ぼくたちのリメイク（３）

ここから始めるんだ。「ぼく」ではなく、「ぼくたち」のリメイクを。
２度目のタイムリープーーそこは2018年。
シノアキと結婚した、恭也にとっては幸せな世界。
しかし勤務するソシャゲ会社の同僚となっていた
河瀬川が担当するゲームが大炎上する…！
手助けしたい恭也だが、胸をよぎるのは
2006年、皆に与えてしまった大きすぎる影響…。
あの頃の「熱」を取り戻し、再び歩き出すための
青春リメイクストーリー、大団円!!

タイムリミットは貫之の退学決定まで。
貫之の学費を稼ぐための同人ゲーム制作だったがそのリアルな納期は思いのほか厳しいものだった。
理想と妥協の狭間で進行していく恭也。
そして迎えた同人ゲーム完成の日――。恭也、そして貫之の胸に去来する想いは…

突然明らかになった貫之 退学のピンチ。
実家とは断絶状態。これまで無茶なバイトで芸大の学費を賄ってきたが、限界がきてしまったのだ。
貫之の才能を消したくない、その一心で立てた恭也の計画。
それはシノアキ、ナナコ、そして貫之の才能を結集して同人ゲームを作ること！ そのジャンルとはーー!?

恭也の熱意で、ナナコは再び歌に向き合う。
学園祭のメイド喫茶に参加させられながら練習に打ち込むナナコ。やがてその心は恭也に…。
しかしナナコはいまだ自分の歌に不安を感じていた。
そんな学園祭の最終日、突然のアクシデントが！　これはピンチ!? それとも才能の誕生の瞬間！？

チームで力を合わせ、いよいよ課題の映像撮影実習の実習にこぎつけた恭也たち。しかし、予期せぬアクシデントのため、撮影の開始すら危ぶまれるピンチに陥ってしまう。
シノアキ、ナナコ、そして貫之。誰もが撮影をあきらめかけたとき、恭也が叫ぶーー「ぜってぇなんとかするっ！」