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『松村圭一郎、雑誌を除く、分冊版を除く(実用)』の電子書籍一覧

1 ~7件目/全7件

  • 人の移動を、ひとりの人生として、世界のあり方として、どう語るか?

    「私にとって「移動」という問いは、学問的な探究という枠に収まるものではない。むしろ、互いの人生に巻き込み、巻き込まれた者として課された「宿題」なのだ」(本書「はじめに」より)

    エチオピアの村で生まれ育ち、海外へ出稼ぎに行く女性たち。長年、村に通う文化人類学者の著者は、その話に耳を傾け、歩みを追いかけてきた。彼女たちの実感やリアリティと、海をこえて移動する人びとを国家の視線でとらえる言説と……。その隔たりをどう問い直し、語るか。考えながら綴るエッセイ。

    〈目次〉
    はじめに  移動する人が見ているもの
    第一章 国境のはざまで 
    第二章 フィールドで立ちすくむ 
    ・フィールドノート1 女性たちの旅立ち
    第三章 人類学は旅をする 
    第四章 移民が行き交う世界で 
    ・フィールドノート2 変わる家族のかたち
    第五章 移民の主体性をとらえる 
    第六章 移動する何者かたち 
    ・フィールドノート3 知りえない未来を待つ
    第七章 「人の移動」という問い 
    ・フィールドノート4 揺らぐ夢の行方
    第八章 移動の「夢」が動かすもの
    おわりに 対話をつづけるために
  • 1,870(税込)
    著者:
    松村圭一郎
    レーベル: ――
    出版社: 春秋社

    気鋭の文化人類学者による異色の教育論。高等教育ができることは? 誰もが自分の学びを追求するには? 大学の教育環境が大きく変貌しつつある今だからこそ、知の喜びとは何か根本から考えてみたい。「ほぼ日の学校」の学校長・河野通和氏との対談収録。学生のみならず、新しい視点で世界を見つめてみたいすべての読者へ。
  • これは「わたしのもの」ではなかったのだろうか。調査地でのある出来事から、私的所有の感覚がゆらぐ経験をした著者は、所有への違和感を抱きつつエチオピアの農村へ向かう。畑を耕す牛、畑になる穀物、台所道具、生活する人々など、ミクロなものに目を向けて調査していくなかで見えてきたものとは? 作物は頻繁に分配され、持てる人から貧しい人に与えられる。土地を所有することと利用することの関係。国家による「土地」のコントロール。様々な角度から私的所有をめぐる謎を掘り下げていく。気鋭の文化人類学者による鮮烈なデビュー作。
  • 【『人新世の「資本論」』、次なる実践へ! 斎藤幸平、渾身のプロジェクト】
    戦争、インフレ、気候危機。資本主義がもたらした環境危機や貧困格差で、「人新世」の複合危機が始まった。
    国々も人々も生存をかけて過剰に競争をし、そのせいでさらに分断が拡がっている。
    崖っぷちの資本主義と民主主義。
    この危機を乗り越えるには、破壊された「コモン」(共有財・公共財)を再生し、その管理に市民が参画していくなかで、「自治」の力を育てていくしかない。

    『人新世の「資本論」』の斎藤幸平をはじめ、時代を背負う気鋭の論客や実務家が集結。
    危機のさなかに、未来を拓く実践の書。

    【目次】
    はじめに――今、なぜ〈コモン〉の「自治」なのか?   斎藤幸平
    第一章 大学における「自治」の危機   白井 聡
    第二章 資本主義で「自治」は可能か?――店がともに生きる拠点になる   松村圭一郎
    第三章 〈コモン〉と〈ケア〉のミュニシパリズムへ   岸本聡子
    第四章 武器としての市民科学を   木村あや
    第五章 精神医療とその周辺から「自治」を考える   松本卓也
    第六章 食と農から始まる「自治」――権藤成卿自治論の批判の先に   藤原辰史
    第七章 「自治」の力を耕す、〈コモン〉の現場   斎藤幸平
    おわりに――どろくさく、面倒で、ややこしい「自治」のために   松本卓也
  • 1,562(税込)
    著:
    松村圭一郎
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    文化人類学ってどんな学問?

    黎明期の先駆者たちから、ラトゥール、インゴルド、グレーバーまで。
    繰り返されてきたパラダイム・シフト(=転回)と研究者たちの「格闘」の跡をたどり、現在地を探る。

    6つのテーマ(人間の差異、他者理解、経済行動、秩序、自然と宗教、病と医療)を取り上げ、
    ぐるぐるめぐり歩きながら考える、文化人類学の新しい入門書。

    【「はじめに」より】
    「文化人類学ってどんな学問ですか?」そう聞かれると、いつも言葉に詰まる。「昔は未開社会といわれた民族を研究していたんですが、いまは病院とか、企業とか、軍隊とか、現代的な場所も対象になっています」。そんな言い方をして顔色をうかがう。納得いかない様子なら、「ただフィールドワークという現場に深く入り込んで調査する手法は一貫しています」などと言葉をたす。

    うまくストレートに説明できないのは、文化人類学が何度も大きなパラダイム・シフト(=転回)を経験してきたからだ。研究対象が変わるだけでなく、学問の前提となる理論的枠組みがたびたび入れ替わってきた。その変化は、かならずしも連続的な「発展」ではない。むしろ「断絶」や「亀裂」でもあった。そこには、人類学者たちが先人の築いた基盤やその時代の支配的概念を批判的に乗り越えようと格闘してきた足跡が刻まれている。

    (中略)
    私たちはいったいどんな世界をつくりだそうとし、現実にどう世界を変えてきてしまったのか。それは、人類学という一学問に限らず、いまの時代を生きるすべての人にとって切実な問いである。人類学の一筋縄ではいかない旋回の軌跡をたどりなおす過程は、その問いへの向き合い方がいくつもありうることを確認していく作業でもある。


    【目次】

    1章 人間の差異との格闘
    1 「差異」を問う
    2 構造のとらえ方
    3 未開と近代


    2章 他者理解はいかに可能か
    1 他者理解の方法
    2 揺らぐフィールドワーク
    3 存在論へ

    3章 人間の本性とは?
    1 社会から個人へ
    2 形式主義と実体主義
    3 近代への問い

    4章 秩序のつくり方
    1 法と政治の起源
    2 国家と政治
    3 国家なき社会

    5章 自然と神々の力
    1 宗教とアニミズム
    2 神の概念
    3 自然と人間

    6章 病むこと、癒やすこと
    1 災いの原因
    2 医療人類学の地平
    3 ケアの視点

    7章 現在地を見極める
    1 二分法の問い直す
    2 変革と実践の学問へ
  • 人びとは、富をいかに分け与え、「自分のもの」として独占しているのか? エチオピアの農村社会を舞台に、「所有」という装置が、いかに生成・維持されているのか、緻密に描き出す。「私的所有」という命題へ人類学から挑戦するデビュー作。
    第30回発展途上国研究奨励賞、第37回澁澤賞受賞。
  • 文化人類学は、あたりまえの外へと出ていくための思考のギア(装備)だ!「こんなに『使える』本は滅多にない。ビジネスマンからクリエイター、学生まで、下手な実用書を買うくらいなら、これを常備しておくことをおすすめする」WIRED日本版元編集長・若林恵(黒鳥社)

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