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『PHPわたしのえほん(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全178件

  • おおかみに食べられた、こやぎをお母さんが救いだすおなじみの話の絵本です。役割を決めて劇遊びもできるように工夫されています。

    おかあさんが出かけた家で、七ひきのこやぎは留守番をしています。おおかみは、こやぎたちをだまして家に入り込み、食べてしまおうと考えました。でも、賢いこやぎたちは、おおかみにだまされないよう、おかあさんかどうかを試します。ところが、何回かやりとりするうちに、おおかみは、おかあさんのような声をだし、おかあさんのような白い手足を見せ、こやぎたちをすっかり安心させました。そして、扉が開くと、あっという間に六ひきのこやぎを、まる飲みにしてしまいました。一ひきだけ時計の中で助かったこやぎが、帰ってきたおかあさんに泣きながら事件のあらましを報告します。それを聞いたおかあさんは、こやぎたちを救うために……。親から子へ、子から孫へと語り継がれてきた名作の「おおかみと七ひきのこやぎ」。単に絵本として読むだけでなく、家族やクラスの友だちと役割を決めて劇遊びができるように工夫された絵本です。
  • 誰もがしっている昔話のかさじぞう。役割を決めて読んでいくと自然に劇遊びができるユニークな絵本。台詞も七五調でリズミカルです。

    とんから とんと そのむかし。やまの ふもとに すんでいる じいさまと ばあさまは びんぼうで、おかねも なければ おこめも ない。「そうだ、かさを つくって うってこよう」「おやまあ、それは いいかんがえ。さあ つくりましょう、すげのかさ」かさを つくった じいさまは むらで うることにしましたが……。おおきな こえで さけんでも、だれも かってはくれません。「やんれ やれ やれ しかたない。いえに かえろう どっこいしょ」とぼとぼ あるいて とうげに くると……「むこうに みえるは ろくじぞうさまじゃ」「さぞや あたまが つめたかろう、すげかさ かぶせてあげましょう」……。すると そのよるに……。誰もがしっている昔話をかわいらしい絵をつけて再話しています。役割を決めて読んでいくだけで、手軽に劇遊びができるユニークな絵本です。子どもたちが読みやすいように七五調の文体をとりいれています。
  • 親から子、子から孫へと語り継がれてきた昔話の「ももたろう」。家族やクラスのお友だちと役割を決めて劇あそびができる絵本です。

    働き者のじいさまと、心優しいばあさまのたったひとつの願いは「かわいい子ども」と暮らすことでした。ある日、ばあさまが川へ洗濯に行くと、「どんぶらどんどん、どんぶらこ」と大きな桃が上流から流れてきました。ばあさまは、じいさまと一緒に食べようと、大きな桃を家に持ってかえります。ところが、桃を割ってみると、なんと中から、元気な男の赤ちゃんが飛び出しました。大きく、元気に育ったももたろうは、村の人を困らせる鬼たちのことを聞いて、退治をしようと心に決めます。ももたろうは、じいさまとばあさまがくれたきびだんごを持って出発しました。途中で出会った犬、猿、雉がももたろうに従います。ももたろうたちは鬼が島で悪い鬼たちを懲らしめました……。親から子へ、子から孫へと語り継がれてきた昔話の「ももたろう」。家族やクラスの友だちと役割を決めて劇遊びができるように工夫された絵本です。
  • おにぎりが落ちた穴から楽しい歌が聞こえてきました。「おむすびころり、すっとんとん……」。不思議に思ったおじいさんが覗くと……。

    正直もので働きもののじいさまと、おむすびを上手につくるばあさまが、ふたりなかよく住んでいました。今日もいい天気。ばあさまがつくったおむすびを持って、じいさまは山仕事にでかけました。おむすびを食べようと思ったじいさまの手をすり抜けて、おむすびが「ころころころりん」ところがっていってしまいました。そして、ぽっかり開いた穴の中に「すとん」と落ちてしまったのです。穴を覗いたじいさまは、中から漏れてきた不思議な歌を聞きました。「おむすびころりんすっとんとん」、あんまり楽しそうな歌声なので、じいさまは穴にもう一つおむずびを投げ入れました。そして、最後には、覗いているだけでなく、穴の中に入っていくことにしました。穴の中では、おむすびをもらったねずみたちが、じいさまのために歌い踊り歓待し、お土産におたからまでくれました……。おなじみの昔話で劇遊びができるように工夫された絵本です。
  • その昔、関西では嫌われていた「なっとう」。東京から大阪へ転校してきた男の子の服になっとうがついていて、クラスは大騒ぎに……。

    その昔、臭くてネバネバしていると関西では嫌われものだったなっとう。関西の学校では、東京から転校してきた子の服になっとうがついていて大騒ぎ。東北の旅館では、朝ごはんになっとうがでてきて関西からきた人は大混乱。しかし近年、大豆となっとう菌の力によって栄養が増し、なっとうが体に良いということが明らかになると、関西のお母さんもなっとうを食卓にのせるようになった。食わず嫌いの家族は、ひと口食べてその美味しさにひかれていった……。お話を通してなっとうの魅力を紹介した知識絵本。体に良い発酵食品として古くから親しまれているなっとうは、栄養豊富で、健康にも良く、さらには庶民の味方のお手ごろ価格。また今では、さまざまな料理にも使われるなっとうのすばらしさと、驚くべきパワーを紹介しています。 〈なっとうまめちしき〉では、「なっとうの起源」「食べ方いろいろ」「大豆食品」など、子どもの「食育」に役立つ情報が満載!
  • きょうはおばあちゃんの80歳の誕生日。あきちゃんは学校から帰ると、森にでかけ秘密の練習をはじめますが、笛が吹けなくなってしまって……。

    きょうはおばあちゃんの80歳の誕生日。あきちゃんは学校から帰ると、笛をもって森にでかけ秘密の練習をはじめます。練習のあと、おやつのトウモロコシを食べると歯がぐらぐらに。笛が吹けなくなってしまって……。
  • 「あ、わすれてた」次から次へと用事を思い出してしまうヨージさん。注文していたフルーツパフェを置いてどこまで行っちゃうの!?

    ナンセンス絵本の名手・岡田よしたかが贈る大爆笑の「わすれんぼう絵本」! 大人も子どもも「あるある!」の共感度200%越え! ヨージさんは喫茶店で大好きなフルーツパフェを注文しました。ところが、食べようとしたその時……。「あっ、そうや!」用事を思い出したヨージさんは、すぐもどるからと、お店を出ていってしまいました。買い物を忘れていたヨージさん。八百屋さんでキャベツとゴーヤーを買っていると……。「あっ、わすれてた」今度は、郵便局で小包を出すことを思い出しました。そしたら……。「あっ、そうや」ヨージさんは、また用事を思い出しました。晩ご飯のお米の準備があったのです。ところが……。「あっ、わすれてた」次から次へと用事を思い出すヨージさん。いつになったらフルーツパフェを食べられるの!?
  • 工場で透明なふくろに入れられたおせんべいくんは、自分に合うカラフルでかわいいふくろを探しに町にでかけました。

    おかし工場では、つぎつぎとのりせんべいができあがっていきます。その中の一枚が目をあけました。できたてほやほやのおせんべいくんです。おせんべいくんは、とうめいなふくろに入れられました。ところが、カラフルでかわいいふくろやはこに入れられているほかのおかしを見て、「とうめいでかわいくないふくろはつまらないよ。ぼくにはもっとにあうふくろがあるはずだ!」と、おかし工場をぬけだしました。町にやってきたおせんべいくんはスーパーに入りました。スーパーに並ぶおかしを見て、自分に似合うふくろがないか、想像してみました。ところが、おせんべいくんにぴったりなものは見つかりません。ほかのお店に探しに行こうとしたとき、おせんべいくんは道路わきのみぞにはさまってしまい……。かわいらしいおかしのパッケージや細かいイラストが魅力の一冊です。
  • パパの大きいくつやシャツ、大きめの茶碗に憧れ、早く大きくなりたい! と願う子ども心を、明るく楽しい詩と絵で描く。

    ぼくの好きなもの、パパの大きいくつ、大きいシャツ、大きい茶碗。大きな背中におんぶも大好き……はやく大きくなりたいと願う子ども心を、楽しい文と明るい色づかいの絵で表現。
  • ブロッコリーさんはとこやさん。かみがかたいなすびくんは、ブロッコリーさんにかみがたをかえてもらうことにしました。ところが……?

    かみがたを変えたいなすびくんは、ブロッコリーさんのところへ行きました。ブロッコリーさんはとこやさん。かみのことなら、なんでもひきうけてくれるのです。お店にはいると、すでにお客さんが待っていました。一番最初は、とうもろこしくん。「かっこいいかみがたをおねがいします」と言うと、ブロッコリーさんはもしゃもしゃの頭の中からドライヤーを取りだし、とうもろこしくんのかみを、くりりんあたまに仕上げました。つぎは、いろじろはくさいちゃん。「おひめさまみたいにしてちょうだい!」と言うと、ブロッコリーさんはカーラーと金のえのぐを取りだし、きらきらまぶしいおひめさまみたいなかみがたに仕上げました。そして、いよいよなすびくんの番になりました。「ぼくもかみがたをかえたいんです」と言うと、ブロッコリーさんはさっそくなすびくんのかみを切ろうとしましたが、なすびくんのかみがかたくて、全然切れません。そこで……?
  • ある日、カニみたいな人が突然「ともだちになってください」と声をかけてきた。ぼくが「きゅうにはムリだよ」といって断ったら……?

    道を歩いていると、カニみたいな人がともだちになってくださいと、ハサミになった手をだしてきました。ぼくは、はさまれるのがイヤだったというのもあったけど、まったくだれかわからないので、「きゅうにはムリだよ」と、手をかくしました。すると、「困ったことがあったら言ってください」と言うので、おなかがすいていたぼくは、食べものがほしいと言いました。すると、カニみたいなひとは、「カニやまです」と自己紹介してきました。カニやまさんは、「ビビビビビー」と手からギザギザした光を、落ちている葉っぱに向けてだしました。すると、葉っぱが味つけのりに変わりました。おなかはみたされないけれど、「やるな!」と思いました。次に、バッグを家に忘れたので「ものを入れることができるバッグがほしい!」と言うと、カニやまさんは、また手からギザギザした光を今度はぼくに向かってだしてきて……。人気イラストレーターがおくるユーモア絵本。
  • ある朝、人間の子どもがシマウマのしまこさんに尋ねました。「ねえ、きみって白いしま模様のある黒い馬? 黒いしま模様のある白い馬?」

    ある朝、シマウマのしまこさんが朝ごはんを食べていると、人間の子供がやってきて尋ねました。「ねえ、きみって、白いしま模様のある黒い馬? それとも黒いしま模様のある白い馬?」しまこさんは「わかんないわ」と、答えました。だってそんなこと、自分では考えたことがなかったからです。「今までは白と黒のしま模様のある馬だって思ってたんだけど。でも、さあいったいどっちかしらね?」そこで、途中でやってきたきりんにどっちなのか尋ねると、「あら、どっちでしょ?」と驚いて答えました。だってそんなこときりんだって考えたことがなかったからです。「そう、もちろんあたくしなら茶色のまだら模様のある黄色いきりんなんだけど」でも、そういったとたん、きりんは心配になりました。「もしかしたらほんとは黄色い網目模様のある茶色いきりんだったりして?」画面いっぱいに広がる迫力満点のイラストと、ユニークなお話で繰り広げる愉快な絵本です。
  • お花見にでかけたかえるちゃんとかばおばさん。お弁当を食べたらねむくなってきました。食べてすぐねると牛になるっていうけど……!?

    ロングセラー「かえるちゃん」シリーズの、久々の新刊です。わたなべゆういち氏の独創的な発想と、キャラクターの親しみやすさが人気の、シリーズ第5弾。季節は春。かえるちゃんの家に、かばおばさんがやってきて、丘の上で一緒にお弁当を食べようと誘います。かばおばさんは、大きなお弁当をあっというまに食べてしまいました。やがてお腹がいっぱいになったかえるちゃんは、ふわあ~とあくびをします。するとかばおばさんもあくびをふわあ~。そして「たべてすぐねると、牛になるよ」と言いながら、かばおばさんはねてしまいました。牛になったら何をしようか……と考えていたかえるちゃんがふとかばおばさんを見ると……ぎゃあ! 牛になっちゃった! ぼくも牛になっちゃうよう! いかにも子どもがしそうな身近な失敗を素材に、明るく和やかな画面展開で、子どもの心をひきつける作品。ページをめくる楽しさに満ちています。
  • きょうの夜は、かえるちゃんの家のおつきみ会。でも空はどんよりと曇り空。夜までに晴れるかどうか心配なかえるちゃんは……。

    きょうの夜は、かえるちゃんの家のおつきみ会。でも空はどんよりと曇り空。夜までに晴れるかどうか心配なかえるちゃんは、おつきみ作戦を考えました。そして、てるてるぼうずをつくりました。すると……。
  • かえるちゃんはちいかばさんの家にとまりにいくことになりましたが、おねしょが心配です。ジュースをのんではいけないなど、おかあさんと4つの約束をします。

    かえるちゃんはちいかばさんの家に泊まりに行くことになりました。しかし、かえるちゃんのお母さんはかえるちゃんがおねしょをしないか心配です。そこで、かえるちゃんと4つの約束をしました。さて、かえるちゃんはお母さんとの約束を守り、お泊りを楽しむことができるのでしょうか!
  • やせるために泳いでいたかえるちゃんとかばおばさん。池からあがるとおなかがペコペコ。かえるちゃんはホットケーキを作りますが、ふくらしこを入れすぎてしまって……

    やせるために泳いでいたかえるちゃんとかばおばさん。池からあがるとおなかがペコペコ。かえるちゃんはホットケーキを作りますが、ふくらしこを入れすぎました。そして、おおきなホットケーキをたべたら、からだがぷくぷくとふくれてきて……
  • かえるちゃんはかばおばさんと、手紙をだしにいきました。おばさんの手にのってポストの中をのぞいたとたん、ストン! 手紙といっしょに中に落ちてしまいました。

    かえるちゃんはかばおばさんと、ゆうびんポストへ手紙をだしにいきました。かえるちゃんはおばさんの手にのってポストの中をのぞいたとたん、ストン! 手紙といっしょに中に落ちてしまいました。かえるちゃんはポストの中で気を失ってしまって……
  • こぶたのぶうがさかなつりをしていると、いたずらこぎつねこんが来て邪拳ばかりします。でも、何をされてもぶうはのんき。切り絵の画面が美しい絵本。

    こぶたのぶうがさかなつりの準備をしていると、こぎつねこんがやって来て邪拳ばかりします。それでも、何をされてものんびりやのぶうは……。二人のやりとりが楽しい、切り絵の画面が美しい絵本。
  • パパは私がきらいなの? 遊んでくれないし、怒りんぼだし。でもね……。本当は、父親に抱っこしてほしい女の子をとびきり楽しく描きます。

    パパなんてきらい! 遊んでくれないし、怒りんぼだし。でも……。本当は、父親に抱っこして欲しい女の子の姿をとびきり楽しく描きます。わたし、時々パパなんていなくてもいいって思う。おならはくさいし、トイレはながーい。お休みの日なんか「テレビばっかりみてるんじゃない」とか「ママのお手伝いしなさい」とか、ガミガミうるさいんだ。「一緒に遊ぼうよ」っていっても、忙しいばっかりだし、弟のりょうたが泣いた時だって、「みかはお姉ちゃんだろ」って、私ばっかり怒るんだ。私が悪いんじゃないのに。遊んでくれない、怒りんぼパパなんて消えちまえ! 優しいパパ、でてこい! そしたら、おひざの中で、絵本を読んでもらうんだ。パパの背中に乗って、お馬さんごっこ。大きな海ではお船になってね。わたしを、びゅんびゅんまわして、たかいたかーいもして、そして、いっぱいいっぱいだっこして! 元気いっぱいの可愛い絵が魅力。想像が広がる絵本。
  • スキーが下手なとしくんは、ねこのみんなに置いてきぼりに……すると、としくんの影が「ぼくが教えてあげるよ」と言いました。影はどうやってスキーを教えたのでしょう?

    スキーが下手なとしくんは止まることができず、ゆきのなかへつっこんでしまいます。そして、いつの間にかスキーがじょうずなねこのみんなに置いてきぼりにされてしまいます……すると、としくんの影が「ぼくが教えてあげるよ」と言いました。影はどうやってスキーを教えたのでしょう?
  • ナンセンスの名手・内田麟太郎が描くもうひとつの世界。著者が書かずにはいられなかった母への切なる想いが美しく広がる……。

    おかあさんを、ずっとまっているんだ。内田麟太郎が描く、母への切なる想いが、美しく広がる……。まだ ことばを すこししか しらなかったころ。/ばくは ラジオから ながれてくる ことばに、ふと みみを かたむけた。/うみのはは。/(そうか。かあさんは うみに……)/ぼくは 水平線 みつめた。/かあさんが、なみの うえを すべってくるようで。しろいきものの 女神さまのような すがたで。/まちつづけた。ずっと。水平線を みつづけながら。/ときどき、そっと よびかけて。/かあさん。/ゆうひが しずんでいく。それでも……。ぼくは まちつづけた。/ひがしずみ なみの おとだけになった。/ぴちゃ ぴちゃ。ぴちゃ ぴちゃ。/(かあさんは……、こなかった)ぼくは よみちを かえっていった。/それから なん年してからだろう。ぼくは すこし じぶんを わらった。海の母じゃなくて、生みの母だったのだ。/……。
  • おいもほりにでかけたゴマとキナコ。はたけに着くと、おいもほりたいけつが始まりました。ところが、おいもが抜けた瞬間……。

    「明日はおいもほりにぴったりのいい天気になるでしょう」天気予報を聞いたゴマとキナコは、おいもほりに行くことにしました。軍手や長靴、リュックなど、おいもほりに必要なものを準備します。ところが、ふたりはわくわくしすぎて、夜になってもなかなか眠れません。次の日の朝、さっそくおいもほりにでかけました。畑に着くと、「おいもほりたいけつ」が始まって、ふたりは一生懸命おいもをひっぱります。すると、おおきなおいもと、たくさんのおいもがとれました。ところが、おいもがぬけた勢いで、キナコがどこかに飛んでいってしまいました。キナコを必死で探すゴマ。すると、どこからかキナコの声が聞こえてきました。キナコは、深い穴の中に落ちてしまったのです。穴の中は、暗くて今にも何かでてきそう。暗闇にだんだんと目が慣れてきたキナコ。するとその穴の中には……? 楽しいおいもほりの一日を描いた、秋にぴったりの一冊です。
  • その国は今までとても静かで平和な国でした。しかし最近になって、のろいの山のドラゴンの唸り声が街に響き始めたから、さあ大変!

    あるところに、とても静かで平和な国がありました。しかし、最近になって、その国にある“のろいの山”からゴーゴーゴーという、ドラゴンの恐ろしい声が聞こえるようになりました。街のみんなは、恐怖で震え上がりました。そこで、その国の王様が、ドラゴンを退治してくれる者を募りました。すると、さんにんの若者が名乗りでました。ひとりめは、となりの国の王子です。国で一番強い牛をひきつれ、大きなケーキをもってきました。ふたりめは、市長の息子のぼっちゃんです。ぼっちゃんは、美しいマントをはおり、毎日一つ金の卵を産むニワトリと、おいしい栄養満点のチョコレートをもってきました。さんにんめは、まずしい百姓の家のちびすけです。ちびすけは、おなかが冷えないように毛糸のパンツをはいて、小さなハチと、角砂糖を一つもってきました。早速、ドラゴン退治に出かけたさんにんですが……。コミカルなストーリーとかわいいイラストの絵本です。
  • 1,000(税込)
    さく・え:
    山本省三
    出版社: PHP研究所

    だれもしらないジャングルにすんでいるひょうのぽつぽつくんには、いろとりどりのぽつぽつがあって、とってもふしぎなちからをもっています……

    ぽつぽつくんは、地球のどこか、だれもしらないジャングルにすんでいる、いろとりどりのぽつぽつのあるひょう。このいろのぽつぽつには、とってもふしぎなちからがあって……
  • 夢占いのおばあさんに呼びとめられたサキ。取り出された「夢の花」のにおいをかぐと、幻想の世界の中へ……。美しく心に残る感動絵本。

    夏まつりの前の日、神社の境内でサキは夢占いのおばあさんに呼びとめられました。バスケットの中から取り出された一輪の白い花。その花の香りをかぐとサキは不思議な世界の中へ……。そこで亡くなったおばあさんと出会います。 ――美しく心に残る感動絵本。
  • ぼたっ ぼたっ ぼたぼた…… いちごちゃんが音のするほうへ行ってみると……!? ひゃ~! いちごちゃんの大好きな大福がいっぱい!

    冬のある日。いちごちゃんは、おばあちゃんの家に遊びに行きました。いちごちゃんは、おばあちゃんの作ってくれる、いちごだいふくが大好きなのです。ところが、今日はありません。いちごちゃんの悲しい顔を見たおばあちゃんは、和菓子やさんに出かけて行きました。「いちごは、おばあちゃんのいちごだいふくが食べたかったのに……」いちごちゃんが、残念そうにしていると、「ぼたっぼたっぼたぼた……」と、どこからか不思議な音が聞こえてきました。音のするほうへ近づいていくと、なんと! タンスからだいふくが落ちる音でした! うれしくなったいちごちゃんは、たくさんのだいふくをほおばり、どんどん膨らんでいき……いちごだいふくちゃんになっちゃった! すると、きなこだいふくちゃんやまめだいふくちゃんがあらわれて……!? 食べ物を主役としたナンセンス絵本で活躍中の著者が描く、笑いとかわいらしさがたくさんつまった、おいしい絵本。
  • 弟がほしいとらねこたっちが、あちこち訪ねてやっと見つけたのは、なんと“とらねこ”じゃなくて“とらのこ”でした! ほのぼの楽しい絵本。

    「あかいひこうきすてきでしょ。これあげるから、ぼくのおとうとになってくれない?」弟がほしいとらねこたっちは、あちこちたずねてまわります。やっと弟になってくれたのは、なんと……
  • 幼稚園に行くまであまり友達のいなかった町はずれの牧場の子しょうたは、幼稚園に行くのがいやでいやでしかたありませんでした。

    しょうたは町はずれの牧場の子です。犬のジョンと子牛のゴロウだけが友達でした。幼稚園に行くことになっても、入園式の翌日から泣き叫んで行きません。困った大人たちは、ジョンとゴロウに手伝ってもらうことにしました……。
  • 入園がまちきれないじゅんは、ある日、おねえちゃんの通う幼稚園へでかけてしまいました。ところが、一緒につれていった犬のジョディのせいで幼稚園がパニックに……。

    おねえちゃんは、毎日幼稚園にかよっててとっても楽しそう。入園がまちきれないじゅんは、ある日、おねえちゃんの通う幼稚園へ仲良しの子犬のジョディとでかけてしまいました。そこへカラスがとんできて大騒ぎに……。
  • てっちゃんが、落ち葉掃きをしていると、ライオンに出会いました。持っていた「ちりとり」を「しりとり」と聞き間違えたライオンは……?

    てっちゃんは、お母さんに玄関の前の掃除をたのまれました。玄関の前から、門の前、門の外へと落ち葉掃きをしていると……小さなかわいいライオンに出会いました。ライオンが、てっちゃんの持っている物をみて、「それなあに?」と聞くので、「ちりとりとほうき」と教えてあげました。すると、「ちりとり」を「しりとり」と聞き間違えたライオンは、そのまましりとりを始めてしまったのです。「さいしょは、ほうき、き、き、き……」→「キツネ!」すると、「よんだ?」と、キツネが出てきました。「ね」だから「ネコ!」。今度はぴょんとネコが出てきて、「コアラ」といいました。「ラッコ」→「コウモリ」→「リス」……。呼ばれた動物たちが次々と登場します。もとした氏が生み出すテンポの良いしりとりと、ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞の期待の画家日隈氏による、元気いっぱい表情豊かな動物たちが大活躍のユーモア絵本!
  • ホンシメジ先生とナメコくんは、テングバナキンを養成している怪人ベニテングを退治に行く。奇想天外かつユーモア溢れる絵本。

    ホンシメジ先生の診療所に、助手のナメコ君が飛び込んできました。診療所の前に、身体から得体の知れぬもの(テングバナキン)が突き出ている患者さんの長い列ができていたからです。先生は怪人ベニテングの仕業だと確信します。検査の結果、テングバナキンは鼻が異常に長いことがわかりました。そこで先生はカメムシ殿を連れてこさせ、屁をこくように促します。「バッフゥーン!!」――その強烈さで、テングバナキンはポロポロと落ちました。先生とナメコ君は、逃げていったテングバナキンのあとをつけていき、ベニテングの居場所を発見。2人は一度は彼らにつかまりますが、うまくかわします。ハナノービルキンの注射を奪って、シロオニタケゾウのお尻にさし、さらにルーペを使って、日光を怪人ベニテングに当てると……。著者は、『新幹線のたび』(講談社)で著名なコマヤスカンさん。コマヤスカン・ワールドが炸裂した、きのこ村の絵本!
  • あしたは、おんがくかい。きょうはみんなで、ふえのれんしゅうです。ピポパピポ~。まちのみんなはうまい、といってくれますが……

    あしたは、おんがくかい。きょうはみんなで、ふえのれんしゅうです。ピポパピポ~。ぶたのぶーちゃんは、げんきいっぱいにふえをふきます。なんどもなんども、ピポパピポ~。まちのみんなはうまい、といってくれますが、ともだちはへたっぴ、といってかけていきます……
  • プレゼントはいっぱい欲しいけど、靴下は小さくて入らない。クリスマスにつきものの悩みを、ねずみくんはゆかいなアイデアで解決します。

    子どもたちにとってクリスマスは楽しいけれど悩みのタネ。それは、たくさんあるプレゼント候補を絞りこまなくてはならないからです。そんな子どもの気持ちがかわいく伝わる絵本です。どうぶつむらのクリスマス。ねずみくんがサンタさんにお願いしたのは、ペロペロキャンデー、チョコレート、おだんご、マシュマロ、えびせんべい……。あれあれ、そんなにたくさん小さな靴下に入るかな? 悩めるねずみくんにゾウさんが靴下を貸してくれることになりました。でも、ゾウさんの靴下まで借りて、プレゼントを欲しがるなんて、サンタさんに欲張りなねずみだって思われないかな? そんな心配も浮かんできます。さあ、ねずみくんはどうしたでしょう。一生懸命考えて、ついにプレゼント問題を解決するねずみくんの子どもらしいアイデアに、思わず微笑んでしまいます。親子で楽しめる一冊です。
  • こんなに小さなタネからどうやって花がさくの? 初めてあさがおを育てるはるくんの気づきに共感しながら、育て方が学べる写真絵本!

    子どもの共感ポイント満載で小学校司書絶賛! 育て方のコツが楽しくわかる、「今までになかった」あさがおの写真絵本。はるくんが初めてあさがおを育てる過程を、しゃしん絵本作家のキッチンミノル氏が撮影。タネを植えるところから、芽が出て、ツルが伸び、たくさんの葉っぱがしげり、きれいな花が咲く……そして、また、タネができるまでを、はるくんのリアルな「気づき」と共に美しい写真で紹介しています。思わず声が出てしまった発芽の喜びや、開花したあさがおに触れた時の静かな感動……。はるくんの生き生きとした表情や言葉は、あさがおの成長を臨場感たっぷりに伝えてくれます。学習の一助にもなる、監修・星野敦先生によるワンポイントアドバイス付き!
  • 丘の上の岩はいつもぽつんとひとりなので、ともだちがほしいなと思っていました。そんな岩のそばに赤い実がひとつおちてきました。

    丘の上の岩は、ぽつんといつもひとり。そこへ、小さな赤い実がひとつ、ころんとおちてきました。さみしかった岩はこの実を大事にしました。すると、かわいい芽を出し……。心あたたまる絵本。
  • 川のむこうへあこがれる小さなあおむしの冒険物語。あおむしくんの願望をみるにみかねた仲間たちは、いい方法を思いつきましたが……。

    小さなあおむしくんは、毎日川をながめて暮らしていました。この川の向こう側はどうなっているのだろう。あおむしくんは、かえるさんの歌声と一緒に、川を渡りはじめ……小さなあおむしの、小さな冒険がはじまります。
  • “おねえちゃん”になる日の、せつなさと嬉しさが生き生きと伝わる一冊。一人ですねている女の子の前に、小さな天使が現れました……。

    「あれがないとぼく、かえれないよぉ」お母さんがあかちゃんをうむのでお留守番をしていると、こまったかおの男の子があらわれました。「あなただあれ?」ふしぎな夜の絵本。
  • ビスケットをみつけたくまさん。友達に電話して、一緒に食べることにしました。でも、約束の時間にはまだ少し早いと、ねてしまったから……!?

    食べること、歌うことが大好きなくまさんのキャラクターが魅力的! 季節は冬。冬ごもりのくまさんは、眠気には勝てないようで……。ビスケットをみつけたくまさんは、うさぎに電話をかけ、10時のお茶の約束をします。“ジャムジャム おじゅうじ うれしいな”と歌うくまさん。約束にはまだ早いので寝ることにして……すぐに眠ってしまいました。目がさめた時、ジャムジャムおじゅうじの歌をすっかり忘れていたくまさんは、たぬきに電話をしてお昼の約束をします。でも余りに待ち遠しいのでちょっと寝ることにして……また、眠ってしまいました。目がさめた時、たぬきとの約束を忘れていたくまさんは、りすに電話します。三時のお茶の約束をしたくまさん。今度は、お昼寝しないで行けるのでしようか? リズム感のあるやさしい文体と宮本先生の暖かな絵が溶け合った、とっておきの一冊。
  • 子うさぎのみみこの家はきょうはひっこしでおおいそがし。みみこは五つ子の弟、妹たちの世話をいいつかったのですが、いちばんやんちゃなみみすけがいなくなってしまいます。

    子うさぎのみみこの家はきょうはひっこしでおおいそがし。みみこは五つ子の弟、妹たちの世話をいいつかったのですが、いちばんやんちゃなみみすけがいなくなってしまいます。そこへ、くまおじさんが、にぐるまをひいてやってきて……
  • まめつぶくらいの子牛“まめうし”のおじいちゃんは“まめじい”。年とるごとに小さくなったというまめじいは、遊びたいことがたくさん!

    まめうしは、牧場に住むまめつぶくらいの小さな子うし。まめうしくんには、おじいちゃんがいます。その名も「まめじい」。まめうしくんとおじいちゃんの、愉快で温かい触れ合いを描きます。好評シリーズ第五弾。まめじいは、まめうしくんと同じくらいの、とても小さなおじいちゃん。「昔はおまえのおとうさんより大きかったんじゃが、年をとるうちにだんだん小さくなったんじゃ。わしは、早く小さくなっておまえと遊びたかったんじゃよ」と言うまめじいは、年寄りなのに元気いっぱい。50年ぶりに花の上で昼寝をしたり、とかげにつかまって木の幹をかけ登ったり……二人でいろいろな遊びをします。最後にまめじいは、石にあいた小さな穴の奥から、うずまき貝を取り出して、まめうしくんにくれます。「これは、わしが海に冒険に行った時に見つけたんじゃ」海を見たことのないまめうしくんは、あれこれ想像します。祖父母と孫だからこそ通じ合う心、遊びを伝える大切さを、楽しく描きます。
  • 「おばけさん、こんな兄ちゃんなんかつれていってください!」兄ちゃんはいつもイバってばかり。だからぼくはついにさけんでしまった。

    ぼくの兄ちゃんは、いつもイバっているけれど、本当はとても怖がり。天井の模様がおばけに見えるからと、寝るまでの見張りと、模様の描き直しを命じてきた。描き直しをしたぼくは、やっと眠れると思ったのに……、また兄ちゃんのワガママが始まった。だから、ぼくはついにさけんでしまった。「おばけさん、こんな兄ちゃんなんか、つれていってください!」ところが、兄ちゃんだけでなく、ぼくもいっしょにおばけの世界に連れられてしまった。おばけの世界では、好きなおばけに変身できるというから、兄ちゃんは怖がるどころか気に入ってしまった。そして、いつものようにぼくは置いていかれ、おばけに囲まれてしまった。「た、たすけて兄ちゃーん」兄ちゃんに助けをもとめると……!? 著者自身の兄弟エピソードをもとに描いた、ユーモア兄弟絵本。よしなが家には、本当にこんなお兄ちゃんがいたのです! 子ども達のアイデアから生まれたおばけたちも大集合。
  • 子うさぎのみみこは、このごろうれしくてたまりません。もうすぐみみこのうちに赤ちゃんが生まれるのです。みみこは生まれてくる赤ちゃんの名前をかんがえます。

    子うさぎのみみこは、このごろうれしくてたまりません。もうすぐみみこのうちに赤ちゃんが生まれるのです。みみこは生まれてくる赤ちゃんの名前をかんがえます。スキップしながら外にでると、あたたかなひだまりにすみれがさいていて……
  • 勇者さま! どうかたすけてください! 迷路、探し絵、計算問題……おそいかかる試練をのりこえて、王国の平和をとりもどそう!

    めいろ、さがしえ、すいり……。ニャンデモあり!? な試練をのりこえろ! ここは、ねこのゆうしゃがくらすニャンデモおうこく。平和な毎日が続いていたある日、いじわるなまじょがやってきて……。変な姿に変えられたり、ものを盗まれたり、おうこく全体がめちゃくちゃに! みんなを救うため、ゆうしゃはまじょを捕まえる旅に出ることにしました。しかし、旅の途中には、12のいじわるな試練が待ちかまえていた! 果たしてゆうしゃは、試練をのりこえてまじょを捕まえることができるのか!? ●おそいかかる12のしれん まちがいさがし、めいろ、さがしえ、すいり、しりとり、計算問題……。たくさんの遊びページがてんこ盛り! まちがいさがしのイラストが反転していたり、めいろの道が前のページにも繋がっていたりと、ちょっぴりいじわるな仕掛けも。簡単すぎないから、じっくり楽しめる! ●おすすめポイント ・なぞる、たどる、さがす、推理する、計算する……。脳を刺激しながら遊べるから、思考力upも期待できる! ・何度でも楽しめる仕掛けが入っているから、一人読みはもちろん、家族みんなで、友だちと一緒にコミュニケーションを取りながら楽しめる! ・ゲームのキャラクターデザイナーとして活躍されている著者だからこそ、リアルに表現される「ゲームっぽさ」がたまらない! ゲーム好きの子どもにぴったりの1冊です。
  • こんにゃく、にぼし、あぶらあげ。ゆみちゃんがうたいながら、とうげみちをあるいていくと……。

    おつかいからの帰り道、ゆみちゃんの前にあらわれたのは、男の子にばけた子ぎつね。秋の日の暮れかかる野原で、ゆみちゃんと子ぎつねはたのしくあそびます。
  • スギノキ山の熊笹の中に、キツネの母と娘がすんでいました。お嫁にいく娘のために花よめいしょうがほしいと母ギツネは考えましたが……。

    おおきなスギノキ山のクマザサのなかに、かあさんギツネとむすめのキツネがすんでいました。むすめのキツネは、あきになると、むこうの山へおよめにいきます。――美しい文としみじみやさしい絵でおくる珠玉の一冊。嫁ぐ日が近いむすめの体を、母ギツネはヤマツバキの実でせっせとみがいていました。谷川のむこうの染め物屋さんが、河原の石の上にひろげたあざやかな布をみて、「あのぬので花よめいしょうをつくったら、きっとお山一のおよめさんになるだろうな」と母ギツネはいつも河原の布をながめていました。ひとかげがなくなったとき、母は布をくわえて走りましたがすぐに見つかり、命からがら草むらに逃げ込みました。美しい布があきらめきれない母ギツネでしたが、かみなりのあとのあめつぶで七色にかがやくむすめのからだをみて、娘がどんな布よりもきれいなことに気がついたのです。娘を思う母ギツネの愛情が、せつないほど伝わってくるお話です。
  • 空き家に引っ越してきたおじいさんは、そこに住んでいた動物やおばけを追い払いました。一人でも寂しくない! と思っていましたが……。

    森のそばにある古い空き家には、おばけ、いぬ、ねこ、おんどり、やもりが住みついていました。ある日、この家に一人のおじいさんが引っ越してきました。一人ぼっちのおじいさんは、長い間貯めたお金でこの家を買ったのです。のんびり暮らしたいと思っていたおじいさんは、動物たちを追い払いました。それから、家を掃除してドアをピカピカに磨き、誰にも触られないようにしました。一年が過ぎたころ、おじいさんの望みどおり、誰もドアをノックすることはありませんでした。しかし、近頃のおじいさんは元気がありません。そんなある日、とんとんというノックの音が聞こえ、おばあさんが訪ねてきました。おばあさんと出会い、人と接することがうれしくなったおじいさんは、自然と優しくなりました。そして、今までの自分を反省し、森へ追い出したみんなを呼び戻しました。にしかわおさむ先生のやわらかな絵と色合いが、優しい気持ちにさせてくれる一冊。
  • 大エジプト展でツトムくんはこどものミイラを見つけました。ツトムくんが夜中に博物館へしのびこむと、突然ミイラが目を覚ましました!

    ツトムくんと犬のペスは港にやってきました。港にはたくさんの船がとまっていて、貨物船から荷物が運び出されています。その荷物は、町で開かれる「大エジプト展」で使われるエジプトの珍しいものだと貨物船の船長さんが教えてくれました。ツトムくんとぺスが荷物を運びだす様子を見ていると、荷物からこどものミイラが落ちました。すると、ミイラの目が動き、笑ったように見えました。それから一週間たって、大エジプト展が始まりました。ツトムくんとぺスも大エジプト展に行き、港で見たこどものミイラを見に行きました。でも、ミイラはぴくりとも動きません。「あのミイラはきっと生きているにちがいない」と思ったツトムくんたちは、夜中に博物館に忍び込みました。すると、あのこどものミイラが起き上がってツトムくんに話しかけてきました! ツトムくんはミイラくんを家に連れて帰ることにしました。ツトムくんとミイラくんの楽しくも切ないお話です。
  • あさがおを持ち帰る日。なぎちゃんは、暑くて重くて掲示板の隣で休憩することにしました。すると、あさがおがひゅーっと伸びて……!?

    学校から、あさがおの鉢植えを持ち帰る日。なぎちゃんは、帰り道を一生懸命歩いていましたが、暑くて重くて、掲示板の横で休憩することにしました。座り込んだなぎちゃんは思わず、「あさがおさん、およいでいえにかえりたい……」とつぶやきました。すると、なんということでしょう! あさがおが、ひゅーっと上に伸びて、きらきらと光る水のシャワーを出し、掲示板の中は水でいっぱいになりました。泳ぎが得意ななぎちゃんは、嬉しくなって、掲示板水槽の中に飛び込んでみることにしました。ばっしゃーん。ぶくぶくぶく。水の中はなんて気持ちがいいのでしょう。なぎちゃんは、しばらく泳いで進んでみることにしました。そして、水の中から顔を出すと、いつもの高速道路が、流れるプールとすべりだいになっていて……。暑くて辛い帰り道が、こんなに楽しい帰り道に!? 清涼感溢れる描写と、生き生きとした少女が眩しい暑い夏に読みたい一冊。
  • 春の野原はお花がいっぱい。花の好きな女の子はうれしくて踊りだします。そのとき思わずたんぽぽをふんでしまいました。でも、女の子はいいことを思いつきます。

    春の野原はお花がいっぱい。花の好きな女の子はうれしくて踊りだします。そのとき思わずたんぽぽをふんでしまいました。でも、女の子はいいことを思いつきます。おうちのミルクをたんぽぽにあげると、まわりの動物たちがあつまってきて……
  • 柳の木の中に、かえるの本屋があります。ここでは、かえる達が本を売るだけでなく、お話を作ったり製本作業をしたりしているのです。

    池のほとりの柳の木の中に、一軒のかえるの本屋があります。「ようこそ、みなさん。おあつまりですね」かえるの店長のお話会が始まります。今日は、おたまじゃくし達に人気の『たまごからかえる』や、しっぽがある子どもに人気の『こわいこわいへび』、本屋を最初に作った店長のお話『ほんやをつくったかえる』の3冊を読みます。お話会が終わると、それぞれ好きな本を読んで、気に入った本はへびのぬけがらと交換して購入することもできます。そして、奥の部屋に入っていくと……たくさんのかえる達が本作りをしています。材料は、草の根から作った紙、花や実から作った絵具、草の実から作ったのり等です。広いテーブルでは、店長と絵本を作るかえる達が会議中です。ところが、作家のかえるがお話作りに煮詰まってしまい……? 本がある暮らしはかえる達の心を豊かにしていきます。精緻を極めた描写と、生き生きとしたかえる達が魅力的な1冊です。
  • カエルは面白い。姿形、生態はもちろん、水の神様として扱われていたり、物語の登場も多い。そんなカエルの魅力を様々な角度から紹介!

    カエルは、面白い。目が飛び出ている姿形、おたまじゃくしから手足がはえていく生態は、だれもが知っているところだが、水の神様として慕われた時代もある。またグリム童話「かえるの王様」やキャラクターとしての登場も多い。それだけ私達の生活に身近で愛すべき存在なのだ。しかし、きもちわるい……とカエルを嫌う人が多いのも事実。この本では、カエルの気持ちになって、カエルをよく知ってもらうことで、ただ気持ち悪いといわずに、しっかりと見つめて欲しい、そしてできれば好きになって欲しいと子ども達に呼びかけます。嫌いといってそのものをよく見つめないでいると、どんどんと小さい世界で暮らすことになります。是非きらいなものも、ぐっとこらえてみつめてごらんよ、という作者の思いがあふれている。写真はどれも面白いものばかり。普段みられないカエルのショットも満載している。
  • いつもと同じ帰り道、いつもののらねこのもようがちがう。毎日同じもようじゃつまらないなら、ぼくがいっしょに考えてあげる!

    いつもとおなじかえりみち、いつもとおなじあのばしょで、いつものねこにごあいさつ。でも、ちょっとまって。いつものねこともようがちがう。「まいにちおなじもようじゃつまらない」だって。なるほどね! それならいっしょにかんがえてあげる。たとえばこんなのどうでしょう? みどりとくろのしましまもようの「スイカねこ」。まるまればほんもののスイカにみえるかも。うまれたくにがひとめでわかる「こっきねこ」。にほんねこにスイスねこ。ボールをけってるねこはどこのくに? まわりのけしきにあわせるように、いろをかえる「カメレオンねこ」。なんびきいるかわかるかな? ちずねこ、プリンねこ、パンダねこ……いろいろいたらたのしそう。へんなねことあそんでいたら、いつものねこがみあたらないぞ。ちゃいろとくろのみずたまねこ。どこへいったかさがしにいこう! 大人気「ぼくの」シリーズ第5弾! 緻密なイラストで絵さがしも楽しめます。
  • みみこは、お母さんが大切にしていたお皿を割ってしまいました。それをカラスに見られてしまい、「ないしょにしといて」とお願いします。

    うさぎのみみこは、お母さんが大事にしていたお皿を割ってしまいました。それをカラスのがちゃたろうに見られてしまい「ないしょにしといて」と、お願いします。すると、がちゃたろうは、「俺の歌を聞いて、一緒に踊ってくれたら内緒にしといてやる」と言いました。みみこは、仕方なく踊りますが、お皿の事が気になって仕方ありません。がちゃたろうが行ってしまうと、今度はキツネのけんたが声をかけてきました。「割れたお皿をひみつの場所に隠してきてやるから、一回だけチュ―させろ」と近寄ってきます。その時、ちょうど通りかかったくまおじさんに助けられ、同じお皿を売っているお店を教えてもらいました。みみこは、急いでお店に向います。けれど、割れてしまったお皿と同じものは、値段が高くてみみこのおこづかいでは買えませんでした。失敗をしてしまった子供の心情を巧みに描いた一冊です。素直に謝ることの大切さが伝わります。
  • まよなか、僕とお父さんのじてんしゃたちがそっとうごきだす。そして街中をかけめぐると……?

    新しく買ってもらったじてんしゃ。ぴっかぴかな僕のじてんしゃとお父さんのじてんしゃが、まよなか、そっとうごきだす。そして街中をかけめぐると……?
  • ごちそういっぱいのクリスマス、着飾ったおねえさん達のダンスパーティ。そして最後に見つけたものは……?

    アンナが買いもの途中で見つけた、いろいろなクリスマス。ごちそういっぱいのクリスマス、着飾ったおねえさん達のダンスパーティ。そして最後に見つけたものは……?
  • ともちゃんは、ダンゴムシが大好き。石の下、草むら……たくさん見つけたダンゴムシを、袋いっぱいに入れてお母さんに見せにいくと……。

    ともちゃんは、大好きなダンゴムシを袋いっぱいに集めました。嬉しくなって、お母さんに見せようと持ち帰りますが、驚いたお母さんに怒られてしまいます。家を飛び出したともちゃんは、転んだ勢いで袋の中のダンゴムシが出てしまい……。コロコロ転がったダンゴムシは、1匹の大きなダンゴムシになったのです。ゴロちゃんと名付けたダンゴムシと一緒に、ともちゃんは鉄棒やブランコ、おやつを食べて遊びます。ゴロちゃんと一緒にいると、普段は葉っぱを食べていること、アリがこわくて、近づいてくると丸まってしまうこと、四角いうんちをすることがわかりました。しばらく、ゴロちゃんと遊びに夢中になっていた、ともちゃん。お母さんに頼まれていたお花の水やりをしていなかったことを思い出します。元気がないお花を見たゴロちゃんは……。ダンゴムシと友だちになったら、どんな遊びをしようかな? 子ども達の夢が膨らむ絵本です。自然と生態も学べる!
  • あるはるのよる、のらねこのノーラは5ひきのこねこをうみました。ねこずきのおばあさんが助けてくれて……?

    あるはるのよる、のらねこのノーラは5ひきのこねこをうみました。えかきのおじいさんは、ねこがだいのにがて。でも、ねこずきのおばあさんが助けてくれて……?
  • ぼくは毎日ちびのうんちの大そうじ。ちびがちびのときは、うんちもかわいかったのに、自分だけ大きくなって、くいしんぼうになって、ずるい……。

    ぼくは毎日ちびのうんちの大そうじ。ちびがちびのときは、うんちもかわいかったのに、自分だけ大きくなって、くいしんぼうになって、ずるい……。「ぼく」と、仲よしの大きくなった犬のちびのお話。
  • アザラシちょうさだんは、ごみだらけの海を掃除する機械『ウミキレイ』を考えだしました。組み立てには人間の力が必要なため……。

    アザラシがリュックをしょって倒れています。時計職人のおじいさんが、急いでアザラシを連れて帰ると、口の中からビニール袋が出てきました。食べ物と間違えて飲み込んでしまったようです。お魚を食べて元気になったアザラシは、リュックから不思議な絵と文字が描かれた説明書のような紙を取り出しました。何かしゃべっているようですが、おじいさんはアザラシ語がわかりません。そこで、世界中の国や動物の言葉がわかるヤマネコのもとを訪ねました。ヤマネコによると、アザラシとその仲間たちは、海のごみを間違って食べてしまい困っているそうです。そこで、海を調べるアザラシちょうさだんになり、海を掃除する機械『ウミキレイ』を考え出したというのです。ところが、機械の組み立てには人間の力が必要で……。アザラシ語を解読できるヤマネコと、器用な時計職人のおじいさんの力を借りて、いよいよ『ウミキレイ』が発動! SDGs、環境問題にも目を向ける1冊。
  • ぼくがパジャマにきがえていると、窓からかえるなんかがのぞいていることがあるよ。でも今日は違うの。なんと、おばけが現れたんだ!

    おばけ、かいじゅう、遊園地、と子どもの好きなものがたくさんでてくる楽しい絵本です。ぼくが夜、パジャマにきがえていると、ふしぎなものがあそびに来るよ。なんと今日はゴリラがきたんだ。ゴリラはね、ぼくとペスと一緒に寝てみたかったんだって。でも、困るよ。部屋をのぞきにきた母さん、きっと気絶するに決まっている。次の朝、ゴリラは「楽しかった。ありがとう」って、帰っていった。よかった、母さんにみつからなくて。あれ、今夜はちっちゃいおばけの子どもがあそびにきたよ。おばけの子どもとあそんでいたら、おばけのお父さんが坊やを迎えにやってきた。「一緒にあそんでくれてありがとう。君はやさしい子だね」そういって、ぼくとペスを連れていってくれたのは、なんと夜空の散歩だったんだ! 西洋っぽい絵と色づかいが魅力的。西川氏独特のユーモアセンスに、ふふふ……と笑える一冊です。

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