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『宝島社文庫(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧

61 ~120件目/全213件

  • 「辛い日々から逃げられるなら、オサキモチに嫁入りするほうがましだ」
    人との関わりを絶った異能の青年のもとに、ある秘密を抱えた孤独な乙女が嫁入りする――

    累計45万部突破!「妖狐オサキ」シリーズの著者が描く大正あやかし婚姻譚。
    陰陽師家の名門・久我山家の長女として生まれるも、使用人同然の扱いを受けてきた未緒。
    ある役目を果たすため、不幸を呼ぶとされる「オサキモチ」である周吉のもとへの嫁入りを父から命じられる。
    周吉は以前、本所深川一帯を焼き払う大事件を起こし、世間から恐れ憎まれていた。
    未緒は周吉に殺されることも覚悟して嫁入りするが、初めて会った彼は噂とは違う心優しい青年で……。
    これは、孤独で不幸な乙女が自分の居場所を見つける物語。


    【著者について】
    高橋由太(たかはし・ゆた)
    1972年、千葉県生まれ。第8回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』で2010年にデビュー。他の著書に『神様の見習い もののけ探偵社はじめました』『あなたの思い出紡ぎます 霧の向こうの裁縫店』(以上、宝島社)、「あやかし和菓子処かのこ庵」シリーズ(KADOKAWA)、「ちびねこ亭の思い出ごはん」シリーズ(光文社)などがある。
  • シリーズ10冊
    713780(税込)
    著:
    佐藤青南
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    『このミステリーがすごい!』大賞作家の作品!!相手の習慣やしぐさ、行動パターンから嘘を見破る行動心理を専門にした女性刑事・楯岡絵麻が鮮やかに事件を解決する、連作短編集です。焼死体が見つかり、被疑者として浮かび上がった被害者の幼馴染がついた嘘を暴く「近くて遠いディスタンス」。人気俳優の夫を殺害したとして自首してきた有名女優の真実を暴く「名優は誰だ」。絵麻の同僚の刑事が殺人事件の犯人として疑われる「綺麗な薔薇は棘だらけ」など、全五話。
  • シリーズ累計120万部突破! 宝島社の大人気「ショートショート」シリーズ、最新刊のテーマは“おやつ”です!
    “チーム・バチスタ”海堂尊、“元彼の遺言状”新川帆立など豪華作家陣25名による書き下ろしショート・ストーリー

    ふわふわのホットケーキからほくほくのやきいも……
    感動のストーリーからユーモア、ミステリ―まで、読むと笑顔になる美味しい超ショート・ストーリー。
    ほっとひと息つきたいティータイムにぴったりな物語を25作品収録。

    [著者] ※五十音順・敬称略
    一色さゆり/井上ねこ/海堂 尊/伽古屋圭市/梶永正史/柏 てん/喜多 南/黒崎リク/咲乃月音/佐藤青南/城山真一/新川帆立/蝉川夏哉/高橋由太/辻堂ゆめ/塔山 郁/友井 羊/南原 詠/林由美子/柊サナカ/降田 天/森川楓子/八木圭一/柳瀬みちる/山本巧次
  • エブリスタ×宝島社『この文庫がすごい!』大賞受賞作(応募総数1874作品)! 僕の結婚相手は、4回目の結婚に心を閉ざした花嫁だった――。優れた方術士を輩出する京都の名家で元次期当主だった鈴夏文人と、海外との貿易も盛んな大阪の豪商の令嬢・雪割一華の結婚は、出会いから衝撃的で!? 政略結婚とはいえ夫婦になったからにはと歩み寄ろうとする文人に対し、夫婦関係を拒絶し両家にとって円滑で具体的な離縁まで勧めてくる一華。かつて一族の期待を背負った聡明な令嬢だった一華は、ある事件を境に公の場に出てこなくなったという。ぎこちない夫婦生活の中で少しずつ一華を知るほど、文人は彼女の抱える秘密を共有したいと願うようになっていくが、彼自身も人には言えない秘密を抱えていて――。 『家』に縛られ、秘密を抱えていた二人が紡ぐ婚姻譚が始まります。
  • 第9回『ネット小説大賞』の受賞作。濡れ衣のネット炎上&逆転を描いたサスペンス! ウェディングプランナーとして充実した日々を送っていた藍原ひかる。ある日、トラブルだらけの披露宴に出くわし、騒ぎの収拾に手を貸した。――その後日。「#A原、死んで詫びろ」「#A原を許さない」ハンドメイド作家としてSNSで知名度のあった新婦の投稿から、瞬く間に式当日のずさんな対応が拡散され、なぜかその責任者として藍原の名前が挙がっていたのだ。悲劇のヒロインとして注目を浴びたい新婦、広がる炎上に愉悦感を覚えて火種を投下し続ける新婦友人、ゲーム感覚で藍原の個人情報を特定していくネット民。絶体絶命の窮地で、藍原が出会った弁護士・九印葉桜は彼女に“前代未聞の訴訟”を提案し……。怒濤の逆転劇が幕を開ける!
  • 小説投稿サイト「エブリスタ」上で開催したコンテスト『この文庫がすごい!』大賞を受賞したパニック・ホラー・アクション! 水上だけでなく湿地や砂浜すら走破できる船舶、エアボート。日本では数少ないエアボート操縦士の菊崎鷹彦は、新潟県の阿賀野川で、河川遊覧から警察の水上任務のバックアップまで様々な仕事を請け負っていた。ある日菊崎は、依頼を受け支流の湿地帯へと向かうが、そこで驚くべき光景を目にする。動かなくなった人間に、大型の巻き貝が何十体も群がり、触手のような細い管を思い思いに皮膚に突き刺していたのだ……。元自衛官がエアボートを自在に操り、猛毒を持つ巻き貝の群れと、その背後に隠された恐るべき陰謀に立ち向かう!
  • ヒトとは――? 人類の本質に迫る問いにテンション高めで挑む人々のバチバチな生存競争(サバイバル)が秀逸!――冲方 丁(作家)

    第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作です。
    大学院で霊長類学を研究する季華が所属する研究室に、米国企業からコンゴでの道路建設に関するアセスメントへの協力依頼が舞い込む。
    調査対象であるボノボの生息地を目指してコンゴの大地を進む調査隊。彼らは森の中から助けを求めにやってきた少年に出会う。
    その矢先、調査地付近の村で人々が何者かに惨殺され――。霊長類学の聖地で繰り広げられる、衝撃のパニックサスペンス!

    【著者について】
    美原さつき(みはら・さつき)
    1986年生まれ、大阪府大阪市出身。滋賀県立大学・滋賀県立大学大学院では環境動態学を専攻。現在は衛生管理会社に勤務。第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー。
  • 770(税込)
    原案・脚本:
    岡田道尚
    ノベライズ:
    ハセベバクシンオー
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門招待作品!

    主演:中島裕翔(「ピンクとグレー」)×監督:熊切和嘉(「私の男」)×原案・脚本:岡田道尚(「マスカレード・ホテル」シリーズ)のタッグで放つ、
    ワンシチュエーション・スリラー『#マンホール』(2023年2月10日公開)を、『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作家の著者がノベライズ!
    予測不能、驚愕の結末を本でも楽しめます。

    (あらすじ)
    自身の結婚式前夜に開かれたサプライズパーティーで、新たな人生の幕開けを同僚たちに祝われる「川村俊介」。
    パーフェクトな自分の人生に満足していたが、その帰り道、深酔いした彼が暗闇のなか目を覚ますと、そこはマンホールの底だった。
    手元にあるのはスマホだけ。
    しかしGPSは誤作動を起こし、知人や警察も当てにならない。
    タイムリミットの夜明けが迫るなか、唯一通話できた「元カノ」と、SNSでアカウントを立ち上げてつながったフォロワーたちに助けを呼びかけるが、事態は予想外の展開に向かうのだった――。
  • 宝島社×エブリスタ
    『この文庫がすごい!』大賞 受賞作
    応募総数1874作品

    その探偵、食べものの声を聞く【フードヒアリング】!

    漫画家を目指すフリーター宇佐見太一は事故で意識不明となってしまう。
    目覚めたのは、高校時代に自分が描いていた漫画『食べもの探偵トモアキの事件簿』の世界。
    “食べものの声”を聞き事件を解決する奇妙な探偵・トモアキの助手をしつつ、
    現実世界への帰還を目指すが徐々に意識の境界が揺らぎはじめ……!?

    一方で宇佐見の友人である沙月は、彼を目覚めさせる、とあるアイディアを思いつく!
    交錯する夢と現実。謎だらけの名探偵。
    新感覚クロスオーバーミステリー!
  • 第5回ネット小説大賞のグランプリ受賞作

    未来に起こることの確率が調べられるとしたら、あなたは何の確率を調べますか?
    時代遅れの政略結婚で、好きでもない女性と夫婦になってしまった男性。
    彼女との暮らしに苦痛を感じていた彼は、あるときから『妻を殺してもバレない確率』を調べるようになった。
    確率は低いが、うまくいけばこの無意味な生活を終わらせられる……。『確率』が繋ぐ人と人との不思議な縁。
    表題作以外にも「明日、世界が終わる確率」「あの子が同じ電車に乗ってくる確率」「彼が奥さんと別れる確率」
    「娘に彼氏ができる確率」「空から女の子が降ってくる確率」「私が一生独身の確率」など、
    読めば心が晴れやかになる7つの短編からなるオムニバス作品。
  • シリーズ累計120万部突破! 宝島社の大人気「ショートショート」シリーズの中から
    “最後の1行”“最後の1ページ”であっと驚くどんでん返しの物語だけを集めた傑作選、第2弾です。
    「チーム・バチスタ」シリーズの海堂尊、「岬洋介」シリーズの中山七里、「珈琲店タレーラン」シリーズの岡崎琢磨、『元彼の遺言状』の新川帆立、『木曜日にはココアを』の青山美智子など、ベストセラー作家が勢揃い!

    【著者】 ※五十音順
    青山美智子/一色さゆり/岡崎琢磨/海堂 尊/柏 てん/喜多 南/喜多喜久/黒崎リク/佐藤青南/沢木まひろ/志駕 晃/上甲宣之/新川帆立/辻堂ゆめ/塔山 郁/友井 羊/中山七里/英アタル/林由美子/柊サナカ/堀内公太郎/三好昌子/山本巧次
  • 応募総数13,116作品
    ネット小説大賞受賞作品!!

    名状しがたいオカルト事件
    這い寄る狂気はすぐそこにある


    怪しげな男、曽根崎慎司は、警察では手に余る名状しがたい怪事件を請け負う「怪異の掃除人」だ。そんな彼のもとでアルバイトをする竹田景清も、不可解な事件に巻き込まれていく。

    街中で見つかるちぎれた小指。
    吸えば溺死する漆黒のタバコ。
    体の一部が喰われる夢。

    そして、生ける炎を信仰するカルト教団。
    狂気に呑み込まれてしまえば、終わり。闇の底から這い寄る怪異に立ち向かう、ホラーサスペンス開幕。
  • 第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『暗黒自治区』でデビューした著者による受賞後第一作です。1991年、ソ連海域で国境警備艇に拿捕されたスケソウダラ漁船の乗組員・咲月は、帰国後、地元ヤクザの操縦する特攻船――北海道の根室で生まれ、北方領土近海で密漁を行っていた違法漁船――に乗ることになった。そんななか、周辺の漁船が謎の船から攻撃を受け、乗組員たちは死亡、漁獲物が消失する事件が頻発する。正体も動機もわからない攻撃船は、いつしか『海魔』と呼ばれ、その魔手はやがて咲月のもとにも迫り……。羅臼から網走、そして根室へ。道東を舞台に、激しく繰り広げられるバイオレンスアクション!

    【著者プロフィール】
    1973年、兵庫県西宮市生まれ。1991年に渡米し、大学進学。卒業後も米国に留まり、NYにて映画助監督やCM海外撮影コーディネーター/プロデューサーとして約10年間活動。帰国後は映像制作会社、大手広告代理店勤務を経て、広告映像制作会社を仲間と共同設立、同社取締役。第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『暗黒自治区』(宝島社)で2021年にデビュー。
  • シリーズ2冊
    704(税込)
    著:
    黒木京也
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    ある日、音もなく僕の部屋に姿を現した、正体不明の怪物。
    美しい少女の姿をとりながら、言葉も通じず、意志の疎通が可能かどうかも不明な「それ」は、
    少しずつ僕の生活を侵食していく。
    また、怪物の出現と時を同じくして、連続猟奇殺人事件が巷を騒がせていた。
    果たして美しくも不気味な「同居人」は、猟奇殺人と何か関係があるのだろうか――。
    日本最大級の小説賞「第5回ネット小説大賞」でメディア賞に輝いた新感覚サスペンスホラー、ついに登場!
  • ヤクザ未満の最強バディが、今度は探偵に!医療法人理事長の誘拐と公園の白骨死体――。
    衝撃のコンゲームをあなたは見破ることができるか!?

    第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『甘美なる誘拐』でデビューした著者による受賞後最新作です。探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる。しかし、二人が調査を始めた矢先、その被害者かもしれない浮浪者が住んでいた「ドクロ沼」から白骨死体が見つかった。
    一方、医療法人理事長の三代木は、重要な理事会が迫っているなか、何者かに誘拐される――。それぞれの思惑が交差したとき、衝撃の結末が待ち受ける!


    <衝撃の誘拐ミステリーに驚きの声、続々!>

    絶妙なテンポに極上のスキル。突き抜ける痛快さがクセになる!
    ――内田 剛(本屋大賞実行委員会 理事)

    また誘拐か。よし、今度こそ騙されないぞ……と思ったのに!
    ――大森 望(翻訳家・書評家)


    “計画”の真相に瞠目。あれもこれも、そこに繋がるとは!?
    ――宇田川拓也(ときわ書房本店)

    登場人物の誰が誰を騙しているのか――この構図、意外にして痛快!
    ――千街晶之(ミステリー評論家)

    得意分野は誘拐…?愉快で策士な探偵コンビにまた騙された!
    ――瀧井朝世(ライター)

    前代未聞の誘拐劇を軸に、あれもこれもが繋がっていく終盤の喜悦に悶絶!
    ――村上貴史(書評家)
  • 応募総数14,271作品。第9回ネット小説大賞受賞作品。明治34年、鷹司家に生まれた公爵令嬢・耀子は、わずか4歳にして、合成繊維である「66ナイロン」を作り出すことに成功する。この幼い子供――鷹司耀子は、120年以上も未来の令和を生きる高分子化学者が時代を遡って転生した姿だった――。明治時代に転生した“プラスチックの専門家”が、現代知識を使って日本を化学立国に変えていく「ものづくり浪漫譚」です。
  • 戦後日本を代表する小説家・山田風太郎の生誕100周年を記念した、時代小説ベストコレクションです。

    山田風太郎の作品は、現代もののミステリ、忍法帖、明治もの、室町もの、エッセイ・ノンフィクションなどに大別されますが、代表作のひとつ『妖説太閤記』のように、忍法帖や明治ものに属さない時代小説も少なくないです。
    没後20年に当たる2021年から生誕100年に当たる2022年にかけて、各社から風太郎作品が次々と復刊されていますが、ミステリーと忍法帖がほとんどであり、時代物の短篇は二十年以上も新刊で手に入らないものばかりです。
    今回はそれらのうち、8作品を収録しました。
  • シリーズ累計100万部突破!
    『このミステリーがすごい』大賞受賞作&連ドラ化『元彼の遺言状』続編
    彼女が転職するたび、企業は必ず倒産する!?

    「まさに新しい書き手の登場と言えるだろう」――篠田節子(作家)

    ※本書は、2021年刊行の単行本を文庫化したものです。

    (あらすじ)
    倒産の危機に瀕する老舗のアパレル会社・ゴーラム商会を救うため、
    弁護士の美馬玉子は先輩の剣持麗子とともに「会社を倒産に導く女」と噂される経理課の女性の身辺調査を行うことになった。
    ブランド品に身を包み、身の丈に合わない生活をしている彼女は、会社の金を横領しているのではないか。
    ところが調査を進 めるさなか、ゴーラム商会の「首切り部屋」と呼ばれる小部屋で本物の死体が発見され……。

    【著者について】
    新川帆立
    1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。
    東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。
    他の著書に『剣持麗子のワ ンナイト推理』(以上宝島社)、『競争の番人』(講談社)、『先祖探偵』(角川春樹事務所)などがある。
  • 第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品。前代未聞のホラーサスペンス! 大阪市内の小学校で35名が虐殺される襲撃事件が起こった。犯人はアリアと名乗る女。彼女が鈴を鳴らすと、人々の体がひとりでに浮かび上がり、生きたままばらばらに引き裂かれる。その場にいた誰もがパニックになる中、警察官・夏木には見えていた。アリアの口から生み出された巨大な犬の張り子が、人々を嚙み殺し、蹂躙するさまが――。一部の人間にしか視認することのできない犬の張り子の思念物体を用い、人を殺したと自白したアリア。しかし、科学的に証明できない殺害方法をとった彼女を、裁くことはできない。「無罪になり出所したら殺戮を繰り返す」と公言するアリアを止めるため、夏木は彼女の犯行を証明しようと奔走するが……。
  • シリーズ2冊
    748770(税込)
    著:
    岩木一麻
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金三千万円を受け取った後も生存しており、それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが四例立て続けに起きている。不審に感じた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか――。
  • 第6回ネット小説大賞受賞作!
    “メシ友”から恋人へ。お弁当が結ぶ、ちょっぴり鈍感でのんびり屋さんの恋愛ストーリー!
    札幌の企業に就職し、新生活をスタートさせた料理男子・播上。昔から料理好きで毎日弁当を持参していた播上は、ある日弁当袋を手に暗い顔の同期の清水に気づく。声を掛けると「仕事も順調、お弁当もしっかり作っている播上君に比べて、私なんか……」と落ち込んでいた。励ますべく、おかずを一切れプレゼントしたことから、二人は“メシ友”となる。波乱の会社員生活。清水に励まされ癒やされる日々だったが、いつの間にか生まれていた彼女に対する恋心に気づき――?

    (目次)
    一年目 豚肉のごま味噌焼きとホウレンソウの炒め物
    二年目 カボチャ餅とパンプキンパイ
    三年目 ハンバーグの食べ比べ
    四年目 鶏の唐揚げとポテトサラダ
    五年目 だし巻き卵とチョコブラウニー
    六年目 初めてのディナー
  • 死んだ人間「F(エフ)」と会話できる女刑事・橘川七海。
    警視庁捜査一課・重大事案対策班の班長として、暗礁に乗り上げた事件や未解決事件の捜査に当たることになった。
    三年前に起きた猟猟奇殺人事件、瀟洒な一軒家で起きた一家三人惨殺事件、ラブホテルで発見された女性の他殺遺体、
    女性連続殺人事件など、Fと接触しながら事件の真相を暴く。「聲なきに聞き、形なきに見る」新刑事、誕生! 全四話。
  • シリーズ2冊
    693748(税込)
    著:
    喜多南
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    霊感体質の高校生・結城クロ。
    ある日の放課後、彼は教室で同級生だった長谷川紫音の幽霊と出会う。
    紫音を成仏させるため彼女の心残りを解決しようとするクロ。
    だが、紫音はその提案を一蹴し、命令口調で「私を生き返らせなさい」と言い放つ。
    クロやクロの3人の姉妹、他の幽霊たちも巻き込み様々な事件が巻き起こる。
    しかし、やがて紫音の記憶と存在が薄れ始めて……。
    あなたは最後の嘘に気づくことができますか?
    物語の端々に切ない空気を感じさせるラブストーリーです。
  • シリーズ8冊
    713730(税込)
    著:
    岡崎琢磨
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    女性バリスタの趣味は――謎解き!理想の珈琲を追い求める青年が、京都の一角にある珈琲店「タレーラン」で、のっぴきならない状況に巻き込まれて……。魅惑的な女性バリスタが解き明かす日常の謎の数々。第10回『このミステリーがすごい!』大賞最終候補作に、全面的に手を入れて生まれ変わった、編集部推薦の「隠し玉」。
  • 第20回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品。非正規雇用の日本語教師の夕香子は、オンライン授業中に中国人留学生・通称坊っちゃんの机に暗号が書いてあるメモを見つけ、画面キャプチャを撮る。フリーターの彼氏・啓治にネット銀行のパスワードではないかと言われ、試しに打ち込んでみると、ログインに成功。残高は3億円だった。桁違いの金銭感覚をもつ坊っちゃんなら、少しくらい引き落としてもバレないだろうと、二人は30万円の窃盗に成功する。しかし数日後、夕香子の部屋になぜか現金3億円が届いた。そして坊っちゃんから【金を返せ】とメールが届く。しかも啓治の友人の婚約者が拉致されてしまい、ふたりは返金しようとするが--。
    まさかの展開の連続の末、夕香子たちがたどり着いた結末とは!? 全く新しい3億円誘拐事件が登場!
  • 最高裁で死刑を宣告された連続殺人犯は、刑の執行後、ベッドの上で静かに蘇生した。
    男は、新しい名前と身分を与えられ、国のために働くことになった。
    その仕事とは――警察組織内において「この世ならざる者」が関与する事件、
    通称『特殊事案』を専門に担当する「姫様」こと当麻奈央のボディーガードだった!
    国内最大級の小説コンテスト「第5回ネット小説大賞」受賞作の異色の警察小説、ここに登場です。
  • 最後の1ページを読んだ時、その真実に涙する!
    想いを胸に秘め、二度目の青春を「君」に捧ぐ――。

    ある事情がきっかけで夫婦の間に溝が出来てしまい、離婚という道を選んだ綾人。
    「自分がずっと妻を苦しめていた」という罪の意識に苛まれる綾人は、放心状態で車を運転し事故に遭ってしまう。
    ……目を覚ました綾人がいたのは、10年前の大学時代。
    親友の駿稀、未来で妻となる帆乃里、そして彼女の友人である美妃。
    青春を共に過ごした4人組の中で、かつて帆乃里が駿稀に片想いしていたことを知る綾人は、
    「駿稀なら帆乃里を幸せに出来たはず」と考え、“2度目"の大学生活でその恋を成就させるべく奔走するが――?
    決して伝えてはいけない、一途過ぎる“愛"。眩しさと切なさが溢れる青春ストーリー!
  • 猫神社こと“十六夜神社"で祀られる神は、悩んでいた。参拝客が少ないのだ。
    俗世に疎いなりに一生懸命情報収集した末、考えついたのが「縁結びマッチングアプリ」。
    恋みくじを引いたやつのスマホにアプリをDLさせ、良い相手と成就させれば評判も上々、
    人もたくさん来るのでは!? 早速実行するも、参拝客はワケありな人ばかりで……。
    神様のマッチングアプリで導かれた、ちょっとワケありな人々の短編連作恋愛ストーリー。
  • 累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、新章第2幕!

    「近い将来、また襲ってくるであろう新たな感染症に対しても、本書はまたとない警告の書となるはずだ。」――斎藤美奈子(文芸評論家)

    (あらすじ)
    新型コロナウイルスの第二波が収まりつつある中、安保首相は体調不良を理由に辞任、後継の酸ヶ湯はGo Toキャンペーンに励み、五輪の開催に向けて邁進していた。しかし変異株の上陸で状況は一変、それまで感染対策を自画自賛していた鵜飼府知事統治下の浪速で医療が崩壊し始め……。浪速を復活させるべく、政策集団「梁山泊」の盟主・村雨が、フリー病理医の彦根とともに行動を開始する!

    電子版共通あとがき、全著作リストを含む電子特典付きです。
  • 混乱する政治と感染パニックの舞台裏!
    累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、新章開幕

    「おなじみの面々との再会を楽しむのもよし、コロナの始まりを振り返るのもよし」――中江有里(女優・作家・歌手)

    (あらすじ)
    豪華クルーズ船内で新型コロナウイルスのパンデミックが発生。政府の対応が後手に回る中、厚労省技官・白鳥の差配でクルーズ船の感染者を東城大学医学部付属病院で引き受けることになり、不定愁訴外来の田口医師が対策本部長に任命された。一方、北海道の雪見市救命救急センターでもクラスターが起こり、センター長の速水たちも濃厚接触者に……。混乱する社会状況に彼らはどう立ち向かうのか!?

    (著者プロフィール)
    海堂尊
    1961年、千葉県生まれ。作家、医師。第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2006年に『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)で作家デビュー。著書は「桜宮サーガ」と呼ばれるシリーズを成し、本作および次作の『コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴』(宝島社)も連なっている。他にはキューバ革命のゲバラとカストロを描いた「ポーラースター」シリーズ(文藝春秋)などがある。最新作は『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋)。
  • 秋葉原の個人事務所で探偵をしている世良王海は、九年前まで警視庁公安部に所属していた。当時左翼団体に潜入していた世良は、悪人しか殺さないという稀代の殺し屋≪U≫に両眼を潰されてしまう。ところが視力を奪われた世良は、代わりに特殊能力ともいえるほどの聴力を得るのだった。そして今、六年前の少女誘拐事件の捜査をする世良の耳に因縁の"声"が届く――! 衝撃のクライムエンターテインメントが登場! 第8回ネット小説大賞受賞作。
  • 第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作の、待望の文庫化です。「今日的テーマを扱いつつ難易度の高いテクニックを駆使し、着地の鮮やかさも一級品」茶木則雄(書評家)。10年前に起きた、ある少女をめぐる忌まわしい事件。児童相談所の所長や小学校教師、小児科医、家族らの証言から、やがてショッキングな真実が浮かび上がる。巧妙な仕掛けと、予想外の結末に戦慄する!
  • シリーズ2冊
    713715(税込)
    著:
    佐藤青南
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が描く、消防サスペンスの文庫化!新米女性消防士・高柳蘭は横浜市消防局湊消防署に入局し、多忙な日々を過ごしていた。ある日、蘭の使用している空気呼吸器の空気残量が不足していることに気づく。毎日欠かさず点検しているにもかかわらず連続して起こる不可解な出来事に、蘭は同僚の犯行を訝り疑心暗鬼になってしまう。さらには、辞職を迫る脅迫状まで届き……。一方、世間では世界一周クルーズ中の中国豪華客船が横浜港に寄港した。しかし海上で事件が起こり、蘭たちに出動要請がかかる!
  • 化学メーカーの技術者・津田宗一が自宅で焼死した。出火元は密室状態の室内。警察は自殺を疑うが、捜査協力を仰いだ安全工学分野の大学教授・本上真理によって、遠隔操作での密室殺人を実現する、驚くべきトリックが明らかになる。一方、父親のDVから逃れるために無戸籍児として生きることを余儀なくされた少年は、様々な壁に直面し――。二つの事件が交錯するとき、悲痛な真相が浮かび上がる。
    『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。 ※本書は文庫書き下ろしです。
  • 天下の奇人か、稀代の天才か――
    日本中を漂流した男・平賀源内の死の謎に迫る!

    「平賀源内は晩年に殺人事件を起こし、その罪を問われて伝馬町の牢屋敷で獄死した。ショッキングだけど、歴史上は確かにそういうことになっている。
    しかし本書は、その史実を鵜呑みにしていいのか、磊落な天才の人生の行き着く先に、他の希望の道はなかったのだろうかと問いかける物語だ。ラストの二行が胸にしみる」
    ――宮部みゆき 「読売新聞」2020年4月19日付

    身分は侍、本業は本草学者。医学や蘭学、鉱物の知識にも明るく、戯作者、発明家といったよろずの才を持つ平賀源内。ある朝、彼が自宅で目を覚ますと、部屋には男の亡骸が転がっていた。知らせを受けて駆けつけた杉田玄白の前には、脇差を手に持ち、茫然自失とする源内の姿があり、記憶がないとただ首を振るばかり……。稀代の天才の身にいったい何があったのか。

    (著者プロフィール)
    乾緑郎
    1971年、東京都生まれ。2010年に『完全なる首長竜の日』で第9回『このミステリーがすごい!』大賞を、『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞を受賞。他の著書に「鷹野鍼灸院の事件簿」シリーズ、「機巧のイヴ」シリーズ、『愚か者の島』など。
  • 大人気アイドルグループMy SeLection(通称マイセレ)のセンター・鈴代瀬凪。元警察官という異色の経歴を持つ彼女は、メンバーの一人がTVプロデューサーからもらったお香に覚醒剤が混入されていることを疑い、調査を始める。覚醒剤の供給元を突き止めるも、罠にかかり瀬凪が覚醒剤所持で逮捕されてしまい--。単独ライブも近づき、瀬凪は犯人を捕まえて無実を証明できるのか! 第20回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉。
  • 心理学で噓を見破り数多の被疑者の口を割ってきたエリートである一方で、家具や衣服を持ち込んで検事執務室に住み着く変わり者の検事・大神祐介。彼のもとに配属された新人検察事務官・朝比奈こころは、大神の指示のもと、様々な事件にかかわることに。結婚披露宴のケーキ入刀時、なぜ花嫁は突然花婿を刺したのか。入院患者同士で起きた殺人事件に秘められた、悲しき友情秘話とは。殺人の動機について「月が綺麗だったから」としか答えない美貌の作家の、真の動機は何なのか。そして、殺人事件の容疑者が乗った飛行機の中で、なぜ新たな殺人が起きたのか。検事と事務官のバディが活躍する、心理学×リーガルミステリー!
  • シリーズ3冊
    524713(税込)
    著:
    山下貴光
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    「読みはじめてすぐ、今回の大賞はこれだ!と確信した」と選考委員に言わしめた、第7回『このミス』大賞受賞作がいよいよ文庫化です!
    美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこでリーゼント頭の不良・国重嘉人、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望をもつ平原啓太と知り合う。国重の強引な提案で、「屋上部」を結成した4人は、偽の神様を騙る通り魔、ストーカー、絵画詐欺、殺し屋との遭遇など、屋上の平和を脅かす事件に次々と巻き込まれていく。最良のライトノベル的楽しさに満ちた、青春ミステリー。
  • 693(税込)
    著:
    一色さゆり
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作!

    マスコミはおろか関係者すら姿を知らない現代芸術家、川田無名。ある日、唯一無名の正体を知り、世界中で評価される彼の作品を発表してきた画廊経営者の唯子が何者かに殺されてしまう。犯人もわからず、無名の居所も知らない唯子のアシスタントの佐和子は、六億円を超えるとされる無名の傑作を守れるのか――。美術市場の光と影を描く、『このミス』大賞受賞のアート・サスペンスの新機軸。
  • 累計100万部突破の大人気シリーズ最新刊です! ミステリーからホラー、恋愛話までバラエティに富んだ25話。執筆陣は、映画化『護られなかった者たちへ』の中山七里や、累計235万部突破『珈琲店タレーランの事件簿』シリーズの岡崎琢磨、ドラマ化決定『元彼の遺言状』の新川帆立、『SCIS』シリーズの中村啓など、旬の作家たちが1話8ページで競演します!
  • 止まったゴンドラが動き出したとき、驚きの結末が待ち受ける!
    『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が贈る、二度読み必至の六つの密室劇。

    「同一円周上に配置された、決して重ならない大事件。
    彼らの事情が交わり起こした『奇跡』を観測出来るのは、観覧車の外の貴方だけ。
    見上げた時にだけ現れる伏線を見逃しませんように」――斜線堂有紀(作家)

    「軽妙な語り口に心地よく身を委ねているうちに、油断していた。
    謎が同時多発的に解けていく、ささやかながら凄まじい快感。
    この新鮮さ、読めば分かります」――辻堂ゆめ(作家)


    (あらすじ)
    不意に停止した自然公園に立つ観覧車――そのゴンドラ内に閉じ込められた六組の乗客たち。
    自分を殺した犯人がいかにしてゴンドラから脱出したか考えてほしいという幽霊、観覧車の最高地点から標的を狙撃してほしいと依頼された殺し屋、爆弾とともにゴンドラに乗せられ、解除コードを当ててみせるよう強制された男……。それぞれの謎が解かれたとき、六つの密室劇が鮮やかに響き合う!

    (著者プロフィール)
    朝永理人
    1991年生まれ。福島県郡山市出身。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『幽霊たちの不在証明』(宝島社)で2020年にデビュー。
  • 約十年ぶりに再会した優希と淳之介。旧交を温める二人の会話は、二人の憧れの人物「タケシ」の話になった途端、大きく食い違い始める。タケシをバレーボール選手と信じる淳之介と、絵本の登場人物だという優希。記憶に自信が持てなくなり、戸惑う二人は心理学者の晴川を訪ねるが、どちらの記憶も「虚偽記憶」――他人の“明確な意図で”書き換えられた噓の記憶だと告げられる。記憶をめぐる、恋愛ミステリー。
  • 井瀬は電車の中で、駅のホームから何者かに突き落とされて、親友の五味淵と共に死ぬ夢を見た。
    隣に乗り合わせた女子高生・紗世は夢の内容を当て、
    さらに自分も同じように電車に轢かれた夢を見たことがあると告白する。
    電車で見た夢は必ず自分の身に起こると言う紗世の言葉通り、夢は次々と現実になり――。
    紗世の制止を振り切り、井瀬は自分たちの死を回避すべく奔走する!
  • 伝統とモダンが、新たな市民文化を花開かせる帝都。
    ドイツ人の母を持つ華族の青年・千崎理人は、職を得ようと訪れたサロンで、謎の美少年と出逢う。
    少年は、理人の望み――職と住まいを用意する代わりに、グリム童話に擬えた『名前当て』の賭けを持ち掛け……。
    さらに「自分が事件を解決するから、『探偵』として表に立ってほしい」と頼むのだった。
    華やかな昭和の初めを舞台に、理人は「少年助手を従えた美貌の探偵」として、様々な事件に巻き込まれていく。
  • 第20回「このミステリーがすごい! 大賞」隠し玉作品。「感電死するような刺激を約束します」小説家としての道で挫折し、現状に不満を覚えながら伝記作家として細々と生計を立てている男・烏丸。彼の元に、ある大企業の創始者・深山波平の伝記を書いてほしいという依頼が来るが、そこには金銭のほかに「刺激」を約束すると書いてあった。妻は自殺、次女は失踪。心筋梗塞で波平が死亡した後、唯一残された長女は植物状態に。大企業の創始者一家でありながら、呪いのような不幸に見舞われ続ける一家・深山家。一家を調べるうち、烏丸は「蝶野森の魔女」と呼ばれていた次女の血なまぐさい奇行や、監禁と拷問の跡が残された地下室の存在を知る。深山家の「刺激」で小説家としての再起を果たそうと烏丸が決意した矢先、新たな殺人事件が起こり――。
  • 累計75万部突破「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズの著者が描く新作は、就職活動!? SNSの裏アカウント特定を生業とする塩崎真人は採用面接中の学生のSNSの調査をする。アナウンサー志望の灰原茉百合は裏アカウントを持ち、そこでデリヘル嬢をしていたことが発覚し、不採用となった。茉百合に存在をつきとめられ責められた塩崎は、なんやかんやでバディを組むことに。塩崎たちは、あるSNSアカウント主が殺人犯ではないかと疑うも警察は証拠がないと動けないと言われ、ふたりは証拠集めに乗り出すことに。しかしその矢先、塩崎の裏アカ調査に利用していた本アカウントの人物が何者かに殺害される。責任感の強い茉百合に感化された塩崎は、絶対絶命の危機に陥りながらも、驚天動地の真相にたどり着く!
  • シリーズ5冊
    693759(税込)
    著:
    梶永正史
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香(ごうま あやか)。三十二歳、独身、彼氏なし。贈収賄や詐欺などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香に刑事部長から特命が下った。渋谷で発生した銀行立てこもり事件の指揮をとれというのだ。犯人が現場の指揮と交渉役を彩香に任命するよう名指ししたという。彩香は困惑しながら臨場するが……。
  • 第9回ネット小説大賞受賞作。階段から、天使が降ってきた――高校1年生の楢崎颯太は、階段から落ちてきた篠先輩を助けた。これ以降、なぜか颯太は篠先輩に懐かれるようになる。助けてもらったことをきっかけに、篠先輩はぐいぐいアプローチしてくる。戸惑いつつも颯太は先輩の相手をしていく。いつの間にか心の距離が近づき、互いが想い合っていく……。天使のように純粋で、だからこそ危なっかしい篠先輩と、彼女に振り回されながらも心惹かれていく颯太。ピュアで愛おしいラブストーリー。
  • 第8回ネット小説大賞受賞作。

    死神とは、魂を持たない冥府への案内人。人が旅立つ瞬間に立ち会い、彼岸への渡し賃として死者からひとつだけ好きなものを受け取ることを許されている。そして、ひと晩眠れば、あらゆる感情の記憶を手放すように作られている――。これは、死者から受け取った魂のかけらを絵の具にかえて絵を描き続けた死神、魂にやどる"色彩"に魅せられた「僕」の物語。
  • 人気絶頂のシンガーソングライター・上条梨乃はある朝、渋谷のゴミ捨て場で目を覚ます。昨夜からの記憶がなく、素顔をさらしているのに誰からも上条梨乃と認識されない状況に戸惑う。さらに街頭ビジョンには、上条梨乃が自殺したというニュースが流れており……。梨乃は自分を上条梨乃と認識できる青年・優斗らの力を借り、自らの死について調べだす。『このミス』大賞優秀賞受賞作!
  • 体操界期待の新星・結城幸市――高校の全日本選手権の鉄棒で優勝し、順風満帆だった彼の青春を、度重なる不運が襲う。幸市の練習中にばかり相次ぐ器具の故障。さらに妹の似奈が転落事故で植物状態に陥ってしまう。一度は酷く心を乱す幸市だが、家族の不安を払うため、そして自分に期待を寄せてきた似奈への「誓い」を胸に、幸市は世界選手権に挑む。
  • 第20回(2022年)『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉は、秋尾秋(あきお・あき)作「死者を一時的にゾンビ化できる」能力者が活躍する特殊設定ミステリーです!
    傀々裡(くくり)という、死者を一時的にゾンビにする能力をもつ能力者たちが存在する現代日本。能力者を管理する福音協会から派遣された黒緒(くろお)と白夜(びゃくや)は、何者かに殺害された娘・真珠を蘇らせるべく周防家を訪ねるが、彼女の死体は傀々裡が不可能なほどに損壊していた。二人は、真珠殺害犯と、死体損壊の犯人を探すことになる。しかしその矢先、真珠の友人が殺されたと連絡が。さらに黒緒も何者かに襲われて心臓をひと突きされ――。
  • シリーズ2冊
    980(税込)
    著:
    浅倉卓弥
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    累計130万部突破『四日間の奇蹟』の著者・浅倉卓弥が描いた、渾身の浅倉版「平家物語」である『君の名残を』が装いも新たに復刊します。幼馴染みで、剣道部主将を務める高校生・原口武蔵と白石友恵は雨が降りしきる下校途中、忽然と姿を消してしまう。二人が目覚めたそこは平安末期、動乱の前夜だった……。現代の高校生が、突然、平安時代の末期にタイムスリップし、それぞれが重要な歴史上の人物として生きていく壮大な歴史ロマンスです。
  • 759(税込)
    著:
    浅倉卓弥
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラー。脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。
  • 858(税込)
    著:
    神家正成
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    完全密室の七四式戦車(ナナヨン)内で、死体が見つかった――。
    自衛隊内の犯罪の捜査および被疑者の逮捕を行なう部署である中央警務隊。
    隊長・大曽根より、突然の命を受けた甲斐和美三等陸尉は、富士駐屯地に向かい、
    第百二十八地区警務隊の捜査に協力することになった。
    それは単なる自殺と思われた事件だったが、内部からの告発により、殺人の可能性があるという……。
    甲斐和美は富士駐屯地に急行し、自衛隊組織の暗部に迫っていく――。
    『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作家が贈る、渾身の自衛隊ミステリー!
  • 880(税込)
    著:
    神家正成
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    千葉県警の警備部長が外出中に誘拐された。
    犯人は元自衛官と思われる男で、小指とともに送られてきた脅迫状には、
    公安警察のマル自(自衛隊監視班)捜査官の全リストを警察庁のウェブサイトで公開しろとの要求が……。
    期限は二日間半。柏警察署に特別捜査本部が設置されるものの、
    自衛隊から出向中の副署長・植木は事件から閉め出されてしまう。
    自衛隊発足以来続く、警察との水面下での確執が表面化する中、
    植木は関係者の協力を得て、事件に関わっていく――。

    『このミステリーがすごい! 』大賞出身の元自衛官が描く、傑作ミステリー。
  • 770(税込)
    著:
    神家正成
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    第13回『このミステリーがすごい! 大賞優秀賞受賞作、文庫化作品です。
    日本から約1万2000キロ、アフリカ大陸。国際連合南スーダン派遣団の第五次派遣施設隊内では、盗難事件が相次いでいた。
    定年間近の自衛官・亀尾准陸尉と杉村陸士長が調査に乗り出すが、さらに不可解な事件が連続して発生する。
    謎の脅迫状、そして小銃弾の紛失。相次ぐ事件は何を意味するのか。
    日本から特別派遣されてきた警務科のちょっとオネエなキレ者・植木一等陸尉も調査に加わり、連続事件の謎に挑む!
  • 780(税込)
    著:
    城山 真一
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    「いやぁ、これは久しぶりのドストライクだった」――横山秀夫
    「読んで損することは絶対にない。必読である」――池上冬樹(解説より)

    刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。
    石川県の加賀刑務所を舞台に、刑務官と受刑者たちの織り成す五つの事件。
    仮出所した模範囚の失踪(「ヨンピン」)、暴力団から足を洗う“Gとれ”中に起きた入試問題流出事件(「Gとれ」)、受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムの消失(「レッドゾーン」)など、刑務官たちの矜持と葛藤がぶつかり合う連作ミステリー。


    (著者プロフィール)
    城山真一
    1972年石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』(宝島社、文庫化に際して『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』に改題)で、第14回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』(宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社)など。
  • 586(税込)
    著:
    太朗想史郎
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員を驚愕させた衝撃の問題作!
    「ブレードランナー」の独創的近未来、「AKIRA」の疾走感、「時計じかけのオレンジ」の暴力。21世紀不良少年はもうひとつのTOKIOを漂流する。

    捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。家族は村八分に遭い、主人公はクラスメイトから生々しく執拗ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れ、やがて大都会・東暁(とうぎょう)を目指すことに。生き抜くために悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだった――。
  • 前代未聞の身代金を要求する、史上最凶の誘拐劇。
    若者へ負担を押しつける日本の政治や、財政赤字への不満・不安をブログで訴える平岡ナオト。
    彼のもとに保育士や大学生らが集まり、ある計画がスタートする。
    やがて、元首相の孫にあたる小学生が誘拐される事件が発生。
    犯人「革命係」からの要求は、財政赤字の見直し、もしくは一千兆円の身代金だった!
    政府、マスコミ、国を巻き込んだ事件の行方は……。

    第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作品、待望の文庫化。

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