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『それいゆ文庫 後宮まじない珈琲店 ~新入り妃、猫アタマ皇帝の謎に挑む~(ライトノベル)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • あなた、妃をやめて、わたくしの侍女になるといいわ――猫アタマ皇帝の謎を解き、正二品の妃となった莉莎が、まさかの降格!?

    不思議な飲み物・珈琲 と持って生まれた「方術クラッシャー」の才能で、皇帝・思遠(スーユアン)の猫アタマ事件を解決した辺境の少女・莉莎(リーシャ)。いまや正二品に叙せられ、めでたく後宮入り。だが、記念に建てられた亭でのお茶会では、すぐ上の位の碧(ビ)賢妃がなぜか不機嫌、ついに「碧家を軽んじている!」と怒りが爆発。何が逆鱗にふれたのかまるでわからない莉莎。後日、碧家の大事な紋様を勝手に真似され軽んじられたと聞いた、と四夫人の筆頭・万(ワン)貴妃に教えてもらっても、莉莎には全く心当たりがない。いっぽう、莉莎の方術クラッシャーの才能は、正規の宮廷方術士の力を軽く超えているのではないか、謎の強い力を持つ者を後宮に置いていいのか、との懸念が持ち上がる。やがて、星(シン)帝国初代皇帝の座を巡る碧国王と莉莎の先祖に当たる方術士との王位乗っ取り未遂事件の歴史が掘り起こされ、莉莎と思遠は裏がありそうだと調査を開始することに。そんななか因縁の旧碧国で冬至の儀式が行われ、皇帝夫妻ら宮廷メンバーの大移動が始まることに。連れていってほしいと夫妻に懇願する莉莎だったが、いかんせん碧賢妃も同行するとのこと。後宮での莉莎の立場が危ぶまれることになりかねない。思遠に知恵を求められた皇后の悠然(ヨウラン)は、「あなた、妃をやめて、わたくしの侍女になるといいわ」とにっこり。戦略的降格で侍女に身をやつした莉莎、異郷の地で潜入捜査がはじまる!?
  • 辺境の少女・莉莎が拝謁したのは猫頭の青年皇帝。漆黒の飲み物で帝の心を掴んだ莉莎だが、宮廷に暗躍する邪術との対決が迫る!

    辺境から特産品の「珈琲」なるものを売り込みに来た少女・莉莎(リーシャ)。即位したばかりの若き皇帝・思遠(スーユアン)は、商いに熱心だと聞き及んでいる。宮殿の品評会で皇帝のお墨付きがもらえれば、宮廷御用達となり、村おこしだって夢じゃない。さらにその皇帝、猫神を信仰するあまり、猫アタマの被り物をしているとか……。いざ皇帝への拝謁を許された莉莎は、まるで本物の黒猫と見まごうほどの被り物の精巧さに感心するばかり。だが、莉莎が奉った珈琲を試した皇帝は、呻き声を上げると人間の顔に変貌! 莉莎はその場で取り押さえられてしまった。檻から出された莉莎を待っていたのは、なんと皇帝本人!? 聞けば、皇帝は即位後、何者かの術によって猫アタマに変えられてしまっていたという。どうやら、莉莎が淹れた珈琲を飲んだときだけ人間に戻れるらしい。皇帝の秘密を知った莉莎は、秘密を漏らさぬよう、また皇帝にいつでも飲み物を捧げられるよう、後宮入りを命じられる。やがて皇帝以外の宮廷人たちも珈琲に魅せられ、莉莎の桜桃宮は「珈琲店」と呼ばれて繁盛する。が、宮廷に巣食う邪術の使い手が莉莎を狙って動き始めた。

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