牧口家の養子になった長七は、名前を牧口長七と改める。そして自分の運命は自分で切り開くと、北海道へ行くことを決めた。北海道・小樽で暮らし始めた長七は警察署の給仕に合格し、勉強と給仕の仕事にと毎日を忙しく過ごしていた。しかし、給仕の先輩たちは、周囲の人たちに気に入られる長七を妬み、彼の大切な本を焼いてしまう…。
(C)北野英明/潮出版社
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善治と同じように長志もかっ血し、結核に冒されていた…。息子を次々と蝕む病に牧口は怒りをおぼえるが、そんな時、彼が校長を務める白金小学校に視学の一行が視察にやって来る。だが、教員たちは視学に誉めてもらうことしか考えない状況に、本末転倒と嘆く牧口。そして、日本は深刻な不景気が始まり、子供たちの教育にも影響が出始め…。牧口の人生を通して描かれる、教育者としての姿勢に感動する完結。
各330円 (税込)
明治4年6月、荒々しい日本海の波にさらされた寒村・柏崎県荒浜村に長七(後の牧口先生)が生まれた。冬の吹雪や高波のため、漁も満足にできない貧しい村にはめずらしく、その日はよく晴れて、漁師たちも活気づいていた。だが、貧しい長七の家は父親の長松がカラフトへ出稼ぎに。そして長七は母親とも離れ、祖父の家へと引き取られることになる…。
牧口家の養子になった長七は、名前を牧口長七と改める。そして自分の運命は自分で切り開くと、北海道へ行くことを決めた。北海道・小樽で暮らし始めた長七は警察署の給仕に合格し、勉強と給仕の仕事にと毎日を忙しく過ごしていた。しかし、給仕の先輩たちは、周囲の人たちに気に入られる長七を妬み、彼の大切な本を焼いてしまう…。
長七の志望する学校の教師になるために必要な師範学校は小樽になく、警察署長と一緒に札幌へと移った長七。努力の甲斐あって難関といわれる師範学校の試験にトップで合格した長七は、寄宿舎で共同生活を始め、新たな一歩を踏み出した。だが、長七に有意義な影響を与えてくれた先輩の中村が卒業した夜、寄宿舎が火事に…!
師範学校の付属校で教育実習生として生徒たちを教える長七は、一緒に勉強するという気持ちが通じ、生徒たちに大人気。師範学校の卒業が迫り、長七は付属校の教師に決まったことを機会に、牧口常三郎と名を改めた。ある日、北海道教育会という教育者の研究グループの会員になるよう勧められた牧口は、内村鑑三の地理学考を読み、感銘を受ける。
クマという心優しい女性と結婚した牧口常三郎。二人の間に長女が誕生した翌年の明治33年3月、彼は北海道師範学校の教論兼舎監に昇進した。だが、牧口が舎監となった寄宿舎で問題が起きてしまう。分団長や伍長たちが炊事係と手を組み、寮生たちの食事の量を少なくし、文句を言う者に制裁を加えているという。果たして牧口はどう対処するのか!?
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