「1回の人生やけん、好きな人と楽しく生きたら良かと思わん?」太平洋戦争前夜。新宿の片隅に咲いた、小さな、小さな恋の花。昭和初期の花園町。風俗雑誌「性ノ扉」のライター三宅至心は、取材先のデッサン教室でモデルをしていた混血の娘、アキと出会う。やがて恋が芽生え、慎ましくも賑やかな二人の生活が始まっていくが…。世界でその才能を認められた孤高の叙情派作家・高浜寛が新境地を切り拓いた初の連載作品。表現する喜び、信念をつらぬく厳しさ、誰かとめぐり逢う奇跡、愛しぬくことの尊さこれは魂の物語です。――こうの史代(漫画家)素晴らしい青春漫画の王道だ!“エロ”はどんな時代にも生きる勇気を与えてくれる。映画にしたいと思った。――行定勲(映画監督)
(C)高浜寛/竹書房
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自由に生きるのが困難な時代であった昭和初期。
太平洋戦争前夜、新宿の片隅に咲いた小さな恋の物語です。
出会いは最悪なのに、なぜか気になり、お互い惹かれ合っていくという
青春恋愛モノの王道パターンを踏襲しているのですが、本作は他の作品とどこか違います。
社会主義の弾圧、言論統制、戦争など暗い要素はあるのですが不思議と悲壮感をあまり感じません。
“エロ”描写含め、淡々と描かれており、いい意味で軽く仕上がっているのでふと読み返したくなる作品です。
登場人物のモチーフについてあとがきで触れられていますが、著者の身内であるということには驚きです。
2015/06/03