百万石の禄高をもつ加賀金沢藩。その栄華も今は昔、きびしい財政難に喘いでいた。金沢城下を訪れた清之助の前にも、金で雇われた刺客・関左兵衛が現われる。いったい誰の差し金なのか?
斬り合いを制した清之助は、関の遺言に従い、十両を菩提寺に届けるべく、一路高岡を目指すのだが……。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。
上覧剣術大試合のあと、惣三郎は家族に会わぬまま、ふたたび姿を消した。
あれから5年、大目付に任ぜられた清之助は、親子二代にわたる因縁を断つため、吉宗の重大な命を帯びて尾張へ向かう。
驚きの謎が明かされる最終巻。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。
719円〜850円(税込)
佐伯泰英の時代小説第一作。すべてはここから始まった!
豊後相良藩二万石の徒士組・金杉惣三郎は、14年ぶりに江戸に入った。
何者かによって奪われた相良藩の蔵書の中に、幕府の怒りに触れるもの――切支丹本が混ざっていたという。事が明るみに出れば藩の取り潰しは免れない。
固い絆で結ばれた藩主・斎木高玖からの密命を帯び、真相を探るべく脱藩を装って、江戸での浪人生活をはじめる惣三郎。江戸の市井でさまざまな人々と縁を結びながら切支丹本の行方を探ってゆくと、そこには藩主の伯父である斎木丹波の影が。
密命を果たすため、東奔西走する惣三郎。そんなある日、国許に残してきた子供たち、清之助とみわがさらわれたと知らせが届く。惣三郎は子供たちと藩を救うため、剣を振るう!
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。
切支丹本騒動から七年後。金杉惣三郎は相良藩の江戸留守居役に出世するものの、一緒に暮らすようになった子どもたちと向き合う時間がない。連れ添うつもりだったしのは、一言の相談もなく惣三郎の元から去ってしまっている。
そんなある日、月見の宴を楽しんでいた藩主正室の麻紀が謎の黒装束の一団に襲われ、かばった乳母が殺されてしまう。どうも八代将軍吉宗の出生の秘密をこの乳母が知っていたらしい。
期せずして紀州と尾張の暗闘に巻き込まれた相良藩。藩を守るため、惣三郎がふたたび立ち上がる!
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家族との平穏な暮らしを望む金杉惣三郎だったが、その剣の腕と人柄を買われ、惣三郎の身柄は八代将軍吉宗にうつされる。
そんな中、吉宗の側近が次々と暗殺される事件が起きる。妖刀「村正」を振るい、信玄公の昔より生きながらえているという老武芸者・石動奇嶽の仕業だった。
刀どころか鉄砲さえ通用しない難敵に、決死の覚悟で惣三郎が挑む!
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。
ようやく拝領屋敷で家族そろっての暮らしがはじまったが、しのと娘みわの仲はうまくいかず、息子清之助は岡場所の出戻り女と心中騒動、肝心の惣三郎は酒浸りで、思い描いた暮らしとは程遠い。
親しい人々が家庭崩壊を心配するなか、惣三郎が何者かに襲われ、川に落ちて行方不明になってしまった。
惣三郎はまたしても吉宗を守るため、東海道を下りながら七人の刺客を迎え討つ!
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。
大岡忠相の密偵役を辞退して半年。金杉惣三郎は、荒神屋の帳面付け仕事をしながら長屋での暮らしを楽しんでいた。
しの、みわ、結衣を伴って成田詣でをし、その足で清之助が修行に励んでいる鹿島を訪れ、家族の絆もますます強くなっている。
そんな折、大岡の町火消し再編で、惣三郎の友・芝鳶の辰吉が不当な因縁をつけられる。加えて押し込み先を皆殺しにし、戯れ歌を残す火付け盗賊が跋扈。捨ててはおけぬ惣三郎は再び探索に乗り出す!
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