため推理を働かせるが――。浅見家の“坊ちゃん”が記した事件簿!
『旅と歴史』の編集長に花巻祭りの取材を命じられ、宮沢賢治が理想郷の意味を込めてイーハトーブと名付けた岩手県花巻市を訪れた浅見光彦だったが、彼の到着後に宮沢賢治ゆかりの地である「イギリス海岸」「さいかち淵」で相次いで二人の男の殺害死体が発見される。しかも被害者の一人は死の直前に「幽霊を見た」と周囲にもらしていた……。浅見光彦、靄の彼方に潜む幽霊の正体を追う! 〈新装版刊行によせて〉新名 新
〈目次〉
プロローグ
第一章 イギリス海岸にて
第二章 花巻祭りの夜
第三章 毒もみの好きな局長さん
第四章 復讐する少女
第五章 銀河鉄道の惨劇
第六章 美しき修羅
エピローグ
自作解説
「琵琶湖の水を守る会」の会長が、自宅で何者かに殺された。容疑がかかった未亡人を救ってほしいと友人から頼まれた浅見光彦は、急遽琵琶湖に向かう。そこで光彦を待っていたものは、汚染された琵琶湖の無惨な姿と、環境問題に揺れる地元の確執だった。続けて起こる殺人事件の背後に巨大な悪の影を見た光彦は果敢に敵に向かって行くが!?
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