『佐藤康邦、雑誌を除く、分冊版を除く(実用)』の電子書籍一覧
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“遠近法”という表現様式は自明のものではなく、ルネッサンス期に確立したひとつの世界観である。パノフスキーらも論じてきた遠近法の成立や発展の背景を、本書は思想史的観点から深く掘り起こし、水墨画や日本絵画における表現法も引きくらべつつ、絵画の一技法という枠を越えて文化全体の文脈のなかで、その真の世界観的意義を捉えなおす。さらに、カントやヘーゲルなどのドイツ観念論における芸術理論、近代日本絵画における格闘を追いながら、美術と哲学の関わりを掬いだす。ユニークな切り口で美術史学の重要論点に切り込んだ名著。
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ヘーゲルは、『法の哲学』の主題を「自由」であると語っている。国家、社会を哲学の立場から論ずるということは、国家、社会、そして文化一般を、人間とはいかなるものか、とりわけ人間の考える能力というものはどのようなものかという所にまで引きつけて検討することである。 本書は、 四角四面に構えて、国家、社会を論ずるということを逸脱した、読者の微苦笑を誘うような「人間通」ヘーゲルという側面を表面に取り出しつつ、 難解きわめるヘーゲル『法の哲学』をときほぐし、その全体像を 分かり易く解説し、本棚の奥で埃のなかに埋もれさせておくには余りにも惜しいと言うべき、豊穣かつ新鮮な知を提示する。
[目次]
第1部 近代国家の現実と哲学――ヘーゲル『法の哲学』を手引きとして 1
I. なぜ、今、ヘーゲル『法の哲学』か 2
A. 国家哲学 2
B. 生哲学としての『法の哲学』 7
C. 法と自由 10
II. 『法の哲学』の基本 14
III. 自然法と実定法 19
A. 自然法思想 19
B. 実定法思想 22
C. 法の歴史的性格 25
第2部 ヘーゲル『法の哲学』 31
I. 抽象法 32
A. 所有 32
II. 道徳 45
A. 道徳と自由 45
B. 道徳の三段階 49
III. 人倫 54
A. 家族 55
B. 市民社会 70
C. 国家 96
A. 国内法 101
B. 国際法 124
C. 世界史 128
その後のヘーゲル『法の哲学』 135
あとがき 139
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