『地理、昼間たかし、1円~、2017年7月11日以前(実用)』の電子書籍一覧
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本当に映画やマンガみたいに人情味溢れる土地なの?
豊富なデータと丹念な取材によって『葛飾区』を丸裸!本書は、地域批評シリーズの第2弾である。葛飾区という呼び名は、日本人には大変なじみのある地名だ。
なぜなら『男はつらいよ』と『こちら葛飾区亀有公園前派出所』という誰でも知っている長寿映画とマンガ、
それぞれの舞台になっているからだ。
そんな有名な葛飾区だが、実際に足を踏み入れたことのある人はどのくらいいるだろうか。
東京に残された数少ない下町風情が残るとよく聞くが、葛飾区の全体像にふれた書籍や記事というものは、あまり目にしない。
隣接する足立区が、ここ数年の格差社会ブームの中で、
生活保護受給者が多いとか、ヤンキーが多いなどと注目されているのとは、対照的である。
足立区は、格差社会の負け組で酷い酷いといわれているが、隣接する葛飾区の状況はどうなのだろうか。
葛飾区は、下町の象徴のようにいわれてはいるが、それは本当なのだろうか?
地図を見ると、鉄道がカバーできていないだろう地域が多く見つかるし、区内を走る主な鉄道は京成線。
JRと地下鉄の密集に慣らされている東京都民は、これだけで「不便な街だなー」と思いがちだ。
また、街はというと葛飾区には大企業が数多く本社を構えているイメージは当然なく、
あるのは『男はつらいよ』でおなじみの町工場と、あまり近代的とはいえない住宅街だ。
本書は葛飾区のイメージを、様々なデータ分析と取材により、裏付けたり、はたまた覆したりすることになる。
比較対象として、隣接しながら「いっしょにするな!」と葛飾区民がアピールする足立区を使わせてもらった。
葛飾区の本当の姿を見てみたいと思う人は、ぜひ最後まで読み進めていってほしい。 -
『足立区にはヤンキーが多い』…って実際のところホントなの?
『下流社会の象徴』『住民はヤンキーばかり』『犯罪が多そう…』…そんな『勝手なイメージ』を徹底検証!!本書は、東京23区のひとつ「足立区」の分析書である。
足立区は、実は東京の中でも今もっともホットな地域のひとつだ。
「つくばエクスプレス」の開通にあわせ、足立区内のあちこちで。大規模な再開発が行われている。
古い建物が消え、工場が移転し、巨大なショッピングモールやマンションが林立している。
だが、足立区は、他の地域に住む人間から、
「ヤンキーが多い」
「ビンボー人ばかり」
など、世界に冠たる大東京の中でも珍しい貧困地帯、要するにブロンクスのようなイメージを持たれている。
はたしてこれは、本当なのだろうか。
確かに、近年足立区を一躍全国で有名にした出来事に、「女子高生コンクリート詰め殺人事件」がある。
足立区綾瀬で起こったこの事件により、「足立区は危ないヤツが平気な顔をして住んでいる」ということが、
いわば実証される形となってしまった。
それに対して、物語の世界に登場する足立区は、それほど悪いものでもなさそうだ。
足立区を扱った物語の中で有名なものとして、「3年B組金八先生」や、
足立区出身の大スターである北野武(ビートたけし)の自伝である「たけしくん、ハイ!」などがある。
これらの物語で描かれる足立区は、やはりビンボーでガラが悪く、
しかしそれでも明るく本当は心の温かい人たちが暮らす土地のようだ。
少なくとも一部分はその実情通りなのだろう。
本書では、足立区に貼られている各種のレッテルを、各種データの分析と取材により、
ひとつひとつ検証していく。
足立区の本当の姿を見てみたいと思う人は、ぜひ最後まで読み進めていってほしい。 -
「蒲田行進曲」なんて超有名!でも・・・なんかズレてます。
映画の街なのに映画館が少なかったり・・・JRの主要路線も集まっているのに通過したり・・・。数え上げればキリが無い。なんだかんだいっても、東京の中心は皇居を中心とした山手線の内側である。
それゆえに、大田区が東京における地の果てであることは否定できない。
多摩川を挟んで対岸は神奈川県川崎市だし、
地図をみてもやはり「東京のはじっこ」に位置していることは紛れもない事実である。
しかし、それだけでは、すまされないし、それだけでは、つまらない。
同じく「東京のはじっこ」であるにもかかわらず、23区の辺境みたいに扱われている足立区と比べれば、
さほど悪いイメージは持たれていない。
ところが、大田区の北西に位置して、やはり巨大な都内のふりをしていても、
実際には田舎の雰囲気を漂わせている世田谷区に比べると、ずいぶんと格オチのイメージを持たれている。
果たして、大田区は都会なのか田舎なのか。
はたまた、金持ちなのかビンボーなのか。
大田区は、白黒をはっきりつけにくい、実にカオスな街なのである。
それでも、大田区に住んでいる人も、住んでいない人も、もっと便利に、もっと気持ちよく、もっとステキに、もっと幸せになる!
これが本書の狙いである。 -
区民の新しい足「日暮里・舎人ライナー」の現状から、激安バトルの実情、変わりゆく北千住エリア再開発、足立区の原点、ヤンキー伝説について、新足立区民の正体、足立区vs・・・、新旧区民の相違点
2007年9月に発行した、地域批評シリーズの一作目『東京都・足立区』は、制作陣が意図しなかった程、大きな反響をいただいた。
反響の声は様々で「真実を書いていない」と批判の声もある一方で「その通り」と賞賛する声もあった。
ちなみに、「真実を書いていない」という声には二通りあって、
前著に書かれたほどヒドい土地ではないという声もあれば、もっとヒドいところがあるのに何故書かないのかと、
懇切丁寧に土地の因縁などを語ってくれた人もいた。
いや、これは、筆者の生地、岡山駅前の話だった。
ヒドいところだと書かれて、それは住んでいる人は激怒するかもしれないけれど、
人が住んでいる土地である以上、ヒドくないところなどないのだ。
ゆえに、足立区も、ヒドいなどとはいわれても、気にすることはないと思う。
なにしろ、もっとヒドいところは区内だけをみても、いくらでもあるのだから。
さて、前著を発行から3年が過ぎ、足立区にも大きな変化が起きている。
まず、日暮里・舎人ライナーの開通だ。この路線の完成によって足立区は大きな変貌を遂げた。
これまで、都心に行くにはバスに乗るしかなかった多くの区民が、山手線のターミナルに鉄道で接続することができるようになったのである。
しかし、それでも足立区が、全に他の区と同じになってしまったわけではない。
やはり、北千住の駅を一歩降りると、そこは他区とは少々違う雰囲気の街並みが広がっている。
本書を通じて、行われるべきは、もう一度、地域を活性化させる要素、浄化させる要素を見つけ出すことである。
そしてその未来を考えるためにも、本書にじっくり眼を通していただきたい。 -
巨大な都庁…大オフィス街…世界のオンリーワン新宿2丁目&ゴールデン街…
巨大な街『新宿区』の秘密とは?!「新宿区」と聞いて、読者のみなさんは最初にどんなものを思い浮かべるだろうか。
やはり世界最大の規模を誇る新宿駅や、大オフィス街。
もしくは巨大な都庁だとか、とりあえず「大」の字がつくものばかりだと思う。
これら「大」の字群は、新宿駅から徒歩数分圏内にあるものばかり。
つまり、「新宿区のイメージ」とされるものは、勤務地であったり買い物をする場所であったり、
電車を乗り換える駅であったりする新宿駅周辺のみで成り立っているといっても過言ではない。
それに加えて「やくざ銀座」やら、歌舞伎町や新宿二丁目、ゴールデン街など
「危険だったり怪しかったりする飲み屋街」といったところか。
これもまた世界最大級の規模である。
そして、商業地区・オフィス街のみの区ではなく、多くの人間が暮らす街である。
とはいっても、
「新宿に住んでいるのって、すげー高い億ションとかに住んでいる少数の金持ちだけでしょ」とか
「治安が悪そう」など、
住宅地としての新宿区は「高くて危険」という悪いイメージをもたれている。
だが、これは果たしてどの程度正確なイメージなのだろうか。
新宿区を調べれば調べるほど、
「本当は新宿区内のそれぞれの地域が密接な関係性を持ち、それぞれが影響しあっている」
ことがわかってくる。
そしてまた、
「なぜ、密接に関係しあっているのに、表面的にはまったくの別物に見えるのか」
ということも見えてきた。
その原因は、30年前に新宿区を襲ったインフラの再整備、つまり都電の廃止が大きく影響していたのだ。
こうした新宿の噂・闇なども含め新宿区の過去から現在を見ながら探っていくことにする -
やっぱ杉並区ってへん!何かしらあるはずの『区』のイメージがばらばら…。
駅ごとにイメージ・人種・生き方が変わる「杉並区」を豊富なデータと徹底取材で駅別人種分析!足立、葛飾、板橋と続いてきた『地域批評シリーズ』。
今回はちょっと雰囲気を変えて「特別編集」版として、東京23区の西のはずれ、杉並区を取り上げる。
都道府県レベルでも、市区町レベルでも、「街」というものは、かならず何らかの広く知られる「イメージ」をもたれる。
例えば葛飾区なら「下町風情」あたりか。
それが事実と合致していようが間違っていようが、「他所からだと〇〇区はなんとなくこのように見られている」というイメージがある。
この意味で、今回取り上げる杉並区は、「いくつものイメージで語られる」というなかなか珍しい地域だ。
ある人は「文化人が住んでいる」つまるところ、「高級住宅街」というイメージで杉並区を見ている。
だが同時に、ある人は「酔っ払いの巣窟」つまり、まあ「貧困地域」ではないにしても、
「変な場所。住みたくない」くらいのイメージで杉並区を語る人間もいる。
さて、最近杉並区を語る「何となくのイメージ」として「中央線」というものがクローズアップされている。
「中央線」とは、ここでは電車路線のことではなく、新宿から立川あたりまでの文化圏を指す言葉だ。
今後、本書ではカギカッコつきで「中央線」と表記した場合、
こちらの「文化圏としての中央線」を指すこととするので、ご混乱なきよう願いたい。
本書では、取材と各種統計データなどを利用して、こうした街にベッタリと張り付いたレッテルや傾向を検証し、
「やっぱりイメージどおりだった」であったり、「案外違っているかもね」などと検証していくのである。
この本一冊で、杉並区のすべてを語りつくせるわけでは決してない。
だが、理解の出発点にはなってくれるはずだ。 -
あがいちゃいるけど変われない昭和の町
汗と油とビンボー この町の主役は間違いなくオッサンだ!前作を執筆する時、色々と都合がよかったので大田区に住んでみた。
メシ屋が美味い!
スーパーが安いと言うことなしであった。
さて、この度数年ぶりに大田区をディープに再訪してみたが、
やはり住民たちは「こんな暮らしやすい街はない」といった感じだ。
安い!
美味い!
そして、古い!
そう、銭湯も商店街の数も都内最大数を誇る街、それが大田区だ。
そうした、大田区の妙な暮らしやすさを生み出してきた源流が、
「設計図を紙飛行機にして飛ばせば製品になって戻ってくる」
とまでいわれる、技術力の高さを誇る製造業だ。
しかし、今や大田区も徐々に変革の波に飲み込まれている。
国家レベルの産業セクターの変動によって製造業は海外流出の一途。
次第に工場は姿を消して、マンションが次々と立ち並ぶようになってきた。
でも、いくらマンションが立ち並んで、
蒲田にオシャレな店ができようとも、
一歩通りを裏に曲がれば、古ぼけたアパート、民家の合間の工場、
そして、総菜屋や立ち食いの焼き鳥屋が並ぶ商店街、
大田区はこれに尽きる。
そう、ここではまだ昭和が続いていたのだ。
映画にもなった『三丁目の夕日』に見られるように、
郷愁のなかにある昭和は素敵だ。
でも、その実態がどれだけ悲惨なものだったかは、
誰もがよく知っているだろう。
大田区が生まれ変わることができるか否か、いまが分水嶺だ。
焼け跡からの出発に次ぐ、
新たな大田区の出発のための本書としてとらえていただければ幸いだ。 -
秘境で生まれた三重のミステリー隣県に侵食される「お・ひ・と・よ・し」県民の実態とは!?
2013年、三重県は伊勢神宮の遷宮を迎え、大勢の観光客で賑わった。
これまでの歴史の中でも、おかげ参りと呼ばれる参拝ブームはあったが、
今回の参拝者数はそれらを大きく超えて1400万人を突破したのだ。
これは計算上、日本人の1割以上が伊勢神宮を詣でたことになる。
しかし、三重県は伊勢や、その周辺の鳥羽・志摩だけでは語れない。
三重県は実に多くの顔=エリアを持った県なのである。
県内は大きく分けて、
四日市・桑名を中心とした北勢エリア、
津・松阪の中勢エリア、
伊勢・鳥羽・志摩の南勢エリア、
旧伊賀国からなる伊賀・名張の伊賀エリア、
世界遺産「熊野古道」を抱える尾鷲・熊野の東紀州エリア
の5つがある。
これらのエリアは同じ国とは思えない(?)まったく異なる風景を持っている。
今でも三重県は、同じ県内なのに鈴鹿山脈で隔たれている交通網の整備が追いつかず県内を行き来することは困難を極める。
そのため三重県人であっても、自分が住んでいる土地以外は
謎多きミステリーゾーンとなっているのが実情なのだ。
さらに三重県の人は「信心深くておひとよし」ともいわれるが果たしてそれも真実なのか?
謎が謎を呼ぶ土地・三重県。本書が東海地方なのか、近畿地方なのかも定かではない日本国内随一の巨大なミステリーゾーンの真実を知る端緒となれば幸いである。 -
ねたみ・そねみ・因根が渦巻く岡山の実態を暴く!空は晴れても心はくもる県民の正体
岡山に生まれた筆者だが、18の歳に青雲の志を持って東京に旅立ってから幾星霜(いくせいそう)。
気がついたら、東京で暮らした時間のほうが長くなってしまった。
しかし、未だに東京で暮らしていて、我慢できないことが山のようにある。
まずは食文化だ。
東京で驚いたのは、サワラやイイダコのような魚が、あまり手に入らないこと
(岡山の人ならば「地のもの」であるかどうかを気にするだろうが、東京人にその感覚は存在しないこともビックリだ)。
なにより、ラーメンの味が我慢できない。
家系が流行ったかと思いきや、豚骨ブームになり……
どこでも一定のスタンダードが決まっている岡山のラーメンのほうが奇妙なのかと思ってしまうほど。
食文化以上に相性が悪いのは、笑いのツボだ。
まず、人は自分の生まれ故郷を「落として」語り笑いモノにするのが当たり前だと思っていたのだが、
そんなことをするのは、岡山県民だけらしい。
……十数年を東京で過ごして、筆者はようやく気づいた。
全国標準からすれば「岡山のほうが奇妙」なのだと。
岡山は、その昔、大和朝廷に破れて、日本の覇権争いからは脱落したものの、どういった分野でも日本の上位に位置する県だと思っていた。
そもそも、中国地方であるという意識は希薄で、あくまで自分たちは関西文化圏。
そして、山陰、四国地方はおろか中国地方の覇者・広島県に対しても絶対的優位な地位にあるのだと。
ところが、東京で聞く岡山県の印象といえば「ああ、三十人殺しの……」とか、いわれる始末。
食べ物は豊富で、災害も少ない、新幹線はすべて停車する。
テレビも民放5局が全て放送されているし、文化レベルも昔から高い。
本書は岡山の暗黒面をぶっ叩きつつ、真の底力を示すべくに編まれた岡山県のスゴさが、よく分かる一冊になっているつもりだ。 -
うどんから風俗までしたたか香川の素性うどんで突っ走るのは是か非か?
本書は、地域批評シリーズの記念すべき四国上陸第一弾である。
岡山県で生まれ育った筆者にとって、
香川県は近いような遠いような微妙な土地といった印象がある。
なにしろ、全国でも特異な例として民放テレビが両県にまたがって同じ番組を放送しているため、
香川県の情報を得る機会は多かったのだ。
それでも、香川県は長らく海の向こうの、ちょっとローカルな土地であるという意識が強かった。
というのも、かつて香川県に行く手段といえば、
宇野港からのフェリーか、宇野線経由の宇高連絡船が定番ルート。
すなわち、船で行かなければならない遠い島だったのである。
この距離感によって、人の悪い岡山県人のみならず、
全国の人が香川県を筆頭として四国全体を発展途上の孤島と見ていたことだろう。
しかし、1988年の瀬戸大橋の開通で状況はがらりと変わった。
気がつけば、香川県は「うどん県」なる奇妙な名称で全国区に。
さらには、直島のベネッセハウスミュージアムを中心としてアートの栄える地域として売り出したりと、
県をあげて、ネアカな観光地になってきているのだ。
一方で問題も山積みである。
「うどん」や「アート」で盛り上がっているのもしょせんは、ごくごく一部の地域に過ぎない。
県内にだってうどん文化圏ではない地域もあるのに、
そんなものは存在しないかのように扱われているではないか。
もはや四国の玄関口じゃなくなり、「うどんだけじゃない」を掲げながらも、
ホントに目立つモノがなんにもない香川県が、だけじゃなくすることなんかできるのだろうか?
本書は徹底的に追求し尽くした一冊である。
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