各660円 (税込)
時は文政時代――。
主人公は本所で口入屋を営む双六屋の若旦那。
仕事を探して訪れる人々に、新たな勤め先を紹介している。
しかし、若旦那が受け持つ客は、大店の元主、手癖の悪い男、身持ちの悪い女、博打好きな男などなど、「わけあり」の者ばかり。
勤め先を紹介してやったものの、騒ぎが絶えないのが常。父親にはいつも怒られているが、柳に風と気にする風もない。
人生は双六のようなもの。何度でもやり直せる。たとえ失敗しても、「いろは」からまた始めればいい。
これが若旦那の口癖。双六屋の奉公人たちも、ご多分に漏れず「わけあり」な男揃いだが、みな若旦那を慕っている。
困った客が引き起こす騒ぎに翻弄されながらも、懸命にそれを解決しようとする若旦那を、影から支えているのだった。
神田で口入屋を営む若旦那伊之助の評判はといえば、滅法よい面倒見。
なかでも、「わけありの客」への、並並ならぬ肩の入れ具合だ。
とはいえ、騒ぎの絶えないのが悩みの種……。
今日も、旗本屋敷へ奉公に上がったはずの客が行き倒れになっていて!?
夜鷹の真似事をしようとする美しい御家人の娘・朋世。
職を求め、江戸に来た四十前後の播州牢人・大野幸之進。
神田今川橋の口入屋“双六屋”を営む若旦那・伊之助のもとには、今日も「わけありの客」が難題を持ち込んで…。
書下し人情時代長篇第三弾。
春先に武家屋敷、長屋とたて続けに起きた火事は、「八百屋お七」の怨みと噂されたが…。
その頃、神田の口入屋「双六屋」では、騙りでお縄になった馴染みの噺家、変人の極楽亭有楽を見世で預かることになったり、
奉公先を紹介した娘が使いこみをしたと戻されたりと、
今日も若旦那の伊之助は、もめごとを収め、事件の真相を解くために奔走する。
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