『完結、潮出版社/usio publishing、配信予定を除く(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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幼い頃に記憶と家族を失った日蒙二世の青年・ウムボルトは、赤化運動の折、憲兵に捕まり拷問を受ける。しかし、関東軍参謀・辻政信によって釈放され、日本軍統治下の満州に建てられた建国大学に入学する事になった。そこで、ロシア赤軍を創ったトロツキーが父の知り合いであること、自分はトロツキーを招き入れる為に軍上層部の思惑によって学校に入れられた事を知らされる。旧満州を舞台に日本軍の政治的陰謀に巻き込まれながらも、強く生き抜く青年の物語が今はじまる。
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建国大学に通い続ける事に悩むウムボルトは、自らが育った町・通遼に帰省する。そこで、憲兵から大物赤化学生としてマークされている友人孫逸文(ジャムツ)、新京の銀巴里で歌姫をしていた麗花に再会する。そして、関東軍の動向が気になる彼らに、新京に戻り情報を流すように頼まれるのであった。新京に戻ることを決めたウムボルトの思いとは…。
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失われた記憶を取り戻すために、トロツキーと行動を共にしていたミリューコフに会うこと決めたウムボルトであったが結果何も聞けず、自らもユダヤの工作員に拉致されてしまう。連れ込まれた船から逃げる過程で、ジャムツに助けられたウムボルトは連れられるままに、抗日軍の村に行き、そこで抗日運動の指導者になるようと誘われる。そこにかつて拷問を行った憲兵が現れ…。
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呂光の眼前にトリップした東太郎(あずま・たろう)は、目の前にいるこの男こそが、亀茲国を滅ぼし、鳩摩羅什を破戒させ、王女を殺させた張本人であることを知る。一瞬の隙をついて呂光軍の兵士から奪い取った長槍を手に、呂光に立ち向かう太郎だったが、簡単にいなされてしまう。そして呂光の口車に乗り、これから雨が降るか、降らないかで、太郎と羅什の命を賭けることになってしまう。雨が降れば太郎の命が、雨が降らなければ羅什の命が失われてしまうのだが……。釈尊(ブッダ)の究極の教え《法華経》を漢訳し、中国に広めた鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)の自らの使命に生き抜いた姿を描く著者入魂の歴史ファンタジー、ここに堂々の完結!!
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若き鳩摩羅什に立ちはだかる数々の試練、そして葛藤…。近隣の援軍を得て善戦したものの、呂光軍の戦術と気迫の前に、ついに亀茲国は敗れる。亀茲国王・白純は、羅什の忠告を素直に受け入れなかったことを後悔しながら、かろうじて戦場からの脱出を図るが、思わぬ追手がその身に迫っていた。太郎とココはトリップの末に亀茲国にたどり着くが、すでに亀茲城は落城した後であった。戦乱によって荒廃した亀茲国の惨状を目の当たりにしながら、二人が呆然と立ちすくんでいると……。
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「三国志」、この壮大なストーリーは、こんな“桃園結義”から始まった………!!?中国各地に伝わる「三国志」説話を収集した『三国志外伝』。本書では、「三国志」の中心人物たる劉備にスポットを当てる。劉備・関羽・張飛の3人が運命に導かれて、義兄弟の契りを交わす桃園結義とその余話、暗殺危機のエピソード、番外編として、呉国の美丈夫、孫策と周瑜の出会いと友情、絶世の美人姉妹・大喬、小喬の婚約秘話など、「三国志」からスピンオフした珍談逸話が満載!!
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大乗仏教を学び始めた鳩摩羅什が、自らの使命に目覚める――。「お母上を救っておあげなさい」という須利耶蘇摩の言葉を受け、母親を探す羅什。しかし、耆婆はわが子には会わず、尼寺からインドに旅立とうとしていた。尼寺に入ることができない什は、衣服を破り、自らの血でメッセージを認(したた)め、ホジョーらに託そうとする……。
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文明が崩壊した街には、一人の子供もいなかった。老いた顔がいく重にも覗く瓦礫と化した建物の下。時は流れ、人々は限りある生命を終えていく。世界は終わりを迎えるのか…とその時、突然ひとつの生命が誕生した。何十年ぶりの新しき生命、新しき後継者。だが、老いた人々の死後、ただひとつ残された生命の運命は…!?(魚の少年)/ 他、全11編を収録した珠玉の短編集!!
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溺れかけた富の命を救った広海のもとに、母・サキの見合い話が舞い込む。相手は捕鯨船に乗る松山という漁師だった。岳男がまだ生きていると信じている広海は、再婚しようとする母も、相手の松山のことも気に入らず、早く一人前の男になりたいと思うのだった。広海は、カツオ船に乗る漁師・イトマサに頼み込んで一航海出るのだが……。女は女の印が始まって女になる。……男はどんなときに男になる? 男は、男は六尺ふんどし締めるようになったら男ぞ。
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闘病の末亡くなった身寄りのない男は、友人たちに見守られ、村外れの土の中に埋葬された。だが、不思議なことに100年の歳月を経た後、男の意識は深い湖の底から水面に向かって昇るように戻った。自由になった男が見た世界とは…!?(穏やかな日)/ 夜中に屋台を引きながら通る老人の商売は、タツマキ製造販売。方々の街を歩いては、特大の風を起こすという。ある日、その老人と出会った少年は…。(たつまきを売る老人(おとこ))/ 他、全11編を収録した幻想短編集!!
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一千万貯めることが目標の20歳のキャバ嬢、玲奈は、ある日、空き巣に入られ500万を盗まれてしまう。そんな玲奈に追い打ちをかけるように、旅行先で船から転落するというさらなる悲劇が襲う。海岸に打ち上げられて助かったものの、そこはワイルドなイケメン、サンたちが住む縄文時代で…!? 次々と悲劇に見舞われた玲奈にサンがプレゼントしたのは、超高価なヒスイだった。ヒスイを集め、大金持ちを夢見る彼女だが、ここは縄文時代…。
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少年・鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)の試練の旅を支えたのは、母子(おやこ)の絆―。釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を漢訳した「名翻訳家」の原点に迫る!! 9歳の鳩摩羅什(くまらじゅう)に襲いかかる、試練の数々―!! 留学を巡り自分自身の出生の経緯を知ってしまった羅什。母の耆婆(ぎば)が自分との修行の旅を計画していることを知るが、重篤(じゅうとく)の父を一人にはできぬと幼い心を痛めていた。それを感じた父・炎は「自分自身の使命を果たすことこそ、一番大切なこと」と、わが子の背中を押す。羅什母子の修行の旅出発の噂を聞きつけたホラ屋のホジョーは、危険な芽を事前に摘み取るべく、母子に先がけて太郎らとともに旅に出発する。ともに同じ旅路を往くことになった什と太郎。しかしその前途には、想像を絶する苦難が待ち受けていた……。
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他の色えんぴつと違い、1本だけ短くなった赤の色えんぴつ。短くなるのはいつも赤色だけ。ある日、同居人の真っ赤に染まった競馬予想新聞を見た時…。(色えんぴつ)/ 花火大会の夜、花火の光の中に浮かんだ少女の顔は、いつか美術館で見た大理石像のように透きとおっていた。――そして歳月が経ち、少年が老人となった頃、何十年かぶりの花火大会で…。(花火)/ 異色の短編8作を収録。
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「三国志」屈指の武将・関羽。その誕生は、ある偶然が重なった結果だった………!!?中国各地に伝わる「三国志」説話を収集した「三国志外伝」。第1巻の孔明篇に続き、第2巻では、武に生き、義を貫き通した剛勇無双の士・関羽にまつわる物語をセレクト。出生にまつわる秘話、少年時代の数々の武勇伝、トレードマークである青龍偃月刀の誕生の瞬間、曹操の娘との悲話など、いまだ明らかにされていない関羽のエピソードが続々登場――!!
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「プルターク英雄伝」とは、ローマ帝国の著述家プルタルコスが著した古代ギリシャ・ローマの著名な人物の伝記である。『対比列伝』の日本語訳で、古代ギリシャ・ローマの著名人たちを、人となりや言動の似た者で二人一組のセットで対比させていく伝記22編と、セットだが対比ではない単独伝記4編からなる。“プルターク”は、プルタルコスの英語名である。本巻には、テセウス・ロムルス・テミストクレス・ペリクレスの4名の伝記を収録。
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宇宙船、開拓探査第七代ノーブル号のたった一人の乗組員の青年は、地球から約4750億キロ離れた宇宙空間で、母親にビデオレターを送る。第六代ノーブル号の乗組員だった父は事故に遭い、未だ行方不明。孤独に耐え、暗黒の中を突っ走る青年は、いったい何のためにという疑問を感じるのだが…。表題作「戦士の休息」の他、傑作SF7編を収録。
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戊辰戦争末期、函館・五稜郭を舞台にした、土方歳三、最後の戦いを描く。1868年11月4日、彰義隊、額兵隊、陸軍隊ほか700余名で構成された松前総攻撃部隊は土方歳三指揮のもと、松前城まであと一里(4㎞)の距離まで迫っていた。薩摩の密偵として新撰組に潜り込んだ堀竜之進は、義姉・与志乃が蝦夷地に来ていることを知る。その真意を探ろうと接触を試みるのだが……。──よしや身は蝦夷が島辺に朽ちるとも魂(たま)は東(あずま)の君やまもらむ(土方歳三 辞世の句)
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「三国志」一の猛将・張飛。その、意外な(?)思慮深さに刮目せよ………!!!!中国各地に伝わる「三国志」説話を収集した『三国志外伝』中から、張飛にまつわる物語をセレクト。トレードマークたる蛇矛誕生の逸話、粗暴で短気な性格だが、頭を使って公平な裁きをしたり、刺繍をして辛抱を覚える話など、意外な側面を見せてくれる。番外編として「三国志」が誇る古代中国四大美女の一人、貂蝉のエピソードなど、異聞奇譚が満載――!!
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釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を中国へ伝えた「名翻訳家」がいた……。その人の名は、鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)! 時空を超えてオレが出会ったのは、若き日の鳩摩羅什だった――。TV番組制作会社のカメラマン・東太郎(あずま・たろう)は、シルクロード取材中に砂嵐に遭い、撮影を強行しようと仲間の制止を振り切り車外に出るが、「羅什<らじゅう>(鳩摩羅什)」という人物を狙う一軍に遭遇。混乱状態の中を青年僧に救われる。自分を砂嵐から救ってくれた僧こそが鳩摩羅什だと知った太郎は、彼の足跡を追いかけはじめる。すべての物語は、あの砂嵐の中から始まった……。偉才・くさか里樹が新境地で挑んだ、渾身の歴史ファンタジー!!!
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26歳の中学教師、花梨は事故で家族を失い、淋しさに耐えかね崖の上から身を投げた。海中で気を失いかけた花梨を救ったのは、ワイルドなイケメン男。彼に連れられて行った先は、なんと竪穴式住居の家々。狩猟と採集で生活している縄文時代にタイムスリップしてしまったのか!? 言葉も通じない古代の生活に一生懸命慣れようとする花梨だが…。
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「プルターク英雄伝」とは、ローマ帝国の著述家プルタルコスが著した古代ギリシャ・ローマの著名な人物の伝記である。『対比列伝』の日本語訳で、古代ギリシャ・ローマの著名人たちを、人となりや言動の似た者で二人一組のセットで対比させていく伝記22編と、セットだが対比ではない単独伝記4編からなる。“プルターク”は、プルタルコスの英語名である。本巻には、コリオラヌス・アルキビアデス・ペロピダス・エパミノンダス・スラの5名の伝記を収録。
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「三国志」×「食」の異色コラボ! 歴史アイドル小日向えりさん、大絶賛!! 「これまでにない味付けの三国志漫画、衝撃です!」“三国志マニア”の家族が、『三国志』に出てくる料理を作ると左慈のチカラで三国志時代にタイムトリップ!? 待望の第3巻! 作品内に登場する料理のレシピも巻末に掲載!
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王女を救えなかったことで自分を責め続け、心を閉ざしてしまう什。そんな什の心を解きほぐそうとする太郎だったが、一筋縄ではいかず途方に暮れていた。その時、什の父・鳩摩羅炎が生きていた時代に什を連れていくことを思いつき、トリップを試みる太郎。しかし、二人がトリップした先は、なんと現代であった……。
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天才軍師、諸葛孔明の誰も知らなかった新たな魅力を、あなたは目のあたりにする――!!!三国志は、中国の後漢末期から三国時代にかけて郡雄割拠していた時代(180年頃~280年頃)の興亡史である。本書は、中国各地に伝わる「三国志」説話を収集した『三国志外伝』の中から、諸葛孔明にまつわる物語をピックアップ。若かりし頃の青年期を中心に、“臥竜”といわれる所以、トレードマークである羽毛扇のエピソード、黄夫人との出合いなど、孔明の知られざる側面を余すところなく描く!!
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少年・鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)の人生を大きく変えた出会いがあった。釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を漢訳した「名翻訳家」の転機に迫る!! 後の人生を決定づける人物との出会いを果たす、少年・鳩摩羅什(くまらじゅう)―。過酷な修行の旅を続け、命からがらケイ賓(けいひん)国に到着した羅什一行だったが、太郎は自らの時を超えた旅の終わりを予感していた。ケイ賓国にはヒンドゥー教が流行りつつあるインド中から、国を追われた仏教の高僧たちが集まってきており、修行を始める什には絶好の環境と思われたが、寺院では什の高い能力を快く思わない輩たちの、嫉妬の炎が渦を巻いていた。心ない僧たちの嫌がらせと一人闘っていた什は、ケイ賓国王の従兄弟である高僧・槃頭達多(ばんずだった)から目をかけられる―。
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幕末が生んだ、もっとも恐れられ、もっとも愛された勇将・土方歳三。新しい時代の到来を見抜きながら、それでも彼は自らの信じるところに生きた!! 1867年10月、大政奉還が行われ、江戸城が無血開城した。6月に幕臣に取り立てられていた土方歳三は、最後まで徳川家への忠義を尽くす。──三百年の恩顧がある徳川幕府が倒されるという時に死を賭して抵抗するは当然のことではないか だから俺は戦うのだ
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太平洋戦争が終わって4年、田中サキの元に南方で行方不明になった夫・岳男の遺骨が届けられた。夫の死を受け入れられないサキは、岳男が戻るまで、岳男が残した船・明日香丸と漁場を息子の広海とともに必死に守るのだが……。土佐・久礼の雄大な風景とともに、巨匠・青柳裕介が揺れ動く少年の魂を鮮烈に描く!!
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一攫千金の夢を追い、人間を溶かす水底の黒い泥土の中に眠っている宝石、リルメルンを求める男たち。リルメルンを手に入れた者は至福の境に導かれるというが…。(宝石狩)/ 宇宙の秘密を解明する男たちは、偶然降り立った小惑星で、ゼリー状の湖水に吸い込まれそうになる。逃げるように母船に帰って来た彼らだったが…。(秘密)/ 他、全8編を収録したSF短編集!!
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鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)9歳、修行の旅へ――。釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を漢訳した「名翻訳家」への第一歩は、こうして踏み出された!! 鳩摩羅什(くまらじゅう)をめぐる運命の歯車は、大きく回り始める――!! 鳩摩羅什の足跡を求めて再びシルクロードを訪れ、タイムスリップしてしまった太郎とココ。二人がたどり着いたのは鳩摩羅什が生まれた亀茲国。什は国王の甥として成長し、九歳になっていた。什の母親・耆婆は、結婚・出産によって破戒僧とその子という十字架を背負わせてしまった夫(鳩摩羅炎)とわが子・什への罪の意識に苛まれていた。そんな彼女は、わが子が辱めや仏罰を受けずに生きていくため罪を一身に背負うと、ある決意を秘めて出家する……。
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「プルターク英雄伝」とは、ローマ帝国の著述家プルタルコスが著した古代ギリシャ・ローマの著名な人物の伝記である。『対比列伝』の日本語訳で、古代ギリシャ・ローマの著名人たちを、人となりや言動の似た者で二人一組のセットで対比させていく伝記22編と、セットだが対比ではない単独伝記4編からなる。“プルターク”は、プルタルコスの英語名である。本巻には、アレクサンダー・カエサルの2名の伝記を収録。
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「三国志」×「食」の異色コラボ! 肉まんは、孔明が作ったって、知ってた? 中華料理店を営む“三国志マニア”の家族が、『三国志』に出てくる料理を再現したら、三国志時代にまさかのトリップ! あの武将や有名軍師の食ネタも満載! 作品内に登場する料理のレシピも巻末に掲載!
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「三国志」×「食」の異色コラボ! 芸能界きっての三国志マニア芸人 やついいちろうさん(エレキコミック)、大絶賛!! “三国志マニア”の家族が、『三国志』に出てくる料理を作ると左慈のチカラで三国志時代にタイムトリップ!? 待望の第2巻! 作品内に登場する料理のレシピも巻末に掲載!
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混乱するフランス国家。パリ高等法院は国王に、貴族、僧侶、平民からなる三部会の招集を要求。1788年、グルノーブルにおいて一般市民が議員を守り、軍隊と対立。そして1788年末、フランス王国は破産寸前で、財務総監にネッケルが返り咲く。コティは特権身分の連中が高い地位を独占する社会を正すため、自分たちの代表を送り込もうと考えるが…!?
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牧口家の養子になった長七は、名前を牧口長七と改める。そして自分の運命は自分で切り開くと、北海道へ行くことを決めた。北海道・小樽で暮らし始めた長七は警察署の給仕に合格し、勉強と給仕の仕事にと毎日を忙しく過ごしていた。しかし、給仕の先輩たちは、周囲の人たちに気に入られる長七を妬み、彼の大切な本を焼いてしまう…。
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牧口を慕う青年・戸田は型にはまった教育に限界を感じ、塾を開く資金をつくるため、露天商を始める。一方、牧口の長男、善治は結核で倒れてしまう。そして大正12年9月1日、関東を未曾有の大地震が襲う。その時学校にいた牧口は、急ぎ生徒たちを避難させるが…!?後に関東大震災と呼ばれるこの大地震で、東京・神奈川・千葉・埼玉などは大被害をこうむり、死者は10万人にものぼっていた…。
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ついに宇宙の崩壊断面を止める術を見つけ出したマミア・ルナ・螢子(けいこ※螢の文字虫→火)。それは2つの時空の異なる銀河系の中間に、時空間爆発を生じさせることであり、マミアの犠牲なくして成り立たないことでもあった。「天使の時空船の花が、星の海の向こう側で咲く……」と、涙ながらにレオナルド・ダ・ヴィンチに告げるエル・ラ・クリスティン。そしてマミアとレオナルド達は「最後の晩餐」を行う。モナリザに秘められたレオナルドの「想い」とは!?いまだ語られることのなかったレオナルド・ダ・ヴィンチの伝説、ここに堂々の完結!!
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ルイ国王は処刑され、国民公会はイギリスとオランダに対して宣戦布告。今やフランスはヨーロッパ中を敵にまわし、各地で暴動が頻発する。そして国家を救うため、穏健派の追放が始まった。一方、革命を成し遂げたはずの一般市民は食料が不足し、パリの街は絶滅の危機に。そんな中、コティは…。
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アラスの学院に赴任した物理教師のコティは、生徒たちの手荒い歓迎を受け、その生徒たちを巻き込み大騒動を起こす! そして、弁護士のロベス・ピエールに画家や商人、職人、軍人たちが集まる文学サークルに誘われたりと、新生活に馴染んでゆくコティ。一方、借金に苦しみ、援助相手を探すボルヘス子爵夫人は、ヴィクトリーヌの父親で金融家のオッシュに近づき、その色気で…。
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人権と正義に基づいたフランス革命は、その後の陰謀により腐敗し、共和国としての声明は危険にさらされていると暴君ピエールは宣言する。だが、糾弾によりピエール派は逮捕され、ピエールは失脚。そのピエールを擁護するため、自治市会は蜂起を指令し、武装市民を市庁前の広場に待機させる。そして囚人たちも集結し、不穏な空気が…。
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1943年1月、パルチザンの小隊長となったクリロは、子供部隊をまとめビハチ解放区を守っていた。主力部隊の移動に伴い、傷病者3500名、難民4万人による大行軍が決定される。容赦のないドイツ軍の空襲にあいながら、ネレトバ川に向かうクリロ達パルチザン。少なくなってしまった武器と食料、たまっていく疲労、そしてドイツ軍によって死んでゆく仲間達。一方、強制収容所に送られたフィーは、特に厳しい砕石場に送られ、壮絶な日々を送っていた。
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善治と同じように長志もかっ血し、結核に冒されていた…。息子を次々と蝕む病に牧口は怒りをおぼえるが、そんな時、彼が校長を務める白金小学校に視学の一行が視察にやって来る。だが、教員たちは視学に誉めてもらうことしか考えない状況に、本末転倒と嘆く牧口。そして、日本は深刻な不景気が始まり、子供たちの教育にも影響が出始め…。牧口の人生を通して描かれる、教育者としての姿勢に感動する完結。
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地獄絵図のような収容所生活の中、骨と皮のような状態になっても正気を保ち、生き抜くフィー。そしてクリロ達パルチザンは木の幹や根を食べながら、ドイツ軍と戦っていた。そして、極度の疲労と空腹で幻覚を見る者まで現われ始める。戦争とは?正義とは?人間とは?はたしてクリロ達に平和は訪れるのか!?坂口尚が描く戦争巨編、堂々の完結!
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日本軍は兵数こそ多かったが、砲と装甲車両の数、質でソ連軍におよばなかった。次々と友軍が死に、一向に良くならない戦況の中、ウムボルトはウルジン部隊との連携を図るため、危険な伝令の任務に着くこととなる。蒙古少年隊や、興安軍に見送られ旅立ったウムボルトはその途中で麗花に出会うのであった…。日本軍に翻弄されつづけた青年の辿った道とは?旧満州を舞台にした大作・堂々完結。
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抗日義軍を率いて謝文東の元へ向かう途中、ウムボルトは父親が関東軍の過去のあやまちに加担した仲間であり、口封じの為に殺されていたことを知る。そして、謝文東と共に戦うことを決め満州軍を襲うのであった。作戦は成功したが、何のために戦っているのかわからなくなるウムボルト。その時、合気流柔術の師である植芝盛平が訪ねてくるのであった。
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ついにアンドロメダが消失!?「崩壊断面」が近づき光の直進性が失われ、アンドロメダが遮られて見えなくなってしまった。ミナミ教授は、これほどの大事件が未来の世界に記録として残されていないことを知り、歴史に空白地帯があることを知る。“レオナルドの持っている能力が……その空白地帯とどうつながっているか……”。41世紀の機材が、その2000年以上前の時代に作られたものより劣っていることを知ったミナミ教授は、そこに“空白”のもたらした影響があるのではないか、と推測する。マミア・ルナ・螢子(けいこ※螢の文字虫→火)に、元の時代に戻り資料を持ち帰ることを頼むが……。物語はいよいよ佳境を迎える。
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クマという心優しい女性と結婚した牧口常三郎。二人の間に長女が誕生した翌年の明治33年3月、彼は北海道師範学校の教論兼舎監に昇進した。だが、牧口が舎監となった寄宿舎で問題が起きてしまう。分団長や伍長たちが炊事係と手を組み、寮生たちの食事の量を少なくし、文句を言う者に制裁を加えているという。果たして牧口はどう対処するのか!?
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大正8年12月、区の実力者で義員の高橋の画策により、3年間勤めた大正小学校の校長から西町小学校に転任した牧口。その力を誇示する高橋は、新年の挨拶に来ない牧口に対し、徹底的に除外しようとする。そして西町小学校に赴任して、まだ3ヶ月しか経っていない牧口に、またもや転任の話が。そこには、裏で糸をひく高橋の工作が…。
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戦火をくぐり抜け、ゲリラの仲間達と再会できたクリロ。クリロ達は、何とかドイツ軍に抵抗するパルチザンと合流することに成功する。しかし、パルチザンの一員・ザクルが、パルチザンの動向を探るためドイツ軍が送り込んだスパイであることを知ったクリロは、ザクルを射殺し初めて人を殺めたことに強い衝撃を受ける。一方、交通事故で視力を失い、病院で療養しているフィーの元へは何者かが近付いていた。
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関東大震災とその後の火災により、大被害を受けた人々だが、逞しい生活力で復興の兆しが見え始めていた。そんな中、牧口先生を尊敬する戸田は本式の塾を発足させ、その塾の顧問になってほしいと牧口に頼みに来る。一方、大震災で体力を消耗した牧口の息子・善治の様態が悪くなり、やつれ果て…。心配する牧口一家だが…。
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教師を辞職したコティは、資産家の娘・マリーと結婚し、地盤を固める。物価が上昇し、革命派と王党派の対立が激しさを増すフランス王国。亡命した貴族たちはドイツに集合し、オーストリア皇帝とプロシア王に働きかけてパリを破壊する、という脅しを突きつける。大混乱のフランス王国に、権謀家コティが頭角を表すが…。
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強制収容所に連行されていたフィーに、妹の面影を見たマイスナー大佐は、フィーを引き取り自らの屋敷に住まわせる。そのことを知ったクリロはフィー救出のため屋敷へと潜入するが、逆にマイスナー大佐に捕まってしまう。そしてクリロは兄・イヴァンにドイツの血が流れていることを知らされ……。
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総督となった権謀家コティは、リヨンの虐殺者と呼ばれるようになる。一方ナントの街では、銃殺された王党派の兵士の死体の山がロワール河を汚し、ペスト、飢饉により瀕死の状態に。その頃、パリに来て弁明せよとの手紙を受け取ったコティは、パリに戻り、妻や娘と再会するが、力をつけたピエールがコティを陥れようと画策する!!
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暴君ロベス・ピエールは処刑されたが、パリの街では再び大騒動が。内外の紛争へ政府軍が出兵している隙に、共和政府を倒してブルボン王朝を復活させようと、国民軍を率いる王党派3万が攻撃を開始。有能な軍事指揮官を必要とした政府は、ナポレオンに白羽の矢を立てる。しかし、26歳で最高司令官となったナポレオンは、力をつけ政府を無視し始め…。
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明治4年6月、荒々しい日本海の波にさらされた寒村・柏崎県荒浜村に長七(後の牧口先生)が生まれた。冬の吹雪や高波のため、漁も満足にできない貧しい村にはめずらしく、その日はよく晴れて、漁師たちも活気づいていた。だが、貧しい長七の家は父親の長松がカラフトへ出稼ぎに。そして長七は母親とも離れ、祖父の家へと引き取られることになる…。
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ずっと思い続けていた実母・カテリーナと暮らせるようになったレオナルド・ダ・ヴィンチは、野戦砲や木製空中浮遊機など、数々の発明にその才能を発揮する。レオナルドを巡ってマミア・ルナ・螢子(けいこ※螢の文字虫→火)、エル・ラ・クリスティンとことあるごとに対立してきたウルスラ・ヘリケ。彼女が有史以前、恐竜よりも古い時代から1471年の時空へ来ていることを知ったミナミ教授と、41世紀委員会のマジモト教授は、有史以前の地球にヘリケのような“人間”が生きていることを確かめに「ヘリケの時代」へ行くことを決意するのだが……。
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トロツキーを満州へ連れてくることに反対している安江仙弘は、ウムボルトにトロツキー計画の工作員をおびき出すために上海に行くことを持ちかけた。ウムボルトは、安江の犬としてではなく自らのために上海へ行くこと、その日まで興安軍の軍人として仕官することを決意する。しかし、それを聞いた麗花はどこかへ去って行ってしまうのであった。
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長七の志望する学校の教師になるために必要な師範学校は小樽になく、警察署長と一緒に札幌へと移った長七。努力の甲斐あって難関といわれる師範学校の試験にトップで合格した長七は、寄宿舎で共同生活を始め、新たな一歩を踏み出した。だが、長七に有意義な影響を与えてくれた先輩の中村が卒業した夜、寄宿舎が火事に…!
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上海に着いたウムボルトは、安江から父親と会っていたトロツキーは偽者の可能性があったという驚くべき話を聞かされる。指示されるままに、ウムボルトが向かった先で見たものは、記憶の中に残るトロツキーと重なる者であり、そしてそれはトロツキーの持論を演説している偽者であった。何が真実であり、何を信じればいいのか分からなくなる魔都・上海で、ジャムツとふたたび再会することとなったウムボルトは、麗花の存命を知らされ彼の後をついてく。そしてまた別の場所では、交戦が起こり大事が始まろうとしていた。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。