『文芸・小説、亜紀書房』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全104件
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毎日がちょっとフシギ。毎日がきっとステキ。
ヘンテコなことがあぶくのように湧いてくる、ここは白玉町。
この街に住むOLのひび野あわこさんの“うたかたの日々”を綴った、 心にすっとしみこむ、キュートなショートマンガです。
「PHPスペシャル」での人気連載が単行本化!
描き下ろし作品4話に加えて、おまけマンガ「Panna & Cotta のんびりな一日」も収録。 -
仕事での大失敗、大切な人を失う経験、家族との諍いなど、
人生の困難に直面したとき、どう受け止め、どう生きていくのか──。
多くの人の胸に静かに届いてきたエッセイ集が、長文の新原稿を増補してリニューアル。
【本文より】
「悲しむ者は、生きるちからを失っているのではない。
悲しみの底を歩いたことのある者たちは、悲しみこそがちからであることを知っている。」
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【目次】
言葉の護符
根を探す
燃える石
天来の使者
働く意味
未知なる徳
書けない日々
苦い言葉
言葉を紡ぐ
読まない本
未知なる父
痛みの意味
天命を知る
生かされて生きる
色をいただく
一期一会
黄金のコトバ
姿なき友
信と知
メロスの回心
眼を開く
自己への信頼
彼方のコトバ
言葉の種子
あとがき
詩が悲しみに寄り添えるなら
こころの奥に湧く清き水 増補版あとがき
『言葉の贈り物』ブックリスト
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あなたの「忘れられない贈り物」はなんですか?
読むと、誰かを思い出す。
うれしさ、心温まる記憶、懐かしい風景、かすかな痛み、複雑な思い。
作家・詩人・ミュージシャン・俳優・漫画家など37人が、大切な記憶を持ち寄る、書き下ろしエッセイ集。
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【目次】
・「キャサリンという贈り物」川内有緒
・「受け取る深さ」斎藤真理子
・「流氷のかんづめ」山崎ナオコーラ
・「白いもらいもの」名久井直子
・「贈り物は難しい。」後藤正文
・「鯛焼き」渡辺尚子
・「娑婆は桜」武塙麻衣子
・「バウムクーヘンと熱意」武田砂鉄
・「母と蝶」青木奈緖
・「要らない部分がある子供服」こだま
・「ヤクザと贈り物」鈴木智彦
・「しわっとしたお札」佐藤ジュンコ
・「今夜、すべてのバーで」村井理子
・「祖母の着物、祖母の記憶」安達茉莉子
・「うなぎで釣竿を釣る」美村里江
・「別れのダンス」金井真紀
・「戻ってきた文庫本」青山ゆみこ
・「生まれてはじめての贈り物」西淑
・「祖母としての私に贈られた万年筆」頭木弘樹
・「お返し」浅生鴨
・「それはもう愛」植本一子
・「ずっしりと、重く」古田徹也
・「緑の靴」近藤聡乃
・「宛名のない場所」白川密成
・「祖母の長財布」高橋久美子
・「プレゼントロイヤルストレートフラッシュ」サンキュータツオ
・「ポカリ遺跡」藤岡みなみ
・「ホンダCD125-T」吉村萬壱
・「差し入れ」日野剛広
・「不器用を、自信を持って贈ります」古賀及子
・「猫たち」田尻久子
・「贈ったり贈られたり」辻山良雄
・「贈られた小説」有松遼一
・「持っていき」牟田都子
・「夜明け前の戦いを贈ります。」和合亮一
・「見えない贈り物」若松英輔
・「はるちゃんの動画」くどうれいん
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\お天道様の空の下──頭を垂れたら、いざプハーッ!/
\ありそうでなかった〈神社×昼酒〉の街飲み本!/
ゆるいトーンでぶらぶら歩く、神社のある街。
鳥居の前でお辞儀をしたら、二拝二拍手、そして一拝。
透明な空気をたっぷり吸い込んだ後は、さあ店探し!
ご祭神のお導きのまま、目の前に現れた酒場で飲む。
これがパリッコ流「ごりやく酒」。
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【目次】
◇はじめに
◆其の一…………東伏見稲荷神社(東伏見)と屋台のレモンサワー
◇其の二…………東京大神宮(飯田橋)と「大阪餃子専門店よしこ」の餃子
◆其の三…………東神社(練馬)と「チャンピオンケバブ」のケバブ
◇其の四…………柳森神社(秋葉原)と「食力」の豚キムチ
◆其の五…………馬橋稲荷神社(阿佐ヶ谷)と「わいたこ」のたこ焼き
◇其の六…………花園神社(新宿)と「味彩 吉野」のビーフシチュー
◆其の七…………池袋御嶽神社(池袋)と「味王」の排骨飯
◇其の八…………船光稲荷神社(南青山)と「料理倶楽部」の倶楽部弁当
◆其の九…………赤羽八幡神社(赤羽)と「あぺたいと」の両面焼きそば
◇其の十…………金刀比羅宮(虎ノ門)と「肉十八番屋」の邪悪セット
◆其の十一………桃園稲荷(中野)と「BOQUERIA」の殻つき濃厚ウニプリン
◇其の十二………松尾大社(京都)と「団ぷ鈴」のしば漬けとろろそば
◆其の十三………続・松尾大社(京都)と「琴ヶ瀬茶屋」のイカ焼き
◇其の十四………若宮八幡大神宮(大阪)と「赤のれん」のトマトチーズ焼き
◆其の十五………神田明神(御茶ノ水)と「名酒センター」のよっぱらいたまご
◇其の十六………三原台稲荷神社(三原台)と「松月庵」の天ざる
◆其の十七………蛇窪神社(中延)と「つくばや」のおまかせランチ
◇其の十八………田無神社(田無)と「ロバブリトー」のブリトー
◆其の十九………清野とおるさんと行く縁切榎(板橋本町)と「信濃路」の焼鮭
◇其の二十………伊勢神宮・外宮(三重)と「海山」のさめのたれ
◆其の二十一……伊勢神宮・内宮(三重)と「鈴木水産」の生がき
◇おわりに
[コラム]ちょっとひと息
◆前編:「ごりやく酒はほぼ直会!?」/穴守稲荷神社の物語
◇後編:「生ビールはお稲荷さんのしっぽ色」/「穴守空港」のあつあげ
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偶然の旅で出会った、野の人、地の人、町の人──
聞き書きの名手が日本中を気ままに歩き、懐かしく、地道で豊かな歴史を掘り起こした17本の旅の記録。
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なんでもない土地のように見えても歴史を持たない土地はない。
風光明媚な観光地ではないが、日本の各地には、豊かな文化を内包した場所が数々ある。
そして、そこには、都会では出会えない、型破りな人たちがいる。
立身出世に興味がなく、好きなことをし、誰かのために生きる……。
あえて地方に、地元に“残る”ことを選んだ人たちとの一期一会の旅の記録。
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五日市で民衆の側から私擬憲法を夢みた深沢権八、理想の共同体をめざして宮崎に孤児院を開いた石井十次、鳥取で文化財保存と民藝運動を広めた耳鼻科医師・吉田璋也、宮沢賢治に学び雪深い新庄で農村運動と野外演劇に打ち込んだ松田甚次郎……
立身出世にはつゆほども興味がなく、好きなことだけをし、誰かのために生きた人たち。
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【目次】
まえがき
太古の森に夜神楽を見にいく【宮崎県・高千穂町、諸塚村】
センチメンタルジャーニー【北海道・砂川町】
大人の修学旅行【滋賀県・近江八幡、大津】
ふるさとの森を受け継ぐ【宮崎県・高鍋町】
資料に出合う、人に出会う【東京都・青梅、五日市】
キューポラのあった町【埼玉県・川口】
積雪地方農村経済調査所と松田甚次郎【山形県・新庄】
西郷工芸村と糀ふる町【鳥取県・西郷地区、智頭町】
立原道造のヒヤシンスハウス【埼玉県・川口、浦和、行田】
穴があったら入りたい【高知県・室戸、安芸、高知】
軍港佐世保と平戸島拾遺【長崎県・佐世保、平戸島】
ほどよい距離の別天地【千葉県・市川】
私の知らない地元【東京都・谷中】
湘南の海浜宿「茅ヶ崎館」の来し方【神奈川県・茅ヶ崎】
開国の舞台に「唐人お吉」を訪ねる【静岡県・修善寺、下田】
人材の宝庫【岩手県・二戸~盛岡】
地球と共生する人たち【徳島県・阿南、日和佐、上勝】
あとがき
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◉30万部突破『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者・三宅香帆さん最新刊!
◉最古のJ-POP「万葉集」をひもとき、ライトな文体を駆使してアップテンポで繰り広げる、ポップでディープな「言葉の教室」、開講!
【解説 宮田愛萌さん(作家・タレント)】【イラスト・マンガ 相澤いくえさん】
1300年前、奈良時代の人々は、誰かに伝えたい想いを、自由な発想とひらめきを詰め込んで歌にした。そこには、現代を生きる私たちと変わらない「悩み」や「喜び」があった——京都大学の博士課程で万葉集を研究していた人気作家が、和歌に詰まった言葉の技術を縦横無尽に解き明かす。古典が苦手な人も一気読み! スリリングな読書体験を届ける「新しい古典のバイブル」。
◉装丁家・原条令子さんによるレインボー箔押しの豪華特装版!
(商品の見え方は、見本画像と実物で異なる場合がございます。)
(本書は『妄想とツッコミでよむ万葉集』[だいわ文庫、2019年]に書き下ろしを加え、加筆修正・再編集を行い、単行本化したものです。)
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【目次】
はじめに
序章
♦︎いまなぜ千三百年前の歌を学ぶのか
♢万葉集には人生が詰まっている
第一章 日常の歌
♦︎ふらふらする娘を心配する母の歌
♢キラキラネームの起源は万葉集にある?
♦︎天皇のナンパと女性の作法
♢ざぶとん一枚あげたいだじゃれ歌
♦︎暴言もユーモラスにひと工夫
♢脇毛と鼻で笑いあう
♦︎賢者たちのとにかくお酒LOVEな歌
♢蟹のふりして詠んだ歌
第二章 たのしい恋の歌
♦︎万葉集の恋歌が輝いているワケ
♢プロポーズを引き出した巧みな歌
♦︎許されぬ恋の歌という美しき誤解
♢リズムもノリノリなラテン系のろけ歌
♦︎白髪とユーモア——中年の恋愛歌
♢中国の古典を詰め込んだ美少女の歌
第三章 「大人」の歌
♦︎神女伝説から生まれた男子の妄想?
♢下着のひもがほどけたら……
♦︎浮気男に対する恨みつらみの送り方
♢年下男子をひっかけるお姉さんの歌
第四章 映える歌
♦︎メタファーで作る感情のタイムカプセル
♢酔いも眠気も覚める怖い歌
♦︎四季を「作った」歌
♢露を真珠にインスタ的な歌
♦︎星の林に月の船を浮かべて
♢雪のように舞う梅の花びら
第五章 心の歌
♦︎滅びゆくものは歌になる
♢悲しみが生まれるとき
♦︎妻を亡くしたつらさを詠んだ芸術の輝き
♢梅を見るたび涙する
♦︎春の光のなかの悲しみ
押さえておきたい歌人たち
① 深みのある歌を詠む泥酔系教養人 大伴旅人
② 乙女な心を持つ万葉集最大の歌 大伴家持
③ 少女漫画的な和歌を詠むヒロイン 額田王
④ 謎に満ちた歌の神 柿本人麻呂
Column
1 万葉集は一つではない?
2 改元の の謎が が解けました
3 カテゴリ分けされるようなされないような
4 巻ごとにテーマを総ざらい
あとがき
寄稿 相澤いくえ「星をみている」
解説 宮田愛萌
ブックリスト
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◉あなたのお護りとなる詩がきっとある。──近代詩の巨人リルケの不朽の名作たちを、伝説の名訳で。
◉リルケの全作品から詩人・文学者片山敏彦が選んで編んだベストセレクションに、共感に満ちた若松英輔の長編解説を付し、美麗な装丁で復刊。
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日常の中で飢えている 貧しい言葉たちを
目立たない言葉たちを ほんとうに私は愛する。
私の祝祭の中からいろいろな光彩を取り出して、私は彼らに贈ろう。
そうすると彼らは微笑して おもむろに晴れやかになる。
────「日常の中で飢えている言葉」より
* * *
「時の無いひろい第二の生活」、時刻とは異なるもう一つの「時」に司られた世界、そこを生きることができるのは詩人だけではない。
詩人の言葉を読む者にも道は照らし出されているのである。
────若松英輔(解説より)
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きみは
どんなときも
けして
忘れてはいけない
貴く生きることも
大事だが
君が生きている
そのこと自体が
貴いんだ
──「固有な実在」より
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生きていくために、言葉が必要だった。そんな思いを持つ人にこの詩集を捧げる。
NHK「100分de名著」人気講師がつむぐ、見知らぬ誰かに宛てられた、たましいからの手紙。
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【目次】
目次
告白
秘密のことば
桜葉
ことばの光
意味の光
孤独1
孤独2
隠れた勇者
美しい心
独裁者
郵便配達夫
詩の公理
言葉のことわり
光源
空気1
空気2
自己探究
人生の扉
見えないものを探すためにぼくらは生まれた
死者からの便り
叡知の人
評論家
寂の世界
固有な実在
未来の詩人
小さな定義集
詩の教え
詩のおきて
詩人追放
書く理由
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人生のんびり、まっしぐら。
老いを愉しむ居酒屋作家の手ぶらでおいしい日常と旅。
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〈たった一度の人生だから、やっておきたいことがある。〉
八十歳が見えてきた。
残りの人生をどう生きるか。そして思った。
世の中はわかったからもう戸惑いはない。
あのときの初心に帰ろう。
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〈太田式80歳の心得〉
◉健康を自己管理しよう
◉思い上がらず謙虚でいよう
◉大事な人に会いにいこう
◉一人きりで旅に出よう
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【目次】
Ⅰ 八十歳を前に
一人でいる
健康法
世間への窓口
価値観
反省
ボケ防止
旅に出る
行き場所
独酌三昧
孤独ではない
Ⅱ 日常あれこれ
美術展に行こう
錫ちろり復活
古酒を開封
サントリーと資生堂
わがオーディオ遍歴史
クリスマスソング
この一年
春来たる
Ⅲ 自分の旅に出る
初めての一人旅
北のモダンな街、函館
山陰の名居酒屋
宇和島よいとこ
静岡でじっくり
子供時代を訪ねて
故郷松本
松本飲み歩き
六十三年ぶりの同窓会
京都の日々
盆帰省
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【日本経済新聞で話題の連載「言葉のちから」書籍化】
〈お金では買えない「人生の富」はどこにある?〉
NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家が、「手放す」「信じる」「応答する」「聞く」「読む」「書く」などの小さな言葉から、深く生きるためのヒントを照らすエッセイ集。
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解答を多く持つ人は、世のなかで華々しく活躍するかもしれない。
しかし私は、存在の深部で人生の問いに応答し続ける人たちにも出会ってきた。
そうした人たちと言葉を交わすたび、財産とはまったく異なる人生の富と呼びたくなるようなものを受け取る。(本文より)
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【目次】
この本の用い方―はじめに
1.失われた物語性を求めて……新美南吉
2.老いて増す能力……永瀬清子「第三の眼」
3.花について……岡倉天心『茶の本』
4.読書家・購書家・蔵書家……井筒俊彦とボルヘス
5.伝統と因習について……池田晶子の教え
6.話す・書く・聞く……金子大栄「対応の世界」
7.信念について……小林秀雄・論語・坂村真民
8.かなしみとは……鈴木大拙『無心ということ』
9.良知とは何か……王陽明の教え
10.偶然と運命について……九鬼周造の思索
11.人生の問い……C・S・ルイス『悲しみをみつめて』
12.言葉を練磨する……マラルメ「詩の危機」
13.本との出会い……石垣りんの詩と随筆
14.たった一つの言葉……サン=テグジュペリと須賀敦子
15.研究・調査・読書……井筒俊彦の創造的「誤読」
16.意志について……フィヒテ『人間の使命』
17.画家の原点……中川一政『画にもかけない』
18.写生について……正岡子規から島木赤彦へ
19.創造的に聞く……ミヒャエル・エンデ『モモ』
20.抽象と具象について……道元『正法眼蔵』
21.読むことの深み……ドストエフスキーをめぐって
22.想像力について……三木清『構想力の論理』
23.好奇心について……アーレントとモーム
24.手放すとは……『ゲド戦記』と美智子さまの詩
25.深秘とは……リルケと原民喜
おわりに
ブックリスト
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〈誰かが私たちの助けを待っている!〉
なんでもない偶然、どうってことない超能力、たわいもない親切で、奇想天外な物語が回っていく!
『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』でおなじみの韓国の人気作家チョン・セランがつむぎ出す、愉快、痛快、やさしさいっぱいの冒険譚。
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科学者のジェイン、アラブの建設現場で働くジェウク、年の離れた高校生の末っ子ジェフンの三姉弟。
海でのバカンスから戻ると突然、超能力を持ったことに気がつく。
身に覚えのない、しかも〝超〟というにはあまりにもビミョーな〝能力〟に戸惑う3人。そして、「誰かを救え」というメッセージと小包が届く。
──いったい誰を……どうやって救えと!?
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【目次】
J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力
あとがき
訳者あとがき
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〈この50人の中に、きっとあなたの味方がいる〉
多くの読者に愛され、読み継がれてきた韓国文学の必読の名作が、細部にさらなる磨きをかけて再登場。
50人の登場人物が、あやとりのようにすれ違い、重なりあい、結び合う。
一度読んだ人も、初めましての人も。読めばだれかと話したくなる、悲しくて、おかしくて、痛くて、愛おしい物語。 -
情報があふれかえる今だから、
せめて旅くらいはアナログがいい。
ふらり各駅電車で出かけ、街の銭湯でさっぱりしたら、気楽な酒場で一杯やる──。
還暦を迎えた人気画家が愛好する「酒・食・風呂」の悦楽を、滋味ゆたかにつづる、しぶい旅の味わい方。
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雑誌や書籍、映画『かもめ食堂』のイラストでもお馴染みの人気画家、牧野伊三夫さん。
今年還暦を迎えた画人は、老若男女から愛される風流な趣味人であり、無類の酒、食、銭湯の愛好者としても知られる。そんな牧野さんが手ほどきするちいさな旅の醍醐味。
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【目次】
旅
すきな旅
出発の日
時刻表
ふらり、甲府まで
松本を想う
きゅうりと、なすは、ともだちです
かわりゆく富山の街で
金沢の、椅子ががくがくするホテル
土井ヶ浜のバンガローで壁画をたのまれる
避暑地と湯治場 ふたつの雲仙
小濱鉄道跡をあるく
霧島連山のふもと えびの駅の、田の神さぁ
おうだーメイド
作家が長逗留した宿を訪ねて
憧れの缶詰
湯町窯の画家を訪ねる
マダガスカルの麦わら帽子
たべもの、あれこれ
料理のこと
思い出の味
食パンのハンバーガー
だらだら鍋
アサリは、もういないのか
立ち売りの駅弁当
郷里、北九州の味
日田のきこりめし、いかだすし
鰊みがき弁当
うまかったラーメン。そして中華そば
懐かしのマルタイラーメン
直角のコハダ
三つのお店のこと
池波正太郎ゆかりの上野、浅草を歩く
お酒と銭湯
酒場を探して
ある日の立石、赤羽
大黒屋のこと
銀座のバーのサンドウィッチ
「牧野めじろ園」と高円寺の街
甲府でのんで、絵を描く
中原蒼二さんのこと
お風呂のこと
天ケ瀬温泉の災害支援について
甲府の温泉銭湯
あとがき
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◤ 1日10分から始める『源氏物語』入門の決定版!◢
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題の人気作家にして文学オタクの著者が、最古の傑作長編を読むコツをお教えします。
大河ドラマに、源氏物語に、平安時代に興味を持ったら、まずはこの1冊! ディープな平安世界をキャッチーにひもとく、誰でもすらすら、ポップで楽しい新感覚・古典案内。
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《紫式部がしかけた、千年の謎を解け!》
★紫式部はなぜ源氏物語を書いたのか。
★考察につぐ考察……千年続く難問を解くカギとは?
★巧みな伏線はどうすれば読み解ける?
★今と違いすぎる平安時代の人々の頭の中!
★物語に盛り込まれた実際あったゴシップネタ。
あらすじはもちろん、物語を深く味わうコツ、政治・社会背景から、秘められた意味までを1冊に!
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◉ 六条御息所の生霊な日々
◉ 明石入道の欲望道
◉ 若い子に煙たがられる源氏おじ…
◉好きな人の代わりに飼い猫を
◉仏道を求めた末に、恋
◉誠実だから添い寝だけ
◉出家で、デトックス
◉雅な貴族のマッチングアプリ
◉物の怪と悪口になると筆が乗る
◉想いが高まり過ぎて和歌
読みどころがわかれば、古典はこんなに面白い! 本当にはじめての源氏物語。
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【目次】
★はじめに
[1日目]人物がわかれば物語がわかる
[2日目]恋愛は三角関係でよむ
[3日目]人は身分が9割?
[4日目]平安の恋は恋にあらず
[5日目]実際あったゴシップネタも物語に
[6日目]平安時代と令和の恋愛はちょっと似ている
[7日目]和歌を見ればキャラがわかる
[8日目]紫式部の筆力が冴える描写
[9日目]貴族社会のうわさ拡大速度はSNS並み
[10日目]怨霊は男の罪悪感
[11日目]「結婚=幸せ」幻想をほどく
[12日目]人物のキャラはぶれない
[13日目]一途な人は幸せに
[14日目]自己肯定感も関係性のカギ
[15日目]女性の運命に容赦なし……
[16日目]人物の呼び方から、千年前の読者が見える
[17日目]デリカシーの感覚はだいたい今と同じ
[18日目]イケメンがモテないとき
[19日目]光源氏は爺さん/婆さんキラー
[20日目]文化系男子と運動部男子の勝敗
[21日目]源氏の親切に下心
[22日目]物語の急展開に要注意!
[23日目]インスタ映えする、恋の始まり
[24日目]手に入らない理想のエンドレス・ループ
[25日目]恋愛は何のためにあったのか
[26日目]女性は悪い男が好きなのか問題
[27日目]友達でいたい女子と恋人になりたい男子問題
[28日目]みんな大好き! ふつうの女の子ハーレム
[29日目]愛の陰にコンプレックスあり
[30日目]正しさから離れて読む
★おわりに
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◉「ナポリタンしか勝たん!」
登録者数計40万人・100万回再生多数!イタリア出身の人気YouTuberの“ふむふむ”日本滞在記
◉ケンブリッジ大学卒の著者が、旅して集めた〝刺さる〟日本語たち。エモくてチルい言葉の栄養「いただきます!」
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ああ、日本語のシャワーを浴びつづけられる至福の日々。
〝これは夢かな……いや夢じゃない!〟
日本に恋をしたイタリア人ユーチューバ-のテシが、カメラを片手に飛びまわった日本語採集わくわく紀行。
ケンブリッジ大学で卒論一位を取った好奇心が見つけたものとは。
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この本は、イタリア語を母語とし、イギリスの大学で学んだ私が、日本人と日本文化、そして日本語に触れながら旅を続けてきた
現在進行形の記録だ。未来の私へ贈る手紙でもある。(本文より)
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〈登場する日本語たち〉
手前味噌 / 暗黙の了解 / 方向音痴 / バ畜 / スパゲッティナポリタン / 〆うどん / カフェオレ / 煮っころがし / 蕎麦前 / しゃもじ / 無いものねだり / ボッタクリ / ウケる / とぼける / 迷惑 / ドタキャン / ヤバい / 顔が広い / 裸の付き合い / キュン / おなら / ねばねば / ウケる / 「それはそれはあれだ!」……他多数。
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【目次】
■はじめに
■壱……ジワるコトバ、刺さるコトバ
■弐……旅する日本語
■参……私の日伊英道中膝栗毛
■肆……言葉たちを抱きしめて
■おわりに
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〈日経新聞で話題の連載「言葉のちから」待望の書籍化〉
古今東西の名著の中には、生きるための知恵、働くうえでのヒントが詰まっている。
NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家による、自分の本当のおもいを見つけるための言葉。
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【目次】
この本の用い方──はじめに
1………言葉の重みを感じとる──神谷美恵子『生きがいについて』
2………事実と真実を感じわける──遠藤周作『イエスの生涯』『深い河』
3………沈黙の世界、沈黙のちから──武者小路実篤「沈黙の世界」
4………世界と向き合うための三つのおきて──柳宗悦「茶道を想う」とノヴァーリス「花粉」
5………叡知を宿した人々──ユングとメーテルリンク
6………語られざるおもい──司馬遼太郎と太宰治
7………美とは己に出会う扉である──岡本太郎のピカソ論
8………書くとは時に止まれと呼びかけることである──夏目漱石と鷲巣繁男
9………心だけでなく、情[こころ]を生きる──ピカート『沈黙の世界』
10……人生のモチーフ──小林秀雄『近代絵画』
11……書くとはおもいを手放すことである──高村光太郎と内村鑑三
12……人生はその人の前にだけ開かれた一すじの道である──アラン『幸福論』
13……経験とは自己に出会い直すことである──ヴェーユ『重力と恩寵』
14……ほんとうの私であるための根本原理──志村ふくみ『一色一生』
15……思考の力から思索のちからへ──ショーペンハウアーの読書論
16……観るとは観えつつあることである──今西錦司の自然観
17……本質を問う生き方──辰巳芳子さんとの対話と『二宮翁夜話』
18……ことばは発せられた場所に届く──河合隼雄と貝塚茂樹
19……賢者のあやまり──湯川秀樹『天才の世界』
20……三つの「しるし」を感じとる──吉田兼好『徒然草』
21……力の世界から、ちからの世界へ──吉本隆明『詩とはなにか』
22……書くことによって人は己れに出会う──ヴァレリーの『文学論』
23……念いを深める──ティク・ナット・ハン『沈黙』
24……運命に出会うために考えを「白く」する──高田博厚とロマン・ロラン
25……着手するという最大の困難──カール・ヒルティ『幸福論』
26……語り得ないこと──リルケ『若き詩人への手紙』
27……沈黙の意味──師・井上洋治と良寛
あとがき
ブックリスト -
〈 人が人への信頼を失ったら、その先には何が残るっていうの? 〉
◉洗練された文体と神秘的なスタイルで注目される韓国文学の新鋭による短編集。
◉夢と現実が交差する迷路のような物語は、私たちの目を世界の本質へと向ける。
◉共生の感覚を回復させる魅惑的な8つの物語。
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「わからないかな?これが普通なんだという確信、もしくはこれが普通であるべきだと信じて疑わないこと、それこそが本当の「悪」なんだよ」
マイノリティへの憎悪やネットヘイトに満ちた世界を生きる今。
「人が人を助けねば」という現代社会に求められる声に耳をすました小説集。
洗練された文体で描く幻想的な物語をとおして、良かれと思った〝優しさ〟が往々にして他者を傷つける〝独善〟になってしまうような、現実世界の複雑さを見つめていく。
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【目次】
・あなたのいた風景の神と眠らぬ巨人
・アリス、アリスと呼べば
・海辺の迷路
・夜の潜泳
・チャンモ
・人が人を助けねば
・夜は輝く一つの石
・メゾと近似
・あとがき
・訳者あとがき -
詩人、騎士、政治家、外交使節、流浪の食客……。
──ダンテとは、いったい何者だったのか?
イタリアを代表する歴史家が、中世という激動の時代を生きたダンテの人生を徹底的に分析した一級評伝。
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イタリア最大の詩人ダンテ。
地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部構成から成る叙事詩『神曲』は世界の文学史に燦然と輝く不滅の傑作だ。
本書はイタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。
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──もし、あの日の朝、ダンテが騎士として出兵していたなら、彼の運命は変わっていただろうし、私たちもおそらく『神曲』という作品を持つことはなかっただろう。
* * *
中世という激動の時代の社会や文化を背景に、権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、〈人間・ダンテ〉を浮かび上がらせた本格評伝。
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【目次】
1……聖バルナバの日
2……ダンテと高貴さ
3……カッチャグイーダとその他の人々
4……ダンテ一族
5……子供時代と隣人たち
6……愛と友人
7……教育
8……結婚をめぐる謎
9……ダンテと事業
10……政治──豪族と平民
11……政治──白派と黒派
12……追放
13……亡命者の家族
14……資産の行方
15……悪い仲間
16……ヴェローナの謎
17……改悛
18……「他人の家の階段」
19……ハインリッヒ七世
20……他人のパン
21……ラヴェンナ
訳者あとがき
索引 -
色んな人に
あいさつをする
会社でも道端でも
手紙を書くときも
相手と そっと
つながりたいから
丁寧に
でも わたしは
近ごろ
自分に
あいさつをしていない
──「あいさつ」
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〈 自分にそっと 優しく 声を掛けてください 〉
──ことばがこころを包む時がある。
かなしみと共に歩むための、詩という姿をまとった贈り物。
NHK「100分de名著」指南役としてお馴染みの批評家・詩人による第7詩集。
---------
【目次】
■言葉とことば
■あいさつ
■言えないことば
■常識
■現実
■言葉の壁
■ことばの抱擁
■二つの理由
■涙の石
■ことばの光
■旅することば
■高貴な人生
■ノヴァーリス
■愛しみを産む
■愛の秘義
■美神のおとずれ
■言葉を溶かす
■孤独の意味 I
■孤独の意味 II
■ある詩人への手紙
■亡き者のつぶやき
■天使
■啓示
■なぐさめ
■四十六億年の果て
■永遠の日
■痛み
■休日
■沈黙の声
■言葉を生きる
■火花
■ことばのありか
■光であることば
■時間の壁
■ことばの翼
■奇蹟のことば
■あとがき -
──母の包丁の音、いまも心にこだまする言葉。
〈 すべての記憶が、わたしを支えている〉
韓国文学のトップランナーによる、切なくて、痛くて、おかしな8つの物語。
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自分をいつも守ってくれた豪快な母。
何もかもがうまくいかなかった、クリスマスの夜の苦さ。
就職難の中で手に入れたささやかな「城」 への闖入者。
死んでしまった母親との、本当の別れ。
大人になろうとする主人公たちの大切な記憶を鮮やかに紡ぐ、作家の自伝的要素も散りばめられた瑞々しい短編小説集。
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【目次】
■日本の読者のみなさんへ
■堂々たる生活
■唾がたまる
■クリスマス特選
■子午線を通過するとき
■包丁の跡
■祈り
■四角い場所
■フライデータレコーダ
■作家の言葉
■訳者あとがき -
〈 迷い、悩み、疲れているあなたへ 〉
NHK「100分de名著」の人気指南役が贈る、目まぐるしい日々を生きるあなたに寄り添う言葉。
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〈 自分を支える言葉は、実は自分自身の中にすでにある 〉
生きていくうえで、何が大切なのか。どこを目指して進めば良いのか。
迷いのなかから再び立ち上がり、前を向いて歩き始めるために、「自分だけの一語」を探す心の旅の導きとなる一冊。
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年齢を重ねると自然に生活の幕は開く。勉強の期間を終え、仕事に従事するようになれば、生活との格闘はいやでも始まる。
だが、人生の扉が開く時期は人それぞれだ。早ければ早いほどよい、というのではない。ただ、どこかでその扉にはふれなくてはならない。
人は、自分の人生を生きない毎日を送り続けることはできないからである。
生活は水平的な方向のなかで広がりを求めて営まれるのに対して、人生は一点を掘り下げるようにして深まっていく。
生活のなかで人は、多くの言葉を知る。そうすることで会話も読書も執筆もできるようになる。
だが人生の一語は、そうした場所では出会わない。それはいつも切実な経験とともにある。
その言葉とは、広がりのなかではなく、深みにおいて遭遇する。
〈「人生の一語」より〉
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【目次】
■人生の一語
■自分を愛する
■人生の羅針盤
■かなしみの国
■願いと祈り
■ひとりの時間
■メモと「書く」
■沈黙を感じる
■言葉と食べ物
■生きがいとは何か
■見えない涙
■似て非なるもの
■眼のちから
■五つの眼
■黄金の言葉
■心の水
■時を取り戻す
■拙いものと切なるもの
■最期の言葉
■人生の土壌
■尊い姿
■よろこびの花
■いのちのコトバ
■いのちの使い方(一)
■いのちの使い方(二)
■見えない手
■言葉のひびき──あとがきに代えて
■探していた言葉に出会うためのブックリスト -
〈「2000年代韓国文学における最も美しい小説」ついに邦訳 〉
「暴力あふれるこの世界で、好きでいられる(もの)なんてほんの少ししかない」
強大な力によってかけがえのない日常を奪われながらも、ひたむきに生きる2人のあたたかで切ない恋物語。
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大都会の中心に位置する築40余年の電子機器専門ビル群。
再開発による撤去の話が持ち上がり、ここで働く人たちは〈存在していないもの〉のように扱われる。
──弱き者たちに向かう巨大な暴力。
この場所を生活の基盤とするウンギョとムジェを取り巻く環境はきびしくなっていく。
しかし、そんな中でも二人はささやかな喜びで、互いをあたたかく支えあう。
2人が歩く先にはどんな希望が待っているのか……。
---------
僕は鎖骨のくっきり浮き上がった人が好きです。
そうなんですね。
好きです。
鎖骨がですか?
ウンギョさんのことが。
……あたし、鎖骨とかぜんぜんくっきりしてないけど。
くっきりしてなくても好きなんですから、ほんとに好きなんですよ。
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【目次】
■森
■つむじとつむじとつむじではないもの
■口を食べる口
■停電
■オムサ
■恒星とマトリョーシカ
■島
■あとがき
■ふたたび、あとがき
■訳者あとがき -
ランチするなら、ハシゴするなら、
骨董買うなら、本屋へ行くなら……
──“ニシオギ” という手がありますよ。
吉祥寺の隣でにぎわう素敵な小道の光る街・西荻。
西荻生まれの著者が綴る偏愛イラストエッセイ。
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最近ふらふら街を歩いていると、開店準備中のお店をよく見かける。
閉店するより明らかに、新たにはじまるお店のほうが多いのだ。
西荻は死なず。
期待をこめて見守っていきたい。(「おわりに」より)
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【紹介するお店】
ポモドーロ、萬福飯店、ハンサム食堂、シタル、とらや、はつね、欧風料理 華、酒房高井、戎、よね田、ぷあん、ビストロフェーヴ、山ちゃん、西荻ポルカ、SWAMP、それいゆ、村田商會、物豆奇、甘いっ子、ノースウェストアンティークス、今野書店、古書 音羽館、BREWBOOKS、FALL、文具店タビー、ぺぱむら、どんぐり公園、大けやき、荻窪八幡、善福寺川、乙女ロード……(他無限) -
「私は彼を9回も殺した。いつも違うやり方で!」
〈チョン・セラン〉ワールド全開!
笑いに満ちあふれながらも、ちょっぴり背中が凍りつくロマンチック・スリラー。
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かつての恋人たちを夢中にさせた八重歯の持ち主「ジェファ」。
エンタメ作家の彼女は、執筆中の短編集の中で元カレのヨンギを殺した。しかも9回も。
すると作品を発表するたびに、ヨンギの体にはジェファの文章がタトゥーのように浮き出るという不思議な現象が!
そんな時、ジェファの背後にストーカーの影が忍び寄り……。
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宝石のようだった八重歯。ときどき、あの八重歯が恋しくなった。ジェファが恋しくなったわけではない。ただあの八重歯だけが……。
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【目次】
■ジェファ……時空の龍と十五人の恋人たち
■ヨンギ………バニラとピスタチオ
■ジェファ……オオカミの森に腕を忘れてきた
■ヨンギ………八重歯だけがリアルだった
■ジェファ……ハッピー・マリリン
■ヨンギ………ガス銃を触ってみてもいいですか
■ジェファ……ラブ・オブ・ツンドラ
■ヨンギ………ファッキュー・ファッキュー・ファッキュー
■ジェファ……鶏もみじは窓辺にて
■ヨンギ………巨大なさつまいもの夢を見た
■ジェファ……魚王子の伝説
■ヨンギ………五発入りのロシアン・ルーレットのように
■ジェファ……航海士、船長になる
■ヨンギ………地球が記憶するラブストーリー
■ジェファ……私と勝負してみる?
■ヨンギ………誰も死なない話を書いたら?
■ジェファ……最後のキスを更新すべきだった
■ヨンギ………切断面がきれいじゃないとくっつけられないんだよ
■ジェファ……三分二十六秒前だった
■ヨンギ………勇気ある者がジェファを得る
■あとがき
■訳者あとがき -
「さて、エディ。こう呼ばれたいなって思う名前はあるの?」
「アシュリー」
本当はそんな名前、考えたこともなかった。〈自分は男じゃないらしい〉という認識は、〈どうも女性のようだ〉とは直結していなかったからだ。それなのに訊かれたら口をついて出た。アシュリーは子どもの頃に可愛がって大切にしていたぬいぐるみだ。
(「エディ、あるいはアシュリー」より)
---------
性の多様性。移民。失われた日々。喪失。再生。暴力……。
どこにでもあるリアルな世界を、時を越え、現実と幻想とを自由に行き来しながら、未来と希望を信じて描いた短編集。
ジェンダー・アイデンティティの不確かさを自らに問いかける表題作「エディ、あるいはアシュリー」、第63回現代文学賞受賞作「相続」など8作品を収録。
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避けようのない過酷な現実と、その先にある柔らかな希望……。
韓国ファンタジー界の旗手が織りなす物語のタペストリー8編。
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【目次】
■レオニー
■エディ、あるいはアシュリー
■海馬と扁桃体
■正常人
■木の追撃者 ドン・サパテロの冒険
■へその唇、嚙みつく歯
■相続
■メイゼル
■あとがき
■訳者あとがき -
〈女性作家たちの生涯から読み解く〉
少女だけでなく、大人の読者も魅了してやまない三人の少女小説作家──オルコット、バーネット、モンゴメリ。
栄光に包まれた彼女たちの道のりは、決して平坦なものではなかった。
彼女たちが闘ったジェンダーの壁を、その作品と生涯から読み解く。
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【目次】
■はじめに
■第1章 『若草物語』
反抗の叫び──ルイザ・メイ・オルコット
■第2章 『小公子』『小公女』から『秘密の花園』へ
野ブドウを摘んだ少女──フランシス・ホジソン・バーネット
■第3章 「アン」と「エミリー」
光と闇のはざまで──ルーシー・モード・モンゴメリ
■註
■おわりに
■作家たちが生きた時代
■略年表
■主な参考図書 -
「仮免に合格した日はうれしくて、お赤飯を炊いた」──ますます充実するクルマと、猫と、私の毎日。
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『五十八歳、山の家で猫と暮らす』に続く名エッセイ・第二弾 〉
「その歳で」と言われそうな、還暦の少し前、運転免許を取得した。
最初はおっかなびっくり公道に出ていたが、少しずつ行動範囲は広がり、ホームセンターや道の駅、いままで自転車とご近所さんに頼っていた場所へ、いつでも行ける。
五年を過ぎた山での暮らしは、水の確保と排水と、スズメバチの巣の退治や、書庫づくりと、さらにはじんわり忍び込むコロナ禍と、用事には事欠かない。
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「運転を始めて三年経つのにまだ慣れないし、どうも得意ではない。かといって、運転が嫌でたまらないかというと、そんなこともない。山並みが見渡せる見晴らしのいい道路を走っていると、さすがに気分がいい。とくに、背後にも対向車線にも車のいないときは、心おきなく運転できて、ああ、車の運転も悪くないなあ、と思うのだ」(本文より)
少し不便だからこそ、一日一日が、季節の巡りが、いとおしい。
ますます充実するひとり暮らしを綴る珠玉のエッセイ。
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【目次】
■まえがき
■一………自動車運転免許取得報告
■二………山のインフラストラクチャー
■三………キイロスズメバチ営巣事件
■四………あずさ55号に乗り遅れるな
■五………動物さんこんにちは
■六………発作的真夏の早朝散歩
■七………アイ・ドライブ・マイ・カー
■八………「ヨゲンノトリ」COVID-19@ 小淵沢
■九………花苗を買いに
■十………屋根裏部屋を片付ける
■十一……年越しアバラ骨折り損日記
■あとがき -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
《 窓の向こう、小さな2匹。宝物がまた増えた 》
にぎわいが戻ってきたニューヨークの街。
リフォームされた自宅もいい感じ。
そして、なんとそこには……!
〈まだまだ叶う夢ってあるものね〉私は今日も、ニューヨークで考え中。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
〈シリーズ最終巻!〉夢見るキモチは、いつでもここに。
私の暮らす街では、毎日当たり前のように不思議なことが起こる。
会社員のひび野あわこさんとヘンテコで愛らしい住人たちが繰り広げる、疲れた心をホッと癒す、 “脱力系・生活ファンタジー・マンガ”!
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“こぼれ出た夢が、泡になって浮かぶ”
「PHPスペシャル」での人気連載、ここに完結!
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「どこにいたって、あなたは決して一人じゃない。」
韓国で注目を集める若手作家による瑞々しい青春ストーリー!
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ワーキングホリデーで訪れたオーストラリア。
「シャーリー」だけが入れるクラブがあるって知って、興味津々訪ねてみたら、そこには白髪のおばあさんたちが。
そうしたら……背の高い、東洋人とも西洋人とも、女とも男ともつかない彼が……「誰を探してるの?」って〈完璧な紫色の声〉で呼びかけてきて……。
この出会いって、運命? それとも偶然なの?
差別に傷つき、アイデンティティに迷い、そして恋に奮闘して……。
人種や世代を超えて痛みや喜びを分かちあうピュアな“愛”の物語。
---------
【もくじ】
SIDE A
■Track 01
■Track 02
■Track 03
■Track 04
■Track 05
■Track 06
SIDE B
■Track 07
■Track 08
■Track 09
■Track 10
Hidden Track
■あとがき -
名古屋の人はなぜ小倉トーストが好きなのか?
カレーの元祖が大阪に多いのはなぜ?……
〈”県民食”に風土と歴史あり〉
日本全国の土地土地で人々のおなかを満たしてきた22の食べものを深掘り。
”あの美味しいもの”への理解と愛が深まる、食文化・教養エッセイ。
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【もくじ】
◆はじめに
01……道東ではなぜ牛乳豆腐が生まれたのか?
02……岩手ソウルフードにはなぜ、三つも麺類があるのか?
03……忘れられない、十和田湖のきりたんぽ
04……山形の食文化は、なぜ特別なのか?
05……信州蕎麦は冷たいのが正解?
06……金沢の醬油はなぜ甘い?
07……東京人はなぜ讃岐うどんを愛するのか?
08……東京と紅茶は相性が悪いのか?
09……浦和はなぜウナギが名物なのか?
10……名古屋人はなぜ小倉トーストが好きなのか?
11……なぜ、名古屋の喫茶店は特別なのか?
12……大阪人はなぜミックスジュース好きなのか?
13……歴史の中心地、関西を物語る淡口醬油
14……カレーの元祖が大阪に多いのはなぜ?
15……神戸っ子のハード系パン好き
16……広島市にはなぜパン屋が多いのか?
17……広島のお好み焼きはなぜおいしいのか?
18……博多ラーメンの出汁はなぜ、豚骨なのか?
19……カステラはなぜ、江戸時代の日本に根づいたのか?
20……長崎に和菓子屋が多いのはなぜか?
21……海に囲まれて暮らす沖縄ケンミンは肉ラバー
22……沖縄のおやつ。ポーポーとサーターアンダギー
◆あとがき
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〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉
『ショウコの微笑』<a href= https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=949" >『わたしに無害なひと』</a>の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説
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夫の不倫で結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、九歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。
絶縁状態にあった祖母と二十二年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまで知ることのなかった家族の歴史が明らかになる……。
家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる、温かく強靱な女性たちの百年の物語。
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日が昇る前に大切なあの人に伝えておきたいことがあった。
明るくなったら、言えなくなりそうだから……。
2021年〈書店員が選ぶ“今年の小説”〉、第29回大山文学賞受賞。
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【目次】
■明るい夜
■あとがき
■日本の読者の皆さんへ
■訳者あとがき
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「ものがたりを読む」ことの楽しさや喜びをお届けする新シリーズ〈ものがたりはやさし〉第1弾。 -
《ジジイだって、歳を取るのは初めての経験なのだ。許してあげてほしい。》
男の「定年」は「諦念」なのか?
還暦を過ぎた男の気分や期待や虚栄や子供っぽさをオダジマ節で軽快につづったコラム集。
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〈2022年6月、惜しくも亡くなられた小田嶋隆さんの幻の連載を1冊に。〉
「人生で前向きだったことなどは一瞬もない。加えて、人生で継続したことはアルコール依存くらい」
齢60にして、そばを打ったり、ギターに再挑戦したり、ジムに通って逆三の体を手に入れようとしたり、体当たりの取材をこなす……。はたして新しい境地は?
定年後の男の身の持っていき場所、ヒマのつぶし方、諦念と満足などを軽やかに綴るコラム集。
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老後で大切なのは、単純作業に身を投じることだ。なんとも凡庸な教訓だが、凡庸でない教訓など信じるには値しない。なんとなれば、男がトシを取るということは、自分が積み上げてきた凡庸さと和解することだからだ。──本文より
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【目次】
1………定年後のオヤジたちは、なぜ「そば打ち」をするのか?
2………定年男はギターを買ってみた。非モテだったせい青春時代を取り戻すために。
3………逆三角形の体の自分になりたくて、スポーツジムに通ってみた。
4………過去を清算しようと思って、「断捨離」をしてみた。
5………立派な死に方だったと言われたくて、「終活」をしてみた。
6………卒業後40年を経て、同窓会に出席してみた。
7………ひまつぶしのために麻雀を打ってみた。
8………職人を志して、鎌倉彫をやってみた。
9………しがらみから逃れられなくて選挙に出てみる。
10……植物の魅力に目覚め、盆栽をはじめてみた。
11……バカな虚栄心とわかりつつ、大学講師をやってみた。
12……自分は永遠に健康だと思っていたら、脳梗塞で入院してしまいました。
13……実りある無駄話をするためにSNSをやってみた。
14……定年後、何歳まで働けばいいか考えてみた。
15……「がん」での死に方に思いを巡らせてみた。
あとがきにかえて──小田嶋美香子 -
〈自分を大事にしないと、誰かを大切にすることはできない〉
日々の暮らしのこと、これからやりたいこと、大切な思い出、人。
50代を迎えた著者が、楽しく生きるコツを考えるエッセイ集。
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家族は大切で、家族と過ごす時間は何より楽しい。
でも、自分を大切にすることを一番にして、これからは生きていきたい。
──さあ、楽しくやろう。
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【目次】
■Ⅰ……家族のことをがんばらない
■Ⅱ……暮らしを穏やかにする
■Ⅲ……なつかしい人と味
■あとがき -
《お金とか名誉とか才能とかではなく、すべては「やってみたい!」から始まる。》
これからの月研究をリードする天文学者がつづる、宇宙、仕事、そして子育て……。
好奇心にあふれ、好きなことに夢中になり、日々の仕事や生活に立ち向かう人たちへ贈る応援歌。
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■エイリアンは実在する?
■なぜ明け方に三日月は見られないの?
■月に住むならどこがお勧め?
■火星で水を探すには?
■「星の王子さま」は日没を見学するためにどこに椅子を置けばいい?
■なぜNASAは宇宙飛行士のためのBGMにBTSの「134340」を選んだ?……
夜空を観るのがぐっと楽しくなる、話したくなる宇宙や星にまつわる話題が満載。
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「天文学者って何をしてるんだろう?」
宇宙研究の現場をわかりやすく紹介すると同時に、キャリアを築くことの難しさや働く母親の本音を織り交ぜた軽妙な文章で、本国韓国で幅広い読者に大きな共感を呼んだベストセラー。
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【目次】
プロローグ
いったい何なのあれは? というようなことに夢中になっている人たち
1.大学の非正規職 惑星科学者
■時間を飛んできたカッシーニ
■博士なんですね
■僕らだけのユニバース……宇宙の理解①
■『実録』バリエーション……宇宙の理解②
■詩的許容は許されない……宇宙の理解③
■Re:教授へ……宇宙の理解④
2.理系人間です
■楽しんでください
■けしからん宇宙散策
■100%の流れ星
■最高の宇宙飛行士
■感情のふり幅
■地球は星じゃない
■観測日和
■インタビュー受けてもらえますか?
■蒼い点
■日が暮れるのを見にいくんだ
3.プチ天文学授業
■宇宙とのランデヴー
■宇宙を愛する1万の方法
■空のどこかに
■受粉する旅行者
■広く知られている天文学史
■あまり知られていない天文学史
4.私たちは皆、太陽系の人たち
■バイバイ、ゴリロン
■フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
■火星で会おう
■冥王星が消えた
■季節が過ぎる時間
■旅の音楽
■私たち、太陽系の人たち
エピローグ
訳者あとがき -
「いい詩は、その言語を使って生きる民族の、感情・理性のもっとも良きものの結晶化」
詩的世界の多様さ、現実に根ざしつつ生み出された作品の面白さは、時代を超え、今もなお心に響く。
豊潤で余韻に満ちた茨木のり子の名訳で贈る珠玉の詞華集。
【解説】若松英輔さん、斎藤真理子さん
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隣国の多彩な現代詩人十二人の、発想豊かな六十二篇を、日本を代表する詩人・茨木のり子が編み、翻訳した。
刊行から三十余年。
韓国文学の真髄ともいえる簡潔で奥行き深い言葉できざまれた詩的世界は、時代を超えて心に鮮烈に響く。
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まったく一種のカンだけを頼りに、五十冊ぐらいの詩集のなかから選びとったものだが、みずから選んだ六十二篇の詩には深い愛着を覚える。
訳す過程で、ハングルにはハングルの豊かさがあり、日本語には日本語の豊かさがあると痛感させられた。(「あとがき」より) -
《俺たちのアイドルは、レーニンじゃない。レノンだ!》
ソ連時代、ロック少年だった画家スラバと結婚し、ロシアに暮らし始めて5年。
そこに暮らす人々は破天荒でやけくそに明るい。
戦争が始まって、ロシアの人々は何を思う?
──ロシア暮らしの「いま」をリポートする。
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著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。
西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。
彼の波乱に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。
〈イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集〉
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スラバの数奇な半生を主旋律とし、そこに私の半生を対旋律のように織り交ぜつつ、両者が響き合うよう試みた。ドラムやベースの響きも聴こえてくるように、社会背景も適宜盛り込んだ。曲の合間には、個性あふれるスラバの友人たちの物語も、間奏のように挟み込まれている。──「はじめに」より
----------------------
【目次】
■はじめに
01.スラバの部屋
■1……シベリア、イルクーツク、Z通り一番地
■2……ビートルズで結ばれたきずな
■3……愉快でマイペースな仲間たち
02.ソ連に生まれ、ロシアに生きる
■4……サバイバルの時代
■5……ペレストロイカ・ノスタルジー
■6……夢見がちな野心家たち
03.二一世紀のビートルズ
■7……自分らしい表現を求めて
■8……遠ざかるソ連ロック・ビート
■9……過去との出会い
■10……戦争の暗雲
■あとがき -
〈暗闇にあるとき人は、一つの言葉を抱きしめるようにして生きることもあるだろう〉
──確かな杖となる言葉を味わうエッセイ集。
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舟越保武、 志村ふくみ、石牟礼道子、吉本隆明、池田晶子、神谷美恵子、北條民雄、宮﨑かづゑ、井筒俊彦……。
言葉にならないものの波打ち際に立って言葉を紡いできた人々の、珠玉の名言と対話するように紡がれるエッセイ集。
----------------------
本当の誇りとは、誰かの役に立っていると感じることではおそらくない。
それは愛される者であるよりも、愛する者であることを真に望む、自己への信頼なのである。(本文より) -
さよなら、「繊細すぎ」のわたし!
「どうせ無理」なんてもう言わない。
読めばじんわりと温もりが広がり、元気がどんどん湧いてくる、
ZINEで大人気の作家が贈る自転車エッセイ集。
----------------------
ふとしたきっかけで乗った自転車が、生活を、心を、大きく変えた。
心に怯えた犬を抱えて生きている著者が、電動アシスト自転車と出会って、小さな冒険を重ねていく。
横浜の街へ、鎌倉へ。
そしてロードバイクを手に入れて、真鶴へ、ついには海を越えて北海道へ。
──自分の「できない」を乗り越えた女性の、勇気の物語。
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【目次】
■はじめに
■第一話……電動自転車との出会い
■第二話……街場の自転車レッスン
■第三話……いつだって行ける場所にはいつまでも行かない
■第四話……「変化」がはじまった──夜のみなとみらいライド
■第五話……いざ鎌倉
■第六話……ロードバイク記念日
■第七話……本当にロードバイクがやってきた
■第八話……ツール・ド・真鶴(前編)──大冒険への扉
■第九話……ツール・ド・真鶴(後編)──往復百五十キロの旅、時々雨
■第十話……ライド・オン・北海道──苫小牧・支笏湖の旅
■おわりに 未知なる道へ
■あとがき -
『雪国』を読んだ時「これだ」と思った。
私がしゃべりたい言葉はこれだ。
何か、何千年も探していたものを見つけた気がする。
自分の身体に合う言葉を。
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社会主義政権下のルーマニアに生まれたイリナ。
祖父母との村での暮らしは民話の世界そのもので、町では父母が労働者として暮らす。
川端康成『雪国』や中村勘三郎の歌舞伎などに魅せられ、留学生として来日。
いまは人類学者として、弘前に暮らす。
日々の暮らし、子どもの頃の出来事、映画の断片、詩、アート、人類学……。
時間や場所、記憶や夢を行ったり来たりしながらつづる自伝的なエッセイ。
《本書は、社会にうまく適応できない孤独な少女の記録であり、社会主義から資本主義へ移っていくルーマニアの家族三代にわたる現代史でもある》
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五歳の娘は寝る前にダンテ『神曲』の地獄の話を聞いてこう言った。
「でも、今は優しい地獄もある、好きなものを買えるし好きなものも食べられる」。
彼女が資本主義の皮肉を五歳という年齢で口にしたことにびっくりした。
——本文より
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【目次】
■生き物としての本 上
■生き物としての本 下
■人間の尊厳
■私の遺伝子の小さな物語 上
■私の遺伝子の小さな物語 下
■蛇苺
■家
■マザーツリー
■無関心ではない身体
■自転車に乗っていた女の子
■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 上
■天道虫の赤ちゃんは天道を見ることができなかった 下
■なんで日本に来たの?
■シーグラス
■ちあう、ちあう
■透明袋に入っていた金魚
■社会主義に奪われた暮らし
■トマトの汁が残した跡
■冬至
■リボンちゃんはじめて死んだ
■毎日の魚
■山菜の苦味
■優しい地獄 上
■優しい地獄 下
■パジャマでしかピカソは描けない
■紫式部
■あとがき -
韓国文学の新シリーズ〈キム・エランの本〉刊行スタート!
《第一弾は、BTSのRMさんも愛読、韓国で17万部の大ベストセラー小説集》
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タクシー運転手のヨンデは、車内で、中国語のテープを聴いている。
数ヶ国語を話せた、死んだ妻が吹き込んでくれたものだ。
何をしても長続きせず、「家族の恥」と周囲に疎まれ、三十六歳で逃げるように上京した彼は、中国の地方から出稼ぎに来ていた親切な女ミンファと出会い、結婚し、貧しいながらも肩を寄せ合うように暮らしていた。
だが、やがて彼女はがんを患って……(「かの地に夜、ここに歌」)。
裏切り。罪。喪失。悲しみ。
韓国文学の旗手が贈る、哀切な8つの物語。
——この空の向こうに、幸せはきっとある。
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【目次】
■日本の読者の皆さんへ
■そっちの夏はどう?
■虫
■水中のゴリアテ
■かの地に夜、ここに歌
■一日の軸
■キューティクル
■ホテル ネアックター
■三十歳
■あとがき
■訳者あとがき -
《本を愛するすべての人へ》
人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について——思いのたけを綴った初めての本。
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〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。
無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。
1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは?
知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。
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校正者にとっては百冊のうちの一冊でも、読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない。誰かにとっては無数の本の中の一冊に過ぎないとしても、べつの誰かにとっては、かけがえのない一冊なのだ。 -
《君に会いたくて、二万光年を飛びこえたんだ。》
人間と宇宙人の、想像を超え、時空を越えた、一途でさわやかなSFラブストーリー。
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やさしい心を持つハナは、つき合って11年になるキョンミンに振り回されてばかり。
この夏休みだってハナを置いて、流星群を見にカナダへひとりで出かけてしまう。
そしてカナダで隕石落下事故が起こり音信不通に。
心配をよそに無事帰国したキョンミンだが、どうも様子がおかしい。
いつもとは違ってハナを思いやり、言葉づかいだってやさしい。
嫌いだったナスも食べている。
ついには……口から青いビームを出しはじめて……。
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もう二度とこれほど甘い話を書くことはできないと思います。
——チョン・セラン
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《世界のどこかで密やかに、出逢いとドラマが、生まれている》
14人の写真から広がる、せつなく、謎めいた14の小説。
国籍も性別も様々な写真の中の14人は、どんな物語を秘めているのか?
レンズ越しに見つめているのはだれか?
見ること、ふれること、出会うことの現在を、鋭く映し出す小説集。
奇妙で、せつない、人間たちの営みを写しとる、小説×写真の競演。
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【目次】
■オニグルミのような
■幸運ケーキ
■失踪
■上塗り
■ピアノレッスン
■橋の上の男
■どこかで見かけたあの人
■まぶたの裏側
■右半分
■似ているかしら?
■やってきた写真
■中毒
■生きなかったもう一つの人生
■ポーズする彼女
■あとがき
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――わたしはどこにも属していないし、属すためのやりかたを買うお金もない。
カリブ海生まれのジーン・リースは、ヨーロッパでは居場所を見出せない、疎外された人であった。しかも女性である。
自身の波乱に富んだ人生を下敷きにした、モデル、老女、放浪者などの主人公たちは、困窮、飲酒、刑務所暮らし、戦争と数々の困難を生きる。
だが彼女らはけっして下を向かない。
慣習と怠惰と固定観念をあざ笑うように、したたかに生きる。
《いま新たな光を浴びる、反逆者リースの本邦初、珠玉の作品集》
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【目次】
■あの人たちが本を焼いた日……The Day They Burned the Books
■あいつらにはジャズって呼ばせておけ……Let Them Call It Jazz
■心霊信奉者……A Spiritualist
■マヌカン……Mannequin
■フランスの刑務所にて……From a French Prison
■母であることを学ぶ……Learning to Be a Mother
■シディ……The Sidi
■飢え……Hunger
■金色荘にて……At the Villa d'Or
■ロータス……The Lotus
■ではまた九月に、ペトロネラ……Till September Petronella
■よそ者を探る……I Spy a Stranger
■堅固な家……A Soild House
■機械の外側で……Outside the Machine
■「ジーン・リース」へのピクニック……西崎憲
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《80歳への積極宣言》
明るい色の服を着る。
いい音楽や芝居をめでる。
ひとりで小さな旅に出る。
——かけがえのない「ひとり時間」を縦横無尽に楽しむ方法
残りわずかな人生を消化試合にしてしまっては面白くない。
生きる実感も持ちたい。日常を離れて冒険したい。
幸いまだ元気な身ならできそうだ。
大好きな〈焼油揚〉で一杯やりながら。
——「おわりに」より
《居酒屋作家の楽しい老年案内》
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豆腐は食べ物の大発明と思う。大豆を茹でて絞り、にがりを打って固まった、ゆるやかにして純白、自在にどんな形にもなる清浄無垢な姿は、もともとを想像できず、料理の脇役、ときに主役として、懐の深さをみせる。
融通無碍、毎日でも飽きない、栄養もある。村にも町にも豆腐だけをつくって売る専門店があり、自転車でラッパを吹いて売りに来る日常に欠かせないものとなった。人も年齢を重ねたら、このように在りたい。
その豆腐を油で揚げた油揚は、姿も食感も味も一変。新たに生まれた独自の個性は、煮てよし、焼いてよし、包んでよし。稲荷神社に供えられて手を合わされ、トンビにさらわれる品にまでなった。これは豆腐の劇的進化、いや昇華だ。
人生にも進化や昇華はあるだろうか。経験が昇華して新たな境地に至るのなら、長く生きる価値がある。そうなれるか。そうありたいか。
——「はじめに」より
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【目次】
はじめに
Ⅰ……いまの自分を楽しもう
Ⅱ……続けたら見えてきた
Ⅲ……生きる実感を求めて旅へ
おわりに——私の徒然草
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【おすすめ】
■<a href=https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=991" target="_blank">太田和彦『70歳、これからは湯豆腐』</a>
高望みどころか望みなし。もうひとりでいい。
夜一杯飲めればじゅうぶん。これは楽だ。——本文より
居酒屋作家のうたかたエッセイ。豊かな「ひとり時間」の過ごし方。
■<a href=https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=873" target="_blank">太田和彦『酒と人生の一人作法』</a>
70すぎたら愉しくなった!「老後」を受け入れて初めて、大切なものが見えてくる。
粋と喜びに彩られた“オオタ式”享楽人生論。 -
《いとうせいこうさん、推薦! 》
「心」のなかった古代にまで飛んでゆく少年少女たちの冒険。
エンデが読んだらきっと喜んだだろう。
私たちエンデの子供たちも、読めばそのわけがよくわかる。
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《著者初となるファンタジー小説!》
小学5年生のたつきは、ある日、迷い込んだ町で「見捨てられた店」という不思議な骨とう店を見つける。
そこで手にした「オラクル・ボーン」(魔法のほね)は、3300年以上前の古代文字が刻まれた、未来を予知するものだった!
祖父の助けを借りながら読み解くうちに、そこには、生贄にされる羌族(きょうぞく)のことが記されているとわかる。
たつきは友だちふたりとともに、古代中国へタイムスリップ!
三人は力を合わせて羌族の人たちを助けようとするが……。
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不安になるということは、何かを変えなければならないというメッセージなんだ。
死にたくなるほど不安になるということは、それだけ大きな変化がこれから起こるという予兆なんだよ。
〈人一倍弱虫だった少年が、試練を克服することで強くなる〉
イラスト:中川学
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【目次】
1 見捨てられた店
2 オルオルじぃじ登場
3 魔法のほねの数字を解読する
4 なんだ! 算数なんて簡単だ
5 茶々丸登場
6 霊獣たちの出現
7 風の声を聞く
8 羌の人たちのこと
9 四つの文字を教わる
10 残りの二文字のうち、最初の文字の解読
11 羌の人たちの歴史を教わる
12 「心」という文字に笑ってしまう
13 羌の人たちのことを夢に見る
14 魔法のほねの解読成功
15 見捨てられた店を探す
16 目を覚ましたら殷の時代に
17 殷の女王と王に会う
18 まずい約束をしてしまった
19 いのしし王亥を鎮める
20 魔法の本・漢和辞典
21 白虎とまたたび
22 龍、風になる
23 幸せをもたらす朱雀
24 婦好・武丁との別れ
25 羌の人たちと「心」
26 帰還
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いつまでも終わらない物語のはじまり
世界を旅してきた写真家が十年の時をまたぎ、
フォークランドと広東省で経験した驚くべき偶然とは……
(「スルメと空豆ご飯」)
職を失ったホステスとバンドマンがバーで出会い、
店長の話をきっかけに、町に団子屋を復活させようと動き出す……
(「これでいくほかないのよ」)
ふとした会話と、少しのつながりから生まれる八編。
今なお斬新、最新短編集。
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【目次】
■六十四年インパラ
■人生は野菜スープ
■スルメと空豆ご飯
■「今日は三月十二日です」
■エスプレッソ
■銀座化粧
■夜景が見えます
■これでいくほかないのよ
■あとがき
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《ささやかだけど、かけがえのないことが、世界を変えていく》
環境問題の先駆者として名高い科学者レイチェル・カーソンが、愛する甥に遺した『センス・オブ・ワンダー』。
その小さな本には、危機の時代を生きるための大きなヒントが詰まっている。
仕事や人間関係など身近な生活のレベルから気候変動までを貫く不滅のメッセージを、批評家・若松英輔が読み解く。
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私たちは確かに自分に必要なものを、自分で見つけることができます。ただ、 そのときの「自分」とは他者に開かれた「自分」なのです。
「よろこび」が先にあれば、必ず「学び」は起こる。本当に、深いところでよろこびを経験すると、私たちのなかで「学ぶ」というもう一つの本能が開花する、そうレイチェルは感じています。
――「ただ、相手と共にいて、一緒に驚き、よろこぶこと」が育む、未来を切り開くちからとは。
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薔薇、お茶、リボン、焼き菓子……。
完璧な幸福の中にひそむ死、誘拐、心変わりや別離。
――外から来た少女は、世界の裂け目を覗き込む。
ニュージーランドに生まれたマンスフィールドは、ヨーロッパに暮らす人々の優雅な幸福を活写する。同時に日常の翳に見え隠れする、死、階級差、裏切り、別離なども、彼女の眼は射抜いていく。
小さなお菓子のような短篇には、毒や皮肉も混ざっていて、人間社会の普遍を描く。
ヴァージニア・ウルフのよきライバルで、短篇の革新者。
マンスフィールドの比類なきコレクション。
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【目次】
■風が吹く……The Wind Blows
■ガーデンパーティー……The Garden Party
■少女……The Young Girl
■幸福……Bliss
■見知らぬ人……The Stranger
■パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか……How Pearl Button Was Kidnapped
■ミス・ブリル……Miss Brill
■ある上流婦人のメイド……The Lady’s Maid
■父親と娘たち……Father and the Girls
■郊外のフェアリーテール……A Suburban Fairy Tale
■一杯のお茶……A Cup of Tea
■人形の家……The Doll’s House
■風味のピクルス……A Dill Pickle
■船の旅……The Voyage
■入江にて……At the Bay
■解説 キャサリン・マンスフィールドという事象――西崎憲 -
《推薦!》
もがいて見つけたものを私は信じる。
それが世の感覚からズレていたとしても
――こだまさん
一読、自分へのこだわりが半減し愛が倍になった。
幸せとはこれか!と膝を打ちました。
――吉村萬壱さん
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長いこと、「もっと愛されたい」と苦しんできた著者。
でも、「愛すること」、まずは自分自身で自分をいたわり、愛することが、幸福の始まりなのではないか。
自分をどうしたら愛せるのか。
他者とどう関わればいいのか。
――そんな悩みに苦しむ、名前も顔も知らない仲間たちへ。
他者との関係に悩み、心細さを抱えている人たちへ贈るエッセイ集。 -
〈 じつに、ウルフ的、もっとも、実験的。〉
イマジズムの詩のような「青と緑」、姪のために書かれたファンタジー「乳母ラグトンのカーテン」、園を行き交う人たちの意識の流れを描いた「キュー植物園」、レズビアニズムを感じさせる「外から見たある女子学寮」など。
短篇は一つ一つが小さな絵のよう。
言葉によって、時間や意識や目の前に現れる事象を点描していく。
21世紀になってますます評価が高まるウルフ短篇小説の珠玉のコレクション。
――ウルフは自在に表現世界を遊んでいる。
ウルフの短篇小説が読者に伝えるものは緊密さや美や難解さだけではない。おそらくこれまでウルフになかったとされているものもここにはある。 たぶんユーモアが、そして浄福感が、そして生への力強い意志でさえもここにはあるかもしれない。(「解説 ヴァージニア・ウルフについて 」より)
【目次】
■ラピンとラピノヴァ……Lappin and Lapinova
■青と緑……Blue & Green
■堅固な対象……Solid Objects
■乳母ラグトンのカーテン……Nurse Lugton's Curtain
■サーチライト……The Searchlight
■外から見たある女子学寮……A Woman's College from Outside
■同情……Sympathy
■ボンド通りのダロウェイ夫人……Mrs Dalloway in Bond Street
■幸福……Happiness
■憑かれた家……A Haunted House
■弦楽四重奏団……The String Quartet
■月曜日あるいは火曜日……Monday or Tuesday
■キュー植物園……Kew Gardens
■池の魅力……The Fascination of the Pool
■徴……The Symbol
■壁の染み……The Mark on the Wall
■水辺……The Watering Place
■ミス・Vの不思議な一件……The Mysterious Case of Miss V.
■書かれなかった長篇小説……An Unwritten Novel
■スケッチ
・電話……The Telephone
・ホルボーン陸橋……Holborn Viaduct
・イングランドの発育期……English Youth
■解説 ヴァージニア・ウルフについて——西崎憲
■年表
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《ブックスならんですわる》
20世紀の初頭、繊細にしてオリジナルな小品をコツコツと書きためた作家たちがいます。前の時代に生まれた人たちですが、ふっと気づくと、私たちの隣に腰掛け、いっしょに前を見ています。
やさしくて気高い横顔を眺めていると、自分も先にいくことができる、そんな気がします。いつも傍に置いて、1篇1篇を味わってみてください。
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おとなは誰でもはじめは子どもだった――。
《あなたの心の中に王子さまを取り戻そう。》
職場や学校、恋愛、人間関係の悩みの中で消えてしまった「子どもの頃の自分」をもう一度見つけて、本当の幸せを手に入れるためのヒントが「星の王子さま」にはあふれている!
星の王子さまのように……
■子どもの頃のものの見方で世界を見るためには?
■自分のことを大切にするためには?
■「急ぎのしごと」と「重要なしごと」を区別するためには?
■他人から理解されないことを受け入れるには?
■人生の新しいページをめくるためには?
■愛することを学ぶためには?
おとなになった今こそ読み直したい、サン゠テグジュペリの不朽の名作。
自分らしく生きるために大切な、目には見えない宝物が、そこにはきっと詰まっている。 -
《私たちの心には、“彼女”のかけらがあるから》
女性への暴力や不条理が激しかったころ、美術家として作家として、時代に先駆けて生きたシム・シソン。
ユーモアを忘れずにたくさんの仕事をし、二度結婚して四人の子供を育て、世の評判をものともしなかった人。
そんな〈家長〉にならい、自由に成長してきた子供と孫たちは、彼女の死後十年にあたり、ハワイでたった一度きりのちょっと風変わりな祭祀を行うことにするが……
『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』のチョン・セランが贈る家族三代の物語。韓国で16万部を突破した待望の最新長編小説。
――20世紀を生き抜いた女性たちに捧げる、21世紀を生きる女性たちからの温かな視線。 -
何かを偶然共有するというよりも、手を繫ぐようにして、私たちは同じものを持つ。
言葉が違っても、国が違っても。――最果タヒ
太宰治や宮沢賢治、茨木のり子、最果タヒ、崔実などの作品を手がける韓国の人気翻訳家が「日本の恋の歌」をめぐって綴る情感ゆたかなエッセイ。
小野小町、紫式部、清少納言、伊勢、和泉式部……が詠んだ熱烈で芳潤な65首をモチーフに、二つの言語の間を行き来しながら日々の生活や仕事について描く。
君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ
그대 위하여 봄 들판으로 나가 어린 순 뜯네 나의 옷소매에는 눈송이 흩날리고
〈百人一首や古今和歌集の三十一文字の世界を日本語と韓国語の両言語で併記〉
千年の時と国境を超え、〈恋の歌〉が今もなお瑞々しく響く。
韓国の人気翻訳家による65首の和歌をめぐる情感ゆたかなエッセイ。
【目次】
■序文 二つの言語を行き来する旅
■一章 言の葉の森で
■二章 翻訳家の仕事場
■三章 孤独を応援します
■四章 悲しみではなく、愛
■日本の読者の皆さんへ
■訳者あとがき -
昼の光の届かない深みに広がる「魂の風景」
同人誌に批評を発表するのみで著作を遺さなかった越知保夫(一九一一~一九六一)は遺稿集『好色と花』により、遠藤周作、島尾敏雄、平野謙らに絶賛され脚光を浴びた。
理性の光を超えて実在の風景へと手を伸ばした彼の精神の軌跡を若松英輔が縦横に論じた傑作批評に、新原稿を加えて編む決定版。
人間と「死者」との交わりを探究したその精神の軌跡を、小林秀雄、井筒俊彦、須賀敦子、池田晶子、そしてキリスト教との連なりの中に描き出す日本精神史の試み。
【目次】
■はしがき
■信仰の実践と逮捕まで
■詩と愛
■批評家の誕生
■聖者論――越知保夫と小林秀雄
■実在論――越知保夫と井筒俊彦
■死者論――越知保夫と二人の劇作家、チェーホフとマルセル
■異端論――越知保夫と須賀敦子
■あとがき
〈増補〉
■遅れてきた遺言
■驢馬の仕事
■悲しみの神学――近代日本カトリック感情史序説
■増補新版 あとがき -
お母さん、聞こえますか?
私はこうして生きています。
幼少期、海外養子縁組に出されたナナは、フランスで役者兼劇作家として暮らす。
そんな彼女に突然、人生を変える2つの知らせが届く。
別れた恋人との間に子どもを妊娠したことと、韓国から来た、自分の人生を追ったドキュメンタリー映画への出演依頼と。
生みの親を知らないナナは、生まれてくる子どものためにも自分が“誰なのか”を見つけようとソウルへ向かう。そして、思いもしなかった人たちとの出会いから、35年前、駅に捨てられた暗い記憶の糸が少しずつほぐれていき……。
海外へ養子に出された子どもたち、米軍の基地村で生きた女性たち……。
現代韓国の歴史の中でなきものとされてきた人たちに、ひと筋の光を差し込む秀作長編小説。
第27回大山文学賞受賞作
韓国系国際養子のルーツ探しというこの小説の「特殊な」主題が、日本の読者の方々に「普遍的な」ものとして届くようにと、そして誰かがこの作品を読んでいるとき、生命への尊重や人と人との絆への信頼という明かりが灯ってくれたらと願っています。(「日本の読者のみなさまへ」より)
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。