『ヤマケイ文庫(実用)』の電子書籍一覧
61 ~120件目/全131件
-
伝説の狩人・志田忠儀が語る朝日連峰の山と動物たち
名狩人であり朝日連峰(山形県)のブナ林を守る環境保全活動にも尽力したことなどでも知られる志田忠儀さん。
氏の狩猟・採集や山暮らしにまつわる言葉がちりばめられた名著『朝日連峰の狩人』が文庫化!
山菜・キノコ採集やイワナ・ヤマメ釣り、ツキノワグマ狩り、キツネやテンやウサギなどの罠猟。
山中で出会ってきた動物の行動についての興味深い考察、遭難にまつわることなど、長年の経験に裏打ちされた含蓄に富む言葉を随所で読むことができます。
出版当時75歳の志田さんの話は30年の時を経た今でも色褪せず、狩猟者をはじめ動物や自然に興味がある人にも響く言葉が満載です。
■内容
解説
まえがき
◆第一章 山暮らし
狩人とマタギ/自然とともに暮らして/達人による釣りのコツ
◆第二章 クマ狩り
昔からの巻き狩り/クマの弱点とクマ撃ち/大型動物が増え続ける/クマの習性と好物/クマの胆とクマ料理/狩人たちの仁義
◆第三章 ワナと動物
ワナを仕掛ける/天ぷら好きのキツネ/テンやタヌキたち/アナグマとウサギの肉/小動物たちの習性
◆第四章 山の番人
遭難は常識外の行動から/予測できない雪崩/危機に瀕する原生林
文庫版あとがき
■著者について
志田 忠儀(しだ・ただのり) 【語り】
1917年、山形県西川町大井沢生まれ。
戦前から山に入り、戦後も春はクマ撃ちやゼンマイ採り、夏は登山や釣り、秋はキノコ採り、冬は猟と、一年を通じて山とともに生きた伝説の山人として知られている。
1959年、磐梯朝日国立公園朝日地区管理人になり、1982年同管理人を退く。
この間、天狗小屋、狐穴小屋、竜門小屋の管理を西川町より任される。
月山朝日遭難救助隊長、大井沢観光協会長、自然保護に関する功労で勲六等単光旭日章を受ける。
朝日連峰のブナなどの原生林を守る会会長。民宿「朝日山の家」経営。
2016年5月23日没。
著書に『山人として生きる 8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵』(角川文庫)、『ラスト・マタギ 志田忠儀・96歳の生活と意見』(KADOKAWA)などがある。
西澤 信雄(にしざわ・のぶお) 【構成】
1948年、滋賀県大津市生まれ。愛媛大学を卒業後、1975年から朝日鉱泉ナチュラリストの家に入る。
朝日鉱泉ナチュラリストの家代表、日本ナチュラリスト協会会員、環境庁自然公園指導員、秋田営林局保全管理協会員。
著書に『朝日連峰・鳥獣戯談』『ブナの森通信』(無明舎出版)、『みちのく朝日連峰山だより』(山と溪谷社)などがある。 -
文庫化に際してオールカラーに!
河合隼雄賞受賞・異色の土研究者が語る土と人類の驚異の歴史。
土に残された多くの謎を掘り起こし、土と生き物の歩みを追った5億年のドキュメンタリー。地球には最初、土がなかった。地球上に生き物が誕生し、遺体と岩石から土が生まれた。
現在のところ地球は生き物が確認されている唯一の惑星であり、ゆえに土は地球にしか存在しない。
ひたすらに土を食べて耕すミミズ、岩を食べるようになったキノコ、腐葉土を食べるカブトムシの幼虫……。
土は植物や昆虫の躍進を支えるとともに相互に影響し合い、さらに恐竜の消長や人類の繁栄に場所を貸してきた。
身近なはずの「土」のことを、私たちはどれほど知っているだろうか。
土の研究者である著者がスコップ片手に世界を飛び回り、土に残された多くの謎を掘り起こしていく。
土と生き物たちの歩みを追った5億年の、そして未来へ向けたドキュメンタリー。
文庫化にあたり著者書き下ろしのあとがきを収録。
■著者について
藤井 一至(ふじい・かずみち)
土の研究者。1981年富山県生まれ。
2009年京都大学農学研究科博士課程修了。京都大学博士研究員、
日本学術振興会特別研究員を経て、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員。
専門は土壌学、生態学。
インドネシア・タイの熱帯雨林からカナダ極北の永久凍土、さらに日本各地へとスコップ片手に飛び回り、土と地球の成り立ちや持続的な利用方法を研究している。
第1回日本生態学会奨励賞(鈴木賞)、第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞受賞。『土 地球最後のナゾ』(光文社新書)で河合隼雄賞受賞。 -
『ミニヤコンカ奇跡の生還』その後。
両手指両足を失いながら、再起を目指し闘い抜いた500日。
そして山への希望とともに生きた40年の歩み。『ミニヤコンカ奇跡の生還』その後。
両手指両足を失いながら、再起を目指し闘い抜いた500日。
そして山への希望とともに生きた40年の歩み。
ミニヤコンカでの生還から奇跡的な生還を果たすが、両手指のほとんど、両脚の膝下を失った松田宏也。
登山者として、社会人として再起を果たした記録。
■内容
1.僕は帰ってきた
2.ベッドの中で
3.こんなに元気になったよ
4.また足を切る
5.僕は歩けた
6.リハビリの仲間たち
7.車椅子よさようなら
8.母との生活
9.サラリーマンに戻る日
10.再び山へ
11.答礼の旅
12.その後 -
大正から昭和初期にかけて道東の山野を跋渉して狩猟、渓流釣り、登山、植物採集、鉱石発掘などに明け暮れた開拓者・西村武重の貴重な記録。
大正5(1916)年に養老牛温泉(北海道中標津町)を踏破し、旅館養老園を開いたことでも知られる開拓者・西村武重。
彼は道東の山野を跋渉して狩猟、渓流釣り、登山、植物採集、鉱石発掘などに明け暮れた。
本書は、飼牛を襲って牧場を荒らす羆狩りや痕跡を追って何日も山野を彷徨する単独羆猟の話、山女魚釣りの極意、アイヌ民族との交流、人跡疎らだった時代の知床半島探検など、壮年期の西村が体験した貴重な記録。
■内容
羆との闘い
・原始林の王者
・牧場荒らしの大羆を倒す
・標津岳の羆狩り
・親子羆を追う
・羆狩りと猟犬
・恐怖の大羆
◆北海の狩猟者
・根室原野の昔ばなし
・山小屋の一夜
・密林の住人たち
・北辺を釣る
◆知床半島の大自然
・未開の別天地
◆解説 久保俊治(猟人)
■著者について
西村 武重(にしむら・たけしげ)
1892(明治25)年2月、香川県綾歌郡造田村(現まんのう町)生まれ。
1896(明治29)年、4歳で北海道札幌市篠路に父と移住。1916(大正5)年、養老牛温泉踏破。
永年ヒグマ撃ちを経験してきた。1972(昭和47)年、勲六等単光旭日章授与。
1983(昭和58)年、死去。
著書に『ヒグマとの戦い』『北海の狩猟者』(いずれも山と溪谷社)、『原野とヤマベ――秘境知床』(釣の友社/1969年)、『養老牛の今昔』などがある。 -
<穂高とともに――登山者の安全を守り、登山文化を盛り立ててきた山小屋誕生の物語>
人気山域・穂高連峰の山小屋にまつわる手記である
『穂高に生きる』『穂高を愛して二十年』2冊同時復刊。今からさかのぼること、百年前。
今田重太郎は、日本アルプスの黎明期、山案内人として活躍し、穂高の稜線に山小屋を開いた。
穂高岳山荘創立五十周年記念で出版された本書(1973年)は、だれよりも穂高を愛し、当地を熟知する人物による貴重な記録。
厳しくも美しい自然のなかで小屋を営む悲喜こもごも、多くの岳人との交流がいきいきと綴られる。
■著者について
今田 重太郎(いまだ・じゅうたろう)
1898(明治31)年、岐阜県吉城郡上宝村(元・高山市)生まれ。
1924年、奥穂高岳・白出のコルに、穂高岳山荘の原点である穂高小屋を創設(1958年改称)。
ガイドとして秩父宮に随行し、黎明期の北アルプスを案内したほか、
山小屋の主人として、登山道整備、遭難救助など、穂高連峰の安全や登山文化の発展に寄与した。
本書の全身に『穂高小屋物語』(読売新聞社刊)がある。
1993年没(享年84)。 -
<穂高とともに――登山者の安全を守り、登山文化を盛り立ててきた山小屋誕生の物語>
人気山域・穂高連峰の山小屋にまつわる手記である
『穂高に生きる』 『穂高を愛して二十年』2冊同時復刊。穂高の岸壁に魅せられた青年が、1948年、北穂高岳の頂に自ら資材を担ぎ上げ、山小屋をつくった青春の記。
「七十年以上昔の話ではあるが、単に父の半生や小屋建設物語としてだけでなく、戦中戦後の山の様子を知ることができ、
またその当時の人たちの精一杯生きた証を感じとることができる」
「あとがきに代えて」より
■著者について
小山 義治(こやま・よしはる)
1919年、東京都恩方村(現・八王子市)生まれ。
穂高の山々に魅せられ1945年信州に移住。北穂高岳に山小屋の建設を決意し、自らも資材を担ぎ上げて1948年に北穂高小屋を開業。
また滝谷の岩場に多くのルートを開拓し、仲間とともに積雪期の北アルプス縦走や利尻岳南陵登攀など行なった。
生涯にわたり、山、音楽、絵画を愛し、滝谷など岩稜を対象とした山岳画を数多く描いた。
2007年没(享年87)。 -
情趣溢れる峠路、歴史や暮らしを味わう旅を描く、峠紀⾏の名作アンソロジー
古来人の暮らしと深い関わりを持ってきた峠について、登山家や文人が記した代表的な紀行31編を取り上げた深田久弥編集のアンソロジー。
峠の情趣を味わい、歴史を偲ぶ名紀行で、峠とその周辺の生活、自然を描き出す。
■内容
足馴峠 小島烏水
金田峠 白井光太郎
信州峠 尾崎喜八
仙元嶺 梅澤親光
針ノ木峠 長谷川如是閑 河東碧梧桐
北見峠 伊藤秀五郎
杖突峠 細井吉造
安房峠 瀧井幸作
分杭峠・地蔵峠 長尾宏也
御坂峠 高畑棟材
金精峠 若山牧水
大河原峠 中西悟堂
大日峠 中村清太郎
武石峠 別所梅之助
関山峠 長塚 節
仙人峠 沼井鐡太郎
徳本峠 窪田空穂
将監峠 木暮理太郎
浅間越え 寺田寅彦
檜原峠 大島亮吉
普甲峠 藤木九三
大菩薩峠 瀬名貞利
デンツク峠 冠 松次郎
御在所峠 田山花袋
中尾峠 黒田米子
神坂峠 田部重治
清水峠 深田久弥
勢至堂峠 柳田国男
鈴鹿峠 西川正治
八十里越 藤島敏男
小仏峠 武田久
■著者について
深田久弥(ふかだ・きゅうや)
1903年(明治36)年石川県生まれ。
第⼀高等学校をへて東京帝国大学文学部哲学科入学。高校・大学時代に本格的に登山を始める。
「新思潮」ほかの同人誌に参加。東大在学中に改造社入社、編集生活を送る。
小説「実録武人鑑」『津軽の野づら』で文壇に認められる。文壇生活をつづけながら山登りは絶えることがなかった。
1944年、陸軍少尉で中国戦線へ。1946年復員。戦後は、登山・探検関係を中心に執筆活動。
1964(昭和39)年、『日本百名山』で、第16回読売文学賞(評論・伝記部門)を受賞。
ヒマラヤ、シルクロード研究にも力を注ぎ、『ヒマラヤの高峰』『中央アジア探検史』の代表作がある。
1971(昭和46)年3月21日、茅ヶ岳にて脳卒中で急逝。 -
更科功氏推薦!! 人間とは、いったいどういう生き物なのか?
動物行動学の泰斗である著者が、生物としての「人間」の不思議を容姿・言語・社会などの話題を
さまざまに展開しながら、わかりやすい言葉で語る。
著者が京都精華大学で行った最晩年の講義であり、今を生きる「人間」必読の一冊。ベストセラー『絶滅の人類史』(NHK新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)著者、更科功氏推薦!!
人間とは、いったいどういう生き物なのか?
動物行動学の泰斗である著者が、生物としての「人間」を、
容姿・言語・社会などの話題をさまざまに展開しながら、わかりやすい言葉で語る。
ドーキンスの利己的な遺伝子、ダーウィンの進化論、チョムスキーの生成文法、
ヴァ―・ヴェーレンの赤の女王説など、生物学の基本的な理論も、本書を読めばユーモアを交えた解説で楽しく理解できる。
著者が京都精華大学で行った最晩年の講義であり、今を生きる「人間」必読の一冊。
2010年10月に発刊された『ぼくの生物学講義』日髙敏隆(昭和堂)を改題・再編集のうえ文庫化。
「この現代、日本も含めて世界中でいろいろなことが起こっています。
よく考えてみると大昔から人間は戦争をしていて、いつになっても止まらない。
でも、戦争というのをする動物は、ほかにはいないんですね。それはなぜなのか。
どうしたらいいのかっていうことを、ちゃんと考えなくちゃいけないだろうと。
そのためには、生物学の一端として、人間というのはどういう動物なんだということを、
ちょっと考えてみる必要があるだろうというので、この講義をすることにしたわけです。」(本文より)
■著者について
日髙 敏隆(ひだか・としたか)
動物行動学者。1930年東京生まれ。
東京大学理学部動物学科卒業。理学博士。
東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長、
京都精華大学客員教授を歴任。2000年に南方熊楠賞受賞、2008年に瑞宝重光章受章。2009年11月没。
主な著書に『チヨウはなぜ飛ぶか』『春の数えかた』『人間はどういう動物か』『世界を、こんなふうに見てごらん』など、
主な訳書にコンラート・ローレンツの『ソロモンの指輪』、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』(共訳)などがある。
広く深い教養をバックボーンに、誰にでもわかる平易な言葉で、動物行動学および生物学の魅力を長く伝えてきた功績は大きい。 -
著者のフィールドノートの一部をカラー口絵で掲載!
「世界中の誰よりもきのこに詳しかった"伝説のきのこ博士”の名著」藤井一至氏(土の研究者)推薦!
「地上に平和をもたらしたのは、きのこだったのだ」小川ヒラク氏(発酵デザイナー)推薦!「世界中の誰よりもきのこに詳しかった"伝説のきのこ博士”の名著」藤井一至氏(土の研究者)推薦!
「地上に平和をもたらしたのは、きのこだったのだ」小倉ヒラク氏(発酵デザイナー)推薦!
ひそやかに光るきのこ、きのこ毒殺人事件、ナメクジは胞子の運び屋…
きのこ学の第一人者による魅惑のきのこエッセイ。
つくばの研究所に向かって下駄をはいて自転車をこぐ白髪頭の姿が度々目撃され、世界中の誰よりもきのこに詳しかった。
筆力の高さに定評があり、ときには筆をとってニコニコときのこの絵を描いていた。
2021年に亡くなった、知る人ぞ知るきのこ界のスーパースターの著書をはじめて文庫化。
■内容
新装版によせて
1きのこの形、きのこの成長
雷の落とし子/天地無用/ユダの耳/きのこに根はあるか/異常気象とショウゲンジ/マツタケ前線は南下する
2毒きのこ、薬になるきのこ
ひそやかな光/笑うきのこ/きのこ殺人事件/聖なるきのこ/ものは使いよう/ありがたいきのこ
3胞子の世界
産めよふやせよ/ひと夜の命/くさい奴/運び屋のナメクジ/お腹を空かしたチップモンク/ブタの好物
4菌糸・菌根のこと
城をきずく/山が吹く角笛/生きている化石/靴のひも/ぶくりょうつき
5きのこの栄養のとり方
シメジあれこれ/ランに食われる/落葉を食べる/由緒正しいヒラタケ/居候/きのこ糞尿譚
6きのこの分布・きのこの生態
きのこ狩り/コスモポリタン/追われるハツタケ/ヒョウタンから駒/クリのポックリ病
おわりに―きのこと菌類学
解説 藤井一至
■著者について
小川 真(おがわ・まこと)
1937年、京都生まれ。
1962年に京都大学農学部農林生物学科を卒業、1967年に同大学院博士課程を修了。
1968年、農林水産省林業試験場土壌微生物研究室に勤務、
森林総合研究所土壌微生物研究室長・きのこ科長、関西総合テクノス、
生物環境研究所所長、大阪工業大学客員教授を歴任。農学博士。
「森林のノーベル賞」と呼ばれる国際林業研究機関連合ユフロ学術賞のほか、
日本林学賞、日経地球環境技術賞、愛・地球賞、日本菌学会教育文化賞受賞。
2021年、没。 -
星野道夫が「名作」と呼んだ幻の古典。
この本全体に流れている極北の匂いに、どれだけアラスカの自然への憧れを掻き立てられただろう/星野道夫星野道夫が「名作」と呼んだ幻の古典。
この本全体に流れている極北の匂いに、どれだけアラスカの自然への憧れを掻き立てられただろう/星野道夫
カリブー、ムース、オオカミらが危ういバランスの上で織りなす極寒の地の生態系――。
『沈黙の春』が人類による自然破壊に警鐘を鳴らした1960年代初め、
アラスカの大地を核実験場開発の脅威から守り抜き、そのため故国アメリカを追われた動物学者がいた。
彼の名はウィリアム・プルーイット。極北の大自然と生命の営みを、詩情あふれる筆致で描き、
写真家の星野道夫が遺作『ノーザンライツ』のなかで、敬意をこめて
「アラスカの自然を詩のように書き上げた名作」と評した幻の古典を文庫化。
気候危機と生物多様性の危機が差し迫るなか、人の営みと自然の営みの共存を問いかける本書は、
「エコロジーとは何か」を知るための入門書であり、今を生きる全ての人へのギフトだ。
■内容
刊行によせて 星野直子
プロローグ
旅をする木
タイガの番人
ハタネズミの世界
ノウサギの世界
待ち伏せの名手
狩りの王者
カリブーの一年
ムースの一年
ムースの民
生命は続く
ホームステッド
にわか景気
未来の展望
謝辞
エピローグ―一九八八年版あとがき
訳者あとがき
文庫化によせて 大竹英洋
■著者について
ウィリアム・プルーイット(1922-2009)
動物学者。アメリカのメリーランド州生まれ。
アラスカにおけるアメリカの核実験場開発計画「プロジェクト・チャリオット」を
環境調査によって阻止し、そのためアメリカを追われることになった。
その詳細は星野道夫著『ノーザンライツ』に記されている。
カナダに移住後は、マニトバ大学動物学研究室教授。
タイガ生物学研究所を設立。極寒地における野生生物の研究を続け、カナダ科学アカデミー最優秀賞などを受賞。
93年、アラスカ州政府より正式の謝罪を受け、名誉回復。アラスカ大学名誉博士となる。 -
深田久弥の、ヒマラヤの山々に対する熱い思いが込められた不朽の名著!
1950~70年代にかけての、ヒマラヤ初登頂時代の人と山とのかかわりを
克明に調べて記した深田久弥の遺作が、没後50年目にヤマケイ文庫でよみがえる。深田久弥の、ヒマラヤの山々に対する熱い思いが込められた不朽の名著!
『日本百名山』の著者として知られる深田久弥さんは、ヒマラヤの研究家でもあった。
1958年にはジュガール・ヒマラヤに赴き、現地ルポを雑誌に連載。
翌59年からは「ヒマラヤの高峰」と題した連載を以後10年間、120回にわたって『岳人』に掲載している。
そのかたわらで書き下ろしたのが『ヒマラヤ登攀史』(1957年、岩波新書)。
その後、1967年に改稿されて『ヒマラヤ登攀史第二版』が出版され、
没後、1973年には白水社から『ヒマラヤの高峰』が刊行された。
ヤマケイ文庫版では朝日新聞社刊『深田久弥 山の文庫2 ヒマラヤの高峰』を底本としながら、
『深田久弥 山の文学全集』(1974年朝日新聞社刊)の原稿を確認しつつ、写真と地図を刷新して
ヒマラヤ8000m峰14座の初登頂の歴史を紹介する。
1950~70年代にかけての、ヒマラヤ初登頂時代の人と山とのかかわりを
克明に調べて記した深田久弥の遺作が、没後50年目によみがえる。 -
最後の生き証人の声や残された関連資料の緻密な調査から浮かび上がった、「雪中行軍」の驚愕の新事実
1902(明治35)年1月、雪中訓練のため、青森の屯営を出発した歩兵第5連隊は、
八甲田山中で遭難、将兵199名を失うという、歴史上未曾有の山岳遭難事故を引き起こした。
当時の日本陸軍は、大臣報告、顛末書などで、猛烈な寒波と猛吹雪による不慮の事故として葬り去ろうとした。
しかし、その事故から62年後、最後の生き証人だった小原元伍長が長いインタビューを受けて証言、
地元記者が「吹雪の惨劇」として発表し、真実の一端が明らかにされた。
その情報を元にして新田次郎は『八甲田山死の彷徨』を執筆、書籍は大ベストセラーに、映画『八甲田山』も大ヒットした。
著者は、小原元伍長の録音を入手し、新田小説とのあまりの乖離に驚き、調査を始める。
神成大尉の準備不足と指導力の欠如、山口少佐の独断専行と拳銃自殺の謎、福島大尉のたかりの構造、
そして遭難事故を矮小化しようとした津川中佐の報告など疑問点はふくらむばかりで、さらに生存者の証言、
当時の新聞、関連書籍や資料をもとに、現場にも足を運び事実の解明に努めようと試みる。
新発見の事実をひとつひとつ積み上げながら、「八甲田山雪中行軍」とは何だったのか、その真相に迫る。 -
戸川幸夫が追った昭和のマタギたち!
昭和後期のマタギに数年間同行取材したノンフィクション。
往時の写真も多数収録。動物文学の第一人者・戸川幸夫が昭和20~30年代に秋田県阿仁を訪れ、
山の戒律を受け継ぐ最後のマタギたちを記録したノンフィクションの名作を文庫化。
マタギたちとともに行き部会山に入って狩猟の現場を取材し、
往時の集落を訪れて衣食住や風習、マタギのルーツなどを精緻な文章と豊富な写真で記録した。
マタギのシカリ(頭領)の家に代々伝わっていた『山達根本之巻』の原文と現代語訳も公開。
■内容
雪山をゆく
秋グマ狩り
狩座にて(マタギを追って/クマの行動/シロビレタタケ!)
マタギの風土
根子スケッチ
マタギの里(最後のマタギ村/根子紀行/村の移ろい)
秘物と信仰
狩り装束と道具
山入り
現代のマタギ
マタギ風土記(始祖万事万三郎/山神さま/マタギ組/山達作法/当世マタギ/名うてのマタギ)
盆と正月
根子番楽
里のくらし
村の歳時記(行事・祭事/村のしきたり)
鷹狩り
名鷹匠と愛鷹
鷹匠――ひとりマタギ(名鷹匠・沓沢朝治/吹雪と老人)
備考
あとがき
解説 田口洋美
■著者紹介
戸川 幸夫(とがわ・ゆきお)
1912年、佐賀県佐賀市生まれ。動物文学作家。旧制山形高校出身。
東京日日新聞(現毎日新聞)社会部記者を経て、文筆活動に入る。
1954、『高安犬(こうやすいぬ)物語』で第32回直木賞受賞。
1965年、沖縄・西表島でイリオモテヤマネコを発見。1978年、第28回芸術選奨受賞。
主な作品に『高安犬物語/爪王』『子どものための動物物語』『戸川幸夫動物文学全集』などがある。
2004年5月、逝去。 -
日高の山々を望む開拓牧場の四季。
画家・坂本直行の苦闘と悦びを描く、若き日の画文集※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
北海道の大地に生き、日高の山々を愛した画家・坂本直行の若き日の画文集を文庫化。
昭和初期、日高山脈を望む十勝平野の開拓牧場で、厳しい開墾労働の日々をおくりつつ、
家畜や野生動物との触れ合い、開拓農民の生活、終生愛し続けた原野の自然と日高の山々への思いを、みずみずしい筆で描く。
■著者紹介
坂本 直行(さかもと なおゆき)
1906(明治39)年生れ。北海道大学農学部実科卒業。在学中は山岳部員として活躍。
30(昭和5)年北海道に帰り、広尾で友人が営む野崎牧場で働く。
36年同町下野塚の未開拓地に入植し開拓に従事。困難な生活の余暇に日高など北海道の山野を主題に、絵筆をとり続け、雑誌「山」などに作品を掲載する。
60(昭和35)年、山岳画家として立ち、農業から離れる。
著書に『山・原野・牧場』『雪原の足あと』『開墾の記』ほか。
82(昭和57)年逝去。 -
奥深い熊野の山小屋から生まれた稀有な山の自叙伝がヤマケイ文庫で復刻。
郷愁を呼び覚ます、記録文学の名著。
紀伊半島で育まれた山林労働の歴史と文化、そして思考。
奥深い熊野の山小屋から生まれた稀有な山の自叙伝がヤマケイ文庫で復刻。
■内容
序章 古窯の跡を訪ねて
第1章 炭焼きと植林
第2章 青春の西ン谷
第3章 果無山脈の主
第4章 十津川峡春秋
第5章 食物記
終章 果無山脈ふたたび
増補 新しい世紀の森へ
■著者について
宇江 敏勝(うえ・としかつ)
1937年三重県尾鷲生まれ。
和歌山県立熊野高校を卒業後、紀伊半島の山で林業に従事するかたわら、文学を学ぶ。
デビュー作『山びとの記』は80年に中公新書から刊行され、高い評価を得た。
以降、40年にわたり随想、小説などをコンスタントに発表。
新宿書房より、「宇江敏勝の本」シリーズ(全15冊)、「民俗伝奇小説集」(全10巻)がある。 -
今の時代に1番読みたい科学書! 復刊文庫化。アリの驚くべき生態を、進化生物学者がヒトの社会にたとえながらわかりやすく、深く、面白く語る。
アリの巣を観察すると、いつも働いているアリがいる一方で、ほとんど働かないアリもいる。
働かないアリが存在するのはなぜなのか?
ムシの社会で行われる協力、裏切り、出し抜き、悲喜こもごも――。
コロニーと呼ばれる集団をつくり階層社会を営む「真社会性生物」の驚くべき生態を、
進化生物学者がヒトの社会にたとえながらわかりやすく、深く、面白く語る。
ベストセラーの復刊文庫化にあたり、著者による新たな研究成果と、京都大学名誉教授・鎌田浩毅氏の解説を収録。
文系・理系の読者を問わず、生物と進化についての一般教養書であり入門書として必読の一冊。
【内容】
ヒトの社会、ムシの社会/「とかくこの世は住みにくい」/個体は社会から逃げられない
7割のアリは休んでる/アリは本当に働き者なのか/働かないことの意味/なぜ上司がいなくてうまく回るのか
アリに「職人」はいない/お馬鹿さんがいたほうが成功する/働かないアリはなぜ存在するのか?
「2:8の法則」は本当か/怠け者は仕事の量で変身する/経験や大きさで仕事は決まる
みんなが疲れると社会は続かない/規格品ばかりの組織はダメ/わが子より妹がかわいくなる4分の3仮説
生き残るのは群か?血縁か?/実証不能のジレンマ/社会が回ると裏切り者が出る
なぜ裏切り者がはびこらないのか/最初にやった仕事が好き/自然選択説の限界
説明できないという誠実さ/いつも永遠の夏じゃなく
など
■著者紹介
長谷川 英祐(はせがわ・えいすけ)
進化生物学者。北海道大学大学院農学研究員准教授。動物生態学研究室所属。1961年生まれ。
大学時代から社会性昆虫を研究。卒業後、民間企業に5年間勤務したのち、東京都立大学大学院で生態学を学ぶ。
主な研究分野は社会性の進化や、集団を作る動物の行動など。
特に、働かないハタラキアリの研究は大きく注目を集めている。
『働かないアリに意義がある』(メディアファクトリー新書)は20万部超のベストセラーとなった。 -
ベストセラー『定本 黒部の山賊』に登場する驚異の山人が語る山語り・猟語り、自分語り。
戦後、大衆登山黎明期に、北アルプス最奥部で暮らした人々のさまを活写した
『黒部の山賊』(伊藤正一・著)。
このベストセラー山岳名著に登場する愛すべき山人(やまど)、
知られざる「黒部の山賊」鬼サその人が語る山の民の生活譚。
大自然に生きた生活者が披露する、今や失われた山語り・猟語り、そして自分語り。
巻末に解説「山の賢者」(池内 紀)を収録。
<内容>
ボッカ・ガイド・遭難救助
ボッカ/ガイド/遭難救助
イワナ釣り
職漁/イワナ釣り談義
猟師
小物猟/クマ/カモシカ/根拠地と荷揚げ/カモシカ狩り・そもそもの初めから/
犬を使うカモシカ狩り/犬のいないカモシカ狩り/吹雪とナダレ/カモシカ追いと事故/
鬼サのなげき/附・炭焼き
あとがき
解説 山の賢者(池内紀) -
ヨーロッパアルプス三大北壁冬季単独初登攀など、20世紀後半を代表する名クライマー長谷川恒男、若き無名の日々の回顧録。
ヨーロッパアルプス三大北壁冬季単独初登攀など、20世紀後半を代表する名クライマー長谷川恒男、若き無名の日々の回顧録。
1970~80年代を代表するクライマー・長谷川恒男の自著で、15歳から26歳までの若かりし日を描いた代表作。
中学を卒業して日本コロムビアに入社した1963年(15歳)、山好きの兄に連れられて丹沢へハイキングへ行ったのをきっかけに登山の世界へ。
以来、18歳~20歳ごろは丹沢の沢登りや谷川岳の岩登りにのめり込む。
21歳ごろから海谷・千丈岳南西壁や明星山の開拓に取り組んだ。
23歳で憧れの山岳ガイドに。
そして26歳でエベレスト登山隊に加わり、人間関係に悩んだあげくに単独登攀への道を歩み始めた。
まだ山の世界で目立った実績のなかった若い日々を、ヨーロッパアルプス三大北壁の冬期単独登攀に成功し、有名人になった後に振り返っている。 -
『日本百名山』の著者が残した珠玉の山岳紀行と随筆の傑作集
『日本百名山』の著者、深田久弥が、山旅での思いを四季の順に沿って44編、並べた紀行・随想集。
登場する山は北海道の日高山脈から東北・下北半島の山、北上山地、出羽三山、日光戦場ヶ原、
越前の山、餓鬼・唐沢岳、有明山、焼額山、高峰と草津など、「日本百名山」の選外の山が中心だが、
紀行文の間に挿入された随想のなかに当時の登山界を鋭く見つめる深田の批評的精神が読み取れて興味深い。
物質文明やモータリゼーションへの批評などがそこに鋭く描かれている。
「登山は運動会ではない。ぞろぞろ行列して登るのは、私の趣味にあわない」「『登山はスポーツである』という表現を私は好まない」
「寸時の休憩にもカメラの操作に忙しくては、風景が心に残る暇がない。むしろ私はカメラ無しの登山を勧める」
「今の人はバスで直ちに山麓まで運ばれてしまうから、その道中の楽しさを知らない。つまり今の登山者は、山登りという一種の勝負にしか関心がなく、それまでの道中は無駄なものとしか見えないのだろう」。
深田久弥の山に対する思いを歯に衣着せぬ筆致で描いた随想集として、百名山ファン必読の一冊といえる。 -
大正から昭和にかけて猟銃を携え北海道の原野を駆けめぐった、
ある狩人の若き日の冒険譚!
狩猟の隠れた名著を未公開写真も収録して文庫で復刊。大正から昭和にかけて猟銃を携え北海道の原野を駆けめぐった、ある狩人の若き日の冒険譚!
狩猟の隠れた名著を未公開写真も収録して文庫で復刊。
100年前の祖父は山野を縦横無尽に駆け巡り、狩猟に釣り、温泉開発、
鉱山発掘などフロンティアマンとしてその時代を生きていた。
100年前の根室原野を駆け巡った祖父の冒険談の楽しさが伝わると幸いです。
(「祖父・西村武重について/西村穣」より)
私の叔父(北海道石狩郡当別村)が狩猟家であったので、私の家(札幌郡篠路村)へ訪れると、
大きなガンやカモ、ウサギなどをおみやげに時々持って来た。私は大人になったら狩人になろうと思った。
私は、明治四十四年より今日に至るまでほとんど一生を、未開の森林渓谷を探して、狩猟と釣りに費やしたようなもので、
最早人生の終着駅にあり気息奄々たる老爺となってしまった。この本にあるものは大正から昭和にかけての若き時代の思い出の昔話である。
(「まえがき」より)
【内容】
◆祖父・西村武重について 西村穣
◆まえがき
◆ヒグマとの戦い その1
風連原野のヒグマ/牧場のギャング/茶内林野のヒグマ/養老牛のヒグマ/ケネカ川の大ヒグマ
◆カクレ原野とガンピ原
キネズミを追って/キツネに化かされたか?/カクレ原野の一夜/アマッポーとヒグマ/ヒグマとの死闘/篠路村の浪さん/ウサギの止め足/
キツネ狩り/再びキツネ狩り/ピヨッペの砂金山
◆アイヌの狩猟
酋長榛幸太郎/さんけ爺々/老アイヌの昔話
◆ヒグマとの戦い その2
千島エトロフ島のヒグマ/エトロフ島へ/指臼の硫黄山/ヒグマの襲来/硫黄鉱調査/東海岸を探る/再びヒグマが……/
ヒグマを倒す/紗那神社/美しい未亡人/島との別れ
◆尾岱沼と野付岬
野付半島のガン/カワウソと狂女
◆養老牛温泉を中心として
原野移住/養老の滝/ヤマベ釣り/カムイヌプリの猛吹雪
◆あとがき
◆解説 服部文祥 -
文豪たちが遺した異世界としての「山」。
東雅夫の選によるかつてないアンソロジー、文庫化。文豪たちが遺した異世界としての「山」。
東雅夫の選によるかつてないアンソロジー、文庫化。
近代の文豪から現代の人気作家まで。
数多くの作家が、深山幽谷を舞台とする神秘と怪異の物語を手がけてきた。
山を愛し読書を愛する人々にとって必読の名作佳品を集大成した史上初のアンソロジー。
収録作品:
火野葦平「千軒岳にて」
田中貢太郎「山の怪」
岡本綺堂「くろん坊」
宮沢賢治「河原坊」
本堂平四郎「虚空に嘲るもの 秋葉長光」
菊池寛「百鬼夜行」
村山槐多「鉄の童子」
平山蘆江「鈴鹿峠の雨」
泉鏡花「薬草取」
太宰治「魚服記」
中勘助「夢の日記から」
柳田國男「山人外伝資料」
編者解説(東雅夫)
文庫のためのあとがき -
秋田県北秋田市阿仁地区のマタギたちの猟や生活風景を15年以上にわたり撮影・記録した『マタギ 矛盾なき労働と食文化』と、
クマやノウサギなどの獣肉や山菜・キノコ、渓流魚など実際にマタギたちが利用する四季折々の阿仁の伝統食を紹介している『マタギとは山の恵みをいただく者なり』を合本して一冊に。
猟の様子から食生活まで豊富な写真をまじえてマタギの世界を伝えます。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
秋田県北秋田市阿仁地区のマタギたちの猟や生活風景を15年以上にわたり撮影・記録した『マタギ 矛盾なき労働と食文化』と、
クマやノウサギなどの獣肉や山菜・キノコ、渓流魚など実際にマタギたちが利用する四季折々の阿仁の伝統食を紹介している『マタギとは山の恵みをいただく者なり』を合本して一冊に。
猟の様子から食生活まで豊富な写真をまじえてマタギの世界を伝えます。
【目次】
・マタギ 矛盾なき労働と食文化
マタギとの邂逅
熊のけぼかい、熊の味
雪山のウサギ狩り
冬の川で漁をするマタギ
マタギと渓流とイワナ釣り
マタギの山のキノコ
山奥に天然マイタケを追う
西根師匠の遺したもの
マタギとともに熊狩りへ
マタギとは何者か
マタギが伝えてきたもの
・マタギとは山の恵みをいただく者なり
マタギ食堂へようこそ
雲に隠れた熊がもたらす恵み
マタギのメシから生まれた郷土料理
忍びで獲ったウサギを食す
マタギと犬とキノコ採り
食卓を彩る旬の山菜
マタギの家の豊かな食卓
マタギが行商で生み出した食
川とマタギと魚
マタギの里にやってくるハタハタ
消えたカヤキと囲炉裏
マタギの過去、現在、そして未来 -
熱い(暑苦しい?)男が帰ってきた!
沢ヤのバイブル『俺沢』がさらなる進化を遂げてここに復刊!※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
熱い(暑苦しい?)男が帰ってきた!
沢ヤのバイブル『俺沢』がさらなる進化を遂げてここに復刊!
2009年刊行『俺は沢ヤだ!』に新規記録を追加し再構成、前作を上回る読みごたえ。
・目次
【第1部 俺は沢ヤだ!】
序章 俺は沢ヤだ! 危機一髪! 豊坪渓下流部
第1章 沢ヤ・成瀬の生い立ち
第2章 日本の大渓谷 /黒部川剱沢
第3章 ゴルジュとエロスの不思議な相関/称名川ザクロ谷
第4章 大滝登攀の密かな悦び/虎毛山 春川万滝沢
第5章 探検的沢登りの勧め/富士山麓景ヶ島渓谷と御嶽山赤川地獄谷
第6章 神の領域 大理石の回廊/台湾 三棧渓
最終章 沢ヤの地平を拓くもの 世界における沢登りの可能性
【第2部 沢登りの地平線~続・俺は沢ヤだ!】
序章 沢登りの地平線
第1章 台湾豊坪渓完結編
第2章 眠れる巨龍/ハンノキ滝登攀
第3章 神話の誕生/高瀑登攀
第4章 常識を覆すハワイ火山島の渓谷群/カウアイ島ワイアラエ・ストリーム
第5章 地球の底から地獄の穴へ/レユニオン島トゥルー・ド・フェール
第6章 日本最後の空白地帯/称名川下ノ廊下
最終章 ローズガリー土石流敗退の記/ボルネオ島ローズガリー -
雑誌『アルプ』に発表した画文紀行をまとめた『山の足音』と、山村、山里の風景と人々の営みを描き出す『山のえくぼ』の2冊を合本。
畦地ファン待望の一冊。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
雑誌『アルプ』に発表した画文紀行をまとめた『山の足音』と、山村、山里の風景と人々の営みを描き出す『山のえくぼ』の2冊を合本。
畦地ファン待望の一冊。
『山の足音』は随想と紀行とに分かれ、機知にあふれ読み応え。
収録原稿のうち随想の「山の果実」は雑誌連載、「峠から峠へ」「北アルプスの記」はアルプ、「信濃路の回想」は信濃毎日新聞などに掲載されたものです。
前半の山の果実は洗練された文章で読ませ、後半の紀行文はユーモアを交えたいつもの畦地節で読者を引き込みます。
『山のえくぼ』は40pほどの山の随想集。
巻頭口絵として畦地梅太郎の代表作をカラー16pにわたり掲載しています。
【内容】
山の足音:山の果実(28話)、峠から峠へ(2話)、信濃路の回想(5話)、北アルプスの記(11話)
山のえくぼ(9話) -
福岡大学ワンダーフォーゲル部のヒグマ襲撃事件をはじめ、最近、急増しているクマによる事故の実態、原因を解明するノンフィクション。
福岡大学ワンダーフォーゲル部のヒグマ襲撃事件をはじめ、最近、急増しているクマによる事故の実態、原因を解明するノンフィクション。
1970年7月、日髙のカムイエクウチカウシ山に登りにきていた福岡大学ワンダーフォーゲル部5人は、九ノ沢カールで幕営中、突然、ヒグマに襲われた。
近くのにいた他大学の山岳部員に救助を求めるが、クマの執拗な攻撃に遭い、結局3名が亡くなってしまった。
ザックを取りにもどらない、背中を見せて逃げないなど、いくつかの教訓を残し、当時は大変な話題となった。
しかし、報告書は残っているものの、悲惨な事故だけに書籍にもならず、50年近く経過したために事件は風化してしまった。
ところが、最近はクマの出没が多く、各地でクマの襲撃による被害が頻発している。
福岡大学ワンダーフォーゲル部のヒグマ襲撃事故をしっかり検証するとともに、最近のクマとの遭遇被害の事例を追い、生態の解説をする。
文庫化にあたり追記として、著者による最近のクマ遭遇事故の特徴などが追加された。
本文の写真は、ツキノワグマの写真家澤井俊彦氏が野生のクマを活写している。 -
次世代に語り継ぎたい、遠藤ケイ畢生の大作、堂々の復刻
次世代に語り継ぎたい、遠藤ケイ畢生の大作、堂々の復刻
マタギ、炭焼き、刺青師、花火師、川漁師……。
日本の古き良き時代の庶民の生活と暮らしを支えてきた男たちを、十数年にわたって徹底取材した記録。
精緻かつ骨太のイラストを文庫版で忠実に再現。
関野吉晴(探検家・医師)による文庫解説を加えて「大全」にふさわしい復刻版となっている。 -
版画家として知られ、山の文芸誌『アルプ』のメンバーとしても活躍した畦地梅太郎が、1966年に創文社から刊行した画文集を復刊。
※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
版画家として知られ、山の文芸誌『アルプ』のメンバーとしても活躍した畦地梅太郎が、1966年に創文社から刊行した画文集を復刊。
「わたしの書く作文などというものは、なんの役にもならんものである。ちょうど、出臍のおかしさにも似たおかしげなものである」
本書は昭和41年(1966年)に創文社から刊行された山の画文集です。
出版当時、畦地梅太郎64歳、ちょうどアルプ100号の出版年と重なり、畦地梅太郎の創作活動の円熟期ともいえる時期となります。
この本に先立ち、1957年に「山の眼玉」(朋文堂)が刊行されていますが、「山の眼玉」「山の足音」「山の出べそ」などの画文集は畦地梅太郎が残した貴重なモニュメントとして高く評価されてきました。
本書には、名を伏せたAさん、Bさんなどが登場しますが、串田孫一、内田耕作といったアルプスのメンバーと読み替えると、畦地さんの紀行文がより鮮明に読み取れます。
また、当時の山小屋の主人や登山者の様子を仔細に、かつユーモアを交えて綴る本文から、とぼとぼ歩く画家・畦地梅太郎さんの山の見方、感性が伝わってきます。
復刊、ヤマケイ文庫化にあたりオリジナルの創文社版に加え、巻頭口絵に畦地梅太郎版画作品を追加。
【目次】
山に考える
燕岳
美ヶ原
三つの峠を越えて
スキー宿の夢
蘭さがし
南アルプスの記
八ヶ岳山麓
雪の八ヶ岳
聖山
冬の石鎚をゆく
親と子の山(北アルプス大縦走記) -
北の大地に生き、日高の山々を愛した画家の代表的画文集。
待望の文庫化。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
北の大地に生き、日高の山々を愛した画家の代表的画文集。
待望の文庫化。
北海道の大地に生き、日高の山々を愛した画家の代表的画文集。
若き日の山の追憶から昭和三十年代の紀行までの二十六篇を、力強く明快な山岳画や植物のスケッチとともに収録する。
開拓期の北海道の山や原野、開拓農民、造材労働者、アイヌの人たちなど、
北の大地とそこに生きる人々の姿がユニークな視点から生き生きと描かれた、北海道の山の文化を代表する名著。
■著者紹介
坂本 直行(さかもと なおゆき)
1906(明治39)年生れ。北海道大学農学部実科卒業。在学中は山岳部員として活躍。
30(昭和5)年北海道に帰り、広尾で友人が営む野崎牧場で働く。
36年同町下野塚の未開拓地に入植し開拓に従事。困難な生活の余暇に日高など北海道の山野を主題に、絵筆をとり続け、雑誌「山」などに作品を掲載する。
60(昭和35)年、山岳画家として立ち、農業から離れる。
著書に『山・原野・牧場』『雪原の足あと』『開墾の記』ほか。
82(昭和57)年逝去。 -
近代化の嵐のなか、環境破壊や自然破壊、地域社会の崩壊にどのような未来を描けるかをヒマラヤの辺境ラダックから学ぶ。
近代化の嵐のなか、環境破壊や自然破壊、地域社会の崩壊にどのような未来を描けるかをヒマラヤの辺境ラダックから学ぶ。
本書は、1975年、スウェーデンの言語人類学者ヘレナ・ノーバーグ=ホッジが、小チベットと呼ばれるヒマラヤの秘境、インド北部のラダック地方を訪れ、そこで目にした自然と調和した合理的な生活が近代化の名のもとに変貌していく姿を綴った記録である。
世界40カ国で翻訳されて話題を呼んだ名著の増補改訂、文庫化。
グローバリゼーションのなかで推進される環境破壊や自然破壊、地域共同体の崩壊に、どのような新たな未来が描けるのか模索する。
「文庫のための追記」でラダックの最新の現状、変化について詳細に解説。 -
135の被害実例とともに、日本の危険生物による症状と予防法について写真やイラストともに詳しく解説。
動物、昆虫、植物、魚など海の生物まで、掲載種数400種!
圧倒的な情報量で、一番役に立つ危険対策本。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
135の被害実例とともに、日本の危険生物による症状と予防法について写真やイラストともに詳しく解説。
動物、昆虫、植物、魚など海の生物まで、掲載種数400種!
圧倒的な情報量で、一番役に立つ危険対策本。
本書は、野山や川・海で活動する人たちが知っておきたい「危険な生物」400種を紹介するハンドブックです。
どのような危険があるのか、「被害実例」をはじめ、「予防」「症状」「応急処置」などを各生物ごとに解説。
さらに生物たちの「特徴・習性」データも掲載。
野外ではいつ危険生物に遭遇するかわからない。
適切な対応を知ることは、危機管理の第一歩だ。
関連する「現在医療情報」も随所に収録。
巻頭には、クマ、スズメバチ、トリカブト、サメのほか、身近にいながら知られていない危険生物まで、340点のカラー写真を掲載。
ヒアリや鳥インフル、マダニなどの感染症対策についても解説している。
■著者紹介
羽根田 治(ハネダ オサム)
1961年、さいたま市出身、那須塩原市在住。フリーライター。
山岳遭難や登山技術に関する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆を続けている。
主な著書にドキュメント遭難シリーズ、『ロープワーク・ハンドブック』『野外毒本』『パイヌカジ 小さな鳩間島の豊かな暮らし』『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』(共著)『山の遭難 あなたの山登りは大丈夫か』『生死を分ける、山の遭難回避術』『人を襲うクマ 遭遇事例とその生態』『十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕』などがある。
2013年より長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行なっている。日本山岳会会員。 -
山を住処とし、山を仕事場とする小屋番たち。
ちょっと懐かしくて、あたたかい気持ちになる、全53話を収録。
巻末には、ピオレドール受賞クライマーで南アルプス・甲斐駒ヶ岳七丈小屋管理人を務める花谷泰広さんのスペシャルエッセイを収録。山を住処とし、山を仕事場とする小屋番たち。
ちょっと懐かしくて、あたたかい気持ちになる、全53話を収録。
巻末には、ピオレドール受賞クライマーで南アルプス・甲斐駒ヶ岳七丈小屋管理人を務める花谷泰広さんのスペシャルエッセイを収録。
『山と溪谷』誌に2001年から2006年まで長期連載された、全国53の山小屋管理人、小屋番たちによるエッセイをまとめた書籍を再編集。
<目次>
■第一章 山小屋の仕事一二カ月
第一話 山小屋の「正月」 山口 孝(涸沢ヒュッテ)
第二話 尾瀬の季節 星 菊芳(原の小屋)
第三話 山岳トイレ只今研究中 只木貞吉(丸川荘)
第四話 穂高のいちばん長い日 宮田八郎(穂高岳山荘)
第五話 小屋番山岳救助隊 佐々木 泉(阿曾原温泉小屋)
第六話 ボッカの哲学 草野延孝(鍋割山荘)
第七話 北八ツの森とともに 島立健二(北横岳ヒュッテ)
第八話 越百の生活 伊藤憲一(越百小屋)
第九話 春夏秋冬冬富士を見つめて 佐藤 保(佐藤小屋)
第十話 夏空を待ち続けて 米川喜明(蓼科山頂ヒュッテ)
第十一話 手づくりの山小屋 松澤寿子(船窪小屋)
第十二話 小屋番三カ月 神谷浩之(キレット小屋)
第十三話 北鎌尾根の番人 小池照二(大天井ヒュッテ)
第十四話 山小屋のオフシーズン 小山義秀(北穂高小屋)
第十五話 北アルプス・ネットワーク 穂苅康治(槍ヶ岳山荘)
第十六話 いいほうがいいじゃないですか 柳澤太平(赤岳鉱泉)
第十七話 高千穂の日の丸 林 満男(霊夢庵)
第十八話 わが家のトイレがよくなった 米川正利(黒百合ヒュッテ)
第十九話 九回裏の守備固め 藤森周二(赤岳天望荘)
第二十話 オフシーズンはオンシーズン 若林邦彦(白馬山荘)
■第二章 新しいわが家をつくる
第二十一話 日本でいちばん小さな山小屋 手塚宗求(コロボックル・ヒュッテ)
第二十二話 愛鷹の翁 加藤 満(愛鷹山荘)
第二十三話 越後駒元年 米山孝志(駒の小屋)
第二十四話 いこい山荘 永田昌夫(いこいの山岳会)
第二十五話 山で暮らすということ 長沢洋(ロッジ山旅)
第二十六話 山の今昔 伊藤玉男(銅山峰ヒュッテ)
第二十七話 うつぎと五十年 堺澤清人(空木駒峰ヒュッテ)
第二十八話 山小屋を建て替える 新井信太郎(雲取山荘)
■第三章 山小屋に入り、山を見つめる
第二十九話 「新米管理人」、二年目の夏へ 清水ゆかり(朝日小屋)
第三十話 小屋番を楽しむ 佐伯直樹(大日平山荘)
第三十一話 山のルネッサンス 塩沢久仙(広河原山荘)
第三十二話 警備隊から小屋番へ 馬場保男(谷川岳肩の小屋)
第三十三話 山小屋の「暮らし」 渡邊佳苗(燕山荘)
第三十四話 青年を育てた山と人 竹内敬一(青年小屋)
第三十五話 山小屋家族 吉木綾子(金峰山小屋)
第三十六話 山小屋のとーちゃん 森山 健(高谷池ヒュッテ)
第三十七話 みゃあらくもんの夢語り 高橋重夫(仙人温泉小屋)
第三十八話 伊東宗右エ門の思い出 伊東瑛子(餓鬼岳小屋)
第三十九話 くじゅうに育ち、くじゅうに帰る 弘藏岳久(法華院温泉山荘)
第四十話 拝啓 真砂沢ロッジより 佐伯成司(真砂沢ロッジ)
■第四章 山小屋をめぐる人々
第四十一話 登山者と小屋番 河村正博(塩見小屋)
第四十二話 山の哲人 星美知子(両俣小屋)
第四十三話 徳本の住人 今川剛之(徳本峠小屋)
第四十四話 鬼が守る山 五鬼助義之(前鬼宿坊・小仲坊)
第四十五話 大朝日岳のミョウキン和尚 西澤信雄(朝日鉱泉ナチュラリストの家)
第四十六話 山のセンス 角田英司(夜叉神峠小屋)
第四十七話 絵画と写真と三ツ峠 中村光吉(三ツ峠山荘)
第四十八話 桧洞丸の華 高城律子(青ヶ岳山荘)
第四十九話 光の四半世紀 原田臣久(光岳小屋)
第五十話 月山の山頂で 芳賀竹志(月山頂上小屋)
第五十一話 五回目の結婚式 竹本 勝(東海大学銀嶺荘)
第五十二話 ひだまりのひなた小屋 梅田浩生(日向小屋)
第五十三話 山小屋は人なり 花立昭雄(尊仏山荘) -
「山小屋」という響きにどこか憧れを持ってしまうのはなぜでしょう。
本書は山小屋をこよなく愛し、全国の山小屋を訪ね歩いてきた編集者と写真家によるフォトエッセイ集。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
登る先にはいつも山小屋があって、その灯が、歩くべき道を教えてくれる。
「山小屋」という響きにどこか憧れを持ってしまうのはなぜでしょう。
本書は山小屋をこよなく愛し、全国の山小屋を訪ね歩いてきた編集者と写真家によるフォトエッセイ集。
東京から日帰りでふらりと登れる高尾山、静かな森歩きを楽しめる北八ヶ岳、温泉を楽しめる東北の山。山々が果てしなく連なる北アルプス最奧まで。
山が違えば山小屋の佇まいも変わり、出会う人も様々です。
本書では著者たちが2年間に歩いた山と滞在した山小屋16軒について情感豊かに、ときにユーモアたっぷりにそのエピソードが語られます。
山頂を目指してせっせと登る山もいいですが、個性豊かな山小屋を目的に登るゆったりした山登りがあっていいと著者たちが語るように、山と人、山と街をつなぐような、感性豊かな登山の楽しみをじっくりと味わえる一冊です。
写真家・野川かさねによる、美しい撮り下ろし写真も満載です。
巻末には登場した山小屋の詳細情報やそこに至るまでの詳細なルート情報、地図なども収録。
春夏秋冬、季節ごとに訪れたい山小屋が見つかるはずです。
■掲載山小屋
十文字小屋(奥秩父)/山の鼻小屋(尾瀬)/丸川荘(大菩薩嶺)/マナスル山荘本館(南アルプス前衛)/ころぼっくるひゅって(霧ヶ峰)、蓼科山荘(八ヶ岳)/両俣小屋(南アルプス)/雲ノ平山荘(北アルプス)/船窪小屋(北アルプス)/駒の小屋(尾瀬)/雁坂小屋(奥秩父)/城山茶屋(高尾)/嘉門次小屋(北アルプス)/日の出館(富士山)/くろがね小屋(東北)/しらびそ小屋(八ヶ岳) -
山岳景勝地には、道路ではなく、鉄道を。
鉄道紀行の第一人者だからこそ描ける、壮大で優しい夢の列車たち。
登山者も鉄道ファンも、誰もが心暖かくなる名著、ヤマケイ文庫で復刻。山岳景勝地には、道路ではなく、鉄道を。
鉄道紀行の第一人者だからこそ描ける、壮大で優しい夢の列車たち。
登山者も鉄道ファンも、誰もが心暖かくなる名著、ヤマケイ文庫で復刻。
「自然保護と交通渋滞の解消のためには、観光道路からクルマを排除し、代わりに鉄道を敷くべきだ」
1991年、月刊誌『旅』に掲載された「夢の上高地鉄道」はクルマ横行社会への反省と鉄道復権の追い風で大きな反響を呼び、その好評にこたえて著者は全国各地の山岳鉄道を考察した。
鉄道旅行の第一人者が、日本の山岳地帯の環境保全と観光を両立させるために鉄道を走らせる「夢」を描いた名著。
長らく入手困難な状況だったが、黒岩保美による表紙カバー絵もそのままに、ヤマケイ文庫で復刻。本文挿画も黒岩保美の作品を忠実に収録している。
■収録タイトル
「上高地鉄道」「富士山鉄道・五合目線」「伊勢志摩スカイ鉄道」「屋久島自然林保存鉄道」「比叡山鉄道」「奥日光鉄道」「志賀高原鉄道・草津白根線/奥志賀線」「蔵王鉄道」「菅平鉄道・根子岳ラック線」「奥多摩湖観光鉄道」「立山砂防工事専用軌道」「粗谷渓鉄道スリル線」「スノウドン登山鉄道(イギリス)」「ブリエンツ・ロートホルン鉄道(スイス)」「シーニゲプラッテ鉄道(スイス)」「シンプロン峠鉄道(スイス・イタリア)」 -
軽妙な文体と洒脱な挿絵が醸し出す串田作品の隠れた名作。
一九六〇年代のハイキング雑誌『ハイカー』に連載された山のエッセイに、筆者がみずから書き下ろしたイラストを添えて再編集した、見て、読んで楽しい画文集。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
軽妙な文体と洒脱な挿絵が醸し出す串田作品の隠れた名作。
一九六〇年代のハイキング雑誌『ハイカー』に連載された山のエッセイに、
筆者がみずから書き下ろしたイラストを添えて再編集した、見て、読んで楽しい画文集。
原著の持つ雰囲気を大切にし、ワンポイントの色使いが美しいイラストも忠実に文庫で復刻。
山と日常との狭間を、温かな目で描いた72編のショートエッセイ。
■著者紹介
串田 孫一(クシダ マゴイチ)
1915(大正4)年、東京生まれ。東京大学哲学科卒業。中学生のころより登山を始め、多くの山々に足跡を残す。
1940(昭和15)年から上智大学予科などで教鞭を執り、東京外国語大学教授時代は山岳部部長も務めた。
1958(昭和33)年、山の芸術誌『アルプ』を創刊し、1983(昭和58)年に300号で終刊するまで責任編集者を務めた。
著作は膨大な量に上り、山岳文学、画集、小説、人生論、哲学書、翻訳など多岐にわたる。2005(平成17)年、89歳で逝去。
著書に『若き日の山』『山のパンセ』(ともにヤマケイ文庫)、『雲・山・太陽 串田孫一随想集』(講談社文芸文庫)、ほか多数。哲学者、詩人、エッセイスト。 -
山で暮らす人ならではの信じられない実話を丹念に拾い集めた山語り34編。
山で暮らす人ならではの信じられない実話を丹念に拾い集めた山語り34編。
●第1章 ネバー・ギブ・アップ
ネバー・ギブ・アップ 丹沢・尊仏山荘 花立昭雄さん/「いっちに、いっちに……」 奥秩父・三条の湯 木下昇さん/綾子、がんばる 奥秩父・金峰山小屋 吉木綾子さん/金時の山姥 箱根・金太郎茶屋 勝俣睦枝さん/車いすで木道を 福島県吾妻山・吾妻小舎 遠藤守雄さん/他山の石 北八ヶ岳・しらびそ小屋 今井行雄さん/踊りは嫌いだ 北八ヶ岳・黒百合ヒュッテ 米川正利さん/深田さん 大菩薩・介山荘 益田繁さん/廃油ストーブ 大菩薩・富士見山荘 内木雅彦さん/レッサン・ピリリ 北八ヶ岳・オーレン小屋 小平忠敏さん/山内のピッケル 奥多摩・雲取山荘 新井信太郎さん
●第2章 雷親爺
幻の金鉱脈 奥秩父・十文字小屋 山中邦治さん/隠れ家 北八ヶ岳・縞枯山荘 嶋義明さん/河童の頭 陣馬山・清水茶屋 清水辰江さん/冬に咲く花 奥秩父・甲武信小屋 山中徳治さん/雷親爺 南八ヶ岳・硫黄岳山荘 浦野栄作さん/木流し 北アルプス・嘉門次小屋 上條輝夫さん/雪下ろし 南アルプス・塩見小屋河村正博さん/糞尿譚 丹沢・鍋割山荘 草野延孝さん
●第3章 雪女
雪女 奥多摩・雲取山荘 新井信太郎さん/人間が怖い 奥多摩・町営雲取奥多摩小屋 岡部仙人さん/詐欺師 奥多摩・七ツ石小屋 嶋﨑兵市さん/泥棒! 奥秩父・笠取小屋 田邉靜さん
●第4章 フーの秘密
消えた河童 北八ヶ岳・白駒荘 辰野廣吉さん/フーの秘密 北八ヶ岳・ヒュッテ・アルビレオ 梶栄太郎さん/甲斐犬、クマ 三ツ峠山・三ツ峠山荘中村光吉さん/ヤマネの話 奥秩父・大弛小屋 佐藤宗利さん/あきつしま 苗場山・遊仙閣 高波菊男さん
●第5章 遭難救助
生きたい 陣馬山・清水茶屋 清水辰江さん/「ファイトー」 南アルプス・両俣小屋 星美知子さん/山仲間 北アルプス・徳沢園 上條敏昭さん/子福蔵 南アルプス・青木鉱泉 堤宏さん/遭難救助 八海山・千本檜小屋 上村敬雄さん/藪沢重幸新道 南アルプス・大平山荘 竹澤信幸さん
●あとがき
●新編のためのあとがき
●解説「ネバー・ギブ・アップ」外伝(三宅岳)
●文庫版あとがき 三宅岳さん -
山には「不可思議」が満ちている。
山と登山にまつわる怪現象・謎・怪物など、奇妙な事件を一挙紹介。山には「不可思議」が満ちている。
山と登山にまつわる怪現象・謎・怪物など、奇妙な事件を一挙紹介。
【目次】
●第1章 奇妙な現象
・山の怪現象
マッターホルンで目撃された幻影/消えた4階建て宿舎の怪/テントに近づいてくる謎の靴音/知らないうちに移動した山小屋/ブロッケンの妖怪とセントエルモの火/山奥から響いてくる奇怪な音
・山の不思議
女神の山で女神になったアメリカ人女性/頂上をめざす動物たちの怪/朝日連峰の不可思議な遭難/リングワンデルングの恐怖/ヒマラヤに消えた記憶/ニカ国語を理解した名登山犬・山の謎 富士山初登頂の謎/大雪山に残されたSOS文字の謎/ヒマラヤ登山史上最大の謎/エベレストで遭難した旧ソ連隊の謎/身元不明の遺体の謎
・山の奇跡
人肉を食べて生還したアンデスの遭難者/エベレストから転落して生還した男/雪崩に埋まり13日間生き抜いた青年/ヒマラヤで宙吊りから救出された日本人/アルプスの氷壁から滑落して助かった日本人/国内の奇跡の生還者たち
●第2章 恐怖と神秘
・魔の山
殺人峰アイガー北壁/人喰い山ナンガ・パルバット/犠牲者世界一の谷川岳/死を呼ぶ山ミニヤ・コンカ
・神秘と伝説の山
ノアの箱舟の山アララト/アリストテレスが予言した山/エベレストよりも高い山/ギアナ高地に実在したロストワールドの山/崑崙の謎の山ウルグ・ムスターグ
●第3章 伝説と怪談
・山の伝説伝承
猫又伝説の謎/埋蔵金伝説の謎/ヒダル神の伝説
・山の怪談
吹雪の避難小屋の亡霊/真夜中にともる消したはずのローソクの灯/深夜ひとりでに開いた山小屋の扉/テントの中に押し入った幻影/ウペペサンケ山の怪異
●第4章 謎の生きもの
・山の怪物
中国の秘境に生息する謎の大脚怪/ギアナ高地で遭遇した怪鳥/まぼろしのツチノコを探す/黒部峡谷の正体不明の足跡と奇妙な声/カナダの獣人サスカッチ/中国で頻繁に目撃される野人/コーカサス山脈の謎の獣人カプタル
・謎の雪男
雪男の足跡写真を発表した登山家/雪男を近くで観察したポーランド陸軍中尉/雪男を間近に目撃した日本の登山家/奇抜な作戦の日本の雪男探検/鈴木紀夫さんがつかんだ雪男の正体/日本の登山隊が持ち帰った雪男の体毛とフン
・絶滅動物の謎
ニホンオオカミは発見されていた/九州のツキノワグマは絶滅していない/カッパの正体はニホンカワウソか
●あとがき
●文庫のためのあとがき
●解説「この世とあの世のマージナル領域、それが山である」(三上丈晴さん) -
著者が聞き集めた13のカムイユカラと子守歌を日本語とアイヌ語の併記でわかりやすく紹介。
好評発売中のヤマケイ文庫『アイヌと神々の物語』の続編であり、完結編!
池澤夏樹氏、推薦!※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
著者が聞き集めた13のカムイユカラと子守歌を日本語とアイヌ語の併記でわかりやすく紹介。
好評発売中のヤマケイ文庫『アイヌと神々の物語』の続編であり、完結編!
池澤夏樹氏、推薦!
「昔、カムイは自然と人間界の間を自在に行き来した。だからアイヌは幸せに暮らせた。」
中川裕氏(「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修・千葉大学文学部教授)
「カムイユカラというのは、かつてのアイヌの人たちにとって歌のように歌われる楽しい物語であり、同時にこの世界の仕組みを教えてくれる大切な教科書だったのである。」(本文序文より)
アイヌ語研究の第一人者である故・萱野茂氏(第32回菊池寛賞受賞)が残した
知られざる名著『カムイユカラと昔話』(1988年刊・小学館)から、13のカムイユカラと子守歌を収録。
著者が祖母や村のフチ(おばあさん)から聞き集めたカムイユカラと子守歌を、日本語訳とアイヌ語を併記して丁寧に紹介する。
日本語訳からはカムイの目を通したアイヌの世界観が広がり、歌うようなアイヌ語と照らし合わせて読むことでより味わい深い。
随所に著者による訳注が入り、『アイヌと神々の物語』と同様に13の謡すべてにわかりやすい解説が添えられる。
序文として『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める研究者・中川裕氏による「アイヌに歌い継がれてきた楽しい物語」を収録。
〔もくじ〕
カッコウ鳥とポンオキクルミ
ホタルの婿選び
ムジナとクマ
わたしの夫は
大空に描いたコタン
カケスとカラス
怪鳥フリと白ギツネ
マムシが人助け
エゾマツの上の怪鳥
火の女神と水の女神のけんか
許嫁のちんちんが
ポンヤウンぺへの子守歌
子どもと家出 -
富士山、故郷信濃、ヨーロッパ・アルプスなどを描いた新田次郎のエッセー・紀行集。
単行本・全集未収録作品を中心に52篇を収録、
作家の山岳・自然観、創作の背景をたどる。富士山、故郷信濃、ヨーロッパ・アルプスなどを描いた新田次郎のエッセー・紀行集。
単行本・全集未収録作品を中心に52篇を収録、
作家の山岳・自然観、創作の背景をたどる。
■著者紹介
新田 次郎(ニッタ ジロウ)
1912年、長野県諏訪郡上諏訪町(現諏訪市)に生まれる。
本名藤原寛人。旧制諏訪中学校、無線電信講習所を卒業後、1932年、中央気象台(現気象庁)に入庁。
1935年、電機学校卒業。富士山気象レーダー(1965年運用開始)の建設責任者を務めたことで知られる。
1956年『強力伝』で、第34回直木賞受賞。
1966年、気象庁を退職し、文筆に専念。
1974年、『武田信玄』ならびに一連の山岳小説に対して吉川英治文学賞受賞。
1979年、紫綬褒章受章。
1980年2月、心筋梗塞のため逝去。正五位勲四等旭日小綬章。気象学者藤原咲平は伯父。妻ていは作家。 -
厳しくも美しい山、北アルプス・剱岳。
そんな剱岳に憧れ、愛し、通い続ける男たち。
著者は彼らを「剱人(つるぎびと)」と呼ぶ。
自らも足しげく剱岳に通う著者が、剱岳を愛する人々に迫るインタビュー集。
2014年に刊行された単行本に、4人の「剱人」を追加取材し、計13人が登場する決定版!厳しくも美しい山、北アルプス・剱岳。
そんな剱岳に憧れ、愛し、通い続ける男たち。
著者は彼らを「剱人(つるぎびと)」と呼ぶ。
自らも足しげく剱岳に通う著者が、剱岳を愛する人々に迫るインタビュー集。
2014年に刊行された単行本に、4人の「剱人」を追加取材し、計13人が登場する決定版!
【13人の剱人】
佐伯郁夫(登山家・作家)
佐伯邦夫(登山家・作家)
高橋敬市(写真家)
稲葉英樹(山岳ガイド)
佐伯友邦(剱澤小屋)
佐伯新平(剱澤小屋)
和田城志(登山家)
谷口凱夫(元富山県警察山岳警備隊)
多賀谷 治(山岳ガイド)
山本宗彦(元明治大学山岳部監督)
本郷博毅(山岳ガイド)
坂本心平(真砂沢ロッジ)
上田幸雄(山岳ガイド)
【番外編】
「家族の山小屋」(剱澤小屋。佐伯友邦、里子、新平)
「芦峅寺の異端児」(真砂沢ロッジ。佐伯成司)
「黒部の道直し」(阿曽原温泉小屋) -
山とは即ち異界なり。
山小屋の主人や登山者たちが経験したこの世の現象とは思えない奇妙な56の実話拾遺集。
登山歴40年を超える著者が、山小屋の主人などから聞いた、ときに恐ろしく、ときに神秘的な、奇妙な山の体験談56話を収録。
2016年刊行の『新編 山のミステリー 異界としての山』(山と溪谷社)を定本として文庫化!山とは即ち異界なり。
山小屋の主人や登山者たちが経験したこの世の現象とは思えない奇妙な56の実話拾遺集。
登山歴40年を超える著者が、山小屋の主人などから聞いた、
ときに恐ろしく、ときに神秘的な、奇妙な山の体験談56話を収録。
2016年刊行の『新編 山のミステリー 異界としての山』(山と溪谷社)を定本として文庫化!
解説「知らない世界への誘い」(田中康弘)
(内容)
I 山の幽霊ばなし
真冬の幽霊/体が透ける/屋久島の幽霊/窓辺に座っていた幽霊/看板のなかの顔/車のドアを閉めた謎の手/人間が怖い/幽霊に助けられた女性たち/甲斐駒ケ岳の幽霊/避難小屋の怪
II 人智を超えるもの
浮かび上がる遭難遺体/夢に現れた遭難現場/「拝み屋さん」の予言/血を引く/霊が見える人たち/UFOの降りた山/もうひとりの登山者/謎の火の玉/静止する蠟燭の炎/幻のかりんとう/消える山小屋 /山の神に守られる?/大きな天狗/おいらんのかんざし/不思議な観音様
III 自然の不思議
森のなかから助けを求める声/死者を悼むリス/空飛ぶキツネ/水筒に助けられた登山者/逃げなくなった野鳥たち/寒気/ダケカンバの夢/七転び八起木/雷で育つアズマシャクナゲ/天狗が木を伐る/天狗のテーブル/消えた戦闘機/風穴に響く愛犬の声/七年に一度山中に現れる幻の池/雲が教えてくれたこと/「更級日記」と富士噴火の謎?
IV ひとの不思議
ザックの中身/謎のバンダナ/黒ずくめの遭難者/水晶山の遭難/消えたキスリング/オカリナ/山中の車/山上のストリーキング/中高年登山ブームのかげで/死相/赤い帽子/ツチノコより不思議な男/それでも医者か/水場のミステリー/山の仲間が支える命
あとがき
新編のためのあとがき
文庫版のためのあとがき
解説 知らない世界への誘い 田中康弘 -
マタギたちが経験した山での不思議な経験を、長きにわたって取材し、書き下ろした実話譚29編を収録。
2016年に単行本として刊行され、数多くの読者の支持を得た書籍の文庫化。マタギたちが経験した山での不思議な経験を、長きにわたって取材し、書き下ろした実話譚29編を収録。
2016年に単行本として刊行され、数多くの読者の支持を得た書籍の文庫化。
解説「マタギと末裔たちの不思議な山語り」(高桑信一)。
(内容)
第一章 歴史のはざまで
マタギが八甲田で見た人影はなんだったのか/菅江真澄と暗門の滝の謎/尾太鉱山跡で見つかった白骨/雪男を求めてヒマラヤに行ったマタギ
第二章 マタギ伝説
山の神様はオコゼと男根がお好き?/老犬神社由来/サゲフリ/神様になったマタギの常徳/兼吉穴/「鬼は内ー、鬼は内ー」
第三章 賢いクマ
演技して逃げたクマ/クマに騙されたマタギ/トメ足をしたクマ/スイカ泥棒/真剣白「歯」取り/復讐するクマ/クマを育てる/クマはいかに岩壁の穴に入ったか
第四章 山の神の祟り
四つグマの祟り/大然集落を襲った山津波は山の神の祟りか/忌み数/クマ隠し/セキド石
第五章 不思議な自然
大鳥池の巨大怪魚/マサカリ立て/山が教えてくれた
第六章 人間の不思議な話
濡れ衣/呼ばれる/老マタギと犬
あとがき
文庫のためのあとがき
解説 マタギと末裔たちの不思議な山語り 高桑信一 -
チューリップ、クロッカス、バラ、マーガレット、カンパニュラ、パンジー、マリーゴールド――花は、それぞれ輝ける場所で咲いている。
身近な47の花のドラマチックな生きざまを、美しいイラストとともに紹介する一冊。
ベストセラー『生き物の死にざま』著者、文庫最新刊。チューリップ、クロッカス、バラ、マーガレット、カンパニュラ、パンジー、マリーゴールド
――花は、それぞれ輝ける場所で咲いている。
身近な47の花のドラマチックな生きざまを、美しいイラストとともに紹介する一冊。
ベストセラー『生き物の死にざま』著者、文庫最新刊。
『身近な花の知られざる生態』(2015年、PHPエディターズ・グループ)を改題、加筆のうえ文庫化。
(「はじめに」より)
花にさまざまな種類があるように、私たち人間にもさまざまな顔があり、個性がある。
私たち人間は、花の美しさを知っている。花の色や形は、いろいろあることが美しいと知っている。
それなのに私たちは、ときどき「たくさんあること」の素晴らしさを忘れてしまうのは、どうしてだろう。
「違うこと」の素晴らしさを見失ってしまうのは、どうしてだろう。
くらべたり、優劣をつけたくなってしまうのはどうしてだろう。
花は自分を誰ともくらべない。
そして、自分だけの花を咲かせる。
世の中には、さまざまな花がある。
花の数だけ咲き方がある。
そして、花の数だけ、物語があるのだ。
本書では、そんな物言わぬ花の物語を紡いでみたいと思う。
〔内容〕
人々を魅了してやまない一瞬の美しさ サクラ
本当ははかなくない春の妖精 カタクリ
人だけでなくハチも惑わすラブグラス パンジー
バブル景気の元祖となった魅惑の花 チューリップ
今も多くの人に愛され続けるひかえめな花 スイセン
春は花、秋は香辛料として愛される クロッカス
綺麗な花にするどいトゲがある意外な理由 バラ
乙女の期待を裏切らない科学的な花占い マーガレット
虫が拒むように進化を遂げた花 スィートピー
カタツムリとは実は相性がよくない花 アジサイ
夜の交友関係の意外なパートナー テッポウユリ
香りで虫を寄せつけない花 ゼラニウム
世界初の麻酔手術に使われた花 チョウセンアサガオ
たった一年で三メートルの高さになる不思議 ヒマワリ
アフリカ原産の太陽に恋した少女の花 マリーゴールド
宮沢賢治が愛した「小さな鐘」 カンパニュラ
ピンクの語源になった花 ダイアンサス
人類が初めて出会った雑草 アザミ
可憐なように見えてたくましい コスモス
歴史上、暗躍した毒草の中の毒草 トリカブト
本当はクリスマスが似合わない植物 ポインセチア
鳥を惹きつけるために先駆けて春に咲く ツバキ
など -
大自然の掟を厳粛に描きだす感動のドラマ集。
矢口高雄の隠れた名作『ニッポン博物誌』の初の文庫化! 730ページ以上の大ボリューム。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
矢口高雄画業50周年。名著復活第一弾!
大自然の掟を厳粛に描きだす感動のドラマ集。
矢口高雄の隠れた名作『ニッポン博物誌』の初の文庫化! 730ページ以上の大ボリューム。
限りなく美しい日本の自然!
だが、その美しさの陰には、食うものと食われるもの、栄えるものと滅びゆくものの、あまりにも厳しい大自然の掟があった!!
しかし、悲しみにいろどられた争いのなかには、われわれ人間を深い感動の世界へいざなうドラマがある。
大自然のなかで懸命に戦い生き抜く動植物と、その生命の厳粛さを見つめた矢口美学の結晶。
全20編一挙収録。待望の文庫化。
第1話 ムササビ(空翔ぶ風呂敷)
第2話 バチネコの夢
第3話 カラスと老人
第4話 ケダニ先生奮戦記
第5話 マタギ犬“ノラ”
第6話 アオの寒立ち
第7話 カジカの夏
第8話 イタチビラめぐり
第9話 マルカケの銀次
第10話 バッケ
第11話 鷹の翁
第12話 ピヨちゃん
第13話 サルカ三十文
第14話 ホタルこい!
第15話 おやじ騒動記
第16話 納豆ロード
第17話 白髪太郎
第18話 イワナの恩返し
第19話 底なし沼の極小トンボ
第20話 市助落し -
矢口高雄の代表作のヤマケイ文庫化!
矢口高雄画業50周年。怪蛇にロマンを求める代表作と、マタギ犬の宿命を描く名作を合本!※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
矢口高雄の代表作のヤマケイ文庫化!
矢口高雄画業50周年。怪蛇にロマンを求める代表作と、マタギ犬の宿命を描く名作を合本!
「バチヘビ」。黒褐色で長さ50cm、胴の太さはビール瓶くらい。
その怪異な生物(別名ツチノコ)に人々はロマンと夢を求める。
いまだ人間に捕らわれたことのない怪蛇探索に意欲を燃やす男たちの情熱を
自らの体験をもとに描いた矢口高雄の代表傑作。
1974年、講談社出版文化賞児童まんが部門賞受賞作。
そして、雄大な奥羽山脈の山中を舞台に、
宿命の糸で結ばれた大熊コブダワラとマタギ犬シロべの熾烈な戦いを描いた名作『シロベ』。
※シロべ=マタギ言葉で「風」の意
読み応えある2本を豪華合本し文庫化! -
自然と旅を愛したドイツ文学者が、心おもむくままに楽しんだ山旅といで湯紀行
山旅と温泉を愛したドイツ文学者・池内紀の紀行集。
足の向くまま山歩き、いで湯に浸かれば忘我の境地……。
山に移ろう霧と、いで湯の煙に包まれ、観照と夢想、
仙境と俗界を往き来する〝池内ワールド〟が展開。自然と旅を愛したドイツ文学者が、心おもむくままに楽しんだ山旅といで湯紀行
山旅と温泉を愛したドイツ文学者・池内紀の紀行集。
足の向くまま山歩き、いで湯に浸かれば忘我の境地……。
山に移ろう霧と、いで湯の煙に包まれ、観照と夢想、
仙境と俗界を往き来する〝池内ワールド〟が展開。
東北、関東周辺を中心に、北海道、北アルプス、西は四国の山、
楽しくて味わい深い作品27篇の名作紀行集を文庫化。
■著者紹介
池内 紀(イケウチ オサム)
1940年、兵庫県姫路市生まれ。東京外国語大学卒業後、東京大学修士課程修了。
神戸大助教授、東京都立大教授、東京大教授を歴任し、55歳から文筆業に専念。
フランツ・カフカをはじめとするドイツ文学の翻訳のほか、文学論、文化論、エッセー、詩集、小説など幅広い分野で数多くの著作がある。
ゲーテ「ファウスト」(1999~2000)で毎日出版文化賞。「カフカ小説全集」(2000~02)で日本翻訳文化賞、「ゲーテさんこんばんは」(2001)で桑原武夫学芸賞、「恩地孝四郎 一つの伝記」(2012)で読売文学賞。
2019年死去。 -
高知県仁淀川に生きた職業漁師・宮崎弥太郎氏の秘伝をここに大公開!
アユやウナギなどの淡水魚やテナガエビやモクズガニなどの甲殻類といった
対象種ごとの捕獲技術や習性を長年の職漁経験談とイラストをまじえて詳述する。高知県仁淀川に生きた職業漁師・宮崎弥太郎氏の秘伝をここに大公開!
アユやウナギなどの淡水魚やテナガエビやモクズガニなどの甲殻類といった
対象種ごとの捕獲技術や習性を長年の職漁経験談とイラストをまじえて詳述する。
――あんたらみたいな遊びの人にまで技を隠すほど、この仁淀の弥太さんはケチな人間ではないけ。
そらあ仕掛けにしてもエサにしても、これは抜群じゃ、
よう獲れるという秘訣を発見したときには、人にはなるだけ内緒にしちょかないかんもんよ。
漁師の世界は、昔から獲るか獲られるかの世界ぞね(笑)――
(本文より)
長い年月、職漁師をしてきた弥太さんが、さまざまな獲物を獲るための漁師の手の内を惜しまずに明かしてくれる!
[目次]
第1漁 ウナギ
第2漁 アユ
第3漁 昔の川遊び
第4漁 ツガニ
第5漁 テナガエビ
第6漁 ナマズ
第7漁 アオノリ
第8漁 ゴリ
第9漁 イダ・地バヤ・改良バヤ
第10漁 川と船
第11漁 仁淀の雑魚たち
第12漁 オコゼ釣り
話の最後に
あとがき
文庫化によせて -
湯川豊氏の待望の釣りエッセイ第4弾。
釣りエッセイの名手が放つ珠玉の短篇集。
日本の渓流を舞台に、失われつつある原風景を鮮やかに描きだす。
『イワナの夏』『夜明けの森、夕暮れの谷』『ヤマメの魔法』に続く、最新釣りエッセイ集。湯川豊氏の待望の釣りエッセイ第4弾。
釣りエッセイの名手が放つ珠玉の短篇集。
日本の渓流を舞台に、失われつつある原風景を鮮やかに描きだす。
『イワナの夏』『夜明けの森、夕暮れの谷』『ヤマメの魔法』に続く、最新釣りエッセイ集。
精緻な筆致で描き出される日本の渓流風景を舞台にした小説のような感動をもたらす珠玉の22篇に加え、
釣りを愛した文人について綴る「先行者たち」6篇を収録。
【目次】
I 約束の川
三月の雪/別天地を求めて/幻の川/養沢の春/夏の川のかなた/花のおもかげ/鳥のいる水辺で/ニジマスがいる/
水の味について/失われた川/風、雨、雪/雲さだめ/銀の雨/長い長い夕暮れ/「護岸王」とは/春のひと/約束の川、ふたたび
II きのうの谷
庄内ヤマメ探検隊/花のなかのアマゴ/晩夏の流れに立って/少しだけ怖い話/さよなら、次の春まで
III 先行者たち
幸田露伴/佐藤惣之助/井伏鱒二/今西錦司/開高健/この一篇を読もう(森下雨村「八畳の滝」、
瀧井孝作「子供と釣り」、中野清見「暮の高瀬川」、船井裕「横谷源流」、山本素石「ねずてん物語」、高橋治「秘伝」
あとがき/初出一覧 -
アイヌ語研究の第一人者である著者が、祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の物語を読みやすく情感豊かな文章で収録。
主人公が受ける苦難や試練、幸福なエンディングなど、ドラマチックな物語を選りすぐった名著、初の文庫化。アイヌ語研究の第一人者である著者が、
祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の物語を読みやすく情感豊かな文章で収録。
主人公が受ける苦難や試練、幸福なエンディングなど、ドラマチックな物語を選りすぐった名著、初の文庫化。
千葉大学文学部教授 「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修 中川裕
「ウウェペケレには、カムイ(自然、環境)との関わり方や生活の知恵がちりばめられ、人としてのあり方、心構えといったようなものについての教訓も含まれている。
主人公の受ける苦難や試練、それを解決して幸福なエンディングにいたるドラマチックな展開に心躍らせ、長い冬の夜を心豊かに過ごせるような楽しみが詰まっている。」
(本文寄稿より)
心理学者 河合隼雄
「「ウウェペケレ」は「昔話」そして「お互いの心が洗われる」ことを意味する。アイヌ研究者、民俗学者などはもちろん、人間の生死について深く考えようとする人々に広く推薦したい。」
(推薦の言葉より)
アイヌ語研究の第一人者である故・萱野茂氏(第32回菊池寛賞受賞)が残した
知られざる名著『カムイユカラと昔話』(1988年刊・小学館)から、昔話(ウウェペケレ)を初めて抄録・文庫化。
著者は、幼い頃から毎日、祖母のてかってさんにウウェペケレを聞いて育った。
本書は、祖母や村のフチ(おばあさん)から聞き集めたアイヌと神々の38の物語が、読みやすく情感豊かな文章で綴られる。
著者による冒頭解説「アイヌと神々の世界」では、著者の子どもの頃の記憶から当時のアイヌの生活をうかがい知ることができ、
ウウェペケレやカムイユカラといったアイヌの口承文芸についてもわかりやすく解説されている。
さらに、38の話すべてにわかりやすい解説が添えられ、アイヌの文化や習俗を知る意味でも面白く貴重な一冊。
文庫化にあたり、『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める研究者・中川裕氏による寄稿を収録。
〔もくじ〕
アイヌと神々の世界 萱野茂 〈神々と人間の昔話〉身代わりの美女/怪鳥とくすり水/クマと狂ったサル/カラスと赤ん坊/子どもと遊んだ神/
村おさは化け物/犬は聞こえた/鬼の岩屋/氷の井戸/ヘビの血/二羽のカラス/私は十三人兄弟の末っ子/羽毛の海/黒ギツネのイナウ/
三本足の大グマ/私の名はイクレスイェ/狩小屋でクモ神が夢を/スズメの恩返し/人食いじいさんと私/クマ神の横恋慕/消えたちんちん/
着物の片袖/カツラの木の女神/魔法の小袖/エゾマツの女神/からっぽやみの女/恋路のじゃま/淫乱の群れ/リスと平原の化け物/
七人目の婿/四つ爪のクマ/キキンニの女/女のたしなみ/妻が私に筋子をかけた 〈川下の者と川上の者の昔話〉パナンペとペナンぺ/
パナンペと小鳥 〈和人の昔話〉打ち出の小づち 〈言伝え〉国造りの神とフクロウ
■著者紹介
萱野 茂(かやの しげる)
1926年、北海道沙流郡平取町二風谷に生まれる。小学校卒業と同時に造林・測量・炭焼き・木彫りなどの出稼ぎをして家計を助ける。
アイヌ語研究の第一人者でアイヌ語を母語とし、祖母の語る昔話・カムイユカラを子守唄替りに聞いて成長。
昭和35年からアイヌ語の伝承保存のため町内在住の古老を中心にアイヌの昔話・カムイユカラ・子守唄等の録音収集を始め、金田一京助のユカラ研究の助手も務めた。
昭和50年、『ウウェペケレ集大成』で菊池寛賞受賞。また昭和28年からアイヌ民具の収集・保存・復元・研究に取り組み、昭和47年「二風谷アイヌ文化資料館」を開設。2006年に死去。 -
里山深山の渓流で釣り人が見つけた桃源郷の記録。
書き下ろし含む名エッセイストの集大成がヤマケイ文庫に。
釣りに行けない日の毛バリ釣り師の心にしみる珠玉のエッセイ27編。
最新書き下ろし原稿も収録。里山深山の渓流で釣り人が見つけた桃源郷の記録。
書き下ろし含む名エッセイストの集大成がヤマケイ文庫に。
釣りに行けない日の毛バリ釣り師の心にしみる珠玉のエッセイ27編。
最新書き下ろし原稿も収録。
岩手には心のふるさとになりえる川がある。
著者・村田久氏は1942年北海道生まれ。現在は岩手県一関に住み、
FM岩手で「イーハトーブ釣り具店」のパーソナリティを務めるなど、
渓流釣りをめぐる興味深いエピソードを数多く持った文筆家。
その文章には、独特の詩心とユーモアがにじみ、非常に味わいがあります。
本書は『Fly Fisher』誌(つり人社)の「A Letter from North East」から作品を厳選して単行本化したものに、
『RIVER-WALK vol.2』掲載の「追憶の遠野行」と最新書き下ろし原稿「蝉しぐれ」を収録したものです。 -
終戦の年、避けられぬ死への煩悶を抱きつつ訪れた憧れの上高地。
父との葛藤を胸に対峙した穂高岳。青春と自然を綴った北杜夫のエッセー選集。
昭和20年、昆虫や信州の自然への憧れから松本高校に入学した北杜夫は、
避けられぬ死への悲痛な思いを抱えながら上高地を訪れる。終戦の年、避けられぬ死への煩悶を抱きつつ訪れた憧れの上高地。
父との葛藤を胸に対峙した穂高岳。青春と自然を綴った北杜夫のエッセー選集。
昭和20年、昆虫や信州の自然への憧れから松本高校に入学した北杜夫は、
避けられぬ死への悲痛な思いを抱えながら上高地を訪れる。
その後、頑固で癇癪持ちの父でありながら、
歌人としては畏敬すべき存在であった斎藤茂吉との軋轢に悩み、
ひとり穂高岳と向かい合う。
この経験を、作家はのちに「まさしく私の青春そのもの」と記す。
また、1965年には、カラコルム遠征隊に参加、独特のユーモアを交えたエッセー、紀行文から
『白きたおやかな峰』の背景を読み取ることができる。
単行本未収録作品を含む、山のエッセー選集。 -
旅行雑誌『旅』の元編集長で、紀行作家としても知られる岡田喜秋さんが、
平成時代30年間に書き記した山と旅行の紀行文集。
平成年間における山と旅に関するさまざまなエピソードを紹介し切った一冊。旅行雑誌『旅』の名編集長が平成に残した山と旅の珠玉の紀行文集
旅行雑誌『旅』の元編集長で、紀行作家としても知られる岡田喜秋さんが、
平成時代30年間に書き記した山と旅行の紀行文集。
第1部のテーマは「変わりゆく山河」。
大杉谷の再探訪での印象や、翁峠に秘められた故事の探求、安曇野の今昔物語など、
登山者にも身近な山岳・山村に対する思いを紹介する。
第2部のテーマは「名残の秘話」。
信州の最北にひっそりとたたずむ野野海池と信州の南端にある深見池の探訪録や、
物語のある鎌倉、京都、柳生の里の旅行記録など、
昭和・平成にも意外に語られることのなかった山路のエピソード集。
第3部は「郷愁の山路」。
筆者にとって、今も忘れえぬ情景がよみがえる地、高尾山、西沢渓谷、金時山等、
登山者になじみ深い人気の山の魅力を円熟の筆致で表現。
平成年間における山と旅に関するさまざまなエピソードを紹介し切った一冊。 -
山を思索の場とし、研ぎ澄まされた感性を集めた山の文芸誌「アルプ」。
創刊当初から編集に深く関わってきた山口耀久が、次代へ語り継ぐため、渾身の力をこめて「時代」を綴る。山を思索の場とし、研ぎ澄まされた感性を集めた山の文芸誌「アルプ」。
創刊当初から編集に深く関わってきた山口耀久が、次代へ語り継ぐため、渾身の力をこめて「時代」を綴る。
昭和33(1958)年、『アルプ』という雑誌が刊行された。
山の文芸誌として格調の高い文章を厳選して掲載し、多くの読者を獲得した。
当時、マナスルが初登頂され、1958年には『氷壁』がブームになり、『岩と雪』が刊行されている。
第2次登山ブームと言われる登山界の好調期が訪れていた。
こうした時代的背景をふまえつつ、著者と読者に支持され25年間刊行が続いた『アルプ』という雑誌に焦点を当てた評論である。
高度経済成長を経験した昭和の時代の豊かさをひとつの山の雑誌を通して俯瞰した読みもの。
『山と溪谷』に15回にわたって連載された内容に、大幅に加筆・訂正し、ほとんど書き下ろしとと同様の評伝となった。
草野心平、山本太郎、鳥見迅彦などの『歴程』の詩人たち、
武田久吉、田部重治、冠松次郎、尾崎喜八などの明治期の多彩な執筆者たち、
辻まこと、近藤信行などの大正・昭和の新しい執筆者たちなどの人物論や、
山の紀行文における虚と実などの文学論、
「アルプの夕べ」や「アルプ選書」などの催しを詳細に記述。
「アルプ」の誕生から終刊までの背景となった時代や、
「アルプ」に関連した人物、書籍など、
多角的な内容、組み立てとなっている。 -
東北は秋田、奥羽の山懐に包まれ、半年は雪の下に埋もれる厳しい自然、それが“おらが村”。
寂寥、倦怠、不安、欲望、喧騒、期待、そして夢とないまぜのなかで過ごす村人たち。
ゆかいな高山一家を中心に、彩り鮮やかな四季を通して矢口高雄の精緻なタッチが描く極上のヒューマンドラマ。
遠く忘れさられていく昭和時代の貴重な記録集。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
漫画家矢口高雄の隠れた名作、堂々の復刊!
令和の時代にこそ読み返したい「昭和」の貴重な物語。
802ページの大ボリューム。
東北は秋田、奥羽の山懐に包まれ、半年は雪の下に埋もれる厳しい自然、それが“おらが村”。
寂寥、倦怠、不安、欲望、喧騒、期待、そして夢とないまぜのなかで過ごす村人たち。
ゆかいな高山一家を中心に、彩り鮮やかな四季を通して矢口高雄の精緻なタッチが描く極上のヒューマンドラマ。
遠く忘れさられていく昭和時代の貴重な記録集。
【内容】
囲炉裏の章 横座/狐棲む里/鱩/師走/寒春/福寿草の香/
メメンコ/蕗のとう こぶしの章 儀衛門のクマ/カタゴの花筵/
テル坊主の池/つばくろ/ヒデコ/雨あがり 桑の実の章 ホトトギス/
忘憂草/UFO飛来/はたおり 嫁ききんの章 律子/十三夜/渋柿/
末枯れ/神無月/忍華/白春/ふきどり/せせらぎ/土橋/帰去来/
春宵 段落の章 廻春
経済活動・開発・天災・人災による環境変化から現代人は逃れられない。
だが、「日本人として決して忘れてはいけないもの」を矢口先生は僕らに教えてくれる。――宮沢和史 -
上高地再発見!
登山家、文学者の紀行・エッセーと歴史エピソードの名作集。
文政9(1826)年の播隆、明治24(1891)年のウェストンに始まり、上高地は常に日本の登山の中心にあり、幾多の登山者、文学者たちが訪れてきた。
彼らの残した名作で、上高地の魅力を再発見し、さらに興味深い上高地の歴史やそこに生きた山人たちの姿をしのぶアンソロジー。上高地再発見!
登山家、文学者の紀行・エッセーと歴史エピソードの名作集。
文政9(1826)年の播隆、明治24(1891)年のウェストンに始まり、上高地は常に日本の登山の中心にあり、幾多の登山者、文学者たちが訪れてきた。
彼らの残した名作で、上高地の魅力を再発見し、さらに興味深い上高地の歴史やそこに生きた山人たちの姿をしのぶアンソロジー。
登山家は小島烏水、辻村伊助、田部重治ほか、
文学者は窪田空穂、高村光太郎、若山牧水、芥川龍之介ほか、
読んでおきたい本当の名作が一冊に。
上高地の魅力、歴史、上高地に生きた人々など、上高地を深く知るためにも役立ちます。 -
鋭い視点で山岳写真の新境地を拓き、高山蝶の生態写真や雪形の研究などで、一時代を築いた先駆者、ナチュラリスト「田淵行男」の生涯。
「山と溪谷」に連載された内容を再構成し巻末には田淵の著作、参考文献、詳細な年譜、「モノクロームの山」「蝶の細密画」「雪形」等の口絵も掲載し文庫化。鋭い視点で山岳写真の新境地を拓き、高山蝶の生態写真や雪形の研究などで、一時代を築いた先駆者、ナチュラリスト「田淵行男」の生涯。
日本を代表する山岳写真家であると同時に、高山蝶をはじめとする昆虫生態研究、民俗学の貴重な記録となる雪形研究など、幅広い分野に偉大な功績を残した田淵行男。
作家の近藤信行氏は、田淵の足跡を緻密な取材で丹念に追い、鳥取県の山村に生まれ育った幼年時代から安曇野を舞台に広く活躍する晩年までの彼の生涯を克明に描いた。
「山と溪谷」に連載された内容を再構成し巻末には田淵の著作、参考文献、詳細な年譜、「モノクロームの山」「蝶の細密画」「雪形」等の口絵も掲載し文庫化。
序章 常念岳の麓
1章 孤独の淵
2章 心の彷徨
3章 雌伏のとき
4章 安曇野の博物誌
5章 高山蝶との出会い
6章 山岳写真と生態写真
7章 大雪の蝶
8章 安曇野挽歌
終章 命ひとつ -
狩猟、釣り、山菜採り、炭焼き……。
厳しくも恵み豊かな北の山里に生きた人々の暮らしの記録。
「ブナの森の恵みと山里の暮らし」をテーマにした根深誠、ルポ選集。狩猟、釣り、山菜採り、炭焼き……。
厳しくも恵み豊かな北の山里に生きた人々の暮らしの記録。
「ブナの森の恵みと山里の暮らし」をテーマにした根深誠、ルポ選集。
青森・秋田県境に広がる世界自然遺産・白神山地を中心に、今や失われつつある、北の山の豊かな自然の恵みとともに生きた人々の記録集。
熊撃ち、山菜採り、渓流釣りほか、厳しくも恵み豊かな、東北の山の暮らしを生き生きと描く。
【目次】
Ⅰ 北の山里に生きる
春マタギ
木出し山
ウサギ狩り
下北の釣り名人
忍び撃ち
粋な山棲み人
ある炭焼き夫婦の一日
地竹細工の村
浄法寺の?子
鍛冶 軽米源光
嶽温泉「岩木食堂」
十和田湖仙人
廃村むかしがたり
開拓村 苦闘の人生
津軽大川原の火流し
半夏生の作占い
Ⅱ 白神の恵みの森
春とともに
ある山菜採りの山がたり
長慶平開拓集落、雨の一日
旋毛虫症発症記
白神山地に生きる
金アユの川
アイコ採り
また、湖底に沈む村
林業に生きる
アユの友釣り六十年
仔グマを育てる
母なる川 父なる大地
山中のマス道
熊の湯温泉
自然保護に締め出された人びと
あとがき -
『山溪名前図鑑』シリーズから、『野鳥の名前』が文庫版で登場。
野鳥の名前の由来や、見分けのポイントを知り、「名前を覚えること」を容易にする図鑑です。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
『山溪名前図鑑』シリーズから、『野鳥の名前』が文庫版で登場。
野鳥の名前の由来や、見分けのポイントを知り、「名前を覚えること」を容易にする図鑑です。
和名だけではなく、学名や英名の由来も解説。
『古事記』や『萬葉集』などの古典を引用しつつ、長年の研究・観察に基づいた著者の私見も織り交ぜて繰り広げられる解説は、新しい気付きに満ちています。
約250種類の野鳥の和名の由来を知ることができます。
野鳥の生い立ちや素顔を知ることで、名前覚えやバードウォッチング・街歩き・野山散策が楽しみになります。 -
北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、
長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に携わってきた伊藤正一と、
遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、
北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、
長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に携わってきた伊藤正一と、
遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、
北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。
戦後の混乱期に山小屋を経営し、事業を軌道に乗せようとするなかでの、
「山賊」たちとの交流、不思議な経験が綴られる。
山賊たちとの出会い、山賊との奇妙な生活、埋蔵金に憑かれた男たち、山のバケモノたち、山の遭難事件と登山者、山小屋生活あれこれ……。
補遺に「遭難者のお礼参り」。
戦後の混乱期とまだ未開の黒部に関する逸話満載の不思議な魅力あふれるロングセラー。
「人物グラフィティ」、「黒部源流グラフィティ」を再構成し文庫化。 -
NHKのテレビ番組「実践! にっぽん百名山」の解説者を5年にわたってつとめた萩原編集長が、
ヤマケイ文庫に収録された山の本の中から印象に残る一節と、文章に関連した写真とともに紹介する。
編集長ならではの視点で解説した「山の名著」の紹介本。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
NHKのテレビ番組「実践! にっぽん百名山」の解説者を5年にわたってつとめた萩原編集長が、
ヤマケイ文庫に収録された山の本の中から印象に残る一節と、文章に関連した写真とともに紹介する。
その文章が書かれた背景などを詳細に解説し、
なにげなく読み飛ばされてしまっていた文章の背景に潜むドラマや、
著者の心情をより深く理解するための周辺情報など、
編集長ならではの視点で解説した「山の名著」の紹介本。
著者みずからが撮影した松濤明の手帳(『風雪のビヴァーク』の原典)の写真など、山の名著を目で見て楽しめる!
●紹介する主な書籍
『新編・単独行』(加藤文太郎)
『新編・風雪のビヴァーク』(松濤明)
『山と溪谷』(田部重治)
『山ー大島亮吉紀行集』(大島亮吉)
『山からの絵本』(辻まこと)
『若き日の山』(串田孫一)
『わが愛する山々』(深田久弥)
『マッターホルン北壁』(小西政継)
『垂直の記憶』(山野井泰史)
『処女峰アンナプルナ』(モーリス・エルゾーグ)
『星と嵐』(ガストン・レビュファ)
『ナンガ・パルバート単独行』(ラインホルト・メスナー)
ほか -
ヒッピーからバックパッカー、エコロジー文化、さらにヨーロッパの先端ファッションまで、
1970年前後の世界の街と若者文化を取材し、
日本の若者たちに大きな影響を与えたルポの傑作選『イラスト・ルポの時代』(文藝春秋刊)を文庫化。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
「平凡パンチ」伝説の海外ルポ。
1967年から71年、ベトナム戦争、公民権運動で揺れ動くアメリカを中心に、
社会思潮や文化の大きな転換期を迎えていた。
ヒッピーからバックパッカー、エコロジー文化、さらにヨーロッパの先端ファッションまで、
1970年前後の世界の街と若者文化を取材し、
日本の若者たちに大きな影響を与えたルポの傑作選『イラスト・ルポの時代』(文藝春秋刊)を文庫化。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。
