『平蔵(文春文庫)(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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おれには、はなから母親がいない、そう考えるのだ――
売り出し中の料理屋<元喜世>に突然現れた「平蔵の母」きえ。その真偽は、平蔵の真意は。
池波正太郎没後なお多くの支持を集める『鬼平犯科帳』。父で挿絵家・中一弥氏が「オール読物」で挿絵を描いていた縁と、長年の愛読者だった著者が、「鬼平」へのオマージュをこめて、切れ味鋭く長谷川平蔵を蘇らせたシリーズ最新の第4作。収録作品は表題作の他、「せせりの辨介」「旧恩」「陰徳」「深川油堀」「かわほりお仙」の全6作。
※この電子書籍は2020年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
悪い奴は誰も、その男の顔を知らない――
逢坂剛が描く〈火付盗賊改・長谷川平蔵〉シリーズ、第三弾。
不届きにも、「闇の平蔵」と名乗る者が現われた。
闇の平蔵は、「火盗改が、悪党どもを成敗処罰するのと引き換えに、
捕り方の役人を同じように成敗処罰する」と公言し、
火盗改や役人に強い遺恨を抱いている悪党を集めているという。
その噂を聞きつけた長谷川平蔵組の斧八は、「闇の平蔵」の人集めへ潜り込んだ。
「闇の平蔵」は、かつて、遊蕩していた頃の長谷川平蔵に何度も煮え湯を飲まされ、
恨みを抱いているという。そこに来ていた紅一点・可久は「闇の平蔵」に、
その話を信用してほしければ頭巾を脱いで顔を見せろ、
お前は実は長谷川平蔵なのではないか、と迫る。
闇の平蔵は頭巾を脱いだが、
手下の斧八でさえ長谷川平蔵の顔をまともに見たことはなく、
彼が長谷川平蔵なのかそうでないのか判断がつかない。
だが、可久は、「この男は本物の長谷川平蔵だ」と言い、闇の平蔵もそれを認める。
慌てた斧八だったが――(「闇の平蔵」)
表題作ほか、全六篇を収録。
長谷川平蔵に対抗心を抱く火盗改・松平左金吾が登場、
新たな手下・可久も加わり、物語はますます深みを増す。
まさに江戸を舞台にした潜入捜査。
悪党どころか、手下たちも顔を知らない男・長谷川平蔵のハードボイルドな活躍を描く。
※この電子書籍は2016年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
第49回吉川英治文学賞受賞作! シリーズ第二弾!
父である「本所のへいぞう」を探すために、京から下ってきた女絵師。
果たして、この女は平蔵の娘なのか。まったく新しい鬼平の貌。
人前には自らの顔を決して見せない火付盗賊改の頭領、長谷川平蔵。
オランダ渡りの秘薬の謎を探り、盗賊を率いる父娘を追う。
ある日、自分の父であるという「本所のへいぞう」を訪ね、京から若い女絵師が下ってきた……。
ハードボイルドの調べに乗せて描く、逢坂版平蔵シリーズ第二弾!
特別対談・諸田玲子
挿画・中一弥
【目次】
「寄場の女」
「刀の錆」
「仏の玄庵」
「平蔵狩り」
「鬼殺し」
「黒法師」
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