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『学問、文藝春秋、1円~(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全92件

  • 「人工知能の巨人」が放つ「なぜ?の科学」の革命的な入門書!

    「私自身、この本の解説を書くことが憚られるくらいの凄い内容」
    ――松尾豊氏(人工知能学者・東大大学院教授)絶賛!

    米Amazonでは1256レビュー、4.5★。ポピュラーサイエンスの世界的ベストセラー!

    ・今までの統計学では答えられなかった「なぜ?の科学」とは?
    ・それは3段の「因果のはしご」を使って説明できる
    ・著者は人工知能界のノーベル賞にあたるチューリング賞受賞!
    ・現在のデータ主義には限界がある。それを乗り越える「因果推論」とは?
    ・その商品が売れた理由をどう分析し、新たな儲けにつなげるか?
    ・公衆衛生におけるベストな選択肢の考え方とは?
    ・人間のように考えられる人工知能=強いAIはつくれるか?
    ・そもそも私たち人間はどのように「因果関係」を考えているのか?

    統計学とデータ分析を超えた新たな学問の誕生!

    人工知能と人類の未来を知るために、なくてはならない一冊。

    データ分析、マーケティング、意思決定に携わるビジネスパーソンも必読!
  • 今も影響を残す史上最長政権の功罪
    アベノミクス、選挙での圧勝、戦後70年談話、さまざまなスキャンダル、憲法改正をめぐる騒動、TPP……。7年8カ月という例をみない長期政権の評価は、いまも定まっていない。この間、日本の政治をとりまく見方は「反安倍」か、さもなくば「親安倍」かに二分された。この政権は、結局、何をやろうとし、何を残したのか? 『新型コロナ対応民間臨時調査会』『福島原発事故10年検証委員会』など、話題のレポートを次々発表しているシンクタンクが、政権当事者に対する徹底インタビューを軸として、その政権の内幕に迫る。
  • 「ホテルに行くってことはすでに同意してるんじゃない?」
    「大人なら断れるでしょ」
    「嫌だったら行為の後に『楽しかったです』なんてメール送るわけない」
    性加害報道が流れるたびに飛び交う、こんな意見。
    被害者たちはなぜ、その時断れなかったのか――。
    自身もサバイバーであるマンガ家・菊池真理子が、「不同意」について紐解こうと試みるノンフィクションエッセイ。
  • シリーズ3冊
    1,0011,100(税込)
    著:
    保阪正康
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    近代日本の失敗は「地下水脈」で読み解ける!

    なぜ日本は太平洋戦争を始め、敗戦に至ったのか。なぜ「玉砕」「特攻」といった無謀な作戦で多くの人命を失ってしまったのか?――
    著者が昭和史の研究に携わるようになったのは、こうした謎を解明したいとの強い動機からであった。今まで5000人近くの昭和史関係者にインタビューを重ねてきたのは、それはこの根源的な問いに対する答えを探す旅でもあった。そして、敗戦に至る道筋を調べれば調べるほど、昭和だけでなく、明治維新以降の歴史をもう一度つぶさに検証しなおす作業に迫られることになった。
    その結果、著者は「地下水脈」という歴史観にたどり着く。
    大日本帝国憲法ができるまでのほぼ20年間、「日本という国をこれからどのように作り変えていくか?」をめぐって、さまざまな勢力の“主導権争い”がおこなわれた。
    実際の歴史では、日本は「欧米列強にならう帝国主義国家」の道を歩み、すべてが軍事に収斂していくことになる。その結末が、昭和の悲惨な敗戦であった。
    では、残る国家像は、そのまま消えてしまったのか?
    そうではない。4つのそれぞれの思想やビジョンは、いったん日本社会の地下に潜りながら、いまも脈々と流れ続けている。そして歴史の重要なターニングポイントを迎えるたびに、噴出してくるのである。
    「地下水脈」という歴史観でとらえれば、現在の日本の窮状――経済の迷走も、終身雇用サラリーマン社会が変わらないのも、政治がダメなのも、エリート教育がダメなのも、150年以上繰り返されてきたことがわかってくる。
    本書は、「地下水脈」をあらためて見つめることで、日本の近現代史を再検証する。
  • 〈本書は、単行本『コロナ後の世界』(2021年 文藝春秋刊)を文庫化にあたり改題したものです。〉

    「生きている気」がしなくなる国で

    陰謀論、他者への悪意、排外主義……社会の病毒をえぐり再生への道筋を示す処方箋。文庫化企画として森本あんりさんとの対談を掲載。

    なぜ日本は”生きている気”がしない国になったのか。「自分は正義を執行している」と信じる人は時にとてつもなく残酷になれる。尖った言葉が蔓延する社会で「親切」であることの意味を問う言葉の処方箋。『コロナ後の世界』を改題し、文庫化特別企画として『反知性主義』『不寛容論』の著者、森本あんりさんとの対談を収録。

    単行本 『コロナ後の世界』2021年12月 文藝春秋刊
    文庫版 2025年12月 文春文庫刊 ※文庫化にあたり改題
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 人類最大の脅威への切り札は“ウイルス”!?

    「ウイルス」と聞いてたいていの人が連想するのは「悪い」ことだろう。
    人間に感染して病気を引き起こし、障害を残したり、命を失わせたりする。コロナウイルス、インフルエンザ・ウイルス、エボラ・ウイルスらは最悪の嫌われ者だ。

    だが、地球には人類からすれば「善良な」ウイルスもいることをご存知だろうか。
    ワクチンに使われているウイルスや、がんの腫瘍細胞だけに感染して死滅させるウイルスといったものがいる。
    そして本書の主人公が、「ファージ」ことバクテリオファージだ。

    彼らは細菌(バクテリア)に感染して殺すウイルスである。
    細菌とウイルスの違いがよくわからないという方もいるだろう。ひと言でいえば、細菌は細胞からできている「生物」だが、ウイルスは最も簡単な場合、DNAをカプセルで包んだだけの存在で、生物とは言い切れない。

    病原菌を殺してくれるウイルスがいるなら、医療に役立てられないか、と考えるのは自然なこと。20世紀初頭、ファージの発見者デレーユはこれで赤痢を治療できると示して、ファージ療法は一躍大流行したのだ。

    ならばなぜ、現代ではファージ医療をほとんど誰も受けられないのか? 微妙な配合が必要なファージより簡単な治療薬として抗生物質が発見されたことが革命を起こし、西欧世界ではファージは忘れ去られたのである。

    しかし、ファージ研究がわずかに続けられている場所があった。それは鉄のカーテンの向こう側、共産圏ジョージアだった……。
    100年近くにわたり営々と忘れられた研究をつづけていた古めかしい研究所に、著者は足を踏み入れる!

    数奇な運命をたどったファージ研究の歴史。そして今、次々現れる抗生物質耐性菌や不可解な難病への切り札として再び脚光を浴びるファージ療法の最前線、さらに科学におけるファージの絶大な貢献度まで……。

    人類が避けては通れない病との戦いに不可欠な必須の知識。
    そして何より、歴史に埋もれた異端の科学者たちの数奇な物語が、読み物としても抜群に面白い。
    「善良なウイルス」の全貌を明かす決定版の傑作ポピュラー・サイエンス!
  • 950(税込)
    著:
    橋本淳司
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    日本の水が奪われる!

    AIデータセンター、半導体工場…日本各地でも急増するこれらの施設で膨大な水が消費されている。

    水資源の支配者が国家から企業へ移ることで生まれる、新たな不均衡や地政学的緊張――新しい「水の戦争」が始まっているのだ。

    私たちの生活と無関係ではないその現状をリポート。

    目次
    激化する水を巡る争い
    ◎AIデータセンターに半導体工場 テック企業が水を飲み干す
    ◎2020年に先物取引が開始 投資対象となった水
    ◎軍事攻撃、サイバー攻撃 標的にされる水インフラ
    ◎アジア、中東、アフリカ・ナイル 繰り広げられてきた水争奪戦
    ◎企業vs.自治体住民 地下水や灌漑用水をめぐる見えない綱引き
    ◎外資に買われる日本の土地 目的は安定した水資源の確保
  • 五感、第六感どころではない。私たち人間は12もの〈超感覚〉を持つ。
    ――21世紀の進化版「センス・オブ・ワンダー」が遂に誕生!

    ★フィナンシャル・タイムズ紙&ニュー・サイエンティスト誌〈年間ベストブック2冠達成!〉
    ★世界と日本のトップ科学者たちから称賛の声が続々!

    「われわれの想像を遥かに超える、不思議で奇妙な世界が描かれてる」
    ――リチャード・ドーキンス氏(『利己的な遺伝子』著者)絶賛

    「人間の五感以外にこれほど多くの驚くべき感覚があることを、本書は意外な動物たちの不思議な感覚を通して教えてくれる」
    ――山極壽一氏(霊長類学者 / 京大元総長)推薦

    ドーキンスの愛弟子(オックスフォード大学院卒・動物学専攻)が動物と人間の感覚にまつわる最先端の科学的研究を一挙紹介する本書。
    私たち人間が秘める、動物たちに負けない不思議な〈超感覚〉とは?

    【内なる嗅覚】
    一兆種類のにおいを区別「私たちの内なる犬」を目覚めさせよ
    【超味覚】
    ”泳ぐ舌”と呼ばれるアマゾン川の怪魚と”超味覚”を持つ人間
    【色世界】
    色の嵐を生きるvsモノクロームを生きる
    【触覚と脳内画像生成】
    全盲の画家が存在する理由
    【耳は「視力」を持つ】
    闇の狩人フクロウの「聴力図」とヘレン・ケラー
    【時間感覚】
    完全な闇のなか、時間が分からないまま生きられるか
    【フェロモン】
    動物の自由意志を揺らす。夜の巨大クジャク蛾と人間の興奮
    【方向感覚】
    人間も渡り鳥になれる。豪州の先住民は地球の磁気を感知か
    【非・幽体離脱】
    ”地球外”知的生命体・タコと人間の身体感覚 ほか
  • 公教育を問う衝撃のルポ

    『ごんぎつね』の葬儀では、死体を煮ていた!? 物語を読み解けない子どもが増えている。公教育で子どもたちは言葉を取り戻せるのか。

    単行本 2022年7月 文藝春秋刊
    文庫版 2025年7月 文春文庫刊

    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 950(税込)
    著:
    加藤文元
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    かつて数学を諦めた全ての大人へ贈る

    「数学って何が楽しいんですか」
    「なんか役に立ちますか」
    挑戦的な問いから始まった、ド文系の編集者と数学者の対話。
    ゼロ、無理数、負の数、素数……その始まりと歴史を紐解いていくと、数の新しい世界が見えてきた!
    大人の学び直しに最良の“新感覚”数学談義。

    ●目次
    はじめに 加藤文元vs.ド文系の編集者
     数学は“バトル・ロワイアル”の舞台
     まずは「数」から始めてみよう
     数学のド文系的楽しみ方
    第1章 数学の始まりは「割り算」
    第2章 ゼロは「・」だった
    第3章 無理数の発見
    第4章 負の数を受け入れる
    第5章 気まぐれな素数
    第6章 無限って必要ですか?
    第7章 abc予想という頂
    第8章 新しい数学は生まれるか
  • 投資家要注目! 言説分析から見えてくる植田総裁の「次の一手」

    2023年に植田和男総裁が就任して以来、
    マーケットは不安定な状況が続いている。
    2024年夏までは円安基調に歯止めがかからず、
    植田総裁が発言するたびに円は売り込まれた。
    しかし、2024年7月末に利上げを発表し、
    会見でさらなる利上げに言及した途端、
    株式市場は史上最大の暴落に見舞われてしまった。
    いったい日銀は何を考えているのか? 植田総裁は何がしたいのか?

    通信社で通算20年以上も日銀担当をつとめてきたベテラン記者の著者は、
    日銀総裁の発言の中から隠されたメッセージを読み解いてきた。
    著者のレトリック分析によると、前任の黒田総裁は
    明解で歯切れのよい言葉を使うことで、市場に強いメッセージを送っていた。
    しかし、任期途中から急速に歯切れのよさが低下し、
    責任を他者に転換するような物言いが多くなった。

    続く植田総裁は、大規模緩和から「通常モード」へとナラティブの大転換をおこなった。
    同時に、丁寧に説明を尽くす姿勢に徹している。
    ところが、丁寧な物言いを心がけようとすればするほど、
    予想外の言葉が口をついて出てしまい、
    市場にあやまったメッセージを発してしまいがちだ。それが投機筋につけ込まれる。

    では、そうした「日銀文学」はいったい誰が書いているのか?
    じつは、日銀エリートたちの「奥の院」である「企画局」の少数のメンバーが、
    各総裁の好みにあわせて起草しているのだ。
    著者は豊富な取材経験から、日銀エリートたちの生態や各総裁の秘話も明かす。
    日銀を理解するには絶好の一冊だ。
  • 「不可視」は魔法がなくても科学で実現できる?
    誰もが夢見た「透明マント」は実現できるのか!?
    マンガのような本当の理論を真面目に解き明かす、意外なポピュラーサイエンス!

    古くは『透明人間』、近年なら『ドラえもん』『ハリー・ポッター』の透明マントまで、「人/物を不可視にする」ことは常に人を魅了します。 しかし今、そんな「光をよけさせて、目に見えないようにする」技術が真剣に研究され、試作品までできていることをご存知でしょうか?

    本書はそんな「透明化」の科学史を、まさにその研究を最前線で行う科学者が解き明かす本格派の科学本です。 しかも、著者は思い切りSFマニア。折々の科学の進歩を取り入れたSF作品を掘り起こし、いかにフィクションが当時の最先端の科学に目を配ってきたか、しかもときにはSFがのちの発見を予言してきたか、という文化×科学の進歩も描くことで、他の科学本にない独特な面白さが生まれています。

    「透明化」というテーマは空想めいて見えますが、意外なことにその歴史をひもとくことは、新たな切り口で物理の歴史を語ることでした。 そして著者の語りの巧さが、難解な部分もわかった気にさせてくれ、物理の偉人からニッチな分野の不遇の名研究者たち、歴史に埋もれたSF作家たちまで、様々な人間味あふれるエピソードも楽しめます。
    巻末にはウソかまことか「おうちで作れる透明化デバイス」、そして「古今透明SF小説リスト」といった付録も。
  • 蟻の超群がやってくる! 小さな巨人の賢い知恵と驚異の生態
    もしアリが小さくなかったら、間違いなく地球の歴史は違っていた!――ヤマザキマリ推薦

    「アリとキリギリス」に書かれる働き者で好感度の高いアリのイメージは今や昔、近年では「殺人アリ」として報道されるヒアリをはじめ、外来アリの侵入と繁殖力は日本列島をもかしつつある。電化製品を破壊し、仏壇の供え物は蟻塚になる。生態系をも変えてしまう。働き者から恐るべき害虫へ。身内(巣の仲間)には優しくとも人間を含め他の生物には無慈悲な外来アリは、私たちの生活のすぐそばまで迫ってきているのだ。その世界を支配するアリの生存戦略とは?

    外来アリのなかでも1つのコロニー(群、親戚関係)が大陸を超え、世界を股にかけた圧倒的なスケールで知られるアルゼンチンアリの生態・駆除研究で東大総長賞を受賞、化学メーカーでは殺虫剤の研究に従事し、その写真作品で数々の賞も受賞、アリを追いかけて大陸を五大陸を踏破した異色のアリ研究者が描き出す!

    ◆目次
    はじめに 変容するアリへの認識
    第1章 BADな外来アリたち
    第2章 社会的昆虫としてのアリ その生態と生活史
    第3章 アルゼンチンアリの脅威の生態 
    第4章 アルゼンチンアリ海外見聞録 
    第5章 脅威のアリとの付き合い方 駆除と共存への道
    おわりに
  • 日本が世界をリードする――睡眠と覚醒の謎に迫る!

    人間のリズムを解明する概日時計の研究、睡眠の研究で世界的に注目を集め、『情熱大陸』(2009)、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』(2010)など20代の若さで研究チームを率いる”天才”としてメディアにも取り上げられた上田泰己さんだが、「生命の謎の解明に1秒でも時間を投入したい」と日夜研究に励む道を選んだという。

    それから十数年――。
    ひとはなぜ眠り、覚醒するのか? 睡眠中に脳内では何が起きているのか?
    生命の根幹でもある睡眠覚醒のメカニズムを解明する数々のブレイクスルーが、著者が率いる研究チームによってもたらされている。生命科学の研究手法の刷新とともに、「今なら科学的なボキャブラリーによって、その謎を語ることができる」。

    ・ヒトは睡眠で、日々「新しい自分」に生まれ変わっている
    ・睡眠は覚醒よりもアクティブである
    ・覚醒の意義は「探索」にこそある
    ・睡眠と覚醒の機構はメモ帳と鉛筆で説明できる
    ・私たちの体の中には眠気を数える機構がある
    ・「脳は第二の心臓」かもしれない
    ・睡眠の解明は知性の解明にもつながる

    「生命を作って理解する」システム生物学の時代を牽引する著者が、
    睡眠研究の全貌と解の道筋を明らかにする。睡眠と覚醒の新事実!
  • シリコンバレーの天才たちが希求する「1%のマイノリティだけの世界」
    そこは楽園か、ディストピアか?

    アメリカのIT企業家の資産総額は上位10数名だけで1兆ドルを超え、日本のGDPの25%にも達する。いまや国家に匹敵する莫大な富と強力なテクノロジーを独占する彼らは、「究極の自由」が約束された社会――既存の国家も民主主義も超越した、数学的に正しい統治――の実現を待ち望んでいる。
    いわば「ハイテク自由至上主義」と呼べる哲学を信奉する彼らによって、今後の世界がどう変わりうるのか?

    ハイテク分野で活躍する天才には、極端にシステム化された知能をもつ「ハイパー・システマイザー」が多い。彼らはきわめて高い数学的・論理的能力に恵まれているが、認知的共感力に乏しい。それゆえ、幼少時代に周囲になじめず、世界を敵対的なものだと捉えるようになってしまう。イノベーションで驚異的な能力を発揮する一方、他者への痛みを理解しない。テスラのイーロン・マスク、ペイパルの創業者のピーター・ティールなどはその代表格といえる。
    社会とのアイデンティティ融合ができない彼らは、「テクノ・リバタリアニズム」を信奉するようになる。自由原理主義(リバタリアニズム)を、シリコンバレーで勃興するハイテクによって実現しようという思想である。

    「この惑星上の約40~50億の人間は、去るべき運命にあります。暗号法は、残りの1%のための安全な世界を作り出そうとしているんです」(ティモシー・メイ)
    ――とてつもない富を獲得した、とてつもなく賢い人々は、いったいこの世界をどう変えようとしているのか? 衝撃の未来像が本書で明かされる。
  • 経営に必要なことはすべて銀行で学んだ!

    長らくエリート会社員の象徴でありながら、
    同時に「規制金利→金融自由化→バブル→バブル崩壊→金融再編→
    フィンテック登場」と、めまぐるしく荒波に晒されてきた日本のバンカーたち。
    時代の変化に適応し、変異して、銀行を飛び出した「ヤメ銀」たちに聞いた
    「銀行でこそ学び得た経営の教訓」。
    「週刊文春」での同名連載時の取材をもとに再構成。
  • あなたの脳をスーパーチャージする方法。日々の「習慣」を変えれば、「脳力」は伸ばせる!
    「自分史上最高の脳」になるための最新メソッドを「大全」にまとめた決定版!

    「運動」「食事」「睡眠」「腸」「栄養」「性欲」「知力」「孤独」「幸福」...
    科学によって証明された「脳にとっていいこと」を、この一冊ですべて網羅。
    大人になってからの知力の「4分の3」は、環境や生活習慣で決まる。
    仕事のパフォーマンスを最大化するには? 認知症の予防に大事なことは?
    ――「習慣」を変えれば「脳」も変わる。

    ■脳トレは役に立たない。知力アップには「語学」と「ダンス」
    ■知能が決まるのは、「遺伝」か? それとも「環境」か
    ■アルツハイマー病の原因となる変性は、35歳から起きている
    ■「ジム通いの都会人」より「羊飼い」の方が健康な理由
    ■1日3食+おやつ、は人間の進化の歴史を無視している
    ■ヴィーガンの8割が疲れやすい理由。脳への恒久的ダメージも
    ■学習能力や認知機能は、腸内の善玉菌が関係
    ■「孤独」は脳を縮ませる。「SNS孤立」にも注意
    ■定期的なオーガズムが脳を活性化する―JUST DO SEX
    ■睡眠不足が、中高年期の認知機能に悪影響を与える
    ■一週間に150分の有酸素運動を。だが、長時間座り続けると帳消しに
    ■グリーン・ジム(登山、釣り、ハイキング、草刈りなど)もおすすめ
    ■ヨガ=心身一体化は、脳のデフォルト・モード・ネットワークに効果あり
    ■「不安」や「恐怖」にとらわれるな。脳の活動が低下してしまう...!

    アメリカ大統領の健康アドバイザーが本書を推薦!
  • まだ見ぬ「神」を探して――岡潔×小林秀雄の名著『人間の建設』の現代版がここに誕生!

    話者のひとりはカオス理論の確立者であり、複雑系科学の第一人者の数学者、物理学者の津田一郎。もうひとりは、「編集工学」を掲げ、情報を生む世界観を追究してきた博覧強記の松岡正剛。1980年代初頭、新しい生命科学と数学が生まれつつある胎動に胸躍らせていた松岡氏は、津田氏と出会い、科学に物語性を接続するその才に触れ、心打たれたという。

    それから数十年。ChatGPTをはじめとするAI技術や情報技術の進展、ゲノム解析を含む分子生物学や脳科学研究の進化により、「生命と情報」をめぐるボキャブラリーは増え、その起源と原理の解明への道筋は遥かに整いつつあるように見える。
    これまでいったい科学は何を解き明かしてきたのか。はたして生命原理を解き明かす「神の方程式」はあるのか? ヒトの意識と自己の行方は――。

    湯川秀樹、南部陽一郎らとも科学の最先端をめぐって議論を交わし、人文知と科学の知を架橋してきた松岡氏が、その「言葉」で、科学の諸ジャンルに通じた津田氏に丁々発止の質問を投げかける。切っ先鋭くもユーモア交え、「科学と生命と言語の秘密」に迫りゆく(ときに謎が深まりゆく)スリリングな対話が開幕。

    第1章 カオスと複雑系の時代で
    第2章 「情報」の起源
    第3章 編集という方法
    第4章 生命の物語を科学する
    第5章 脳と情報
    第6章 言語の秘密/科学の謎
    第7章 「見えないもの」の数学
    第8章 「逸れていくもの」への関心
    第9章 意識は数式で書けるのか
    第10章 集合知と共生の条件
    第11章 神とデーモンと変分原理
  • 爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書

    梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。

    〈最終的には次の簡単な問いを自問するといいだろう。その治療法には、信頼できるエビデンスがあると思うか? 副作用が出ても構わないか? それから忘れてはならない問いがもう一つ──治療費にいくらまで払えるか?
     実のところ、この本は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。言うまでもなく、「最悪の治療法」は今後も生み出されるだろう。〉(「はじめに」より)

    ※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ2冊
    1,300(税込)
    著:
    坂爪真吾
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    『日本百名山』ならぬ名著『百名虫』登場!

    文筆家・登山家の深田久弥が1964年に刊行した『日本百名山』になぞらえて、「品格・歴史・個性」を兼ね備えた日本の美麗昆虫・奇虫・珍虫100種を「百名虫」として紹介する一冊。

    本巻『日本百名虫 フォトジェニックな虫たち』では、不完全変態の昆虫と水棲甲虫・肉食性の甲虫、別巻『日本百名虫 ドラマティックな虫たち』では、草食・菌食性の甲虫とチョウ・ガの仲間などを中心に、それぞれ50種ずつ紹介している。読者の興味のある種や仲間が載っているページから読んで頂いて構わない。

    すでに虫好きな人もそうでない人も、一度手にとって2~3ページを読んでみてほしい。軽妙に語られる虫の豊かな世界にきっと引き込まれるから。
  • この5月で新型コロナは2類から5類に移行し、日本のパンデミックもやっと終わりを告げることになる。
    世界でパンデミックが発生した当初こそ、欧米での死者のあまりの多さに比べ、日本ではそこまでの被害が出ていなかったことから、ファクターXなどと、日本の特殊性を賛美する声があがった。しかし、それは幻想だった。欧米ではいち早くパンデミックを終息させ、マスクのない日常を取り戻しているのに、日本ではだらだらと感染拡大は続き、まる3年たってもマスクを外せない暮らしが続いている。
    なぜなのか。
    それは、日本が人権を制限できない国だからだ。
    前の戦争の反省から、日本は人権の制限に極端に及び腰な国家になった。
    しかし、感染症対策は、どこかで人権を制限しなければ効果的に行えないところがあるのだ。たとえば行動の自由を制限するロックダウン。欧米ではほとんどの都市でロックダウンが行われたが、日本では「お願い」「自粛」のレベルでしか行動は制限されず、感染は拡大を続けた。
    ワクチンの接種も「推奨」であって「義務」ではない。今回がパンデミックは史上初めてワクチンによって終息することは最初から明らかだった。それでも、ワクチン接種を義務化できなかったことで、いつまでも重症者が減ることがなかった。

    本書はWHOで感染症対策に従事したおともある筆者による、新しい自由論である。
    人権は大切だが、それが制限される局面もある。国家は国民を説得し、そのことを許してもらわなくてはならない。それこそが、今後、国家に期待される役割なのである。

    国民は3年間、不自由に耐え、できることはすべてやった。あとは政府の決断だけだ。
  • 1,001(税込)
    著:
    門井慶喜
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    日本銀行本店や東京駅など、近代日本を象徴する建物を矢継ぎ早に設計した、
    明治を代表する建築家・辰野金吾。

    下級武士から身を立てるべく学問に励み、洋行して列強諸国と日本の差に焦り、
    帰国後はなんと恩師ジョサイア・コンドルを蹴落として
    日銀の建築を横取りする……!

    周囲を振り回しながらも、この維新期ならではの超人・金吾は熱い志で
    近代日本の顔を次々を作り上げていく。

    日銀の地下にある意外な仕掛け、東京駅の周辺にかつて広がっていた海の
    蘊蓄など、誰もが見慣れた建築物の向こうに秘められたドラマを知ることもできる。

    ベストセラー『家康、江戸を建てる』の著者が
    「江戸を壊して東京を建てた」辰野金吾を描く、大きく楽しい一代記!

    ※この電子書籍は2020年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業……
    あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている!

    ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く〈フードテック・ファシズム〉

    ・もう牛は殺さない「人工肉バーガー」
    ・粉ミルクはもう古い! 赤ちゃんは培養母乳で
    ・「ふるさと納税」デビューしたゲノム編集魚
    ・〈原子力ムラ〉の次は〈ゲノム編集ムラ〉!?
    ・〈デジタル農業アプリ〉の真の目的とは
    ・食が〈特許〉で支配されるディストピア
    ・地球の砂漠化を防ぐにはバッファローを見よ!
    …etc.

    巨大資本が仕掛ける強欲マネーゲームーー〈食の文明史的危機〉を描き出す衝撃作!
  • 画期的! 生きた言葉から激動の世紀を編みなおす。
    「渦中の人物の発言」が織りなす百年紀
    与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」、チャーチルの戦う「演説」から、日本初の禁煙「広告」、ワールドカップのドーハの悲劇の「嘆き」まで。その時、誰が、どんなことを言ったのか? 私たちの時代を次代へヴィヴィッドに伝えるための「20世紀」読本。
    どこからでも読める! 一家に一冊! 3分間スピーチの虎の巻に!

    ※本書は2000年4月に刊行された単行本の電子書籍版です。時制等、すべて刊行当時のままです。また主要人名索引については人名リストとして収録しました。
  • 吉田松陰は国防のために、幕府を倒した? すべてをお金で説明する福沢諭吉が今も読まれる理由とは? 趙進化論者、北一輝は天皇のカリスマに賭けた? 小林秀雄はひとつのことしか言っていない? 日本が抱えた難問に答えを出した「考える日本人」。これだけ押さえれば近代日本がわかる。
  • 政府・官公庁・社会運動団体・マスコミが発表する社会調査の大半はゴミである。我々はいかにしたらデタラメ社会から脱却できるか

    世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである。
    始末の悪いことに、このゴミは参考にされたり引用されることで、新たなゴミを生み出している。

    では、なぜこのようなゴミが作られるのか。

    それは、この国では社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないからだ。

    いい加減なデータが大手を振ってまかり通る日本―デタラメ社会を脱却するために、我々は今こそゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を学ぶ必要がある。
  • 880(税込)
    著:
    高島俊男
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    「カテーの問題」と言われたら、その「カテー」が家庭か假定かあるいは課程か、
    日本人は文脈から瞬時に判断する。
    無意識のうちに該当する漢字を思い浮かべながら……。

    あたりまえのようでいて、これはじつに奇妙なことなのだ。
    本来、言語の実体は音声である。
    しかるに日本語では文字が言語の実体であり、
    漢字に結びつけないと意味が確定しない。
    では、なぜこのような顛倒が生じたのか?
    漢字と日本語の歴史をたどりながら、その謎を解き明かす。
  • 「できなかったことができる」って何だろう?

    技能習得のメカニズムからリハビリへの応用まで――

    ・「あ、こういうことか」意識の外で演奏ができてしまう領域とは
    ・なぜ桑田真澄選手は投球フォームが違っても結果は同じなのか
    ・環境に介入して体を「だます」“農業的”テクノロジーの面白さ
    ・脳波でしっぽを動かす――未知の学習に必要な体性感覚
    ・「セルフとアザーのグレーゾーン」で生まれるもの ……etc.

    古屋晋一(ソニーコンピュータサイエンス研究所)、
    柏野牧夫(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、
    小池英樹(東京工業大学)、牛場潤一(慶應義塾大学)、
    暦本純一(東京大学大学院)ら、5人の科学者/エンジニアの先端研究を通して
    、「できる」をめぐる体の“奔放な”可能性を追う。

    日々、未知へとジャンプする“体の冒険”がここに!
  • ビル・ゲイツが「読むべき5冊」に(2021年末発表)に選出!

    「生命科学の最前線を知る絶好の書。多くの人に読んでもらいたい
     大変優れた本」――ノーベル賞生物学者・大隅良典氏推薦!

    世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家による最新作!

    米Amazonで1万レビュー超え、平均4.7★ 。全米ベストセラー遂に上陸!
       
    遺伝コードを支配し、コロナも征服。ゲノム編集技術クリスパー・キャス9を開発しノーベル賞受賞し、人類史を塗り替えた女性科学者ジェニファー・ダウドナが主人公。

    20世紀最大の「IT革命」を超える大衝撃、「生命科学の革命」の全貌を描き尽くした超弩級のノンフィクション。
  • 青々とした海原に突き出した岬の突端に築かれた、煉瓦性の白亜の灯台――海洋国家日本のもっとも美しい風景のひとつです。
    その灯台がいま、危機にあります。
    GPSの発達により、夜間の航海法が大きく変化し、灯台の実用的な重要性はどんどん低くなっているのです。
    しかし、灯台は日本と世界の接点にあって、江戸末期以来の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもあります。
    その技術、歴史、そして人との関りは、まさに文化遺産であるのです。
    四方を海に囲まれた日本ならではの灯台の歴史と文化を、余すところなく網羅したのが本書です。
    美しい写真とともに、日本近代のロマンを楽しんでください。
  • 医療、環境――こんな身近に最先端技術
    血液一滴から病気を診断――田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞した質量分析法が医療現場を一変させた、分子をはかる力=質量分析法。小惑星探査機はやぶさが持ち帰った試料も、質量分析計で解析された。ドーピング検査、ドル紙幣からのコカイン検出、水質・大気・土壌などの環境測定から、遺跡などの年代測定まで、私たちの生活を支える最先端科学への招待。 


    目次
    まえがき
    序章 計る、測る、量る
    第1章 分子をはかれば医療が変わる
    第2章 年代測定から生命の起源まで
    第3章 分子をはかる原理
    第4章 7人のノーベル賞受賞者を生んだ「はかる革命」
    第5章 今後の展望
    あとがき
    参考文献
  • 新型コロナウイルスの飛沫飛散シミュレーションでも広く知られ、スパコン性能ランキングで世界一を4期連続で獲得した「富岳」。

    感染症のみならず創薬や気象・気候変動への対応、災害や流通など、複雑化する諸問題解決のカギを握る次世代スパコンは、いかにして生まれたのか?
    中国やアメリカに一歩先んじて開発を成功に導いた「富岳」のリーダー松岡聡さんが、アメリカの宇宙開発計画に学んだ開発秘話、GAFAなき日本の世界での闘い方、社会インフラとして「使ってナンボ」のスパコンと未来予想図を語り尽くした比類なき一冊。

    ガラパゴス日本の闘い方のヒントがここにある――。
  • 「数十年に一度」の異常気象が頻発するワケ
    なぜ異常気象は急増しているのか? ビル・ゲイツも巨額投資する気候変動ビジネスの可能性は? 新時代を生き抜く必読の書。
  • AIは人間社会をどこまで変えるのか?
    驚異的な速度でAIが発展し、社会に決定的な影響を及ぼす時代、「AI新世」。いまAIに何ができるかを網羅、人類の展望を示す。

    はじめに
    第1部 AIにできること
    第1章 画像認識
    第2章 画像生成
    第3章 音声認識
    第4章 音声生成
    第5章 文章認識
    第6章 文章生成
    第7章 その他ありとあらゆる応用
    第8章 未来のAIにできるかもしれないこと

    第2部 AIは社会をどう変えるか
    第1章 第一次産業はどうなるのか
    第2章 第二次産業はどうなるのか
    第3章 第三次産業はどうなるのか
    第4章 AI技術との付き合い方

    第3部 AIの歴史と未来
    第1章 AIの歴史
    第2章 深層学習の誕生

    座談会 AIは人間にとって代わるのか
    おわりに
  • 「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」
    ――更科功氏、驚愕!

    生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。
    それはいったいなぜなのか?
    直立二足歩行の起源とは?

    現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。

    これまで積み上げられてきた人類史は、いま大きく動こうとしているのか。人類が立ちあがったのではなく、チンパンジーが手をついた? さまざまな歩き方の人類があちこちでさかんに歩き回っていた? 人間が人間になれたことに、二足歩行はどう役立ったのか?

    現在もっとも熱い分野の最先端の現場を生き生きと楽しく活写する、古人類学愛に満ちた一冊。読めばきっと、すばらしく便利でものすごく不便なこの二本の足が愛おしくなる。
  • 人間はどこから来て、どこへゆくのか?

    この古くて新しい問いに答えようとする新たなる名著が誕生した。

    著者はいう。
    並はずれた種である人類は、いま超生命体になりつつある、と。

    その超生命体=ホモ・オムニス(集合性人類)とは何者なのか? 本書は宇宙の誕生から説き起こし、人類という種がいかにして自分たちを変え、
    自然との関係を変えてきたかを語りつくす。

    その語り口は、自然科学と人文科学が融合した、現代ならでは知見を縦横無尽に往来する、ビッグ・サイエンスにしてビッグ・ヒストリーといえる。

    人間をここまで変えてきた進化、なかんずく文化の進化がいかになされたのか。著者は4つの要素がそれを推し進めたのだという。
    火。
    言葉。
    美。
    時間。

    火を使うことは、人間の利用可能なエネルギーを飛躍的に増大させ、わたしたちを生物的な限界から解き放った。
    言葉という情報こそが、複雑な文化的知識を正確に伝え、わたしたちを協力させることを可能にした。
    美が、わたしたちの活動に意味をもたらし、共通のアイデンティティで融合させ、大規模な社会をつくりあげた。
    そして時間が、世界を客観的・合理的に説明する方法の基盤となり、わたしたちの科学をここまでにした。

    この4つの要素と人類の物語は新鮮な驚きに満ち、今まで気づかなかった人間観を与えてくれる。
    そして、生物進化を超えた文化進化の先には「超人類」の姿が見えてくる……。

    2020年の英国王立協会(世界最古のもっとも権威ある学会)サイエンス・ブック賞最終候補作。
    科学本の垣根を超え、知的刺激を求めるあらゆる読者に贈る、待望の邦訳。
  • 「日本の多様性」を見事に明かした名著!

    磯田道史氏「速水先生と出会わなかったら、私の学者人生はなかった」
    エマニュエル・トッド氏「別格の素晴らしさ。この偉大な学者の“技”のすべてが詰まっている」
     著者の速水融氏は、慶応義塾大学、国際日本文化研究センターなどで教育・研究に携わった経済史家で、「日本における歴史人口学のパイオニア」。仏歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏も、「日本の歴史人口学の父」と称えている。
     本書は、速水氏の長年にわたる仕事のエッセンスをコンパクトにまとめたもので、「歴史人口学」の最良の入門書。と同時に、「歴史人口学で見た新しい日本史」。速水氏が学士院の紀要に寄稿した論文を新たに加えた増補版。


    ※本書は2001年10月に刊行された文春新書『歴史人口学で見た日本』に、特別附録として「歴史人口学――成立・資料・課題」を加えた増補版です。
  • 第三次世界大戦はすでに始まっている
    アメリカの覇権をくつがえそうとするロシアと中国。サイバー技術とスパイを使った二大陣営の戦いは私たちに何をもたらすのか。
    ロシアによるウクライナ侵攻とともに注目が集まったサイバー世界の戦争。そしてにわかに高まる台湾海峡の危機。ロシアと中国というスパイ大国が、アメリカや日本など西側諸国に仕掛けた情報戦争の内幕をスパイ取材の第一人者が解き明かす。

    目次
    第一章 プーチンの戦争とサイバー戦
    第二章 中国は技術を盗んで大国になった
    第三章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権
    第四章 中国に騙されたトランプ
    第五章 アメリカファーストから「同盟強化」へ
    第六章 日本はサイバー軍を作れ
  • いまだ世界的な感染収束が見通せない新型コロナウイルス感染症。変異を繰り返して感染力を増すウイルスと戦うためには何が必要なのか。生物やウイルスの設計図である「ゲノム」の視点から、ウイルスとワクチンに関する最先端の知見をわかりやすく解説する。

    目次
    はじめに
    第一章 すべてはゲノムが教えてくれる
    第二章 新型コロナウィルスのすべて
    第三章 検証・科学なき国の感染対策 何が間違ってどこがおかしかったのか
    第四章 ウイルス 宿主に寄生し増殖する「無生物」
    第五章 ウイルスvs人体 戦う細胞・免疫
    第六章 ワクチン 感染症から人類を守る救世主
    第七章 「万能型」新型コロナウイルスワクチンの可能性
    おわりに
  • 「ザリガニはどこからおしっこを出す!?」
    「ゾウの歯は何本でしょう?」
    「ノコギリザメのノコギリはなんのためにある?」
    「世界で一番力持ちの昆虫は?」
    「イヌも猫舌である。○か×か?」

    いきものに詳しいフムフム博士と助手のQ太くんと一緒に動物園・水族館・昆虫館・いきものと暮らすおうちをめぐって、雑学クイズにチャレンジ。楽しくクイズに答えて解説を読むだけで、いきものたちのミステリアスな生態を深く理解することができます。

    間違い探しや脳トレ(なぞなぞ・判じ絵)のページもあって、遊びの要素がいっぱい。

    クイズの作成・解説は、いきものが大好きで「日立 世界ふしぎ発見!」(TBS系)にミステリーハンターとして出演している、動物作家の篠原かをりさんが担当。

    イラストレーター・田中チズコさんの描くいきものたちのかわいい絵も満載で、子どもから大人まで楽しめます。

    【もくじ】
    動物園クイズ
    水族館クイズ
    昆虫館クイズ
    おうちのいきものクイズ
  • 【『里山資本主義』著者 藻谷浩介氏推奨 「土壌と気候に恵まれた日本にこそ世界の農の未来がある。君も「越境」せよ!」】
    衰退産業の象徴的存在として挙げられる日本の「農業」。
    しかし、従来の農業の常識、日本という国の枠に捉われず、固定概念を打ち破って農業界に新風を吹き込んでいる人材がが出てきている。
    カンボジアで「世界一おいしい胡椒」を復活させた日本人、
    ブータンに循環式農法を「輸出した」農家がいるかと思えば、
    フランスで「ワイン造りの天才」と「称された醸造家が佐渡島でナチュラルワイン造りに挑戦、
    ネパール人仏絵師が富山で農園を継承、エゴマつくりで成果を挙げたりと、
    前作『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』以上にパワフル。

    今回のテーマは「越境」。
    国を越え。専門を越え(NASAで宇宙植物工場の研究をしていた女性が新流通システムや農業用ロボットを次々開発する、など)、しがらみにとらわれず、新しい試みで成果を挙げている姿は、この国の新しい生き方をも示唆している。
    全10本の緻密な取材から、ニッポンの「農業フロンティア」が分かる!

    ●目次●
    ・東大発NASA経由「やさいバス」と農業ロボット
    ・素人集団を率いて「美容トマト」で売り上げ1億円超えへ
    ・沖縄養鶏家にブータンからのラブコール
    ・ロシア生まれのスーパーイエバエで肥料・飼料が変わる!
    ・コロナ禍での挑戦 食用バラから消毒スプレーへ
    ・「世界一おいしい」カンボジア胡椒を復活させた日本人
    ・海外から人を引き寄せる「お茶ツーリズム」
    ・フランス人天才醸造家が佐渡でワイン造り ほか
  • 1,500(税込)
    著:
    内田樹
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    縁故主義、相互監視、正常性バイアス、反知性主義、
    “コロナ・マッチョ”、『1984』的ディストピア……
    なぜ日本はここまで劣化したのか?

    ・エビデンスを軽んじ、政治効果を優先させた日本の感染症対策
    ・知的無能が評価される「イディオクラシー」(愚者支配)とは
    ・“母子癒着”する日米関係とディストピア化する社会
    ・カミュ『ペスト』に描かれた危機下における大人の市民像
    ・「王道」と「覇道」――中国はこれからどうなるのか?
    ・書物という外部への回路がもつ「コモンの再生」の可能性……etc.

    社会の病毒をえぐり、再生への道筋を示す真の処方箋!
  • ノーベル化学賞受賞の科学者、唯一の手記
    ゲノム情報を意のままに編集できる「CRISPR-Cas9」。
    人類は種の進化さえ操るに至った。科学者自ら問う、科学の責任とは。

    「君の技術を説明してほしい」
    ヒトラーは私にこうたずねた。その顔は豚である。
    ――恐怖にかられて目が覚める 。
    ヒトゲノムを構成する32億文字のなかから、たった一文字の誤りを探し出し、修正するという離れ業ができる、その技術CRISPR-Cas9(クリスパー・キャス9)。2012年にその画期的遺伝子編集技術を「サイエンス」誌に発表したジェニファー・ダウドナ博士は、またたく間に自分の開発した技術が、遺伝病の治療のみならず、マンモスを含む絶滅動物の復活プロジェクト、農作物の改良など燎原の火のように使われていく様におののく。
    豚の内臓を「ヒト化」し、臓器移植するための実験も行なわれた。
    人間は自らの種の遺伝子までも「編集」し、進化を操るところまで行ってしまうのか?

    解説・須田桃子(毎日新聞科学環境部記者)

    ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 人間を“改造”する技術はすでに実在する!
    DNAを設計し人工生命体を作る――。ノーベル賞受賞のゲノム編集技術や新型コロナワクチン開発、
    軍事転用など最先端科学の表と裏。

    生命の設計図であるゲノムのデジタル改変を可能にした合成生物学。この技術で、人類は自然に存在しない
    生命体を誕生させることに成功した。医療などで応用が期待される一方、軍事転用の危険も指摘される
    “神の領域”の科学。第一線の科学者や巨額の投資を行う軍当局を取材し、その光と影に迫る、渾身のリポート。

    ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 文明史的スケールの問題に挑む!
    21世紀末、日本の人口が約半数になる⁉ この大きな変化に対して私たちは何をなすべきか。
    人口減少社会の「不都合な真実」をえぐり出し、文明史的スケールの問題に挑む“生き残るため”の論考集。各ジャンルを代表する第一級の知性が贈る、新しい処方箋がここに。

    【目次】
    ・序論 文明史的スケールの問題を前にした未来予測 内田樹
    ・ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略 池田清彦
    ・頭脳資本主義の到来
    ――AI時代における少子化よりも深刻な問題 井上智洋
    ・日本の“人口減少”の実相と、その先の希望
    ――シンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する 藻谷浩介
    ・人口減少がもたらすモラル大転換の時代 平川克美
    ・縮小社会は楽しくなんかない ブレイディみかこ
    ・武士よさらば
    ――あったかくてぐちゃぐちゃと、街をイジル 隈 研吾
    ・若い女性に好まれない自治体は滅びる
    ――「文化による社会包摂」のすすめ 平田オリザ
    ・都市と地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する 高橋博之
    ・少子化をめぐる世論の背景にある「経営者目線」 小田嶋 隆
    ・「斜陽の日本」の賢い安全保障のビジョン 姜尚中

    内田樹×藻谷浩介の特別対談「世界の人口動態と帝国再編」を収録

    ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 解明せよ! その毒物は何なのか? 黒煙はどう流れ被害者たちを襲ったのか? 閉じ込められた幼児はいつ窒息したのか?
    科学捜査官第一号となり、日本の科学捜査の基礎を築いた著者が初めて明かした戦いの軌跡。

    警視庁科学捜査官第1号となった著者は、全国の数々の難事件を背後から支えてきた。
    地下鉄サリン事件では最初にサリンを同定、サリンを製造したオウムの土谷正実と取調べで対峙し自供を引き出した。
    和歌山カレー事件では思わぬ場所からヒ素を発見、ルーシー・ブラックマン事件では暴行ビデオの解析から使用薬物を特定した。44人の死者を出した歌舞伎町ビル火災では、煙の流れを検証し、防火扉が閉まっていれば多くの人命が助かったと結論、管理者の業務上過失致死傷罪立証に寄与した。
    知られざる科学捜査の真実が明かされる、まさに一気読み必至のドキュメントだ。

    本書に登場する主な事件
    地下鉄サリン事件 東電OL殺人事件 イラン人トランク詰め殺人事件 警視庁清和寮爆破事件 和歌山カレー事件 長崎・佐賀連続保険金殺人事件 国立療養所アジ化ナトリウム混入事件 奈良硫酸サルブタモール殺人未遂事件 ルーシー・ブラックマン事件 北陵クリニック薬物使用連続殺人・殺人未遂事件 世田谷一家4人殺害事件 新宿歌舞伎町ビル火災 川崎協同病院安楽死事件 東京駅コンビニ店長刺殺事件 福山市保険金目的放火・殺人事件 パロマガス湯沸器事故 大阪幼児死体遺棄・殺人事件 名張毒ぶどう酒再審請求
  • 初のアフリカ人学長によるユニークな京都論。
    「いけずな町」に飛び込んだ外国人学者、「悪戦苦闘」の30年。

    「一見さんお断り」はサービス精神の裏返しだった?
    「遠まわしなモノ言い」は「よそさん」への気づかい?
    実はパーティ好き、実は気を使いすぎ、実は新らしモノ好き……、
    「サンデーステーション」出演で話題のウスビ・サコ氏が専門の空間人類学をベースに京都人を分析する。
  • 強いAI、遺伝子工学、デジタル監視社会、ビッグデータ、ポストヒューマン、仮想通貨、IoT、ポスト資本主義……人類はどこへ向かうのか? 石器に印刷術、デジタル経済圏まで「技術の哲学」で読み解く人類全史。

    サピエンスの誕生から文字、宗教の誕生、
    書籍の発明からマスメディアの登場、
    そしてデジタル技術、バイオテクノロジー革命まで。

    アリストテレス、カント、ヘーゲル、フロイト、マルクス、ニーチェ、キットラー、ドゥルーズ、ハラリ……
    世界の哲学者はこれまで人間と技術(テクノロジー)について何を考え、哲学を展開してきたのか。

    古代から人新世まで、
    「技術の哲学」が解き明かすホモ・サピエンスの終焉。

    〈本書のおもな内容〉

    第1章 「21世紀の資本主義」の哲学
         ――メディアの終わりと世界の行方
    第2章 「人類史」を世界の哲学者たちが問う理由
         ――ホモ・サピエンスはなぜ終わるのか?
    第3章 私たちはどこから来たのか
         ――「ホモ・サピエンス」のはじまり
    第4章 ギリシア哲学と「最大の謎」
         ――「文字」の誕生
    第5章 キリスト教はなぜ世界最大宗教になったのか
         ――中世メディア革命と「書物」
    第6章 「国民国家」はいかに生まれたか
         ――活版印刷術と哲学の大転回
    第7章 「無意識」の発見と近代の終わり
         ――マルクス、ニーチェ、フロイト
    第8章 20世紀、メディアが「大衆社会」を生んだ
         ――マスメディアの哲学
  • 今こそ読むべきパンデミック対策の啓蒙書、電子書籍として待望の復刊!

    薬学博士にしてベストセラー『パラサイト・イヴ』の作家が、ウイルス学者、医療関係者、数理統計学者、ジャーナリストなど30名を超えるスペシャリストに話を聞いた。
    防疫の最前線を紹介しつつ、ウイルスの正体、変異のメカニズムから、危機管理のあり方、我々の意識の持ち方まで広範囲に取材して、ウイルスと人類の謎に迫る。ウイルスと人間社会の明日を見据えた著者渾身の一冊。

    「ここに、パンデミックに立ち向かう人たちがいる。今日から、あなたもそのひとりである」
    瀬名秀明


    【目次より】

    第1章 二一世紀のパンデミック
    第2章 糖鎖ウイルス学の挑戦
    第3章 ディジーズ・コントロール
    第4章 時間と空間と呪縛を超える
    第5章 想像力と勇気
  • 世にも不思議な「毒々生物」の知られざる姿とは?
    「毒」は人類を救う!?

    ある日突然、皮膚の一部が青、赤、紫、黒と変色し、やがて壊死する。驚きの症状の原因は小さな蜘蛛だった!
    この世には想像を絶する「毒々生物」たちが生息している。ゴキブリの脳を乗っ取るハチ、体長3メートルの肉食トカゲ、赤血球を破裂させるクラゲ……。
    読めば読むほど「毒々生物」に夢中になる禁断の書!

    ・インフルエンザ予防のためにヘビ毒を注射する男
    ・「刺されると痛い昆虫ランキング」のために78回刺されまくった昆虫学者
    ・ペットのヒルを持ち歩き、自分の血を吸わせている寄生虫学者……
    「毒々生物」に魅了された人間たちもこんなにヤバイ!

    解説は『ざんねんないきもの事典』監修の今泉忠明。

    ※この電子書籍は2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,500(税込)
    著:
    吉村仁
    絵:
    石森愛彦
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    小さなセミに秘められた、壮大な進化の物語

    アメリカに、13年、あるいは17年に一度だけ何億匹も大量発生し、
    数週間だけ凄い声で鳴き交わして死んでゆく、へんてこなセミがいます。
    どうしてそんなに長い間地中にいるの? 13年と17年なのはなぜ?
    いったい「素数ゼミ」って何ものなの??――
    イラストもふんだんでわかりやすい、子どもから大人まで楽しめる科学読み物です!

    <目次>
    1章 アメリカの奇妙なセミ
    不思議な生き物、セミ
    50億匹のセミ!?

    2章 小さなセミの秘密
    アメリカ中がセミだらけ?
    謎を解くカギは「気温」?
    とてつもない時代「氷河時代」

    3章 セミの歴史を追って
    祖先ゼミの受難
    不幸中の幸い「レフュージア」
    奇妙な性質のはじまり

    4章 素数ゼミの登場
    13と17の秘密
    「素数ゼミ」の登場
    魔法の数字の不思議

    5章 そして、現代へ
    長い旅の末に
    終わりに――「進化」ってなんだろう
  • 超長寿時代はもうはじまっている。誰しもが持つ疑問にジャーナリスト田原総一朗が挑む。山中伸弥京大教授ら生命科学研究者への連続取材から見えてきたものとは──。

    ゲノム編集、iPS細胞、デザイナーベビー、ヒトゲノム……。名前だけは誰もが知っている生命科学の課題に、日本の最高峰の研究者たちが易しく答える。人間はどこまで変わっていくのか、その時、世の中はどう変わるのか!?

    「ヒトが120歳まで生きられるとするならば、私はまだ3分の2を生きたに過ぎない。この取材は私自身の人生観すら変えることになる──そう思いながら取材を始めることにした」(本文より)

    【本書の内容】
    ●遺伝子組み換えとゲノム編集の違いって何?
    ●iPS細胞の開発が世界をどのように変えたのか
    ●がん治療が遺伝子解析で劇的に進んでいる
    ●人工知能(AI)が生命科学の研究を加速度的に発展させた
    ●遺伝子操作で赤ちゃんを創っていいのか?
    ●人生120年時代になると雇用も年金も大改革が必要
    ●新時代に必要なのは欽ちゃんのような生き方だ
  • ●宇宙の謎は、宇宙を作って解き明かす●

    この宇宙はいかにして誕生したのか?
    アインシュタイン以降、世界中の宇宙物理学者がその難問に挑んできた。
    相対性理論、量子論、ビッグバン理論……。
    それらすべてを駆使して、「宇宙論の三大問題」を軒並み解決する
    「インフレーション理論」が誕生し、宇宙の起源を巡る旅は大きな進歩を遂げた。
    だが、そのとき、思わぬ研究の扉が開いた。
    「これまでの知識を組み合わせれば、人間自ら宇宙を作り出すことも可能では?」
    その研究に先鋭的な科学者たちが引き寄せられ、
    やがて一人の日本人研究者が、最後のピースを埋めた――。
  • 1999年のラスベガス。ソニーは絶頂期にあるように見えた。しかし、舞台上でCEOの出井伸之がお披露目した「ウォークマン」の次世代商品は、2つの部門がそれぞれ別個に開発した、2つの互換性のない商品だった。それはソニーの後の凋落を予告するものだった。
    世界の金融システムがメルトダウンし、デジタル版ウォークマンの覇権をめぐる戦いでソニーがアップルに完敗し、ニューヨーク市役所が効率的に市民サービスを提供できない背景には、共通の原因がある。それは何か――。謎かけのようなこの問いに、文化人類学者という特異な経歴を持つ、FT紙きってのジャーナリストが挑む。
    企業であれ自治体であれ、あらゆる組織は「サイロ化」という罠に陥りがちである。分業化したそれぞれの部門が、それぞれの持つ情報や技術を部署の中だけでとどめてしまい、隣の部署とのあいだに壁を作ってしまう。日本語では「タコツボ化」と呼ばれるこの現象は、どんな組織でも普遍的に存在する。
    経済学的な観点からすれば、身内での競争を生むような「サイロ」は無駄であるから、トップが「サイロ撲滅」の掛け声をかければ解決に向かう、と思いがちだ。ソニーの新しい経営者・ストリンガーも最初はそう考えた。しかし、彼は失敗した。壁は極めて強固で、一度できたサイロは容易には壊れない。
    文化人類学者の視点を持つ著者は、「サイロ」が出来るのは人間に普遍な原因がある、と説く。人間に求められる技術が高度で専門的になればなるほど、サイロはむしろ必要とされるからだ。
    人間は必ずサイロを作る、ならば、その利点を活用しつつ、その弊害を軽減する方法を探ろうとする画期的な論考が、本書である。
  • 「博打好き」の中国資本によるラオスの都市開発から、格差最小富裕国ルクセンブルクの歴史的叡智まで――
    世界105カ国をわたり歩いてきた著者が描き出す、各国の地政学的ダイナミズム!

    ・高架上の遊歩道「ハイライン」にみるNYの都市再生
    ・平和の配当に潜む毒饅頭、東ティモール
    ・テロの爪痕の残る国際リゾート地ニースを脅かす排外気分
    ・高級モールとスラム以下の生活が混在する南米アスンシオン
    ・バルカンの火薬庫、歴史に見る戦争と平和の分かれ道とは? …etc

    大好評『世界まちかど地政学』の第2弾。
    日本の未来を照射する世界経済のリアルがここに。


    目次
    第1章 成長目指す貧困国 平和の配当に潜む毒饅頭
    第2章 ニューヨーク・再生と格差拡大の現場
    第3章 バルカンの火薬庫はいま:旧ユーゴとアルバニア
    第4章 極小の公国から見える欧州の本質
    第5章 レバノンとヨルダン・戦地真横でのかりそめの安寧
  • 897(税込)
    著:
    岩波明
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    アインシュタイン、モーツァルト、ヴィトゲンシュタイン、南方熊楠、芥川龍之介……「異脳の人」を殺さないための処方箋を明かす!

    本書は、「創造」「才能」がいったいどのようにして生まれてくるのかを、誰もが知る天才たちを具体的に挙げながら、精神医学的見地から解き明かす作品である。

    歴史上の天才たちには、精神疾患の傾向がみられることが多い。これは数々の医学的データから明らかになっている。たとえば音楽の天才モーツァルトは、明らかに発達障害の特徴があった。落ち着きない動作、「空気」を読まない所作などで周囲から嫌がられた。一方、創作に入ると「過剰な集中力」を示し、素晴らしい作品を瞬く間に書き上げた。

    物理学の歴史を変えたアインシュタインは、ASD(自閉症スペクトラム)の症状を示していた。他者とのコミュニケーションに障害を抱え、言葉の発達も遅れていた。しかし、飛び抜けた数理的洞察力によって、古典的物理学の常識を覆す理論を打ち立てた。

    著者は、発達障害には「マインド・ワンダリング」(いわゆる「心ここにあらず」の状態)、そして「過剰な集中」という2つの特性があることを指摘。そして、相反するこの2つの特性が、天才の特異な能力と密接に結びついているという仮説を提示する。

    そして、「才能をもつ子供や若者をいかに殺さずに育てるか?」というテーマについて、日本社会が取り組むべき解決策を提案する。発達障害に悩む親や本人にとっても福音となる作品だ。
  • 平成元年。消費税が施行され、衛星放送が始まり、日経平均株価は史上最高値をつけた。それから30年、日本はどれくらい変わったのか? 家計、医療費、海外旅行、体格など様々なアングルからこの30年間の推移を調査。平成日本のありのままを浮き彫りにする。

    【データが映す、ありのままの日本】
    ・一人あたりGDPは世界第2位から25位へ
    ・外国人流入数はOECD第4位
    ・こづかいは約7割ダウン
    ・「ものづくり」から「投資」で儲ける国へ
    ・日本人は移動しなくなった?
    ・時価総額ランキング 日本企業はどこに消えた?
    ・農業は衰退から効率化へ
    ・ボール投げ、反復横とび、50m走、記録が伸びたのは?
    ・平均寿命は5年伸びた
    ・女性の細さは世界第2位
    ・世界的にも珍しい「低所得層の貧困化」
    ・時間の使い方も変わった 他
  • 第4次産業革命で長期雇用が激減、大企業も姿を消すかもしれない。自分で自分の仕事を守る時代になる。雇用が減り、フリー型が増加する未来は悪夢なのか? それとも企業の拘束から解放される望ましい社会なのか? 労働法の第一人者が描き出す、未来の働き方と私たちの課題。

    ●社会が変われば、会社も変わる。現実空間の情報がサイバー空間に集積され、そのビッグデータをAIが分析。その結果が現実空間にフィードバックされ、フィンテックや自動運転といった革新的な製品・サービスが生まれる。これが第4次産業革命だ。

    ●会社が変わると、仕事も変わる。技術革新はビジネスモデルを変えるとともに、仕事も変える。会社員の「たな卸し」が始まり、定型作業はAIにとって代わられる。人間に残された仕事は創造的で独創的なものとなり、そうしたスキルを持つ人材が求められる。

    ●大打撃を受ける日本型雇用。長期の雇用を前提とした「日本型雇用」では、目まぐるしく変わるビジネスモデルに対応できなくなり、日本企業も、そのとき必要なスキルをもつスペシャリストを雇う欧米型に変化していく。

    ●雇用型から独立型へ。企業が雇用を減らす上に、スペシャリスト型のニーズが増えることによって、企業に所属せず、専門的スキルを提供するフリー型の働き方が主流になってくる。デジタル技術の発展により、企業と働き手のマッチングも簡単になることも、その流れを支える。

    ●働く環境が変わる。デジタル技術の発展は職場も大きく変える。ICTの発達で、会社に集まる必要性が薄くなり、勤務地や勤務時間帯にしばられない働き方が可能になる。これもフリー型の増加を促す。
  • ◎それは奇跡か、それとも病か?◎

    かつて大学で脳を研究し、科学ジャーナリストとなった著者。
    彼女の趣味は「人とは違う脳」を持った人々について書かれた医学論文を収集し、読み漁ること。
    だが、論文を読むだけでは、患者の人となりは全く見えてこない。
    ある日、十年間集め続けた論文の山の前で彼女は思った。「世界中で普通の人々に奇妙な事が起こっている。彼らはどんな生活をしているのだろう?」――それが、「奇妙な脳」の持ち主たちを巡る旅の始まりだった。


    【目次】

    序 章 「奇妙な脳」を探す旅へ出よう

    第1章 完璧な記憶を操る

    第2章 脳内地図の喪失

    第3章 オーラが見える男

    第4章 何が性格を決めるのか?

    第5章 脳内iPodが止まらない

    第6章 狼化妄想症という病

    第7章 この記憶も身体も私じゃない

    第8章 ある日、自分がゾンビになったら

    第9章 人の痛みを肌で感じる

    終 章 ジャンピング・フレンチマンを求めて
  • シリーズ3冊
    765815(税込)
    著:
    町山智浩
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    週刊文春大人気連載シリーズ第2弾!

    M・ロムニーは、たった二つの失言で、20億ドルを注ぎ込んだ大統領選をしくじった。言葉を制する者はアメリカを制す。言葉を知ればアメリカがわかる。マンスプレイン、ドーマ、メサイア……日々、かの国で生まれる新語・名言・迷言を現地から毎週レポート。解説 モーリー・ロバートソン

    ※本書は、単行本『知ってても偉くないUSA語録』を文庫化にあたって改題したものです。

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