《切り裂きジャックを〝超えた〟男を追え!》
医師の仮面を被った悪辣な「紳士」はいかにして次々と女性を殺害し、逃げつづけられたのか。
歪んだ自己顕示欲に塗れた連続毒殺魔と失態が続くロンドン警視庁の攻防を描いた迫真のドキュメント。
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19世紀末のロンドン、切り裂きジャックの凶行(5名殺害)から間もなく、それを上回る9名の女性たちを手にかけた男が現れた……。
──〝ランベスの毒殺魔〟トーマス・ニール・クリーム。
ストリキニーネによる毒殺、中絶手術での殺害、愛人と共謀した夫殺し。
女性蔑視、毒薬への信奉、強烈な承認欲求が生んだ恐るべき「墮胎医」「脅迫者」「性の偏執狂」の本性を暴く。
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「医師が悪の道に走ると最悪の犯罪者になる傾向がある。なにしろ度胸もあり、知識にも事欠かないからね」
──シャーロック・ホームズ(コナン・ドイル『まだらの紐』より)
シルクハットをかぶり、作り笑いを浮かべた邪悪なまなざしの謎めいた人物。
クリームはヴィクトリア期の典型的な悪役像である。
切り裂きならぬ、毒盛りジャック。ヴィクトリア期版ハイド氏。
人の姿をした邪悪と堕落の象徴。(エピローグより)
「GWコイン大還元祭」は1,500円(税込)以上の購入でコイン還元されます
2,750円(税込)
2,500円 (+消費税250円)
5/7 (火) 09:59まで
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2,500
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(*詳細)
《 シカゴ大学の緊急救命医が告発する[人種差別×医療格差 ]の実態 》
「差別と貧困」が医療ケアに爪を立てる日常に挑み続けた、あるシカゴER医師の葛藤と前進、そして憤懣と挑戦に満ちた熱きドキュメント。
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〈 格差が分断する、医療という名の戦場 〉
通院するカネがなくて病状を悪化させた者、銃撃事件に巻き込まれた者、麻薬中毒者……。
救命救急室に担ぎ込まれるのは、社会構造と医療保険制度から取りこぼされた貧困層の黒人ばかり。
──アメリカ型資本主義の価値観は医療システムの中に勝者と敗者を生み続け、“敗者のいのち” は常に軽んじられてしまう。
社会で正義がおこなわれないかぎり、医療もまた、正当に人を救えるものにはなりえない。
これは、私たち日本人にとっても対岸の火事ではない。
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〈序文寄稿〉タナハシ・コーツ(2016年タイム誌『世界で最も影響力のある100人』選出)
「本書は、パンデミックさなかのERの1年を描いているのみならず、複雑な医療システム全体、そしてそれを捻じ曲げる分配の不平等について果敢に検証する。思い出してほしいのは、新型コロナウイルスの流行が始まったばかりの頃、ウイルスには〝肌の色は無関係〞と言われていたことだ。たぶん、本物の危機にあっては、人間誰もが共有する弱さを克服するため、誰もが立場を超えて力を合わせることになる、そう信じたかったのだろう。
しかし、それから3年が経過した今、黒人とラテン系の人々はこのパンデミックのあいだに平均寿命が3年も短くなった。これは白人の3倍に当たる。あの時点で予想してしかるべきだったのだ。そして今こそ、利口になるべきだ」
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〈訳者〉宮﨑真紀(「訳者あとがき」より)
「全編を通して、ドラマ『ER』さながら救急医療現場に緊張感と切迫感がみなぎり、黒人コミュニティを少しでも癒そうとする著者の情熱と不平等への怒りが満ちあふれていて、読む者を圧倒する。そして、格差構造の根深さをあらためて思い知らされる。いや、日本でも、貧困層の無保険問題、地方と都市部の医療格差など、医療環境に確かに深い溝が存在していることを忘れてはならないだろう」
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【目次】
■序文……タナハシ・コーツ
■1………2020年2月
■2………2020年3月
■3………ジャネットへの手紙
■4………2019年11月(パンデミックの前)
■5………ニコールへの手紙
■6………2020年5月
■7………ロバートへの手紙
■8………2020年7月4日
■9………ダニアへの手紙
■10………2020年8月
■11………リチャードへの手紙
■12………2020年9月
■13………フェイヴァースさんへの手紙
■14………2020年11月
■15………母への手紙
■謝辞
■訳者あとがき
2,200円〜3,520円(税込)
両親を射殺して出頭。しかし「刑事責任能力」はナシ。
統合失調症により心神喪失した凶悪殺人犯はどこへゆくのか。
犯罪精神医療界の構造的な歪みと限界を暴く第一級のノンフィクション。
【精神医療、司法制度に関心のあるすべての人の必読書】
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愛を知らない孤独な青年が、ある日、自宅で父と母を射殺した。
しかし、統合失調症のため、司法精神病院へ措置入院となる。
過剰投薬の拒否、回復の徴候、脱獄未遂、自ら弁護人となっての本人訴訟……。
――そして彼は、今なお病院から出られないでいる。
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犯罪者は逮捕後、世の人々の前からは消えるが、いなくなったわけではない。人生は続くのだ。重警備の刑務所で、あるいは司法精神病院で……。
本書は、評決が読み上げられ、判決が下されたところからはじまる物語だ。
複雑かつ混沌としてはいるが、その後のストーリーはひっそりと、たしかに存在している――。
《当代随一のノンフィクション作家にして精神分析医が描く、殺人犯の青年に降りかかった判決後の驚くべき人生とは》
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【目次】
■はじめに
1……止まった時間
2……汝の父母を敬え
3……想定外の誕生
4……水よりも濃し
5……罪の重さは
6……「フォーカス・オン・フィクション」
7……第八病棟
8……リハビリと抗精神病薬
9……「拘束衣を解いて」
10……過剰に宗教的
11……転換点
12……薬男
13……疑惑
14……思考犯罪
15……怒りと拘束
16……煉獄
17……レディ・キラー
18……「みな恐れている」
19……本人訴訟
20……正気が回復するまで
■訳者あとがき
《切り裂きジャックを〝超えた〟男を追え!》
医師の仮面を被った悪辣な「紳士」はいかにして次々と女性を殺害し、逃げつづけられたのか。
歪んだ自己顕示欲に塗れた連続毒殺魔と失態が続くロンドン警視庁の攻防を描いた迫真のドキュメント。
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19世紀末のロンドン、切り裂きジャックの凶行(5名殺害)から間もなく、それを上回る9名の女性たちを手にかけた男が現れた……。
──〝ランベスの毒殺魔〟トーマス・ニール・クリーム。
ストリキニーネによる毒殺、中絶手術での殺害、愛人と共謀した夫殺し。
女性蔑視、毒薬への信奉、強烈な承認欲求が生んだ恐るべき「墮胎医」「脅迫者」「性の偏執狂」の本性を暴く。
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「医師が悪の道に走ると最悪の犯罪者になる傾向がある。なにしろ度胸もあり、知識にも事欠かないからね」
──シャーロック・ホームズ(コナン・ドイル『まだらの紐』より)
シルクハットをかぶり、作り笑いを浮かべた邪悪なまなざしの謎めいた人物。
クリームはヴィクトリア期の典型的な悪役像である。
切り裂きならぬ、毒盛りジャック。ヴィクトリア期版ハイド氏。
人の姿をした邪悪と堕落の象徴。(エピローグより)
権力者のメンツ、エスカレーションの必然性、内政とのバランス……。
──戦争の構造は、驚くほど、いつも同じだ。
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1960年代、冷戦期に軍事アナリストとしてペンタゴンで働いていたダニエル・エルズバーグは、ベトナム戦争が権力者のメンツや選挙対策によってエスカレートしていくことに疑問を持ち、政府の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の暴露を決意する……。
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インサイダーによるリークは正当化されるのか?
戦争はどのように作られ、継続するのか?
なぜ権力者たちは、戦争を止めないのか?
彼らのメンツは、兵士や市民の命より大切なのか?
報道の自由とは? 国民の「知る権利」とは?
──戦争の構造は、変わらない。
──権力は、その力の維持を自己目的化していく。
資料を縦横無尽に駆使しながら、推理小説のように一気に読ませる歴史ノンフィクション。
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キッシンジャーは、米機が攻撃しているのは軍事関連、工業関連施設だとして空爆を擁護した。たまたま民家や病院に爆弾が落ちたこともあったが、民間人の死亡は気に留める必要なしと思ったのか、キッシンジャーはさらりと流して終わった。「一般市民の死者数はおそらく四〇〇名から五〇〇名にすぎません」(本文より)
蛋白質革命が世界を変える。──いま、新たなる食の常識に乗れ!
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旧来の経済モデルと生活習慣が機能不全に陥った今、求められる新しい「食の物語」とは?
人口増・気候変動・環境汚染に歯止めをかける “ビーガニズム” の合理性と未来を解き明かすオランダ発の注目ノンフィクション。
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肉食主義の神話に風穴をあけ、人を惑わすマーケティング戦略を見抜き、望ましい未来を生む食生活を実践する時がきた……。
蛋白質を得るのに「肉・卵・乳製品」は必要ない。
喫煙者が「白い目」で見られるようになったように、こう言える日がやがて訪れるにちがいない。
──「かつて、そう遠くない昔、私たちは動物を食べていた」と。
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【目次】
■第一章………農家が世界を変えられるわけ
■第二章………善良な人々が悪い物語を信じるわけ
►間奏曲……何も分かっていなかった
■第三章………青白い怒りん坊からセクシーな美男美女へ
■第四章………金持ちのキリン肉、貧民の野菜、みんなの牛乳
■第五章………恋人募集:二〇~四〇歳の格好良くてセクシーなビーガン男性
■第六章………植物ざんまい
►間奏曲……屠殺場の学校見学
■第七章………それが法律だ、間抜け!
■第八章………溶けゆく氷、壊れる堤防
■もっと学びたい人のために
──今も昔も人々の熱狂の渦のなかに聳え立つ、それがエヴェレストだ。
《ページを捲る手が止まらない、山岳ノンフィクションの新たな傑作》
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「そこにそれがあるから」
1924年6月、マロリーとアーヴィンは世界一の頂を目指し、二度と戻らなかった。
百年来の謎を解き明かすため、ベテランクライマーはかの地へ向かう。
そこで目にしたのは、この山に魅せられた人々の、それぞれの人生の物語だった。
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南極、北極に次ぐ「第三の極地」、ヒマラヤ山脈。
そこに鎮座する世界一の頂、エヴェレストに渦巻く熱狂と混乱、そして百年前の謎。
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【目次】
■プロローグ
■第一部 熱狂への道
・第一章………死者に囲まれて
・第二章………モスクワ・ルール
・第三章………上流社会
・第四章………製品テスト界のはみだし者
・第五章………忌まわしき異端
■第二部 山に登る
・第六章………雪の住処へ
・第七章………奇跡のハイウェー
・第八章………ファニの襲来
・第九章………エヴェレストの急変
■第三部 すべてを越えて
・第十章………カムの闘い
・第十一章……イギリスの空気
・第十二章……遥かなる頂
・第十三章……極限での捜索
・第十四章……帰郷
■謝辞
■訳者あとがき
■資料に関する註
■索引
■著者によるペーパーバック版のためのあとがき
付与コインの内訳
2,500コイン
会員ランク(今月ランクなし)
0%
コイン還元キャンペーン
50%
初回50%コイン還元 会員登録から30日以内の初回購入に限り、合計金額(税抜)から50%コイン還元適用
複数商品の購入で付与コイン数に変動があります。
付与コイン数が購入金額(税抜)の100%を超える場合、100%未満になるよう調整が行われます。
会員ランクの付与率は購入処理完了時の会員ランクに基づきます。
そのため、現在表示中の付与率から変わる場合があります。
【クーポンの利用について】
クーポンご利用時、コイン還元キャンペーン分のコインは付与されません。
ただし、初回50%コイン還元分のコインは付与されます。
詳しくは決済ページにてご確認ください。