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『文芸・小説、501円~800円』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全136件

  • 愛は格差をも越えるのだ!!

    大財閥〈篠沢(しのざわ)グループ〉の先代会長だった父の急死を機に、17歳でその後継者となった一人娘の絢乃(あやの)。
    そんな彼女を献身的に支えるのは、8歳年上の秘書・桐島(きりしま)貢(みつぐ)。彼は自身をパワハラから救ってくれた絢乃に好意を抱いていて、その恩返しに秘書となったのだった。
    絢乃もまた桐島に初めての恋をしていたが、自分の立場や世間の注目が彼に集まってしまうことを危惧して、その恋心を内に秘めていた。
    ところがある日の帰宅時、桐島の車の中で彼にキスをされたことにより、絢乃は彼の自分への秘めた想いに気づいてしまう──。
    初恋に揺れ動くキュートなお嬢さま会長と、年上ポンコツ秘書との身分の差・境遇の格差を越えたラブストーリー。
    減筆版として、よりスタイリッシュにより胸キュン♡な内容に生まれ変わりました♪
  • 699(税込)
    著者:
    磊 里詠
    イラスト:
    チテックリン
    レーベル: 磊 里詠
    出版社: 磊 里詠

    壊れゆく世界で青年と少女は旅をする

    ——あたしって生きていていいの?二年前、コロラド高原に一つの隕石が落下した。人的被害はないはずだったその隕石はしかし、地球に奇病をもたらした。その病の最期を見て人々は花になったと表現するようになり、奇病を徒花病と名付けた。徒花病は人々の生活を変え、「死」そのものも変えた。ゆっくりとだが着実に滅びに向かっている中、とある少女の話が一人の青年のところに舞い込む。その少女、カヨは両親を徒花病で亡くしたにも関わらず、徒花病に罹患することなくにいまも生きていると。その話を聞いた青年はカヨに会いに行くが、それがあらぬ誤解を招き、カヨは命を狙われることとなった。青年はカヨを連れて逃げる。東京を目指して。自らも病に冒された青年は果たしてカヨを守り抜くことができるのか——?
  • きらいすき、きらいきらい、対話式

    「きらい」をテーマにした詩12篇です。
     
    目次
    ・フェミニズムがきらい
    ・アンチラブ
    ・スプリッティング
    ・自分に閉じこもる
    ・聖女の範囲
    ・好きはやさしくない
    ・受容と供給
    ・弱者の強み
    ・強者の弱み
    ・だから終わり
    ・世界平ら和
    ・ピーマンがきらい
  • ゲームを読む、詩をプレイする。

    ゲームをテーマにした詩10篇です。
     
    目次
    ・ポエムブック
    ・どこまで飛躍
    ・サッカリンゲーム
    ・愛のルール
    ・ぶつけると増える
    ・国語の問題
    ・宝探し
    ・白髪探し
    ・切り売り
    ・デスバーガー
  • 片面A4、見開きにしてもA3という、猫の額のような地。
    そこに、広く大きな思いのたけを詰め込んだ、大きな詩集。

    広い紙面で、解放感に浸りながら、文字と、そして、文字の列も、そう、遠目に見た業の連なり具合にも、御着目ください。
    きっと、詩集、いえいえ、読書の新たな楽しみを味わっていただけます。

    今回より、短歌、俳句、川柳さらには都都逸の掲載も始めます。
  • ある時、爪切りが見当たらなくなった。まあ、散らかしている私が悪いのだけど。でも、爪を切りたいという切実な願いが、私をある家電量販店へと向かわせた。

    そこには確かに安い爪切りもないではなかった。しかし、1000円も出せばいい爪切りがあることにも気づかされた。
    その爪切りは日本製で、なんと! ルーペもついているものだった。
    爪を切るときだけじゃなく、普段でも携帯して使えるときている。なんせ、きんちゃく袋迄ついているのだから。
    私は早速、その爪切りを買って、爪を切った。ルーペで、小さな文字も、見てみた。何だか、人生に潤いが注入されたようだ。
    その後私は、その爪切りをセカンドバックに入れて、いつも持ち歩いている。なぜなら、巾着袋がそれをアシストしてくれているからね。

    さあ、そろそろ、爪を切ろう。
  • 事件、社会ものの第一人者登道烈山、本名 望月恒広の岸田内閣支援第二弾。  主人公は一介の会社人間ながら、戦後焼け野原から、高度経済成長時代を一重に支え、世界第二位の経済大国にと至る。 そして21世紀の今日の世にと橋渡しを演じる。 まぎれなく戦後日本経済の行き証人、一企業戦士だった。 しかしはからずやその当時の会社人間、過酷な勤務により主人公は、過労死してしまいます。

    事件、社会ものの第一人者登道烈山、本名 望月恒広の岸田内閣支援第二弾。  主人公は一介の会社人間ながら、戦後焼け野原から、高度経済成長時代を一重に支え、世界第二位の経済大国にと至る。 そして21世紀の今日の世にと橋渡しを演じる。 まぎれなく戦後日本経済の行き証人、一企業戦士だった。 しかしはからずやその当時の会社人間、過酷な勤務により主人公は、過労死してしまいます。す そこで登場するのが、21世紀の今日少子高齢化社会の労働力不足を捉えての、岸田内閣の掲げる働き方改革というものだった。  そもそも働き方改革とは、政府の掲げることとなる、「一億そう活性化社会」に向けての取り組みの一つで、働く人々の労働環境を大きく見直す改革となります。 そこで「少子高齢化社会に伴う、生産者人口の減少」や「育児、介護との両立など、働き方ニーズの多様化」等の脱出するためにと、設定された。 なんとなれ主人公の代の、上野駅の集団就職列車に見られる。 躍動感みなぎる当時の人手不足。 今日の出生率不足からの、人手不足とは形はともあれ、今後労働人口不足からの来るところの、人手不足の対応というものこそ、待たれるところでしょう。
  • 733(税込)
    著者:
    竹中越前守樫家
    レーベル: TYPE出版社
    出版社: TYPE出版社

    時は戦国時代。
    鬼が島を地獄に引きずり込んだ「桃太郎の役」から10年。島は宇喜田直家の弟宇喜多忠家の領地となっていた。
    島南部に城下町「直宮」を造営し、商業の街として栄えさせることに成功した。

    直宮では鬼族、人間、南蛮人が入り乱れ、独自の文化を形成していた。
    その一方で鬼族文化は厳しく制限され、鬼たちの不満は高まっていく。

    島中央の一角神社頂上に鎮座する一角神社を心の拠り所としながら慎ましく生きていく鬼族。
    だが時代の波は島を飲み込む濁流となり襲い掛かる。

    それぞれの立場、正義、主張がぶつかり合う大河小説、ここに開幕!
  • プリキュア77人中のひとりは、私の娘だった?!文学少女・一之瀬みのりの父親を名乗る、史上最強の推し活小説

    2023年9月15日時点で、プリキュアは総勢77人。それだけもいれば、一人くらい、自分に似ている人物もいなくはないのではないか。そのことは、2021年放映の「トロピカル~ジュプリキュア」で明らかになった。ついに、自分の中学生の頃のような少女が登場したのである。

     キュアパパイアの一之瀬みのり。幸か不幸か、彼女の母親は描かれたが、父親は描かれていない。いつの間にか私は、彼女を自分の娘と公言するようになった。なお。カッコ書きで(=隠し子)とつけたのは、御愛嬌で御許しを。全国のプリキュアファンを敵に回すことを覚悟の上で、私は彼女を自分の娘と明言し、その言動を放送時にしっかりチェックするようになっていた。男女差に世代差等あるが、見る程に、40年前の中学生の頃の私とそっくり。

     彼女はコロッケが好きで幼少期に食べ過ぎて腹を壊したらしい。私は学生時代、19歳で急性アルコール中毒になって救急車を呼ばれて病院で一晩過ごした後、翌日昼には下宿近くのカレー店でコロッケカレーの大盛の大辛を食した。ますます、つじつまの合うエピソードが出たものだ。風貌も、一部では「似ている」と言われる始末。彼女の父親が作家であったとしても、何もおかしくなんかなかろう。現に私は、小説家として書籍化もしているからね。

     そうして一之瀬みのりという少女を見ていると、小説に限らず、すべての表現者にとっての糧となる要素がたくさんあることに気付いた。親馬鹿かもしれないが。
     ともあれ、キュアパパイアとなる一之瀬みのりの1年間の言動を通して、私たち表現者の糧になりそうなことを、しっかり探ってみましょう。
  • 事件社会ものの第一人者、登道烈山 本名望月恒広が、岸田内閣支援にまわる。 岸田内閣の目玉の施策、ジェンダーバイアス、固定観念、女子蔑視の払拭、平等を掲げています。 男は仕事、女性は育児、家事と言ったような固定観念、ジェンダーバイアスは、有史以来にとつちかわれたものであり。 平塚らいてうの、元始女性は太陽だった。 のたとえどおり、これはその歴史の過程での、産物ということです。

    事件社会ものの第一人者、登道烈山 本名望月恒広が、岸田内閣支援にまわる。 岸田内閣の目玉の施策、ジェンダーバイアス、固定観念、女子蔑視の払拭、平等を掲げています。 男は仕事、女性は育児、家事と言ったような固定観念、ジェンダーバイアスは、有史以来にとつちかわれたものであり。 平塚らいてうの、元始女性は太陽だった。 のたとえどおり、これはその歴史の過程での、産物ということです。 少子高齢化社会を迎え、女性の社会的担う役割は、ことのほか大きなものとなります。 男女共同参加を謳い、岸田内閣の施策というものの原点は、ここにとあるのです。 そこで何故にと元始女性は太陽だったものが、有史以来幾千年において、ジェンダーバイアス、固定観念というものが、植え付けられるにと至ったのか。 これを解くカギは、歴史にと有ったのです。
  • 880(税込)
    著者:
    与方藤士朗
    レーベル: やくも書房

    読んで味わい、眺めて楽しむ。そんな詩集の世界へようこそ。

    見開きA3の、猫の額のような場所に、様々な詩をたたき込んだ詩集です。
    名付けて、大きな詩集。
    昭和後期に養護施設(現在の児童養護施設)で少年期を送り、現在は作家・詩人として活躍する作者の日常と、少年期の思い出(思い出したくないそうだが)が入り混じった、大判の詩集です。
  • 2023年~2100年 世界と日本 予定された269の未来

    2023年~2100年の話題を集めてみました。
    巷間の声はネット上に公開されている掲示板やコメント欄に書かれてあった匿名の意見です。

    もう過去になりましたが、2020年の予言を一つ紹介します。
     ≪イルカの予言 韓国の中学教師が見た世界≫

     天の意思を先に言うのがはばかられ、これまで口を閉ざしてきたが、イルカが日本の運命を言ってくれたので、筆者も天の意思を解いて日本人に伝える。 「日本は滅びる!」
      日本が滅びる理由は数え切れないほど多い。
      最も根本的な理由から残虐な習性まで、人類愛の発想がなく、ただ自分勝手で、自国がやらかした侵略や蛮行に対する謝罪も反省もない国だ。
      その穢れた日本列島で、血縁を結びながら増殖している悪非道な人種に対して客観的に分析すると「日本国と日本人は人類の敵」ということになる。   主君に忠誠を誓い、そのためには自分の命をごみのように扱う「武士道精神」は日本だけの歪んだ精神に他ならない。
      周辺国と人類にとって日本人は敵である。日本という国は外国からの温情も理解せず、己の浅はかな精神と意識で発展しただけのいびつな国家である。
      そのようないびつな精神状態の中にどっぷり染まっている現在の日本の首相安倍の言動は、日本精神の低質と非人間的行為性を表わしている典型例である。
      日本が人類の公敵であることは自明の理だ。
     
     私は日頃から「日本が滅亡するのは天罰にある」と言い続けている。   これまで、日本に対する天罰としか思えない数多くの大地震が発生したが、それらの大 地震は日本の非人間的行為が頂点に達した際に発生する警告である。
      今回はイルカが日本大地震を予告しているという。

     先月10日、茨城県鹿嶋付近の海岸でイルカ156匹が集団で死んでいるのが発見された。これについて日本メディアは「大地震の前兆ではないか?」という分析を相次いで出した。
     2011年、東日本大地震が発生する6日前にイルカ50匹が日本東部海岸で全滅しているのが発見された例があったからだ。「
  • 事件社会ものの第一人者 登道烈山 本名 望月恒広が、印刷会社最底辺日雇い未組織労働者の、労働争議にと臨む。 時はバブルが弾け、不景気風すさ吹く、首切りの横行する。リストラ、大不況の時勢だった。 印刷会社の日雇い未組織労働者達は、過酷な肉体労働というものを、強いられていた。 ただただ資本家、ブルジョア経営陣の貧欲な、搾取の労働力として使いきられる、日雇い未組織労働者達。

    事件社会ものの第一人者 登道烈山 本名 望月恒広が、印刷会社最底辺日雇い未組織労働者の、労働争議にと臨む。 時はバブルが弾け、不景気風すさ吹く、首切りの横行する。リストラ、大不況の時勢だった。 これから失われた10年、いやいや20年、30年と続くデフレ不況にと突入して行くのだった。    印刷会社の日雇い未組織労働者達は、過酷な肉体労働というものを、強いられていた。 バブルが弾けてから、賃金はびた一文上がらずじまい。 昇給なし、ボーナスなし、むろん退職金などといった気のきいたものなど、有るべくもなく。保険は無し。 ましてや労働組合などあるべくもなく。 まさにと無い無いづくしの、オンパレードだった。 ただただ資本家、ブルジョア経営陣の貧欲な、搾取の労働力として使いきられる、日雇い未組織労働者達。 この大不況、リストラ時代にと足元を見られた彼等も、その理不尽な扱いというものにと、遂にと堪忍袋の緒が切れる時が来た。
  • たまごサンドを讃えよ

    たまごサンドを讃える詩14篇です。
  • 事件、社会ものの第一人者 登道烈山 本名 望月恒広が、ロストジェネレーション 失われた世代 就職氷河期にと迫る。 バブル崩壊、高度成長時代同様の感覚で、労働の供給をしたとならば、実態の伴わない経済だけに、供給過多の過剰労働力と化してしまう。 ならば労働力過多、このバブル崩壊ともなれば、今度は大リストラ首切りの横行となる。

    事件、社会ものの第一人者 登道烈山 本名 望月恒広が、ロストジェネレーション 失われた世代 就職氷河期にと迫る。  戦後破竹の右肩上がりの、高度成長時代をけって日本経済は、バブル期にと突入する。 何とも飛ぶ鳥も落とす高度成長時代、労働力は需要が供給を上回る、いわゆる売り手市場だった。 確かにと、破竹の右肩上がりの高度成長時代なら、この論理というものは、限りなき正解というものだろう。 しかしバブル粟粒の実態の伴わぬ、虚構の経済というものである。 これが弾けるとならば、たちどころにと、いうとならぬひずみというものが、生じたとしても、しかりというものである。 ならば高度成長時代同様の感覚で、労働の供給をしたとならば、実態の伴わない経済だけに、供給過多の過剰労働力と化してしまう。 ならば労働力過多、このバブル崩壊ともなれば、今度は大リストラ首切りの横行となる。 この後は失われた10年、20年、30年と言ったデフレ不況と、取って代わることとなる。 このためリストラの吹き荒れ嵐というものを、真っ当にとこうむり、これまでにない就職難、就職氷河期にと陥ることとなる。 ロストジェネレーション、失われた世代というのは、このバブル崩壊後の1991年前後から約10年間、就職活動をしてきた新卒社会人。        1970年から1984年頃に生まれた、40代から50代前半の世代のことを取って、言うのである。
  • 事件、社会ものの第一人者、登道烈山 本名 望月恒広が三井鉱山三池炭鉱労働争議に迫る。 世を震撼させることとなる、1953年(昭和28年)、1959年(昭和33年)三井三池炭鉱労働争議の労使間の攻防が起きた。 1945年(昭和20年)戦後GHQによる財閥解体、集会結社の自由、民主化により、労働組合立ち上げの機運は持ち上がる。

    事件、社会ものの第一人者、登道烈山 本名 望月恒広が三井鉱山三池炭鉱労働争議に迫る。 世を震撼させることとなる、1953年(昭和28年)、1959年(昭和33年)三井三池炭鉱労働争議の労使間の攻防が起きた。 1945年(昭和20年)戦後GHQによる財閥解体、集会結社の自由、民主化により、労働組合立ち上げの機運は持ち上がる。 これまで三井鉱山三池炭鉱が、1721年に採掘され始め、これまで200年余り渡る歴史の過程。 未組織三池炭鉱労働者は落盤、一酸化炭素中毒との隣り合わせの3K労働、低賃金にと甘んじて来た。 しかしこれを機にと、三池鉱山三池炭鉱においても、これまで虐げられて来た一介の炭鉱労働者達が、連帯し持てるものブルジョア経営陣に対して、労働組合立ち上げにと迫る。
  • 彼女たちの〈友情〉の物語──

    県立八幡山高校に通う久瀬野武は始業式前夜、近所の公園でひとりの少女と出会う。
    天使か妖精を思わせる美貌の持ち主でありながらもそれを鼻にもかけない明るく陽気な美少女、木谷麻衣子。
    同じクラスに転入してきた彼女と友人になったことをきっかけに、武は中学時代から想いを寄せている仁摩香乃里との仲も深めていく。

    しかしあるとき起こったふたつの〈事件〉を機に、麻衣子は周囲から距離を置かれるようになる。
    さらにそれと呼応するかのように現れた謎のセーラー服姿の少女、香月朋美。
    彼女は武と香乃里に対して「木谷麻衣子の〈秘密〉を教えてやる」と語り、ある場所へと連れて行くのだが……。

    ──2009年を舞台にした「ヨルノカナタ」シリーズ第4弾。

    正式版のおよそ半分(6万字程度)を収録した体験版も無料配信中です。
    試し読みを希望される方はそちらのダウンロードも検討してください。
  • 彼女たちの〈過ち〉の物語──

    中高一貫校で教師を勤める澪森雫は教え子である金城美沙が受けているイジメの問題に心を痛めていた。
    被害者でありながらもなぜかイジメの存在自体を否定する美沙。
    雫は担任として力不足を痛感する中、美沙の友人であるひとりの少女が彼女の心の支えになることを密かに期待していた。

    その美沙の友人──編入して3ヶ月で学校中に名を知られるようになった絶世の美少女、木谷麻衣子。
    そして彼女と金城美沙の仲を遠くから複雑な想いで見つめるクラスメイト、菅生紗都子。

    少女たちの想いが交錯する中、木谷麻衣子と澪森雫、ふたりの抱えるそれぞれの〈秘密〉が交わり、やがて思わぬ結末へと至る……。

    ──2003年を舞台に木谷麻衣子の“過去”を描く「ヨルノカナタ」シリーズ第5弾。

    正式版の約40%(5.8万字程度)を収録した体験版も無料配信中です。
    試し読みを希望される方はそちらのダウンロードも検討してください。
  • 事件、社会ものの第一人者、登道烈山 本名 望月恒広が、狭山身代金少女誘拐殺害事件、石川一雄無罪に迫る。 1963年5月1日起きた、狭山身代金少女誘拐殺害事件だが、この事件の根底にとあるのは、石川一雄差別地区出身と言うところにとあった。

    事件、社会ものの第一人者、登道烈山 本名 望月恒広が、狭山身代金少女誘拐殺害事件、石川一雄無罪に迫る。 1963年5月1日起きた、狭山身代金少女誘拐殺害事件だが、この事件の根底にとあるのは、石川一雄差別地区出身と言うところにとあった。  この事件よりほぼ1カ月前の1963年3月31日村越吉展ちやん誘拐事件が起きた。 犯人にと身代金引き渡しの際、40人もの捜査員を配置しておきながら、真犯人を取り逃がすという、大失態を演じることとなる。 当時村越吉展ちやん、誘拐事件で50万の身代金を盗られたうえに、犯人を取り逃がしたことから、警察に対する避難は大きなものとなっていた。 これにと慌てた警察は、何としても狭山事件の即急犯人検挙の必要にと、迫られていた。 そこで目にと止まったのは、被害者の少女の通学路の途上にとある、養豚場だった。 それは被害者の少女の遺体を、埋めたとされるスコップが、養豚場から盗まれたものだった。 そこで目をつけられたのが、差別地区出身の石川一雄氏だった。  そもそもこの事件には被害者の少女の体内にと残されていた、真犯人の体液というものが、B型のLe(a-b+)ということが、判明しているではないのか。 ならばこれ程の絶対的な証拠が、何処にとあろうか。 今日のDNA鑑定の精度は、まずは100パーセントだ。 これを石川氏のDNAと比べたかどうか。ということではないのか。 筆跡がどうのこうの等の、二次的なことを言う前にこの絶対的な証拠が、あるではないか。これほど簡潔明瞭ものが、どこにとあろうか。 確かにと事件当時の1963年頃は、DNA鑑定は無い。 これが採用されたのは、1989年のことで26年程先の話しだか、しかし1989年以降に石川氏のDNAと比べたかにと尽きる、ということではないのか。 もしこれをやって、隠しているとならば、これはただ事ではない。証拠捏造だ。 今日警察の出す証拠により、98パーセントは、有罪にされるという。 つまり裁判所は警察の出す証拠を、鵜呑みとしているということである。 ならばその証拠を捏造するなどということは、まさにと今日の司法制度を根底から覆す、重大な犯罪以外何ものでもない。
  • 880(税込)
    著者:
    空見タイガ
    レーベル: 空見タイガ

    愛か会話か詩か否か

    会話のような詩10篇です。
     
    目次
    ・迷惑は名乗らない
    ・かけちがいかけあい
    ・城の中の京都人
    ・ちりとほこり
    ・平面だった地球が丸くなった理由
    ・ミラーレースカーテン
    ・剽窃する百科事典
    ・前売券より前
    ・余裕左往
    ・専門店
  • 自分の読みを見直す機会としての村上春樹の読書会

    自分の読みを見直す機会としての村上春樹の読書会
    村上春樹の故郷・西宮市を中心に「村上春樹読書会」を長年主催してきた筆者は、本書で活動のまとめを試みたい。
    前半第1部は「村上春樹読書会」参加者たちの春樹愛や、アンチ春樹の意見など、読者の生の声を紹介する、筆者の新聞連載をまとめた。
    後半は、かつて筆者が足を運んだ春樹ワールド聖地巡礼による作品考察を通じて、本を読んだ後から始める読書体験の試みを再構成して収録する。
    村上春樹文学を読みながら、21世紀の世界を左右する歴史的出来事の中でも読書体験が大切であること、読書を通じて生き抜く力を得ることを広めたい。
  • 事件、社会ものの第一人者、登道烈山、本名望月恒広が30人殺害という、我が国犯罪史上未曾有の大事件、津山三十人殺害事件にと臨む。  この事件は結核という、1930年代当時不治の病にと感染した、犯人の都井睦雄が。 犯行現場となる、岡山県の西加茂村貝尾集落において、非難排斥、誹謗中傷をうける。 都井一家は村八分の憂き目をこうむる。

    事件、社会ものの第一人者、登道烈山、本名望月恒広が30人殺害という、我が国犯罪史上未曾有の大事件、津山三十人殺害事件にと臨む。  この事件は結核という、1930年代当時不治の病にと感染した、犯人の都井睦雄が。 犯行現場となる、岡山県の西加茂村貝尾集落において、非難排斥、誹謗中傷をうける。 都井一家は村八分の憂き目をこうむる。 このため積もりに積もった怨念から、未曾有の一大事件にといたる。 ならばこれ程の大量殺人にと至った、住民との確執、怨念の深さたるや何か。 その闇の深さというものを掘り下げ、追及するものです。
  • 光源氏編、終了。

    「横笛」「鈴虫」「夕霧」「御法」「幻」「雲隠」を収録。「(号泣中)」「えーと侍従ちゃんが使い物にならないので私右近が……ウっ」「ヒカル王子は永遠に不滅ですうううわーーん」 光源氏の物語は終わり、その子孫の話……宇治十帖へと続きます。
  • 豪華絢爛たる六条院にてこの世の春を満喫するヒカル。しかし運命は思わぬ方向へ転がっていく。

    「若菜上」「若菜下(前半)」を収録。
    「キタね若菜巻!源氏物語はここだけでも読め!ってくらいのハイクオリティ巻、はっじまっるよー♪」
    「侍従ちゃんノリノリね。確かにこの若菜巻はちょいと違う。なにより三宮ちゃん、じゃなかった女三の宮というキャラがほんっとうに素晴らしい。すっごい意地悪とかすっごい聡明とか、そういう何かに抜きんでた人は描きやすいけどこういうポヤヤーンな女子っていっちゃん難しいよね。作者の腕の見せ所ってやつね」
    「おったのしっみにー♪」
  • ヒカルの穏やかで平和な暮らしは紫上の急病で一変。一方、柏木の女三の宮への思いは暴走して?!

    「若菜下(後半)」「柏木」を収録。
    「ここから急転直下の大展開ね、右近ちゃん」
    「そうね侍従ちゃん。ヒカル王子の初めての嫉妬!もこの巻よ」
    「うわーんそれは言わないでえええ!」
  • 玉鬘を巡る恋のさや当ては意外な結果に?!明石の姫の入内、夕霧の恋の成就と六条院は花盛り♪

    「藤袴」「真木柱」「梅枝」「藤裏葉」を収録。「いやーやっぱりこの展開は納得いかないわね……」「右近ちゃん、未だにh……いやいやお口チャック!」「まあ概ねメデタイお話つづきよね、侍従ちゃん」「雑にまとめたア!」
  • 退屈な大学生活に倦んでいた、加藤は、とあるキッカケから、創作を志すようになる。サークルの仲間たちとの交流の中で、青春の日々を送りながら、少しずつ「自分が本当に思い描く生き方」を目指して進んでいく。
    「自分にとって創作とは何か」と問うことは、自己自身でも知ることのない、閉ざされた“無意識”と交流することを意味していた。
    絵と文章、二つの制作を同時に究めようとする独自の道を進みながら、葛藤する彼の心理的力動を書き記す。
    迷った、悩んだ、考えた───。その思考の過程(プロセス)・制作における観念の運動を、入念かつ緻密に書きおこす。大学一年生の夏~冬までを収録。
    文庫本換算:約340ページ(39字×15行)
  • 長谷川泰蔵「出しゃばらせてもらうぜ!」と一肌脱いだ。そんな勧善懲悪な物語です。

    長谷川泰蔵。坊主頭に不敵な面構え、背丈は185センチを超え、柔道で鍛えた、がっしりとした体格。いやまさに容貌魁偉。近寄りがたい風貌ですが、皆は、親しみをこめて彼を呼ぶ「泰蔵さん」と。情に厚く腕も立つ。心優しい、頼りになる男。ずっと昔の江戸の町に、よく似た名前の人物がいたような。泰蔵は、お役人ではありません。
    そんな彼と、地元で暮らす、涙脆くてお節介な仲間達。人との絆を大切に。心と心が結ばれる人情物語。誰も彼も生きていくのは大変だけど、優しい気持ちが重なれば、どうにかなるよ世の中は。

    騒動の発端は、地元で長年営んでる洋食屋「キッチンスミダ」の主人が、突然の失踪。大人気の名物コロッケも食べられない。いったい何がおこったのか?
    怪しい奴らも、ちらほら現れ迷惑かける。あれこれ、事情も見えてきた。このまま、ほっとくわけにはいかないと。長谷川泰蔵「出しゃばらせてもらうぜ!」と一肌脱いだ。そんな勧善懲悪な物語です。
    400字原稿用紙で、約230枚の長さになります。
  • 玉鬘@六条院の華麗なる暮らし!

    「胡蝶」「蛍」「常夏」「篝火」「野分」「行幸」を収録しております。
    「ねえ右近ちゃん……なんかだんだんザツになって来てない?」
    「これもそのまんまじゃん。あっそうか普通すぎるのね。若くてカワイイ無理目の女子に群がる平安男子の恋模様、とか?」
    「そういや近江の君も華々しく登場するよ!一見の価値アリ!」
  • 夕霧くんの初恋!玉鬘の波乱万丈!

    「乙女」「玉鬘」「初音」を収録しております。「あら、今回はまんまじゃん。これ以上言うこと無いわね」「右近ちゃんたら手抜き!」「私じゃないわよおさ子がでしょ」
  • 日本古代史のヌーベルバーグの幕開けだ!その旗手であり、待望のデビューを飾るその名は”神功路明”!仲哀天皇崩御の謎を大胆に考察し、四世紀の国際情勢と日本の国の成り立ちについて、細やかな分析に基づいて描いた「絵のないマンガ」が堂々と誕生!息長帯姫(おきながたらしひめ)が繰り広げる軽妙なテンポとともに、謎の四世紀の世界に読者を誘うエンターテイメント古代史がはじまる。

    息長帯姫(おきながたらしひめ)は、越前角鹿(敦賀)で国元の近江に届ける物産を管理する仕事をしている十七歳。ある日、南九州の熊襲からの交易が途絶える事件が発生する。大国である中洲根国からの要請により、穴門(下関)まで出征することになった。妹の與止姫(よどひめ)と手分けして助勢を得ながら穴門へと向かうのだが、與止姫は、但馬で遠縁にあたる但馬守清綱(たじまもりきよつな)とその妻の香羅夫人と出会う。そして、彼らの下で侍女として働く祐奈と仲良くなるのだが、その祐奈は、三年前に任那で新羅によって焼き出された孤児であることを知る。そして香羅夫人から、與止姫たちは新羅の王族の血統であることを聞き、葛藤する。一方、息長帯姫は穴門で伊都の国の長、五十迹手(いとて)と知り合う。彼の口から、息長帯姫は新羅の王族の末裔であるが、現在の新羅の王室は他の家に変わっていること。そして王族が変わってから、新羅は倭との交易の要である任那を攻め続けていることを教わる。穴門で合流した姉妹は、この事実に新羅討伐の意志を強める。しかし穴門での中洲根国の軍議においては、あくまで熊襲討伐を押す、中洲根国の長である足仲彦(たらしなかつひこ)の後塵に排してしまう。その後、陰から息長帯姫の援護に回っていた宗像の熊鰐(むなかたのわに)の強力な後押しと援助により、中洲根国の幹部たちが考えをあらためはじめ、洞海湾の皿倉でいよいよ形勢が逆転しはじめる。そして、香椎における軍議で、見事に新羅討伐へ全軍の舵をきることを勝ち取るのであった。そしてその翌日に足仲彦は謎の死を遂げてしまう。報告の会議上、息長帯姫に嫌疑がかかり、姫は激昂するのだが、意外な真相が解明されることになる。
  • 700(税込)
    著者:
    浜田唯次郎
    レーベル: 濱田屋
    出版社: 濱田屋

    シベリアの捕虜収容所(ラーゲリ)からの生死を彷徨う戦友たちとの2年間の極限生活

    昭和19年(1944年)召集令状と共に宇都宮の東部36連隊に入隊した浜田唯次郎はその後大陸に渡り、満州にてソ連軍の捕虜となる。その後三千人以上の戦友とともにシベリアの捕虜収容所(ラーゲリ)での厳しい収容所生活が一年以上にわたり続くことになる。極寒のシベリアで着るものも食事もままならず毎日戦友が死んでゆく中で死の覚悟を決めつつも故郷への帰還を願う日が続く。病気のためシベリアから北朝鮮へ移送されたのちやっと日本への帰還となる2年間の極限生活がとつとつと綴られている。ほとんど下書き無しのスケッチと情景描写はまさに「忘れえぬ」記憶となりどうしても残したい記録となった。
  • 事件ものの第一人者。登道烈山、本名望月恒広が、「たか号」沈没に迫る。 ジャパン、グアムヨットレース途上、シケの海で高波に飲まれ、「たか号」は転覆、沈没はからずや大海の藻屑と消え去る。 そして救命ゴムボートで、クルー6名の命綱の水、食料が流出ほとんど何もないなか、太平洋の波浪の間に間をあてどもなくさ迷う、27日間のたった横川優輝  ただ一人生き残る、漂流地獄絵図は始まった。

    事件ものの第一人者。登道烈山、本名望月恒広が、「たか号」沈没に迫る。 ジャパン、グアムヨットレース途上、シケの海で高波に飲まれ、「たか号」は転覆、沈没はからずや大海の藻屑と消え去る。 そして救命ゴムボートで、クルー6名の命綱の水、食料が流出ほとんど何もないなか、太平洋の波浪の間に間をあてどもなくさ迷う、27日間のたった横川優輝  ただ一人生き残る、漂流地獄絵図は始まった。 次々と死亡するクルー。凄絶なる漂流地獄絵図。 ジャパン、グアムヨットレース参戦前夜の横川優輝の会社とのしがらみ、家族との板挟みの人間模様。 果たしてそれはいかばかりか。
  • 680(税込)
    著者:
    深川夏眠
    レーベル: 深川夏眠
    出版社: 深川夏眠

    200X年。退屈で憂鬱な日常の壁に空いた穴に指を差し込んで押し広げてみたい、そんな衝動に駆られた少年は、かつて姉を惨殺されたフリーライターと共に、吸血鬼さながらの殺人者を追う――。

    森口祐樹は家庭の事情で伯母一家と共に
    裕福だが窮屈な暮らしを送っていた。
    吸血鬼にまつわる伝承に固執し、
    いくつかの未解決殺人事件に強いこだわりを持つフリーライター
    月島朔也と知り合った祐樹は、
    彼と共にヴァンパイアを思わせる美貌の殺人犯を追うことに……。



    タイトルはブラッドオレンジの意。
    吸血鬼というモチーフをサスペンス×ミステリの枠に落とし込んだ
    メタフィクショナルな長編小説。
    恋と友情と恐怖と師弟愛の物語。
  • 秘封倶楽部(ひみつをあばくもの)、宇佐見菫子(ひみつといきるもの)

    時は二〇一五年秋。深秘異変が無事に解決され、はや数ヶ月。
    夢幻病を発病して以来、菫子にとっての日常とは、代わり映えしない退屈なものから、スリルで刺激的な幻想郷ライフへと様変わりしていた。
    そこで彼女は、多彩な少女達と出逢い、様々な経験を通じ、人間として成長していく。
    いつからか、この楽しい日々はずっと続くのだと、菫子は無邪気に信じていた。
    一方外の世界では、根も葉もないはずのオカルト話が流行りだし、それに呼応するかのように、謎の連続失踪事件が発生する。
    やがて事態は、彼女の予期せぬ方向へと進行していき……。
    夢と現で生きる菫子が、秘封倶楽部である菫子が、その先で抱く想いとは。
  • 秘封倶楽部の在り方を見つめ直す短編集「秘々封々」第三弾。

    異なる色彩を帯びた物語を五編収録。

    遍在する秘封倶楽部は、様々な彩りに触れ、何色に染まる?

    『色彩を失った古都』
    平和な京都の街に突如、怪現象が襲いかかる。
    視界から色が消えるという異常事態に、人々は戸惑い、恐怖する。
    メリーもまた、恐れ、震えていた。
    自らの視界は、正常だったから。

    『Silent Blue』
    阿求から渡された、未解決資料。
    それは、未来に秘封倶楽部が存在するという証拠だった。
    真実を知るために、菫子は八雲紫と対峙する。

    『Maedchen(寄稿:はわ男)』
    進路で悩むメリーのもとに、外見が酷似している妖怪、八雲紫が現れる。
    「あなたは特別よ」と囁く紫に対し、メリーは想いを寄せていくが……。

    『怪談、或いは私の妖怪退治譚』
    宴会の席。無茶振りされた菫子は、ある体験談を披露する。
    しかしそれは、彼女にとって不都合な事実を浮かび上がらせて。

    『色を喪った私』
    メリーと離別してから五年。
    社会人となった蓮子は、仕事のために京都に赴く。
    今までずっと避けてきた古都は、酷く色褪せて見えて。
    そんな彼女の前に、鮮やかな色を纏ったメリーの幻覚が現れる。
  • ヒカル、ふられまくる。

    「ちょっと待ってえ!何このキャッチコピー!」
    「いやあね侍従ちゃん、本当のことじゃない」
    「いやいやいや、明石の君との色々もあるし、紫上ともラブラブだし、涙も……いやこれ以上は言わないけどさ!」
    「モッテモテで超幸せ!みたいな話より、失敗やら挫折やらを喜ぶものなのよ人間は。あっ、『ひかるのきみ』は挫折知らず源氏ですからね!そこんとこヨロシク!」
    「右近ちゃんがヨゴレタ大人に!」

     はい、「陸(6)」には「絵合」「松風」「薄雲」「朝顔」が収録されております。
  • 80代母も読み切った、挫折知らずのおさ子源氏!

    「ねえ右近ちゃん、大きく出過ぎじゃない?まだ五巻なんだけど大丈夫?ヒカル王子の話だけでもあと七冊、宇治十帖も五巻あるって知ってる皆?」
    「侍従ちゃんたらシーっ☆京を出て辺境の地に暮らすヒカル王子に新たな出逢いが!ってとこよ?面白くないはずないじゃないの」
    「うん、ここで止まっちゃったら全部おさ子のせい♪安心して読んでね!」
     「伍(5)」は「明石」「澪標」「蓬生」「関屋」を収録しております。
  • ソクラテスの哲学の研究を介し、生き方とは何かを考え、生の無意味論と対峙する一冊

    現代は、物質主義や相対主義のもと、人間の生を無意味と考える論(生の無意味論)が主な流れとなって、とりわけ激しく渦巻いている状況にある。古代ギリシアのソクラテスは、物質主義・相対主義に最も早く立ち向かった哲学者の一人である。
    この本で行われるのは、ソクラテスの問題とした、哲学上の問いとはどのようなものだったのか、ソクラテスの無知の自覚は何を意味していたのか、ソクラテスは人間の生死をどう捉えていたのかを、一から見直し検討することである。そして、それは最終的にこの本の主題である、ソクラテスは人間の生を無意味と考える論(生の無意味論)とどう向き合ったのかという問題に、光を当てることになる。
    ソクラテスの哲学の研究を介し、生き方とは何かを考え、生の無意味論と対峙する一冊。
    [著者プロフィール] 船木英哲(ふなきひでのり)1996年 九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得(哲学・哲学史)。古代ギリシア哲学(ソクラテス・プラトン)を中心に研究。現在、フリーの立場で哲学研究に従事。[訳書]クセノポン『ソクラテスの弁明・饗宴』(文芸社 2006年)、プラトン『カルミデス』(SW出版 電子書籍 2020年)
  • 源氏物語って長すぎない?

    「ねえ侍従ちゃん……何この煽り文句。こんなので読む気になる?」
    「右近ちゃん、そういうけどさ。この『し』……あー変換出ない!」
    「肆ね、『4』の旧字体」
    「何なの意識高い系?平安だから和風にしてみました的な?それはともかく全部で五十四帖もあるんだよ?4巻にしてまだ冒頭の『賢木』は十帖めってさあ、長すぎでしょ!」
    「あら、この巻って超盛り上がるとこよ。イケメン・有能・お金持ちの無敵ヒカル王子が、最強のバックを失いじわじわ宿敵に追いつめられ、ついに……!」
    「ストップストップ!ネタバレはそこまでッ!って、検索すればすぐ粗筋出て来るけどね古典名作だからね!」
     という感じで、平安女房ズ・右近と侍従その他大勢が途中乱入しつつ語る「ひかるのきみ」、令和で最もわかりやすく読みやすく、挫折しにくい「おさ子源氏」をお楽しみください。
    「肆(4)」には「賢木」「花散里」「須磨」が収録されております。
  • 少女A子、母親タリウム毒殺未遂事件で、逮捕。 実母にとタリウムという毒を盛り、ブログにと毒殺日記を書き綴る、日本犯罪史上類例を見ない暴挙。 それは少女A子の狂信的崇拝して止まない、一世紀に一人と言われる毒殺魔、グレアムヤングを模写したものだった。

    少女A子、母親タリウム毒殺未遂事件で、逮捕。 実母にとタリウムという毒を盛り、ブログにと毒殺日記を書き綴る、日本犯罪史上類例を見ない暴挙。 それは少女A子の狂信的崇拝して止まない、一世紀に一人と言われる毒殺魔、グレアムヤングを模写したものだった。 しかし周りの人間にと、手当たり次第に毒を盛った、グレアムヤング。 ところが少女A子は、母親一人のみのターゲットにした、犯行だった。 果たしてそこに何が、隠されているのか。 実母に毒を盛り、しかも意識不明の植物人間にと、おとしめるまでにといたった、世を震撼させた、この猟奇事件。 母親と少女A子との、熾烈な葛藤たるや果たして何か。
  • 多少なりとも独断的な所もありますが、それはされで可と思ってもらえれば、幸いです。

    今度出版する俳句集は、第二部となります。 今後もさらに出版して行こうと思います。 多少なりとも独断的な所もありますが、それはされで可と思ってもらえれば、幸いです。
  • 今度出版する短歌は、と第二部なります。 手持ちの量は豊富で、今後もさらに出版して行こうと思います。

    今度出版する短歌は、と第二部なります。 手持ちの量は豊富で、今後もさらに出版して行こうと思います。 多少なりとも独断的な所もありますが、それはされで可と思ってもらえれば、幸いです。
  • 古代史の常識や通説を歴史的観点から真摯に検証していくと、戦前から信じて疑うことのなかった皇統万世一系も、戦後に「百余国を束ねた王朝など、存在しなかった」と教えられたことも、全て誤りです。縄文晩期、呉太伯ら子孫が建てた天之国は、前三世紀の倭国王朝、一世紀の倭奴国王朝、大乱後の南九州で日隈・日前・和国の名で再興された後、大和朝廷として蘇った。記紀本来の王系譜に正した上で、歴史物語化しました。

    大陸の古い歴史を背負った渡来人らが築きあげた上古の歴史は、魂の再来、不老長寿、古の善政再現、仏法流布、「戦わずして勝つ」の実現に挑戦した歴史でした。それらが織り重なって流転する様子は「三国志」を遥かに凌駕する歴史でしたが、大和朝廷の指導者らは、本来の皇統、神武―崇神―応神とあるべきところに、神武―崇神の間に大日本家八代を挟み、崇神―応神の間に垂仁・景行・成務・仲哀の邪馬台国王四代を割り込ませて、万世一系に改ざんしたのです。
    〔目次〕◇倭国/倭奴国の国のかたち
    倭国の生い立ち
    ●那珂つ国 ●天之国とオロチ厳之国王朝 ●倭国王朝の建国

    倭奴国王朝 ●豊葦原中つ国と伊都国の王朝 ●倭奴国王朝

    倭国大乱と邪馬台国
    ◇南伝仏教の東アジア流入 ●神国と常世づくりと伊奘諾 ●豊受皇太神 ●倭国大乱 ●伊奘諾の南遷 ●二人の天照大(御)神

    東西の王朝
    ●日神の出現 ●天石窟 ●オロチ退治 ●天日槍襲来 ●天照大神、高千穂宮へ/天孫饒速日の天降り ●葦原中つ国平定 ●天孫瓊瓊杵の出現 ●皇孫火瓊瓊杵の天降りと日隈 ●日神の畿内遷座 ●天照大神の湖西高島宮

    倭の女王
    ●倭の女王ヒミコと纏向上之宮/火瓊瓊杵の西都と天火明の東都 ●皇子の交換 ●女王の朝貢 ●海幸彦と山幸彦 ●内部抗争 ●火明饒速日の天降り ●女王の伊勢遷座

    日本王朝と日前の対立
    ●女王トヨ ●一都七道制 ●天神火明饒速日●太子 磐余彦 ●景行の熊襲征伐 ●和王 磐余彦 ●仲哀の熊襲征伐

    天下は一つ、家は一つ
    ●東征出発 ●筑紫国の奪還●新羅遠征 ●吉備征伐/高島宮/出雲征伐 ●生駒の敗北●熊野上陸 ●日本に迫る ●日本の降伏

    大和朝廷の成立
    ●橿原宮 ●日本武尊の北伐 ●大和朝廷のはじまり ●皇祖天神に奉る郊祭
  • クーラーボックスから、九人の男女の頭部遺体発見される。 二ヶ月余りで九人殺害の、座間九人猟奇殺害事件の、幕は切っておとされる。

    クーラーボックスから、九人の男女の遺体発見される。 二ヶ月余りで九人殺害の、座間九人猟奇殺害事件の、幕は切っておとされる。 犯人の男の、首吊り士のアカウントに、初めて接触A子。 犯人の男の転落の人生、職業安定法違反。 第一被者A子。 第三被害者となる、A子の夫。 この、日本犯罪史上類例を見ない、猟奇殺害事件。 はたしてこの事件はいかにして、起きたのか。 その背景は何か。 事件史上初めて小説化なる。
  • 660(税込)
    著者:
    @zettsu
    レーベル: zettsu
    出版社: zettsu

    ゾクゾクコワゴワ!小説アラカルト

    わたしの現在までの作品を集めました。
    お気に召した作品があれば幸いです。
  • 660(税込)
    著者:
    @zettsu
    レーベル: zettsu
    出版社: zettsu

    ドキドキワクワク!小説アラカルト

    私の初期の作品から選んで集めました。 SFとホラーを取り混ぜています。
    さまざまに変化する味を、ぜひご賞味あれ!
  • 660(税込)
    著者:
    @zettsu
    レーベル: zettsu
    出版社: zettsu

    ハラハラドキドキ!小説アラカルト

    私の初期の作品から選んで集めました。SFとホラーを混ぜてあります。
    ご用意しましたこれらの一品料理、ぜひ味わってみてください。
  • 今度出版する俳句は、第二段となります。 手持ちの量は豊富で、今後さらに出版して行こうと思います。

    今度出版する俳句集は第二段、第一部となります。 手持ちの量は豊富で、今後さらにと、出版して行こうと思います。 多少なりとも独断的な所もありますが、それはされで可と思ってもらえれば、幸いです。
  • 今度出版する短歌は第一部となります。手持ちの量は豊富で、今後どんどん出版して行こうと思います。

    今度出版する短歌は、第一部なります。 手持ちの量は豊富で、今後もさらに出版して行こうと思います。 多少なりとも独断的な所もありますが、それはされで可と思ってもらえれば、幸いです。
  • 亜人と一緒に最強になるぞー!

    異世界に来た主人公マコトは亜人たちと旅をすることになった。
    旅の目的はなんなのか、それは後になって分かることに。マコトたちは能力を上げる条件を満たすため、そのアイテムを手に入れるために旅に出る。
    ミイラ族のミアとヴァンパイア族のラミアとエルフのミーナ、そして聖職者のクリスと旅をしながら、能力を上げるアイテムを探し、チートを強化させていきます。
    ときどきモンスターも仲間になり、ドラ○エみたいな感じになります。
    それでも、魔王には勝てなかった。
    だが、仲間を探し、また魔王討伐の旅に出ます。今度は勝てるかは作者にも分かりません。
    続編もあります。
  • 1989年地中海のマルタで、米ソ首脳による冷戦の終結宣言。 しかし東西の大国のタガが取れたがため、地域紛争勃発、新時代に突入。 そしてさらに、今日にいたって、米中間での新たな火種。 日本は戦争放棄、非核三原則という世界に冠たる、確固たる施策がある。 こうして世界に宣言したかぎり、我が国は冷戦後の、世界相互平和の架け橋としての役割を、極力推進しなければならない。

    工場においては、産業ロボット群が、人間をアシスタントに押し退け、有能な労働者。 世はコンピューターがなければ、昼も夜も開けない。 戦後、機械物質文明。戦後奇跡的な復興。戦争放棄の平和産業のたまもの。 街街は大企業マーケットの、豊潤なる商品の山また山。 今日の物質の豊かさは、恵まれ過ぎている。 東京一千数百万人の、人間ジャングル。 街街には魅惑的に飾れた、ファッション。 南海の楽園等、海外旅行。生活へのゆとりの、よき時代。 世界で現実に起きる、地域紛争のきな臭い魔の手。そのしわ寄せは子供などの弱い部位に来て、惨状かこつ。 しかし我が国は逆に、とこしえの平和を謳歌、豊潤なる物質文明の恵みにしたっている。 方や発展途上国にと見られる、森林開発、爆発的人口増、森林開発などで、国土の砂漠化、構造的食糧不足。 我が国は確固たる品質、土壌改良、自営農家の育成。長い目で見た将来の対応。 シビリアンコントロールの崩れた狭間に、悪夢はくりかえされる。 戦国の狭間で起きた一向一揆は、民主制の走り。 幕末の百姓一揆は、近代民主制えの走り。 戦後幾百万の御霊が、もたらした偉大なる勝利民主主義。 今日の戦略核は広島、長崎クラスの数十倍にも匹敵。 冷戦時の米ソの止まる所を知らぬ、軍拡対立路線は、核戦力で人類を三十回とも四十回とも絶滅までに、膨張、拡散させた。 1989年地中海のマルタで、米ソ首脳による冷戦の終結宣言。 1991年ソ連崩壊、ロシア連邦、ヨーロッパ経済統合機構のEU誕生。 世界は平和共存に向かうように見えたが、しかし東西の大国のタガが取れたがため、地域紛争勃発、新時代に突入。 そしてさらに、今日にいたって、米中間での新たな火種。 日本は戦争放棄、非核三原則という世界に冠たる、確固たる施策がある。 こうして世界に宣言したかぎり、我が国は冷戦後の、世界相互平和の架け橋としての役割を、極力推進しなければならない。
  • 戦国の世で共に成り上がりを夢見る、“武人”と“商人”の立身出世伝、第3弾。

    永禄3年(1560年)、『桶狭間の戦い』が始まった。
     織田信長が、今川義元を打ち破ることで史上名高いこの戦い。
     だが、現実は正反対となる。転生者、山田俊明の前に広がるのは、信長軍の兵士たちの骸の数々。信長は、今川軍に完敗してしまったのだ。――なぜ、どうして、こんなことに!? 仲間たちとも離ればなれになり、雨の中、尾張国へと逃げ帰る俊明。織田家は亡んでしまうのか? この敗北から挽回できるのか? 歴史は元通りになるのか――

     戦国の世で共に成り上がりを夢見る、“武人”と“商人”の立身出世伝、第3弾。
     付録として、作者書き下ろしのASMR(ボイスドラマ)台本『博多弁金髪和装娘・カンナとのあまあま囁き生活』を完全収録。

  • 現場をあずかる従業員損傷の大きさ。機械の機動部にと、直接手を出す危険性。 一流企業崇拝という、妄想めいた社会的概念にと巣食われる。企業一辺倒の都合の良い宣伝に、大きな落とし穴。労働基準監督署などを通じ、労働者側サイドにたち守ること。 職域全域にと蔓延している職業病。有機溶剤の危険性。ひた隠しにする大企業。 世間の目を巧みにかわし、膨大なる利潤をあげる、超ブルジュウアジー

    現場をあずかる従業員損傷の大きさ。機械の機動部にと、直接手を出す危険性。 瞬時にと機械の患部へと、引きずり込まれる危険性。 たくみな自己宣伝で、夢にも思わない貧乏クジを引かされる。 一流企業崇拝という、妄想めいた社会的概念にと巣食われる。企業一辺倒の都合の良い宣伝に、大きな落とし穴。労働基準監督署などを通じ、労働者側サイドにたち守ること。 職域全域にと蔓延している職業病。有機溶剤の危険性。ひた隠しにする大企業。 検診すら受ける権利の無い、日雇い労働者の危険度。グラビア課に危険性があった。 重さ数百キロの版のあっかいの、危険性。 今日の印刷技術の卓越なもの。裁断機迫る危機。社員の危険との隣り合わせの現実。 世間の目を巧みにかわし、膨大なる利潤をあげる、超ブルジュウアジーのさもしい魂胆。
  • 縄文中期、黄帝末裔が地の神を称える那珂つ国を北九州に建国した。前五世紀、呉太伯ら子孫が九州西北に渡来して天を祀る天之国を興し、水田稲作を広めた。双方は天地と称して畿内まで進出した。前四世紀、越オロチ族が北九州に襲来し、オロチ厳之国王朝を開いた。前三世紀、天之国は韓系日高国と組んで厳之国を倒し、倭国王朝(高天)と語って東海まで進攻した。以後、豊葦原中つ国、伊都国、女系の倭奴国の王朝が興った。

    一八〇年代、伊奘諾は東の副都を治める豊受皇太神(向津姫の婿)を率い、東方統治建て直しに動いた。その最中に皇太神が造反した。一八五年、天下分け目の決戦が神戸市東部で勃発し、出雲に飛び火した。伊奘諾は黄泉国で大敗し、日向に逃れた。勝った皇太神は邪馬台国を建てた。以後、皇太神は、大蛇、水天神天照大神と語り、常世づくりに励んだ。一八〇年代後半、向津姫(天神の宗女)は高千穂宮で日神の天照大御神に担がれ、八咫鏡を天璽に奉った。ここに、倭奴国王朝は高天と邪馬台国に割れた。一九○年頃、素戔嗚は出雲で八岐大蛇を討ち、叢雲剣を召し上げた。その後、葦原中つ国を再建した大己貴が邪馬台国を攻めると、天照大神は日神に大政奉還するの最善と悟った。二一〇年代、高千穂宮に赴いた天照大神(高皇産霊)は、大己貴に国譲りさせた後、火瓊瓊杵に薩摩降臨を命じた。その直後、大倭に戻って火明に日高見国を建てさせ、東の領土拡大を命じた。同じ頃、日神一行も大倭に向かった。その途上で夫が急逝した。

    〔目次〕
    ◇倭国/倭奴国の国のかたち ◇中国神話と古代史◇太陽(日)神と牛頭天王の源流

    倭国の生い立ち
    ●那珂つ国 ◇海神と不老長寿の仙薬・蓬莱郷づくり●天之国とオロチ厳之国王朝/太伯ら子孫と越オロチ族 ●倭国王朝の建国

    倭奴国王朝
    ●豊葦原中つ国と伊都国の王朝 ●倭奴国王朝/安曇族の渡来

    倭国大乱と邪馬台国
    ◇南伝仏教の東アジア流入 ●神国と常世づくりと伊奘諾 ◇熊野権現 ●豊受皇太神 ●倭国大乱 ●伊奘諾の南遷 ●二人の天照大(御)神

    東西の王朝
    ●日神の出現 ●天石窟 ●オロチ退治 ●天日槍襲来●天照大神、高千穂宮へ/天孫饒速日の天降り ●葦原中つ国平定 ●天孫瓊瓊杵の出現 ●皇孫火瓊瓊杵の天降りと日隈(日前) ●日神の畿内遷座●天照大神(高皇産霊)の湖西高島宮と天成神道
  • 邪馬台史決定版。邪馬台史を歴史物語に。縄文晩期、呉太伯ら子孫が建てた天之国は、前三世紀の倭国王朝、一世紀の倭奴国王朝、大乱後の南九州では日隈・日前・和国の名で再興された後、大和朝廷として蘇った。とりわけ、「戦わずして勝つ」を国是にした邪馬台史は、三国志や戦国・幕末期を凌ぐ世界中に誇れる歴史だった。本書はこれを踏まえて、天之国が大和朝廷に到る経緯を再現した歴史物語と解説です。

    縄文中期、黄帝末裔が地の神を称える那珂つ国を北九州に建国した。
    前五世紀、呉太伯ら子孫が九州西北に渡来して天を祀る天之国を興し、水田稲作を広めた。双方は天地と称して畿内まで進出した。
    前四世紀、越オロチ族が北九州に襲来し、オロチ厳之国王朝を開いた。
    前三世紀、天之国は韓系日高国と組んで厳之国を倒し、倭国王朝(高天)と語って東海まで進攻した。以後、豊葦原中つ国、伊都国、女系天神を担ぐ倭奴国の王朝が興った。
    一八〇年代、伊奘諾は東の副都を治める豊受皇太神(向津姫の婿)を率い、東方統治建て直しに動いた。その最中に皇太神が造反した。
    一八五年、天下分け目の決戦が神戸市東部で勃発し、出雲に飛び火した。伊奘諾は黄泉国で大敗し、日向に逃れた。勝った皇太神は邪馬台国を建てた。以後、皇太神は、大蛇、水天神天照大神と語り、常世づくりに励んだ。
    一八〇年代後半、向津姫(天神の宗女)は高千穂宮で日神の天照大御神に担がれ、八咫鏡を天璽に奉った。ここに、倭奴国王朝は高天と邪馬台国に割れた。
    一九○年頃、素戔嗚は出雲で八岐大蛇を討ち、叢雲剣を召し上げた。その後、葦原中つ国を再建した大己貴が邪馬台国を攻めると、天照大神は日神に大政奉還するの最善と悟った。
    二一〇年代、高千穂宮に赴いた天照大神(高皇産霊)は、大己貴に国譲りさせた後、火瓊瓊杵に薩摩降臨を命じた。
    «目次»◇倭国/倭奴国の国のかたち ◇倭国のかたち詳細 ◇本書の王系譜◇中国神話 ◇太陽(日)神と牛頭天王の源流 ◇インド古代史
    倭国の生い立ち ●那珂つ国 ◇海神と不老長寿の仙薬・蓬莱郷づくり●天之国とオロチ厳之国王朝/太伯ら子孫と越オロチ族 ●倭国王朝の建国
    倭奴国王朝 ●豊葦原中つ国と伊都国の王朝 ●倭奴国王朝/安曇族の渡来
    倭国大乱と邪馬台国 ◇南伝仏教の東アジア流入 ●神国と常世づくりと伊奘諾◇熊族/熊曾の遠祖 ◇熊野権現●豊受皇太神 ●倭国大乱 ●伊奘諾の南遷 ●二人の天照大(御)神
    東西の王朝 ●日神の出現 ●天石窟 ●オロチ退治 ●天日槍襲来●天照大神、高千穂宮へ/饒速日の天降り ●葦原中つ国平定 ●瓊瓊杵の出現
  • 二二〇年代前半、日神は纏向宮で女王ヒミコに共立されると、瑞穂の厳之国王朝を天(厳)之国王朝(倭)に模様替えした。一方の火瓊瓊杵は、笠沙に都して日隈を再興した。数年後、日向に遷都し日前と改名した。二四〇年代中頃、女王と火瓊瓊杵が争い出した。その最中に火明が謀反し、常陸に遁走した。その後の女王は火瓊瓊杵と和睦して海幸彦(火明饒速日)に日本家を建てさせ、伊勢に遷座した。

    二四〇年代末に女王が逝くと、火明饒速日(三代垂仁)は日本朝を開いた。二代女王トヨの晋朝貢後、彼はヒミコ陵で郊祭し天神に立った。同じ頃、火瓊瓊杵養子の火火出見も和国と改名し、日本打倒を叫んだ。二七〇年代後半、景行は天神から熊襲征伐を下命されて日向に侵攻したが、惨敗した。二八〇年代前半、仲哀も熊襲征伐を詔された。この直後、和国を継いだ磐余彦は東征して橿日宮の仲哀軍を降した。吉備・出雲を制圧した東征軍は、河内湖を横切って生駒山西麓に上陸したが、惨敗して熊野に迂回した。三世紀末、東征軍が日本朝を降すと、火明饒速日は帰順を願い出た。磐余彦は双方共に火天神の御子と悟り、帰順を許した。三〇一年元旦、磐余彦(神武)は橿原宮に大和朝廷を開き、初代天皇に即位すると、火明饒速日の児可美真手に物部姓を語らせ、大和朝廷の守護を厳命した。三〇四年二月、神武は鳥見山中に祭場を造営して郊祭し、天照大御神と高皇産霊を皇祖皇宗に奉った。

    〔目次〕
    倭の女王
    ●倭の女王ヒミコと纏向上之宮/皇孫火瓊瓊杵の日前国西都と天孫天火明の日高見国東都 ●皇子の交換 ●女王の朝貢 ●海幸彦と山幸彦 ●内部抗争 ●火明饒速日(海幸彦)の天降り ●女王の伊勢遷座

    日本王朝と日前の対立
    ●女王トヨ ●一都七道制 ●天神火明饒速日 ●太子 磐余彦 ●景行の熊襲征伐 ●和王 磐余彦 ●仲哀の熊襲征伐

    天下は一つ、家は一つ(神武東征)
    ●東征出発 ●筑紫国の奪還 ●新羅遠征 ●吉備征伐/高島宮/出雲征伐 ●生駒の敗北 ●熊野上陸/熊野権現の神倉山垂迹 ●日前宮の創祀/日本に迫る ●日本の降伏

    大和朝廷の成立
    ●橿原宮 ●日本武尊の北伐 ●大和朝廷のはじまり1●大和朝廷のはじまり2 ●皇祖天神に奉る郊祭 ◇伊勢神宮の祭祀変遷

    〔著者〕
    昭和十八年、神戸市に生まれる。昭和四十三年、神戸大学工学部建築学科卒。一級建築士。平成元年三月以来、三十余年来の古代史研究家。
  • 対日貿易不均衡で、絶対的優位の部門の必要なまでの自由化を、欧米列国要求。世界中から、エコノミックアニマルの批判、排斥の矢面。会社こそ家族を養い一生涯をかけた運命共同体。社会通年の枠組からはみ出した者は、凋落の一途。 我が国の学歴偏重、年功序列社会。人生将来の分岐点は18歳の一流か、二流大学かによって、振り分けられる。基本的人権の保証、職業選択の自由を保証した、憲法理念に挑戦するもの。

    戦後荒涼とした焦土から奇跡の復興、世はまさに飽食の時代。街街は近代建築技術の推移摩天楼の怪物。あふれんばかりのオフィスコンピューター、産業ロボットオートメーション、物質文明。 対日貿易不均衡で、絶対的優位の部門の必要なまでの自由化を、欧米列国要求。世界中から、エコノミックアニマルの批判、排斥の矢面。会社こそ家族を養い一生涯をかけた運命共同体。社会通年の枠組からはみ出した者は、凋落の一途。 我が国の学歴偏重、年功序列社会。人生将来の分岐点は18歳の一流か、二流大学かによって、振り分けられる。基本的人権の保証、職業選択の自由を保証した、憲法理念に挑戦するもの。 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ、日雇浮浪群。その日暮らしの日雇い稼業。縁の下の力持ち的存在として、細々ながら生きている臨時労働。賃金協定でも結んだように、低賃金におさえこまれている。 雇用側にとって経験豊かな、熟練された安価な労働力の供給。主婦パートこそ資本主義ニーズに的確にマッチした、安価な労働力。 女性低賃金の大きな要因主婦パート。男女同一賃金、正社員待遇まで、引き上げることだ。経営陣の態度を、少しでも改めてねば、男女雇用均等法は絵に描いた餅。 高飛車的な人材派遣会社に、銭をもたらすこの上ない存在、臨時就労。
  • 邪馬台時代の歴史を物語に。邪馬台史が見えた。ヤマト(九州)は東海以西を治めていたが、二世紀末、大和の三輪氏が邪馬台を建て反乱した。ヤマトは敗れ日向に遷った。二二○年代、ヤマト国宗女の天照大御神は日向から大和に遷座して女王に立ち、日向王朝と対立するが、三世紀末、大御神末裔の神武が東征して邪馬台を討ち大和朝廷を開く。イザナキ~神功の「記紀」物語には、邪馬台史が隠されている。

    前四〜五世紀、揚子江流域の呉・越の海人たちが、北九州に渡来し米づくりを始めた。前三世紀頃、秦に滅ぼされた韓人らが朝鮮半島を経由し、北九州に移住した。この末裔たちが北九州に倭奴国(以後ヤマトと記す)を建て、短期間に東海地方まで支配し、各地に分国を建てて百余国を封建統治した。ヤマト分国の大倭国は畿内を統治し、北九州についで栄えた。西暦五七年、ヤマトの王クニノトコタチは、後漢の光武帝に使節を送り、倭国王と認められた。七代イザナキ治世の一八四年、大倭配下の三輪氏が反乱し、大倭王を担いで邪馬台国を建て、ヤマトに敵対する。ヤマトは出雲の天下分け目の決戦で大敗し、北九州を追われ南に逃れた。勝った邪馬台国は、東海から北九州までの国々を従え倭国の盟主となる。これが倭国大乱だその結果、イザナキは降伏し高千穂に遷った。一方、スサノオは出雲に乗り込みオロチの三輪族を平らげると、大御神の子の押穂耳に国を譲ると誓約し草那芸剣を高千穂に届ける。しかし、出雲土豪のオオナムチが次第に力をつけ、三輪氏に敵対した。その後もオオナムチの勢力が強まると、三輪氏と大御神が、オオナムチ征伐・押穂耳の倭王擁立で手を結び、オオナムチに国譲りを迫る。二神に忠誠を誓った彼は大物主の地位を与えられ、押穂耳の子の火明命を養子に授けられた。押穂耳が倭王を辞退しニニギに王位を譲ると申し出たため、タカミムスビと大御神がニニギに三種神器を授け、大倭に降臨させようとすると、三輪氏とオオナムチが火明擁立を決める。同じ頃、イザナキが崩御した。火明後見のため大御神の畿内遷座が決まると、猿田彦がニニギを先導して薩摩に送り届けた。その後、大御神は丹後の火明を伴い、大倭入りした。目次あらすじ〔渡来人と稲作〕 理想郷を目指して 日本に渡ってきた人たち 中国の石器時代 中国の神話時代 殷の時代 周の時代 春秋時代 戦国時代〔ヤマト建国〕 ヤマト建国 秦と漢 国と祀りごと 〔筑紫の都〕 王墓の時代 金印と初代天皇 北九州の王墓と都 〔倭国大乱と邪馬台〕 イザナキ時代 畿内の反乱 倭国大乱 ヤマトの南遷 天照大御神 邪馬台国 邪馬台国はどこか 伊都国 倭奴(ヤマト)国、奴国 分割された北九州〔東西の王朝〕 天照大御神とスサノオ命 スサノオのオロチ退治 オオナムチの国ゆずり ニニギの天降り 大御神の畿内遷座 纏向の都

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