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夜市
端正かつ幻想的な文体で描く怖さと哀しみ、美しさの奇跡の融合。日本ホラー小説大賞受賞、著者の伝説的デビュー作!
(C) Kotaro TSUNEKAWA 2008
あらすじ・内容
端正かつ幻想的な文体で描く怖さと哀しみ、美しさの奇跡の融合。日本ホラー小説大賞受賞、著者の伝説的デビュー作!
(C) Kotaro TSUNEKAWA 2008
作品情報
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おすすめコメント
SS典子 (BOOK☆WALKER スタッフ)
迷子になった時の怖さと好奇心に似た、あの感じ。
恒川光太郎さんの『金色機械』が日本推理作家協会賞を受賞したということで、 改めてデビュー作であり、日本ホラー大賞受賞作でもある『夜市』を読んでみた。 「夜市」、それは妖怪たちが様々な商品を売る不思議な市場。 いつどこであるのかは不明で、選ばれた人間のみ風にのって夜市に招待される。 ここでは何でも手に入るけれど、高額であり迷い込んでしまった小学生が買えるものはなにもない。 買えないのならばと、弟を差し出した主人公。大切な弟と引換にしてまで手に入れた才能はそれほど価値があったのか・・・。 幼い頃の小さな過ちがいつまでも心に傷を残す、取り返しのつかない夏の日。 悔やんでもどうしようもない過ちや思い出は大小問わず、誰にでもあるのではないか。 簡潔な文章ながら、そんな遠い日の記憶を呼び起こされてしまう切ない余韻の残る物語。 これは、怖いだけのホラーではなくファンタジーなんだと思う。