(まえがきより)
週に一回くらいしか練習できない“テニス弱者”の人は、せっかくのたまの練習時に「なんか調子が悪い」とか逆に「今日はなんだか球が走るなあ」とか思うことが多いのではないでしょうか。
“不調”の状態は、打球が思った方向に飛ばなくてミスが多い、ラケットの真ん中に当たらないことが多い、などではないでしょうか。
そのように考えると、好調不調の波が起きる原因はグリップにある可能性があります。
手首から指はラケットの動きをコントロールする最終段階です。最終段階なので微妙なブレがあったらば上手く打てたり打てなかったりという波が出てきます。
好不調の波が大きい人は一度グリップについてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
ただし、上級者の人、上級レベルをうかがっている人などの好調不調は週一テニスプレーヤーとは別次元のことでしょうから、本書は参考にもならないでしょう。
(本書の内容は初級~中級の下くらいの方を想定しています)
また、“テニス弱者”ではなく毎日練習できるような人もこんな本なんか読まずに自分が信じるグリップでひたすら球を打った方が上達は早いでしょう。“強く”なるためには“脳ミソを筋肉化”することも大事なのです。
でも週に一回くらいしか練習できない“テニス弱者”は、逆に言えば“考える”時間には恵まれているわけです。
たまにはいろいろ考えながら素振りしてみてはいかがでしょうか。
なお、グリップを変えて慣れない握りで打つことによって手首を傷める可能性は否定できません。本書を読んで実験する場合はどうか充分に注意して自己責任で行なってください。しかしながら手首を傷める原因のほとんどは打点位置が間違っていることです。“正しいスイング”も理解しておいてください。
(目次)第1章 前提となる知識と理屈
第2章 フォアハンドグリップの考え方
第3章 正しいコンチネンタルグリップを身につけよう