『サスペンス、香納諒一(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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切なさと救い溢れる3つのラスト。 読者を半泣きさせる警察小説。 心揺さぶる哀切のミステリーロマン誕生!
マンションの一室で三十八歳の女性が死亡。 大量の睡眠薬をアルコールとともに服用したことで昏睡状態となり死に至ったようだ。 テーブルには「疲れました。ごめんなさい」と印字された遺書らしきプリントも。 自死と思われたが、所轄は警視庁捜査一課の大河内茂雄部長刑事に現場への臨場を依頼した。 不自然なことが多かったのだ。 部屋のパソコンからはここ数カ月のメールが消去されていたし、死の前日にスーパーの宅配サービスに注文を入れていることもわかった。 マンション住人からの聞き込みから、複数の男の出入りが確認され、事件当夜には男女の言い争う声も聞かれていた。 大河内刑事は、被害者が中学生のときに父親が殺人を犯していたことをつきとめる。 また被害者は二年前にも大量の睡眠薬を服用し病院に搬送されたこともわかった。 捜査を進めるうちに、被害者のまわりでうごめく黒い影の存在に気づく…… 事件の謎に挑む警視庁捜査一課強行犯係のベテラン刑事の活躍を描く3篇。 -
不審死の背後に広がる予想外に深い闇沼
ぬかるみに足を踏み入れた刑事たちの苦闘
魂を震わせる長篇警察小説!
1970年代の川崎。
京浜工業地帯として発展する裏で、ヘドロで漁ができなくなった漁師たちが、漁業権や船舶の買い上げと、補償金をエサに立ち退きを迫られ、漁民の間に分断と対立が生じていた。
また新興工業地帯には朝鮮や沖縄からの流入者も多く住み、住民感情は複雑化していた。
そんな土地で、多摩川河口に溺死体があがった。
遺体は元漁師の矢代太一と判明。
彼は漁業権問題で漁民をまとめる折衝役だった。
だが遺体には複数の打撲痕が認められ、漁師の溺死という不自然さと併せて事件性をうかがわせた。
そして遺品にはなぜかキーホルダーがふたつあり、自宅以外にもうひとつ家の鍵を所持しているようだった。
川崎警察署刑事課のデカ長、車谷一人は、ベテラン捜査員たちや新米刑事の沖修平らを叱咤しながら捜査に乗り出す。
矢代は漁師をやめて得た補償金で、夫婦で食堂を始めたが、妻の死によって店をたたみ、いまは次男と暮らしていた。
居酒屋やクラブで酒を飲むだけが楽しみだったという。
漁業権放棄問題では対立する漁師グループから恨みも買っていたことがわかった。
被害者の足取りを追ううちに、矢代は居酒屋で飲んでいるところに若い女性から電話がかかり、慌てたようにして店を出て行ったことがわかった。
事件が報道されると、矢代に離れの部屋を貸していたという夫婦から川崎署に電話が入った。
しかも義理の娘とふたりで借りていたという。
矢代には息子が二人いたが、ともに独身で、義理の娘などはいなかった。
手がかりを得た車谷たちは、不審死事件の背後に横たわる予想外に深い泥沼に足を踏み入れることになるが…… -
女性の全裸死体が呼び覚ます、二年前の未解決事件のにがい記憶。
苦闘のすえに刑事たちが辿りついた真実とは…傑作長篇警察小説!
湾岸道路・環七大井ふ頭から京浜運河へと向かう路上で女性の全裸死体が発見された。
被害者は経営コンサルタントの坂上実咲。
殺人事件として捜査一課小林班が動き始める。
被害者の奔放な異性関係が明らかになり、携帯電話の通話履歴からは元刑事の名前も見つかった。捜査一課中本班の沢崎昌午。
中本班への聞き込みで、二年前に起きた殺人事件がふたりを結び付けていたことがわかった。
黒幕にたどりつけず中本班に苦い記憶を残した「プライベートバンカー殺害事件」。
沢崎はその捜査で重傷を負い辞職していた。
そしてその事件で資金洗浄に関わった容疑者として浮上したのが坂上実咲だったのだ。
捜査一課は、小林班と中本班の合同体制をとる。
愛人の会社社長、暴力団、ホスト、婚約者、覚醒剤の売人……
事件の周辺にうごめく男たちの欲望が黒い影を落とすなか、苦闘のすえに刑事たちが辿りついた意外な真実とは…
警察小説の名手が満を持して放つ傑作長篇! -
元警官・越沼が頭蓋骨を冠のように飾られて殺された。
それは26年前の「キング」と呼ばれた殺人犯による、迷宮入り事件の手口と同じだった――。
弘前中央署会計課の小松一郎は、幼馴染みの警視庁警視正・風間によって、捜査の最前線に立たされる。
少年時代の二人はキングの被害者だったのだ……。
北の街を舞台に、心の疵と正義の裏に澱む汚濁を描く、警察小説の傑作! -
すべてを失った男、どん底で夢を見る少年、崖っぷちの悪徳刑事――
3つの発火点が歌舞伎町の腐臭に引火した!
親友の父を殺した秀夫は、服役中に連絡を絶った最愛の人を捜していた。
だが、伝手となる男の殺害現場に遭遇。そこで、震災復興事業の横領を示す文書と大金の入った鞄を託されるが、少年康昊に持ち去られる。
鞄回収のため悪徳刑事天明谷を遣う殺人者一味や、在日韓国人の不良金貸し一派が執拗に迫る中、秀夫を救った少年は山分けを主張。暗黒街を駆ける大争奪戦の行方は? -
人は、“愛する者”を守り通せるか!?
怪文書、脅迫、権力闘争に揺れる学園…。
元警官のひたむきな探索行。
凍てついた早朝の高校校庭で、警備員の桜木が女子生徒の全裸死体を発見した。
元警官という経験を買われた桜木が真相を追うや、教師の学内不倫や用地売却を巡る理事会の軋轢などが浮上。死んだ女生徒がかつて経験した悲惨な事件による精神(こころ)の傷は、今回の凶事に関わるのか?
元警官と現職刑事の攻防と友情、さらに繊細な筆致で心の深淵を抉る異色の警察小説! -
切なくて、心ゆさぶられるはぐれ者たち…
「おまえ、“泣き丸”だよな」少年時代の渾名(あだな)で呼ばれ、銀行支店長の丸太滋雄はぎょっとした。
不良債権の担保ビルに棲む「占有屋」が、幼馴染みの八木勝雄だったのだ。同じ母子寮で育った2人の15年ぶりの再会。そして彼の部屋で見たものは……。(「愛しのアウトロー」)
殺し屋、泥棒、ヤクザ……切なくて胸を打つはぐれ者(アウトロー)たちの出会いと別れ、そして夢。心揺さぶる傑作集! -
“やつはヤクザで、おまえは警官なんだ”
会うはずのなかった世界が交わる街。ヤバくて熱い夜――
元高校球児の新米巡査坂下浩介、27歳。歌舞伎町ゴールデン街に接し、「裏ジャンボ交番」とも呼ばれる花園裏交番に配属――。
ある夜、ホステスが貯め込んだ大金の盗難事件を追って、殺人に遭遇した。容疑者が死体で発見されたのだ。
さらに、高校時代に消息を絶った元野球部監督の西沖に、現場で再会。暴力団仁英会の顔となっていた恩師の言葉で、捜査は急展開した! -
1970年代の川崎。地元漁師たちには、漁業権や船舶の買い上げと補償金を巡り、分断と対立が生じていた。また朝鮮や沖縄からの流入者が多く住民感情は複雑化していた。そんななか、多摩川河口に矢代太一の溺死体があがった。彼は漁業権問題で漁民をまとめる交渉役だったが、それゆえに一部の漁師から恨みも買っていた。遺体には複数の打撲痕が認められた。また遺品にはキーホルダーがふたつあり、自宅以外にも家があるようだった。川崎署のデカ長、車谷は捜査に乗り出す。矢代は補償金で食堂を始めたが、妻の死で店を畳み、いまは次男と暮らしていた。被害者の足取りを追ううちに、矢代は居酒屋で飲んでいるところに若い女性からの電話で、慌てて店を出て行ったことがわかった。事件が報道されると、矢代と義理の娘に部屋を貸したという夫婦から連絡が入る。矢代に義理の娘などいない。車谷たちは不審死の背後に横たわる深い泥沼に足を踏み入れることに…
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元ボクシング世界王者の桐山拓郎は一年前に失明し、現役を退いた。今は無力感に蝕まれる日々。そこに不審死が相次ぐ。ひとりは原発推進団体幹部、もうひとりは苦楽を共にした友人だった。二つの死の背後には、原発利権を巡る政府やエネルギー団体のきな臭い蠢きが。そして桐山は戦慄の事実を知る―。人生の意味を奪還するための死闘。暗闇に光は差すのか。息もつかせぬ傑作冒険小説。
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温子と喬。出会いは路上サーキット。温子のポルシェで、パトカーの包囲を逃れた。喬の仕事は窓拭き。温子、建築会社の重役の娘。そしてパキスタン人ハッサンと、タイ人娼婦パティ。パティは客のヤクザを刺殺。温子は父の会社の裏金強奪を企んでいた。交錯しない筈の人生が交差した時、事件は複雑に絡み、よじれる。発端は美術商殺害事件か?事件を追う老刑事と『死神』という殺し屋…。
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新署長赴任の朝。署の正面玄関前で、容疑者を連行中の刑事が雑居ビルから狙撃された。目の前で事件に遭遇したK・S・P(警視庁歌舞伎町特別分署)の沖幹次郎刑事は射殺犯を追う。銃撃戦の末、犯人のひとりを仕留めるが、残るひとりは逃亡した。金を生む街、新宿歌舞伎町で暴力組織が抗争を開始したのだ。息も吐かせぬ展開と哀切のラストシーン。最高の長篇警察小説。
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