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『文芸・小説、創元SF文庫』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全123件

  • シリーズ6冊
    8801,500(税込)

    月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。生物学的には現代人とほとんど同じにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。いったい彼の正体は? 謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。調査チームに招集されたハント博士は壮大なる謎に挑む……。ハードSFの巨匠ホーガンのデビュー長編にして、不朽の名作。第12回星雲賞海外長編部門受賞作。/解説=鏡明/*本電子書籍は『星を継ぐもの』(創元SF文庫 新装新版 2023年7月7日初版発行)を底本としています。
  • かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴をひそかな趣味としつつ、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作!
  • 奇抜な着想、軽快なプロット、巧妙な話術で、短編を書かせては随一の名手、フレドリック・ブラウン。SFや推理小説はもとより、怪奇小説や寓話などその多岐にわたる活躍の中から、111編のSF短編すべてを新訳で収めた決定版全集を待望の文庫化。第一巻では、1963年9月に創元SF文庫の記念すべき第一弾を飾った『未来世界から来た男』を、原書に準じた本来の収録作・収録順とし、解題と新版解説を付してお送りする。タイムマシンで20世紀半ばのアメリカを訪れた未来の歴史研究者を待つ数奇な運命を描いた表題作をはじめ、47編を収録。/【目次】序文=バリー・N・マルツバーグ/意地悪/雪男/こだま/灰色の悪夢/緑の悪夢/白の悪夢/青の悪夢/黄色の悪夢/赤の悪夢/不運続き/ばあばの誕生日/猫泥棒/家/起死回生/失われた大発見その1──透明人間/失われた大発見その2──不死身/失われた大発見その3──不死/脅迫状/退場/趣味と実益/報復の艦隊/ロープ魔術/致命的な失敗/ユースタス・ウィーヴァーのつかのまの幸福(1)/ユースタス・ウィーヴァーのつかのまの幸福(2)/ユースタス・ウィーヴァーのつかのまの幸福(3)/遠征隊/輝くひげ/ジェイシー/ファースト・コンタクト/馬かしあい/山上に死す/ハンス・カルヴェルの指輪/クマんにひとつの/いまだ終末にあらず/魚の流儀/三羽のふくろうの子/最後の恐竜/やさしい殺人講座全十回/未来世界から来た男/存在の檻/愛しのラム/おれとフラップジャックと火星人/悪ふざけ/漫画家/ギーゼンスタック一家/ジ・エンド/収録作品解題=牧眞司/ノート(旧版解説)=厚木淳/新版解説=勝山海百合
  • 20万年がかりの銀河周回の完了を祝うイベントで知らされる、驚愕の真実(ベラドンナの夜)、小惑星帯に隠れ住む巨大知的マシンのきょうだいはある日、謎のドローンに捕らわれ……(金属は暗闇の血のごとく)。19世紀末に原型となる作品群が現れてから130年あまり、ダイナミックな変化と進化をつづけるスペース・オペラをテーマに、アン・レッキー、アレステア・レナルズ、アーカディ・マーティーン、T・キングフィッシャーなど、近年のヒューゴー賞やネビュラ賞の受賞作家ら錚々たる面々が集結した、ローカス賞最終候補の傑作アンソロジー!/【目次】序文 「ニュー・スペース・オペラ」からここへ…… ジョナサン・ストラーン(編集部訳)/トバイアス・S・バッケル「禅と宇宙船修理技術」(金子浩訳)/ユーン・ハ・リー「課外活動」(赤尾秀子訳)/アーカディ・マーティーン「あなたが王だと思っていたすべての色」(内田昌之訳)/アレステア・レナルズ「ベラドンナの夜」(中原尚哉訳)/T・キングフィッシャー「金属は暗闇の血のごとく」(原島文世訳)/チャーリー・ジェーン・アンダーズ「時空の一時的困惑」(市田泉訳)/アリエット・ド・ボダール「包囊」(大島豊訳)/セス・ディキンソン「モリガン、光へと落ちる」(山﨑美紀訳)/ラヴィ・ティドハー「背教者たち」(茂木健訳)/ベッキー・チェンバーズ「善き異端者」(細美遙子訳)/アーニャ・ジョアンナ・デニーロ「クイーンズスロートへの旅路」(小路真木子訳)/アン・レッキー「審判」(赤尾秀子訳)/サム・J・ミラー「惑星執着者」(中村融訳)/カリン・ティドベック「スキーズブラズニルの最後の旅」(市田泉訳)/謝辞 ジョナサン・ストラーン(編集部訳)/解説 渡邊利道
  • 十時さくらは配信サービス《ときときチャンネル》で同居人のマッドサイエンティスト・多田羅未貴の発明を紹介し、収益化して生活費の足しにすることを目指す。マグカップで宇宙を飲む? 時間の結晶を飼う? 無限に拡張していく家の中で迷子? 外ロケに出たら異世界へ入り込み、通販でエキゾチック物質をお取り寄せ! 多田羅の発明品が巻き起こすトラブルもこみで、ゆるやかに楽しくお届けします。目指せチャンネル登録者数1000人! 全編配信口調と視聴者コメントで語られる新感覚の百合配信者SF。/【目次】#1【宇宙飲んでみた】/#2【時間飼ってみた】/#3【家の外なくしてみた】/#4【近所の異世界散歩してみた】/#5【エキゾチック物質雑談してみた】/#6【登録者数完全破壊してみた】
  • シリーズ2冊
    1,5001,599(税込)

    およそ100万年の昔、異星の自動工場宇宙船がはからずも新星爆発を起こした星をかすめ過ぎた。その影響で電子回路に損傷を受けた宇宙船は、航空図にも載っていない衛星に自動工場を建設した。時は移って21世紀初頭、地球から放たれた無人探査機は、土星最大の衛星タイタンに着陸し、驚くべき映像を送ってきた。それは、異星船の機械が発達、進化したロボット生物の世界だった。さっそく調査のため有人宇宙船が赴くことになった、各人、各組織、各国の思惑を乗せて……。『星を継ぐもの』を超える、これがホーガンの最高傑作!!
  • 一面の砂漠と化した北京。廃墟となった紫禁城に、アメリカ軍の最新鋭戦争サイボーグ部隊が降り立った。標的は、魚座の超新星爆発の影響で吹き飛ばされた高次元知性体が、地球に落下し人間と融合した“憑依体”。その圧倒的な戦闘能力に対し、なす術もなく倒れゆく部隊員たちの眼前に、突如青い炎を曳いて少女ニーナが現れた。自身も憑依体となりながら理性を保つニーナの協力を得て、部隊員たちは世界各地に現れる憑依体に挑んでいく……。〈裏世界ピクニック〉著者による、第6回創元SF短編賞受賞作にはじまる本格アクションSF連作長編!/【目次】神々の歩法/草原のサンタ・ムエルテ/エレファントな宇宙/レッド・ムーン・ライジング/単行本版あとがき/文庫版追記/解説=堺三保/カバー+本文イラスト=窓口基(『東京入星管理局』他)
  • 1,599(税込)
    著:
    酉島伝法
    レーベル: 創元SF文庫

    その惑星では、かつて人類を滅ぼした異形の殺戮生物たちが、縄張りのような国を築いて暮らしていた。幼馴染を殺害する罪を犯して祖国のヌトロガを追われたマガンダラは、放浪の末に辿り着いた土地で、滅ぼしたはずの“人間”たちによる壮大かつ恐ろしい企みを知ることとなる。それは惑星の運命を揺るがしかねないものだった。マガンダラは異種族の道連れたちとともに、再び足を踏み入れれば即処刑と言い渡されている祖国への潜入を試みる。日本SF大賞受賞作。/解説=円城塔/※『宿借りの星』の電子版では、電子書籍端末で見やすいようレイアウトや絵柄に手を加えたため、紙版とは異なる箇所があります。ご了承ください。
  • この世に生まれ出た彼女の頭脳は申し分ないものだった。ところが身体のほうは、機械の助けなしには生きていけない状態だった。そこで〈中央諸世界〉は彼女を金属の殻の中に封じ込め、宇宙船の保守と操縦に従事するさまざまな装置に適合するよう神経シナプスを調節して、宇宙船の身体を与えた。こうして彼女ヘルヴァは、少女の心とチタン製の身体を持つ優秀なサイボーグ宇宙船となった。彼女は歌いながら、パートナーとともに銀河を思うさま駆けめぐるのだ……旧版の6編に、のちに書かれた短編2編を追加収録した、歴史的名作の新訳完全版!/【目次】船は歌った/船は悼んだ/船は殺した/劇的任務/船は欺いた/船はパートナーを得た/ハネムーン/船は還った/旧版解説=新藤克己/完全版解説=三村美衣
  • フォーマルハウト星系で、人類の派閥間の戦いに身を投じる「ぼく」と相棒のヤロウが遭遇した“女王”とは……(スパイリーと漂流塊の女王)金属の殻に封じ込められ、神経シナプスを宇宙船の維持と管理に従事する各種の機械装置に繋がれたヘルヴァは、優秀なサイボーグ宇宙船だった。〈中央諸世界〉に所属する彼女は銀河を翔けめぐる(還る船)―― 広大無比の銀河に版図を広げた星間国家というコンセプトは、無数の SF 作家の想像力をかき立ててきた。オースン・スコ ット・カード、アン・マキャフリーら、その精華を集めた傑作選がここに登場。/【目次】序文=ジョン・ジョゼフ・アダムズ/スパイリーと漂流塊の女王=アレステア・レナルズ/カルタゴ滅ぶべし=ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン/戦いのあとで=ロイス・マクマスター・ビジョルド/監獄惑星=ケヴィン・J・アンダースン&ダグ・ビースン/不死身の戦艦=G・R・R・マーティン&ジョージ・ガスリッジ/白鳥の歌=ユーン・ハ・リー/人工共生体=ロバート・シルヴァーバーグ/還る船=アン・マキャフリー/愛しきわが仔=メアリー・ローゼンブラム/巨人の肩の上で=ロバート・J・ソウヤー/囚われのメイザー=オースン・スコット・カード/文化保存管理者=ジェレミア・トルバート/ジョーダンへの手紙=アレン・スティール/エスカーラ=トレント・ハーゲンレイダー/星間集団意識体の婚活=ジェイムズ・アラン・ガードナー/ゴルバッシュ、あるいはワイン-血-戦争-挽歌=キャサリン・M・ヴァレンテ/謝辞/解説=大野万紀/訳者紹介
  • 880(税込)
    著:
    石川宗生
    レーベル: 創元SF文庫

    3年前、会社から帰宅する途中の吉田大輔氏(30代、家族は妻と男児一人)は、電車を降りて自宅に向かうあいだで一瞬にして19329人に増殖した――第7回創元SF短編賞を受賞した「吉田同名」をはじめ、ある日なんの前触れもなく縦半分になった家で、内部が丸見えのまま平然と暮らし続ける一家とその観察に夢中になるギャラリーを描く表題作、すべての住民が白と黒のチームに分かれ、300年にもわたりゲームを続ける奇妙な町を舞台にした「白黒ダービー小史」など全4編を収録。突飛なアイデアと語りの魔術が紡ぎ出す、まったく新しい小説世界。/【収録作】吉田同名/半分世界/白黒ダービー小史/バス停夜想曲、あるいはロッタリー999/解説=飛浩隆
  • 飛行船が行き交い、甲冑型の巨大な蒸気機械が闊歩する港町ラピッド・シティ。天涯孤独の身であるカレンは、ゴールドラッシュに沸くこの町の高級娼館で“縫い子”として働いている。そんなある晩、町の有力者バントルに追われる少女プリヤが、モンシェリに飛びこんでくる。カレンはプリヤに強く惹かれ、彼女を守ろうとするが、バントルは怪しい機械を操ってプリヤを狙う。さらに、町には娼婦を狙う連続殺人鬼の影も……。カレンは蒸気駆動の甲冑機械を身にまとい、娼館の女たちと共に立ち上がる! ヒューゴー賞作家が放つ傑作スチームパンクSF。
  • シリーズ3冊
    1,1001,800(税込)
    著:
    眉村卓
    レーベル: 創元SF文庫

    地球人類が星々に進出した時代。だが、それまでの連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構は新たな制度を発足させた――それが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた植民星種族(ロボット、植物、角の生えたヒト型生命など)に単身挑む、若き司政官たちの群像。かつて『司政官』『長い暁』の2短編集に収録されていた全7作を作品内の年代順に編纂し、初の一巻本とした決定版。《司政官》シリーズは、大長編『消滅の光輪』『引き潮のとき』とともに、円熟期の眉村SFを代表する、遠大な本格宇宙未来史である。
  • 第三次世界大戦が勃発し、世界各地で4700個以上の核爆弾が炸裂した。戦争は短期間に終結したが、北半球は濃密な放射能に覆われ、汚染された諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国の原潜〈スコーピオン〉は汚染帯を避けてメルボルンに退避してくる。オーストラリアはまだ無事だった。だが放射性物質は徐々に南下し、人類最後の日は刻々と近づいていた。そんななか、一縷の希望がもたらされた。合衆国のシアトルから途切れ途切れのモールス信号が届くのだ。生存者がいるのだろうか? 最後の望みを託され、〈スコーピオン〉は出航する……。読者に感動をもって迫る永遠の名作。/解説=鏡明
  • 1,000(税込)
    2026/6/30 (火) 配信予定
    著:
    松樹凛
    レーベル: 創元SF文庫

    全ての中学生は15歳になったとき、「自分が生まれなかった世界」を選ぶ権利を得る──鮮烈な舞台設定で話題を呼んだ「十五までは神のうち」ほか、忘れられない"夏"にまつわる全4編を収めた青春SF作品集。解説=飛 浩隆
  • 19世紀末の英国に颯爽と登場したハーバート・ジョージ・ウェルズこそは、現代SFの礎を築いた巨人であり、また卓越した文明批評家であった。20世紀になって陸続と書かれる数多のSFのテーマとアイデアのほとんどは、彼によって創出されたといっても過言ではない。本集には、80万年未来の地球と人類の衝撃的な姿を描破し、第1作ながら後世に多大な影響を及ぼした時間旅行譚「タイム・マシン」をはじめとして、「塀についたドア」「奇跡を起こせる男」「水晶の卵」など、必読の傑作6編を収めた。/【目次】塀についたドア/奇跡を起こせる男/ダイヤモンド製造家/イーピヨルニスの島/水晶の卵/タイム・マシン/訳者あとがき
  • 2034年。木星圏へ投入された探査機「さいせい」は、ミッションの途上で奇妙な電波源に遭遇する。カメラに映り込んだ巨大な黒い影──直径100メートル、全長500メートルの円筒は、現生人類がはじめて接触する異星種族の宇宙船だった。彼らは1万6000年前に放たれた人類の全遺伝情報(ゲノムデータ)を受信し、発信源を辿って太陽系を訪れたのだという。だがあらためて言うまでもなく、当時の地球上には高度な文明など存在しなかったはずだ。ゲノムを他星系に送信したのは、未知の超古代文明なのか? それとも……。圧倒的な知的興奮を喚ぶ、人類史×宇宙SF。
  • 19世紀後半、伝説の魔術師アル=ジャーヒズがジン(精霊)の世界の扉を開き、世界は一変した。ジンの魔法と科学の融合によりエジプトは急速な発展を遂げるが、アル=ジャーヒズはなぜか姿を消す。それから40年後、世界都市となったカイロに彼の名を名のる謎の男が現れ、彼を崇拝する人々を焼きつくした。エジプト魔術省の敏腕女性エージェント・ファトマは、恋人の女性シティ、新人パートナーのハディアと捜査に乗り出す。ネビュラ賞、ローカス賞など4冠に輝き、『SFが読みたい!』ベストSF2024海外篇第1位に選ばれた、新鋭の第一長編!
  • 人類初の太陽系外惑星有人探査をめざして飛ぶ宇宙船〈モザイク〉。しかし、目的地到達を控えた同船に、突如深刻なトラブルが発生する。何者かの妨害工作らしい。だが、船が発した緊急信号を、月面都市ニュー・デスティニーにある星間連合本部はなぜか無視。元諜報員ティモニーだけが単身、調査を開始する。一方、辛くも危機を乗り越えた〈モザイク〉船内では操縦士カリレスが真相を追究しようとするが、船長デルマーは不可解にもそれを妨害。その裏には銀河規模の陰謀が……『スター・トレック』×ジョン・ル・カレの、手に汗握る宇宙冒険SF!/解説=渡邊利道
  • 近未来。野生の象は絶滅し、シベリアには遺伝子工学で復活したマンモスの保護区が創設されていた。かつて象を保護する生物学者だったダミラは死後一世紀を経て、その意識を一頭のマンモスに転送し、群れを率いる存在となる。一方、保護区には、マンモスを狙う密猟者の息子で広い世界を夢見る少年スヴャトスラフや、大金を積んで合法的にマンモス狩りの権利を得た富豪の夫で、狩りに疑問を覚えるウラジーミルらが集まりつつあった――大自然と人間の相剋をSFならではの視点で描ききった俊英のヒューゴー賞受賞、ネビュラ賞・ローカス賞候補作。/解説=勝山海百合
  • 西暦3017年。人類は統一と分裂を繰り返しながら、銀河系の隅々に支配を広げていた。帝国宇宙海軍巡洋戦艦〈マッカーサー〉号で反乱軍との交戦から帰還したロデリック・ブレイン中佐は同艦艦長への昇進を言い渡され、艦の修理が終了しだい首都星まで航行することになる。だがそのとき、35光年離れた未知の恒星系からはるばる旅してきた正体不明の光子帆船が〈マッカーサー〉号の前にあらわれる。はたして彼らの目的は? ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞のファイナリストとなった、ファースト・コンタクトSFの歴史上に燦然と輝く名作!
  • SFの叙情詩人ブラッドベリが、若い読者に向けて自ら選んだ傑作集。「この本は、イリノイ州の小さな町で育ち、宇宙時代の到来を──そうなってほしいと願い、そうなることを夢見たとおりに──生きて目にした男の子の手になるものなのだ。これらの物語をすべての男の子たちに捧げる」(はしがきより)。宇宙船乗りに選抜されることを夢見る15歳の少年の日々を描いた高名な表題短編を巻頭に、代表作「霧笛」「太陽の金色のりんご」「霜と炎」などの17編を収録した。/【目次】ウは宇宙船のウ/初めの終わり/霧笛/宇宙船/宇宙船乗組員/太陽の金色のりんご/雷の音/長雨/亡命者たち/此の地に虎あり/いちご色の窓/ドラゴン/贈りもの/霜と炎/アイナーおじさん/タイム・マシン/駆けまわる夏の足音/解説=牧眞司
  • 砂漠の果て、大海をのぞむ崖の上に、忽然とあらわれる遠未来都市〈シナバー〉。市民たちは機械知性のゆきとどいた管理のもと、永遠の命を享受していた。聡明にして奔放な、〈ネットワーク〉の美しきスター。奇抜な発明で都市を騒がせる何でも屋の科学者。母性と知性を強化された巨大な乳母猫。珍奇な愉しみに事欠かない彼らの日々はしかし、メランコリアと退廃に蝕まれてゆき――J・G・バラードの記念碑的名作〈ヴァーミリオン・サンズ〉の影響のもと、ネビュラ賞作家ブライアントが情感ゆたかに描きだした、幻の都市SF連作がついに邦訳!/解説=大野万紀
  • 時は19世紀。イギリス人外科医師サイラス・コードが乗船する小型帆船デメテル号は、ノルウェー沿岸の極地探検にむかっていた。北緯68度線付近にある目的地のフィヨルドには、古代に建造されたとおぼしき未知の大建築物が存在するのだという。さまざまな苦難を経て、ようやく現地に到達したサイラスたち探検隊一行は、先着したライバル船のたどった運命を知る。そして目的の建築物を発見したとき、予想もしなかった事態が起こる……星雲賞作家が放つ、読者の予測を鮮やかに反転させる、超絶展開の傑作SF! ローカス賞、ドラゴン賞候補作。/解説=渡邊利道
  • 荒廃した世界から浮上したかつてのベンガルールの街は、徹底した能力主義のテクノクラシー統治体制がしかれ、“頂点都市”と改名して繁栄を極める。この街の住民は生産性とソーシャルメディアのスコアに基づき厳格に評価され、上位二割と中間七割の“ヴァーチャル民”は最新テクノロジーを駆使した豊かな特権生活を享受している。だが、そこから排除されて都市外に追いやられた下位一割の“アナログ民”のあいだでは叛逆の胎動が……両者の視点から衝撃の近未来社会を描き、ローカス賞・クラーク賞ファイナリストとなったインド発の傑作SF!/解説=鯨井久志
  • 950(税込)
    著:
    松崎有理
    レーベル: 創元SF文庫

    舞台は、〈北の街〉にある蛸足型の古い総合大学。語り手の女子学生と同じ生命科学研究所に所属する幼馴染みの男子学生が、ある日、一心不乱に奇妙な実験を始めた。亡くなった心の師を追悼するためだ、と彼はいうのだが……。夏休みの閑散とした研究室で密かに行われた、世界を左右する実験の顛末とは? 少しだけ浮世離れした、しかしあくまでも日常的な空間――研究室を舞台に起こるSF事件の数々。第1回創元SF短編賞を受賞した表題作にはじまる、大胆な発想と軽快な語り口が魅力のデビュー作品集。/【目次】あがり/ぼくの手のなかでしずかに/代書屋ミクラの幸運/不可能もなく裏切りもなく/幸福の神を追う/へむ/解説=三村美衣*本電子書籍は『あがり』(創元SF文庫 新装版 2025年5月9日初版発行)を底本としています。
  • 西暦2657年、地球人類は滅亡の危機に瀕していた。深宇宙から突如あらわれた巨大人型ロボット・先兵(ヴァンガード)たちにより、各植民惑星やコロニーは殺戮され、太陽系統合防衛軍最後の希望だった秘密兵器もあっけなく破壊されたのだ。ついに地球に来襲したヴァンガード二体を前にして、ジャズピアニストのガスはロックスターのアーデントとともに、人生最後のジャムセッションを敢行する。するとその音楽が一体のヴァンガードと響きあい、ガスはそのヴァンガードの搭乗者として、強制的に取りこまれる。こうして、人類を救うための戦いがはじまった――!/解説=渡邊利道
  • ハッピーエンドはどちらに!? あなたなら、どの未来を選びますか? 数学予想の証明に取り憑かれた青年と、暗号解読に人生を捧げた冒険者の最後。自分は未来人だと主張し、材料も資料も足りない刑務所の中で未来に帰るためのタイムマシン作りに奮闘する受刑者の覚悟。謎の浮遊船団の攻撃によって壊滅状態になった地球から、高齢男性ばかりの宇宙ステーションに愛人として連れてこられた大学生の決死の脱出。未来世界を舞台に、運命の分かれ道での決断を描く全五編。『シュレーディンガーの少女』の松崎有理が贈る、アイデアに満ちたSF短編集。/【目次】未来への脱獄/ひとを惹きつけてやまないもの/イヴの末裔たちの明日/まごうかたなき/方舟の座席
  • 過去へのタイムトラベルが実現した世界。時間犯罪取締局(TEA)の元調査官ジャニュアリーは、タイムトラベラー特有の病気である時間離脱症(アンスタック)を患い、今は時空港(タイムポート)併設ホテルの警備主任をしている。アンスタックの症状で未来や過去を幻視してしまう彼女は、ある客室で時間の止まった男の死体を目撃し、さらに自らの銃殺シーンも幻視する。時空港買収の入札のためホテルに集まった四人の大富豪を狙った事件が次々に発生する中、ホテル内で時間の流れがおかしくなるなどの異常事態まで発生し……カーカスレビュー誌ベストSFF/NPRベストブック2022選出作。/解説=渡邊利道
  • 地球から一万光年離れた惑星カザンで、文明の急激な成長と滅亡が観測される。すでにワープ航法を手にしていた人類が、急遽この星へと送り込んだ調査チームの750名は、到着後完全に消息を絶った。カザン文明はいかにして滅び、先遣隊はなぜ遭難したのか? 原因究明のため地球を出発した第二次調査隊は、文明の痕跡が残る衛星の調査ののち、厳重な警戒態勢のもと惑星地表へ降り立つ。降下メンバーには最愛の妻である蒼井をかつて喪った、カザン文明調査班班長・吉野の姿もあった──現代宇宙SFの旗手が描く、緊迫のファースト・コンタクトSF。
  • 運転免許証を取得したつかさが家に帰ると、小学生の妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したという前代未聞のニュースが流れている。つかさは妹を守るため、東京へ父の死体を棄てに行くことを思いつく。短編として史上初めて日本SF大賞の候補となり、第55回星雲賞日本短編部門を受賞した表題作ほか、伝説的な“Z級”映画の上映会中、街にゾンビが出現し館内に籠城した観客たちの運命「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」など全四編。日常のなかに立ちあらわれる非日常の世界の恐怖と希望を描く傑作短編集。/【目次】「わたしたちの怪獣」妹が父を殺した。姉は怪獣が出現し壊滅状態となった東京に、父の死体を棄てに行く。第55回星雲賞日本短編部門受賞作。/「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」時を遡って犯罪や災害を防ぐことができるようになった未来。動画投稿サイトにアップされた、起きるはずのない事件の映像の正体とは。/「夜の安らぎ」家にも学校にも居場所を見つけられない孤独な少女と、ある日街に現れた美貌の吸血鬼の邂逅。/「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」伝説的な“Z級”映画の上映会中、街にゾンビが出現。映画館に籠城した観客たちの運命は。/著者あとがき
  • 昭和初期、浅草六区の片隅に建つ芝居小屋。ここでは夜ごと、少女たちによる残酷劇が演じられていた。俳優たちは座長の方針で、ある特殊な条件のもと集められ、共同生活を送っている。ある日、容姿端麗で美しい声を持つ新人が現れた。本来ここには「完璧な少女」は存在してはいけないはずなのに、なぜ? 彼女の秘密が明らかになるとき、〈復讐〉が始まる――。分かち合えない痛みと傷を抱えて生きる孤独な魂を描いた全五編。退廃と奇想、呪縛と変容。唯一無二の世界を築き上げる創元SF短編賞出身の鬼才、空木春宵のデビュー作がついに文庫化!/【目次】感応グラン=ギニョル/地獄を縫い取る/メタモルフォシスの龍/徒花物語/Rampo Sicks/解説=橋本輝幸
  • 「わたしはオペラの怪人やドラキュラやコウモリの私生児だったのだ。本宅はアッシャー家であり、おばやおじはポオの末裔だった」(序文より)──ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者にしてSFの叙情詩人ブラッドベリ。その幻の第1短編集『闇のカーニヴァル』から15編を選び、新たに4つの新作を加えた珠玉の作品集。その後のSF、ファンタジーを中心とした作品と異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界が、なまなましく息づいている。ジョゼフ・ムニャイニのカラー口絵1葉と挿絵12葉を収録した。/【目次】こびと/つぎの番/アンリ・マチスのポーカー・チップの目/骨/壜/みずうみ/使者/熱気のうちで/小さな暗殺者/群集/びっくり箱/大鎌/アイナーおじさん/風/二階の下宿人/ある老女の話/下水道/集会/ダドリー・ストーンのすてきな死/訳者あとがき
  • 自意識を獲得したロボットと人類が平和裏にたもとを分かち、別々の地域で暮らすようになってから、長い年月がすぎた。あちこちの村を巡っては、悩みを抱えた人々のためにお茶を淹れる喫茶僧のデックスは、ある日思い立って文明社会を離れ、人類の手が入らない大自然の中へ向かう。そこで出会ったのは、一台の古びたロボットだった。人間たちの社会のありように好奇心をもつその奇妙なロボット・モスキャップと共に、デックスは長く不思議な旅に出る。心に染み入る優しさに満ちた、ヒューゴー賞、ローカス賞、ユートピア賞受賞の二部作を一冊に収録。/【目次】緑のロボットへの賛歌/はにかみ屋の樹冠への祈り/解説=勝山海百合
  • 「早く生まれておいで! 世界は光でいっぱいだよ!」──ついに訪れた舞浜南高校の二学期。1年生の守凪了子(かみなぎりょうこ)は、謎めいた転校生・ツクルナたちとともに、芝居の稽古に励む日々を過ごしていた。深まりゆく秋の空気のなか、「いつも通り」の学園生活を演じる了子たちだったが、宇宙規模での破滅の危機は、実はもうすぐそこにまで迫っていて──ゼロ年代最高の本格SFアニメ『ゼーガペイン』のその後の世界を、独自の着想と圧倒的なスケールで描く完全オリジナル長編!
  • 人新世とは、「人間の活動が地球環境に影響を及ぼし、それが明確な地質年代を構成していると考えられる時代」、すなわちまさに現代のことである。パンデミック、世界的な経済格差、人権問題、資源問題、そして環境破壊や気候変動問題……未来が破滅的に思えるときこそ、サイエンス・フィクションというツールの出番だ。本書に収められた短編10編とインタビューで、不透明な未来を見通し、それが社会や家族や個人にどんな影響を与えるか、そして希望をもたらすにはどうしたらよいか、グレッグ・イーガンを始めとする気鋭の作家たちが探ってゆく。/【目次】序文――人新世におけるサイエンス・フィクション=ジョナサン・ストラーン/シリコンバレーのドローン海賊=メグ・エリソン/エグザイル・パークのどん底暮らし=テイド・トンプソン/未来のある日、西部で=ダリル・グレゴリイ/クライシス・アクターズ=グレッグ・イーガン/潮のさすとき=サラ・ゲイリー/お月さまをきみに=ジャスティナ・ロブソン/菌の歌=陳楸帆(チェン・チウファン)/〈軍団(レギオン)〉=マルカ・オールダー/渡し守=サード・Z・フセイン/嵐のあと=ジェイムズ・ブラッドレー/資本主義よりも科学――キム・スタンリー・ロビンスンは希望が必須と考えている=ジェイムズ・ブラッドレー/謝辞=ジョナサン・ストラーン/解説=渡邊利道/編者紹介/訳者紹介
  • 西暦2099年。9歳のエリロスとアイが暮らす超高層都市を、突如として真っ青な雨が襲う。強毒性の雨は洪水となって、接触した人々の命を次々と奪っていった。からくも崩壊を生き延びた幼馴染ふたりは歩行型の移動機械を駆り、変わり果てた世界に新しいかたちの文明を築こうと試みるが──四世代に及ぶ女性バディの活躍を通じ、TVアニメとゲームで展開される『SYNDUALITY』シリーズの、知られざる「はじまり」に迫る公式小説。
  • 宇宙空間でのワープに際して生じる、空白の七十四秒間。この時間の存在を認識し、襲撃者の手から宇宙船を守ることができるのは、マ・フと呼ばれる人工知性だけだった――ひそやかな願いを抱いた人工知性の、静寂の宇宙空間での死闘を描き、第8回創元SF短編賞を受賞した表題作と、独特の自然にあふれた惑星Hを舞台に、乳白色をした8体のマ・フと人類の末裔が織りなす、美しくも苛烈な連作長編「マ・フ クロニクル」を収める。/【目次】七十四秒の旋律と孤独/マ・フ クロニクル/一万年の午後/口風琴/恵まれ号 Ⅰ/恵まれ号 Ⅱ/巡礼の終わりに/文庫版解説=石井千湖/*本電子書籍は、『七十四秒の旋律と孤独』(創元SF文庫 2023年12月初版発行)を電子書籍化したものです。
  • 数万の暗い部屋を持つアーチ状の7層のフロアからなる、ミツバチの巣のような外観をしたバビロンならぬヴァヴィロン(格差市)。あらゆる信仰とあらゆる都市を見知った人々が理想都市にふさわしい地を求めてさまよう中、一瞬だけ地平線に見出したアラパバード(憧憬市)。天上と地下に永遠に続いていく超巨大建築都市ヴァーティシティ(垂直市)……。カルヴィーノ『見えない都市』と同時期に構想され、SFとファンタジイの女王アーシュラ・K・ル=グインが愛し自ら英訳を手がけた、ルーマニアの鬼才が描く空想上の都市と建築についての36編。/【目次】日本の読者へ/ヴァヴィロン――格差市/アラパバード――憧憬市/ヴィルジニア――処女市/トロパエウム――凱歌市/セネティア――老成市/プロトポリス――原型市/イソポリス――同位市/カストルム――城砦市/・・・・・/ザアルゼック――太陽市/グノッソス――迷宮市/ヴァーティシティ――垂直市/ポセイドニア――海中市/ムセーウム――学芸市/ホモジェニア――等質市/クリーグブルグ――戦争市/モエビア、禁断の都/モートピア――モーター市/アルカ――方舟/コスモヴィア――宇宙市/サフ・ハラフ――貨幣石市/シヌルビア――憂愁市/ステレオポリス――立体市/プルートニア――冥王市/ノクタピオラ――夜遊市/ユートピア/オールドキャッスル――古城市/ゲオポリス――地球市/ダヴァ――山塞市/オリュンピア/ハットゥシャシュ――世界遺産市/セレニア――月の都/アンタール――南極市/アトランティス/クアンタ・カー――K量子市/アルカヌム――秘儀市/私の幻想都市/フランス語版あとがき/スペイン語版まえがき/πへの道――アーシュラ・K・ル=グイン:英語版序文/訳者あとがき/解説=酉島伝法
  • 偉大な天才発明家トマ・ロック博士は新発明に没頭していた。ことに、一発で一国の艦隊を全滅させうるというロック式電光弾は恐怖の発明であった。しかし、厳重な警戒にもかかわらず海賊ケル・カラージュの手に奪われた。大西洋諸国は連合艦隊を編成してカラージュの根拠地へと向かったが……正確な科学知識の裏付けをもって描くヴェルヌの卓抜な想像力と驚くべき未来への予見は、学究一途な学者の悲劇的末路を描くと同時に、20世紀の恐怖となった原子力兵器“ミサイル”『悪魔の発明』をも予知した傑作。
  • その年のハロウィーンはいつもより早く訪れ、ジムとウィル、ふたりの13歳の少年は、一夜のうちに永久に子供ではなくなった──。深夜3時に町に現れた古びた列車で、カーニヴァルは運ばれてきて設営された。その喧騒のなか、回転木馬の進行につれて、人の姿は現在から過去へ、過去から未来へ変わりゆき、〈全身を彩った男(イラストレイテッド・マン)〉や〈塵の魔女〉が徘徊する悪夢の世界が、少年たちの前に現出する。SFの叙情詩人を代表する一大ファンタジー。著者自身のあとがきを付す。
  • 人類よ、恐怖せよ――進化を続けるAIやロボットは猛烈な勢いで現代文明に浸透しつつあるが、もしもそれらがくびきを逃れ、反旗を翻したら? 『フランケンシュタイン』から『2001年宇宙の旅』『ターミネーター』『マトリックス』まで、繰り返し扱われてきた一大テーマに気鋭の作家たちが挑む。1955年にAI(人工知能)という言葉を初めて提示した伝説的科学者ジョン・マッカーシーの短編を始め、アレステア・レナルズ、イアン・マクドナルド、ヒュー・ハウイー、アーネスト・クライン、コリイ・ドクトロウらの傑作を収録したアンソロジー。/【目次】序文=ダニエル・H・ウィルソン/神コンプレックスの行方=スコット・シグラー/毎朝=チャールズ・ユウ/執行可能(エクセキユータブル)=ヒュー・ハウイー/オムニボット事件=アーネスト・クライン/時代=コリイ・ドクトロウ/〈ゴールデンアワー〉=ジュリアナ・バゴット/スリープオーバー=アレステア・レナルズ/ナノノート対ちっぽけなデスサブ=イアン・マクドナルド/死にゆく英雄たちと不滅の武勲について=ロビン・ワッサーマン/ロボットと赤ちゃん=ジョン・マッカーシー/ビロード戦争で残されたいびつなおもちゃたち=ショーニン・マグワイア/芸術家のクモ=ンネディ・オコラフォー/小さなもの=ダニエル・H・ウィルソン/謝辞/解説=渡邊利道/編者紹介/訳者紹介
  • 近未来。人類は異星文明ロジアと接触し、友好的な関係を築いていた。音声ではなくテレパシーを用いて会話する彼らロジ人との意思疎通のため、専門の通訳が養成されており、そのひとりであるリディアは、ロジア大使館の文化担当官フィッツの専属通訳を務めていた。ロジ語の通訳をつづけると酩酊に似た状態になってしまうという副作用があるのだが、あるときリディアが酩酊しているあいだに、フィッツが何者かに殺害されてしまう。重要容疑者にされたリディアは、真犯人を突きとめるべく動きはじめるが……全米図書館協会RUSA賞SF部門受賞作。/解説=渡邊利道
  • 人類が初めて開発に成功した、くじら座τ星の第五惑星ディープブルー。そこに暮らし、恒星間ネットワークの基幹会社、通称〈銀河ネット〉に勤める惑星記録員のミランダは、宇宙酔いを克服できず地上勤務を続けていた。ある日、冷凍睡眠を繰り返しながら宇宙を渡る恒星記録員のメイアが250年ぶりにディープブルーを訪れることになり、ミランダはそのアテンドを命じられる。宇宙生まれの第一世代であり、地球年齢で300歳を超えるメイアは、ある種伝説の存在だ。ミランダは案内の事前準備として、メイアの人生を辿り始める――〈星のパイロット〉と同じ宇宙を舞台に描く新シリーズ開幕。
  • 第二次世界大戦のさなか、連合国輸送船団の改装タンカーが、Uボートの急襲をうけ沈められ、海面下を漂いはじめた。だが船内は、当面のあいだ生存可能な条件が保たれていた。閉じこめられた男女5人は、生き延びるための闘いをはじめる。一方、はるか恒星間宇宙をゆく異星人の大移民船団があった。彼らは冷凍睡眠のもと新天地を目指しているが、計画の根幹を揺るがす事実が判明した。ふたつの物語が交互に進行する本格SF長編。
  • 数百年ごとに〈第五の季節〉と呼ばれる天変地異が勃発し、そのつど文明を滅ぼす歴史がくりかえされてきた超大陸スティルネス。この世界には、地殻を操り災害を抑えこむ特別な能力を持つがゆえに激しく差別され、苛酷な人生を運命づけられた“オロジェン”と呼ばれる人々がいた。そしてまた、“石喰い”と呼ばれる人間の姿をした謎の存在も。いま、未曾有の〈季節〉が到来しようとする中、息子を殺し娘を連れ去った夫を追うオロジェン・エッスンの旅がはじまる。前人未踏、3年連続で三部作すべてがヒューゴー賞長編部門受賞の破滅SF開幕編!/解説=渡邊利道
  • シリーズ3冊
    1,2001,599(税込)

    数学と暦に基づいて通常の物理法則を超越する科学体系〈暦法〉を駆使し、広大な宙域を支配する星間専制国家〈六連合〉。この国の若き女性軍人にして数学の天才であるケル・チェリスは、鉄壁の〈不変氷〉シールドに守られた巨大宇宙都市要塞・尖針砦で起こった反乱の鎮圧を命じられる。ただしそれは、シュオス・ジェダオ――史上最高の戦略家にして、敵味方もろともに百万人以上を虐殺した最悪の反逆人――の精神をその身に宿す、という条件つきだった。ローカス賞第一長編部門受賞、ヒューゴー賞・ネビュラ賞候補の、魔術的本格宇宙SF!/解説=渡邊利道
  • BMIを理由に会社を解雇された主人公の元に、政府からダイエット企画の参加者に選ばれたという通知が届く。それは“敗者は死なねばならない”というルールのデスゲームだった(「太っていたらだめですか?」)。すべての人は例外なく、65歳の誕生日を迎える前後で死ぬ。64歳になった紫は、人生の目標をほぼ達成していたが、スリの子どもから被害に遭いかけ、追いかけていったすえにその子を手元に引き取ることに……(「六十五歳デス」)。さまざまなディストピア世界を生きのびる、パワフルで勇敢な女性たちの物語。あとがきに自作解説を含む。/【目次】六十五歳デス/太っていたらだめですか?/異世界数学/秋刀魚、苦いかしょっぱいか/ペンローズの乙女/シュレーディンガーの少女/著者あとがき
  • どうやら、人類は滅亡するらしい。最後の撤収便に乗らず、北極圏の天文台にひとり残ることを選んだ孤独な老学者オーガスティンは、取り残された見知らぬ少女とふたりきりの奇妙な同居生活を始める。一方、帰還途中だった木星探査船の乗組員サリーは、地球との通信が途絶えて不安に駆られながらも、仲間たちと航行を続ける。終末を迎える惑星の片隅で、広漠たる宇宙の大海の中で、長い旅路の果てに彼らは何を失い、何を見つけるのか? 終わりゆく世界を生きる人々のSF感動作。ジョージ・クルーニー監督主演映画『ミッドナイト・スカイ』原作。/解説=勝山海百合
  • SFとファンタジーの基本はセンス・オブ・ワンダーだ。そして並はずれたセンス・オブ・ワンダーを味わえるのは、超人的なヒーローが宇宙の命運をかけて銀河のかなたで恐ろしい敵と戦う物語だ(序文より)――常識を超える宇宙航行生物、謎の巨大異星構造物、銀河をまるごと吹き飛ばす超爆弾。ジャック・キャンベル、ベッキー・チェンバーズ、チャーリー・ジェーン・アンダーズら充実の執筆陣による、SFならではの圧倒的スケールで繰り広げられる冒険とアクションの物語18編を集めた、ワクワクに満ちた遊園地のような傑作アンソロジー。/【目次】序文=ジョン・ジョゼフ・アダムズ/時空の一時的困惑=チャーリー・ジェーン・アンダーズ/禅と宇宙船修理技術=トバイアス・S・バッケル/甲板員ノヴァ・ブレード、大いに歌われた経典=ベッキー・チェンバーズ/晴眼の時計職人=ヴィラル・カフタン/無限の愛=ジョゼフ・アレン・ヒル/見知らぬ神々=アダム=トロイ・カストロ&ジュディ・B・カストロ/悠久の世界の七不思議=キャロリン・M・ヨークム/俺たちは宇宙地質学者、なのに=アラン・ディーン・フォスター/黄金の人工太陽=カール・シュレイダー/明日、太陽を見て=A・マーク・ラスタッド/子どもたちを連れて過去を再訪し、レトロな移動遊園地へ行ってみよう!=ショーニン・マグワイア/竜が太陽から飛び出す時=アリエット・ド・ボダール/ダイヤモンドとワールドブレイカー=リンダ・ナガタ/カメレオンのグローブ=ユーン・ハ・リー/ポケットのなかの宇宙儀=カット・ハワード/目覚めるウロボロス=ジャック・キャンベル/迷宮航路=カメロン・ハーレイ/霜の巨人=ダン・アブネット/謝辞/解説=堺三保
  • シリーズ5冊
    8001,100(税込)
    著:
    笹本祐一
    レーベル: 創元SF文庫

    宇宙への輸送を民間企業が担うようになった近未来――新人宇宙飛行士の羽山美紀は、難関で知られるスペース・スペシャリスト資格を持ちながらも、なかなかフライトの機会に恵まれずにいた。そんなとき、年齢経験性別不問という求人を出していたアメリカの零細航空宇宙会社スペース・プランニングに採用されることに。一癖ある個性豊かな仲間たちに迎え入れられ、美紀は静止軌道上の放送衛星スターバードの点検ミッションに挑む準備を進める。だが、彼女は誰にも言えない秘密を抱えていて……。著者の真骨頂たる傑作航空宇宙SFシリーズ開幕!
  • 映画監督を志す守凪了子(カミナギリヨーコ)は舞浜南高校に進学し、憧れの映画研究部に入部する。仲間たちとともに、AIを駆使した長編映画を製作し、コンテストに応募するのだ。作品提出期限は夏休み最終日。だが、撮影を続けるなかで、了子たちはあちこちで奇妙な齟齬に出会う。それはこの高校だけでなく、舞浜という街自体に隠された〈世界のほころび〉だった――。新進気鋭のハードSF作家が新たな着想で綴るゼロ年代最高の本格SFアニメ『ゼーガペイン』の語られざるエピソード。巻末に文庫版ボーナストラックを加えた。/【目次】プロローグ/第一章 なぜ守凪了子(カミナギリヨーコ)は映画監督になれないのか/第二章 ホログラフィック・ノイズ/第三章 守凪組/第四章 n番目の祝祭/第五章 ダークディスク/第六章 シェルタリング・サマー/第七章 からまる夏の守凪了子/第八章 エントロピック・アシンメトリ/第九章 舞浜南高校映画研究部/第十章 オケアノス――世界の海/第十一章 夏を継ぐもの/第十二章 831/エピローグ/ポストクレジットシーン ホロニックワールド・エンタングルメント/単行本版あとがき/文庫版あとがき/解説=花澤香菜
  • 人工的な心や生命。ゴーレム、オートマトン、ロボット、アンドロイド、ボット、人工知能――人間ではないが人間によく似た機械、人間のために注文に応じてつくられた存在というアイディアは、はるか古代よりわたしたちを魅了しつづけてきた。そしていま、その長い歴史に連なる最新のアンソロジーがここに登場する。ケン・リュウ、ピーター・ワッツ、アレステア・レナルズ、ソフィア・サマターをはじめ、本書収録作がヒューゴー賞候補となったヴィナ・ジエミン・プラサドら期待の新鋭を含む、今日のSFにおける最高の作家陣による16の物語を収録。/【目次】われわれが必要とする「他者」をつくるということ=ジョナサン・ストラーン/働く種族のための手引き=ヴィナ・ジエミン・プラサド/生存本能=ピーター・ワッツ/エンドレス=サード・Z・フセイン/ブラザー・ライフル=ダリル・グレゴリイ/痛みのパターン=トチ・オニェブチ/アイドル=ケン・リュウ/もっと大事なこと=サラ・ピンスカー/ソニーの結合体=ピーター・F・ハミルトン/死と踊る=ジョン・チュー/人形芝居=アレステア・レナルズ/ゾウは決して忘れない=リッチ・ラーソン/翻訳者=アナリー・ニューイッツ/罪喰い=イアン・R・マクラウド/ロボットのためのおとぎ話=ソフィア・サマター/赤字の明暗法=スザンヌ・パーマー/過激化の用語集=ブルック・ボーランダー/謝辞/解説=渡邊利道
  • 金星文明は、かつて栄華を誇りながら絶滅した文明が存在する惑星、地球(テラ)の大規模な探査計画を進めていた。テラ人の文明は宇宙空間に進出するほどの科学的発展を遂げながら、なぜ滅んだのか。金星とテラの生命の類似点と相違点はなぜ生まれたのか。そして、月(ルナ)のファーサイドで見つかった謎の巨大施設と、そこに遺されていたテラ人が持つはずのない科学技術の痕跡は、何を意味するのか……探査隊の一員としてテラに派遣されたカイアル・リーンは、テラ文明が遺した数々の謎に挑む。巨匠が円熟期に放ったもうひとつの『星を継ぐもの』ついに邦訳!/解説=大野万紀
  • シリーズ2冊
    880(税込)
    著:
    山田正紀
    レーベル: 創元SF文庫

    1994年冬、北朝鮮・寧辺の核処理施設の査察に訪れた国連職員が目撃したのは、使用済み核燃料の沈むプールの中で泳ぐ二体の奇妙な生物だった――その正体は、戦争によって生まれるエントロピーを糧に成長する四次元生命体〈戦争獣〉。生態系ならぬ死態系に潜む死命(シノチ)の最優勢種である彼らは、華麗島で独自の文化に基づき生きる超人〈異人(ホカヒビト)〉のみ扱うことができる。敵対し合う二体の戦争獣、そして異人たちの前に現れる謎めいた男女の双子。彼らが人類にもたらすのは破滅か、救済か。奔放な想像力が生み出す傑作長編。
  • 猫の街ウルタールの大学女子カレッジに、存亡にかかわる一大危機がもちあがった。大学理事の娘であり学生のクラリー・ジュラットが、“覚醒する世界”からやってきた男と駆け落ちしてしまったのだ。かつて“遠の旅人”であったカレッジの教授ヴェリット・ボーは、“覚醒する世界”にむかったクラリーを連れもどすため、気まぐれな神が支配し危険な生き物が徘徊する“夢の国”をめぐる長い長い旅に出る。ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作「霧に橋を架ける」の著者が、H・P・ラヴクラフトの諸作品に着想を得つつ自由に描く、世界幻想文学大賞受賞作。/解説=渡邊利道
  • 雑誌『トランジスタ技術』のページを“圧縮”する架空競技を描いた「トランジスタ技術の圧縮」、ヴァン・ダインの二十則が支配する世界で殺人を目論む男の話「法則」など16編。日本SF大賞、吉川英治文学新人賞、三島由紀夫賞、星雲賞を受賞し、直木・芥川両賞の候補となった著者の傑作快作怪作を揃えた自選短編集。あとがき、文庫版オリジナルのおまけも収録。/【収録作】トランジスタ技術の圧縮/文学部のこと/アニマとエーファ/今日泥棒/エターナル・レガシー/超動く家にて/夜間飛行/弥生の鯨/法則/ゲーマーズ・ゴースト/犬か猫か?/スモーク・オン・ザ・ウォーター/エラリー・クイーン数/かぎ括弧のようなもの/クローム再襲撃/星間野球/あとがき/解説=酉島伝法
  • 十年ほど前から徴候を見せていた世界的な旱魃は、ここ五カ月のあいだ、各地で急速に文明社会を崩壊させつつあった。マウント・ロイヤル市の住人たちが競うように水を求めて海岸へと殺到する中、医師ランサムはハウスボートの船上で、破滅まで引き延ばされた時間を緩慢と生き続けていた。やがて、妄執に囚われた建築家ローマックスの不穏な企みをきっかけに、彼も海を目指して南下を試みるが……生物を拒絶するように変質する世界をシュルレアリスム絵画のように描き出した、バラード〈破滅三部作〉の一端をなす『燃える世界』の完全版、本邦初訳。/解説=牧眞司
  • 異星種族との戦いの最前線で、いつ果てるともしれない激戦を続けている小隊。そこへ司令官のマクドゥーガル将軍が前線視察にやってきて……(この地獄の片隅に)偵察任務中に攻撃を受け、深刻な傷を負って外傷ポッドに収容された兵士マイク。医師アナベルが遠隔通信により彼を救おうとするが……(外傷ポッド)パワードスーツ、パワードアーマー、巨大二足歩行メカ――ジャック・キャンベル、アレステア・レナルズら豪華執筆陣が、古今のSFを華やかに彩ってきたコンセプトをテーマに描く、全12編が初邦訳の傑作書き下ろしSFアンソロジー。【収録作】「この地獄の片隅に」ジャック・キャンベル/「深海採集船コッペリア号」ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン/「ノマド」カリン・ロワチー/「アーマーの恋の物語」デヴィッド・バー・カートリー/「ケリー盗賊団の最期」デイヴィッド・D・レヴァイン/「外傷ポッド」アレステア・レナルズ/「密猟者」ウェンディ・N・ワグナー&ジャック・ワグナー/「ドン・キホーテ」キャリー・ヴォーン/「天国と地獄の星」サイモン・R・グリーン/「所有権の移転」クリスティ・ヤント/「N体問題」ショーン・ウィリアムズ/「猫のパジャマ」ジャック・マクデヴィット/解説=岡部いさく/イラスト=加藤直之
  • シリーズ2冊
    950(税込)
    著:
    門田充宏
    レーベル: 創元SF文庫

    過剰共感能力者とは、他人の感情に共感しすぎてしまう特異な体質のために、社会生活に支障をきたしてしまう人々。生きづらさを抱える彼らの共感能力を生かし、本来はその持ち主にしか理解できない記憶を第三者にも分かるようにする“記憶翻訳”の技術を開発したのが九龍という企業だった。珊瑚はその中でもトップクラスの実力を持つ記憶翻訳者だ。依頼人の記憶に寄り添い、その人生を追体験するうち、珊瑚は幼い頃に失った自身の一部について思いを馳せるようになる──第5回創元SF短編賞受賞作「風牙」を収録。心を揺さぶる連作短編集。/【収録作)風牙/閉鎖回廊/いつか光になる/嵐の夜に/あとがき/解説=長谷敏司※本書は、『風牙』(2018年10月刊行)を再編集・改題し、書下ろし2編を加えたものです。

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