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『新シリーズ55%還元 全対象作品、亜紀書房、0~10冊(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~50件目/全50件

  • 渡辺由佳里主宰のブログ「洋書ファンクラブ」による「これを読まずして年は越せないで賞」の待望の書籍化。電子書籍先行発売。
    第一弾は「文芸小説篇」。
    権威ある文学賞などとは違って、受賞作の基準は文学的完成度より、とにかく面白いこと。英語学習者にもおすすめ。
    このあと「ヤング・アダルト篇」、「大衆小説篇」、「ファンタジー篇」、「ミステリー篇」を予定。


    【目次】
    ■ 21世紀イチオシ洋書(文芸小説篇)——渡辺由佳里
    ■ 洋書の読みやすさ(難易度)レベルについて

    ■ 2001年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Life of Pi Yann Martel

    ■ 2002年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Middlesex Jeffrey Eugenides
    When the Emperor Was Divine Julie Otsuka

    ■ 2003年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Oryx and Crake Margaret Atwood
    The Kite Runner Khaled Hosseini
    The Namesake Jhumpa Lahiri

    ■ 2004年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Gilead Marilynne Robinson
    My Sister’s Keeper Jodi Picoult

    ■ 2005年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Extremely Loud and Incredibly Close Jonathan Safran Foer
    Never Let Me Go Kazuo Ishiguro

    ■ 2006年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Mister Pip Lloyd Jones
    The Road Cormac McCarthy

    ■ 2007年はこれを読まなきゃ越せなかった
    The Brief Wondrous Life of Oscar Wao Junot Diaz
    The Reluctant Fundamentalist Mohsin Hamid

    ■ 2008年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Olive Kitteridge Elizabeth Strout
    The Forgotten Garden Kate Morton

    ■ 2009年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Let the Great World Spin Colum McCann
    The Little Stranger Sarah Waters
    Tunneling to the Center of the Earth Kevin Wilson

    ■ 2010年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Burning Bright Ron Rash
    Room Emma Donoghue

    ■ 2011年はこれを読まなきゃ越せなかった
    11/22/63 Stephen King
    The Tiger's Wife Téa Obreht

    ■ 2012年はこれを読まなきゃ越せなかった
    The Orphan Master's Son Adam Johnson
    Where'd You Go Bernadette Maria Semple

    ■ 2013年はこれを読まなきゃ越せなかった
    A Constellation of Vital Phenomena Anthony Marra
    The Narrow Road to the Deep North Richard Flanagan
    We Are All Completely Beside Ourselves Karen Joy Fowler

    ■ 2014年はこれを読まなきゃ越せなかった
    A Brief History of Seven Killings Marlon James
    Preparation for the Next Life Atticus Lish
    Station Eleven Emily St.John Mandel
    The Storied Life of A.J.Fikry Gabrielle Zevin

    ■ 2015年はこれを読まなきゃ越せなかった
    A Little Life Hanya Yanagihara
    Fates and Furies Lauren Groff
    His Bloody Project Graeme Macrae Burnet
    The Sympathizer Viet Thanh Nguyen
    The Tsar of Love and Techno Anthony Marra

    ■2016年はこれを読まなきゃ越せなかった
    A Gentleman in Moscow Amor Towles
    The Nix Nathan Hill
    They Were Like Family to Me Helen Maryles Shankman
    The Queen of the Night Alexander Chee

    ■ 2017年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Exit West Mohsin Hamid
    Less Andrew Sean Greer
    Lincoln in the Bardo George Saunders
    Sing, Unburied, Sing Jesmyn Ward

    ■ 2018年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Circe Madeline Miller
    Friday Black Nana Kwame Adjei-Brenyah
    Milkman Anna Burns
    There There Tommy Orange

    ■ 2019年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Ask Again, Yes Mary Beth Keane
    Girl, Woman, Other Bernardine Evaristo
    Nothing to See Here Kevin Wilson
    Trust Exercise Susan Choi

    ■ 2020年はこれを読まなきゃ越せなかった
    Hamnet Maggie O’Farrell
    Interior Chinatown Charles Yu
    Shuggie Bain Douglas Stuart
  • 1,650(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー・リストに選出された、
    世界で大人気のマンガ家による、
    不思議で、愛おしくて、切ない、SFマンガの新境地!

    オール2色刷り!

    谷川俊太郎さん推薦!
    「無人の月の寂寥がホントで地球の賑わいがウソみたい」

    【あらすじ】

    「子どもの頃、警官になって月面で暮らすことが夢だったんだ」
    主人公は月のコロニーの安全を守る警察官。しかし、過疎化が進み、事件らしい事件はなにひとつ起こらない。最近の重大事件といえば、迷子の犬の捜索だ。やがて住人は、彼を残してつぎつぎと地球に戻っていき、あたりは月の静寂に包まれていく。
  • 1,980(税込)
    著:
    山形浩生
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    天下無双の「知のジェネラリスト」が見た、日本経済の20年とこれから。

    リーマンショック、ユーロ危機、アベノミクス、消費増税から、コロナ禍の経済状況まで。

    この20年間(2000-2020)の論説をまとめた、待望の経済論集!

    ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンの著作をはじめとして、ピケティ『21世紀の資本』、ケインズ『一般理論』などの翻訳や、社会・経済・文化全般への鋭利な批評眼で知られる著者による、快刀乱麻の経済エッセイ集!

    ケーザイって、要するに何なのさ。
    「人はGDPとか経済成長とかいう言葉だけ覚えて、なんかわかったつもりでいるけれど、それを実感として理解している人は驚くほど少ない。それは抽象的な数字なんかじゃない。明日はもう少し能率よく仕事を片付けて、あまった時間で新しい何かをやろう。いまは捨てているこのピーマンのへたを、新しい料理に使ってみよう。GDP成長が1%とか2%とかきいたときに、そうした無数の努力が積み重なっていく様子を想像してみなきゃいけない。その多くは、飽食した連中のアームチェア経済停滞マンセー談義よりはるかに切実なものなんだから」(本文より)




    【目次】
    第1章 経済のトリセツ その1
    第2章 クルーグマンとかケインズの話
    第3章 リフレをめぐる個人史、ときどきピケティの話
    第4章 経済のトリセツ その2
  • 1,430(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    言葉にならないものを「心の耳」で聴くために


    いくら華麗な言葉を並べても、本当のおもいが伝わるとは限らない。
    うまく語ってはならない。
    文字にならない、消えない熱を伝えなければならない。

    ――詩を書くこと、耳を傾けること、祈ること。


    自らの体験に照らしつつ、言葉の向こう側に広がる沈黙の意味に迫るエッセイ集。
    かつてないほど言葉が軽んじられる時代に、批評家が問う「沈黙の秘義」。



    【目次】
    Ⅰ.詩について
    Ⅱ.言葉の終わるところで
    Ⅲ.信じるということ
  • 1,540(税込)
    著:
    村井理子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    翻訳家、エッセイストの村井理子さんの相棒は、黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」。
    とにかくやんちゃだった彼も、最近はすっかり落ち着いて、成犬としての貫禄が出てきた。黒々とした毛並みと隆々とした筋肉をたたえて眠るその姿は、なんというか、まるで近江牛!?

    一方、ハリーとも大の仲良しの双子たちは、中学生になって思春期真っ盛り。難しいお年頃の彼らに手を焼くことも多いが、わが家にはハリーがいる。ハリーがいるから大丈夫。
    だが、平穏に思えた村井家の暮らしも、コロナ禍で一変し……。


    体重50キロ、デカい。とにかく食欲、止まらない。
    大型犬であるラブラドール・レトリバーの飼い主には覚悟が問われる。

    ――それでも、パワフルだけど優しくて、そしてチャーミングな犬との暮らしは最高だ! 村井さんちの“イケワン”、ハリーまみれのエッセイ集。



    【もくじ】
    はじめに
    1……ぼくはここにいる
    2……足元に眠るお宝
    3……留守のあいだに
    4……きゅうり砲
    5……大人の階段
    6……今日は三歳の誕生日
    7……かけがえのない時間
    8……香りが悩ましい
    9……愛の挨拶
    10……不安な日々に
    11……動物だってコロナ疲れ
    12……近江の守り神
    13……安心してはいられない
    14……薬の時間
    15……ダイエットの秘訣
    16……ギルティ・ドッグ
    17……きみがいてくれるだけで
    18……今夜はどこで?
    19……大好きな秋
    20……ハリーは枝師
    21……引っぱり力
    22……ベッド戦争
    23……ハリーくんのバースデープレゼント
    24……ヘルパーのハリーさん
    25……幸福という仕事
    26……毛が辛い
    27……愛犬と愛車と
    おわりに
  • 1,870(税込)
    著:
    安田浩一
    著:
    金井真紀
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    タイ、沖縄、韓国、寒川(神奈川)、大久野島(広島)――
    あの戦争で「加害」と「被害」の交差点となった温泉や銭湯を各地に訪ねた二人旅。


    ジャングルのせせらぎ露天風呂にお寺の寸胴風呂、沖縄最後の銭湯にチムジルバンや無人島の大浴場……。
    至福の時間が流れる癒しのむこう側には、しかし、かつて日本が遺した戦争の爪痕と多くの人が苦しんだ過酷な歴史が横たわっていた。

    ■タイ…………ジャングル風呂と旧泰緬鉄道
    ■沖縄…………日本最南端の「ユーフルヤ―」
    ■韓国…………沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人
    ■寒川…………引揚者たちの銭湯と秘密の工場
    ■大久野島……「うさぎの島」の毒ガス兵器


    嗚呼、風呂をたずねて四千里――風呂から覗いた近現代史

    【もくじ】
    ■はじめに
    第1章 ジャングル風呂と旧泰緬鉄道…………タイ
    第2章 日本最南端の「ユーフルヤー」…………沖縄
    第3章 沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人…………韓国
    第4章 引揚者たちの銭湯と秘密の工場…………寒川
    第5章 「うさぎの島」の毒ガス兵器…………大久野島
    ■特別対談・旅の途中で
    ■おわりに
  • はっぴいえんどにロックの秘密を教えてくれたのはリトル・フィートだった。
    ——細野晴臣氏


    アメリカLAの60年代、音楽シーンは最も刺激に満ち、フランク・ザッパ、ライ・クーダー、ボニー・レイット、リンダ・ロンシュタット、ヴァン・ダイク・パークス、ジャクソン・ブラウン……多くのミュージシャンが凌ぎを削っていた。

    その中で、天才ローウェル・ジョージが率いるリトル・フィートはひときわ音楽ファンを沸かせ、日本でも、はっぴいえんど、矢野顕子らに影響を与えた。

    ローウェルが若くして亡くなった後、80年代にバンドは復活、現在もディープなファンを惹きつけてやまない。膨大な資料と綿密なインタビューによって、伝説のバンドの音楽性と内側が明らかになる評伝の傑作!



    《アメリカン・ルーツミュージックの結節点、伝説のバンド、リトル・フィートの評伝・決定版!》

    【日本語版・特別付録】として、天辰保文氏による詳細なバンド関係図付!




    【目次】
    序章………Prologue
    第1章……争う者たち――TheContenders
    第2章……リトル・フィート誕生。マザーズと義理の家族たち――TheBirthOfLittleFeat:MothersAndIn-Laws
    第3章……おまえの足、不恰好で小さいな――“YouGotUglyLittleFeet”
    第4章……フィートのファースト――Feat’sFirst
    第5章……足を滑らすのは簡単なこと――EasyToSlip
    第6章……二つの列車――TwoTrains
    第7章……フィンガーピッキングしたくなる美味しさ――Finger-Pickin'Good
    第8章……フィートはしくじらない――FeatsDon’tFail
    第9章……これが「最後のアルバム」にはあらず――NotQuite“TheLastRecordAlbum”
    第10章……なんだこれは?ウェザー・リポートか?――“WhatIsThis?WeatherReport?”
    第11章……ウェイティング・フォー・コロンブス――WaitingForColumbus
    第12章……雨に歪んで――WarpedByTheRain
    第13章……フォーラムからファームまで――FromTheForumToTheFarm
    第14章……レット・イット・ロール、再び――LetItRoll,Again
    第15章……ライトニング・ロッド・ウーマン――TheLightning-RodWoman
    第16章……インターネットで得られるもの’――NetGains
    第17章……歩み続けるフィートたち――FeatsWalkOn

    ■ 解説「無冠だからこそ」――天辰保文
    ■ 訳者あとがき
    ■ 索引
  • 〈代案があります!〉野党の主張に耳を傾けるインタビュー集

    アベノミクスであなたは豊かになりましたか?
    なぜ賃金がずっとあがらないままなのでしょうか?
    日本はなぜ景気が浮上しないのでしょうか?

    ――野党の経済政策の達人たちが、その疑問に答えます。


    【本書でお話ししてくださった方々】
    ■立憲民主党………江田憲司氏、落合貴之氏
    ■日本共産党……………大門実紀史氏
    ■日本維新の会……浅田均氏、藤田文武氏
    ■国民民主党………大塚耕平氏
    ■社会民主党……………大椿ゆうこ氏
    ■れいわ新選組……北村イタル氏
    ■旧NHKから国民を守る党……浜田聡氏
    ■亀井静香氏


    大多数の国民が普通に暮らせる国には、健全な政治が必要です。

    消費税を下げ、所得税、法人税等の歪みを直せば、財源は作れます。
    そして健全な財政出動をすれば、日本は暮らしやすい国に生まれ変わります。

    方法は様々だけれど、緊縮財政が必要、財政健全化は必須の声に惑わされてはいけません。
    先が見通せれば、私たちの財布の紐も緩みます。そうすれば必然的に景気は上がっていくのです。


    本書は希望の経済学への招待だ――宮台真司さん
    これで景気は良くなる! 間違いない――長井秀和さん
  • 解放の教育学はこの本から始まった ――

    1979 年の刊行以来、増刷を重ねてきた教育関係者の必携書!!
    初版発行から50年を経た今、大幅増補を加え50周年記念版として刊行。
    教育の視点から「抑圧の文化」に対峙する視点を提示する。
    世界中で読み継がれている教育思想と実践の書であり、
    常に新しい読者を獲得してきた信頼の一冊。

    初版刊行50周年を記念し、
    チョムスキーなど世界の碩学がオマージュを寄せた決定版!!

    自由の実践としての教育は、
    支配のための実践である教育とは異なり、
    抽象的で孤立し、世界とつながりをもたない
    宙ぶらりんな人間を否定するし、
    また人間不在の世界のありようも否定する。
    (本文より)
  • 《「選ばれる学校」、「選ばれない学校」の分断を乗り越えるために》
    「学校選択の自由と多様化」を名目にすすむ公立校の統廃合。そして、社会的・経済的に「学びの機会」に恵まれない子どもたち――。


    《教育は、だれのものなのか》
    機会均等により学力向上を追求した戦後の「メリトクラシー」から親の経済力と価値観が子どもの学力を決める「ペアレントクラシ―」へ。
    学区制廃止、中高一貫校の導入などで広がる学校の二極化と学力格差……。


    《「公正」の原理こそが、公立学校を蘇生させる》
    PISA(OECD生徒の学習到達度調査)で上位成績を収める国々は、いずれも学力格差を縮める施策を採っている。しかし、日本では格差是正の動きはほとんど見られない。「成果主義」「競争主義」を掲げる方向性が変わらなければ、教育現場での努力にもおのずと限界がある。
    「卓越性を求める教育」から「格差をなくす教育」へと舵を切るために、今できることとは何か?


    公教育のより良い未来のために新たな道をさぐる提言の書




    【目次】
    ■ まえがき

    〈Ⅰ部〉
    1章 メリトクラシーからペアレントクラシーへ
     1 大きな歴史の流れの中で
     2 学校の二極化とは何か?
     3 学校教育は公共財か、私的財か
     4 公正と卓越性――関係性の変容

    2章 新自由主義的教育改革とは何なのか?
     1 そもそも新自由主義とは
     2 新自由主義的教育改革の典型例――サッチャー教育改革について
     3 日本への導入
     4 新自由主義をめぐるせめぎあい

    〈Ⅱ部〉
    3章 お受験狂想曲――卓越性をめぐる親子ぐるみのたたかい
     1 はじめに
     2 「教育を選ぶ」人とはだれか
     3 中学受験
     4 習い事
     5 「お受験」の現状
     6 「お受験」を支える人々

    4章 学校選択制のいま
     1 イギリスの教育は動いていた!
     2 日本の学校選択制の草分け――品川区の事例
     3 学校選択制の盛衰
     4 遅れてきた大阪市?!
     5 考察――根づかなかった学校選択

    5章 小中学生の学力格差――学校間格差の顕在化
     1 「学力の二極化」から「学校の二極化」へ
     2 「2こぶラクダ」化の克服――「効果のある学校」の存在
     3 国際学力データによる学校間格差の検討
     4 学力向上策との関係性――茨木市の事例から
     5 学校選択との関係性――大阪市の事例から

    6章 高校の学区制――高校教育の変動の視点から
     1 戦後高校教育の発足――高校三原則
     2 学区制の歴史的変遷の全体像
     3 高校教育の展開のなかで――1950年代から90年代まで
     4 21世紀に入ってからの大きな変化
     5 まとめ――本音が理念を上回る

    7章 高校教育の現在――卓越性と公正のはざまで
     1 私学優勢――高校における卓越性
     2 高校の階層構造――ローレンの研究から
     3 生徒文化はどう変わったか
     4 高校教育の「多様化」――政策の流れ
     5 卓越性と公正のバランス――大阪府の事例から

    8章 多様化か、複線化か――学校体系のゆくえ
     1 複線型学校体系と単線型学校体系
     2 高等専門学校――中級技術者を育成する
     3 中等教育学校――公立部門の復権を目指して
     4 義務教育学校――卓越性と統廃合ニーズ
     5 学校体系は複線化したのか

    〈Ⅲ部〉
    9章 より公正な教育を求めて――学力格差を撃つ
     1 はじめに
     2 海外ではどうなっているか
     3 日本ではどうなっているか
     4 まとめ

    10章 公教育のこれから――アミタリアンをつくる
     1 教育機会確保法の時代
     2 「しんどい層にとっての学校」からの展開
     3 公教育の理念を考える
     4 やわらかい学校システムをつくる
     5 おわりに

    ■ 参考文献
    ■ あとがき
  • 1,650(税込)
    著:
    吉本由美
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    年をとるって、かくも愉しく忙しい――。

    スタイリストとして70~80's『アンアン』『オリーブ』『クロワッサン』の草創期を駆け抜けた半生と、熊本ではじめた62歳からの仕事と暮らし。


    映画と雑誌が大好き、夢は自分好みの部屋に暮らすこと――。
    18歳で始めた東京暮らし。初めて就職した『スクリーン』編集部での映画三昧の毎日。
    憧れの大橋歩さんのアシスタントを経て、『アンアン』の編集見習いに。
    そして流行発信の最前線でインテリア・スタイリストの草分けとして目まぐるしく駆け巡った日々……。

    人生ってなんだか偶然と突然の連続。

    還暦過ぎて地方暮らしを思い立ち、熊本へ帰郷。
    転がり着いたこの地で新しい仕事もいざ始動。猫の世話、庭仕事も忙しい。


    73歳となった一人暮らしの達人が、人生折々に見つけた“年をとる愉しみ”について綴るエッセー。


    【目次】
    ■ はじめに

    Ⅰ 転がる石のように
     1 住みたい部屋を思い描いて
     2 東京の街 みちくさ歩き 60's
     3 映画が教えてくれた 70's
     4 スタイリストになる 70's~80's
     5 暖簾を下ろして筆一本 90's

    Ⅱ あたらしい土のうえで
     ■ 家に帰って
     ■ 揺れる日々
     ■ 街をされく
     ■ 始まり
     ■ よりどころ
     ■ 私の朝は猫仕事から
     ■ 家を繕う
     ■ 我が家の庭のささやかな歴史
     ■ 母の器たち
     ■ 真夜中の新聞
     ■ 70歳の夜のひらめき
     ■ 老後の仕事 私の場合
     ■ ヒルデガルトの長いお話
     ■ 人生は小さな愉しみのつづれ織り

    ■ あとがき
  • こんな風に教えてほしかった!
    「20世紀最大の哲学者」の思想を、とびきり優しく解説。

    全くの初心者でも、解説書や入門書で挫折した人でも、大丈夫。
    予備知識ゼロで、めくるめく哲学の世界への扉が開く。
    最高にスリリングな入門書!


    この本では、中学生や高校生に向けて、わかりやすく哲学を語りたいと思います。
    この時期こそ、人生に一番悩み、この世界の難問に正面からぶつかって苦しむ時だからです。四畳半や六畳の部屋で、私も一人悶々と悩んでいたので、とてもよくわかります。
    そういう苦悩につきあい解決する際の手がかりにしてほしいと思っているのです。
    かつてそうした経験をして大人になった方々にも、楽しんでもらえればと思っています。(著者より)



    【目次】
    ■ はじめに
    1.哲学というのは、独特の感覚が出発点です
    2.私は世界だ
    3.論理
    4.物理法則など
    5.倫理とは何か
    6.絶対的なもの
    7.絶対的なものと言葉
    8.死
    9.語りえないもの
    10.言語ゲーム
    11.家族のような類似
    12.言葉の意味
    13.私だけの言葉
    14.文法による間違い
    15.本物の持続
    16.ライオンがしゃべる
    17.魂に対する態度
    18.意志
    19.石になる
    20.かぶと虫の箱
    21.痛みとその振舞
    22.確かなもの
    23.疑うことと信じること
    24.人類は月に行ったことがない
    25.ふたつの「論理」
    26.宗教とウィトゲンシュタイン
    27.顔
    28.噓をつくということ
    29.デリダとウィトゲンシュタイン
    30.ハイデガーのこと
    31.フロイトの弟子
    ■ あとがき
  • やわらかく、そして強く――。

    32年の短い生涯を閉じるまで、実父ブルース・リーがその胸に問い、また信じ、全身全霊で実践してきた人生哲学を、実娘シャノン・リーが迫真の筆致で読み解いた話題作!


    父を失い、兄を失い、自分を見失いそうだった著者が立ち返ったのは、父ブルース・リーが遺した珠玉の言葉とその歩みを止めない生き方だった。
    陰陽道、老荘思想、宮本武蔵……数々の知見とみずからの経験を昇華させたその哲学がここに。

    大事なのはブルース・リーになろうとせず、完全な自分になれるよう努力する、ということです。――シャノン・リー(「はじめに」より)



    【もくじ】
    ■ はじめに

    第一章 水の流れていく道
    第二章 空のコップ
    第三章 永遠の学びの徒
    第四章 相手
    第五章 道具(ツール)
    第六章 障害物
    第七章 暴風雨
    第八章 息づく空(くう)
    第九章 拳を途中で封じる方法
    第十章 友よ

    ■ エピローグ
    ■ 謝辞
    ■ 訳者解説
  • 老い、病、性のきらめき、言えなかった秘密、後戻りのできない人生の選択。
    「世界最高の短篇作家」による珠玉の10作品。



    人生には完璧な絶望も、澄みきった希望もない。
    パールマンの短篇集にちりばめられた無言の種は、あなたのなかで芽吹いて、やがてぞっとするほど優雅な花を咲かせるだろう。
    ――松家仁之(作家)


    愛おしさ、愚かしさ、優しさ、酷たらしさ、善意と悪意、救済と断罪etc.
    人間のすべてを知り尽くした作家、それがイーディス・パールマンだ。
    ――豊崎由美(書評家)


    なにかを諦める。苦く、みじめで哀しい一瞬――それらひとつひとつを柔らかい布で磨きあげ、息を呑むほど美しい宝石に変えてしまう。人生の粋を極めた短篇集。
    ――倉本さおり(書評家)



    本書は、原書Honeydewのうち『蜜のように甘く』(亜紀書房、2020年刊行)に未収録の10篇を訳出した日本オリジナル版です。



    【目次】
    ■ 介護生活
    ■ 救済
    ■ フィッシュウォーター
    ■ 金の白鳥
    ■ 行き止まり
    ■ 斧が忘れても木は忘れない
    ■ 静観
    ■ 花束
    ■ 坊や
    ■ 幸いなるハリー
  • 1,430(税込)
    著:
    平野恵理子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    『五十八歳、山の家で猫と暮らす』で随所に登場した、かわいいけど、気まぐれなキジ白仔猫の〈ドレミ〉。
    ——ドレミの目を通した、人間との生活、自然とのかかわり、二人暮らしの毎日を丁寧に描くイラストエッセイ。


     わたしの名前はドレミ。この夏で五つになるキジ白猫です。
     三週間前からエリーと一緒に住んでます。
     それまでは、東京のリリーさんのところで可愛がってもらってました。
     リリーさんのおうちには仲間がたくさんいて、いつも一緒に遊んでもらってた。
     そして夏の終わりのある日、わたしはエリーのところへやってきたっていうわけ。
     一人暮らしのエリーのところに来たので、今は母一人子一人って感じ。
     ――本文より


    賢いけど怖がりで、自分勝手だけど寂しがり屋で……。
    猫の目から、世界はどんなふうに見えるんだろ?
    猫の気持ちは、猫にしかわからない?



    【目次】
    ■ わたしはドレミと申します

    ■ 大寒の朝
    ■ 日めくり
    ■ 朝のブラシ
    ■ 体重測定
    ■ ごはん
    ■ おやつ
    ■ 怖い顔
    ■ 期待には応えない
    ■ 回覧板の手さげ
    ■ わたしの寝場所
    ■ 眠り猫
    ■ わたしのトイレ
    ■ お引っ越し
    ■ お客さん
    ■ 雪
    ■ エレガントな足取りで
    ■ プレイ
    ■ たかいたかい
    ■ 京壁のキズ
    ■ キーボード
    ■ テンブクロ
    ■ 脱走
    ■ プリンセス天功事件
    ■ ムンちゃん
    ■ お医者さん
    ■ 包帯服
    ■ お留守番
    ■ 夢中なエリー
    ■ 不思議なソファー
    ■ シッポでお返事
    ■ 待ってなんかないもん

    ■飼い主のつぶやき
     ▶ ブラシ
     ▶ 呼ばれても
     ▶ メインクーン
     ▶ 瞳でアッピール
     ▶ 猫激突
     ▶ 小鳥狙い
     ▶ 自分で快適に
     ▶ だんだん声が小さくなる
     ▶ 邪魔することが生きがいさ

    ■ 飼い主日記

    ■ 飼い主によるあとがき
  • 「#検察庁法改正に抗議します」のTwitterデモ仕掛け人による、初の著作!


    男性中心の広告業界でがむしゃらに働いてきた20代。
    気が付けば、同世代の男性は結婚し、仕事でも飛躍している。
    なのに自分は彼氏もできない。
    焦って婚活したものの、高学歴・高所得・仕事での成功が壁となる。

    容姿で判断されたり、会議で意見が通らなかったり、男性との賃金格差だったり、――なんだか辛くて生きにくい。


    あるとき、その理由がわかった。
    それは、女性がひとりで生きていくことが難しくなるように、男性に依存しなければいけないように、この社会が作られているからだった。

    「…………ぜんぶ運命だったんかい」
    「私の運命は、この社会の構造の上に敷かれたものだったんだ」


    ひとりの女性がフェミニズム、そして社会活動に目覚めるまでを涙と笑いで綴るエッセイ集。



    【もくじ】
    ■ おじさん社会と女子の青春
    ■ おじさん社会と婚活女子
    ■ おじさん社会の真実
    ■ おじさん社会からの脱落
    ■ おじさん社会への逆襲
    ■ 声を上げてみたくなったら
    ■ あとがき
  • 刊行以来、賛否両論を巻き起こしたエスノグラフィ、ついに翻訳。

    社会学の巨人アーヴィング・ゴッフマンを父にもつ著者・アリスは、フィラデルフィアの黒人居住地区「六番ストリート」に六年間暮らし、さまざまな罪状で追われる若者たちと日々を過ごす。

    頻繁に行われる逃走劇や、警察による家宅捜索、刑務所を訪れる恋人や犯罪に加担する家族たち——。
    麻薬や殺人とも深く結びついた生々しい営みをつぶさに観察していく中で、アリスは大きな事件に巻き込まれていく。


    犯罪が日常化した暮らし、巨大な影響を及ぼす司法システム、それに対する人々の一筋縄ではない関わり……。「これが、アメリカで生きる黒人たちのリアル」



    【目次】
    ■ プロローグ
    ■ まえがき
    序章
    第一章 六番ストリートの少年たちと彼ら彼らの法律上の問題
    第二章 逃走術
    第三章 警察がドアをガンガン叩くとき
    第四章 法律上の問題を個人的に使える手立てに変える
    第五章 犯罪者となった若者たちの社会生活
    第六章 保護と特典の市場
    第七章 クリーンな人々
    結論 逃亡者のコミュニティ
    ■ エピローグ——六番ストリートを離れる
    ■ 謝辞
    ■ 付録——方法論ノート
    ■ 原注
    ■ 訳者解説
  • 1,430(税込)
    著:
    村井理子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    ヤンチャないたずらもしながらぐんぐん成長していく黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」と、中学生になった双子の息子たちとのかけがえのない日常。

    うっかり食べ過ぎて近江牛みたいに太った「イケワン」ハリー。
    丸くなって眠るさまは、まさに恵方巻。
    愛されバディを取り戻すその日まで、飼い主・理子さんは今日も奮闘する!

    『犬がいるから』に続く、村井家とハリーの爆笑と涙を誘うエッセイ集。
    巻末に、ライター青山ゆみこさんとの対談も収録。

    「私は犬を通して、繰り返す平凡な毎日の、かけがえのない美しさを理解している。変わらないことは、実は尊いのだと教えられている。そして、犬がただそこにいてくれることが、幸せを運ぶのだと知った。このままずっとこんな時間が続けばいいと強く願っている。犬と過ごすことで、日々感じているわずかな痛みを癒やしている。犬を抱きしめることで、ふとした瞬間、心に開いてしまいそうな穴を、なんとかして塞いでいる。」(本文より)
  • 北京でも上海でもない、中国の奥深さを行く。

    国を挙げて大開発が進む中国。地方都市には高層ビルが建ち並び、人々の生活は豊かになっている。しかし同時に数百年単位で続いてきた「暮らし」が一瞬で消えていく。
    天空に浮かぶ村「窯洞」、昔日の繁栄を今に残す城壁の街、伝統劇や伝統武術を継承する人たち、変わりゆく水郷、その地方ならではの味……。
    独特な文化が残る町や村の変わりゆく姿を丹念に描いた味わい深い紀行エッセイ。

    【目次】
    はじめに
    1章 キャラバンの通った道
    2章 埠頭でつながる港町
    3章 脈々と続く伝統文化
    4章 商人たちの汗と涙
    5章 開発と保護の狭間
    6章 今と昔の交差点
    7章 信仰が支えた町
    8章 消えがたい戦の記憶
    あとがき
  • 1,980(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    亡くなったのは
    わたしが愛した
    あの人で
    千人の中の
    一人ではないのです

    たった
    ひとつの
    いのちを喪った
    わたしのような
    人間がいるのを
    忘れないで下さい

     ――「いのち ひとつ」


    先に逝ってしまった大切なあなたへ。

    残された者にできるのは言葉を贈ること。
    悲しみと祈りを込めて紡がれる、34の言葉の捧げもの。
  • いつもの風景が、その姿を変える

    単なる偶然、でも、それは意味ある偶然かもしれない。
    世界各地へ出かけ、また漱石『夢十夜』や三島『豊饒の海』、芭蕉など文学の世界を逍遥し、死者と生者が交わる地平、場所に隠された意味を探し求める。

    能楽師・安田登が時空を超える精神の旅へといざなう。


    私たちには、「見えないもの」を見る力が備わっています。
    「目」を使わないでものを見る力です。(まえがきより)
  • 1,650(税込)
    著:
    太田和彦
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    70すぎたら愉しくなった
    「老後」を受け入れて初めて、大切なものが見えてくる。
    粋と喜びに彩られた“オオタ式”享楽人生論

    「ながく生きてきて、ものごとが見えてきた。社会的地位が高い・低いなどという価値観はとうに消えた。そういうことにこだわる人はつまらん人だとわかってきた。立身出世をはたした、経済的に成功した、それがどうした。頭がいいとか、リーダーシップがあるとかも、どうでもよいことになった。人生の価値観が変わったのだ。」(本文より)

    【目次】
    まえがき
    1 酒場で飲む
    2 酒を味わう
    3 旅に出る
    4 古い映画を見る
    5 一人を愉しむ
    6 私の東京物語
    あとがき
  • ウイルスは「敵」なのか? それとも――?

    人類学、哲学、批評、アート、小説、精神分析、ビッグヒストリー、妖怪、科学史……。
    ジャンルを異にする俊英たちが、コロナ禍が露わにした二元論の陥穽をすり抜け、「あいだ」に息づく世界の実相を探る。刺激的な八つの対話集。


    刻々と迫りくる感染症と、その対策に奔走する我々。
    緊急事態宣言下の日本で行われた八つの対談は、未曾有の事態を普遍的な観点から見つめ直す、二つのまなざしが直交する対話の記録である。



    【目次】

    ■ TALK 01 奥野克巳 × 近藤祉秋
    ウイルスは人と動物の「あいだ」に生成する

    ■ TALK 02 逆卷しとね × 尾崎日菜子
    接触と隔離の「あいだ」を考える

    ■ TALK 03 吉村萬壱 × 上妻世海
    私と国の「あいだ」を/で問い直す

    ■ TALK 04 清水高志 × 甲田烈
    既知と未知の「あいだ」の政治

    ■ TALK 05 松本卓也 × 東畑開人
    心と身体の「あいだ」を考える

    ■ TALK 06 山川冬樹 × 村山悟郎
    隔離され、画像化された二つの「顔」、その「あいだ」で

    ■ TALK 07 辻村伸雄 × 石倉敏明
    歴史と神話の「あいだ」の実践

    ■ TALK 08 塚原東吾 × 平田周
    グローバルとローカルの来たるべき「あいだ」へ
  • リストラ、大病、災害、パンデミック……危機は必ず、またやってくる!
    貯蓄ゼロのあなたへ――ちょっとした工夫と考え方、公的資金の賢い使い方で、今度こそ達成!

    ■「保険を整理したい」あなたは… → 2章
    ■「年金がもらえるか心配」なあなたは… → 3章
    ■「消費税がさらに上がったら困る」あなたは… → 5章


    【佐藤式の貯蓄術】とは……
    ① 必要なお金、楽しいことに使うお金を削るのではなく、無駄な支出を見直すこと
    ② お金だけを貯めるだけではなく、年金、公的支援などの知識を貯めること
    ③ 状況に応じて、うまく生活を変化させていく対応力のある生活スタイルを
    ④ 良好な人間関係を蓄えておくことも、貯めておきたいこと
    ⑤ 困っている人に優しい制度を国が整備してくれるように政治の動きに興味を持つ


    ムダをなくして、老後のために今を犠牲にせずに、軽やかに生きる。
    「貯蓄は安心と自由のために」をモットーに、危機に耐えうる生活術と考え方を伝授します。
  • 1,980(税込)
    著:
    白田秀彰
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    「えっちなのはいけません!」という社会規範は、いかにして生まれたのか?

    気鋭の法学者が、性表現規制の東西の歴史を読みとき、その背後にある政治的な力学を鮮やかに描きだす、必読文献!

    東浩紀さん、宮台真司さん 推薦!

    性表現規制の歴史は、
    「自分より道徳的に劣る人々」を発見し、保護する歴史にほかならなかった!
    表現規制に関心のあるすべての読者、必携の書。
    (東浩紀)

    法の猥褻と習俗の猥褻はどのように異なるのか。
    習俗の猥褻は社会の階層構造に沿って変化する。
    法の猥褻はそれを参照しつつも統治目的に従う。
    本書は猥褻を規定する社会の力を徹底解明した。
    (宮台真司)

    装画=山本直樹

    【目次】
    第一章(基礎編) 「猥褻」とはそもそも何なのか 
    第二章(歴史編) 「性(えっち)」の比較社会論
    第三章(近代史編) 市民社会と道徳
    第四章(法制史編) 「えっちな表現」はいかに取り締まられてきたか 
    第五章(法制史編その2) 「えっちな表現」規制はいかに制度化されたか
    第六章(日本編) 日本における性表現規制の歴史
  • 1,760(税込)
    著:
    吉田亮人
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    いしいしんじさん推薦!
    「ろうそくの灯を手のひらに包むような読書。ことばにも、写真と同じように、吉田さんのなかの「人間の光」が、さやかに溢れだしている。」



    「今の仕事をこのまま続けるつもりなの?」——妻の一言が僕の人生を変えた。

    バングラデシュのレンガ工場や皮なめし工場の労働者、ふたり暮らしの老女と青年——〈働く人〉や〈生と死〉をテーマに撮影し、国内外で注目されている吉田亮人。

    しかし、もともと写真家を志していたわけではない。

    妻の一言から教員という仕事を捨て、無謀にもこの道を選んだ。
    専門的に学んだことのない男が、右も左もわかないまま踏み出し、挫折し、傷つき、そして国際的に評価を受けるようになるまでの10年を振り返る。


    ——「働くとは何か」「生きるとは何か」について考えた渾身の一冊。



    【目次】
    プロローグ

    1.写真家になる
    ■ 始まり
    ■ 選択
    ■ 願い
    ■ 約束
    ■ 別れ
    ■ 船出
    ■ 振り出し
    ■ インド行き
    ■ 更紗
    ■ 情けない人
    ■ 銭がなけりゃ
    ■ 鳥葬
    ■ 厳しい人
    ■ 持ち込み
    ■ 初個展
    ■ 弟
    ■ 働くとは何か
    ■ レンガ工場
    ■ はじめての賞
    ■ 何も知らない
    ■ 修業
    ■ 再び

    2.大切な出会い
    ■ ただならぬ出会い——矢萩多聞さんのこと
    ■ Brick Yard
    ■ パリフォト
    ■ 皮なめし工場
    ■ Tannery
    ■ 行商人
    ■ 退蔵院方丈襖絵プロジェクト——村林由貴さんのこと
    ■ まだ見ぬ世界を求めて——近藤雄生さんのこと
    ■ シプさんの言葉
    ■ 代を継ぐ仕事——松林豊斎さんのこと
    ■ 続けていく覚悟——堀部篤史さんのこと
    ■ 写真を現場に返す

    3.写真をおくる
    ■ 老女と青年
    ■ 悲しみ
    ■ 向き合う
    ■ 森
    ■ 京都グラフィー
    ■ 葬送
    ■ 誕生
    ■ 写真家になる

    エピローグ
    あとがき
  • あなたはどの「死後」を望みますか?
    だれもが悩む問題「死後はどうなる?」を宗教・哲学、AIについての議論を横断しながら対話形式で探究する。
    宗教と哲学の知見を駆使して古今東西の6つの死生観を検討した先に、答えはみつかるか。

    【本書で検討する6つの死生観】
    1 他の人間や動物に生まれ変わる。
    2 別の世界で永遠に生き続ける。
    3 すぐそばで子孫を見守る。
    4 子孫の命の中に生き続ける。
    5 自然の中に還る。
    6 完全に消滅する。
  • 想像を絶する悲惨な体験を記憶し続けるために——

    18世紀末、新天地を求めロシアに渡り農業で繁栄したドイツ人移民たちはその後、ロシアの体制変化の中で権利を剥奪されていく。
    飢饉と疫病、強制移動、強制労働など、相次ぐ悲惨な出来事を生き抜き、やがて世界各国へ再移住していった人々の姿を、近代ロシア民衆史研究に身を捧げてきた歴史家が鮮やかに描き出す。

    権力に翻弄されながら悲劇を生き抜いていった不屈の民の息遣いが、当時の文献や新聞記事、手紙、世界各国に散った子孫たちの証言によって浮かび上がる、歴史研究の精華。

    他民族の社会への移住と受容・同化、戦争における民族問題、難民・飢餓にたいする国家の対策と国際支援、強制移住と強制労働、再移住先を探す国際的交渉、苦境からの脱出といった問題を潜り抜けてきた彼らの経験から、我々は現代への歴史的メッセージをどれだけ引用し得るのか、自らの知恵が厳しく試されている。——本文より



    【目次】
    総説 「移動を強いられた民」ロシアドイツ人
    序説 ドイツからロシアへの移住(ヴォルガ地方、南ロシア)——一八世紀末—一九世紀初頭

    第Ⅰ部 ロシアの歴史のなかに生きる——帝政・世界大戦・革命・飢饉・圧政

    第二章 帝政期ヴォルガ下流域におけるドイツ人入植地の社会経済生活
    第三章 第一次世界大戦とロシアドイツ人——忠誠・従軍・捕虜・土地収用・強制移住
    第四章 ロシア革命・内戦とロシアドイツ人——マフノ軍・赤軍と戦う
    第五章 ヴォルガに鳴り響く弔鐘——一九二一—二二年飢饉とドイツ人移民
    第六章 アンナ・ヤウクの生の軌跡——戦争・革命・飢餓・ドイツ移住
    第七章 強制移住(一九四一年)と強制労働(労働軍)——体験者の証言

    第Ⅱ部 苦境からの脱出——国外移住

    第八章 北アメリカへの移住——合衆国北西部の甜菜栽培
    第九章 南アメリカへの移住——アルゼンチン移住当初のロシア的共同体秩序
    第十章 スターリン体制を逃れて中国ハルビン、そして南北アメリカへ——アムール川、ウスリー川を越えて
    [補説] 満洲の異文化社会に生きたリップハルト家一族
    第十一章 祖国ドイツへの移住——帝政期、ソ連およびソ連邦崩壊以後

    ■ おわりに
    ■ あとがき
    ■ 初出一覧
    ■ 史料・参考文献
    ■ Danksagung
    ■ Inhaltsverzeichnis
  • 日系移民の子孫たちの言葉から浮かび上がる、もう一つの日本近代史

    移民たちはみな未知なる世界へと旅に出たが
    それは“同一性・帰属意識”を探求する旅でもあった
    だが彼らは帰る場所を探しているわけではない
    陽が昇る未来に向かい今も旅を続けているのだ
    --宮沢和史氏

    出会えば出会うほどわからなくなる。それでも少しずつわかっていく。
    期待を現実で溶かしていくための、ゆっくりで誠実な旅の記録。
    --望月優大氏

    私もそうだけど、もう誰もかもがじつは日系移民なんだな、
    たまたま日本に住み続けてまだ移動してないだけで。
    そのあり方は私たちが思っている「日本人」よりはるかに多彩だ。
    --星野智幸氏

    この本を読み進めていて何より実感できたのは、
    私たちがどんな国に帰属していようと、どこに移り住もうと、
    所詮は誰しも地球という惑星の、逞しき住民ということだ
    --ヤマザキマリ氏


    沖縄からペルーへ移住した先祖を持ち、首都リマで生まれた演出家。
    二〇年ぶりに訪れた生まれ故郷で、沖縄系日系人の祭りに参加する。
    ——自分もここで日系人として育っていたかもしれない。
    かつて多くの日本人が南米へ渡った。
    その子孫にあたる若者たちの話を聞きたい。
    ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ボリビア。
    彼らをたずねる旅が始まった。



    【目次】
    1.Perú ペルー
    ■ 沖縄
    ■ ペルーに生まれて
    ■ ステージの上

    2.Argentina アルゼンチン
    ■ フアン一家
    ■ 出生地主義

    3.Paraguay パラグアイ
    ■ ブエノスアイレス → ラパス移住地
    ■ サッカーを遊ぶ
    ■ 若者たちへのインタビュー
    ■ 蜜蜂の巣箱

    4.Brasil ブラジル
    ■ 港町サントス
    ■ サンパウロとサッポロ
    ■ ヨシオさん

    5.Bolivia ボリビア
    ■ 低地ボリビア
    ■ キャンプ
    ■ めんそ~れ
    ■ 沖縄の人だもん
    ■ 飲み会にて
    ■ ボリビア大移動
    ■ ルレナバケの日本祭り
    ■ リベラルタ、旅のおわり

    en Kioto 京都にて

    謝辞
    参考文献
    初出
  • ふれる、聞く、愛する、憎む……

    悲しみの先に広がる
    25の風景

    『悲しみの秘儀』に続き魂の思想家が贈るエッセイ集!

    生きていればときに闇の中を歩かなくてはならないことがある。そうしたとき、私たちは、内なる言葉を、ともしびにしながら歩くことができる。言葉など、と思ってはもったいない。たった一つの言葉にも闇にある人を光へと導く力が宿っている。
    (「祈る」より)

    25の「生きていくうえで、かけがえのないこと」
    眠る 食べる 出す 休む 書く 
    ふれる 悲しむ 喜ぶ 嘆く 老いる 
    読む 見る 聞く ときめく 忘れる 
    働く 癒す 愛する 耐える 念ずる 
    待つ 憎む 見つめる 壊す 祈る
  • すべてを「ウザい」の一言で済ませてしまう大学生。「いまのお気持ちは?」以外に聞くことができないマスメディア。問題が勃発するたびに口を閉ざす政治家……。日本社会の停滞は、言葉が圧倒的に足りないことが原因なのでは?
    こうした閉塞感を打開するべく、「豊かな言葉とたくさんのおしゃべりこそが、これからの日本を救う」と一人のセンセイが立ち上がった。
    教育現場、会社、メディア、国会など、さまざまな例をあげながら、日本の現状と未来について語り尽くす。言葉の問題をとおして考えた〈現代日本論〉。
  • 3,080(税込)
    著:
    阿古真理
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    食欲と人物ドラマが織りなす、おいしい歴史。

    江戸の昔から、日本人の胃袋と心を満たし、人と人のつながりを生み出してきた外食。
    高級フレンチから寿司、天ぷらからファミレス、カレー、中華、ラーメン、B級グルメにアジア飯……。

    高級から庶民派まで、より良いものを提供しようと切磋琢磨した料理人たちのドラマがあった。
    温かさと幸福を求めて美味しいものに並ぶ人も、何があっても絶えたことはなかった。

    個々のジャンル史をつぶさに見ていくと、一つの大きな共通する流れが見えてくる。
    コロナ禍によって変容を強いられる外食産業の希望のありかを、歴史にさぐる。

    読めばお腹が空いてくる!壮大な絵巻物。



    【目次】
    ■ はじめに

    プロローグ 「食は関西にあり」。大阪・神戸うまいもの旅。


    第一部 日本の外食文化はどう変わったか

    第一章 ドラマに情報誌、メディアの力
    ■ 一 『包丁人味平』から『グランメゾン東京』まで。食を描く物語
    ■ 二 グルメ化に貢献したメディア

    第二章 外食五〇年
    ■ 一 大阪万博とチェーン店
    ■ 二 バブル経済とイタ飯ブーム
    ■ 三 一億総グルメ時代

    第三章 ローカルグルメのお楽しみ
    ■ 一 フードツーリズムの時代
    ■ 二 食の都、山形
    ■ 三 伊勢神宮のおひざ元で


    第二部 外食はいつから始まり、どこへ向かうのか

    第一章 和食と日本料理
    ■ 一 料亭文化の発展
    ■ 二 居酒屋の日本史
    ■ 三 食事処の発展
    ■ 四 江戸のファストフード

    第二章 和食になった肉料理
    ■ 一 牛肉を受け入れるまで
    ■ 二 とんかつ誕生
    ■ 三 庶民の味になった鶏肉
    ■ 四 肉食のニッポン

    第三章 私たちの洋食文化
    ■ 一 定番洋食の始まり
    ■ 二 ファミリーのレストラン
    ■ 三 西洋料理から洋食へ

    第四章 シェフたちの西洋料理
    ■ 一 辻静雄という巨人
    ■ 二 グルメの要、フランス料理の世界
    ■ 三 浸透するイタリア料理

    第五章 中国料理とアジア飯
    ■ 一 谷崎潤一郎の中国料理
    ■ 二 東京・中国料理物語
    ■ 三 ソウルフードになったラーメン
    ■ 四 ギョウザの秘密
    ■ 五 カレーとアジア飯


    エピローグ コロナ時代の後に

    ■ あとがき
  • バージョンアップせよ、これが左派の最新型だ!

    日本のリベラル・左派の躓きの石は、「経済」という下部構造の忘却にあった!
    アイデンティティ政治を超えて、「経済にデモクラシーを」求めよう。

    左派の最優先課題は「経済」である。

    「誰もがきちんと経済について語ることができるようにするということは、善き社会の必須条件であり、真のデモクラシーの前提条件だ」
    欧州の左派がいまこの前提条件を確立するために動いているのは、経世済民という政治のベーシックに戻り、豊かだったはずの時代の分け前に預かれなかった人々と共に立つことが、トランプや極右政党台頭の時代に対する左派からのたった一つの有効なアンサーであると確信するからだ。
     ならば経済のデモクラシー度が欧州国と比べても非常に低い日本には、こうした左派の「気づき」がより切実に必要なはずだ。(ブレイディみかこ/本書より)

    【目次】
    第1章:下部構造を忘れた左翼
    第2章:「古くて新しい」お金と階級の話
    補論1:来るべきレフト3.0に向けて
    第3章:左と右からの反緊縮の波
    第4章:万国のプロレタリアートは団結せよ!
    補論2:新自由主義からケインズ、そしてマルクスへ
  • 悲しいと感じるとき、亡き愛する人を感じたことはないだろうか。
    悲しいのは、亡き人が近くにいるからだ、そう思ったことはないだろうか。

    西田幾多郎、鈴木大拙、田辺元、井筒俊彦、小林秀雄、柳田國男、池田晶子、須賀敦子……。
    日本思想史に連なる人々との「対話」を通過して、「死者の哲学」が立ち上がる。
    若松英輔のエッセンスが詰まった初期の代表作に三篇の新原稿を加えて編む。


    2011年の3月11日、君は大切な人を亡くした。
    ——その前年2月7日、ぼくも妻を喪った。
  • つましく、図太く生きてゆこう。

    外に出て四季をめでる。本屋と酒場をはしごする。
    ——自分だけの場所を探して。


    高望みどころか望みなし。
    もうひとりでいい。
    夜一杯飲めればじゅうぶん。
    これは楽だ。(本文より)
    ——居酒屋作家のうたかたエッセイ。豊かな「ひとり時間」の過ごし方。
  • ひとりの楽しさも、心地よさも知っている。
    もう恋愛に振り回されたくない。
    いや、ぶんぶん振り回されてみたい。
    ——行ったり来たりのわたしの心!

    恋愛なんてもう卒業。
    花や草や虫を愛で、気の合う仲間を思い、心穏やかに暮らしていたい。
    そう嘯きながらも、恋に恋する気持ちが捨てられない。
    恋愛は甘く美しく、しかし時に猛毒ですらあることだってもちろん知っている
    というのに——
    人と人との間で交わされる、恋と愛のエピソードを渉猟する日々を丹念に綴った、メレ山メレ子的恋愛フィールド雑記帳。

    穂村弘さんとの特別対談を収録!

    ブックデザイン:服部一成
  • 未曾有の危機を前にして、私たちは「何を考えればよいのか」を見失ってしまった——。

    「人間の想像力の果て」からやってきたウイルスによって、我々の日常に無数のひびが走った。
    消せない不安と変化を余儀なくされた日々の営みを前に、思考の足場をどこに築けば良いのか。

    生命、自然、生と死、共生と敵対。
    いま浮上する課題をめぐって、三人の異才がアイディアを持ち寄り、変奏し、問いを深めていくリレーエッセイ。


    【目次】

    ・はじめに——禍の街から、生命と自然のゆくえを見つめる
    ・ウイルスは我々に何を伝えに来たのか
    ・植物の時間
    ・足し算的時間と合理のひび割れ
    ・元の日常という脅威
    ・人間の体と植物の体
    ・〈凝固した日常〉を突き刺すもの
    ・被造物の底
    ・体を失う日
    ・「いる」の喪失とは何か?
    ・死の無力さと分身の持つ力
    ・コロナさん
    ・ようこそコロナちゃん
    ・聖なるもの
    ・垂直の家族、水平の家族
    ・コロナとはうまくやっていけるかもしれないが、人間同士ではそうではないのかもしれない
    ・ヒトと人
    ・グラブとアンパン
    ・アニミズム思考のほうへ
    ・二つの小説
    ・意味の非人間性
    ・覚知される世界、コロナの迷い
    ・堆肥男
    ・胎盤とバースデーケーキ
    Ⅱ リレーエッセイを終えて
    ・生の全体性を取り戻す
    ・帯状疱疹ウイルスと私
    ・想像力の果てからやってきた使者
    ひび割れた日常を生きるためのブックガイド
  • 1,980(税込)
    著:
    小倉美惠子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    神秘と技術と才能が生まれる場所、諏訪。
    ——多くの仕事や人が、どうしてこの地から生まれたのか?

     
    長野県の諏訪は、諏訪湖を中心に八ヶ岳や霧ヶ峰も含む広大な地域。
    諏訪湖は中央構造線とフォッサマグナが交わるところ。

    まわりには縄文の時代から人が暮らし、諏訪信仰がいまも息づく。
    江戸時代の繰越汐による新田開発、近代に入ると片倉製糸が栄華を極め、その後、東洋のスイスと言われるほど、精密機械の会社が数多く興った。

    セイコーエプソン、ハリウッド化粧品、ヨドバシカメラ、すかいらーく、ポテトチップスの湖池屋、岩波茂雄、島木赤彦、新田次郎、武井武雄、伊東豊雄…… 。
    多くの仕事や人は、どのように生まれたのだろうか。


    ただならぬ場所、諏訪の地力を、丹念な取材で掘り起こす歴史ノンフィクション。


    【目次】
    第一章 シルクエンペラーと東洋のスイス——近代ものづくり編
    第二章 ゴタたちが編んだ出版ネットワーク——近代人づくり編
    第三章 〝空〟なる諏訪湖の求心力——土地となりわい編
    第四章 人と風土が織りなす地平——科学と風土編
  • 1,540(税込)
    著:
    尹雄大
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    ジェーン・スーさん推薦!
    「個人的な経験を丁寧に解していくと、そこに社会が現れる。
    読後、自分の話にじっくり耳を傾けてもらえたような充足感を得る人は多いだろう。
    私もそのひとりだ」


    僕らはいい加減、都合のいい妄想から目を覚まさなければならない。
    圧倒的な非対称を生きる僕らは、どうしてその事実に気づけないのか。
    真に女性と、他者とつながるために、乗り越えねばならない「男性性」の正体とは何か。

    50歳となった著者が、自らの体験を出発点に「いかにして男はマッチョになるのか」「どうすれば男性性を脱ぎ去ることができるのか」を問う。
    ——これまでにない男性をめぐる当事者研究!



    【目次】
    はじめに
    1章 どのようにあたかも自然と男は男になってきたのか
    2章 恐怖と勇気が与え、奪い去ったもの
    3章 切断の恐怖と悲しみと痛み
    4章 猥談とノリ
    5章 男性性と女性性
    終わりに
  • 息苦しいこの世界からの出口は、ある。

    片づけコンサルタント「こんまり」のメソッドは、
    自分とモノとの純粋な対話ではなく、自分自身との対話を目指すものなのではないか。
    アニミズムとは、地球や宇宙における存在者のうち、人間だけが必ずしも主人なのではないという考え方だとすれば、自分との対話を目指すのは、人間のことだけしか考えていないという意味で、真のアニミズムとは呼べないのではないか。
    本書の出発点は、ここにある。

    アニミズムは「原初の人間の心性」として過去のものとされてきた。
    しかし、そこには、人間の精神を豊かにするヒントが隠されているのではないか。
    文学、哲学の大胆な解釈とフィールド経験を縦横に織り合わせて、「人間的なるもの」の外へと通じるアニミズムの沃野を探検する。

    人間が世界の「主人」をやめた時、動物、モノ、死者との対話がはじまる。
     
     
    【目次】
    1 こんまりは、片づけの谷のナウシカなのか?
    2 風の谷のアニミズム
    3 川上弘美と〈メビウスの帯〉
    4 壁と連絡通路——アニミズムをめぐる二つの態度
    5 往って還ってこい、生きものたちよ
    6 東洋的な見方からアニミズムを考える
    7 宮沢賢治を真剣に受け取る
    8 まどろむカミの夢——ユングからアニミズムへ
    9 純粋記憶と死者の魂——ベルクソンとアニミズム
    10 記号論アニミズム——エドゥアルド・コーンの思考の森へ
    11 人間であるのことの最果て——語りえぬものの純粋経験
    12 人間にだけ閉じた世界にアニミズムはない
    あとがき
    参考文献
  • 1,870(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    「いのち」によって支えられている今を深く味わう。
    そのときはじめて、私たちは深い安堵に包まれる、と池田晶子はいうんだ。


    『14歳の哲学』をはじめ多くの傑作を遺した孤高の哲学者、池田晶子。
    彼女が考え抜いたものとは何だったのか。
    その核心を読み解いた名著『池田晶子 不滅の哲学』(トランスビュー版)に書き下ろしの一篇「不滅の哲学」を加えた増補新版。
     
     
    彼女の哲学は多層的で、一義的に語ることを拒むところがある。
    あるときまで私にとって池田晶子は、稀有なる「魂」の語り手であり、言葉の神秘を生きた人物だった。
    だが、このたび、静かに映じてきたのは、愛の哲学を語る一人の思索者の姿だった。
    そして今、この本を手放そうとする段になって、浮かび上がってくるのは、熱い言葉で幸福とは何かを語ろうとする池田晶子の姿である。(あとがきより)


    【目次】 
    一 孤独な思索者
    二 月を指す指
    三 哲学が生まれるとき
    四 絶句の息遣い
    五 言葉と宇宙
    六 常識と信仰
    七 思い出すということ
    八 内語の秘密
    九 「私」とは考える精神である
    十 夢の向こう
    十一 言葉それ自体が価値である
    あとがき
    [増補]不滅の哲学
    増補新版 あとがき
  • 1,430(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    本を読むことは、書き手との対話である。
    だが、誰と対話するかは慎重に選ばなくてはならない——

    恩師・井上洋治、遠藤周作、須賀敦子、神谷美恵子、池田晶子、柳宗悦……。
    著者自身の「危機」を救ってきた言葉を紹介し、「確かに生きる」ヒントを探る。


    知識ではなく、人生の手応えを与えてくれる「生涯の一冊」に出会うための方法も記す、読書をめぐるエッセイ集。
  • ネパール東部、ソルクンブ郡。エベレストの南麓にあたる北部のクンブ地方は、“勇敢で忠実な山岳民族”と謳われるシェルパの人々の居住地である。標高三〇〇〇メートルを超えるこの険しい山岳地帯では、山道は天候によって質感を変え、しばしば土砂崩れや降雪によって流失しては再び姿を変えて現れる。

    ヤクを追うシェルパたちが自給自足に近い暮らしを営んでいたこの地域は、次第に山岳観光の名所として知られるようになり、現在では年間数万人もの観光客が訪れるようになった。シェルパの人々はヒマラヤ登山の手助けをして働くようになり、ネパール各地からはポーターやガイドなどの職を求めて、「シェルパ」を名乗る多様な出自の人々も集まってくる。

    変転する自然環境のなか、観光客のために道を見出しながら山中をゆく彼らとの出会いは、存在をめぐる根源的な問いへと通じていた――「世界」「自己」の自明性をゆるがすフィールド体験をもとに、ティム・インゴルドらの議論を補助線にして気鋭の人類学者が描き出す、刺激的なエスノグラフィ。

    世界を歩むとき、自己は道であり、道は自己である

    われわれは世界のうちで無数の人やモノや事物と対等な関係のなかで生を営んでおり、人間社会とはそのうちの一部を恣意的に切り出したものに過ぎない。そしてわれわれが一歩を踏み出すとき、自己の身体は他者の身体やモノや概念からなる環境中の諸要素とそのつど一回的な関係を取り結び、道のアレンジメントの一部となる。世界を歩むとき、自己は道であり、道は自己である。(本文より)

    電子版では写真をすべてカラーで掲載しています。
  • 1,760(税込)
    著:
    繁延あづさ
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    「かわいそう」と「おいしそう」の境界線はどこにあるのか?
     
    山に入るたび、死と再生のダイナミズムに言葉を失いつつも、殺された獣を丹念に料理して、一家で食べてきた日々——。
     
    獣を殺す/料理する/食べる。
    そこに生まれる問いの、なんと強靭にして、しなやかであることよ。
    いのちをめぐる思索の書。
    母として、写真家をして、冒険者として。
    死、出産、肉と皮革を、穢れから解き放つために。——赤坂憲雄氏、推薦!

    【目次】
    はじめに
    序章  獣の解体と共食
    第1章 おじさんと罠猟
    第2章 野生肉を料理する
    第3章 謎のケモノ使い
    第4章 皮と革をめぐる旅
    おわりに
  • 学費のため風俗に走る女子大生、貧困地域で蔓延する主婦の売春、低賃金で部品のように働かされる介護現場。
    ——「貧困」は社会のいちばん弱い部分を直撃する。

    バブル崩壊から日本社会は転げ落ちはじめた。
    終身雇用、労働組合のあり方、すべてが時代遅れとされ、ネオリベ(新自由主義)と自己責任論が社会を席捲した。

    そこで犠牲になったのは、主に女性たちと若者。
    そして、いま中年男性が狙われている。

    国が決めたマクロな政策はときに末端の人々を壮絶な現実に陥れる。
    ——衰退途上国で、次に堕ちるのは、中年の男たちだ。

    衰退途上国・日本の現状を徹底討論したノンフィクションライターと政治学者による平成30年史。そして未来は?

    【目次】
    プロローグ 新自由主義とは
    1 コロナ禍が浮き彫りにした見たくなかった現実
    2 コロナがなければ、中年男性が死ぬはずだった
    3 どうして団塊の世代だけが恵まれるのか
    4 分断をこえて、ポストコロナを生きる

    あとがき
    ・なによりも死にたくないという覚悟を——中村淳彦
    ・政治の行き詰まりと私たちのこれから——藤井達夫
  • 1,650(税込)
    著:
    中島大輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    団野村氏、推薦!
    「この本を読んだすべての選手たちに、自らの権利に目覚めてほしい」

    制度施行から27年。
    現実からの乖離が叫ばれる「FA制度」をどう改革すればいいのか……。

    ——選手の流動化は球団にとってマイナスではない。
    抜本的な「FA改革」が生み出すその潮流こそ、プロ野球界にプラスの循環をもたらす最大の鍵なのだ。

    9割の選手が「宣言しない」、その真相に迫る!!

    【目次】
    プロローグ
    第1章 「フリーエージェント制度」導入の舞台裏
    第2章 “プロ野球村”の掟とパ・リーグの遠謀
    第3章 選手会主導で「現役ドラフト」を制度化すべし
    第4章 “踏み絵”を踏んで変わった男の人生
    第5章 いま進むべきFA改革への道——団野村の証言
    エピローグ
  • 本書の鏡に映っているのは、過去に膨大な書物のなかに見ていたアメリカであり、そのアメリカを通してみる日本の姿だ。

    岩倉使節団の一員・久米邦武『米欧回覧実記』や、江藤淳『アメリカと私』を頼りに、サンフランシスコを歩き、アーリントン墓地を訪ね、大陸横断鉄道に乗る。
    否応なく関係を迫られる大国アメリカ。
    過去の日本人がどうアメリカを見、刺激を受け、自己規定をしていったのか。
    過去と現在を行ったり来たりしながら、アメリカを通して日本のこれからを考える歴史エッセイ。

    ——僕らは一五〇年以上、翻弄されつづけている。

    【目次】
    Tokyo,Haneda,August 19,2019
    旧グランドホテル前にて
    開国とはなにか
    即ち日本士人の脳は白紙の如し
    一七年ぶりの再会
    分断社会
    ジョージタウン大学での講義
    講演会の日
    Pearl Harbor,December 7,1941
    私の保守主義観
    カリフォルニア・ゼファー
    最後のサンフランシスコ
    あとがき
  • 母は甘やかなのか、重たいのか?


    成績がよいことですべてが免罪される男たち。それを支える母と息子。
    その濃密な関係が日本社会の骨組みを作っている。

    ——男性にとって女性は恐るべき母でしかないとしたら、
    社会の中での女性への差別もミソジニーも当然かもしれない。


    西原理恵子『毎日かあさん』、のぶみ『ママがおばけになっちゃった!』、古典ともいえる江藤淳『成熟と喪失』、村上春樹の小説群や、ひきこもり、教育ママ、相模原障害者殺人事件など、社会で起こる様々な事例を引きながら、母と息子の関係性をものさしとして、日本社会のいまを考える。


    【目次】
    まえがき
    第1章 母親業はやめられない——過酷で甘美な母というお仕事
    第2章 母は捧げる——自己犠牲という弱者の戦略
    第3章 母の愛は有償である——イエの継承者をつくる
    第4章 イギリスに「いい息子」はいない?——ジェントルマンの予備軍たち
    第5章 母は稼いで世話もする——「ダメ息子」と「しっかり娘」のお約束
    第6章 恐れられる母は女性蔑視を生む——マザコンを隠蔽するセクハラ
    第7章 繭のなかから世界を眺める——幽閉される息子たち
    第8章 豊かな世界と「ママっ子男子」の登場——友だち化する母と息子
    第9章 「教育ママ」の現在と未来——マニュアルをつくる母親たち
    第10章 母は見捨てる——切断する母の論理
    第11章 母の喪失と崩壊——「父」なき社会の底知れぬ不安
    終章  母と息子が離れるとき、日本は動き始める
    あとがき
  • 2,530(税込)
    著:
    志樹逸馬
    編:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    曲った手で 水をすくう
     こぼれても こぼれても
     みたされる水の
     はげしさに
     いつも なみなみと
     生命の水は手の中にある
     指は曲っていても
     天をさすには少しの不自由も感じない
     (「曲った手で」)


    大きな困難の中にあって、生きることの喜びと光を求め続け、言葉を紡ぎ続けた伝説の詩人。
    キリスト教信仰に裏打ちされたひたむきで純粋なことばたち。長く入手困難だった詩作品が、ついによみがえる。

    これまでに刊行された二冊の詩集『志樹逸馬詩集』(方向社、1960年)、『島の四季』(編集工房ノア、1984年)に収録された全詩に加え、遺稿ノートから未公刊の詩を選んで編む。

    付録の投げ込み栞(若松英輔、込山志保子執筆、8ページ)を電子版では巻末に収録しました。

    【もくじ】
    詩集『島の四季』
    詩集『志樹逸馬詩集』
    未公刊詩選
    解説(若松英輔)
    年譜(込山志保子)
    栞(若松英輔、込山志保子)
  • 1,650(税込)
    著:
    佐々木幹郎
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    「窓から入っていいよ」

    姓は「ツイラク」、名は「ミー」ちゃん。
    半野良猫生活を送るメスの三毛猫との、
    かけがえのない時間を日本を代表する詩人がつづる。
    古今東西の「猫詩」も紹介。

    臆病で、どんくさい。
    でも、たまらなく、愛おしい。

    「ツイラク・ミーちゃん」との、のんびりとした日々の暮らし。

    電子版では写真をカラーで掲載しています。

    【もくじ】
    姓はツイラク、名はミーちゃん。
    ノリと妹と
    猫語と全身言語
    猫と山について
    猫が教えてくれること
    足音は風
    そもそも猫とのつきあいは
    繭猫作り
    ツイラク・ミーちゃんの災難
    ツイラク・ミーちゃんの冒険
    僧侶となったミーちゃん
    女王のご帰還、完全回復!
    大家さんと猫
    アイルランドの猫
    バンガー・バーンという猫
    それは恋なのか?
    うちの「大猫」の物語
    駄猫ミーちゃんの幸福
    夏の猫
    猫の記憶
    その手を嚙むよ!
    台風と猫とカトマンズ
    朔太郎の猫
    犀星の猫
    ノラ、ノラ、ノラ
    図書館と猫——あとがきに代えて

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