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<夏電書2026>講談社文芸作品 40%OFFクーポン

『実用、ヤマケイ文庫、1円~、分冊版を除く』の電子書籍一覧

1 ~56件目/全56件

  • シリーズ132冊
    7702,200(税込)

    1970年代後半に始まる日本のアウトドアブームの中で「アウトドアの伝道師」と呼ばれ、遊歩大全の翻訳者としても知られる芦澤 一洋の「釣りもの」。

    北海道から東北、中部、山陰、九州まで15本のヤマメ釣りの名川を、芦澤さんが詩情ゆたかに書きあげた川の物語。芦澤 一洋さんが愛した川のガイド。

    私の釣りは漁ではない。かといって、スポーツでもない。
    数字を示す必要など、どこにでもないではないか。
    私にとっては、どんな山女魚にも価値がある。
    対手は、森と川と山女魚、あまりに偉大だ。
    私は旅人として、山女魚の里の風景、そのすべてを瞼の奥に焼きつけたかった。

    【収録河川】
    北海道尻別川
    岩手県志戸前川
    岩手県薬師川
    山形県鼠ヶ関川
    福島県黒谷川
    福島県鱒沢川
    山梨県芦川
    山梨県雨河内川
    富山県小矢部川
    岐阜県跡津川
    岐阜県高原川
    岐阜県小八賀川
    島根県高尻川
    宮崎県鹿川
    熊本県緑川

    川の位置情報がわかる日本地図や当時の川や芦澤 一洋さんの写真もお楽しみいただけます。
  • 山には楽しみがあり、喜びがあり、そして恐怖がある――山で働く人々、暮らす人々が実際に遭遇した不可思議な体験談を丹念に収集し、「現代版遠野物語」としてベストセラーとなった人気シリーズ「山怪」。
    新型コロナウイルスによる取材の中断を経て刊行された第四弾を待望の文庫化。
    文庫版特典として、文庫版「あとがき」、黒川晝車(ゆる民俗学ラジオ)による「解説」を収録する。


    ■内容
    はじめに 消えゆく山怪を追う

    1 妖しの森
    (高尾山)蛸杉仙人/呼ばれる人/白い着物の女
    (奥多摩)小さなキツネが住みつく家/闇女
    (奥秩父・丹波山系)白い犬と不思議な人/守られる人/大蛇と火の玉
    (西上州)大漁に気をつけろ/恐ろしいヤマカガシ/楽しい遠足/二度と行かない/電報配達人/妙義山中之嶽神社
    (奥利根)白目を剥く女/彷徨えるテント/なぜそんな所にいるの?
    (越後・魚沼)蛇が飛ぶ跳ぶ/奇妙な人?たち/異獣/あなたはどなた/肖像画
    (信州・戸隠)テントの中と外/時空のゆがみ

    2 静寂の山
    (北海道・松前半島)羆撃ちの経験/松前半島の狐狸/行者と石版/熊穴ホテル/変わらぬ叫び声
    (白神山地・目屋)罠と黒蛇/マタギvs狸/神様の地/足のある魚
    (白神山地・藤里町)謎の電話/田んぼの中、雪の中/下りか?登りか?/山奥の出来事/頭を蹴飛ばすタマシイ/ゴミソと川流れ
    (南蔵王・七ヶ宿町)狐と蜻蛉爺/小さなおじさん/錫杖の音と裏山の騒ぎ/友の帰還
    (奥会津)マタギの体験/会津の狐
    (飯豊連峰)飯豊連峰に潜むモノ/何でも大きい?/山の現場

    3 背中合わせの異界
    (飛騨・東白川村)不幸のツチノコ?
    (但馬・豊岡)笑う鹿/演歌おばさん
    (中国山地)棺桶と火の玉/神様と呪いの木/悪いモノ
    (土佐)優しい狸/山師の体験/川にエンコ、山にはへんど/山の呼び声
    (九州中央高地)騒ぐ水/人魂が飛び交う村/カリコボーズの森/悪意無き悪戯/きゃあぼう吹き
    (山怪拾遺)山怪は何でも狐のせい?/狼を探す男/何者?

    おわりに コロナと山怪
    文庫版「あとがき」
    「解説」 黒川晝車(ゆる民俗学ラジオ)
  • 日本の山には「何か」がいる。

    シリーズ累計20万部突破!!山の怪談ブームの火付け役。
    山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験。

    NHKドキュメンタリーで映像化、漫画化、
    海外で翻訳化もされたベストセラーがついに文庫化!

    秋田・阿仁のマタギたちや、
    各地の猟師、
    山で働き暮らす人びとから実話として聞いた、
    山の奇妙で怖ろしい体験談。

    現代版遠野物語。

    文庫化にあたり特別版付記「山怪後日談」を収録。


    (内容)
    山怪の舞台(地図)

    はじめに
    I 阿仁マタギの山
    狐火があふれる地/なぜか全裸で/楽しい夜店/
    生臭いものが好き/狐の復讐/見える人と見えない人/
    狸は音だけで満足する/消えた青い池/
    人魂、狐火、勝新太郎/親友の気配/辿り着かない道/
    蛇と山の不思議な関係/汚れた御札/マタギの臨死体験/
    叫ぶ者/白銀の怪物

    II 異界への扉
    狐と神隠し/不死身の白鹿/来たのは誰だ/もう一人いる/
    道の向こうに/響き渡る絶叫/僕はここにいる/
    謎の山盛りご飯/山塊に蠢くもの/旧朝日村/
    出羽三山/鷹匠の体験/奈良県山中・吉野町/
    ツチノコは跳びはねる/足の無い人/巨大すぎる狐火/
    山から出られない/行者の忠告

    III タマシイとの邂逅
    帰らない人/死者の微笑み/迎えに来る者/ナビの策略/
    椎葉村にて/テントの周りには/幻の白い山/
    なぜか左右が逆になる/不気味な訪問者/天川村の事件/
    帰ってくる人/固まる爺婆/お寺とタマシイ/飛ぶ女/
    帰ってくる大蛇/呼ぶ人、来る人/狐憑き/真夜中の石臼/
    狐火になった男
    おわりに

    文庫特別版付記「山怪後日談」収録
  • 岩と雪の時代を駆け抜け、前穂北尾根に逝った若きアルピニスト大島亮吉の紀行・エッセー選集。

    大島亮吉は、大正、昭和にかけて慶応義塾山岳部で活躍、
    29歳の若さで前穂北尾根で墜死するまでの11年間で多くの秀れた文章を残した。

    先駆的登山の記録、詩情あふれる紀行とエッセー、西欧の登山思想を紹介した研究は、
    日本近代登山の源流であり、その後の日本の登山界に大きな影響を与えた。

    「石狩岳より石狩川に沿うて」「穂高岳スキー登山」などの紀行文、
    「涸沢の岩小屋のある夜のこと」「峠」ほかの名エッセーを収録。

    登山者必読の名作を新編集で文庫化。

    先駆的登山の足跡と思索の過程をたどる。

    ※本書は、日本の登山界に大きな影響を与えた代表的な山岳名著を再編集し文庫化したものです。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    北へ帰る雄大な奥羽山脈を舞台に描く、若鷹と老鷹匠のこころの物語。
    怜悧なキツネに貴重なニワトリなどを食い荒らされ困り果てた村長が、老鷹匠にその退治を依頼。
    一度目の対戦は壮絶な闘いの末、キツネに軍配が上がり、若鷹は大きな傷を負ってしまう。
    そして、3年の月日が経ち、非情とも思える狩りの訓練を終えた鷹と鷹匠が、古キツネに再戦を臨む…。

    カップリングとして、戸川幸夫の代表作と同じ「高安犬」を主役にした、『北へ帰る』も同時収録。
    貧しくも清々しい暮らしを営むマタギ一家と高安犬の太郎との絆を描いた心温まる作品。
    涙なくしては読めない名作です!

    784ページの大ボリューム!『最後の鷹匠』松原英俊氏による解説。
  • 世界遺産白神山地で最後の伝承マタギであり、マタギ集団のリーダー・シカリとして知られた鈴木忠勝(1990年没)との長年の交友、聞き書きを通じて、現在では失われてしまった北東北の狩猟・山村文化を記録した超力作。

    狩猟と山の生活のルポに加え、伝承や歴史史料を駆使、自然と共生してきた山村の生活文化を描き出す。

    2014年七つ森書館刊行の書籍の内容をより幅広く伝えるため、また内容を理解するための地図を新規掲載し、文庫化。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    シリーズ累計6万部超の『山溪名前図鑑 野草の名前 和名の由来と見分け方』がお手頃価格で持ち運びに便利な文庫版に!
    由来とセットで野草の名前が楽しく覚えられ、見分け方も分かります。

    植物の名前には耳慣れない言葉が含まれていることが多く、初めて耳にする人には呪文のように聞こえてしまいます。耳慣れない言葉のため、なかなか名前を覚えることができないと困惑している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    本書では、植物がどうしてこの名前が付けられたのか、名付けられた当時の生活文化なども踏まえ、イラストや写真を交えて分かりやすく解説しています。なぜこの名前がつけられたのかを理解できるため、植物の名前を楽しく容易に覚えることができます。また、名前の由来がわかると、その草により親しみが湧いてきて、街歩きや野山散策がいっそう楽しくなります。

    本書で紹介するのは夏に花を咲かせる野草約300種類。名前の由来のほかに、よく似た植物との見分け方も紹介しています。野草の名前を覚えたい人、植物の背後にある文化を知りたい人、観察会や野山で人に植物を教えることのある人にお勧めの一冊です。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    山小屋で提供される食事に焦点をあてた『山小屋ごはん』(08年山と溪谷社刊)の文庫化。
    食事を提供する人たちの思いや物語を丹念に紡いだ文章と、若者に人気の写真から切り取った作品が魅力。鈴木ともこさんの推薦文もおたのしみ。

    <内容紹介>
    霧ヶ峰「鷲が峰ひゅって」 特製インドカリー
    西六甲「清水茶屋」 自家製ドーナツ
    志賀高原「横手山頂ヒュッテ」 きのこ雲スープ
    「高峰温泉」限定 手打ちそば
    奥武蔵「奥村茶屋」 ジンギスカン
    御在所岳「御在所山ノ家」 おにぎりとはやしライス
    立山「みくりが池温泉」 げんげの唐揚げ
    鳳凰三山「青木鉱泉」 くずきり
    御岳山「山楽荘」 御師料理
    北八ヶ岳「しらびそ小屋」 薪ストーブトースト
    那須「三斗小屋温泉」 大黒屋の夕食
    陣馬・高尾「清水茶屋」 けんちん汁・けんちんうどん
    丹沢「鍋割山荘」 鍋焼うどん
    上高地「嘉門次小屋」 イワナ骨酒
    上高地「徳澤園」 ラーメン
    北八ヶ岳「黒百合ヒュッテ」 手前味噌
    大菩薩「丸川荘」 とろろごはん
    北アルプス「仙人池ヒュッテ」 夕食
  • 1970年代後半に始まる日本のアウトドアブームの中で「アウトドアの伝道師」と呼ばれ、遊歩大全の翻訳者としても知られる芦澤 一洋のエッセー集。

    愛用ものを通して自然と向き合う心と思想を語った「アウトドア・ものローグ」三十二編と
    折々の山や自然に寄せて、人と自然の関わり方を見つめた「自然とつき合う五十章」五十篇を収録しています。

    アウトドアライフや登山のみならず、環境問題、古今の名著の世界も自在に筆を運び、
    時を経ても新鮮、かつ、啓発的なエッセー集。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    “狩猟ブーム”の現代にこそ読み返したい猟師の源流がここにある ―― 千松信也(猟師)
    漫画家・矢口高雄氏の隠れた名作『マタギ』(1976年日本漫画家協会賞大賞受賞作)がヤマケイ文庫で復刊!「最後の鷹匠」も収録、800頁以上、圧巻の読み応え!

    舞台は、雄大な奥羽山脈の山里。
    不条理とも思える大自然の“掟”の下、狩人であるマタギたちは、冷徹な頭脳と研ぎ澄まされた狩猟技術をもって野生動物に向かっていく。

    漫画家矢口高雄の代表傑作、第5回日本漫画家協会賞大賞受賞作、待望の復刊です!
    愛蔵版未収録の「最後の鷹匠」も入っています。

    ●目次
    野いちご落し
    怜悧の果て
    オコゼの祈り
    勢子の源五郎
    アマッポ
    行者返し
    寒立ち
    樹氷
    最後の鷹匠

    【 街ではジビエが流行り、田舎は獣害に苦しむ現代。狩猟の必要性が叫ばれるこの時代にこそ読み返したい狩猟の源流がここにある ―― 千松信也(猟師) 】
  • 1996年3月のネパール入国からベースキャンプ設営、順次キャンプを延ばし、5月10日の大量遭難にいたるまでを、各国の公募隊参加者の動向や彼らの証言をもとに組み立てられた山岳ノンフィクションです。

    著者のクラカワーはアメリカのアウトドア誌のレポーターとして、ニュージーランド人ガイドの率いる公募登山隊に参加、その実態をレポートするはずだったが、たまたま事故の当事者となり、幸運にも生還することができました。

    5月10日の登頂後、下山中、悪天に襲われ、あいついで6人が死んでいくさまを詳細に描いた後半は、読者の胸をうちます。

    著者は、帰国後、辛抱強く取材を重ね、本書を著わし、世界15カ国で出版、ベストセラーとなりました。

    原題は『空へ INTO THIN AIR』。
  • 好評ドキュメント遭難シリーズ文庫化、最後の1冊、山の突然死。
    症状が現われてから24時間以内に死亡に至る「突然死」の事例を検証、そのメカニズムと背景にある生活習慣病、予防とメディカルチェックまで、医師への取材を重ね、詳細に解説。登山前の必読の書。

    登山者の高齢化に伴い、虚血性心臓疾患、脳卒中などを原因とする山岳遭難が、ここ20年来増加、病気を直接原因とする遭難だけでも全体の8パーセント以上を占めている。

    症状が現われてから24時間以内に死亡に至った5件の「突然死」の事故例を検証、その危険因子を分析。
    日常の健康管理から、登山計画と行動の注意点、応急処置まで、致命的な病気による山岳遭難を防ぐための方策を検討する。

    さらに「突然死」のメカニズムと背景にある生活習慣病、その予防とメディカルチェックまで、医師の指導をもとに詳細に解説。

    登山者だけでなく、健康が気になる人は必ず身につけておきたい知識をまとめた。

    疲労を合わせると山岳遭難の15パーセント近くが健康上の問題、ドキュメント遭難シリーズを読み、事例を通して安全登山を学ぶことの重要性を認識いただきたくお願いいたします。
  • ウルトラライトハイキングの思想と実践を、ポップなイラストともに解説したULH入門書、待望の文庫化!

    ウルトラライトハイキングの「軽さ」にしか目を向けないのはもったいない。
    むしろ、その向こう側にある「シンプルさ」や「自然との関係」にこそ、ウルトラライトハイキングの核心があるのです。
    ハイカーはもちろん、自然に興味をもつ多くの方に、こんなハイキングスタイルがあることを知ってもらえたらと思います。
    そしてこの本が、そんな人々に少しでも役立てば、これに勝る喜びはありません。

    ※本邦初のウルトラライトハイキング解説本『ウルトラライトハイキング(2011年2月12日刊行)』を文庫化。
    アメリカの3000kmを超える長大なトレイルを数ヶ月かけて歩き通す、スルーハイカー。 彼らは独自の理念で既成の商品にはない軽くシンプルな道具を自作し、 歩き通すためのノウハウを確立してきました。 本書ではアメリカ生まれのウルトラライトハイキングを解説するとともに、日本での実践方法を紹介しています。

    ※著者より「ウルトラライトハイキングの「軽さ」にしか目を向けないのはもったいない。むしろ、その向こう側にある「シンプルさ」や「自然との関係」にこそ、ウルトラライトハイキングの核心があるのです。ハイカーはもちろん、自然に興味をもつ多くの方に、こんなハイキングスタイルがあることを知ってもらえたらと思います。そしてこの本が、そんな人々に少しでも役立てば、これに勝る喜びはありません」
  • 仏教の経典を求めて、あるいは僧院での修学に、そして国の密命を帯びて、鎖国状態のチベットに潜入した10人の日本人を、新発見の資料と現地を含めた取材で探ったドキュメンタリー。
    当時のチベットの特異性と歴史に翻弄された日本人の稀有な体験を著わしたノンフィクション。

    なかでも仏教の原典を求めて潜入した河口慧海や能海寛、青木文教などの稀有な旅やその足跡をたどりながら、鎖国時代のチベットの特異性を随所に盛り込む。
    一方、野元甚蔵と西川一三は、ともにモンゴル、チベットの草原でモンゴル人になりすまして特務機関の研究生として生き抜き、帰国後の不遇な時代、晩年の知られざる日々などにも言及される。
    10人が実践した旅はそれぞれにきわめて稀なものであったが、そのなかでも特に象徴的な体験をした河口慧海らに焦点をあて、2冊の『西蔵漂泊』を大幅に再構成、さらに最近の動向も含めて加筆、1冊に再編集、なによりも読みやすさを心がけた。

    当時のチベットの特異性と歴史に翻弄された日本人の稀有な体験を著わしたノンフィクション。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    思索的な独特の味わいのある文章で知られる著者の、山にテーマを求めた初のエッセイ集。
    詩人の愛情、哲学者の思索、登山家のつよさ、串田孫一の山の文学の原点。

    初版は1955年、河出書房より刊行され、のちに実業之日本社が他の随筆を集めて1冊にまとめた。昭和63年には集英社文庫に収録。
    そして2001年、山の名著を集めたヤマケイ・クラシックスの1冊として、著者本人が推敲を重ねた完全版として復刻。

    本著はその「ヤマケイ・クラシックス 若き日の山」に、初版本のカットを収録、表紙イメージも含め、原著のもつ雰囲気を大切にして復刻した貴重な文庫版です。

    「孤独な洗礼」「風の伯爵夫人」など、串田孫一の初期の代表作36篇を収録。

    ※本書は原本の雰囲気を生かすため固定レイアウト版で電子化をしており、串田孫一独特の挿画と味わいのある文章の組み合わせをお楽しみいただけます。
  • 村田久氏の最高傑作『底なし淵』を新編集で完全復刻。
    巻頭には、村田さんのファンでもある夢枕獏さんが序文を寄せている。

    得体の知れぬ大魚が釣り人を待ち受ける、底なし淵。
    ぬめぬめと光るマムシに守られた、尺イワナ沸く渓。
    昼寝の最中に現れては消える子どもたち。
    夕暮れの渓にきらめく蛍の乱舞と、かすかに聞こえる女の声。
    そして、遠野郷の奥深くに暮らす一家の明かされない謎。

    岩手の渓流で、釣り人が体験した奇妙な出来事の数々を、瑞瑞しい筆致で綴った傑作エッセイ集。巻頭には、夢枕獏氏による序文。

    イーハトーブの渓流で、釣り人が体験した不思議な出来事の数々。著者入魂の作品を新編で復刻。
  • 高所登山の劇的な遭難の実態と、遺族を丹念に訪ねる追悼の旅を対照的に描く。
    ミニャ・コンガをめぐる登山と遭難の歴史の不思議性も浮き彫りとなる長編ノンフィクション。
    「魔性の棲む山」ミニャ・コンガに逝った仲間たちへの鎮魂の物語。

    1981年5月10日、北海道山岳連盟隊の第1次アタック隊員は、北東稜からの初登頂を目指したものの、7450メートル付近で1人が滑落、急遽、登山は中止された。
    その下山途中、1本のザイルにつながったまま7人が滑落、目前から忽然と消えてしまった。
    著者は、たまたまそのザイルには加わっていなかったが、自らもクレバスに落ち、死を覚悟したものの、かろうじて生還する。

    それから13年後、同じミャ・コンガで今度は、著者の友人が彼らの4遺体を氷河で発見するが、その友人たちもまた登山中に消息を絶ち、氷河に消えてしまう。

    遺体捜索から遺体の収容、そして慰霊に至るまで、「魔の山」といわれたミニャ・コンガを舞台に運命の糸が複雑に錯綜する。
    生を知り死を悟ったミニャ・コンガ運命の20年を、自らの体験を元に綴られた長編のノンフィクション。
  • 桓武天皇から光源氏、信長、秀吉、龍馬等々、京都を平安時代から近代まで時代ごとに切り取り、その時代に活躍した24人と京の町を巡る異色のガイド。

    世界観光都市ランキング5年連続ベスト10入りを果たすなど、今や世界的にも重要な観光都市・京都。
    平安京以来、首都が東京に移るまで都として栄え、その後も歴史や文化の中心的な都市として魅力を今に伝えています。
    本書は平安の時代から近代まで、7つの時代に活躍した人物を解説しながら、ゆかりの地歩きを案内する異色のガイドです。

    ●平安時代:桓武天皇、小野篁、藤原道長
    ●王朝文学:在原業平、小野小町、光源氏
    ●鎌倉・室町:祇王・建礼門院、牛若丸と弁慶、吉田兼好、世阿弥
    ●戦国時代:信長と光秀、豊臣秀吉、千利休
    ●江戸時代:本阿弥光悦、安楽庵策伝、太田垣蓮月
    ●幕末:桂小五郎・坂本龍馬、山南敬介
    ●近代:田辺朔郎、川端康成など、
    いずれも日本の歴史に名を馳せた24名の人物が登場します。

    ※本書は1999年発刊「歩く旅シリーズ(歴史・文学)」から人気の一冊を文庫化したものですが、ガイド色が強かった単行本より読み物的な要素を強めつつ写真や地図を網羅、読後は実際に歩いてみたくなる魅力的な内容となりました。
  • 山の朝は早い。釣り人の朝も。
    あたりが白みはじめると、僕たちはもう溪へ降りている。(略)山人の朝は早い。
    ぼくたちが無心に竿を振っていると、もう田や畑には彼らの姿が見える。
    朝の挨拶の何とすがすがしいことか。はるか後方にはたなびく朝餉の煙。
    僕は山の朝が好きだ。――あとがきより。

    本書は渓魚に魅せられ、日本各地の溪を釣り歩いてきた著者が、当地で出会い交流を深めた山人たちの暮らしを綴ったものである。
    奥志賀の職漁師、下部の(井伏鱒二の)釣り案内人、伊那谷の虫踏み漁師、東信濃で伝承毛鉤を巻くおばちゃん、山形の熊猟師、桧枝岐のサンショウウオ漁師、小国町のカジカ漁師などなど、山人たちのいきいきとした暮らしがここにある。

    ※1990年3月刊行の戸門秀雄著『溪語り・山語り~山人たちの生活誌』に未収録原稿3本追加、登場人物のその後の行方など加筆、文庫化したものです。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「怪魚が釣れるまで、帰らない。」計23ヶ国453日、弱冠24歳の若者(コイニヤブレタバカモノ)が、初期衝動のままに駆け抜けた青春怪魚釣行記。青春を竿に賭けて。オールカラー256P!

    PART1 アマゾン 怪物、神龍降臨
    PART2 日本&東南アジア 海外初挑戦、雷神よ、オレが相手だ!?
    PART3 パプアニューギニア 乾季の湿原に闘神を追え!
    PART4 アフリカへ。もう行かねぇよ!
    PART5 ユーラシア 平成の倭寇、いざ草原へ!
    PART6 パプアへ、ふたたび。
    PART7 なぜか、アフリカ。出るか!? 幻の怪獣ムベンガ!

    ピラルクー、ピーコックバス、タライロン、ドラド、ムベンガ、ナイルパーチ、バラマンディ、サラトガ、パプアンバス、タイメン、ノーザンパイク等々、世界のカッコイイ怪魚たちを迫力あるカラー写真でお楽しみいただきます!
  • 雪山登山者、バックカントリースキーヤー、スノーボーダー、スキーヤーにとって、雪崩事故防止の上で必要不可欠な一冊。

    登山者、スキーヤー、スノーボーダーを一瞬にして悲劇のどん底に突き落とす雪崩。
    未然に防ぐ方法はあるか。生死を分けた紙一重の行為とは。

    これまでに起きた雪崩事故から、
    北海道・尻別岳、青森・岩木山、
    八幡平・源太ヶ岳、
    北アルプス・唐松岳八方尾根、
    北アルプス・剱岳早月尾根、
    北アルプス・蒲田川左俣谷、
    石鎚山系・笹ヶ峰、
    石鎚山系・石鎚山
    の8件のケースを取り上げ、その事故の原因を究明し、検証。

    雪崩の実例を学び、特質や原因を理解することで、雪崩事故防止に繋がる貴重な一冊。
  • 隊長椎名誠と“あや隊”の面々は自然との原初的な出会いを求めて、思いつくまま海・山・川へ。 あやしい探検隊シリーズ第6弾。

    強風とカラスに大襲来された神津島。
    わはははは笑いと唄が湧き出る南九州の温泉。
    富士山を前に“人生の締切り”について考えた元日の朝。
    こよなく静かな大地の懐、大雪洞のなかでチゲ鍋をかこむ北海道の夜。

    隊長椎名誠と“あや隊”の面々は自然との原初的な出会いを求めて、思いつくまま海・山・川へ。
    波見とキャンプと焚火を愛する男たちの夜は、心地よい疲れと酔いとともに正しくあやしく、しみじみと更けていくのであった―。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    持ち運びに便利、コンパクトな文庫サイズで最高のわかり易さを提供する野鳥の図鑑です。日本で見られる主な野鳥約300種類。わかり易さで選ぶならこの一冊!

    よく似た鳥の見比べがカンタン、違いが一目瞭然! 似ている鳥を「とことんくらべる」、こだわりの図鑑。

    文庫版では単行本の情報に加えて、鳥の漢字名、学名、鳴き声の情を追加。
    鳥の写真から引き出し線を使ってピンポイントで特徴と見分け方を解説。
    似た鳥を近いページに配置しているので、見比べて違いを把握するのが容易。

    必要に応じて羽衣の異なる雄、雌、幼鳥、夏羽、冬羽などもご紹介。

    持ち運び可能な文庫サイズで、フィールドワークにも最適。

    かゆい所に手が届く、似ている鳥の違いが写真でよくわかる図鑑。

    初心者の方にもわかり易い内容です。
  • 近代日本の礎を築いた坂本龍馬のゆかりの地を、坂本龍馬とともに巡る。
    倒幕そして維新へ…土佐から江戸へ、京へと奔走する龍馬の生き様をゆかりの地から読み解く。

    生誕地の高知県土佐を皮切りに、江戸遊歴、ペリーの上陸で揺れる浦賀を訪ねた日々から、脱藩して勝海舟に出会い、神戸、長崎、鞆の浦、鹿児島、霧島、下関、萩へと東西奔走。

    そして大政奉還を前に凶刀に倒れた最期の地・京都へ。
    渾沌の時代を生き抜いた龍馬ゆかりの地を巡りながら、幕末の英雄として日本史上に名を残す男の篤き志に触れる。
  • 大人の釣り人を満足させる山本素石 珠玉のエッセイ。野人の風貌をもって、渓流釣り文学に挑んだ、山本素石。その最高傑作集を復刻。

    釣りは文学化しうるということを、釣り師側から決定的に証明した山本素石。
    今西錦司に愛され、開高健をうならせた、その作品群を「山中漂泊」、「異界草紙」、「辺境異聞」、「山人挽歌」の4テーマに分け、28篇を厳選、傑作集として編纂した1冊。
    昭和中期の溪流風景から山びとの暮らしまでが見える名釣りエッセイの数々をはじめ、ネズミのてんぷらをエサにし、狐や狸に大アマゴを持ってこさせようとする痛快エッセイ「ねずてん物語序説」、そして「ころがる・あたる」など十八番のツチノコ物語も収録。

    山本素石の生涯が知れる熊谷栄三郎氏のあとがきは、興味深いだけでなく、資料性がとても高い。

    ※本書は1992年に朔風社より『山釣り・山本素石傑作集』として刊行されたものの最新復刻版です。
  • 単独で、冬の襟裳岬から厳冬の日高山脈を越え、果てしなくつづく北見山地を進み、6ヶ月後に宗谷岬を目指す。現在は写真家として大成した著者が、若き日に実行した無謀とも思える壮大な山行の記録。1995年に白山書房より刊行された名作を文庫化。

    もくじ
    旅立ち
    ◎厳冬の日高山脈
    1襟裳岬~猿留川林道 ・襟裳にて
    2猿留川林道~楽古岳 ・襟裳にて― 山に入った時のみ、誰にも気取らなくて済む
    3楽古岳~神威岳 ・襟裳にて
    4神威岳~コイカクシュ札内岳 ・新得にて
    5コイカクシュ札内岳~カムイ岳 ・新得にて
    6カムイ岳~日勝峠 ・新得にて
    7日勝峠~狩勝峠 ・新得にて

    ◎雪解けの石狩山地
    8狩勝峠~十勝岳 ・旭川にて
    9十勝岳~大雪山旭岳/・旭川にて-i ・旭川にて-ii ・旭川にて-iii
    10大雪山旭岳~石北峠 ・旭川にて-iv/11石北峠~北見峠 ・旭川にて-v

    ◎新緑の北見山地
    12北見峠~宗谷岬
  • 人気の高いヤマケイ文庫ドキュメント気象遭難がついに電子化!

    山で起きる大きな事故のほとんどは、気象の急激な変化による事故、いわゆる「気象遭難」であろう。
    その原因はどこにあるのか、防ぐ方法はあるのか・・・・・・。

    新旧の気象遭難事故から、季節別に「雪崩」「落雷」「低体温症」など7件のケースを取り上げ検証する。
    「文庫化にあたっての追記」では近年の気象遭難事例をフォロー。
  • 人気の高いヤマケイ文庫ドキュメント滑落遭難がついに電子化!

    悲劇はなぜ繰り返されるのか。7件の滑落遭難事例に学ぶ山の教訓。

    山ではちょっとした不注意から、つまずいたり転んだりして大ケガや死に直結する大事故になることが多い。 その危険因子はどこにあるのか・・・・・・。
    遭難事例を取り上げ、原因を探り、防ぐ方策を検証する。

    「文庫化にあたっての追記」で、近年の滑落遭難事例をフォロー。
  • 摘み菜=道端に生える雑草を、著者の平谷けいこが、72種類の摘み菜(雑草)のプロフィールや簡単な食べ方、その思い出と共に語ります。
    さらに主婦の目線からの簡単な調理方法もご紹介。
    本格的に雑草を食べてみたい、食べたいと思ったときに手にしたくなる一冊、エッセイ的な雑草のやさしい解説本です。

    2000年単行本で発売の「四季の摘み菜12ヵ月」に加筆、文庫化しました。
  • 雑誌『旅』の名編集長として知られた岡田喜秋氏が、全国の有名無名(当時)の山村を訪ね歩いた紀行文32編を収録。
    好評のヤマケイ文庫『定本 日本の秘境』『旅に出る日』に次ぐ、文庫化第3弾。

    第一部 山村の組曲 秩父、阿武隈山地、栗山郷、足和田、奥只見ほか。
    第二部 アルプスの見える村 日本アルプス山麓の各所
    第三部 推理する山旅 祖谷渓、秋葉街道筋、白神ほか。

    1974年(昭和49)に河出書房新社より刊行した単行本の文庫化です。
    底本は、1981年(昭和54)刊行の河出文庫版。
  • 日本の狩猟文化研究の第一人者、東北芸術工科大学教授兼狩猟文化研究所所長・田口洋美氏の若き日の意欲作、隠れたロングセラーを文庫化。
    朝日連峰の山懐、新潟県の三面川(みおもてがわ)中流の深い谷間にあった三面集落。
    今は三面ダムの底に沈んだこの山里の狩猟文化・山村習俗を、四季折々の山の民の暮らしを追うかたちで詳細に記録した、著者若き日の意欲作。

    第一章 狩りの日の出来事
    第二章 降りしきる雪の中で-冬-
    第三章 山の鼓動とともに-春-
    第四章 むせるような緑に抱かれて-夏-
    第五章 時雨れる雲ノ下で-秋-
    第六章 山人の自然学

    ※農山漁村文化協会刊行の単行本を文庫化しました。
  • 昆虫のオモシロイ秘密がいっぱい!
    人気のゲッチョ先生が明解に説く昆虫の謎。子供も大人も楽しめる充実の一冊!

    里山にある自由な校風の中高一貫校で教える理科教員のゲッチョ先生。
    理科準備室には次々と生徒たちが訪れ「これナニ?」「こんなの拾った!」
    とさまざまな生き物を持ち込みます。
    そして、いざ解説しようとすると、「わかったつもり」になっていたことに気づく。
    実は身近に見られる昆虫たちだって、よく考えると知らないことや面白い秘密がいっぱい。
    そんな教員と生徒たちとの楽しいやりとりを交えつつ、ゲッチョ先生が昆虫の世界を解説します。
    著者本人によるイラストも秀逸です。

    ※2002年に刊行し、好評を博した『教えてゲッチョ先生!昆虫の?が!になる本 (Outdoor 21 Books)』 の文庫版。
  • 失われゆく「山の民」の足跡を辿るルポルタージュ。
    作家・甲斐崎 圭 氏が1986年に山と溪谷社より上梓した名作を文庫で復刊。

    底本に一編を加えた13人の「山の人生」を、冴えた筆致で活写。

    目次
    プロローグ 山また山。そして、人…
    北の山の羆撃ち・行方正美(北海道)
    北の涯に森の声を聞く・青井俊樹(北海道)
    阿仁のマタギ・松橋時幸(秋田)
    絶壁の岩茸採り・松本源一(群馬)
    白馬岳のボッカ・太田健三(長野)
    浅草生まれの山小屋主人・嶋 義明(長野)
    イワナの養殖師・池田留雄(滋賀)
    修験者の宿坊守・五鬼助義价(奈良)
    大峯に賭けた父と子・赤井邦正(奈良)
    最後の木地師・新子 薫(奈良)
    北山の老猟師・勝山倉之助(京都)
    京都修道院村・日向院主と八人の村人(京都)
    職業的釣り名人・松岡武雄(岡山)
    エピローグ
  • 紀行作家で旅行雑誌「旅」の元編集長の岡田喜秋さんの旅と山を描いたエッセイ集。
    『思索の旅路』の姉妹編で、深田久弥との交流を描いた「深田久弥の山と死」は登山者必読です。

    ひたすら旅ひとすじに生きてきた著者が、現代人にとっての旅を探る。

    「犬が飼い主を迎えに行くのとはちがう行為。それが旅の原形ではないか」
    「旅は、書物よりも教師の教えよりも、実感と説得力のある心の改造を果たしてくれる」
    などといった言葉が随所にちりばめられたエッセイを中心に、深田久弥との交流を描いた「深田久弥の山と死」、松本清張の推理小説「点と線」の核となる話を提供した思い出等、さまざまな角度から人と旅との接点を語り尽くす。
  • 日本の山岳文化の集大成『日本百名山』はいかにして構築されたのか。

    “読み 歩き 書いた”山の文学者が、百の頂に記した足跡を、『日本百名山』に関わる紀行・エッセーでたどる。
    文学を模索した若き日から、豊穣な紀行文学に至った晩年までの軌跡。

    深田久弥の山岳文学を凝縮した選集。
  • 山岳遭難のなかで最も多いのが「道迷い遭難」。
    本書では実際に起きた「道迷い遭難」を取材し、遭難者の行動をつまびらかにして登山者への警鐘とする。

    道に迷い、何日間も山中をさまよう恐怖―。
    登山者の盲点でもある、誰もが陥りがちな道迷い遭難。
    その7件の事例を取り上げ、原因を探り未然に防ぐ方策を検証する。
  • 映画『岳』のモデルになった長野県警山岳遭難救助隊の活躍を描く。

    初めての遭難救助、思い出に残る救助活動、涸沢常駐、航空隊の活躍など、遭難救助における長野県警察山岳遭難救助隊員と遭難者のドラマ。

    日本百名山を中心にした中高年の登山ブームが話題になってきたころから、遭難の態様自体も大きく変わってきた。
    その背景には体力の衰えが顕著になりつつある中高年登山者の増加もあるのだろうが、いわゆる「一般登山道での事故」「道迷いや突然死などの増加」「携帯電話の普及と安易な救助要請」「ヘリコプターによる迅速な救助」など、遭難現場の状況も大きく変わってきたのだ。

    そうした遭難と救助の現場で、第一線で活躍する救助隊員たちが、その思いを手記に綴ったのが本書である。

    初めての遭難救助、思い出に残る救助活動、涸沢常駐隊日誌、航空隊の活躍、女性隊員と家族の思いなど、遭難救助における隊員と遭難者のドラマが綴られる。
  • 生態学者・文化人類学者であり、探検家である梅棹忠夫氏の登山と探検を振り返った著作。
    晩年になって想いを新たにした随想、対談などをまとめたもので、氏の最後の著作になった。

    また著作集をはじめ多数の著作のなかで、唯一の山と探検をテーマにした単行本である。利便性のみを追求しがちな現代にあって、山とは、探検とはなにかを問いかけた、貴重な一書である。

    内容は、京都の青春時代の回想、学問とフィールドワークについて、今西錦司、中尾佐助、安江安宣、平井一正などとの山をめぐる交友録、探検をめぐる発言集など。
    かつて登山、探検を志向したことのある人には待望の内容になっている。

    なお、山と溪谷社も共催している「梅棹忠夫・山と探検文学賞」も今年4回目を迎え、異色の文学賞として定着しつつある。
  • 近代アルピニズム発祥の地、穂高連峰では、数々の輝かしい初登攀記録の陰で凄惨な遭難事故が起きていた。
    加藤文太郎(北鎌尾根)、大島亮吉(前穂北尾根)、松濤明(北鎌尾根)、茨木猪之吉など、名だたる登山家が槍・穂高の露と消え、前穂高岳のナイロンザイル切断事件、「松高」山岳部の栄光と悲劇など、登山史に影を落とす事故も穂高を舞台に繰り返されてきた。
    穂高における山岳遭難の歴史を振り返り、連峰に若くして逝ける登山家たちの群像を描いた話題作を文庫化。
    昭和初期から第2次登山ブームの30年代まで、穂高連峰で起きた遭難を、歴史を軸に紹介する。
  • 書評サイトHONZやベストセラー『面白い本』(岩波新書)で、
    HONZ代表・成毛眞氏(元マイクロソフト株式会社社長)が激賞。
    2008年に山と溪谷社より刊行された21世紀の奇書、ついに、文庫化!

    題字・カバー画はミュージシャンの知久寿焼さん(元「たま」)、
    巻末には、HONZ代表・成毛眞さんとHONZ編集長・土屋敦さんの対談を掲載。
    口絵や伝説的袋綴じページも再現。

    単行本刊行後から現在までを語る、著者の文庫版あとがきも掲載。
    文庫化でさらに「糞力」がパワーアップした。

    21世紀の奇書誕生!
    意識的野糞を始めて35年。
    元菌類写真家・伊沢正名氏は、糞土師(ふんどし)として、連続野糞記録3000日、
    のべ1万回以上の大記録を樹立した。

    一見、奇行とも思えるその行為の背景には、食べることばかり関心をもち、
    排泄物には興味を持たない、表層的エコロジーブームへの強烈なアンチテーゼがあった。
    雨の日も風の日も、田舎でも都会でも、はては「明日のウンコを今日出す」
    秘技をもって長時間の飛行機での移動にも耐え、自分のウンコをすべて土に返す
    という信念に殉じ、伊沢は野糞を続ける。

    なぜ、著者がライフワークとして野糞を企図するに至ったか? 
    迫り来る抱腹絶倒の試練。ついにたどりついた世界初!ウンコ掘り返し調査の全貌と、
    世界でもっとも本気にウンコとつきあっている男のライフヒストリーを通して、
    ポスト・エコロジー時代への強烈な問題提起となる記念碑的奇書を、
    より多くの人の手へ。
  • 構想35年。ヒマラヤ登山の経験を持つ作家・谷甲州が、史実を基に伝説の登山家・加藤文太郎を描ききった長編山岳小説の上巻。
    雪山登山がまだ一般的でなかった昭和初期の時代に、案内人も雇わず、ただ独り雪の北アルプスを駆け抜けて風雪の北鎌尾根に消えてしまった加藤文太郎の生涯がリアルに浮かび上がる。
    加藤の遺稿集『単独行』を徹底的に分析し、独自の解釈によって生み出された文太郎像は、新田次郎の『孤高の人』とはちがったキャラクター設定となっていて興味深い。
  • 世代を超えて多くの読者の支持を得た名著がヤマケイ文庫でよみがえる!

    京都府立大学山岳部OBで、ラトックII峰、ディラン峰などの遠征を行い、国内においても剱岳東大谷での積雪期初登記録を持つ高田直樹氏のエッセイ集。
    氏が大学山岳部時代から経験してきた山での出来事を、京都弁のタイトルのようにソフトな語り口で紹介してくれる。

    冬の剱岳での遭難体験、黒部川源流での釣りと焚き火の日々、京都北山でのひとりぼっち夜・・・。
    そこに描かれた体験と思索の数々は、山のきびしさ、やさしさ、愉しみ、苦しみを伝えながら、さらに「生きる」意味までをも読者に考えさせようとしている。

    長い間、教育者として活躍されてきた氏ならではの鋭い視点を、京都弁でやさしく包んで描いた青春の書にして文明批評の書。
  • 難渓に大イワナを求めて入った、昭和の源流釣行記。
    白石勝彦の代表作が文庫で復活しました。
    40~50cmの大イワナを求めて難渓に入渓した、昭和37年~47年までの昭和源流釣行記です。
    日本アルプス、東北、北海道などの難渓での源流釣行記11本を収録しています。
    沢登りルートとしても困難なルートが多いので、登山ルポルタージュとしても楽しむことができます。
  • 1975年5月16日午後12時30分。田部井淳子は世界最高峰に女性として初めての足跡を記した。
    「白い山」にあこがれて山岳会の扉をたたき、憑かれたように山行を重ねた青春時代。
    そして結婚し、母となってからも夢を追い続け、8848mの頂を極めるまでの半生を綴った、最初の著作がついに文庫化です。
  • 著者が日本共産党委員長として多忙を極めていた当時、政治とは対極にあるような山を舞台に、しかも玄人好みの南アルプスに、毎夏、通っていたころの山の紀行文を集めた読みもの。
    3部で構成されており、序章に「山への思いを語る」と題して、まず山の魅力、特に丹沢から道志、そして南アルプスに惹かれた経緯が述べられます。 続いて1部は「南アルプス縦走の日々」として、甲斐駒ヶ岳や北岳などの北部から聖岳、光岳などの南部まで4回に分けて縦走した山行の紀行が綴られ、2部は「花と歴史と展望と」と題して、仙丈ヶ岳、北岳、鳳凰三山、白峰三山と各山域ごとに取り上げ、その特徴を綴ったエッセイとなっています。
    1998年に刊行され、長らく品切れが続いておりましたが、このたびヤマケイ文庫として文庫化いたします。
  • ヒマラヤの大岩壁に果敢な単独登攀で挑み続けた山野井泰史。その行動と思想を克明な取材で追う。 10代のクライミング武者修行からトール西壁、冬季フィッツロイ、冬季アマ・ダブラム西壁の単独初登を経て、チョ・オユー、マカルーといった8000メートル峰の壁に挑むまでを描いた意欲作である。 山野井泰史は、沢木耕太郎著『凍』のモデルとなった登山家で、『凍』は講談社ノンフィクション賞も受賞している。
  • 1981年3月、アルプスのモン・ブランへスキー登頂に挑んだ著者は、吹雪で登頂を断念、スキーで下山中、ヒドン・クレバスに落下してしまった。16時間後に救出されるが、体温は28度の低体温。 苦しいリハビリの後に回復し、専門医となった著者は、自分の体験をふまえながら、国内の事例から低体温症のメカニズムと恐ろしさを詳述している。 著者の船木上総氏は、北海道大学医学部卒業の循環器内科医で、現在、苫小牧東病院副院長。
  • 「自然保護の父」と呼ばれたジョン・ミューアの生涯を描いた伝記。 地球環境がますます悪化していくなかで、ジョン・ミューアの生涯は、それ自体がもうひとつのアメリカ史といわれているほど、その自然哲学が見直されようとしている。
    『森の聖者』は8章からなり、その生い立ちからはじまり、国立公園誕生までの生涯が描かれている。
  • シリーズ2冊
    1,034(税込)

    日本の登山文化を支えてきた山岳専門雑誌『山と溪谷』創刊号が、80年のときを経て文庫として復刻。歴史的価値の高い80年前の文章をそのまま採録。当事の広告も掲載し、レトロな味わいの誌面を今に伝える。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    1970年代~のアウトドアファッションやグッズを懐古するためにも最適・最良の本。1970年代のアウトドアブームの発端はアメリカのアウトドアファッションやアウトドアグッズ。当時「POPEYE ポパイ」「MEN'S CLUB メンズクラブ」などでブームをリードしたのが小林泰彦氏。1977年発行『ヘビーデューティーの本』は「MEN'S CLUB メンズクラブ」の掲載記事を中心にまとめられたもの。当時の生の雰囲気を伝える本としても、『遊歩大全』『バックパッッキング入門』マニアの人気がとても高く、古本市場でも高値で貴重な存在。豊富なイラストで現代の読者でも楽しく読める内容である。雑誌中心に当時を振り返る記事が増えている現在、興味を持たれる読者は多いのではないだろうか。
  • 1967年2月、小西政継率いる山学同志会パーティは、マッターホルン北壁の冬期第3登に成功した。日本人によるアルプス3大北壁冬期初登攀の記録であり、厳寒のアルプスに懸けた熱き想いは、40年の時を経た今日でも色あせることはない。のちにヒマラヤの未踏の岩壁を次々に陥し、「鉄の時代」の牽引者となった小西政継の原点ともいえる記録が、ヤマケイ文庫でよみがえる。
  • 本多勝一の冒険や登山に関する著作を1冊にまとめ再編集した、評論、現場レポートの決定版本多勝一氏の冒険や登山に関連した代表的な著作『冒険と日本人』『新版・山を考える』『リーダーは何をしていたか』の3冊のなかから、評論と現場からのレポートを中心に再編集し1冊にまとめました。 代表作である『「創造的登山」とはなにか』をはじめ、日本人の冒険論、遭難の報道記事などで構成。解説に角幡唯介氏の『「反体制」としての冒険』を掲載。
  • 山で遭難したとき、いかにすれば生還できるのか。山を趣味とする人たちが予期せぬアクシデントに見舞われ、絶体絶命の状況に追い込まれたとき、彼らは何を考えどう行動したのか。その結果として力尽きて死んでいく者と九死に一生を得る者との差はどこにあるのか。生きて帰ることのできた者は、どのようにして生をつなぎとめていたのか・・・・・・。
    本書は、岩菅山で道に迷って17日間、最後はマヨネーズを食べて命をつないだUさん、厳冬の槍ヶ岳で豪雪に閉じ込められながら8日間を生き延びたNさんなど、ごく一般の登山者たちの生還の記録を丹念に紹介。極限状況を生き抜いた、名もなき人々へのインタビューから浮かび上がる山岳遭難の実態を紹介します。『ピッケルを持ったお巡りさん』をはじめとする山岳遭難関連書の第一人者、羽根田治氏によるルポルタージュ。
  • 芸能界一の山好きで知られ、日本トレッキング協会の理事を務める市毛良枝さんが、山と出会い、こころひかれてゆく過程を素直に綴った、初の書き下ろしエッセイ。 大の運動嫌いだった彼女が、山に登ることによって大きく変わってゆく様子が、飾りのない文章で描かれています。 初登山の燕岳から、南アルプス塩見岳、八甲田山、安達太良山、八ヶ岳、双六岳、槍ヶ岳、九重山、天城山、キリマンジャロなど、10年間の山旅はもちろんのこと、『山と溪谷』取材の裏話、登山家たちとの交友、エコロジー問題、そして自身の内面変化なども描ききった話題作。
  • 「日本の背骨」を地図で旅する列島縦断6000キロ 
    空から降り落ちた雨の行く先は太平洋か、それとも日本海か?
    その運命を決める一本の線=大分水嶺には、自然と人間にまつわる大いなるドラマが秘められていた。
    本書は分水嶺=日本の背骨にかかわる128の物語を紹介。
    嶺が作り出した興味深い話題や身近な疑問を取り上げ、肩の凝らない解説で読者を空想旅行へと誘います。
  • 大好きな山で仕事ができる、ただそれだけの理由でヘリ会社に入った篠原秋彦は、山小屋への物資輸送のかたわら、空からの遭難救助法の確立を目指す。
     ひとりでも多くの人の命を救いたい。そのために山を研究し、私生活を犠牲にして現場に飛び込んでゆく。
     そのすさまじいまでの救助の実態を、山岳遭難ルポの第一人者、羽根田 治が真実に迫る迫力で紹介

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