23年にわたる『湾岸』シリーズ、ここに完結! ――1年に一度だけC1がクリアーになる元日の深夜、ノブ&ブラックバード号と荻島(おぎしま)&アライズ34Rとの「走り」が始まった。ノンクラッチでシフトアップするというリスクを冒しながら、ノブは荻島に必死に食らいつく。元日深夜の「走り」の果てにあるのは!?
各759円 (税込)
チューニングショップ・RGOをやめた荻島信二(おぎしま・しんじ)は、かつて編集していたチューニング雑誌「GTカーズ」をウェブ上で展開するなど、若手自動車ライターとして活躍しつつあった。そんな中、ニセRGOステッカーを貼ったFD型RX-7が首都高に現れたり、「GTカーズ」の権利を買ったという男・荒井(あらい)が現れたりと、荻島の周辺が動き始める……! 『湾岸ミッドナイト』のセカンドステージ!!!
自動車評論家の荒井(あらい)が主導するチューニング雑誌「GTカーズ」復活の動きに、荻島(おぎしま)、ノブ、リカコら、様々な人間が関わるようになっていく。そんな中、荻島は、新「GTカーズ」のスポンサーである椎名耕平(しいな・こうへい)から、荒井の過去を聞かされることになる。なんと荒井は、荻島が夢中になって読んだ企画「C1アタックFD号」を手掛けた顔出しNGの編集者・RYOであった……!
ノブに続いてエリも、新「GTカーズ」編集部でバイトするようになる中、荻島(おぎしま)は、内定していたカーオブイヤー審査員をおりる決断を下す。そして、「GTカーズ」復活の旗振り役である荒井(あらい)の次の狙いは、「マッドドッグ」と呼ばれた32GT-R乗りの佐藤(さとう)に向かう――。
'90年代の伝説の首都高ランナー・佐藤(さとう)の32Rを駆る機会を得たノブは、RX-7とGT-Rの差に戸惑いつつも、徐々に順応していく。それを見たリカコは、C1外回りのタイムアタックの許可を佐藤から取るが、かつて「マッドドッグ」と呼ばれた佐藤の中で、何かが燻り始めて――。
自動車評論家の荒井(あらい)が主導するチューニング雑誌「GTカーズ」復活の動きに、かつて「マッドドッグ」と呼ばれた32GT-R乗りの佐藤(さとう)も巻き込まれていく。そして、かつて佐藤のRを整備した渋川(しぶかわ)という男の存在が浮上。渋川は、口ではノブやRX-7をけなしつつも、面倒をみたいと申し出る。そんな中、佐藤はノブとの走りに向け、RGOのリカコと組むことを決める。その走りを最後に、走り屋という形から降りることを決意しつつ――。
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