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『時事通信社(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全83件

  • 東京のど真ん中に
    学校の常識をみんなひっくり返している
    公立中学校長がいる!

    宿題は必要ない。固定担任制も廃止。中間・期末テストも廃止。

    多くの全国の中学校で行われていることを問い直し、本当に次世代を担う子どもたちにとって必要な学校の形を追求する、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長。

    自ら学習し、将来を切り拓く力は「自律」。
    大人が手を掛けすぎて、挙句の果てに、何でも他人のせいにするようなことにならないよう、中1から中3までの授業や行事を組みかえる。
    生徒や保護者に強く支持される学校づくりの全貌がここに。
  • 「われわれは謀略を研究し、謀略を撃滅し、謀略から身を守らねばならない。」
    ―インテリジェンス解説の決定版とも言える書が1964(昭和39)年に時事新書から刊行されていた!

    外交関係者や経営者などに読み継がれてきた不朽の名作『謀略』。現代日本におけるインテリジェンスの第一人者で、現役外交官時代から本書を愛読していたという佐藤優氏が、現在の国際情勢や自身の外交経験も踏まえた解説を加え、新装リニューアルします。

    著者は、佐藤氏が「旧大日本帝国陸軍が生んだ傑出したインテリジェンス・オフィサー(情報将校)」とたたえる大橋武夫氏。兵法を経営に生かす「兵法経営」でも知られています。

    本書では日露戦争時に活躍した明石元二郎・陸軍大佐をはじめ、ソ連のスパイだったリヒャルト・ゾルゲ、戦国武将などを例に、インテリジェンスのノウハウを解き明かします。著者の鋭い視点が光る最終章「七 謀略を考える」は必読! 会社・組織のマネジメントにも役立つ知識が満載です。


    【「七 謀略を考える」の内容例】
    ・スパイの手段
    ・スパイの手順(狙う人)
    ・スパイ防止/スパイの外見
    ・近代謀略の矢は大衆に向けられる
    ・よい工作員
    ・日本人は謀略に弱い
    ・侵略者は、悪者をデッチあげる

    60年の時を越えても色あせないインテリジェンスの考察は、日本人に警鐘を鳴らし続けています。
    地政学リスクが高まる今こそ読みたい名著、待望の復刊です。
  • 【特集】令和の日本型学校教育と第4期教育振興基本計画
    【第1章】学校・学習支援機関
    【第2章】教育行政・教育施策
    【第3章】教師
    【第4章】子供・家庭・社会
    【第5章】学びを支える理論
    各ジャンルごとに、現代日本の教育とその課題の解決を考える上で不可欠な165のキーワードを厳選し、詳細に解説!
  • 教育を「初等中等教育」「高等教育」「子どもと生活」「教師をめぐる状況」「生涯学習と社会教育」「教育の国際化」「世界で進む教育改革」「財政と教育」の8つのジャンルに分け、いじめの認知件数,子どもとインターネット、教員の勤務の状況など、最新のデータを網羅。インターネットには膨大な数字情報があふれているが、「知りたい情報」だけを切り出してくるのはかえって難しい。本書では、テーマごとに必要最低限な最新データを抽出し、徹底解説する。

    [本書内容]
    【特集】令和の日本型学校教育と第4期教育振興基本計画
    【Ⅰ】初等中等教育
    【Ⅱ】高等教育
    【Ⅲ】子供と生活
    【Ⅳ】教師をめぐる状況
    【Ⅴ】生涯学習と社会教育
    【Ⅵ】教育の国際化
    【Ⅶ】世界で進む教育改革
    【Ⅷ】財政と教育
  • 「国語のこと、ぜんぜん知らなかった!」

    これからの時代に求められる「一生ものの国語力」が身につく、まったく新しい国語入門。


    新学習指導要領、SDGs、PISA、GIGAスクール構想……
    教育環境が複雑化する中、「国語」を取り巻く状況が今、大きく変化しています。


    ・今、学校では国語をどう教えているの?
    ・そもそも「国語力がある」ってどういうこと?
    ・国語の評価の観点が変わった?
    ・学校で文学を読まないって本当?
    ・思考力を育むにはどうすればいい? etc.


    本書では、灘中学校・灘高等学校国語科教諭と
    17万部ベストセラー『子育てベスト100』著者が
    国語の「新常識」をわかりやすく解説。
    親のマインドセットをアップデートするために必読の一冊です。

    小学生・中学生・高校生の保護者のみならず、
    教員・学生・ビジネスパーソンにもおすすめ!


    【本書の特徴】
    ◎対話+実践+Q&A形式で読みやすい!
    ◎世界標準の教育プログラム「国際バカロレア」など、国語に関する最新情報が満載!
    ◎家庭で楽しみながら取り組める「問いづくり」実践を収録!
  • 学校改革の旗手・工藤勇一校長と画期的な会社経営を実践する植松努社長が「ミライの学校と社会」を描く、待望の対談。
    2人が対談で描くのは、「ミライの学校と社会」。


    「僕たちは〈人口減少社会〉を生きているのだから、そこに見合った社会の形や教育のあり方を真剣に考えなくてはならない」――植松


    「子どもたちが変わることができれば、時代とともに社会はおのずと変わります」――工藤


    これまでの成功事例が通用しない、先行き不透明な時代。
    親も教員もどうしたらよいか分からず、漠とした不安を抱えています。
    そんな時代をたくましく、課題を解決しながら乗り越えていく子どもたちを、どのように育てていくか。
    誰一人として置き去りにしない社会をつくるために、われわれは何をすべきなのか。

    教育改革者として全国から注目!
    学校の「当たり前」を見直してきた横浜創英中学・高等学校校長の工藤勇一氏。

    TED×Talksの動画は760万回再生!
    北海道赤平市で異色の会社経営を実践し、若い人たちとロケット開発や宇宙航空事業を進める植松電機社長の植松努氏。



    人口減少社会において、未来を生きる子どもたちに身に付けさせたい力、親が知っておきたい新しい常識を2人が縦横無尽に語ります。
  • 過度なマイカー依存の状態から脱却しつつ、
    自由な移動手段を確保するためには何が必要か。
    日本のモビリティの未来を考える。


     近年、高齢ドライバーによる事故が社会問題になっている。しかし、マイカーへの依存度は高く、免許返納はなかなか進んでいない。特に公共交通が貧弱な地域では、運転に不安を覚えても、自由な移動を確保するためにマイカーを手放せずにいるケースも少なくない。

     高齢化が進むなか、過度のマイカー依存状態から脱却しつつ、移動手段に困らない社会を構築するためには何が必要かを考えていかなくてはならない。

     自動運転や電動化など、モビリティは100年に1度の変革期にあると言われている。様々な技術が開発される中、日本のモビリティにはどのような変革が起こるのか。自由な移動を確保するために、これからの日本のモビリティを考える。
  • 飲食を共にすることで親交が深まるの万国共通ですが、その場で日本酒を活用すれば、日本への関心と好感度を高める上で効果的であり、日本酒をきっかけに話題をさまざまな方向に発展させることができます。ビジネストークの素材としてたいへん効果的で、国際ビジネスの武器になります。しかし、日本人だからといって日本酒をしっかり説明できるわけではありません。外国人に説明をするためには、相手の国の飲酒文化を知り、日本酒に対してどのような知識や先入観をもっているかを把握しておく必要があります。

    日本語教師を務めるためには、日本語が話せるだけではダメで、教え方のノウハウが必要です。同様に外国人に日本酒を説明するためには、一定の知識・実践ノウハウが必要です。そこで、海外で活躍するビジネスマンと、国内で外国人と交流する日本人のために、必要な日本酒の知識と、日本酒を介した外国人との交流術を、現役外交官が指南します。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ICTを活用し発達障害の児童生徒の困りごとを解決し、成長させている教師たちの実践を紹介。教師向け大好評シリーズ第5弾!


    ICTを使って多様な子どもが多様に学べる環境を実現しましょう

    ■ICT を使って子どもたちの選択肢を増やしましょう
    一人の教師が同時に何十種類もの個別対応をおこなうことは現実的には難しいと思います。

    だけどそれでも、可能な範囲で、教師がいろんな学びの選択肢を出せるようにしていきたいのです。

    違いに対して寛容な子どもたちが育つのは、みんなが自分に合った学び方をしてる教室環境だと思うからです。


    ■大切なのは「スキル」ではなく、子どもたちを「理解すること」です
    一人一人の子どもの、適切なアセスメントに基づいて、目標を設定し、どのような方向性でどのような支援をしていくのか、見立てをおこないながら実践していきます。

    本書の執筆陣の多くは、特別支援教育に携わっており、ICT を活用した支援を日々実践しています。

    その中でも「これはかんたんに取り組めて子どもが学びやすくなった」というスキルを紹介しています。


    ■「UD」とは障害の当事者だけでなく、すべての人に役立つものです
    「この子の困難さを軽減するために」と狙っておこなった支援が、実は別の子にとって嬉しい支援となることもあります。

    発達障害の子どもをサポートするユニバーサルデザインの授業は、実は発達障害の子どもだけでなく、誰にとっても嬉しいものになることが多いからです。


    多様な子どもたちがいるんだから、先生のほうも多様な学び方を保障できるようになりたい。
    そのためには先生が学び方の選択肢をたくさんもっていて、クラスの子どもたちの実態に応じて、ICT 活用を含めた複数の選択肢を提示できるようになりたい。

    そんな思いを込めて本書を送り出します。全国の子どもたちと先生方の、笑顔と安心につながることを願っています。

    執筆者を代表して 鷲尾すみれ

    ((本書P.2-P.5 "はじめに"より抜粋)
  • 好かれて応援される企業は、何が違うのか?
    「一人の"人格”を持った人」として「ブランド」をとらえる、老舗の広告代理店の大広が培った、次世代のブランディングの秘伝。
     
    「好かれる企業」は、「やさしい」「親切」「活気がある」「挑戦的」というように、まるで友だちであるかのように語られます。
     それは、企業の「らしさ」「個性」を、無意識に人と同じ「人格」でとらえているからです。

     会社も、同じ業種・業態であっても、人のように性格も役割も違います。
     成長する過程で、賛同し支援してくれる仲間を集め、成長と変革を実現していくのです。

    「ブランド人格」によって、

    ・理解されやすく、他と区別しやすいため、共感を得られます。

    ・築かれる良好な関係は、他に替えがたく、永く続いていきます。

    ・次の提案も受け容れやすく、経済活動の好循環を実現します。

    ・戦わない、共鳴・共創の次世代マーケティングが作られます。

     本書では、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」だけで不足していた、これからの時代にあった視点を提示した、次世代のブランディングについて、具体的な実践事例を上げながら、ワーク形式で述べます。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ChatGPTを授業や校務で活用している教師らがプロンプトの実例を紹介。教育における効果的で安全・安心なAIの使い方が分かる。

    AIを活用している教師たちのスゴイ実践例が満載!

    ◎AIから人に質問させて自分の考えを整理する

    ◎AIをグループ活動のメンバーに入れる

    ◎無限に英単語クイズを出題させる

    ◎雑務をAIに任せて教師は本業に集中する!


    ■17のスキルを収録■

    超実践的なAIの教育利用を紹介します。

    「個別最適な学び」を実現する / 「深い学び」につなげる / 生徒の「多様な学び方」をサポートする /「働き方改革」に活用する

    これを読めば教師の仕事はもっと面白くなる!


    ■ 私たち教師は子どものためにAIを「自分事」として捉える責任があります

    私たち教育関係者が認識したいのは、これは「未来」の話ではなく、「今」の話だということです。AIは、次代を担う子どもたちにとって、身近なもの

    になることは確実でしょう。今、AIを他人事と捉えるということは、教育界においては「無責任」であると断言してよいレベルだと私は考えます。

    ■ AIを扱うための「言葉」をイメージする力が必要です

    専門知識の代わり重要なのが、どのような言葉を使えば何ができるのかという「基礎的なイメージ」をもつことです。

    本書では、ChatGPTの基本的な活用方法、その授業への転用、さらには仕事での応用まで、具体的な例を用いて解説しています。

    2024年度以降、GIGAスクール構想の第二幕は、より深いICT活用が求められるシーンとなっていくことでしょう。ぜひ、本書を片手に、ChatGPTとチャットを交わして、読者のみなさまのスキルアップのお役に立てればと願っております。教育への情熱や深い知見をもつ先生方とともに、子どもたち一人ひとりに最適な教育を提供できる世界を一緒に創っていくことができれば、うれしく思います。

    2024年2月 田中善将

    (本書P.2-P.5 "はじめに"より抜粋)
  • 月経を正しく学ぶと子どもは自立する!
    金メダリストなどもサポートしてきた著者が、
    誰でも今すぐできる「月経教育」の始め方を伝授。

    --------------------------------------------------------------
    ・10代から50歳ごろまでの女性には毎月生理(月経)があります。
    ・それは健康の証。特別なこと、恥ずかしいことでもなく、当たり前のことです。
    ・3ヵ月以上月経が来なかったら、脳からのサインかも。すぐに受診しましょう。
    ・月経がつらかったり、普段と違うことがあったりする場合も、受診しましょう。些細なことでも構いません。
    ・月経と上手に付き合うために、普段から記録して、自分を知ることが必要です。
    ・自分のからだを知ることで、自立し、成長することができます。

    本書で提唱する「月経教育」をかんたんにまとめると、こういうことです。
    でも、これだけでは月経教育は半分しか完成しません。
    あと半分は何でしょう。それは、子どもと大人が、気軽かつ当たり前に、月経についてオープンに話し合うことができるようになることです。

    子どもたちのよりよい人生のために、真剣に生理の話をしよう。

    性別に関係なく、みんなで。今日から。
    そのために大人ができることを、この本でお伝えします。(本書「はじめに」より)
    --------------------------------------------------------------


    【本書もくじ】
    はじめに ―月経について知ることが、よりよい人生につながる理由
    第1章 いま「月経教育」が必要な理由
    1「月経教育」のファーストステップ
    月経についてどう捉えていますか?
    月経教育の基本=「月経が来てよかった」と思えるようになることです!

    2「月経」についてのよくある誤解
    性別に関係なく、月経についての誤った認識があふれています
    大人が月経を理解していないと、子どもは悩みを打ち明けられません!
    一人で対応しようと思わなくても大丈夫です(特に男性)
    月経の感じ方は人それぞれです
    「ピル」や「鎮痛剤」は、強い味方になります

    3「月経教育」の最終目標
    月経教育の「最上位目標」は子どもの「自立」です!
    私が見た、月経教育で自立したジュニアアスリートたち


    第2章 今さら人に聞けない「月経」の基本
    1「月経」の基本を知ろう
    女性の体内では約1ヵ月で「3つの周期」+「月経」のサイクルが繰り返されています
    初経は「成長スパート」の約1年後にやってきます
    月経には主に2つのホルモンが関わり、ホルモン分泌は3つの器官で調整されています
    月経は「脳」がつかさどっていることを理解することが重要です
    女性の月経期間中の心身の変化には「ホルモン」も強く影響しています

    2 月経と女性の体に起きる変化の関係
    月経周期において、女性の体温は顕著に変化します
    風邪を疑うほど体温が上がる人もいます
    ホルモンが心身に不調をもたらすこともあります
    月経痛は若年から、PMS は成長につれ現れる人が多いです
    月経随伴症状がつらい場合は、ためらわずに受診しましょう


    第3章 「月経教育」をしよう(1) ―基本編
    1「月経教育」をおこなうためのマインドセット
    「自分で決断」できるようになることを目指します
    まずは自分で状況を説明できる力を育てましょう
    よくも悪くも子どもは大人の言う通り行動しがちです
    とんでもない思い込みをしている子どももいます(=ゼロから教える必要性)
    「子ども最優先」で考えれば、何が必要か見えてきます
    大人みんなで月経教育をしましょう

    2 月経を「見える化」しよう
    女性でも意外に正確な「月経周期」の数え方を知りません
    月経周期を記録しましょう(誰かと一緒にやるのがコツです)
    慣れてきたら月経の「状態」を記録していきましょう
    「基礎体温」も記録していくのがベストです
    基礎体温は「婦人体温計」で計測します
    スポーツをしている子どもは体重も記録していくとなおよいです
    不調の場合は、「セルフチェックシート」に症状を書き出してみましょう
    記録したデータは大人が定期的にチェックしフィードバックしましょう

    3子どもの「相談力」を高めよう
    月経について「助けて」と言える子どもを育てるコツがあります
    男性でもできるサポートはたくさんあります
    完璧を目指さず、できることからゆるくはじめてみましょう

    4「病院に行く」を当たり前にしよう
    医師とつながるのも「月経教育」の大きな目標です
    月経についての受診ですぐに内診することはありません
    婦人科の医師も「何かあればすぐに受診してほしい」と願っています
    大事なのは、「何をどうしたいのか」子ども自身が医師に自分の状態を伝えることです


    第4章 「月経教育」をしよう(2) ―対処編
    1 痛みがある場合の対処法
    基本は血行を改善することです
    鎮痛剤の服用は悪いことではありません
    ジュニアアスリートの場合は禁止薬でないか必ず事前確認してください

    2 ピルを使った月経調節
    ピルは「怖い」というイメージはつくられたものです
    欧米ではピルは一般的で、アスリートにも浸透しています
    ピルには種類があり、使用する目的に合わせて選択します
    継続して服用する方法と、一時的に服用する方法があります
    ピルには副作用があります
    使用するなら月経調節をしたい時期の3ヵ月前から使いましょう
    ピルの服用によりパフォーマンスが落ちることはありません

    3 月経期間中の「貧血」に気を付ける
    「鉄欠乏性貧血」になりやすいです
    倒れなくても貧血になっていることがあります
    食事や睡眠などが重要です


    第5章 「無月経」の怖さを知ろう
    1最大級に警戒すべき「無月経」
    正常な月経周期は「25~38日」です
    無月経は、体が生命活動を優先し生殖活動を止めている状態です
    無月経は「骨」をもろくし、最悪「骨粗しょう症」に至ります
    10~20代女性の骨密度の低下は、一生に悪影響をもたらします
    無月経はすぐには回復しません
    「競技をやめれば無月経は回復する」という割り切り方は危険です

    2 無月経の防止と対処
    消費した量のエネルギーは必ず補充してください
    体重増加を怖がるジュニアの選手たちに伝えることがあります
    エネルギーの「好循環」がパフォーマンスをあげます
    食事制限から摂食障害になることもあります
    どうしても減量しないといけない場合は「ゆるやか」にしましょう
    保護者や指導者は「ストッパー」を自覚しましょう
    異変がある場合はメンタル面も診てもらえる病院をおすすめします
    「3主徴」から「RED-S」の時代に変わっています

    おわりに ―月経教育がひらく未来
  • 世界のビジネスエリートが、アートの世界に関心を持っていることがしばらく前に話題となりました。
    先行き不透明な時代において、論理的思考(サイエンス)を乗り越える創造性開発(クリエイティブ)の観点から「対話型アート鑑賞」の可能性に注目が集まったためです。


    その後、知識としての「アートを学ぶ」「アートを鑑賞する」スタイルから一歩踏み出し、
    「アートを感じる」ことで、感性、共感力といった非認知能力を高めたり、これまで常識とされてきた「思考の枠組み」を揺らしたりすることで、多角的な視点を得たり、多様性を感じることで、自らを変化させていくきっかけとしての「対話型アート鑑賞」にもさらに関心が集まっています。

    本書では、フランス・パリのポンピドゥーセンター(国立近代美術館)にも収録された「障がい者アート」の作品等を真ん中に置いた「対話型アート鑑賞」の実際を紙上体験します。
    そこでは、私たち自身の「脳が脱皮する」ような感動と、新しい体験を得られることを伝えます。

    繊細な感性や、超人的な集中力から生まれる作品の圧倒的な迫力を持つ「障がい者アート」は、VUCAと言われる時代に、新しい価値を生み出す原動力があるとして世界の最先端でも、期待が集まっており、企業の人材育成・研修においても、新たな方法として注目を集めています。


    【本書目次】
    はじめに ー障がい者アートを巡る旅/「フクフクプラス」のソーシャルデザイン

    第1章  ようこそ『脳が脱皮する美術館』 へ
    障がい者施設から世界的アーティストが誕生/妻の死により、私自身が鬱病となる/社会問題を解決する「ビジネスモデル」の構築/フクフクプラス3人の仲間たち/      「対話型アート鑑賞」の魅力と効き目/人材育成のツールとしても強力

    第2章  「対話型アート鑑賞」を紙上体験
    障がい者アートと対話してみよう/同じ絵でも、人それぞれ見え方が違う/個々に異なるものをつなげるのもアートの力/他者理解と多様性の受容/枠組みの中では考え付かなかった「斬新な発想」/対話の難しさと、大切さを実感/分け隔てなく暮らしていけるようにしたい/参加者の感想・感激コメントありがとう

    第3章  LGBTQダイバーシティー&インクルージョン
    視野障がい者の父を見て育った子ども時代/福祉の仕事を通じて見えてきたもの/福祉の現場を変えていきたい/LGBTQも障がい者も、実は身近な存在/当事者として生きること

    第4章  障がいのあるアーティスト訪問
    障がいのある人が「働く」ことの意味/アート活動は仕事と言えるのか?/仲間同士が刺激し合って相乗効果/どこからどこまでがアートなのだろう/よく観察し、対話することで、異能のアーティストは育つ

    第5章  アートでおしゃべり・サイレント
    音のある世界と、ない世界/コミュニケーションの本質って何だろう/静寂世界のリアルを疑似体験/障がいのある世界を知ることで、ユニバーサルな社会を構想

    第6章  「シブヤフォント」革新的なチームビルディング
    敏腕プロデューサー磯村歩と「シブヤフォント」/ 最強のチームの力で福祉を変えていく/元航空管制官・蔭山幸司と「シブヤフォント」/対話型アート鑑賞・アートファシリ!シブヤ

    第7章  人のつながりが生む、最強のチームづくり
    空のチームマネジメントとは/「対話型アート鑑賞」×「空のチームマネジメント」/優れたチームを生み出す職場

    おわりに
  • 鼻の病気で悩んでいる人が増えています
    アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎――くしゃみ、鼻水、鼻づまり
    病院へ行くと2時間待ちの1分診療
    終わりのない治療をこの本がスッキリ解決します!

    【本書目次】
    改訂にあたって
    はじめに
    【図解1】アレルギー性鼻炎のタイプと副鼻腔炎の見分け方
    【図解2】重症度と治療のタイミングを知っておく
    【図解3】アレルギー性鼻炎の治療法
    【図解4】鼻の不調がさまざまな病気を引き寄せる

    第1章 アレルギー性鼻炎 症状が進むとこんなに怖い
    【病気を知る前に】 1分診療が続いているあなたへ
    【診療で感じる疑問と不安(1)】 鼻の中で何が起こっているの?
    【診療で感じる疑問と不安(2)】 症状の重症度はどう決めるの?
    【診療で感じる疑問と不安(3)】 治っているか、治っていないのか分からない
    【診療で感じる疑問と不安(4)】 いま受けている治療がベストなの?
    【診療で感じる疑問と不安(5)】 アレルギー性鼻炎にまちがいない?
    【放っておいてはいけない理由(1)】 アレルギー性鼻炎を治さないと損をする
    【放っておいてはいけない理由(2)】 その不調は耳鼻科でなければ治らない!?
    【放っておいてはいけない理由(3)】 患者に負担をかけない鼻の手術法が主流
    [コラム] ネブライザーについて

    第2章 アレルギー性鼻炎 つらい症状の原因と検査を知ろう
    【アレルギー性鼻炎の基本(1)】 そもそもアレルギー性鼻炎とは?
    【アレルギー性鼻炎の基本(2)】 季節性と通年性がある
    【アレルギー性鼻炎の基本(3)】 なぜアレルギー反応が起こるのか
    【アレルギー性鼻炎の基本(4)】 抗原しだいで症状は1年中続く
    【アレルギー性鼻炎の基本(5)】 発症する人しない人
    【アレルギー性鼻炎の症状(1)】 アレルギー性鼻炎のつらい三大症状
    【アレルギー性鼻炎の症状(2)】 アレルギー反応で鼻水が過剰に分泌される
    【アレルギー性鼻炎の症状(3)】 不快な鼻づまりはどうして起こるのか
    【診断基準(1)】 受診前に知っておくべきこと
    【診断基準(2)】 受診前にこれだけは準備しておこう
    【診断基準(3)】 問診で聞かれることは?
    【診断基準(4)】 どんな検査で診断が確定するのか

    第3章 アレルギー性鼻炎 4種類の治療法とその効果 
    【治療の基本(1)】 アレルギー性鼻炎の治療は四つある
    【治療の基本(2)】 「重症度」と「病型」、「通年性」と「季節性」で治療が変わる
    【[治療1] 薬物療法】 薬物療法の基本 薬は効果と即効性・副作用から選ぶ
    【[治療1] 薬物療法】 抗ヒスタミン薬(1)― 自分に合う「抗ヒスタミン薬」を見つけよう
    【[治療1] 薬物療法】 抗ヒスタミン薬(2)― 第1世代から第2世代へと開発が進んだ抗ヒスタミン薬
    【[治療1] 薬物療法】 抗ヒスタミン薬(3)― 最強・最適の抗ヒスタミン薬を見つけよう
    【[治療1] 薬物療法】 抗ロイコトリエン薬― 鼻づまりが強いなら「抗ロイコトリエン薬」
    【[治療1] 薬物療法】 鼻噴霧用ステロイド薬― これからの治療の中心になる鼻噴霧用ステロイド
    【[治療1] 薬物療法】 経口ステロイド薬― よく効くが副作用もある経口ステロイド
    【[治療1] 薬物療法】 点鼻用・経口血管収縮薬― 市販薬にも配合されている血管収縮薬は注意が必要
    [コラム] 抗ヒスタミン薬をどう処方するか
    【[治療1] 薬物療法】 そのほかの薬剤― 選択肢が広がるアレルギー性鼻炎薬
    【[治療1] 薬物療法】 漢方薬― 「漢方薬に副作用がない」は大きな誤解
    アレルギー性鼻炎の薬一覧
    【[治療1] 薬物療法】 薬物療法のまとめー 治療薬を、効果・即効性・副作用でそれぞれ比較
    【[治療1] 薬物療法】 薬の選び方― どっちを選ぶ? 先発薬と後発薬、市販薬と処方薬
    【[治療1] 薬物療法】 薬の処方のしかたー 薬の処方はオーダーメイド
    【[治療2] アレルゲン免疫療法】 アレルゲン免疫療法の基本― アレルギー体質を根本から改善する「免疫療法」
    【[治療2] アレルゲン免疫療法】 アレルゲン免疫療法の効果― 免疫療法の効果と注意すべきこと
    【[治療2] アレルゲン免疫療法】 アレルゲン免疫療法の方法(1)― 抗原を注射する「皮下免疫療法」
    【[治療2] アレルゲン免疫療法】 アレルゲン免疫療法の方法(2)― 自宅でもできる「舌下免疫療法」
    【[治療3] 手術療法】 手術療法の基本(1)― 「手術療法」は最新の有効治療法
    【[治療3] 手術療法】 手術療法の基本(2)― こんな人に手術は向いている
    【[治療3] 手術療法】 手術療法の基本(3)― 鼻の構造と手術する部位を知っておこう
    【[治療3] 手術療法】 手術療法の基本(4)― どのような手術があるのか知っておこう
    【[治療3] 手術療法】 実際の手術法(1)― 下鼻甲介の粘膜を変性させる「レーザー手術」
    【[治療3] 手術療法】 実際の手術法(2)― 「下鼻甲介手術」は、格段に進化している
    【[治療3] 手術療法】 実際の手術法(3)― 鼻腔ほぼすべての神経を切断する「後鼻神経切断術」
    【[治療4] 抗原除去と回避】 セルフケアの基本― アレルギー性鼻炎になりにくい生活をしよう
    【[治療4] 抗原除去と回避】 抗原除去と回避の方法(1)― 抗原を鼻の中に入れない生活の工夫
    【[治療4] 抗原除去と回避】 抗原除去と回避の方法(2)― 付着した抗原を洗い流す
    子どもと妊婦の治療 子どもと妊婦のアレルギー性鼻炎
    [コラム] 鼻アレルギー日記をつけよう

    第4章 ―アレルギー性鼻炎とまちがえやすい鼻の病気― もしかして副鼻腔炎?
    【副鼻腔炎とは】 副鼻腔の粘膜が腫れたり、膿がたまる状態が続く
    【慢性副鼻腔炎】 高齢化で「慢性副鼻腔炎」が増えている
    【慢性副鼻腔炎の検査】 慢性副鼻腔炎の正しい診断には画像検査が必要
    【慢性副鼻腔炎の薬物療法】 抗生剤を少しずつ投与して粘膜の状態を改善させる
    【慢性副鼻腔炎の手術方法】 医療技術・システムが格段に進歩している
    【好酸球性副鼻腔炎とは】 「好酸球性副鼻腔炎」は難病の副鼻腔炎
    【鼻中隔弯曲症とは】 鼻の構造が問題なら薬を飲み続けても治らない
    【血管運動性鼻炎と鼻の腫瘍】 自律神経が乱れ鼻水がコントロールできない
    [コラム] CTの見方

    第5章 病院に行く前にこれだけは知っておこう
    【よい医療機関の選び方(1)】 診療所と病院の守備範囲を知っておこう
    【よい医療機関の選び方(2)】 鼻の治療に力を入れている病院の探し方
    【よい医療機関の選び方(3)】 免疫療法を受けられる医療機関の探し方
    【よい医療機関の選び方(4)】 どんな医療機関で手術を受けるのがいい?
    【鼻手術の実際】 手術時間から起こりうる合併症まで
    【病院で言いたいこと・聞きたいこと(1)】 医師に必ず確認すべきこと、伝えるべきこと
    【病院で言いたいこと・聞きたいこと(2)】 薬選びの希望ははっきり言おう
    【病院で言いたいこと・聞きたいこと(3)】 聞きにくい質問に答えます
    [コラム] 高額療養費制度とは
  • 文部科学省「英語教育実施状況調査」の「中学生の英語力(都道府県・指定都市別)」で4回連続日本一を実現したさいたま市。その教育に注目が集まっています。

    「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの技能(4技能)を発達段階に合わせてバランスよく身に付け、単なる言語の運用にとどまらず、「グローバル社会を生き抜く力」を重視した「さいたまメソッド」。

    前教育長がそこに至る軌跡と本質をすべて公開します。さらに、家庭で取り組める環境づくりや学びのコツも具体的に詳しく解説。移住しなくても、おうちで簡単に「さいたまメソッド」が実践できます!

    「学校教育だけでは英語を話せるようにならない」
    「単語や文法の学習が中心で英語が嫌いになる」
    ―そんな従来の学校教育のイメージを覆す「これからの時代に本当に必要な教育」のヒントが満載です!

    「第7章 国際人として歩み始めた子どもたちへ」では、教育界(アカデミア)と経済界の視点からこれからの英語教育を考える対談を2本掲載、変化の激しい時代のグローバル社会で生きてゆくヒントがちりばめられています。

    東京大学公共政策大学院 教授 鈴木 寛×細田眞由美
    日本マイクロソフト株式会社 執行役員 中井陽子×細田眞由美


    【本書目次】

    はじめに

    序章 「世界基準の英語力」の原点

    第1章 全国トップクラスの英語力をどう実現してきたのか

    第2章 仕組みから変えた公立学校10万5000人の英語教育「さいたまメソッド」

    第3章 先行き不透明な時代にグローバル基準の教育を求める

    第4章 小・中・高12年間の連続性を重視した「世界基準の英語力」を育むために

    第5章 家庭で取り組む英語環境づくり「さいたまメソッド」

    第6章 「世界基準の英語力」を武器にした子どもたちのチャレンジ

    第7章 国際人として歩み始めた子どもたちへ

    終章 ビヨンド・さいたま―さいたま市を超えて日本中の皆さんと考えたいこと

    おわりに
  • 学校法務のエキスパートである法律事務所が、
    学校の法的課題の解決法をQ&Aで具体的に提示する『学校の法務 問題を解決するQ&A』の改訂新版。

    学校安全や在学契約、教員の労働環境等、従来からある課題はもちろん、
    最新の法改正に関する課題にも対応すべく、内容を刷新し大幅に増ページしました。

    注目は、2023年4月に成立・2025年4月施行の私立学校法一部改正。
    学校法人の管理運営制度が大きく変更されることを受け、施行日までに改正法に準拠した運営制度・体制の整備が求められる私立学校の管理職や理事会関係者等の疑問に答えていきます。

    さらに、2022年4月に全面施行となったハラスメント防止法や改正個人情報保護法に関する課題、いじめや在学契約、教員の労働環境といった課題についても徹底対応しています。
  • マネジメント不全による企業・組織の不祥事が相次ぐ。
    失敗したリーターに共通した特徴は部下の「諫言(かんげん)」を容れなかったこと。
    忖度をして、上長にもの申さない部下、忠言を排除する管理職は組織を蝕む。

    中国・唐の時代、道徳文化国家として三百年にわたって栄え、太平の世を築いた皇帝・太宗は臣下に積極的に「諫言」を求めた。

    唐では官職「諫議大夫」が置かれ、君主にもの申すのをその役割とした。太宗は徹底して自己抑制のできる君主だった。臣下の諫言をよく聴き、軌道修正に躊躇しない。トップの度量、迎合しない部下。ここには組織のマネジメントの理想がある。

    太宗と群臣の対話を記録し、リーダーの姿勢を説いてやまない『貞観政要』。
    東芝欧州代表、経団連専務理事、中日本高速道路代表取締役会長CEO、横綱審議委員会委員長を務めた著者がこの古典を読み解く。

    新人社員時代に接した土光敏夫氏ら仕事で出会った人々、永年読み込んだ古今の典籍に基づく豊富なエピソードもふんだんに交えた親しみ深い一冊。

    第二章では、人物を涵養(かんよう)する書物として指導者に広く読まれ続ける中国・明代の『呻吟語』に基づき、リーダーのあるべき姿について考える。第三章の「企業の社会的責任」では、現代の企業の社会的責任(CSR)について考察する。
  • 50歳を迎えた青木さやかが、91歳のシスターに教わった、
    人生後半を機嫌よく生きるヒント。

    * * *

    友達に話す。
    自分に話す。
    神様に話す。‥
    「話す」ことの大切さとは――
    ネガティブな感情と向き合うコツは――



    【本書目次】
    はじめに ― (青木さやか)

    CHAPTER1 話せば、人生うまくいく
    ・五十歳は自分を見つめ直す良いチャンス。
    ・話すことで自分の心の中に光を当てる。
    ・自分の感情を摑まえる訓練をする。
    ・自分を責めない、否定しない。
    ・辛い出来事の中にあるメリットを考えてみる。
    ・人の悩みを吸い込まない。
    ・物事には必ず両面があることを心に留めておく。

    CHAPTER2 ネガティブな感情と向き合うコツ
    ・感謝の瞑想をする。
    ・孤独を感じたときは感謝する。
    ・嫉妬する自分も「いいな」と思う。
    ・「あの人が嫌い」と思ったときは、自分を知るチャンス。
    ・評価は「あればいい」くらいのもの。自分から追い求めない。
    ・無理しそうなときは、話して思い込みをチェックする。
    ・自立した人間になることで、人と深く付き合える。
    ・自己肯定感は、自分で高められる。
    ・事実が先。気持ちはあと。伝え方で親子関係は変えられる。
    ・価値観が合わない人とは縁を切るのではなく「距離を置く」。
    ・誹謗中傷から心を守るコツは「なるべくポジティブ」。
    ・相手の全てを知っていなくても友達は友達。
    ・傍にいるだけでも相手を大切にすることができる。
    ・亡くなってからも心の中での繫がりを大切にする。
    ・機嫌よくいるというのは、心穏やかであるということ。
    ・ポジティブな感情を摑まえて、機嫌のよい人になる。

    CHAPTER3 自分と仲良く生きるには
    ・自分で自分の親になり、自分を認め大切にする。
    ・自分で自分を認めることで力を発揮できる。
    ・お金の不安は具体的に。
    ・成功よりも成長することを大切にする。

    CHAPTER4 視点を変えれば人生は変わる
    ・「気づきは癒やし」。感情を押さえ込まない。
    ・辛いことはノートに書いてやり過ごす。
    ・成長のコツは「視点を変える」と「自分を責めない」。
    ・短所を短所と決めつけない。
    ・若い頃の辛いできごとも、自分の糧になる。

    おわりに ― 読者の皆さんへ(鈴木秀子)
  • 奨励会制度導入後、奨励会への入会経験がなく
    プロになった棋士はいない
    奨励会に入ることすらできなかった
    サラリーマンが夢を叶えた道のりを綴る初の著書


    ほとんどの人は、奨励会に入ることもできなかった者が、プロになることなどできないと考えるだろう。
     しかし私は、プロになることができた。(中略)
     では、なぜそんな私が、奨励会に入ることもなくプロになることができたのだろうか。半生を振り返りながら、私自身も、その答えを見つけ出したいと思う。―本文より



    岩手県釜石市出身の著者は、高校生の時に東日本大震災の津波で自宅が流失するという困難に見舞われながらも、プロ棋士になるという夢をあきらめず、何度も壁に跳ね返されながら、「非正規コース」で夢を勝ち取った。そんな異色の棋士がこれまでの経験や想いを綴る初の著書。


    【本書目次】
    第一章 将棋との出会い~ 奨励会に挑戦
    プロローグ
    突然の異変と将棋との出会い
    八人だけの将棋大会
    弟と一緒に教室に通う
    初めての全国大会
    兄弟で決勝の舞台に
    朝日アマ名人戦岩手県代表に
    中学三年で奨励会を受験
    二勝三敗、挑戦は終わった
    インタビュー(1) 土橋吉孝さん

    第二章 高校入学~東日本大震災
    私の故郷、釜石市鵜住居
    釜石高校に入学
    県内の強敵に苦戦
    菅井竜也四段との対局
    被災
    家が流された?
    「釜石の奇跡」
    十一メートルを超える津波
    避難所生活
    将棋が精神面の支えに
    家の土台からトロフィーと盾が見つかる
    島先生からの扇子

    第三章 大学入学~二度目の奨励会挑戦
    岩手県立大学に入学
    将棋部を立ち上げる
    学生名人戦で優勝
    アマ名人を獲得
    プロ相手の公式戦で初勝利
    奨励会三段リーグ編入試験の受験資格
    二度目の奨励会挑戦
    再び夢破れる
    これで未練なく就職できる

    第四章 サラリーマン生活~プロ編入試験の受験資格獲得
    システムエンジニアとして働く
    仕事優先の生活
    職団戦で優勝
    コロナ禍をきっかけに将棋と向き合う
    再び訪れたチャンス
    退路を断つ
    竜王戦で四連勝
    序盤の研究にAIを活用
    無職の生活とお金の不安
    受験資格まであと一勝
    嬉しいというより、ほっとした
    資格を得ることができた要因
    師匠とのランチ
    試験官を誰にするか
    心を許せるアマ棋界の仲間

    第五章 プロへの挑戦
    遠山雄亮先生からのアドバイス
    平穏な気持ちで盤の前に座る
    編入試験第一局
    研究がうまく生きた一局
    編入試験第二局
    作戦は失敗したが崩れず指せた
    眠れない夜
    編入試験第三局
    後悔の一手
    振り飛車への対策
    編入試験第四局
    大きな落とし穴
    長い一日が終わる
    インタビュー(2) 遠山雄亮 六段
    インタビュー(3) 北島忠雄 七段

    エピローグ
    おわりに

    [棋譜]棋士編入試験五番勝負
  • 人類の危機を救うために専門知を結集させる〈総合知〉は可能なのか 新型コロナウイルス感染症を総括して、未来に託す!

    総合知とは、各人が各々の専門知を持ち寄って、相互流通性を確立することで、目の前に実際にある社会的な問題を具体的に解決してゆこうとする、総合的な知のあり方だということになる。となれば総合知は専門家一人では成しえない。
    ──瀬名秀明

    深刻な問題ばかりでなく、雲のサイエンスを楽しく語り合うこともまた、サイエンスコミュニケーションの妙味である。今はまだ先が見えないが、いつかきっと霧は晴れると信じたい。
    ──渡辺政隆

    本書の前半〔第九章まで〕は、瀬名による8名の専門家へのインタビュー(執筆は渡辺が担当)を収載。新型コロナ対策を政府に助言してきた専門家会議・有識者会議のメンバーである押谷仁、国のクラスター対策に携わり自ら感染拡大防止のクラウドファンディングも立ち上げた小坂健(ともに東北大学教授)という感染症のエキスパートに加え、医師や法学者、社会心理学者、科学哲学者、物理学者、宗教人類学者との対話を通して、新型コロナ・パンデミックという「大災害」の実像を、医療の最前線だけでなく、そこに否応なく巻き込まれた社会や個人の側からもあぶり出していきます。また後半では、新型コロナや次なるパンデミックを人類が乗り越えるための鍵として、専門知の限界を打破する「知の統合」に焦点を当てます。専門家たちとの対話から得た知見を基に、瀬名と渡辺の二人は、専門知を超えた「総合的な知」のあるべき姿を模索して、さらに議論を重ねていきます。

    日々のニュース報道からだけではうかがい知れない関係者の奮闘や苦悩、新型コロナを巡る社会不安の中で生み出された膨大な量の言説、そして危機にあってこそ光を放つ古典の鍛え抜かれた思想。これらを丹念にすくい上げる長い旅路ののち、作家が見出した〈総合知〉の眺望とは⸺⸺。パンデミックの行く末を照らし、「ポストコロナ」「withコロナ」の社会のありようを探る、現代人必読の一冊です。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    企業ミュージアムは、「ミュージアム」というアカデミックな領域と「企業」というビジネス領域の両方にまたがるバッファーゾーンにある。そして運営を担う企業の広報、ブランディング、宣伝、人事などと多様に連携する組織である。本書では、企業が手掛けるさまざまなミュージアムの役割や機能、可能性についてPRのプロフェッショナルが紹介する。

    企業ミュージアム――そこには訪れた人の心を揺さぶる、何かしらの価値がある。企業ミュージアムの二大テーマは、その企業のルーツと、その企業が属する産業そのものの魅力を紹介することだ。良くできた博物館には、とにかく隙がなく、大人向け、子ども向け、あらゆる趣向が巡らされている。
     また、その企業が生み出してきた商品紹介に加えて、その商品が世の中に出たことで、社会がどのように変わったのかということを実感してもらえることも重要。中には、大事故を起こしてしまった、とか。異物を混入させてしまったとか、そうしたいわば「黒歴史」を、正々堂々と公開しているところもある。これも企業ミュージアムの魅力の一つだ。

    企業ミュージアムは、顧客と直接触れ合える場なので、作り手の方のテンションも上がる。コロナ禍でも多くのミュージアムが閉館せずに続いているのは、そうした理由も大きい。経営者と従業員の心をつなぐ、従業員同士の心をつなぐ、作り手の先にいるお客さまとの触れ合いを生む。そうしたコミュニケーションに、企業ミュージアムは貢献している。

    企業ミュージアムに代表されるPRは〈狭く、深く〉。企業や業界そのものを、どれだけ学ぶことが楽しいもの、楽しみながら学べるもの、エンタメに昇華できるか、ということが博物館のキモの部分となっている。本書ではその魅力を伝える。
  • 約1年でフォロワー8.2万人!
    人気の Instagram 「エシカルなまいにち」
    梨田莉利子さんの初書籍。
    (エシカルライフ歴10年以上・エシカルライフ研究家)

    今日からできるSDGs
     
    今、自治体やSNSで注目されている「エシカル」(=社会・環境にやさしい)な暮らし方のアイデアが満載です。


    【本書もくじ】
    第1章 ゆるっとエシカルライフのすすめ
    ・私のエシカルライフ 3つの基本
    ・エシカルライフは今日からはじめられる
    ・やめたら快適になった「使い捨て」
    ・「買わなくても作れる」を見つける
    ・スーパーや生協でエシカルライフを見つける
    ・エシカルライフを楽しく続けるために
    ・エシカルライフはお財布にもやさしい
    [Column]憧れの人、その暮らし 人に寄り添うハーブの力 −萩尾エリ子さん

    第2章 台所から始めるエシカルライフ
    ・台所からプラごみを減らす
    ・ラップの使い捨てをやめる
    ・使うほど良さがわかる「さらし」
    ・まいにちの食器洗いをエシカルに
    ・食器洗いで水を汚さないための工夫
    ・家庭内の食品ロスを減らすには? 
    ・手作りすればごみが減る3つのもの
    ・マイクロプラスチックを出さないお茶生活
    ・昔ながらの知恵を暮らしに生かす
    ・ごみ箱ひとつで暮らしてみたら
    ・都市生活でも続けられたわたし流コンポスト
    ・ごみを出す時の小さな心がけ
    [Column]憧れの人、その暮らし 「なるべく自然に近い暮らし」を実践 −服部雄一郎さん

    第3章 いつも暮らしにエシカルを! 
    ・きっかけは使い切れないほどの洗剤の山
    ・お風呂・トイレ・洗面台・衣類のナチュラルクリーニング
    ・石鹸ひとつで暮らせたら
    ・プラごみを出さないデンタルケア
    ・スキンケアはお金のかけ方にメリハリを
    ・季節行事のゼロ・ウェイスト・アイデア
    ・さらし・ティッシュ・トイレットペーパーをリビングで使い分ける
    ・捨てる前に「もう一度活躍の場をつくる」習慣を
    ・暮らしが整う洋服選びと買い方
    ・子どもたちとのエシカルライフ
    ・プラスチックフリーのお片付け
    ・エシカルなネットショッピング
    ・保護犬がくれた心豊かなまいにち
    ・植物を暮らしに取り入れる
    [Column]憧れの人、その暮らし 貫いた自分流のライフスタイル −ターシャ・テューダー

    第4章 物語が教えてくれたエシカルな暮らし方 
    ・名作物語にはエシカルなヒントがたくさん
    ・ローラの暮らしはエシカルそのもの
    ・アンに学ぶミニマルな生き方
    ・物語の魔女たちは生きるお手本
    ・お金を使わなくても幸せな四人姉妹
    ・憧れの寮生活と循環するもの
    ・小さな花園が教えてくれること
    ・暮らしのヒントがみつかるおすすめの本

    第5章 もっと知りたい、エシカルのこと
    ・エシカルライフを続けるためのQ&A
  • 全国のNPO待望の「資金獲得ノウハウ本」改訂版。寄付者の心理と行動を時系列に示し、適切な対応を示す「寄付者ジャーニー」を紹介


    全国10万超のNPOの最大の悩み「資金をどう獲得するか?」の答えを初めて示し、民間の非営利団体に「活動資金調達ノウハウ」の決定版と支持された必読書が、待望の改訂新版として生まれ変わりました。
    改訂新版のポイントは、「寄付者が最初の寄付をするまでの過程」を分析し過程ごとに適切な対応を行うためのセオリーを示す「寄付者ジャーニー」という考え方を紹介したこと。また、設立したばかりの団体や小規模団体が取り組みやすい物品寄付、街頭募金、募金箱などの解説を加え、寄付集めのルールについても取り上げました。
    現代社会が抱えるさまざまな課題を「民間の力で解決していこう!」と奮闘する人たちのために、活動資金を調達するためのノウハウをはじめ、経験豊かな著者がこれまで学んできたことをあますことなく提供します。
    コロナ禍の中でも、思いやりと助け合いの精神をもって生活困窮者や高齢者、障がい者など社会的弱者への支援活動を続けた民間の非営利団体は、多くの人に笑顔と勇気と希望をもたらし続けました。この改訂新版が、社会を支える善意の資金循環の一助となることを願っています。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    日本の学校現場で最も使用されている
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    ■「個別最適な学び」を実現したい!
    ■ 子どもが主体的に学ぶ授業をしたい!
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    などなど、教師の理想を実現する26のICTスキルを、ロイロ認定ティーチャーたちが紹介!
  • 【元自衛隊の心理カウンセラーが贈る、メンタル不調を抱えるママの心がラクになる40の処方箋。】

    「夫や子どもにイライラ」
    「仕事も子育ても中途半端でモヤモヤ」
    「ワンオペ育児でウツウツ」



    子育て、仕事、家事。

    過酷な現代の子育て環境の中で日々奮闘し、疲れ果てているワーキングマザーたちは、
    イライラや不安、自責感、プチうつなど、メンタルの不調を抱えがち。


    そんなワーママたちに向けて、元自衛隊の心理カウンセラーが、
    心をラクにするための〈心構え〉と〈対策〉を40のポイントにまとめました。


    本書は自衛隊式の思考法で「基本→戦況分析→戦力分析→実践」とステップを進めます。
    「基本」(心のメカニズム)から「実践」(行動プランの策定)まで進んだあとは、
    SNS時代を生きるママが知っておきたい「情報とのつきあい方」、そして「Q&A」でさらに実践的なアドバイスも。冒頭と巻末付録では、アンケートに寄せられたワーママたちのリアルな声を紹介します。

    《子育て無理ゲー時代》を生き抜いていくために、一番の土台となるのは「自分自身のケア」。
    でも時間がないし、そんな余裕もない。
    だからといって、自分のケアを怠るとますます状況が悪化してしまう......

    そんなママたちに向けて、本書をお届けします。
  • デジタル農業情報誌 Agrio別冊「ニッポン棚田紀行」を刊行。
    つなぐ棚田遺産271の全データを収録したガイドブック。

    棚田を旅してみませんか?
    知ることが棚田遺産を守る

    このガイドブックが紹介する棚田271カ所は、棚田の積極的な維持・保全の取り組みがなされている地域として、農林水産省が「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に選定した場所です。
    実際に訪れ、棚田で作られたお米を味わってみれば、棚田の新たな魅力を知ることができます。
    それぞれの棚田の今日につながる地域の物語(ストーリーズ)も掲載。
    ガイドブックの情報を手掛かりに好みの棚田を巡ってみてはいかがでしょうか?
  • この本は、多くの方々に、私たち人間が犬からいかに多大な影響を得てきたかをあらためて感じていただき、そのうえで日本における犬の飼育頭数が減っているという現状と、その原因を知っていただこうとするものです。そして、犬にとっての幸せとはどのようなものであり、人間が犬に対して、また私たち自身に対してできるのはどのようなことかをみなさんと考えようとするものです。(本書「はじめに」より)

    人間と犬との付き合いは2万年以上にもわたるとされ、猫や馬、牛など他のどの動物よりも長い時間を共に過ごしてきました。
    大切なパートナーとして、心を許せる友達や家族として、さまざまな形で人間との絆を築いてきた犬たちが、そう遠くない未来に私たちのそばから姿を消そうとしています。
    そして、多くの人はまだその事実に気づいていません。
    「おおげさな話だ」と思う人もいるかもしれません。
    けれど、「日本から犬がいなくなる日」へのカウントダウンはすでに始まっているのです。

    「ヒトと動物の関係学」の研究者として犬という動物を、そして人間と犬の関係を長きにわたって見つめてきた筆者が、国内の犬の飼育頭数が減少しているという危機的な現状をあきらかにするとともに、「犬の幸せ」、さらには「犬と共に在れる人の幸せ」について考えました。
    長い年月をかけて築きあげてきた犬との豊かな共生を続けていくために大切なことを見つめ直す一冊です。
  • 1,980(税込)
    著:
    仙道富士郎
    レーベル: ――

    元 山形大学長・医学部長の回想録。

    児童養護施設「光の子どもの家」の広報誌『光の子』に2007年から2022年まで掲載された連載を基にまとめたエッセイ。現在は、老健施設の理事長を務めながら、自らの老いや施設での看取りなど、日々の気付きや自己や社会へのまなざしが丁寧につづられる。

    2007年に山形大学学長を辞した後、70歳の時に研究等で交流があった南米の国、パラグアイに国際協力事業団(JICA)シニアボランティアとして参加。かの国の人たちと心を通い合わせた様子を丁寧に描写。また、インターネットにどっぷりとつかり、東日本大震災後はフェイスブックを活用して子ども支援プロジェクトを立ち上げたことなど、さまざまな活動に取り組んできた著者の軌跡。
  • 7年ぶりの全面改訂

    漢字や平仮名、片仮名の使い方、送り仮名の付け方など文章の基本が分かる。
    報道だけでなく、企業のビジネス文書、役所の広報などの情報発信にも役立つ一冊。


    【改訂のポイント】
    日本新聞協会の最新の用語改訂を反映。
    匿名報道と少年法に関して記述を法改正を踏まえて修正。
    時代の動きに合わせて用語の入れ替えを行ったほか、外来語や外国地名、運動用語、特定商品名などの表記を整理、見直し。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「性」を知ると人生はより良くなる!

    学校講演で大人気の著者が子どもに刺さる言葉で語る!!


    ■ 性的同意YES以外は全部NO
    ■ ソロプレイ風呂かトイレか布団の中で
    ■ それもあり今すぐ性を決めない選択
    ■ AVはプロが作ったツクリモノ


    どんなに用心しても思いがけないことが起こりえるのが性の世界。
    その時一人で抱え込まず「誰かとつながる力」をもっていてほしい、
    そのために日ごろから性について仲間と語り合い、
    助け合う関係性があってほしい。
    本書が関係作りの材料の一つになれたら幸いです。


    2023 年度から文部科学省「生命の安全教育」が全国の小中高で実施され、
    10代に向けたリアルな性教育のニーズは非常に高まっています。
    教育現場で10代向けの性教育を多数実践してきた助産師が、
    現代の子どものリアル・実態に即した性の知識を漫画で伝えます。
  • 読み書き障害でも読みやすいフォントが生まれるまでのノンフィクション!

     UDデジタル教科書体の完成から3年が経った頃、私は仕事の関係で、障害のある子どもの教育や就労を支援している会社を訪れました。

     そこでは発達障害、学習障害、ダウン症といったさまざまな困難を抱える子どもたちを支援する学習教室を運営していたのですが、あるベテランの女性スタッフの方が、こんな話をしてくれました。


    「うちの教室に、ディスレクシアの小学生の男の子がいるんです。その子は普通の本や教科書では文字がうまく読めなくて、『どうせおれには無理だから』って、いつも途中で読むのを諦めていたんです」

    「それで、あるときUDデジタル教科書体のことを知って、試しに教材のフォントを変えてみたんです。そしたら教材を見た瞬間、その子が『これなら読める! おれ、バカじゃなかったんだ!』って。暗かった顔がぱあっと明るくなって、その顔を見たとき、私、思わず涙がこみあげてきてしまって。その場にいたスタッフ皆、今まで男の子が悔しい思いをしてきたのを知っていたから。みんなで男の子の周りに集まって、泣いてしまいました」

    (「はじめに」より抜粋)
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    はじめに―はちゃめちゃな息子がプレゼントしてくれた楽しい人生

     この本は、発達障がいに苦しんだ息子と、母の私、そして家族が、発達障がいとうまく付き合うための工夫を重ね、人生に色を取り戻し、穏やかで幸せな毎日を送るようになるまでの「旅路」を記すものです。

     私が、なぜ本の執筆という大それたことに挑戦しているかと言いますと、2022年2月に刊行された『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由』(時事通信社)という息子の著書がユニークだと少なくない評判を呼び、今度は親の私に「子育ての経験を書いてみないか」かとお誘いいただいたからです。

     息子の本は、当時はまだ現在ほど有名ではなかった麹町中学校の工藤勇一先生から学んだことを生かし、少しずつ「死にたい」という気持ちを手放していくまでを綴ったものです。自分と同じような境遇で苦しんでいる子どもたちの役にたちたいと考えた息子が、自身の失敗やトラブルも包み隠さずに明かしています。発達障害の当事者が感じていることや内面がよく分かる内容で、親としても「こんなこと考えていたのか」と驚かされることもたくさんありました。

     出版社さんからは、息子がここまで冷静に自分の内面を見つめられるようになった子育ての秘訣を、親の視点から書いてほしいと言われています。息子が小さかった頃にくらべますと、現在は専門家によるたくさんの育児書や当事者の書かれたHOW TO本がたくさんあります。どれも非常に素晴らしく、役立つ内容ばかりで、今さら専門家でもない私が書いた本など不要ではないかと悩みました。

     けれど、編集者さんから「幹之佑さんの本では、ご家族や工藤先生をはじめとした教育関係者、医師など、たくさんの方からサポートがあったことが分かりました。19歳の今の息子さんが笑顔になれる環境を整えたのはご両親です。その経験を書いた本は、必ず誰かの役に立ちます」と言われて、覚悟を決めてお引き受けすることにしました。

     私たち家族にとって、はちゃめちゃな息子の特性があればこそ生まれた素晴らしい出会いもたくさんありました。本書には数々の素晴らしい専門家やプロフェッショナルの方々のお名前を出させてもらっていますが、すべて息子がつないでくれたご縁です。

     失敗もたくさん繰り返し、涙したことも多々ありますが、今振り返ると、そんな日からの数多くの学びを得て、生きる意義を考え、自らの人生を豊かにすることにつながったように気がします。

     そんなふうに私を楽しませてくれた息子に敬意をあらわし、本書では「発達障がい」という言葉を使わずに、「特性のある子」「難しい子」といった言葉を使います。私自身が19年間の子育ての日々の中で、息子に対して私ができる限り使うようにし、何より周りの人からも息子に対して使ってほしかった言葉だからです。

     息子が『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由』を世に出した理由と同じように、今も日本のどこかで頑張っているもう一人の私に寄り添えるよう、心をこめて書いたつもりです。読んでくださる皆さまのお役に立てることができたら、これほど嬉しいことはありません。
  • 2,420(税込)
    著:
    鈴木三月
    レーベル: ――

    2020年10月、新型コロナで亡くなった
    世界的デザイナー「Kenzo TAKADA」であり、KENZOブランドの創設者である高田賢三。

    高田賢三は1965年にパリへ渡仏、パリモード界に衝撃を与えたコレクションを発表した。そのデザインは、世界に新しい旋風を巻き起こしフランスが育てたデザイナーとしてその才能は絶賛され愛され続けた。東洋と西洋の伝統や文化を彼の感性というフィルターを通しデザインに融合させ、人々を魅了した。人を驚かせたり、楽しませるのが大好き。いつもどんな時でも夢へ向かって邁進し、皆を笑顔にさせた。

    37年間、公私ともにビジネスパートナーとしてプライベートマネージャーとして支えた著者が語る、人間味溢れ、心温まる高田賢三の素顔と横顔。

    ‶夢追い人の高田賢三”の彩られた瞬(とき)を、プライベートを含む貴重な画像とともに綴る。

    ※高田賢三の「高」は、正式には「はしご高」。
  • 制度開始から四半世紀が経過し、配置が拡充されているスクールカウンセラー。
    変わりゆく時代の中で、その専門性への期待はますます高まっている。

    本書ではチーム学校におけるスクールカウンセラーの基礎から最新の動向までわかりやすく解説。
    養護教諭やスクールソーシャルワーカー、教職員との連携にも対応。
    また、スクールカウンセラーの主要テーマである「いじめ」「不登校」「発達障害」を
    仮想事例とともに詳説するほか、児童虐待、性的マイノリティといったテーマも網羅。


    新たな時代に求められるスクールカウンセラーの基本をまとめた新定番解説。
    現役スクールカウンセラーやスクールカウンセラーを志望する
    心理士・学生、学校管理職、教育相談コーディネーター・生徒指導主事など教職員も必読の書。


    【目次】
    はじめに
    参考資料

    序章 スクールカウンセラーの基礎知識
    1.スクールカウンセラーの歴史
     (1)スクールカウンセラー誕生までの経緯
     (2)活用調査研究としてのスタート
     (3)黒船の到来
     (4)配置の拡充
     (5)米国におけるスクールカウンセラーの歴史

    2.チーム学校におけるスクールカウンセラー

    3.スクールカウンセラーになること

    4.スクールカウンセラーとして働くこと
     (1)スクールカウンセラーの雇用形態
     (2)スクールカウンセラーの常勤化
     (3)スクールカウンセラーのスーパーバイザー
    [Column]幼稚園のスクールカウンセラー


    第1章 スクールカウンセラーの役割

    1.他の専門職の役割と連携

    2.スクールカウンセラーの職務と規範
     (1)スクールカウンセラーの職務内容
     [Column]スクールカウンセラーに求められる助言
     (2)守秘義務の範囲と学校への報告


    第2章 学校の中でのスクールカウンセラー

    1.初めて学校に入るとき
     (1)勤務時間について
     (2)相談活動で主に使う場所
     (3)連絡調整役の教職員との打ち合わせ
     (4)相談体制についての確認
     (5)地域資源の理解と連携
     (6)地域性を知る
     (7)自己紹介の機会をつくる

    2.学校内での共通認識の必要性

    3.校内での活動
     (1)相談や予約の方法について知らせる
     (2)児童生徒のカウンセリングをどのように始めるか
     (3)相談室の外での活動
     (4)電話等での対応
     (5)家庭訪問
     (6)メールやSNSでのカウンセリング
     (7)オンラインでのカウンセリング
     (8)アンケート

    4.問題が起こったときの対応
     (1)対応の流れ
     (2)ケース会議の実際

    5.報告と継続的見守り


    第3章 子どもの発達と悩み

    1.発達の理論
     (1)発達と発達段階
     (2)生物心理社会モデル
     (3)生態学的システム

    2.発達のさまざまな側面
     (1)身体の発達
     (2)体力・運動能力の発達
     (3)知能・思考の発達
     (4)言語・コミュニケーションの発達
     (5)社会性・情動の発達
     (6)自己の発達
     (7)インターネットの利用

    3.発達段階と悩み・困難
     (1)小学生の悩み
     (2)中学生の悩み
     (3)高校生の悩み
     [Column]教職員のカウンセリングマインド

    4.児童虐待、自殺、性に関する課題、学校危機
     (1)児童虐待
     (2)自殺
     (3)性に関する課題
     (4)学校危機と緊急支援・危機対応


    第4章 スクールカウンセラーの主要テーマ① いじめ

    1.いじめとは
     (1)いじめをめぐって
     (2)いじめの定義
     (3)現代のいじめ

    2.いじめの防止と対応
     (1)いじめの未然防止
     [Column]弁護士によるいじめ予防授業
     (2)いじめの早期発見・早期対応
     [Column]いじめ加害者へのカウンセリング

    3.いじめのケースと対応例

    4.いじめを減らすために今できること
     (1)「いじめ神話」と向き合う
     (2)未然防止を諦めない
     (3)重大事態にならないように防ぐ


    第5章 スクールカウンセラーの主要テーマ② 不登校

    1.不登校とは

    2.不登校の状況と推移

    3.不登校の要因やきっかけ

    4.教育機会確保法とその基本指針

    5.不登校児童生徒への配慮と支援の考え方

    6.不登校児童生徒への支援の実際
     (1)教員やスクールカウンセラーによる支援をめぐって
     (2)今後重点的に実施すべき施策の方向性
     (3)魅力ある学校づくり
     (4)アセスメントとスクリーニング
     (5)不登校児童生徒への早期の支援
     (6)心身の健康面の支援
     (7)居場所づくりと学習機会の保障
     (8)キャリア発達の支援
     [Column]「特定分野に特異な才能のある児童生徒(ギフテッド)」の支援

    7.不登校のケースと対応例

    8.学校改革の必要性


    第6章 スクールカウンセラーの主要テーマ③ 発達障害

    1.発達障害とは
     (1)発達障害の定義
     (2)さまざまな発達障害

    2.発達障害のある児童生徒の発達と二次的問題(二次障害)
     (1)就学前
     (2)児童期
     (3)思春期・青年期
     (4)発達障害等を併せ持つ場合の考え方

    3.アセスメントと診断

    4.合理的配慮
     (1)合理的配慮とは
     (2)発達障害のある児童生徒への合理的配慮
     (3)合理的配慮提供のプロセス
     (4)個別最適な学び

    5.特別支援教育を行うための体制と取り組み
     (1)学校内の支援体制と取り組み
     (2)教育委員会による教育相談体制の整備と充実
     (3)関係機関との連携

    6.保護者への支援

    7.発達障害のケースと対応例

    8.関連する困難や他の障害等について


    終章 未来の学校・未来のスクールカウンセラー

    1.学校と教育観の変化

    2.教員以外の専門スタッフの割合の国際比較

    3.新時代のスクールカウンセラーの役割

    4.新時代の学校

    おわりに
    引用・参考文献
  • 溺死が先か病死が先か? 

    CT、MRI、PETの画像から、
    目の前にいない患者の真実、事件の真相を見つけ出す、
    緊迫の医療ノンフィクション。

    完治を可能にする治療には、前もっての正しい画像診断が欠かせない、
    犯罪を立件するためにも、冤罪を防ぐためにも、画像診断は重要な意味を持つ。
    そこに関わる放射線科専門医を、もっと増やさねばならない。

    本書では、画像読影の意義を理解してもらうべく、私が取り扱った事例を、
    ごく一部ではあるが画像付きで紹介していく。
    (本書「はじめに」より)

    放射線診断医がCTやMRIなどの画像を読み解く「読影」をテーマにしたノンフィクション短編集です。

    診療科の専門化が進む中、放射線診断医は主治医とは別の広い視野で
    全身を診る重要な役割を担っています。

    米国では「ドクターズドクター」と呼ばれ、地位も報酬も高い。
    しかし日本では、患者と接する機会が少ないためか、一般への認知度は低くとどまっています。 

    「主治医が判断できない画像から答えを導き出す」
    「主治医の見立てに対して幅広い知識と読影の技術で間違いを指摘する」。

    人の生死に直結する判断だけに、責任は重いがやりがいのある仕事です。
    また、画像となった患者の背景には、病気や怪我に至る人間ドラマがあります。

    放射線診断医が画像やデータを駆使して、
    目の前にいない患者の真実を推理していく過程は大変興味深いものです。 
    それぞれのストーリーの冒頭にCTやMRIなどの画像を掲載し、
    画像の解説から背景となる患者を取り巻く人間模様へと展開していきます。
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    2週間でおいしく発酵!
    えごま油ブームの立役者!
    医学博士/慶大医学部教授 井上浩義先生も推奨!!

    京都を中心に2万人にみそ作りを指導した
    人気みそづくり教室の講師がそのレシピを初公開!

    5倍麹みそは、著者実家の農家に伝わる麹をたっぷり入れて発酵させる健康的なみそ。身体にやさしい成分を豊富に含み、みそ汁・お料理・お菓子に使える万能調味料。ぬか床のように野菜や肉・魚を漬けるのに使っても◎。本書は、そんな5倍麹みその作り方・普段のおかずからデザートまで5倍麹みそを使いこなすレシピを紹介!さらに医学・理学博士井上浩義先生監修のもと5倍麹みそのうれしい健康効果(※)も解説します。

    ※5倍麹みその5つの健康効果
    腸管免疫アップ/快眠サポート/ダイエット・美肌/生活習慣病の予防 若々しい身体を保つ
  • 全国の自治体職員に地方税徴収実務の決定版と支持された必読書が、改正民法に対応した待望の改訂新版として生まれ変わりました。

    新章「初めて滞納整理の部署に配属されたみなさんへ」を加え、初任者から管理職までさらに役立つ実用書として内容を見直した改訂新版です。

    「本来あるべき姿の滞納整理」とはどのようなもので、実際の滞納整理はどう進めていくべきなのか。
    租税法律主義と、そこから導き出されるさまざまな原則に基づいた滞納整理実務について、具体例を交えた平易な表現で解説します。
  • シリーズ3冊
    1,760(税込)
    著:
    神永 曉
    レーベル: ――

    日本最大の辞書「日本国語大辞典」編集者はまだまだ悩んでいる!
    言葉の謎はさらに深まる!

    齋藤孝さん推薦!

    そんたく【忖度】[名]
    「忖」も「度」もはかるという意味。他人の心を推し量ることで「なにか配慮をする」の意味はない。

    しんしゃく【斟酌】
    配慮までする意味なら「忖度」でなく、「斟酌」の方がしっくりする。この語「手加減する」と意味は変化し続け、今、忖度で起きている現象が斟酌でも起きている。

    うんぬん【云々】[名]
    「でんでん」と読んだ首相はかなり高度な誤読をしている。

    ちちくる【乳繰る】[名]
    「乳繰る」と書くのは当て字、本当の語源は…。

    けいたいでんわ【携帯電話】[名]
    なんと明治18年の新聞記事に登場している。「海軍省にて携帯電話数十個を製造になる由にて…」。

    じくじ【忸怩】[形動タリ]
    恥じる意だが、自らを恥じる意だが、国会議事録検索システムでみると恥じてない議員が多い。

    めど【目処・目途】
    「めどが立つ」の「メド」はマメ科の植物。

    だらしない[形][文]だらしな・し[ク]
    「しだらない」の言い違えから生まれた。「あらたし」→「あたらしい(新しい)」「さんざか」→「さざんか(山茶花)も…。

    ごねる[動ナ下一]
    意味は江戸時代には「死ぬ」だった。「不平を言う」は昭和以降。

    まけずぎらい【負けず嫌い】 [名・形動]
    「負けないのが嫌い」=「勝ち嫌い」なの?
  • 異色の教育者が教える
    「辞めない社員の育て方」
    若い人の気持ちが分からない。
    コミュニケーションが取れない。
    そんな悩みはありませんか。
    嫌がられない「おせっかい」のやりかたとは?
  • 中国は日本と同じように見えて異なる国家だ。
    だからこそ、相手を良く知らなければならない。
    中国と競争しながらどう協調するか。

    中国の最新事情を盛り込み、
    中国法務のエキスパートが渾身の力を込めて執筆した「中国ビジネス法大全」
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    近年、デジタル資産である「NFT」が、新たな投資先として注目を集めており、「NFTアート」の売買も盛んになりつつあります。

     本書は、そんなNFTを知識ゼロから始め、安月給・貯金ゼロサラリーマン生活と決別し、人生を一変させるまでをつづった若者の漫画エッセイ。

     絵で人を笑顔にしたいという幼い頃からの夢を諦め、うだつの上がらない営業マンをしてきたという著者。ある日、偶然NFTという存在を知り、幼い頃からの夢を実現できるかもしれないと考え、NFTに挑戦し始めます。

     会社勤めの傍ら、試行錯誤を繰り返し、もがき、奮闘し、フリーランスとして独立するまでの日々を、4コマ漫画で毎日1話ずつWEBで配信し、さらにその漫画自体をNFT化するという大胆な発想で関係者の間で大きな話題を呼んだ本作品。 この度、新たな描き下ろしも多数加えて、ついに書籍化。

    Web3時代の新しい生き方がここに!

    興味はあるけれど、いろんな用語が出てきてわからない…、
    解説本は買ったけど挫折してしまった…。

    本書は著者の成長過程を漫画で読み進める中でNFTやDAO、Web3の知識がつく超入門書にもなってます!
  • いつの時代も根強いブームがある「家系図づくり」だが、先祖や昔のことを調べるのだから、難しそうなイメージがある。
    本書は、女子高生・美々が家系図づくりに挑戦するという「物語」を挟み、家系図づくりの方法を具体的にリアリティをもって解説した。
    章を追うごとに先祖が判明していく展開は、まるでミステリ小説のようである。美々と一緒に、時代をさかのぼっていく旅に出よう!
  • シャンプー選びが大切な理由――硫酸系・アミノ酸系シャンプーをお酢系シャンプーに替えるだけで肌が変わる。

    本書は、市場に並ぶ多くのシャンプーに配合されている硫酸系の界面活性剤で肌あれを起こしている人たちに、その危険性を知ってもらうことが目的です。
    肌の弱い人はもちろん、肌あれの本当の理由を知らずに悩んでいる人たちに、「洗い流すものこそきちんと選ぶ必要がある」ことをわかってもらえる一冊。
    同時に、美容に関心のあるすべての女性たちに向け、洗うもの選びの大切さとそれがエインジングに立ち向かうためには必須であることを伝えるものです。

    「マグロ」だけじゃない近畿大学 !

    近畿大学校友会香粧品支部支部長が語る「肌の美しさは『洗う』もので決まる」


    ・内容構成
    第1章 シャンプー選びが大切な理由
    第2章 お肌のしくみとアレルギー・肌トラブルの関係
    第3章 危険な界面活性剤を知ろう
    第4章 安全で安心な界面活性剤の開発
    第5章 すべての「洗う」刺激を遠ざけて美肌を目指す

    *本書は、『シャンプーを替えれば肌が変わる』(2015年)を大幅に加筆・修正し、刷新しました。
  • 人に1人が「抑うつ状態」
     勤務中の中学校教師の3人に1人以上が「抑うつ状態」にある可能性を示唆する調査結果が発表されています。精神疾患による教育職員の病気休職者は全国で5000人前後と病気休職者の63%に上ります。


    業務そのものが人間関係
     著者は教師がストレスにさらされるのは「業務そのものが人間関係」であることの難しさによるとしています。教室では児童生徒と向き合い、その背後にいる保護者とも上手にコミュニケーションを取らなければならない。職員室では管理職や同僚がいる。児童生徒との関係がこじれれば、保護者や同僚・管理職との関係もおかしくなります。

     製造業や第三次産業の場合、仕事の目的は物品や情報、金銭のやり取りを目的としています。仕事上の意見の食い違いはあっても、最終的には共同作業の成果が形となって現れ、人間関係は煮詰まりにくいともいえます。

     子供相手とはいえ人間関係なので、相手が本音を見抜いて本音で接してくれば、教師もホンネで向かわざるを得ない。普段、建前でかわせる一般的な職場とは違います。


    新任もベテランも教頭も…
     第3章には著者が治療にあたった、個別の事例が詳細に報告されています。頑張り屋の新任女性教師、育児から復帰した女性教諭、複数の主任を掛け持ちし小学校の中核的存在だった50代の男性教諭、30年以上さまざまな学校を経験してきた男性の教頭。こうした先生たちの心が折れて行った様子、問題解決への道のりが詳しく紹介されています。

     50代なかばの女性小学校教師。子どもたちに慕われ、趣味は教材研究。同僚や管理職から信頼されていました。しかし40代から体に不調が。医師からはストレスが原因と診断されますが、薬をのみつづけながら頑張ります。不登校気味の児童の家に朝晩に行き、プリントを届けていました。ある日、仕事の都合で行けなくなり、前日に電話したのに母親から「先生が来てくださらなかったのでうちの子は泣いています」と強く抗議されます。管理職は「毎日行っていたのが裏目に出たね。そこまでしなくてもよかったのに」。この先生は奈落に突き落とされ、翌朝は起き上がれません…。先生という仕事の厳しさを物語る事例も少なくありません。


    「マインドフルネス」と「コラム法」
     第4章では、だれにも、すくできるストレスマネジメント法が紹介されています。数分でできる「マインドフルネス」、つらい気持ちが起きた時「状況」「感じた事」「そのときの考え」などをノートに書き起こし自分の思考パターンを客観的に把握する「コラム法」など、いずれも今すぐできることばかりです。

     周囲の対処法、早期発見チェックリストもあり、教員の心の問題への対処に必要な情報はすべて出ています。
  • 高齢者の死因の多くは誤嚥性肺炎であり、その原因となる嚥下障害は予防をしないと歳をとると必ず起こります。

    テレビ東京『主治医が見つかる診療所』、NHK「あさイチ」などにも出演の
    人気医師、ドクター浦長瀬がすべて伝える。

    あなたは「のどの認知症」!?
    【のど年齢チェック】
    Q1 のどに痰がたまる、違和感がある?
    Q2 寝ているときに咳をするようになった?
    Q3 ふだんの生活でせきやむせが多くなった?
    Q4 食事中、食べ物や飲みものを頻繁に誤嚥する?

    世界初! 嚥下トレーニング外来の医師が教える
    誤嚥性肺炎を防ぐためにやってほしい唯一のこと
    ⇒ のどの老化を防ぐための日常生活で簡単にできる
  • 心身と人生に甚大な影響を及ぼす「子どもへの性暴力」。
    保育所、幼稚園、学校、児童養護施設、塾…
    あらゆる場面で子どもを被害者にしないため、
    加害者治療に携わってきた精神科医が
    子どもへの性的嗜好から加害の傾向・対策まで徹底解説します。
    盗撮、デジタル加害など新たな手法も収録。

    教育現場で使用されている、著者監修による加害の危険度を調べる
    自己チェックシートも掲載しています。
    2022年4月に施行された「教員による児童生徒性暴力防止法」対応。
  • 1,650(税込)
    著:
    養老孟司
    著:
    宮崎徹
    レーベル: ――

    ケムシとチョウ、ウジムシとハエが
    同じ生き物だというのはヘンではないですか? ―養老孟司

    生命のしくみを突き詰めれば突き詰めるほど
    全体が見えなくなってくる ―養老孟司

    五量体は実は「六量体」だった! 奇跡としか思えない。
    神様が設計したとしたら、相当マメな神様だ ―宮崎徹

    新しい薬をつくるには、固定観念の壁を打ち破らなければならない。 ―宮崎徹



    ネコやヒトを救うAIMを発見し、創薬に向けた研究を加速している宮崎徹氏が、鎌倉に住む恩師・養老孟司氏を訪問する中で語り合われる「科学のカタチ」。
  • コロナの時代がすべてを変えた。
    前例踏襲、横並び、役場の流儀はもう通用しない。

    地方公務員として初めて
    NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に
    取り上げられた男が この3月に役場を離れた。
    なぜその決断に至ったのか。


    「まちおこし」地方公務員として初めてNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に取り上げられた男がこの3月に役場を離れた。その決断とこれからの展望を朝日新聞、東京新聞、地元紙などが報じた。今春、多くの公務員が職を辞し、新しい環境に飛び込んで地域振興に取り組んでいる。その中でもとりわけ注目されたのが寺本氏だ。彼はなぜその決断に至ったのか。

    人口1万人の町、山間にある島根県邑南(おおなん)町。 ここに全国トップレベルの「高級レストラン」、地域おこし協力隊の仕組みを活用して若いシェフを育てる「耕すシェフ」制度、自己資金が少なくても地域の人たちが支えて安心して開業できる「0円起業」など新しい仕組みを作った寺本英仁(元島根県邑南町商工観光課長/現株式会社ローカルガバナンス代表取締役)氏。

    地方の産品を都会に売って「外貨」を稼ぐのではなく、その地域にある「キラリと光る逸品」を見出し、地産地消、地元に雇用が生まれ、経済が継続的に循環する仕組みをつくってきた異色の地方公務員だ。

    この10年間、近隣の町では飲食店が減少していく中で、島根県邑南町では、新たな飲食店が23店舗も増えた。町全体では50軒以上あり、コロナ禍で廃業した店は一軒もない。なぜこのようなことが可能となったのか。

    「僕の悪戦苦闘のすべてを伝えたい。地方創生をしたい志のある人たちに役に立つノウハウだ」(寺本氏)

    「モノ言う公務員」が地方を元気にする。そういう公務員を外から応援したいとする寺本氏。首長は4年先を見ているが、地方公務員は40年先、100年先を見ている。地方公務員は安定しているから人気だと思われがちだが、安定より大切なのは地域の希望を生み出すことだ。若い人たちに地域の希望になってほしい。  

    寺本氏は28年勤めた町役場を退職し、起業。これから全国を回り、持続可能な地域づくりに向けた自治体への助言や研修、地域間連携を深める事業に取り組む。  

    真の豊かな生活は田舎にこそある。「ビレッジプライド(地域に愛着を持ち豊かな暮らしを誇りをもってできるまちづくり)」の提唱者、寺本英仁(元島根県邑南町商工観光課長)が示す新しい地方創生の形がここにある。

    巻末特別対談 平野レミ×寺本英仁
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    ■超かんたんなICTスキルで、ハッピーな学級経営を今スグ実現しましょう!

    今や「グローバル・スタンダード」と言ってもよいICT。
    しかし、これまで問題なく仕事をしてきたのに、なぜ急にやり方を変える必要があるのか、なかなか足を踏みだせない教師も少なくないようです。


    もちろんICTを使わなくても、教師の仕事はできます。
    でも、ちょっとこれまでの学級経営を想像してみてください。
    どんなに力のある教師でも、忙しい朝に欠席の理由を電話で聞き取る余裕がない、学級目標がなかなか浸透しない、子どもの忘れ物が減らないなどといった、ちょっとした「ストレス」を抱えてきたはずです。


    そして、「こんなことできればなあ」という願いを抱えながらも、多忙で実現する方法を考える余裕もなく、仕方なくこれまで通りのやり方を続けてきたという人も多いのではないでしょうか。



    実は、そんな教師の願いを「超かんたん」にかなえる方法があります。
    それは、Googleのアプリ(正確には「Google Workspace for Education」)を使うことです。
    Google Workspace for Educationは、今やGoogle社以外の端末でも使われるほど、世界中の教育現場で浸透しています。



    なぜ、これほど浸透したのでしょうか。私は、この理由について、「協働」ができるからではないかと考えています。Googleのアプリの最大のメリットは、導入すると「子どもと子ども」、「子どもと先生」、「先生と先生」、そして「学校と保護者」が、端末さえあればどこででもつながることができるようになるのです。



    この本では、そんなGoogleのアプリを使って、学級経営における悩みを解決し、教師も子どもも、そして保護者もハッピーになるICTの「超かんたん」スキルを紹介します。どれも、初歩的ではありながらも積み重ねることで、子どもの学習効果を高め、教師の時間節約につながるものばかりです。


    スキルを紹介するのは、世界共通認定資格である「Google for Education 認定トレーナー」をもつ教師8人の教師たち。まったく使い方が分からない先生方はもちろん、少し活用してきた先生方でも、手に取っていただければ、「こんなアイデアがあったのか」と、思わずニヤリとするスキルがいくつもあるはずです。


    いろんなGoogleのアプリを使いますが、特に「Google Classroom」を軸にした学級経営に注目してください。このアプリを軸に、ほかのアプリを連携・統合して運用することで、学級経営は劇的に変わり、教師人生そのものも、もっと充実したものになるはずです。学級経営とGoogleアプリコラボレーションの極意を楽しんでもらえれば幸いです。
  • アカデミアとジャーナリズムの専門家が執筆
    理論と実践をカバーするメディアリテラシー入門決定版!
    教育者、学生、メディア関係者必見! !


    メディアリテラシーと、その根幹にあるクリティカルシンキング。
    「1億総メディア社会」を生き抜くため、今、求められているスキルを育む一冊。


    「自ら考えた結果、否定するだけでなく肯定することもクリティカルシンキング」――
    吟味して物事を考えるスキルを持つ人が増えることが「多様で寛容な社会」につながる。
    メディア経営から、SNS分析、デジタルシティズンシップにいたるまで、当代の専門家たちが集結。
    学校での実践も10例掲載。


    【本書内容】

    [第1部 メディアの激変とメディアリテラシーの潮流]

    第1章 激変するメディア
     インターネットメディア協会(JIMA)理事
     ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)副理事長 藤村厚夫

    第2章 若年層のSNS利用とコミュニケーション特性
     電通メディアイノベーションラボ主任研究員 天野彬

    第3章 メディアリテラシーの本質とは何か
     法政大学キャリアデザイン学部教授 坂本旬

    第4章 ユネスコによるメディア情報リテラシーの挑戦
     法政大学キャリアデザイン学部兼任講師 村上郷子

    第5章 日本のメディアリテラシー教育の歴史的潮流
     弘前大学教育学部准教授 森本洋介

    第6章 デジタルシティズンシップとメディアリテラシー
     鳥取県情報モラルエデュケーター
     国際大学GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)客員研究員 今度珠美

    第7章 学校教育におけるメディアリテラシーの位置付け
     東京学芸大学教育学部准教授 中村純子

    第8章 すべての子どもたちにメディアリテラシー教育を 【Interview】
     ロードアイランド大学教授 ルネ・ホッブス

    第9章 批判的思考とメディアリテラシー
     京都大学大学院教育学研究科教授 楠見孝


    [第2部 ジャーナリストの視点と実践]

    第10章 すべての情報は再構成されている 【Interview】
     在米ジャーナリスト
     ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団理事 菅谷明子

    第11章 「 Should(べき論)」ではなく「How(方法論)」を教えよう 【Interview】
     令和メディア研究所主宰 白鷗大学特任教授 下村健一

    第12章 NHKはなぜ現場での実践を始めたのか【Interview】
     日本放送協会広報局制作部チーフ・プロデューサー 海野由紀子

    第13章 私が「テレビを疑え」と教えてきた理由
     教育アナリスト フジテレビ解説委員 鈴木款

    第14章 アメリカのニュース・リテラシー・プロジェクト(NLP)を解剖する
     朝日新聞記者 宮地ゆう

    第15章 NLPを創設した理由と「陰謀論」の脅威【Interview】
     ニュース・リテラシー・プロジェクト(NLP)創設者・CEO アラン・ミラー

    第16章 虚実のあいまいさとメディアリテラシー
    日米、新聞とニュースアプリの視点から
     スマートニュース メディア研究所 研究主幹 山脇岳志


    [第3部 教育現場での実践]

    実践1 想像力を働かせよう 「朝の会」やホームルーム、授業で使える《ソ・ウ・カ・ナ》チェック
     令和メディア研究所 下村健一

    実践2 大人と本に興味を持たせる「図書館 出前講座」
     東京都足立区立第一中学校 穐田剛

    実践3 見出しを作って、ネットで発信してみよう
     スマートニュース メディア研究所 宮崎洋子、中井祥子

    実践4 リツイートしてみよう
     横浜創英中学・高等学校 津田真耶
     時事通信出版局 坂本建一郎
     スマートニュース メディア研究所 山脇岳志

    実践5 それ虚偽ニュースかも。さて、どうする?
     本郷中学校・高等学校 横山省一

    実践6 国語科教科書を国際バカロレアの観点からクリティカルに読む
     灘中学校・灘高等学校 井上志音

    実践7 ICTで高校をつないで「対話」する
     奈良女子大学附属中等教育学校 二田貴広
     岡山県立岡山南高等学校 畝岡睦実
     近畿大学附属広島高等学校・中学校 福山校 岡本歩

    実践8 「教科書」もメディア? 理想の教科書を考える
     国際基督教大学高等学校 鵜飼力也

    実践9 「 白雪姫暗殺未遂事件」 報道における情報元の評価
     香港大学ジャーナリズム・メディア研究センター 鍛治本正人

    実践10 SNSで、どう情報を受信・発信するのか
    体験型オンラインゲームで学ぶ
     スマートニュース メディア研究所 宮崎洋子、長澤江美


    [第4部 座談会・メディアリテラシー教育の現在地と未来~中央官庁、教育委員会、学校の現場から]

    Ⅰ メディアリテラシー教育は「場末」に置かれている?
    Ⅱ 「主体的・対話的で深い学び」の本質は、クリティカルシンキングの育成
    Ⅲ 学校の「水平分業」化で、先生の役割は大きく変わる
    Ⅳ 広島県の「学びの変革」の実践
    Ⅴ オンラインは学校の「壁」を打ち破れる
    Ⅵ 学校全体に「メディアリテラシー教育」を

    (参加者・五十音順)
    埼玉県立川越初雁高校教諭 上田祥子
    内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局審議官 合田哲雄
    広島県教育委員会教育長 平川理恵
    (モデレーター)
    スマートニュース メディア研究所 研究主幹 山脇岳志
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    はじめに―自由に直感的に使って、「子ども主体の授業」を実現しましょう!



    ■「こんなこといいな、できたらいいな」を実現する授業支援アプリ

    子どもの頃、『ドラえもん』を見て、「どこでもドア」や「タケコプター」などがあったらいいなと思ったことはないでしょうか。

    本書で扱うロイロノートとはどんなアプリなのか一言でいうならば、そんな『ドラえもん』に出てくる道具が教育現場で具現化したもの、と私は答えます。

    私がロイロに出合ったのは、2016年頃のことでした。今では全国で毎日数百万人のユーザーが使用しているロイロですが、当時はまだごくわずかな一部の学校や教師のみが利用している時代でした。教師から子どもたちにカードを送る、子どもたちが提出箱に提出する、などのごくシンプルな機能しかなかったものの、「子どもたちが考えて提出した回答をクラス全体に瞬時に共有できる機能」と「直感的で分かりやすい操作感」などが非常に魅力的で、「これがあればすべての教師の授業のレベルが大幅にアップするに違いない」と確信し、即座に導入を決めました。

    その後、ロイロは機能をどんどん拡張し、共有ノートやシンキングツール、テストカードが実装され、教師の「こんなことをしたい」という願いをかなえられるツールとして進化し、GIGAスクール構想の実現とともに、全国の教育現場で広く浸透しました。



    ■ロイロの達人の教師たちのノウハウを紹介してきます

    現在も、ロイロの機能はアップデートされ続けています。しかし、ロイロの幹の部分はずっと変わっていないと思います。

    子どもと教師が自由に能力を発揮し、主体的に学ぶことをサポートするためのアプリ。そして何よりも、失敗しながらも次々とチャレンジしていき、よい意味で「ゆるい雰囲気」のもと教育を楽しむ。これがロイロの魅力であり、過去も現在も、そして未来も変わらないでしょう。

    本書は、そんなロイロ社から公認された「ロイロ認定ティーチャー」をはじめとした22人の達人たちが、日々の教育活動で磨いてきた実践を紹介するものです。


    ■自由に、失敗しながら使っていきましょう 

    そう聞いて、「達人」が紹介する実践は、ICTの素人には難しいのではないかと身構えた人もいるかもしれません。ご安心ください。本書の著者陣も、かつてもICTの初心者でした。ですから、本書では、ほとんどICTを使ったことがない方でも、かんたんに授業に取り入れられる実践を紹介していきます。

    読者の皆様には、まずは、あまり難しく考えず、参考になる部分から教室で試してみてほしいと思います。

    ロイロは、あくまで手段です。使う目的は、子ども主体の授業を実現すること。この目的を達成するためなら、使い方は自由で、ときには失敗したって構わないのです。ぜひ、このことを念頭に、授業づくりを楽しんでほしいと思います。きっと明日から教室で見える景色が、ちょっと変わってくると思います。

    ーロイロ授業デザイントレーナー 和田誠
  • 新型コロナウィルスの蔓延にともなうリモートワークの拡大は、男性の働き方と暮らし方を根本から揺るがしている。多くの男性は、仕事場が会社から家庭へと変化し、家庭で過ごす時間が格段に長くなった。それにともない、男性の家事・育児参加の促進が期待される一方で、一部の男性による虐待やDVの増加を懸念する声も聞かれる。

     これまで、男女平等化の流れの中で、長年にわたり男性の仕事中心の生き方が批判され、男性の家庭参加やワーク・ライフ・バランスの必要性が訴えられてきたが、あまり大きな変化は見られなかった。ところが、コロナ禍は、瞬く間にそうした従来の男性のライフスタイルを大きく揺るがした。今後、私たちの働き方と暮らし方はどう変化していくのだろうか。それは、社会の男女平等化を促すのだろうか、それとも形を変えながらも男性優位の社会が持続していくのだろうか。そうした中で、特に男性たちは、どう振る舞い、どう生活を組み立てていけばよいのだろうか。

     コロナ禍に伴う働き方や家庭生活の変化については、すでに多くの論者や各種メディアによってさまざまに論じられているが、男女平等化(ジェンダー平等)という社会の大きな流れを背景とした男性の仕事と家庭生活をめぐる戸惑いに、さらにコロナ禍が追い打ちを掛けようとしている状況を正面から取り上げたものはいまだほとんど見られない。

     本書は、コロナ前からコロナ後にかけての日本社会における男性たちの仕事と家庭生活をめぐる現状と課題について、労働社会学、家族社会学、ジェンダー学などの学術的知見に基づいて多角的に考察し、一般読者に向けて平易な言葉で分かりやすく論じるものである。これにより、混迷を極めるポストコロナ社会に向けて、各職場における新たな職場づくり、各家庭での新たな生活設計、そして個々人による新たな生き方の展望となる1冊である。
  • 宝塚歌劇団に20年在籍し、「宙組」で劇団史上最年少で初代組⻑を務めた大峯麻友が仕事や人間関係に役立つ技法をアドバイス「魅せる人」となって日々をもっとワクワク、キラキラ過ごしませんか?


    人としての魅力にあふれ、世代・性別を問わず誰からも好かれる人(愛されキャラ)は仕事も人間関係もうまくいく。本書は元タカラジェンヌの大峯麻友が、宝塚音楽学校・歌劇団で培った学びや演技、また「宙組」組⻑としての経験を通じて、「楽しく無理なく自分を磨き、自然に人としての魅力がアップする」ための方法を、具体的なエピソードを交えながら分かりやすくアドバイスする。



    ★コミュニケーションの円滑化、相互理解、ビジネスにおける交渉や説得などにおいて表現力(伝える力)を高めたい人に。

    ★「魅力ある人」として愛され、他者との人間関係を向上(豊かに)させたい人に

    ★仕事に活かす「パフォーマンス力」を身につけ、ビジネスチャンスに繋げたい人に

    ――ぜひ読んでいただきたい!
  • 021年7月初めから急速に患者が拡大し、9月まで続いた新型コロナウイルスの感染拡大第5波は、それまでにない激流となって各地に押し寄せた。重症化する患者が相次ぎ、入院が必要なのに在宅での療養をよぎなくされる患者も激増。入院できないまま自宅で死亡する例も出た。もはや「医療逼迫」を超えて「医療崩壊」と言わざるをえない惨状を呈した。
    東京都では、8月12日~9月14日の間、都の基準による重症者数が連日200人を超え、8月28日には過去最高の297人に達した。重症者用の病床使用率は、9月1日に96.9%となった。
    救急車を呼んでも、搬送先がなかなか見つからず、長時間患者が車内で待たされるケースも増加した。救急隊が「医療機関への受入れ照会」を4回以上おこない、「現場滞在時間」30分以上に及んだ「救急搬送困難事案」を、総務省がまとめているが、東京都では7月19日から9月12日までに毎週1000件以上が報告されている。とりわけ8月9日~15日の週においては、その数は1837件にも上った(うち、コロナ疑いは870件)。
    自宅療養者の死亡者も同様に増加し、9月19日付読売新聞によると、8月1日以降9月17日までの東京都で、自宅療養中に亡くなった人は44人(救急搬送後の死亡者を含む)を数えた。

    そんな中、東京都墨田区のデータがひときわ目を引く。
    同保健所によると6月25日~9月29日の重症者数はゼロ。大都市圏でこの時期に重症者が1人も出なかった自治体は珍しいのではないだろうか。入院待機者も8月中旬にはゼロとなり、ほかの都市部の自治体のように、本来入院が必要な患者が自宅療養をよぎなくされる、という事態はなくなった。
    こうした対策が功を奏した背景には、速やかなワクチン接種や、「墨田区モデル」とも呼ばれる地域内で完結する医療体制の整備、区と医療関係者の連携、議会の対応など、いくつもの要因がある。
    本書では、そうした墨田区の対策を概覧しながら、なぜワクチン接種を速く進めることができたのか、ワクチン以外にどのような対策が有効だったのかを見ていくことにする。墨田区の取り組みと知見を記録として残すことで、危機時における地方自治体のあり方を考える参考にしていただければ、と思う。
  • 自由放任も、ガチガチに縛るのもNG!
    子どもが初めて補助輪を外して自転車に乗るときみたいに、
    そっと後ろから支えてあげる「家庭のルール」が必要です。

    おもわぬ落とし穴にはまって、
    いじめや犯罪の加害者、被害者にならないように、
    安心安全、賢くスマホが使える練習をしましょう。


     私たちは今、高度情報化社会を生きています。情報化はコロナ禍でさらに加速し、遠隔医療、キャッシュレス決済、ネット通販、リモートワーク、オンライン授業など、私たちは日々、インターネットの恩恵を受けています。

     大人もそうですが、子どもたちも小さい頃からデジタルデバイスを通じて、ネットにつながる世界となりました。

     文部科学省は近年、「主体的・対話的で深い学び」を提唱しています。誤解を恐れずに書くと、これまでと教育の方法とは真逆の考え方です。1人1台情報端末を持ち、議論し、プログラミングに取り組む。自分で考え、表現させるためです。

     ネット、スマホの存在感が高まり、どう付き合うかは子どもの大きな課題です。本書では、保護者が「子どもにスマホやネットにどう関わらせられるか」を一緒に考えます。

     子どもは自転車に初めて乗るときに、転んだり、倒れたりして痛い思いをして覚えながら次第に乗りこなしますが、「ネット依存」「自画撮り被害」「誹謗中傷」「ネットいじめ」などのネットでの失敗は子どもの一生を左右します。 「スマホやネットを自由に使わせ、失敗から学ばせろ」、つまり100パーセント自由派には断固反対です。100パーセント自由派はかっこよいですが無責任です。

     「スマホやネットは危険だから大人になるまで使わせない」、つまり絶対ダメのゼロ派も無責任です。今の時代にスマホやネットを使いこなせないことは大きなハンデです。スマホネイティブ世代には、ネットもリアルも両方大切です。そういう時代の作法や流儀、対処を身に付けていくことは、もはや「品格」です。

     これからの時代は、ネットやネットを「品格を持って」「正しく怖がり賢く使う」、そういう姿勢が求められます。100でもゼロでもなく、30か、50か、80か、大人と子どもで試行錯誤していくしかありません。残念ながら、歴史上のどこにも、世界中のどこにも、この経験の答えはありません。私たちが作っていくのです。
  • 将来」から「今」へバランスをシフトすれば
    教育はかならず変わる!

    タイトルにもあるように、みんなが「今」幸せになる学校づくりが本書のテーマです。みんなとは、子供たちはもちろんのこと、保護者、教職員、教育委員会職 員、地域の方々など、教育に携わるすべての人を含みます。これまでの熊本市での実践と、これからの日本の学校のあるべき姿について、皆様とともに考える機会になれば幸いです。
    (「はじめに」より)
  • 50代でリストラされたおじさんでも
    売れっ子ライターになれた!

    どんな逆境にも負けない
    「自分」を武器にして働く方法

    52歳の誕生日を目前にリストラで失業し、
    売れっ子ライターへと転身を遂げた著者による、
    ライターを目指す人のための入門書。


    「書くことが好き」
    「まずは副業から始めてみたい」
    「本を書く仕事をしてみたい」
    「勤めてる会社がヤバそう」
    「定年後の生きがいを見つけたい」

    ――さまざまな理由から「ライター」を目指す人に役立てていただけるよう、
    副業Webライティングの始め方からブックライティングに至るまで、
    大切にしたい心がけや秘訣を50のPOINTにまとめました。

    長く働き続けることが前提となった《人生100年時代》をしなやかに生き抜いていくために、
    「自分」を最大の武器にできるライターという働き方/生き方を提案します。

    「私は50代でライターを目指しました。だからみなさんも目指せます。
     ただし、簡単ではありません。でも、私と同じような苦労はしないに越したことはありません。」
    (「はじめに」より)
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    これは現代の「ヘレン・ケラー物語」だ!

    4代続けて東大卒という超名門の家柄に生まれたのに、ADHDにASD傾向、学習障がいという3重苦で、幼稚園すら二時間で中退させられた著者。小学2年生までは特別支援学級に通うも「赤ちゃん扱い」になじめず、強く希望して通常学級に転籍。しかし、周囲とトラブルを起こし、テストで点がとれないとパニックになっては教室を飛び出す毎日を送り、やがて「死にたい」という衝動にとらわれるようになる。
    そんな著者が変わったきっかっけは、千代田区立麴町中学校に入学し、大胆な学校改革を実践していた校長の工藤勇一氏(ベストセラー『学校の「当たり前」をやめた。』の著者)に出会ったことだった。

    「3重苦」だったヘレン・ケラーは、サリバン先生に出会って「Water」という言葉を手のひらに書いて教わるまで、暗闇の世界で生きていた。

    著者は、その気持ちが分かる気がすると言う。混沌とし、恐怖そのものだったこの世界。それが、麹町中学校でもがき苦しみながら世界の輪郭をつかみ、卒業後も工藤氏から学んだことをもとに試行錯誤を続け、少しずつ自分にあう生き方をつかんできたのだと話す。

    ヘレン・ケラーを目覚めさせた「Water」という言葉は、著者にとっては「自律」という言葉だった。
    工藤氏の教育目標は「自律した生徒を社会に送り出す」ことだ。「自律」「尊重」「創造」を掲げ、社会を生きる当事者意識をもつ生徒を育てるという工藤氏のもとで様々な学びを経験するうちに、著者は親や名門家系に対する劣等感、周囲に対する憎しみから解放され、「自律」して生きる大人になるために、「自己変革」に挑むようになる。
    中学卒業までに英検準2級とニュース検定2級などを取得。高校は英国に留学し、現在は時折トラブルを抱えながらも落ち着いて対処しつつ、人並の自己肯定感とともに、前向きに生きている。

    人生は誰か他人から与えられたり押し付けられたりするものではなく、自分の選択と行動でつくりあげるもの。どんなにダメな自分でも、自分の取扱説明書を自分の力でつくりあげることが可能。どうしようもないほどダメな「不良品」を自認する著者が、地を這うようにしてたどり着いた希望の境地とは?
  • 2,200(税込)
    編著:
    工藤勇一
    執筆:
    小林弘美
    執筆:
    菅原千保子
    執筆:
    関根奈美江
    執筆:
    加藤智博
    執筆:
    戸栗大貴
    他1名
    レーベル: ――

    教育書として驚異の10万部超え『学校の「当たり前」をやめた。』の工藤勇一校長が麹町中改革をどのように進めたのか―。トップダウンではなく「最上位目標」に沿って、ボトムアップで考えて一緒に取り組んだ教員達による麹町中の記録。

    「学校は何のためにあるのか」というところから、授業や行事を生徒自身の「自律」を高める形に組み替えていき、保護者や地域の人たちも当事者として変わっていく仕組みを詳述。
    「あれは麹町中だから出来た」「工藤勇一校長だから出来た」ということではなく、最上位目標を定めて、目の前にある現実をあるがままに受け止め、改善を重ねたいと考える学校関係者が、そうか、こうやって考えればよいのかと膝を打つヒントに満ちた一冊です。
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    NHK・Eテレ「ギョギョッとサカナ★スター」、
    NHK総合「超ギョギョッとサカナ★スター」等出演
    水産庁お魚かたりべ、枕崎かつお節大使、
    浦安 鮮魚泉銀三代目 ✕フィッシュロック・バンド「漁港」包丁Vocal、
    森田釣竿さん初著書!


    [Special対談]さかなクン×森田釣竿
    「海より深い魚愛!?さかなクンと魚屋のお魚談義」
    [グラビア]いらっしゃい!泉銀へ

    Fish Rock
    第一章 魚さばけ!コノヤロー!!! 
    自分でさばこう! 丸魚/いきなりデカい魚に挑戦する
    鰹、食べ尽くし!
    鰹武士流! 鰹さばき!!
    食べ方いろいろ(塩鰹・フライ・なめろう・塩焼き・煮付け・しぐれ煮・出汁・酒盗)
    番外編・尾ビレの爪楊枝
    お客さんからよく訊かれる 魚さばきのアレコレ
    サメをさばく!!
    フィッシュロック・バンド「漁港」 DISCOGRAPHY

    第二章 魚食え!コノヤロー!!! 
    【魚食】
    一魚集中食べのススメ
    家庭の刺身はもっと自由でいい!
    刺身のタレ バリエーション
    さばくことと食べること
    魚さばきで大切にしていること
    魚さばきと手のケガ
    子ども時代のシンプルな魚食
    フィッシュ界のメジャーとインディーズ
    魚が連れてくる豊かな時間

    【魚屋】
    日本の食文化を魚に戻し鯛!
    削れ! 鰹節
    地元の海苔漁師
    魚屋が水族館になった日
    鮮魚の命
    魚の生まれ故郷と手板
    魚屋のSNSと井戸端会議
    子どもからお年寄りまで集う場
    忘れがたい常連さんの思い出
    マグロの頭と「もったいない」
    フィッシュロック
    マグロの食べ残しゼロ!
    泉銀と私

    【ミニコラム】
    魚屋に来るワタ屋さん  
    泉銀のシャッター 
    信用・信頼・新鮮 ほか

    【寄稿】魚売る日々ー上田勝彦

    ウエカツ水産代表取締役・東京海洋大学客員教授
    上田勝彦さんご推薦!
    個人経営の小さな魚屋が、三年間で一万件も減りつつあるという世相の中で、
    その生き残り方、在りようはさまざまだ。(中略)

    「魚食え!コノヤロー!!!」と雄たけぶ渾身の叫びの奥に、あなたは、単に魚だけでなく、
    島国ニッポンの原点たる魚と食卓をつなぎとめようとする彼のたゆまぬ使命感と、
    その先にある、切ないほどに人を愛し寄り添う温かいまなざしを見るだろうーー
    魚売りはいつだってライブ。フィッシュロックそのものなのだ。

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