『伝奇、51~70冊(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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海図に存在しないはずの島が発見された現実に色めき立つ米海軍籍の艦艇のブリッジ。その場に居合わせて、あふれ出る感情と涙を抑えることができずにいるのは、かつてその島で濃密な時間を経験をした女──現グローバル・プレス・シンジケート所属のジャーナリスト・伊吹七瀬だった。
一方、啓太はマイルに誘われる形で、マオモの領<カンシ>の禁足地<オソロシドコロ>へと足を進める。付き添いのヒナゴたちが灯を落とすと、暗闇の中、身に着けていた衣服を脱ぎながら、啓太にも同じようにすることを促すマイル。秘儀「カムイ・ホー」の一環、「スズオイの儀」が始められようとしていた──
失われたものを取り戻すために辿るべき過程があるのか──現前する一線を超える跳躍にこそ、本来の形で過去を現在に紐付ける作用があるのか。時間の濁流の中に意志の錨を下ろしていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!【電子版単行本:2026年5月31日発行】 -
たとえその母が、にせものだとしても――。
いつものことである、はずだった。
アマナとともに「どうも呪われているらしい」という廃屋を訪れた撫子は、
子を求めるという怪異・姑獲鳥を斃す。
だが不思議なことにその骸は行方知れずで、自宅に帰った撫子が出逢ったのは。
「――おかえりなさぁ~い!」
「……えっ?」
見知らぬ「お母さん」だった。
生まれながらに親を焼かれた獄門撫子には居るはずもない母が、
いかにもお母さんといった風情でそこにいる。
撫子が斃した姑獲鳥の残滓であるらしい彼女は、
しかし全身全霊で撫子を愛そうとし、母を知らぬ撫子は戸惑うばかり。
やがて消えるはずなのに撫子に愛を与える「ウバメ」の在りようを、
アマナは『残酷な仕打ち』だと糾弾するが、
彼女もまた、ままならぬ想いにとらわれていた。
悩める彼女たちを嘲笑うように、人の域を外れた聖者達の野望が動き出す。
聖地・天橋立を舞台に、この世の秩序さえ作りかえることができるという大霊祭。
心を捨て去ろうとする者たちと対峙する中、互いへの想いゆえにすれ違う撫子とアマナ。
やがて冷たい海に墜とされる撫子に、いとしき怪物が差し出すものはーー。
うつくしくもおそろしい少女鬼譚、愛する人への想いが結ぶ、第五巻。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
座礁した客船にたどり着いた啓太たち。そこにも色濃く刻まれた「シマビト」の襲撃の跡におびえながら、炎がくすぶる船内の探索を始めていく。一方、洞窟で啓太たちの帰りを待つ一行は渇きに苦しんでいた。シマビトから受けた傷をもとに高熱を出した橘にさえ、飲ませる水がない。焦りを深めるさくら。甲斐谷は市原を洞窟の奥に誘う。水源があるはずだ――そう語る甲斐谷の目には、暗い淫虐の色が浮かんでいるのだった。誰が正常で、誰が異常なのか――その境界線を引くのは誰なのか。昨日までの日常が目の前の非日常に侵食されていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!※こちらは「インゴシマ (2)」の一部シーンにデジタル着色を施した商品です。内容は同一のものですので、重複購入にご注意ください。
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漂着直後の「ギシキ」で生贄に選ばれなかった茜・加奈・薫子の三名は、薬草による陶酔の中、シマビトたちに凌辱の限りを尽くされる。ようやく男たちの手から解放され、朦朧とした意識のまま粗末な牢獄に放り込まれた薫子の耳に届いたのは、さらに過酷な運命が自らを待ち受けていることを告げる乾いた声だった。 一方、奴隷身分「イヤツコ」の集落に身を潜めている若林は、島の王・ガモウが集落を訪問するのを見る。ガモウの腹心の部下「ジウベエ」が告げたのは「エギ」の開催。それこそが、アレックスが待ち侘びていた、脱出につながる唯一にして絶好の機会だった―― 生そのものに普遍的な価値があるのか――死こそが業苦を逃れるために通過すべき門なのか。論理と倫理がそれぞれの形で裏返されていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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座礁した客船にたどり着いた啓太たち。そこにも色濃く刻まれた「シマビト」の襲撃の跡におびえながら、炎がくすぶる船内の探索を始めていく。
一方、洞窟で啓太たちの帰りを待つ一行は渇きに苦しんでいた。シマビトから受けた傷をもとに高熱を出した橘にさえ、飲ませる水がない。焦りを深めるさくら。甲斐谷は市原を洞窟の奥に誘う。水源があるはずだ――そう語る甲斐谷の目には、暗い淫虐の色が浮かんでいるのだった。
誰が正常で、誰が異常なのか――その境界線を引くのは誰なのか。昨日までの日常が目の前の非日常に侵食されていく、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
秘儀「カムイ・ホー」。それは「ブッコダマ」を起こすために島の王・ミガトより与えられる試練だった。島内の八つの領<カンシ>を巡り、その地を守る将<タスク>との「死合い」に勝ち、御柱<ミハシラ>を打ち立てる。「さればハチヨのカム合わさり、ブッコダマとなりて、シマは世に降りる」──謎の少女・ウーカの口上により、秘儀が幕を開けた。
一方、ガモウの興により裸で吊られた葵たちには、啓太たちが秘儀を全うするまでの淫らで残酷なタイムリミットが仕掛けられる。特濃の「マジモノ」蒸留液を秘部に継続的に投与されることで、押し寄せるとめどない快楽の絶頂を繰り返し極めていく少女たち。時が過ぎれば、やがて心身の限界を迎えて死に至るという。ガモウは言う。「ミハシラが一つ立つごとに一人を解放する。せいぜい急ぐことだ」──
いまだ知らない領分に足を踏み入れるがゆえの緊迫なのか──親しんだ場所へ繋がる道程であると知るがゆえの期待なのか。高鳴る心拍が表裏から運命を揺らす、トライバル・サバイバル・ストーリー!【電子版単行本:2026年1月31日発行】 -
九郎と琴子の運命に、ひとつの答え。
出所不明の忍法帖小説。モデルは九郎!?
小説漫画累計500万部ミステリ、大いなる転機。
本格推理作家・城平京による本格ミステリ大賞受賞シリーズ、
『虚構推理』最新作!
☆☆☆
WEBに投稿された小説『真九郎忍法料理帖』を見つけた琴子は、
作者が六花ではないかと疑う。
理由は、九郎がモデルにされているから。
しかし六花に覚えはなく――。
誰が、なんのために。
リアルタイムで更新される小説を武器に、虚構と推理が連鎖する!(「忍法虚構推理」)
不死の九郎と知恵の神である琴子。
二人の道行きにひとつの答えが出る。
シリーズ随一の傑作、ついに刊行!
【虚構推理既刊シリーズ】
(1)『虚構推理』
(2)『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』
(3)『虚構推理 スリーピング・マーダー』
(4)『虚構推理短編集 岩永琴子の純真』
(5)『虚構推理 逆襲と敗北の日』
(6)『虚構推理短編集 岩永琴子の密室』 -
修学旅行先へ向かう高校生の一行を乗せた客船が、嵐に遭遇して難破してしまう。流れ着いた海図にない島――そこに住まうのは、不気味な日本語を話し、野蛮な生活文化を営む「シマビト」だった。人が住む島だったと安心する生徒たち。だが直後、シマビトによる生徒たちの【捕獲】が始まる! 飲み水さえも満足に手に入らない極限状況の中で、シマビトたちの圧倒的な暴力にさらされるうちに、少年少女たちはその本能を少しずつ剥き出しにされていく。すべての道徳が吹き飛んだあとでも、人は人としていられるのか――獣に堕ちてしまうのか。命と生の意味を突きつける、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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大島のおばさんって……誰?
「お久しぶり、元気そうね。」
文化祭当日、比名子の叔母を騙って現れたのは、
遥か以前に人喰いの人魚・汐莉が自らの肉を渡し、
死を望みながら不老不死にさせられた少女・あざみであった。
復讐のため、汐莉を執拗に追い続けてきたあざみ。
汐莉のかつての行いの因果が、今になって比名子たちをも巻き込む。
「お前のせいよ。お前がその子に汚い人魚の血なんてあげたから――…。」 -
王母・チオモという絶対的なカードのみならず、ガモウ腹心の将<タスク>衆たちをも拘束して人質とした有利な状況で、ガモウに「全員が無事に島から出る」ための取引を迫る啓太。その智謀を称えたガモウは啓太を一人の将<タスク>として認め、「ツワモノ」と呼び掛ける。だが、そのガモウが示した条件は、島内各地の領<カンシ>を守る将<タスク>たちと「死合う」こと。全てをねじ伏せ「ブッコダマ」が成れば望みは叶える、それまでアオイは我が贄<ニエ>として手元に留める──
一方、神詣<カムモウデ>の生贄として選ばれていた薫子は、海に捧げられるはずだった運命を免れ、インゴの館の湯殿に運ばれていた。マジモノの効き目が身体の奥に濃く残る中、自らが預かり知らぬ事情で生死を左右されていることに憤る薫子。イヤツコの老婆の言葉から、自分が生贄とされたことの背後には桐花の思惑があったことを知ると、その怒りの奔流は桐花への復讐という目的に向かって燃え上がりながら収束していく。
辿り着きつつある命運の峻峰を見上げるとき、己の肉体一つで挑むための登攀の経路を探って見出すことそのものが生命としての働きなのか──登頂を果たした後で踏み越えてきた稜線を振り返り、そこに残された足跡の連なりに生存への渇望を刻み込めたと確認する目線にこそ本能の手応えの重みが宿るべきなのか。唯一の絶対点に向けて幾千幾万の選択肢が鋭角に折り畳まれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!【電子版単行本:2025年10月31日発行】 -
1998年――太平洋上を飛んでいた旅客機が嵐に巻き込まれて、近くの島に不時着する。そこは「シマビト」たちが野蛮な生活を営む、海図にない島だった。若き王族・ガモウの指揮のもと、砂浜に横たわる機体に襲いかかるシマビトたち。囚われの身となった乗客たちのうち、女性は「収穫物」として配分されていき、少女・伊吹七瀬は島の王の「嫁」となることを強制される。男性の乗客の処刑を王から任されたガモウの胸中には、血の色に燃える炎が赤々と宿っていた――命と生の意味を突きつける、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
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修学旅行先へ向かう高校生の一行を乗せた客船が、嵐に遭遇して難破してしまう。流れ着いた海図にない島――そこに住まうのは、不気味な日本語を話し、野蛮な生活文化を営む「シマビト」だった。人が住む島だったと安心する生徒たち。だが直後、シマビトによる生徒たちの【捕獲】が始まる! 飲み水さえも満足に手に入らない極限状況の中で、シマビトたちの圧倒的な暴力にさらされるうちに、少年少女たちはその本能を少しずつ剥き出しにされていく。すべての道徳が吹き飛んだあとでも、人は人としていられるのか――獣に堕ちてしまうのか。命と生の意味を突きつける、トライバル・サバイバル・ストーリー!※こちらは「インゴシマ (1)」の一部シーンにデジタル着色を施した商品です。内容は同一のものですので、重複購入にご注意ください。
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無残な姿に成り果てた太一が残された力を振り絞るように語る、異形のシマビト「コリオ・インゴ」の残虐非道。怒りに衝き動かされた高崎は復讐の意志を固めるが、生き延びることが先決だと市原に諭される。啓太とアキラは合流を急ぐも、先に高崎たちを発見したのはコリオの手勢だった。一方、島における奴隷の身分「イヤツコ」に落とされた若林は、同じ立場にいる西洋人アレックスから脱出プランの話を聞き出す。アレックスは語る。リスクはあるがチャンスもある。飛び込めるか否かは、お前次第だ――荒ぶる運命の渦の中で、うねりに翻弄される者は闇に呑まれてしまうのか――希望を紡ぐ者を照らす光はあるのか。選択の重みそのものが生死を選り分けていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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島の王ガモウの屋敷に連れて来られた葵を出迎えたのは、ガモウの妻のうちのひとり、大矢野桐花だった。自らも「流されてきた人間」だという桐花の口から語られる、島に漂着した人間の運命――それは葵の想像を絶する過酷なものだった。一方、洞窟の奥で「何か」を見た高崎は別の場所へ移ることを強行するが、夜雨と満潮の影響で道を見誤る。さくらの体調が悪化したことを受け、朝まで岩陰で雨風をしのがざるを得なかった一行が昇ってきた陽の下に見たのは、岩礁に打ち上げられた一艘の救命ボートだった――積み重ねられてきた暴虐の歴史を裁ける者はあるのか――時そのものが判決を下すのか。生きようとする意志が互いの運命を絡め合う、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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2年間の昏睡から目覚めた両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。式のナイフに映る日常の世界は、非日常の世界と溶け合って存在している……! もはや伝説となった同人小説から出発し、“新伝綺”ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作――。
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守るべきものが増えた「凡人」は、どこまで強くなるのか。中学生編・開幕!
「お久しぶりです。リンです! 先輩の許婚の!!」
中学二年生になったイツキは、七五三の時に会った少女、皐月リンと再会を果たす。
祓魔師を目指すリンから、弟子入りを頼まれたイツキは魔法の師匠になることに!?
明るく振る舞うリンだったが、その裏には“魔女”に仕組まれたおぞましい秘密があり――。
絶望の淵に立たされているリンを救うため、イツキは夜の東京に巣食う《異界》のカジノへと乗り込む!
「この《ゲーム》、僕たちの勝ちだよ」
魔女が操る理不尽なルールも、積み上げた「努力」で叩き潰せ!
現代転生×伝奇ファンタジー、中学生編開幕! -
自身を除く「ギョウ」の面々がすべて捕縛されたことで敗走を余儀なくされたシンジは、森の暗い木々の間から、啓太の顔を憎悪の眼差しで睨み付ける。ガモウに誓った女王チオモの奪還も成せず、あまつさえ配下をも失うという大失態の原因となったあのイヤツコの男<オゴメ>には、己の分を解らせねばならない。インゴの副王<ガイナ>の矜持において──
一方、ガモウは自らの判断で甲斐谷と薫子を男女それぞれのニエとして選び、神詣<カムモウデ>に出立していた。女王によるニエのセンベツという本来のしきたりを省略してモウデを強行するガモウの胸中を測りかねるジウベエ。その背後でヒナゴたちが不穏に囁く。カムモウデは絶対であり、シマノカムをないがしろにした者はみな滅ぶ──
各々が信じるものが複数の角度から一点において衝突するとき、大半を崩されて失おうとも最後にその場に残ることを許された、か細いものを真理と呼ぶのか──飛散したそれぞれの欠片の煌めきの中に広がる数多の可能性を積算する、異なる位相からの視線の先に立ち現れるのが正否の問いなのか。絶対と相対の無慈悲の狭間でなお鼓動と体温によって紡がれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
【電子版単行本:2025年2月28日発行】 -
一度はマオモの庵に辿り着いたものの、追い付いて来ない甲斐谷の身を案じた若林は来た道を引き返す。その途上で見たのは、切断されたばかりの若い男の「足」だった。甲斐谷のものなのか、そうだとすれば本人は足を切断されたあとでどこかに連れ去られたのか…だが…何者に…? 浮かぶ問いへの答えを考える暇もなく、インゴ将<タスク>衆「ギョウ」のひとり、ゾウジョウが居合の刃にて若林に斬りかかる!
一方、遭難以来の再会を果たした葵と加奈をはじめとする吉ノ宮高校の面々は、庵の温泉で久し振りの穏やかな時間を過ごしていた。生き延びて相見えることができた喜びとともに、温かな湯に身を浸す一同。だがその頃、女王チオモの奪還を目指して森の中を進んでいたシンジたちもまた、マオモの庵に到達しつつあった。啓太が仕掛けた罠<トラップ>が発動し、開戦の火蓋が切って落とされる──
かけがえのない絆を保守するためならばこそ、人は自らの生命を盾にもすることができるのか──全存在を賭けた闘争の中でこそ感じられる安息の重みが、男と女をその根源から奮わせるのか。命運の光線が交錯する一点に向けて白熱した感情が収束していく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
【電子版単行本:2024年8月31日発行】 -
啓太たちが乗っていた客船フリージアの船体の「半分」が太平洋上で発見された。ようやく飛び込んできた一報を受けて、吉ノ宮高校では緊急の記者会見が開かれる。だが、校長・宇野沢が伝える情報は、生徒たちの家族を失望させるものだった。発見された船体の中に乗員や乗客の姿は認められず、彼らの安否は依然として分からないままだという。要領を得ない説明に対して、一人の女性記者が宇野沢に噛み付く。彼女は自らを「伊吹七瀬」と名乗った──
一方、チオモの奪還を至上命令としたシンジの手勢が迫るマオモの庵で、啓太はその人質・チオモを用いた島からの脱出プランを説いていた。「王の母」はガモウに対する絶対的な切り札になると話す啓太だったが、そのプランはマイルによって即座に否定される。ガモウに対する「交渉」は「宣戦布告」と見なされる、皆殺しにされて終わりだ…そう怒るマイルに、啓太はひとつの策があると切り出す。
揺れ動きながら交錯する復数の目線が偶然の連続の中で一致するその一瞬にこそ真実はあるのか──傑出した一つが全ての目線を断絶させた後に立ち現れる水平な世界をこそ真実と名付けるべきなのか。生きるための熱の軌跡が螺旋状に絡み合う、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
オメグミの奪い合いに勝ち残ったガモウ腹心の「カンシ」たち。報酬として自らのヨメゴに迎えるべき女を指名することが許され、入札による「縁組」が進んでいく。囚われの身としてオメグミの立場に陥ったアキラを迷わず指名するアレックス。同じくアキラを指名した巨漢・ナーグォとの「競<セリ>」が始まる――
一方、若林の小屋を出ることに成功した加奈と茜は、改めて島からの脱出のために動き始める。船が漂着した砂浜へ向かおうとする二人の前に現れたのは、梨帆を犯そうとしたところを高崎に咎められ消息を断っていた委員長・甲斐谷だった――
肉体に宿す力こそが希望へと繋がる狭き門扉をこじ開ける最初の鍵となるのか――底の見えない絶望の断崖を飛び越える際に湧き起こるそれを漲らせることこそが肉体に与えられるべき最後の役回りなのか。肌を走る予感が未来を紡いでいく、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
嵐を利用したアキラの作戦は失敗に終わる。再び島に漂着した彼女は小早川とともに今回の「オメグミ」として捕らえられてしまった。船から放り出されていた陸を救出した啓太は、高崎、梨帆、さくらとの合流を果たし、マイルとともに改めてマオモの庵へと戻る。マオモが語る島からの脱出方法、「結界<ハザカイ>に縁<ムスビ>を与える」――その意味を解き明かすために。同じ頃、島の各地に散った吉ノ宮高校の生徒たちも生き残るために力を尽くしていた。「マジモノ」の煙に酩酊しながらも牢を出ることに成功した橘は、シマビトたちに陵辱されていた赤城を救い出す。一方、薫子は、自らの命と肉体を賭してガモウへと接近していく――砕け散った希望の欠片をさえ拾い集めることが未来に繋がるのか――古い執着を断ち切り新たな地平に飛び上がらんとするその跳躍をこそ希望と見るのか。瞬間ごとに運命の色が入れ替わっていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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島の王・ゴジョウの屋敷から脱出することに成功した七瀬は、飛行機が不時着した海岸へと向かう。シマビトに抵抗して殺された乗客たちの無残な有り様を目の当たりにしながらも、七瀬の胸には希望が灯っていた。無線機が生きていれば救助を呼べるはず――無事に機体の中に入り込む七瀬。だが、そこにいたのは、残された積荷を専有して宴に興じるシマビトの一味だった。一方、自らが犠牲となることで七瀬を逃した星は、「夫」となったゴジョウにその肉体を組み敷かれる。せめて苦痛から逃れようと、小姓・ヒナゴが炊き込める催淫性の煙を吸い込み酩酊を深める星。五感が情欲に塗りつぶされていく――昨日までの日常が目の前の非日常に侵食されていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
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ガモウと対峙する危機的な状況をマイルに救われた啓太と葵。運ばれた先の森の庵でまんじゅう・サイコと再会を果たした啓太は、庵の主・マオモから衝撃的な話を聞かされる。島から出る方法はある。ただし、それは「嵐の到来を待って船を出す」やり方ではない――アキラの計画の失敗を悟り、庵を飛び出していく啓太。一方、島の「ツワモノ」として、嵐に運ばれてくる「オメグミ」の収穫を指揮するアレックスは、シマビトの人員を局所的に集中させることによりアキラが脱出するための間隙を作ろうと企む。生きて島を出た彼女が、米海軍の艦隊とともに戻ってくることを信じて――暗闇に射す一筋の光を希望と信じて手を伸ばすのか――その手が絶対に届かないと知った時の戦慄の鋭さこそが人を絶望させるのか。重ねてきた思惑が運命の波浪に弄ばれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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脱出のためのタイムリミットが迫る中、アキラはアレックスを探していた。熱狂する観衆の前で闘技の「勝者」と讃えられた男をあえて殺すことはしないはず。アレックスはまだ生きている――その確信を胸に、アキラは島の中心部へと潜入していく。一方、足を痛めた葵を背負って懸命に走る啓太だったが、あと数歩で森に逃げ込めるというところで、ガモウが二人の前に立ちはだかる。「ヨメゴ」を返せと迫るガモウに、啓太は自分の覚悟を言葉にして返す。葵はお前なんかに渡さない――人が他者を求める感情の根源に横たわる暗く温かなものを愛と呼ぶのか――極限の状況で蠢き出す本能の働きを愛と錯覚する甘さこそが人たる所以なのか。信じる絆がそれぞれの形に編み込まれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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ミガト自らがオキテを破ったことを糾弾すべく、ジウベエたちを引き連れ、ダイギンとカナレの寝所へと踏み込んだコリオ。王に対する反逆の誹りも免れない暴挙に対し、しかし、カナレはコリオを責めることをせず、無礼は許す、立ち去れと告げる。強烈な違和感に思考を巡らせるコリオ。どうやらカナレには俺たちを「城から出したい」事情がある──
一方、エンゾの飛行艇が空を翔ける様を見届けた七瀬は、改めてガモウに島を出たい意志を告げるが、ガモウは「島の成り立ち」からそれは不可能なのだと説く。理解できないと食い下がる七瀬を抱き寄せ、甘く囁くガモウ。「お前はオレのヨメゴだ。ヨメゴを遠くにやるわけにはいかない」──
重ねてきた思惑が運命の波浪に弄ばれていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!【電子版単行本:2025年11月29日発行】 -
2025年10月TVアニメ放送開始!
「ずっと、笑っていてほしい。」
人喰いのひとでなし・汐莉が、自分を掬い上げてくれた少女・比名子に、
最初から抱いていた、そしてやっと伝えることが出来た想い。
比名子がいたから、汐莉はこの世界の美しさを知れたのだから。
対話を通し、種族も価値観も乗り越え互いを理解しあえたことで
ふたりの歩む明日は更に満ち足りたものになっていくだろう。
「君だから、君がいるから、世界はこんなにも眩しい。」 -
2025年10月放送予定、TVアニメ化企画進行中!
「ひとでなしなのは、私の方だった。」
夏の盛りを過ぎ2学期が始まった校内では、秋の文化祭に向け準備が進む。
自らの望みを叶えるためには変わらなければならない、と改めて決意した比名子は、
汐莉や美胡と共に精力的に準備活動に勤しんでいた。
そんな準備中に起きた妖怪の襲撃事件をきっかけに、
比名子は遂に、自分を喰べる契約をしてくれた汐莉が抱く感情を理解してしまう…。 -
再び甲斐谷による凌辱の標的となってしまった加奈と茜を救うべく、ドローンを操る啓太からの指示を受け、高崎・橘とともに二人のもとへ急行する若林。手下のシマビトが一掃され、慌てて命乞いと自己弁護を始める甲斐谷をそっと抱き締めた若林は言うのだった。「甲斐谷、よく生き抜いた」──
その頃、マオモの庵の一室で、赤城と小早川は二人だけの時間を過ごしていた。酒の酔いも手伝い、赤城に対する感情を抑えきれなくなる小早川。「あなたが学校に残ってくれて良かった」潤んだ瞳で見詰められる赤城もまた、小早川への想いを自覚していた。視線を絡ませた二人は、教師と生徒という立場の間に引かれた線を越えていく。
決壊の時が近付いているという言葉にならない切迫の予感が、人と人の間に確かなものを取り結ばせるのか──心の間に通い合ったものの手応えと肌触りこそが、限界状況にあってもなお、人を人として立ち上がらせるのか。人間存在の輪郭に沿って感情と熱量が振り切れていく、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
あたしのあんな姿を見てなお、人間なんかと一緒にいるんだ。
「あたしはね、お前を助けに来たんだよ――人喰い狐。」
松山市内での旅行中に出会った、狐の妖怪・美胡の正体を知る謎の少女。
旅行後、普段の日常を送る美胡のもとに、その少女は突然現れる。
美胡の過去を知る謎の少女は、自身の正体として美胡とも因縁深いとある大妖怪の名を名乗り、
そして美胡がひた隠しにしてきた、消せない過去の過ちについて語り出すのだった…。 -
アレックス渾身の拳を跳ね返し「競<セリ>」に勝利したナーグォには、指名通りにアキラをヨメゴとして抱く権利が与えられた。ナーグォの人とは思えぬ肉体に思うがままに蹂躙されていく最愛のアキラの白い肌。血を吐く思いで耐え忍ぶアレックスだったが、アキラの涙を目にして決死の覚悟を固める。一瞬の隙を縫ってジウベエの刀を奪い、ナーグォの局部を一刀のもとに斬り落とすアレックス。激昂し「捕らえろ、殺せ」と叫ぶジウベエを静止させたのは、会場に響く五人の少女の歌声だった。
一方、座礁したアキラのクルーザーを発見した啓太たち。啓太の読みは的中する。「シュウカク」で荒らされた船内に残されていたのは、シマビトたちの理解が及ばなかったガジェットと武器弾薬――
五感の官能を走り抜ける刺激の先で花開く静寂の地平にこそ人は救われるのか――波一つ立たない穏やかな水面の境地にこそ咲き乱れる生命の歓びそのものが救いなのか。剥き出しの人間存在の輪郭を描き出していく、トライバル・サバイバル・ストーリー!単行本限定、大奥でセイナたちを待ち受ける「キヨメの儀」を描いた『インゴシマR・ハラエ』収録! -
チオモによって進められるオメグミのセンベツ。今回のニエには小早川が選ばれてしまう。若林は小早川の救出のために動き出し、橘と赤城もそれに呼応する。その直後、姿を見せたガモウはセンベツの場を埋めた群衆に向かって宣言する。「此度のオメグミは我がヨメゴに非ず。娶りたくば、奪い合え」――一方、マオモの庵で、これまで得られた情報をもとに島からの脱出について推論を重ねる啓太たち。島を出るためには、島内に八つ存在するという禁足地<オソロシドコロ>で「カムの柱」に働きかけて「ブッコダマを起こす」必要があるという。だが、その方法は――?曲がることのない意志が本来あるべき道を浮かび上がらせるのか――望むべくして望んだ針路を進む歩みの積み重ねをこそ意志と呼ぶべきなのか。押し寄せる非情の狭間に運命の炎が揺らめく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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森の庵に暮らすマオモとマイルの元で不思議な共同生活を始めたまんじゅうとサイコ。マイルが「カタキを取る」と誓って手を合わせるのは、かつてガモウから理不尽な死を強要された父親の遺影だった。一方、アキラの洞窟に戻り、偵察から得られた情報を高崎たちに知らせる啓太。加奈と茜は若林とともに生きていた。そして葵も、島の王ガモウの「ヨメ」として命を繋いでいた。赤城はエギの会場で確かに薫子を見たという。その全員を連れ戻すために、立案した作戦を説明する啓太。力を貸して欲しい、必ずみんなで家に帰るんだ――迫りくる刻限が一筋の希望すら押し潰してしまうのか――僅かな可能性にでも賭けるその意志が切り開く時間をこそ明日と呼ぶのか。時とともに流れていく血と運命が綴る、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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辛くも「エギ・タイサイ」に勝利した若林とアレックス。死闘に興奮を煽られたジウベエが、狂気に瞳を歪ませて二人の前に現れる。華奢な身から漂う濃厚な血の匂いに、生き延びるための戦いは簡単には終わらないことを改めて悟る二人。一方、偵察のためにエギの会場に潜入していた啓太は、ガモウの横に見つけた葵に思わず呼びかけてしまう。絶対に助ける、そう叫んだ啓太の脳裏に、嵐までのタイムリミットが迫っていることを予感させる「ビジョン」が浮かぶ――希望を繋ぎ止めるための恭順ならば呑み込めるのか――隷属を否定した先にのみ見える隘路をあくまでも行くのか。生の形そのものが表と裏から運命に試されていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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「あなたは、何でも善くご存じですのね――」。その女は京極堂に向かって、赤い唇だけで笑った。憑き物を落とすべき陰陽師さえ、科学者・美馬坂幸四郎の抱いたあまりに禍々しい夢を前にして、自分の封印した過去に直面させられる。第49回日本推理作家協会賞受賞の超絶ミステリ完結。百鬼夜行シリーズ第2作。
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「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」。昭和27年の夏、三文文士の関口巽(せきぐちたつみ)は東京は雑司ケ谷にある久遠寺(くおんじ)医院の娘にまつわる奇怪な噂を耳にする。しかも、密室から煙のように消えたというその夫・牧朗は関口の旧制高校時代の1年先輩だった。
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日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ。「私は、嘘吐きなのです」。かつての銀幕の美女・美波絹子こと柚木陽子は謎めいた言葉を口にした。蒸発した加菜子が大財閥・柴田家の遺産相続者だったという事実の他に、彼女は何か隠している……。一方、魍魎を封じ込めるという霊能者・御筥(おんばこ)様の奇怪な祈祷と文士・久保竣公の嗜癖が新たな惨劇を生む! 百鬼夜行シリーズ第2作。
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日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ。「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉はきっぱりと言った。その言葉が刑事・木場修太郎を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井駅で発生した美少女転落事故と連続バラバラ殺人事件に接点はあるのか? 研究所長の美馬坂とは何者か? 深まる謎をよそに加菜子は衆人環視のなか忽然と姿を消した! 百鬼夜行シリーズ第2作。
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謎の寺院、聖宝院文殊寺に乗り込んだ京極堂。白丘、降旗、そして朱美……照魔鏡をかかげるがごとく記憶の深淵が明らかにされたとき、歴史の底に凝っていた妄執が、数百年の時空を超えて昭和の御代に甦る。いくつもの惨劇を引き起こした邪念は果たして祓い落とせるのか。百鬼夜行シリーズ第3作、ついにクライマックス。
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チオモによって進められるオメグミのセンベツ。今回のニエには小早川が選ばれてしまう。若林は小早川の救出のために動き出し、橘と赤城もそれに呼応する。その直後、姿を見せたガモウはセンベツの場を埋めた群衆に向かって宣言する。「此度のオメグミは我がヨメゴに非ず。娶りたくば、奪い合え」――
一方、マオモの庵で、これまで得られた情報をもとに島からの脱出について推論を重ねる啓太たち。島を出るためには、島内に八つ存在するという禁足地<オソロシドコロ>で「カムの柱」に働きかけて「ブッコダマを起こす」必要があるという。だが、その方法は――?
曲がることのない意志が本来あるべき道を浮かび上がらせるのか――望むべくして望んだ針路を進む歩みの積み重ねをこそ意志と呼ぶべきなのか。押し寄せる非情の狭間に運命の炎が揺らめく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
※こちらは「インゴシマ (12)」の一部シーンにデジタル着色を施した商品です。内容は同一のものですので、重複購入にご注意ください。 -
『インゴシマ』単行本限定の【肌色多め】描き下ろしエピソード「インゴシマR」をフルカラーにて大・収・録!むんむん…エロかわ…絶頂怒涛の官能絵巻!!
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舞台は南部の港町・釜山へ。日本の拝み屋が黒衣の巫女を追う!
済州島の怪物(グエムル)を退治した後、月子と巖谷は姿を消した。
月子を秘密裏に確保するため朝鮮総督府から立花が派遣され、
日本からは謎の拝み屋・朽賀狛(くつが・こま)が送られてくる。
三つ巴の追跡劇の開幕。舞台は南部の大都市・釜山。
韓国で話題のオカルティック・アクション、新章スタート! -
嵐を利用したアキラの作戦は失敗に終わる。再び島に漂着した彼女は小早川とともに今回の「オメグミ」として捕らえられてしまった。船から放り出されていた陸を救出した啓太は、高崎、梨帆、さくらとの合流を果たし、マイルとともに改めてマオモの庵へと戻る。マオモが語る島からの脱出方法、「結界<ハザカイ>に縁<ムスビ>を与える」――その意味を解き明かすために。同じ頃、島の各地に散った吉ノ宮高校の生徒たちも生き残るために力を尽くしていた。「マジモノ」の煙に酩酊しながらも牢を出ることに成功した橘は、シマビトたちに陵辱されていた赤城を救い出す。一方、薫子は、自らの命と肉体を賭してガモウへと接近していく――砕け散った希望の欠片をさえ拾い集めることが未来に繋がるのか――古い執着を断ち切り新たな地平に飛び上がらんとするその跳躍をこそ希望と見るのか。瞬間ごとに運命の色が入れ替わっていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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カナレの差し向けた刺客により囚われの身となってしまったコリオ。救出のために居城へと忍び込んだジウベエは、コリオの元へと急ぎたがるトラチヨとカツチヨに説く。戦開きの前に奇襲を仕掛けたと判断されれば、ガモウには「卑劣な逆臣」の汚名が浴びせられかねない。コリオの救出はあくまでも隠密行動として行われるべき──
一方、七瀬は星たちに今泉を迎えに行くことを提案する。明日にでも島を出られる幸運が巡ってくるかもしれない、それから探しても間に合わない。人目を避けるなら夜を選んだ方がいいと忠告する元機長の月見乃に、明るく笑って見せる七瀬。その胸に宿す策は──
信じる絆がそれぞれの形に編み込まれていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
【電子版単行本:2025年1月31日発行】 -
本当にあいつのこと…愛してる?
「お前なんかが、人間に愛されるなんて許さない。許せない。」
隠神刑部を名乗る少女・椿に、いつも手首に巻いている数珠を破壊された美胡。
その数珠は、かつて人喰い狐と恐れられ悪逆非道の限りを尽くした美胡の獣性を封じる呪縛だったのだ。
周囲への被害を恐れ山奥に消えた美胡だったが、
その跡を追った先で、美胡と椿、ふたりを巡る真実が明らかになる。 -
小野不由美の青春ホラーを山本小鉄子がコミカイズ、待望の電子書籍化!!
母を亡くしたにもかかわらず、冷酷なままな隆。伯母の自殺の理由を調べ始めた直樹は、この菅田家の過去帳を見つけ、菅田家の母親が隆たちを入れて六代にわたって、長男より早く亡くなり、そして、菅田家の長男は全員十七歳で死ぬ、ということを知る。隆から半月遅れて、直樹も十七歳になった。ある日家に一人でいると、見知らぬ着物姿の女性が庭に現れ、直樹に「わたしがあなたの母親です」と告げる。それ以来、直樹にも母への憎悪が生まれ・・・・・・。 -
小野不由美の青春ホラーを山本小鉄子がコミカイズ、待望の電子書籍化!!
春休み。毎年、直樹は妹の典子とともに、同い年の従兄弟・隆の家を訪れた。その家は、様々な花に埋もれた野草の里、まさに桃源郷のようだ。隆は3月、直樹は4月、二人はまもなく十七歳の誕生日を迎える。しかし隆の表情は暗く、隆の母・美紀子伯母もまた暗い。そのわけを尋ねた直樹は、「夜、気配がする」という隆の言葉を軽く流してしまう。翌日、隆は豹変する。酷薄な笑みを浮かべ冷たい言葉を放つ隆に戸惑う直樹。やがて悲劇が彼らに訪れる――。 -
一生忘れたくない一週間――金色に輝く髪の少女と出会い、そして最期を見届けたひと夏の記憶。青春ミステリーの名手が贈る最新作!
中学三年の夏休み。初花晴は脚の負傷で大好きなバスケットボールを遠ざけ、
地方にある祖父母の家に兄とともに滞在している。
祖母ハルの勧めで、近くの山にある祠に兄とお参りに出かけると、その道中、
森の中に広がる池の前にしゃがみ込む、華奢な金髪の少女と出会う。
無表情で「自分の名前を知らない」「死にたい」とつぶやく少女を晴は説得。
一週間だけ生きてみることにした少女をセミちゃんと名付けて友達になろうとする。
しかし、セミちゃんの姿をを見ることができるのは晴だけで、兄らはまったく見えないという。
記憶がまったくないようすのセミちゃんを放っておけない晴は、
祖父母の家に招いて一緒に暮らし、寄り添うことにするが――!? -
「兵を挙げてみよ。勝てばミガトの座は譲ろう」絡まった因縁を断ち切るべく、ダイギンとガモウとの間での戦が決まる。戦開きとして定められた「次の満月」まで、チオモはダイギンの元に人質として留め置かれることとなった。最愛の母親を敵の手中に残して本拠へと戻ったガモウは、来たるべき戦と、さらにはその「後」をも見据えた周到な準備を重ねていく。
一方、カナレはダイギンの勝利を確実なものとするべく、ガモウの勢力を削ぐことを企てる。狙いを付けたのは、ガモウの信頼する弟であり実力を備えた腹心でもあるコリオだった。あの男は必ずやダイギンと自分にとっての障害となる。除くならば今──
時とともに流れていく血と運命が綴る、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
【電子版単行本:2024年6月30日発行】 -
『インゴシマ』単行本限定の【肌色多め】描き下ろしエピソード「インゴシマR」をフルカラーにて大・収・録!イクイク!抜かずの!絶頂怒涛の官能絵巻!!
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コリオの手によりガモウのもとへと連れ戻された七瀬と星。ガモウからの強引な求婚を一度は跳ね除けたものの、結婚についての意見を交わすうちにガモウの人間性に触れた七瀬は、その「プロポーズ」を前向きに考え始める。あくまでも目的は生きて島を出ること。そのために自分がやれることはやりたい──
一方、カナレの思惑にあえて乗り「先代のミガトの妻を娶る」ことで自らが新しいミガトの座に就くことになったダイギンは、時間を置かず、ミガト継承の候補だった一同に参集の命令を下す。ダイギンの使者を前に憤るガモウは、しかし、激昂しながらも答えるのだった。「明朝出向く」──
生の形そのものが表と裏から運命に試されていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー! -
自ら一刀のもとにはねた弟・バザリの首級と引き換えに、自由を賭けたステゴロの立ち会いを要求したガザリ。その覚悟に応えつつも力で圧倒したガモウはガザリの身柄を拘束する。処遇を一任されたコリオは淫靡な笑みを浮かべるのだった。
一方、七瀬たちは「カラクリ御免」の異名を取る男・エンゾと出会う。島のモノはすべて自分が造ったと豪語するエンゾの拠点に旧式の飛行艇が置かれていることに気が付いていた今泉は、半ば興奮しながら尋ねる。「この機体は飛べるのか?」自身に満ちた笑みを浮かべるエンゾの答えは──
血と執念の狭間で紡がれていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー! -
その乙女、化物を喰らうさだめ――。
これが応募総数1469作品の頂点。
第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作!
獄門家――地獄より現れた血族。怪異ひしめく古都・京都を根城とする彼らは、呪術を操る胡乱な者どもはもとより、化物にすら畏怖されていた。
そんな凶家の末裔たる乙女――獄門撫子は、化物を喰らうさだめの娘。
荼毘の炎から取りあげられた、このうえなくうつくしく――このうえなく、忌まわしい娘。
しかし……
「撫子か。なるほど、その名の通り可憐だな。」
このうえなく奇妙で、胡乱で、美しい女――無花果アマナ。
自らを恐れもせずに笑う彼女との出逢いが、撫子を変えていく。
花天井に潜むもの。箱詰される人身御供。学園にあざなえる呪い。人を幻惑するけもの。かたちなき化物。
次々と怪異に挑むうち、二人はやがて目を背けていた己そのものと対峙する。
「あなたさえいなければ、わたしは鬼でいられたのに。」
鬼の身体にヒトの心を宿す少女と、ヒトの身に異形の魂を抱える女。
二人のつむぐ縁が、血の物語の封を切る。
TYPE-MOON武内崇氏も認めた、おそろしくもうつくしき、少女鬼譚。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
チオモの隊列を急襲した若林たち。赤城とともに奮闘し、小早川の救出を成功させた橘の胸中には、真剣で人を斬ることにためらいをなくしてしまった自分自身の変化を畏怖する感情が芽生えつつあった。チオモは殺さずに人質に取ることを決める若林。期せずして島の女王を手中に収めた三人は、チオモの慰み者にされていた相川とともに、啓太が飛ばすドローンに誘導され、葵や市原たちが待つ海沿いの拠点に辿り着く。
一方、反旗を翻した「ツワモノ」の一行に母・チオモをさらわれたことを知ったガモウは激昂する。その怒りに同調しながらも、ガモウをミガトの務めに専心させるため、女王奪還の使命を自ら引き受けると名乗り出たのは――ガモウが厚い信頼を寄せる男、副王<ガイナ>のシンジだった。
いくつもの生命の火柱が重なり交錯するその一点にこそ絞り込まれた運命を見出すべきなのか――予め定められた地点へとそれぞれの魂を導いていく大いなる機構そのものを運命と呼ぶべきなのか。過去も未来も今この瞬間の表裏として織り込まれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
ゴジョウとその息子たちを先頭に進んでいく「インゴノカム参詣」。道中で遭遇したコンゴウ一族からの襲撃を無事に退けたガモウは、長老・オキナと島の統治について言葉を交わす。すでに「王」としての度量を備えたガモウの言動は、ゴジョウの目には苛立たしいものに映るのだった。一方、ガモウの隠れ里に身を置いた七瀬は、機長・月見乃たちと星の救出について密かに話し合う。そこに姿を見せたガモウの弟・コリオは、「嫁」だったはずの星がゴジョウの気まぐれにより参詣の生贄として選ばれてしまったこと、そして、自分にはその奪還を手伝う意志があることを七瀬たちに告げる――正気と狂気の間で加速していく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
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島からの脱出を狙うアレックスが待ち望んだ機会、「エギ・タイサイ」。その会場は島中のシマビトが集う大きな宴となっていた。ガモウに伴われて席に着いた葵が目にしたのは、見世物として裸の身で吊られる加奈と茜の姿だった。ガモウは決然と告げる。「弱者は弱者らしく、強者は強者らしく――それが道理だ」と。
一方、参加者のひとりとして会場に足を踏み入れた若林は、島の論理に巻き込まれてしまった生徒たちを目の当たりにして自らの不甲斐なさに苛まれる。いよいよ幕を開ける「エギ・タイサイ」。参加者たちの眼前に現れたのは、アレックスが「死」と呼ぶ、異形の巨体だった――
圧倒的な力こそが望みを叶えるための鍵なのか――すべてを手に入れた者が宿すそれを力と呼ぶのか。血と執念の狭間で紡がれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
普通の人には見えない不可思議なものが見えてしまう飯嶋律。彼がさまざまな妖魔と出会うことで展開していく、恐怖とユ-モアを絶妙にブレンドした物語!!第1巻には、「闇からの呼び声」「あめふらし」「桜雀」の3編を収録。
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「真逆ゲームが続いていた訳じゃないだろうな――」。中禅寺は電話口でそう云ったという。戸惑う記者・鳥口。眩暈坂を次々に上ってくる男たちの口から複雑怪奇な出来事が語られ、古本屋の座敷で収斂していく。揆を一にして伊豆では「成仙道」と「みちの教え修身会」が鹿砦を挟んで対峙。村中は鳴動した。
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「私を――たすけてください」。古本屋京極堂にして陰陽師の中禅寺秋彦が刑事の木場、探偵である榎木津を前にして解き明かす久遠寺家の「血」。呪われた真相は卑劣漢・内藤を恐怖のどん底へと叩き込み、文士・関口の自我を根底から揺るがす。そして京極堂はいう。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」
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