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『宗教、哲学、中央公論新社(新書、実用)』の電子書籍一覧

1 ~20件目/全20件

  • 電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載。
    キリスト教の三位一体とは、父なる神、子なるイエス、聖霊の三者は本質的に同一だとする説である。
    ユダヤ教から分派したキリスト教が世界宗教へと発展を遂げる過程で、教会は神とイエスの関係の解釈に苦慮した。
    教会内の様々な派閥がしのぎを削った異端論争を経て、四世紀後半に三位一体の教義は確立を見る。
    初学者が誰しも躓く、この謎の多い教えについて、専門家が丹念に解説。キリスト教の根本思想に迫る。



    ■本書の目次

    はじめに

    序章 キリスト教の成り立ち

    原初の信仰形態から一神教へ/ユダヤ教徒によるメシアの待望/民族宗教から世界宗教へ/新約聖書と使徒教父文書/キリスト教の公認から教義の確立へ

    第一章 三位一体の起源

    1 三位一体という考えの由来
    史的イエスとの遭遇/ギリシア哲学の流入/旧約聖書における神の仲介者/再び、イエスとは何者か?

    2 旧約と新約の多様な相関
    イエスによる旧約の預言理解/終末論的な預言へ/予型論とは何か?/活喩法とは何か?/ペルソナ間で対話する神

    第二章 キリストの神性をめぐる議論の始まり

    1 ロゴス・キリスト論と「二つのロゴス」
    フィロンの「創世記」解釈/「二つのロゴス」説/殉教者ユスティノスと二神論問題/「二つのロゴス」説の位置づけの変容

    2 教義史にオリゲネスがもたらしたもの
    オリゲネスとは何者か?/オリゲネスへの異端宣告の背景/「ヒュポスタシス」とは?/哲学概念「ウーシアー」の神学への転用/本質存在と実質存在/長く困難な議論

    第三章 異端論争の只中へ

    1 「アレイオス論争」とは何か?
    二種類のオリゲネス主義者間の論争/三様のオリゲネス受容/アレイオス論争の発端/背景としてのメレティオス派分裂/論争の真の黒幕は誰?

    2 ニカイア公会議とその後の動向
    アレイオス派の言い分/ニカイア信条/「ホモウーシオス」とは?/ニカイア以降の新たな論争の布置/アンティオケイアのニカイア支持派

    第四章 教義理解の深まり

    1 バシレイオスの神理解
    カッパドキア教父とは何者か/バシレイオスとエウノミオス/ウーシアーとヒュポスタシスの混用/「不生性」をめぐるエウノミオスの論点/神の不可知性に拠るバシレイオスの論駁/二つのエピノイア論/バシレイオスのウーシアー観の揺らぎ

    2 神の本性から神の働きへ
    プロティノスの影響の有無/若年の習作『霊について』/力動的ウーシアー観への展開

    3 ナジアンゾスのグレゴリオス独自の論法
    一神論を政治に喩えると/〈本性の言説〉と〈オイコノミアの言説〉/オイコノミアとは何か?

    第五章 三位一体論教義の完成

    1 ニュッサのグレゴリオスの三位一体理解
    兄バシレイオスの志を継いで/なぜ三神ではなく一神なのか/「プロソーポン」概念の諸相/〈顔〉から〈識別相〉へ
    /グレゴリオス独自の存在論/個体と固有名

    2 聖霊論の展開
    三位一体のエネルゲイア/キリスト論から聖霊論へ/〈聖霊〉をめぐる論争の布置/コンスタンティノポリス公会議/〈聖霊〉は世界創造に参与していたか?/〈聖霊〉の発出をめぐって/線状的序列から栄光と崇拝の循環へ

    第六章 西方ラテン世界における展開

    1 ニカイア前後の西方の動向
    東西の論争状況の異なり/テルトゥリアヌスの貢献/ヒラリウスによる「同一本質」の再興

    2 アウグスティヌスによる伝統継承と刷新
    あくまでニカイア支持派として/実体カテゴリーと関係カテゴリー/本質の一性から働きの一性へ/〈聖霊〉の二つの発出/キリストの「受肉」とは何か/キリストの神性と人性をめぐって/ニカイアからカルケドンに至る道/自己の内奥への超越

    終章 三位一体論の行方

    聖像破壊運動と最後の公会議/教会会議のその後の経緯/教会大分裂と東西関係のその後/新たな展開に向けて

    あとがき
    参考文献
  • ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。
    学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。
    五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。
    古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。
    三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。



    ■目次
    序 章 組み合わせから見る歴史

    第1章 古代 王国とディアスポラ
    1 ユダヤ教以前のユダヤ人?――メソポタミアとエジプトのあいだで
    2 ユダヤ教の成立――バビロニアとペルシア帝国
    3 ギリシアとローマ――キリスト教の成立まで

    第2章 古代末期・中世――異教国家のなかの「法治民族」
     
    1 ラビ・ユダヤ教の成立――西ローマとペルシア
    2 イスラーム世界での繁栄 西アジアとイベリア半島
    3 キリスト教世界での興亡――ドイツとスペイン

    第3章 近世――スファラディームとアシュケナジーム
    1 オランダとオスマン帝国――スファラディームの成立
    2 ポーランド王国との邂逅――アシュケナジームの黄金時代
    3 偽メシア騒動からの敬虔主義誕生――ユダヤ教の神秘主義

    第4章 近代――改革・革命・暴力
    1 ドイツとユダヤ啓蒙主義――同化主義なのか
    2 ロシア帝国とユダヤ政治――自由主義・社会主義・ナショナリズム
    3 ポグロムとホロコースト――東欧というもう一つのファクター

    第5章 現代――新たな組み合わせを求めて
    1 ソ連のなかの/ソ連を超えるユダヤ人――社会主義的近代化
    2 パレスチナとイスラエル――「ネーション」への同化
    3 アメリカと文化多元主義――エスニシティとは何か

    むすび
    あとがき
    参考文献
    ユダヤ人の歴史 関連年表
  • 世界は信仰心で動いている――。
    日本人は宗教とどう向き合えばよいのか。
    教養としての宗教を、さまざまな視点から解き明かしていく。
  • 死んだらどうなるのか。天国はあるのか。まだまだ生きたい。来世で逢おう――。尽きせぬ謎だからこそ、古来、人間は死や転生、不老長寿を語り継いできた。本書は、死をめぐる諸宗教の神話・教え・思想を歴史的に通覧し、「死とは何か」に答える。ギリシアや日本の神話、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、ヒンドゥー教、仏教、さらに儒教、神道まで。浮世の煩悩をはらい、希望へいざなう「死の練習」帳。

    ■目次■

    まえがき

    序 章 物理的な死と来世観の始まり
    1 二元論(霊魂説)への懐疑
      物理主義と二元論
      どちらが説明として優れているか?
    2 来世、先祖、転生
      霊魂信仰と葬式の起源
      来世観よりも切実な葬送の儀礼
      先祖という権威
      生まれ変わりのモチーフ
    3 文学的・思想的な組織化
      来世についての語りの進化
      思想や情念からの介入
    4 脳神経が見せる神秘体験
      認知の歪みがもたらす神秘
      臨死体験と来世観の関係

    PARTⅠ 古典的大宗教以前 死の文学と倫理の始まり

    第1章 はっきりしない来世 日本神話の黄泉と常世
      黄泉、常世、根の国――曖昧なる死者の空間
      黄泉と死体の恐怖・穢れ 生と死の対決
      オルペウスの冥界降り
      常世と根の国
      現世の延長としての他界?

    第2章 詩人の修辞 ギリシア神話のハーデース
      多重な《指向的構え》と言葉の巧みさ
      死すべき者、人間
      ホメロスの語る冥界探訪譚
      大事なのはあくまで現世
      地獄の先駆形?
      ウェルギリウスの冥界ランド

    第3章 思想家の正義 密儀宗教とプラトン
    密儀宗教――オルペウス教団とピタゴラス教団
      プラトンの独自な来世観
    嬉々として死んだソクラテス
    哲学は死の練習?
    懐疑主義あるいは不可知論

    第4章 神の介入 旧約聖書と終末の待望
    古代イスラエル人の歴史
      死後の世界シェオール
      現世主義に生じた亀裂
      終末論のディテール
      ゾロアスター教の影響?

    PARTⅡ 一神教の来世観 終末、復活と審判、天国と地獄

    第5章 死を乗り越えた神人 キリストの復活
    キリスト教誕生の経緯
      パウロの思考法
      終末観はどうなったか?
      死後の来世はどうなった?
      死後すぐに実現する救い
      死後と終末後――肉体の有無

    第6章 復讐と大団円 黙示録の世界
    「ヨハネの黙示録」―― 終末のプロセス
      黙示録のミーム
      千年王国の解釈
      「パウロの黙示録」と「ペトロの黙示録」
      社会全体の救済

    第7章 中間の発見 煉獄とダンテの『神曲』
    地獄と煉獄の違い
      煉獄誕生のプロセス
      地獄・煉獄・天国三分法の文学化
      地獄ツアーから始まる
      南半球の煉獄山
      天動説的な天国と神の至福直観
      往生術、免罪符、宗教改革
      カトリックとプロテスタントの死闘
      『天路歴程』の霊的サバイバルゲーム

    第8章 あえて詮索しない来世 ユダヤ教とイスラム教
    ユダヤ教徒は死後の話をしない?
      イスラム教の来世観
      終末の経緯
      楽園と火獄の様子
      現実社会の掟

    PARTⅢ 輪廻宗教の来世観 報いとしての転生と解脱

    第9章 凡夫と修行者の運命 ウパニシャッドの輪廻観
    ヴェーダとウパニシャッド
      五火二道説
      輪廻説のダークサイド
      民衆の信仰

    第10章 変化する世界は苦である 釈迦の洞察
    王子の悩みと悟り
      苦、無常、無我
      神話的世界観としての輪廻
      『ダンマパダ』の聖句の輪廻的解釈
      地獄の責め苦
      釈迦の大いなる死
    矢の教え

    第11章 増殖する地獄界と天界 須弥山世界と『往生要集』
    須弥山宇宙の中の輪廻空間
      地獄界
      餓鬼、畜生、阿修羅、人の境遇
     幾重にも重なる天界
     仮初の監獄と孤独な囚人たち

    第12章 聖域としての浄土 念仏往生と各種の方便
    浄土の起源
      阿弥陀仏を念ずる
      救済のイメージトレーニング
      極楽浄土の情景
      源信の実践法
      念仏至上主義
      法華信仰

    PARTⅣ 古典的大宗教の周辺(パラ)と以後(ポスト) 来世観から死生観へ

    第13章 祖先祭祀と不老不死 儒教と道教の来世観
    儒教の祖先祭祀
      孔子の不可知論
      道教の「生への執着」
      不老長寿は東洋の錬金術?
      仏教の中国化――『父母恩重経』と『盂蘭盆経』
      仏教か道教か?――官僚主義的な地獄ビジョン
      不可知論? 祖先祭祀? 不老不死? 十王信仰?

    第14章 来世論への禁欲と耽溺 本居宣長と平田篤胤
    日本仏教の変容――鎮護国家から葬式仏教まで
      儒教と道教の影響
      「神道」の創出――本地垂迹説から国学まで
      神道としての来世観の始まり
      死後について追究しない?――本居宣長
      原理主義か懐疑主義か?
      幽世から子孫を見守る――平田篤胤
      童子の臨死体験
      幽冥界のその後

    第15章 オカルトの台頭 近代西洋の心霊主義
    一九世紀欧米の心霊主義
      なぜ心霊主義が求められたか?
      柳宗悦の場合
      スヴェーデンボリと神智学
      浅野和三郎と宮沢賢治
      ニューエイジへ

    第16章 死の言説の再構築 死生観と死生学
    「死生観」言説の誕生
      「武士道」言説と忠君的死生観
      戦争で死にゆく者の断裂
      死生観のその後
      欧米人の死生観
      死生学とグリーフケア死の通説を検証する哲学

    終 章 現代人にとって死とは何か――「自然に帰る」の意味
    過去の時代のワイルドな来世観
      死の問題の回帰
      一方では死の覚悟、他方では死者の霊の実感
      自然に帰る?
      結論

    あとがき

    参考文献
  • 葬儀は亡き人のためならず。生きていく人の心をラクにする――。

    愛知県・福厳寺の住職であり、YouTube「大愚和尚の一問一答」で人気の大愚和尚が、はじめて「死別」との向き合いかたをアドバイスする一冊。

    家族だけのシンプル葬儀、樹木葬、ペットと入る墓、海洋散骨、墓じまい……
    こうあるべきにとらわれない「おみおくり」を選択するとき、
    見送る人も逝く人も納得するためにはどうすればよいのでしょう。
    「お金をかけずに気持ちをかける」供養はあるでしょうか。

    選択肢の増えた弔いの儀式から供養のありかたまで、
    亡き人と向き合うことが、残された人が未来を生きるうえで
    大切な癒しになることをやさしい言葉で語りかけます。

    「墓じまいしたら、祟られませんか?」
    「ペットと永久に眠りたい」
    「簡素すぎる葬儀を後悔」
    「散骨してと親は言うけど……」
    ――YouTubeで4000人が解答を待つ人生相談、本書では「おみおくり」に関するモヤモヤ悩みに答えます。
  • 日本人はなぜ森に惹かれるのか――?
    自然災害や空襲にも耐え、人々を守ってきた鎮守の森は、どのような植物で構成されているのか。なぜ数百年も人の手を借りず生き延びてきたのか。

    国内外でその土地ごとの自然環境に応じて成長する「潜在自然植生」を調査し、植樹法を指導して森林の再生を担ってきた植物学の世界的権威が、日本の「ふるさとの木によるふるさとの森」の重要性について解説する。
    曹洞宗の板橋興宗師との対談に、哲学者・梅原猛氏との30年越しの対談2篇を増補し、日本のふるさとの森の姿や日本人の精神性について思索を深める。
    【解説】中村桂子
  • 序章 死をそばに感じて生きる
    團十郎の辞世 
    死生観表出の時代 
    自然災害のインパクト 
    どこから来てどこへ行くのか 
    二つの立場 
    テクノロジーの進化の果てに 

    1章 「知」の人の苦しみ
    伝統的な宗教の後に 
    岸本英夫の実践 
    合理性の納得 
    頼藤和寛の世界観 
    はじまりのニヒリズム 
    「にもかかわらず」の哲学 
    自由意志の優位と揺らぎ 
    多田富雄の受苦 
    人格を破壊から守る 
    サイコオンコロジー 
    医療の現場で 
    ホスピスとデス・エデュケーション 
    遺族外来、がん哲学外来 
    禅の否定するもの 
    「わたし」を「なくす」 
    河合隼雄の遍歴 
    ユング心理学と仏教 
    切断せず包含 

    2章 スピリチュアリティの潮流
    崩れつつある二元論 
    オルタナティブな知 
    理解できないものへの態度 
    時代という背景 
    第三の項へ 
    ポストモダンの現象 
    ベクトルの交わるところ 
    島薗進の視点 
    「精神世界」の隆盛 
    個人の聖化と脱産業化 
    鈴木大拙の霊性 
    宗教的でなくスピリチュアル 
    玄侑宗久との往復書簡 
    「而今」の体験 
    「いのち」との関係 
    潮の満つるとき 
    海のメタファー 
    親鸞の絶対他力 
    生死の中で生死を超える 
    日本的発現 
    ゆりかごとしての風土 

    3章 時間を考える
    代々にわたり耕す 
    柳田国男の「先祖」 
    個体から集合体へ 
    つなぐラフカディオ・ハーン 
    田の神と山の神 
    時代からの問い 
    四つの類型 
    折口信夫の「海の他界」 
    野という中間地帯 
    身近な行き来 
    かのたそがれの国 
    うつし世、かくり世 
    帰ってゆく場所 
    先祖の時間 
    線をなす時間 
    層をなす時間 
    輪をなす時間 
    自然との親和性 
    季語のはたらき、リズム 
    津波を詠んだ句 
    山川草木悉有仏性 
    「衆生」の範囲 
    貞観地震と津波 
    暴れる国土 
    山川草木悉有神性 
    瞬間瞬間にふれる 
    不動の中心 
    技法としての行 
    色即是空 
    井筒俊彦による視覚化 
    縁起という実相 
    根源のエネルギー 
    式年遷宮 
    「木の文明」 
    生の造形 
    宣長の「悲し」と「安心」
  • 古代に軍事国家だったチベットはインド仏教を受容、12世紀には仏教界が世俗に君臨する社会となった。17世紀に成立したダライ・ラマ政権はモンゴル人や満洲人の帰依を受け、チベットは聖地として繁栄する。だが1950年、人民解放軍のラサ侵攻により独立を失い、ダライ・ラマ14世はインドに亡命した。チベットはこれからどうなるのか? 1400年の歴史を辿り、世界で尊敬の念を集めるチベット仏教と文化の未来を考える。
  • 預言者ムハンマドに下された神の言葉、イスラム教の根本聖典。1923年に刊行された「標準エジプト版」に準拠。
  • 概念や言葉、表象などに結晶化する以前に、それとは別の場所で端的に働いている力がある。そうした場所についての時空的見取図をつくりあげようとした「生の哲学者」の最後の主著。
    【目次】
    第1章道徳的責務 第2章静的宗教 第3章動的宗教 第4章結びの考察
  • 今日のムスリム〔イスラーム教徒〕は、いつもイスラームが「何でないか」を説明しなければならなくなっている〔たとえば「テロとは関係ない」というように〕。それは、ごく一部のムスリムがイスラームを曲解して、誤った姿を広めているからである。彼らがそのような行動をしているため、ほとんどの非ムスリムは、イスラームが聖典クルアーンの中でどう教えられているのか、実際にこれまでどうであったのかということと、今日流布されている曲解との間の本当の違いが何であるか、よく理解していない。本書でこれから述べるのは、イスラームが実際に「何であるか」――そして、歴史の中でどうであったのか――であり、イスラームが「何でないか」をも含めて、前向きに描こうと思う。
    ――本書より
  • イスラーム教徒とキリスト教徒が抗争する十二世紀の地中海。勢力を広げるムワッヒド朝が突きつけた「改宗か死か」。神を求める人間の葛藤、迷い、失望と愛憎。マイモニデスはスペインからエジプトへと異郷を放浪しながら、言葉の力で迫害に抵抗し、人々に生きる勇気を与える。史実に基づき、中世最大のユダヤ思想家の波乱の生涯を描く歴史物語。



    序 章

    第一章  背教者

    第二章  書状の決闘

    第三章  ミルトスの庭

    第四章  フスタート炎上

    第五章  死者の町

    第六章  王者と賢者

    終 章

    あとがき/表記上の注記/引用出典/参考文献
  • 天皇の権威と統治についてその由来と実態を検証し独自の学問的見地から民主国家との親和性を説く。元号の由来と改元の意義を再考する。

    日本の皇室
    元号の問題について
    「建国記念の日」を設けたい
    菊と刀のくに―外国人の日本研究について
    教育に関する勅語について
    日本歴史の取扱いかたについて
    天皇考
    建国の事情と万世一系の思想
    八月十五日のおもいで
    神代史のカミについて
    君臣関係を基礎とする道義観念
  • 俗世間を離れ、自らの心の内を見つめる修道院。だが12世紀、突如その伝統から大きく離れた修道会が生まれた。騎士修道会と托鉢修道会である。かたや十字軍となって聖地エルサレムやイベリア半島、北方で異教徒と戦い、かたや聖フランチェスコらが都市のただ中で民衆の信仰のあり方をラディカルに変革した。これら〝鬼子〟ともいうべき修道会の由来と変遷を、各修道会の戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。
  • ルターに端を発する十六世紀ヨーロッパの宗教的動揺は、イエズス会というまったく新しい組織を生んだ。霊操と教育を重視し、異教徒への宣教を実践するイエズス会は、ポルトガル・スペインの植民地開拓と軌を一にして、新大陸やアジアへと進出した。かれらの思想や布教方法はどのようなものだったか。いかなる経済的基盤に支えられていたのか。現地社会に与えた影響や「キリスト教の世界化」のプロセスを詳細に検証する。
  • 中世の西ヨーロッパでは、禁欲の達成のために自らの欲望のありかを特定し、意識的に摘出する思想が生まれた。この贖罪の制度化は、社会に大きな影響を与えるとともに、修道院の生活を厳しく規定していく。絶え間ない祈りと労働のなかからは、さまざまな書体や華麗な写本も生み出された。本書は、6~12世紀までのアイルランドやフランスの社会を、修道院の制度、王侯との関係、経済、芸術等から読み解くものである。
  • 古来、農耕民族として生きてきた日本人には、祖先を敬い、互いを尊重し、助け合うという文化が根付いていた。じつは、そのあり方は、儒教の思想と深く親和してきた。江戸時代の朱子学が倫理道徳を強く押し出したため、とかく、四角四面、堅苦しく受けとめられ、誤解も多い。本書は、儒教を歴史的に繙きながら、家族のあり方や冠婚葬祭、死の迎え方、祖先との向き合い方、老後の備え、お墓や仏壇の継承など、儒教に学び、儒教を生かす、知恵とヒントをやさしく解説する。
    【主な内容】家族主義と個人主義/儒教のイメージ/血縁共同体/冠婚葬祭/盆など年中行事/儒教と仏教の相違/死後はどうなるのか/生命の連続/儒教の成り立ち/道徳と法/儒教の徳目/現代人と儒教
  • 悟りとは何か――。禅には「不立文字、教外別伝」、つまり、釈迦の教えは言葉では伝えられないという考え方がある。では、アメリカで禅を三〇年間教えてきた禅僧と、仏教に目覚めた詩人が「禅」について語り合うと、どのような言葉が飛び出すのか。「そもそも仏教って何ですか?」から始まった対話は、縁起や如来などの仏教用語を解剖しながら、坐禅への誤解を暴き立て……読むと坐りたくなる、坐禅のススメ。
  • 多くの宗教で、性欲・金銭欲などの自らの欲求を断ち切り、克服することが求められる。キリスト教も同様だが、それではヨーロッパにおける「禁欲の思想」はいつ生まれ、どのように変化していったのか。身体を鍛錬する古代ギリシアから、法に縛られたローマ時代を経て、キリスト教の広がりとともに修道制が生まれ、修道院が誕生するまで――。千年に及ぶヨーロッパ古代の思想史を「禁欲」という視点から照らし出す意欲作。
  • 宗教とは何か――。信仰、戒律、儀礼に基づく生き方は、私たち日本人にはなじみが薄い。しかし、食事の前後に手を合わせ、知人と会えばお辞儀する仕草は、外国人の目には宗教的なふるまいに見える。宗教的儀式と文化的慣習の違いは、線引き次第なのである。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、仏教、ヒンドゥー教、そして儒教、道教、神道まで。世界の八つの宗教をテーマで切り分ける、新しい宗教ガイド。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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