友を得て、好敵手を得て、歩め若人。三つ年上の兄弟志子から、ついに五戦五勝した。その勝因とは―父岩倉源太夫、母かつみら名を譲り受け、実子の幸司は三太夫となった。その元服を祝う剣友らとともに、三太夫は将来について語らい、胸を膨らませる。だがその裏で、三太夫が剣術を指南する次席家老九頭目一亀の嫡男鶴松には悩みがあった。それは、本心を打ち明けられる友がいないこと…(『真の友』)。齢十四の三太夫が迷い、悩みながらも大人への階梯を上る、青雲の第五巻。
704円〜759円(税込)
跳べ、若軍鶏(わかしゃも)よ! 息子や弟子たちの成長と旅立ちを見守る日々…。七年の歳月が過ぎ、齢(よわい)五十四となった園瀬藩の道場・主岩倉源太夫。だれにも避けることのできぬ“老い”を自覚しつつも、かつて退けた剣士の挑戦を再び受けて立つ。挑戦者の註文は「真剣で」だった―(『歳月』)。道場を開いて弟子を持ち、後添いにみつを娶って、思いがけず子を得た源太夫。息子の成長と旅立ち、弟子の苦節と克服を見守る、逃徹した眼差しの時代小説4篇を収録。軍鶏侍シリーズ新展開の第1弾!
いかなる時も、気高く、清く、にこやかなおしどり夫婦。小兵なれど、剣客である父を超えんとする少年……道場主・岩倉源太夫とふれあう清々しい人々。〈「軍鶏侍…か」十九年かけて敵討ちをなし、武士の鑑と讃えられた園瀬藩の英雄・大野礼太郎は、岩倉家の庭でぼそりと漏らした。その大野が突然の乱心を起こし、岩倉源太夫に上意討ちの命が下る。長い歳月を孤独のうちにすごさねばならなかった藩士の胸の内とは(『孤愁』)〉。淡々と、しかしはっきりと移ろう園瀬の日々に、家族の姿を浮かび上がらせる珠玉の四編を収録。好評「軍鶏侍」シリーズ、新展開の第2弾!
道場を継ぐと決意した息子。園瀬の里に若葉萌え立つ……。 兄龍彦が長崎に留学し、甥の佐一郎や新弟子の伸吉らが頭角を現す岩倉道場で、源太夫の実子・幸司は二代目を継ぐ決意をする。しかし彼には悩みがあった。それは、偉大な剣客である父の秘剣「蹴殺し」を未だその目で見ていないことだ。悩める幸司は父の一番弟子を訪ねるが……(『羽化』)。園瀬の里に移ろう時と、受け継がれる教え。それぞれの成長を描く豊穣の四編。円熟の「新・軍鶏侍」第3弾!
道場の頂(いただき)を目指せ! 遠すぎる父の背を追い、年上の甥らと鎬(しのぎ)を削る日々……。軍鶏道場の息子・幸司が達した境地とは? 〈次席家老の子息の剣術指南に抜擢され、岩倉道場を継ぐ決意を固めた幸司。ところが父源太夫は中老に「御前さまに任せた道場は世襲ではない」と釘を刺される。幸司の兄龍彦は遊学中で将来を嘱望される身、これで岩倉家は安泰よと、藩内から羨む声も聞こえ…(『笹濁り』)〉。軍鶏侍を父に持つゆえ重圧に耐え、前髪立ち少年が剣友とともに、剣の道を駆け上がる日々を描く珠玉の五編。。熟達の「新・軍鶏侍」第4弾!
友を得て、好敵手を得て、歩め若人。三つ年上の兄弟志子から、ついに五戦五勝した。その勝因とは―父岩倉源太夫、母かつみら名を譲り受け、実子の幸司は三太夫となった。その元服を祝う剣友らとともに、三太夫は将来について語らい、胸を膨らませる。だがその裏で、三太夫が剣術を指南する次席家老九頭目一亀の嫡男鶴松には悩みがあった。それは、本心を打ち明けられる友がいないこと…(『真の友』)。齢十四の三太夫が迷い、悩みながらも大人への階梯を上る、青雲の第五巻。
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