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宮脇俊三 電子全集22 『失われた鉄道を求めて/鉄道廃線跡の旅/廃線探訪 信越本線碓氷峠・住友別子鉱山鉄道』 あらすじ・内容
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乗車紀行から廃線跡紀行という別の境地にさしかかって著した力作! 鉄道趣味の世界に新分野を確立させた廃線跡探訪記。
『失われた鉄道を求めて』は、宮脇が廃線跡をたどった初期の探訪記をまとめたものである。処女作の『時刻表2万キロ』から数々の鉄道紀行文学の名作を発表してきたが、10年余で廃線跡紀行に軸足をとるようになった1作目。あとがきの一文に《廃線跡をたどっていると、「鉄道」を越えた何かがあるようで、それは、気どって言えば「もののあわれ」に通じる。》とあるように、乗る鉄道旅からたどる鉄道旅へ昇華しているような雰囲気を醸す作品である。
『鉄道廃線跡の旅』と『廃線探訪』は晩年の廃線跡探訪記をまとめたもの。宮脇が過去に乗車記を残した路線の廃線跡探訪もあり、いわば思い出をたどるような鉄道紀行である。
付録:宮脇俊三アルバム、連載『最長片道切符の旅』自筆原稿 など2点
【ご注意】※この作品は図表が含まれるのと、付録の原稿が手書きのため、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
「宮脇俊三 電子全集」の無料作品
「宮脇俊三 電子全集」最新刊
「宮脇俊三 電子全集」作品一覧
(24冊)0円〜1,100円(税込)
小学館電子全集ビッグバンキャンペーン特別限定版。
鉄道紀行作家として大きな軌跡を残した宮脇俊三の作品を、テーマ別に編集、再構成した初の電子オリジナル個人全集。
特別限定版では、『時刻表おくのほそ道』(第3巻)の本文、著者の貴重なスナップ写真を集めた「宮脇俊三アルバム」(第18巻)、『最長片道切符の旅』の自筆原稿(第9巻)より抜粋したものを収録。全23巻のラインアップも収録。
鉄道紀行作家誕生! 宮脇俊三のデビュー作『時刻表2万キロ』と、初期作『汽車旅12ヵ月』の2作品を収録。
『時刻表2万キロ』は宮脇俊三のデビュー作で、中央公論社退社後10日目の1978年に河出書房新社より刊行された。これは中央公論編集長から常務取締役まで務めあげ、名編集者と評価された宮脇が、社業と趣味を厳格に分け隔てた結果であった。当初、作家として自立できるかどうかいささかの不安もないではなかったが、作品の評価は高く、宮脇の描く鉄道紀行への原稿依頼は順調に続いていった。本書は、会社員として週末という限られた時間を使いローカル線に乗り続け、乗り残していた国鉄の路線が2700キロになったころに国鉄全線完乗を心に決め、その完乗までを綴った紀行文である。『時刻表2万キロ』刊行後その反響は大きく、順調に版を重ねていく。原稿依頼も着実に増え、同年雑誌『潮』に『汽車旅12ヵ月』の連載を始める。「私には故郷がない」で始まる1月から、季節によって印象の変わる旅の姿を鉄道旅行に力点を置いて歳時記風に綴った鉄道紀行が本書である。
付録:宮脇俊三アルバム、連載『最長片道切符の旅』自筆原稿 など2点
【ご注意】※この作品は図表が含まれるのと、付録の原稿が手書きのため、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
作家転身後第二作目、『最長片道切符の旅』とその取材記録をそのまま書籍化した『「最長片道切符の旅」取材ノート』を収録。
第一作の『時刻表2万キロ』はことのほか人気を博し、一般書としての鉄道紀行も徐々に認知されていくなかで、本書は鉄道に乗る趣味の真骨頂を紀行文学に昇華させた傑作である。当時の国鉄の路線において、同じ駅を二度通ることなく最長のひと筆書き切符を作る過程から、その最長片道切符を使って実際に費やした34日間にわたる鉄道旅行の記録を宮脇ならではの文体で綴られている。
最長片道切符の旅は、当時の国鉄全線の約63パーセントに当たる営業キロを乗車船するもので、北海道の広尾駅から鹿児島の枕崎駅まで最短経路なら2,764.2キロでたどり着ける距離を、行きつ戻りつしながら4.8倍にもあたる13,319.4キロという途方もない汽車旅の記録として興味深い。その有り様を「阿呆らしさ極まって襟を正させるような趣さえある」と旅を始める前の述懐として著されている。
『「最長片道切符の旅」取材ノート』は、最長片道切符を乗り通した際に取材ノートとして書き込んだ記事をそのまま活字にしたもので、11冊分の取材ノートのボリュームは本編を盛り上げる素材として読み応えがある。
付録:宮脇俊三アルバム、連載『最長片道切符の旅』自筆原稿 など2点
【ご注意】※この作品は図表が含まれるのと、付録の原稿が手書きのため、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
伝記ともいえる『私の途中下車人生』他、宮脇の人生を完全把握! 鉄道を愛する作家との対談は高水準な知識の応酬で魅了する!
最終巻である23巻は、宮脇俊三の人となりが読みとれる作品を中心に収録した。『私の途中下車人生』はインタビュアーが宮脇へ質問し、それに答えたものを掲載している。物心ついたときから学生時代、終戦から出版社勤務を経て作家になったいきさつ、そして鉄道趣味の高みに至るまでを時系列で綴っている。インタビュー形式の構成だが、元編集者の宮脇が著者校正を入れたと想像に難くないよう、インタビューに対する話のまとまりは宮脇の文章のような雰囲気を醸し出している。
『対談選集』は阿川弘之、西村京太郎はじめ、鉄道が好きで物書きを生業としている方々と宮脇との鉄道談義を収録。互いに高水準な鉄道知識で織りなす対談が、鉄道趣味に興じる読者を飽きさせない内容となっている。『自筆年譜』は『鉄道紀行全集』収録の自筆年譜を宮脇自身が再構成し、最期の日付と自身で名付けた戒名が終わりに記されている。
付録の宮脇俊三アルバムでは、晩年、夫婦で出かけた国内外旅行のスナップ写真を一挙公開する。
付録:宮脇俊三アルバム、連載『最長片道切符の旅』自筆原稿 など2点
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※この作品はカラー写真が含まれます。