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ブックウォーカースタッフのおすすめ小説
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ブックウォーカースタッフのおすすめ小説

ファン必見!登場人物たちの裏話

by SS典子 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2019/01/16
「諦めましたよ どう諦めた 諦め切れぬと 諦めた」

叶う事のない恋、それでもどうしようもない切なさの伝わる一文にキュンとしたり、
本編では語られなかった登場人物たちの過去にホロリとするハズレ無しの短編集。

浜木綿の壮絶な過去を描いた「すみのさくら」、女として生まれ男として職を得た秘書官の松韻「まつばちりて」ではそれぞれ違った“強さ”と“美しさ”に心を打たれます。
特に松韻の愛の物語は、情熱的で切なく涙なしには読めません。

そして本編でも少々気になる二人“真赭の薄”と“澄尾”の外伝「わらうひと」では、
彼女の視点からみた澄尾と二人の微笑ましいやり取りにニヤニヤが止まりません。
澄尾、かっこよすぎる。

「ゆきやのせみ」では振り回される雪哉と若宮の横暴さにほっこり。
第二部への期待が高まる1冊です。

三世代に渡って教育を追い続けた感動の物語

by 石田 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2017/04/18
昭和36年。学校以外で子供が勉強をする場所がない時代に塾を立ち上げた、大島吾郎・千明 夫妻から始まる、
大島家三代に渡って理想の教育の為に走り続けたお話です。

勉強について行けない子の為に開いていた補習塾が進学塾に切り替わったり、塾の増加による同業者同士の争い・・・等。
時代の移り変わりと共に、塾のあり方も変化してはそれぞれが追い求めていた「教育」が異なっていき、
お互い「教育」に対する情熱は同じはずなのに、別々の道を歩むことになった無常さが描かれています。

しかしただ別れて終わるのではなく、それぞれ別の道で理想の教育を追い続けていく姿に胸を打たれました。
信念を持って頑張っている姿は本当にかっこいい・・・!

また、吾郎と千明の人間としての欠点もしっかり描かれていいて、教育者も人間なんだよな、とそんな当たり前のなことをふと感じます。
それ故の思想の対立がありながらも読了後はやはりお似合いの夫婦だなと思いました。
最後まで読んだら、また表紙を眺めたくなります。

女の子はPが好き!

by SS典子 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/11/30
憧れの老舗出版社に就職し、充実した日々を過ごす主人公の新見くん。
働いて数年、いよいよ憧れの文芸部に異動か…という期待に反し、
新たな配属先は「プリティ、ポップ、ピュア、ピピン。女の子はPが好き」が合言葉の“10代の女の子”向け雑誌「ピピン」という未体験ゾーンの編集部。

ピンク、ハート、キラキラで雑多なケバケバしさの何が“可愛い”のかさっぱり理解ができないまま特集記事の企画を任されることに …。

ピピンの編集部がお世話になっている外部スタッフには適当に相槌をうち、
彼自身の“こだわり”がないまま始まった撮影はやはり大失敗してしまいます。

ふんわり可愛いをイメージした服を用意したスタイリスト。
夏らしいパンチの効いた可愛いをイメージして撮影場所をセレクトしたカメラマン。
方向性の違う“可愛い”ではまとまりがなく特集にならない。
出来る範囲で軌道修正を図り何とか初仕事が終わるも自分の不甲斐なさを痛感する。

雑誌を作り出す“裏舞台”の本気に触れ初めて読み手の10代の女の子たちを意識し、
だんだんと仕事に“本気”になっていく新見くんの成長物語。

大人になったコバルト女子ファンに読んでもらいたい

by お花某 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/07/02
コバルトといえば本著書の図子慧先生はもとより、新井素子や赤川次郎をはじめ、山本文緒、久美沙織、などの著名作家を扱っていた女の子向けラノベ雑誌で、90年代に10代の女の子たちに流行っていたレーベルです。(当時はラノベという言葉がなかったんでジュブナイル小説のカテゴリーだった。)
ティーンエイジャー向けなのでキュンと甘酸っぱいふわふわした恋愛ものが多かったです。

ところが、なんと、先生、本書を加筆するにあたりあの当時には書いていなかったエロティックなシーンを書いております。これだけで一読の価値有り。
大人になってから読むと、主人公はまったくもってモテ男子にありがちの
だめーな感じを冒頭から醸し出しております。10代のときはわからなかったけど。
あの当時の甘酸っぱさもありつつ、大人の階段を登った大人乙女女子に読んでもらいたい味わい深い作品です。

こいつ…デキる!勇者を陰から(?)助ける腹黒・案内人

by SS典子 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/10/12
ダンジョン攻略に欠かせない存在、迷宮道先案内人(ダンジョン・シェルパ)。
冒険者たちの地図となり道先を案内するだけでなく、荷物持ちや食事の用意、宝集めなど多岐にわたる仕事をこなす主人公のロウ。

ニコニコと笑顔を欠かさず、仕事も完璧で料理も美味い。
…が旅の途中で売れそうな薬草を集めたり(ちゃっかり副業)、冒険者たちに“高額”ポーションを売りつけたり。

ぐぬぬ…となりながらもTPOをわきまえた(?)商売に頭が上がらない冒険者たち。
何かと「別料金ですよ?」と笑顔で言い放つロウの腹黒さに思わずニヤニヤしてしまう。

そんなロウの噂を聞きつけた“凄腕”パーティが高額で契約を申し込み、
最短で最深部を目指すところからワクワクが止まらない冒険が始まります。
若く美しいリーダー、ユイカの的確な指示の元、次々とダンジョンを進み、あっという間に未踏の地へ。
そこに待ち受けていたのは“新種の毒”に今までの闘い方を根本から覆す最強の敵…。

負傷した冒険者たちを手早く介抱し、大荷物と負傷者を抱え走るロウは誰よりも賢く強く頼れる存在に。
しかし応急処置はできても戦えないロウと戦力が乏しくなった冒険者たち。
未踏の地で絶体絶命の中、どうなってしまうの!?
一気読み必至の続刊が待ち遠しい1冊です。

死にたい子どもたちと読み手がヒートアップするミステリー!

by SS典子 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/10/09
ページを開くといきなり物語の舞台となった病院の見取り図が!
“自殺をしたい子どもたち”がどうなっていくのか、事件のにおいにワクワクが止まりません!

自殺希望者を集めた主催者サトシさえ知らない謎の少年の死体を巡り、
死ぬ前にすべてをスッキリさせようと現場検証、推理を行う少年少女たち。
彼らの境遇に心を痛めたり、唖然とさせられたりとグイグイと物語に惹き込まれます。

著者の散りばめた伏線やヒートアップしていく十二人の発言に振り回され、
必死に冷静に推理しようとするもすっかり手玉に取られてしまいました!
見事、完敗です。あぁ、少しはいい線いっていたのになと。

代表作品に『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』などがある著者、冲方丁のデビュー20年目にして初めての現代ミステリー!
寝る間も惜しい、一気読み必至の1冊です。

サラリーマンの「ジョブチェンジ」=「転職」ですね!

by ぽえ夢 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/10/05
日々の仕事に疲れ、恋人にもフラれたばかりのサラリーマンの澄人は、突如現れた不思議な少年からの転職の誘いに乗ったことで、モンスターが闊歩する異世界と化した東京へと転移してしまいます。
異世界の東京で、澄人はサラリーマン時代に培った知識と、現代のアイテムを動かすスキルを駆使して、探索者として第二の人生をスタートさせるのでした。

主人公の澄人は、現代に生きるサラリーマンそのものです。
仕事にもプライベートにも辟易した時に転職のチャンスが訪れたとしたら、胡散臭い仕事でも乗ってしまいたくなる気持ち、同じサラリーマンとしてよく分かります・・・。

異世界でのダンジョン探索を、歩合制の業務として紹介されるとは、思いもしなかったでしょうけど!

しかし、転職先(異世界)で生きがいを見出していく澄人を見ていると、非常に羨ましくもあり、転職=ジョブチェンジを前向きに検討したくなります!

現代の東京が舞台という、一味違った異世界でのサラリーマン冒険ファンタジー。
サラリーマンの皆様、どうぞお楽しみください!

ダークで残酷すぎる異世界ファンタジー

by まおる (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/10/05
主人公の女子大生は、ある日突然、昔やっていたリアルタイム・ストラテジーゲームにそっくりな異世界に転生しました。
目覚めた先は、ゲーム内でも彼女が気に入っていた、悪の属性に属する「アラクネア」という蟲たちの陣営内で、その蟲たちに「我らに勝利を。女王様万歳」と祀られたことで、主人公はアラクネアの女王陛下として彼らを率いることになります。
そして、アラクネア陣営とエルフや人間などといった別種族との残虐な戦端の幕が切って落とされるのでした。

アラクネアが別種族たちと戦う場面では、容赦なく殺戮し捕食し、過酷ながらも配下の蟲たちを戦略的に利用して別種族の国々を蹂躙していく女王陛下の姿には感動せずにはいられません。

アラクネアが女王陛下に求めている「勝利」とは一体何のことなのだろうか。そしてその「勝利」を掴んだ時、女王陛下は元の世界に戻ることができるのだろうか。このダークで残酷すぎる異世界ファンタジーに飛び込んでみてはいかがでしょうか。

“目からウロコ”な出会い系サイト活用術

by SS典子 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/08/24
衝撃的なタイトルですが、中身は至って(割と)真面目。
人生につまずき、「新しい自分になりたい!」と思いたって始めたのがなんと“出会い系サイト”。
「なんでやねん!」というツッコミはひとまず我慢してぜひ読んでみてほしい。

本作に出てくるサイトはいわゆるソレとは違い“意識高い系”のもの。
きっと安全に違いないと始めたものの最初は案の定「エロ目的」にひっかかりますが、いい勉強になったと次にすすむ著者(強い)。

仕事と自宅の往復では出会えなかった個性的な人たちに刺激され、
ありえないと思っていた転職をしたり仲間とトークイベントを開催してみたり。
「え!イベントってこんな簡単にできるものなの!?」とびっくりしてしまいました。

著者の活発な行動のおかげで垣間見ることができた、個人事業主のワークスタイルやコーチングの実践と成果など知らなかった世界にワクワクが止まりません!

1年で様々な人に出会い、初対面の人に本をすすめるという“修業”をこなし、
どん底から這い上がったツワモノ著者の奮闘に勇気をもらえる1冊です。

油断すると心をキャトられる、最後の1ページまで気の抜けないファンタスティック・ミステリー

by RW (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/08/01
大学生、木崎隆一が助けた少女は宇宙人だったのか?立ち去った彼女の正体を知るために「三葉虫の会」という怪しい3人のミステリー作家に助けを求める隆一。

彼らは調査の見返りに、とある対価を隆一に求めるのだが…。

ファンタスティックな導入からはじまりつつも、物語はしっかりとミステリーで、さまざまな過去の宇宙人・UFO事件の怪奇なトリビアを絡め、3人の作家がそれぞれの持ち味を生かして語る「推理」がアメージング!

その「推理」の上を行く展開に、心がキャトルミューティレーションされてしまう危険で素敵な作品です。

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