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『ダイレクト出版、同人誌・個人出版、String Fiction Series、配信予定を除く(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~12件目/全12件

  • 0(税込)
    著者:
    山中與隆
    編集:
    山中伶子
    レーベル: Duo-Yamanka文庫

    夫が四重奏練習中に激怒してチェロを叩き割ったあげく飛び降り自殺した。


     未亡人となった妻は悲嘆にくれる毎日を送っている。
     数ヶ月経ったある日、四重奏仲間の夫婦に励まされて楽器を再開する。そこへチェロを弾く未亡人が加わり新たにカルテットが始まる。ところがメンバーの夫婦のビオラを弾く夫が病気で急死する。
     カルテットのメンバーは未亡人3人になってしまった。自分達の人生を取り戻そうと、ビオラを弾く未亡人を仲間に加えて前向きにアンサンブル活動を始める。そして「メリー・ウィドウ・カルテット」の名で活躍し地域で話題になる。  

    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • シリーズの最後の作品。主人公の冒頭の言葉。「これは、僕がアマチュアのストリング・カルテットを立ち上げるまでの話である」


     物語初め頃、弦楽愛好家達がよく遭遇する、公民館でクリスマスコンサートを依頼されたときの選曲問題についての非常に詳しい記述が面白い。実際に弾いてみながらプログラムを考えていく場面である。
     また、予想に反して主人公のヴィオリストの腹案とは異なる四重奏団が結成される。
     加わった3人はいずれも若く美しい女性達で、シリーズ最後を飾るにふさわしい華やかなカルテットとして登場する。その行方は如何に?


    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • 七十四歳のアマチュアチェリストがアマオケで、弾きこなすことは不可能と思われる程の非常に難しい曲に遭遇した時にどう向き合ったか?


      主人公「私」は、長年趣味でチェロを弾いてきた。妻もバイオリンをやっている。
     私たちは、あるアマチュア・オーケストラでマーラーの交響曲を弾くことになる。私がレッスンを受けてきた先生がこのオーケストラで、ラロのチェロ協奏曲の独奏をすることがきっかけである。そしてプログラムのもう一曲がマーラーの交響曲第五番であった。この難曲を妻ともども懸命に練習する。しかし、私たちにとってこの曲は難しすぎる。それは私のやる気をすっかり無くしてしまうほどで、チェロそのものをやめたくなってしまう。
     七十四歳の私と六十九歳の妻がなおもチェロやバイオリンを弾き続け、難しい曲に取り組むことの意味を話し合う。二人は、誰のためでもなく、自分自身のためと考えることで、苦痛でしかないようなこうした難曲の練習からも喜びを得ることができることに気付く。また楽器の演奏をやめるのは、急がなくてもそのときは向こうからやって来る。それまでは続けようと考えることにして何とか本番までこぎつける。

    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • 0(税込)
    著者:
    山中與隆
    編集:
    山中伶子
    レーベル: Duo-Yamanka文庫

    大震災のあと「癒やしの音楽」....所属のオケに飽き足らずオケから人材を引き抜き、小編成の弦楽合奏団を作ろうとするが、その途上で大震災に遭遇。


     ビオラを弾く六十四才、定年退職したもとサラリーマンの孝之と、コントラバスを弾く五十八才、サラリーマンの一雄は同じアマチュアオケに属する無二の音楽仲間。
     孝之は平素からオケについて音楽的な不満をもっていた。これまでも何度も話題にしていた、オケからメンバーを集めて小編成の弦楽合奏団を作る計画を進めていた。ところが彼らを未曾有の大震災が襲う。
     彼らは震災後、どうなったのだろう?命は助かったのか?生活はどうなったのか?

     ところで著者はこの作品の書名を「疑問」としていますが、それは何故なのか、編者には疑問ですが、読者はどう思われるでしょうか?


    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • 0(税込)
    著者:
    山中與隆
    編集:
    山中伶子
    レーベル: Duo-Yamanka文庫

    「ドボルザークの弦楽三重奏のためのミニアチュール」 弦楽愛好家、熟年チェリスト、自称、出来ない男の悲哀。


     これは、平均年齢七十二才以上のアマチュアの8年も続いている熟年カルテットのお話。
     たまたま弦楽器を嗜んでいて4人が集まり、弦楽四重奏団を結成して、少しずつ合わせ練習をしながら合奏の喜びを共にするという光景はそこここに見かけるものである。
     シリーズでは解散例も多々ある。本タイトルでは、趣味で楽しむために弦楽四重奏をする場合に発生してくる問題点を取りあげている。
     音程やテンポ感が足りないメンバーにとっては、楽しいはずの合奏の場が苦しみに変ってしまう時もある。そしてこの物語では悲しい結末を迎えてしまう。
     最後にチェロの欠けた三人による「ドボルザークの三重奏曲*」が、深い後悔と悲しみと共に演奏される。
     人の生き方そのものをも考えさせられる作品だ。

    (*) 前記三重奏曲の編成は当然バイオリン、バイオリン、ヴィオラである。このような希有な編成の、しかもアマチュアでも楽しめる曲をドヴォルザークは残してくれた。

     
    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • 定年退職後の、趣味の音楽三昧生活のビオラを弾く男。音大生対象の音楽セミナーに紛れ込む。


     定年退職後の弦楽器愛好家のビオラに打込む暮らしを描いた物語。ビオラに打ち込むとは言え、音楽生活には波がある。
     音楽三昧生活が始まった時は、妻の理解も得てビオラを高額の楽器にグレードアップし、レッスンに身を入れながら実力もアップしていった。
     しかし、年を重ねるにつれて何故かどうしようもなく意欲が減退してしまった。さて、このビオリストはどうやって意欲を回復させたのか?
     彼は大きな挑戦をした。テレビでしか見たことの無い著名な女流ビオリストとの対面の場面が出てくるが、その様子が目に浮かぶようだ。そして。。。

     
    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • 合同発表会前の「ヨハネス四重奏団」の練習の実況解説。音楽を演奏する喜びが心にしっかりと伝わってくる。

    語っているのはチェロの日野正之。六十半ば。日々集まり練習している弦楽四重奏の仲間による合同発表会直前の練習風景が臨場感あふれるタッチで描かれる。
     シリーズでよく見かける「アメリカ」がここでも取上げられている。特に第一楽章を詳細に書いている。「アメリカ」を知るものであれば、頭の中でドヴォルザークの音楽が鳴り響くであろう。知らないものは、聴いて見たくなるのではないだろうか。
     各パートにそれぞれ焦点を当てながらの詳しく丁寧な解説。第二バイオリンにも明白な、あるいは隠れた見せ場があるらしい。早速聴いて確かめたくなる。
     物語最後の次回の選曲の話し合いの場面の、以下の部分で「音楽のある生活」の楽しさが伝わってくる。
    「名演奏家たちの弾くこの曲あの曲を思い浮かべて、。。。そして今度こそ難関を乗り越えるぞと気力を湧かせるのである。そんな時みんなの頭の中では、軽快なところを弾ききったときの小気味よさと達成感、和音を見事にハモらせた時のとろけるような快感、そして甘味な、崇高な、荘重な、輝かしいあるいは悲痛な、さまざまな感情の表現を求められる旋律たちを歌えたときの満足感を夢見ながら、しかもそれが出来そうな気がしながら新たな山登りをもくろむのである」


    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
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    著者:
    山中與隆
    編集:
    山中伶子
    レーベル: Duo-Yamanka文庫

    マーラーの交響曲第五番は良い曲だが大変難しい。エマーソン・カルテットの「不協和音」の演奏は本当に素晴らしい。

    音楽好き達が作るアマオケやカルテットの大小の組織の中で発生する様々な軋轢が、一つの物語としてクールな語り口で次々と流れ出してくる。
     最初に現れるのはアマオケ「阿弥響」の選曲会議の場面。同好の氏達は初めはどのオケでも「あるある」と思うシーン。しかしこの「阿弥響」では、荒れた会議の末に、ブラームスではなくマーラーの交響曲、しかも難曲の所謂「マラ五」が決まり、それが元でオケは大きな困難を背負うことになる。コンマスの柏木はイジメまがいの圧力に負けて退団する。紆余曲折を経て後、オケは定演をどうやって乗り越えた?
     二つ目のテーマは、「阿弥響」の柏木を含む主力団員が作って活動しているアマチュア弦楽四重奏団の話である。彼らが真剣に取組む日々の活動の中に発生するちょっとした行き違いが、ここでも四重奏団を休止に追い込む。
     この四重奏活動での詳しい練習風景としてモーツアルトの「不協和音」が取り上げられている。どうしたら想い描くイメージを聴き手に伝えられるか?参考にする演奏として、エマーソン・カルテットが登場する。
     休止に追い込まれた四重奏団はその後復活するのか?或いは消滅するのか?

    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • 舞台はアマチュアオケ。聡子はバツイチで、暗く容姿地味なバイオリンを弾く女性。最近転勤して入団したちょっと容姿風貌のいいチェロを弾く中年のかっこいい男に声をかけられた。

    内容紹介
     その男はめっぽう室内楽好きで、新しい赴任地で早速四重奏を始めようと、その地味な聡子を誘いメンバー集めを頼む。一応メンバーが決まるが、ヴィオラが仕事上多忙でまともに練習に集まれず、ヴィオラ欠乏状態に苦しむ。
     自然な帰結として、残りのメンバーで、弦楽三重奏で演奏できる名曲、バッハのトリオ・ソナタをやる羽目になる。聡子は地味な上にバイオリンの演奏も冴えない。
     本シリーズで例の如く、この素晴らしいバッハの曲の練習風景が詳細に描かれており、特に冴えない聡子の演奏や心理状態が良く表されている。読んでゆくにつれて、同好の氏なら一度この曲を聴いてみたり、あるいは弾いてみたくなるかも知れない。
     何度かは4人集まることが出来たが、結局ヴィオラの欠けたまま日が過ぎていった。読む方は「何とか4人集まれ!」と応援したくなるが。。。 この事実上の「弦楽三重奏団」はその後どうなるだろう?晴れて「四重奏団」になることができるのか?
     背後では、驚いたことにバツイチの冴えないバイオリン女性とイケメンのチェロ男性との間にロマンスが生まれる。
     さらに物語は進展してゆく。。。 
     
    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
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    著者:
    山中與隆
    編集:
    山中伶子
    レーベル: Duo-Yamanka文庫

    うまくいっている夫婦の間に何気なく吹き込む隙間風。これもこのシリーズの流れ。


     主人公が新しく弦楽合奏団に入団する場面から物語は始まる。ここで取り上げられているのは「スークの弦楽セレナード」。4大弦楽セレナードの1つとか。中でも演奏は難しいらしい。作曲者のスークは、有名なドヴォルザークの娘婿。結婚前の若い時の作品で、非常に爽やかな曲だ。
     主人公のチェロ弾きは、大規模アマオケをやめてまでこの曲を弾いてみたかった。
     夫婦の間はうまくいっているのに、家庭持ちのその男は爽やかなスークのセレナードの渦に飲み込まれ、魔性の女の元へと惹かれて行く。

    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • この作品では、弦楽愛好家が四重奏団を結成する時のノウハウが語られていて珍しく、また面白い。

    あらすじ
     弦楽器愛好家である天野弦人が主人公。物語の前半では、彼がバイオリンを愛するようになった幼少期のきっかけが語られる。京都で聴いた「バッハの無伴奏バイオリン・パルティータ第3番」は、本文には記されていないが実はロシア出身のヴィクトリア・ムローヴァの演奏だった。読むにつれてその素晴らしい生演奏を聴いた時の感動が伝わってくる。
     後半では弦人の音楽三昧の後半生で、タイトルにある「弦楽四重奏団b」を立上げて活動する様子が詳しく描かれている。
     ここでも「ドヴォルザークの弦楽四重奏曲アメリカ」が取り上げられており、メンバーの音楽に対する取り組みは真面目である。四重奏団は上手くいくかに見えた。
     しかし、ここでもString Fiction Seriesの1に続いて、またもや不倫事件が起こる。
     事件の最終的な結果は様々である。「弦楽四重奏団b」ではどうなるのだろうか?

     
    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
  • どこの世界も不倫はつきもの

    これは、アマチュアとしてはかなりの実力をもっていて、数年間安定して活動を続けている弦楽四重奏団の話である。
     趣味の世界とはいえ、真剣に取組む4人の四重奏メンバー。厳しいアンサンブルの練習の場面は、同好の諸氏の共感を呼ぶであろう。例え小さくとも練習の成果の発表の場の存在は、困難な弦楽器練習への意欲を湧かせるものだ。そして努力の結果与えられる聞き手による喝采はメンバーの大きな喜びなのだ。
     この作品では2つの弦楽四重奏曲、ドヴォルザークの「アメリカ」とベートーヴェンの「ラズモフスキー第2番」に取組む練習の場面が取り上げられている。
     そんな華やいだ場面とは裏腹に、人間社会につきものの男女間のロマンスが、弦楽の趣味の世界のこのフィクションシリーズでは普通に起こるのだ。
     出来た不倫事件の結果、平気で四重奏に必要不可欠なメンバーが失われる。そこであらためて、カルテットは1人でもメンバーが欠けると成立しないことを思い知らされる。
     事件の最終的な結果は様々である。「弦楽四重奏団a」ではどうなるのだろうか?

     
    著者紹介 ー1939年~2021年ー
    著者プロフィール(2020年5月)より
     「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
     書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
     ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」

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