『社会、文春新書、501円~800円(新書)』の電子書籍一覧
1 ~45件目/全45件
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ロシア・ウクライナ戦争の現況と行方は
ウクライナ戦争から500日が過ぎ、
いよいよウクライナの反転攻勢が始まった。
しかしロシア、ウクライナ双方が苦戦を強いられ、膠着する戦線。
戦争の終わりは見えず、2024年のロシア大統領選を見据えると、
もはや4年目への突入が現実となりつつあるという。
この「終わらない戦争」、そして世界秩序の行方は――。
『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)に続くロシア・ウクライナ戦争の著者最新分析。
『ウクライナ戦争の200日』でも一つの核をなした高橋杉雄さんとの戦況分析を中心に、本戦争がもたらした日本人の戦争観や安全保障観の変化、終わらない戦争の終わらせ方などを語る。 -
「健康保険証」廃止で医療制度崩壊へ
「マイナ保険証」義務化に伴う「健康保険証」廃止には、医療・介護現場から猛反対の声が。「マイナンバーカード」の正体も徹底解説。
7000件以上の誤登録、医療現場でのシステム障害など、トラブル続きの「マイナ保険証」。さらに2024年秋には、現行の健康保険証は使えなくなる――。見切り発車、その場しのぎの続く政府の対応への不信感もつのる。このままの状態でマイナンバーカードの「拡充」が進めば、情報流出のリスク、情報弱者切り捨てなどの問題も増大するだろう。政府を挙げて暴走するDX政策の罠を、利用者の目線でわかりやすく解き明かす。
目次
政府は“嘘!”をついている
第一章 「マイナンバーカード」の正体
第二章 マイナンバーカードは本当に安全か?
第三章 マイナ保険証のどこが「便利」なのかわからない!
第四章 頭を抱える医療の現場
第五章 介護現場は悲鳴をあげている
第六章 健康保険証の廃止で、医療崩壊が始まる
座談会 「健康保険証」廃止の撤回を!──全国保険医団体連合会と語る -
政府・官公庁・社会運動団体・マスコミが発表する社会調査の大半はゴミである。我々はいかにしたらデタラメ社会から脱却できるか
世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである。
始末の悪いことに、このゴミは参考にされたり引用されることで、新たなゴミを生み出している。
では、なぜこのようなゴミが作られるのか。
それは、この国では社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないからだ。
いい加減なデータが大手を振ってまかり通る日本―デタラメ社会を脱却するために、我々は今こそゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を学ぶ必要がある。 -
鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏ら第一線のジャーナリスト、論者がいま、教団の実態に迫る!
信者からの巨額の献金、霊感商法、合同結婚式、政治家との癒着など、多くの社会問題を引き起こしてきた統一教会。文藝春秋は、30年あまりの間、その問題点を追及してきた。
宗教とカルトの境はどこにあるのか? 政治家と宗教の関係は? 信者家族はどのような被害を受けてきたか? この一冊ですべてがわかる! -
悲観論はだいたい間違いです
人口減少、男女格差、グローバル化……これらはみな日本の「伸びしろ」です!目からウロコ、腹から納得できる出口流「成長への道」。
日本は衰退している、多くの課題を抱えて打開策が打てなくなっている、と考えている人は多いでしょう。たしかに人口減少、一人当たりGDPの低下、生産性の低さ、向上しない女性の地位など、先行きに不安を感じさせることばかりです。しかし、これらの課題の中にこそ、「日本の伸びしろ」がある。それが出口流の「逆転の発想」です。
資源のない日本が豊かであり続けるためには、モノと人と情報を活発に動かしていくほかありません。本書では、具体的な課題を「伸びしろ」に変える方策を提示します。本書の執筆過程で、脳出血に見舞われた出口さんは、一年のリハビリを経て、学長の職務に復帰しました。本書は復帰後初の日本社会への提言でもあります。
目次
はじめに
第一章 日本の伸びしろはどこにある?
第二章 好きなことを学ぶ高学歴社会に
第三章 人口減少を止めなければ国力は戻らない
第四章 働き方を変えれば生産性は上がる
第五章 移民を迎え入れた日本は強くなる
第六章 女性が生きやすいと経済は成長する
第七章 社会保障改革という伸びしろ
第八章 最大の伸びしろは「選挙」にあり -
今回の戦争によって、米国一極のもとに世界が安定しているのではなく、複数の大国がそれぞれ異なる世界観を掲げて「競争的に共存する」世界に変化した――。
ロシアのウクライナ侵攻は、ポスト冷戦時代の終焉を告げる歴史的な転換点となった。
「理解できない世界秩序への反逆」の続発を予感させる今後の世紀を、複雑な世界を私たちはどう生きるのか。
戦争が日常化する今、思考停止に陥らないために。
気鋭のロシア軍事・安全保障専門家が、評論家、作家、映画監督らと「ウクライナ戦争200日」を多角的に見つめ直す待望の対談集。 -
情報がかけめぐる現代にあって大事なのは、歴史の縦軸・横軸にそって物事を大局的に見ることだろう。
その稀有なる視点を有するのが藤原正彦氏である。
著者は『文藝春秋』誌上において、骨太な論考を寄せてきた。対国政、対コロナウイルス、対中国、対韓国について。あるいは、毎月の「巻頭随筆」においては、時機に則した軽妙なエッセイとなる。
著者に一貫して通底しているのは、「教養」と「品格」と「ユーモア」ということになろう。その言葉は、いかにも日本人の肺腑にズシンと響く。270万部売れた『国家の品格』のエッセンスは不滅なのである。
それらを一冊にまとめて、通読できる贅沢な体験ができるのがこの作品ということになる。 -
ロシアによるウクライナ侵攻を受けての緊急出版。
戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ。
「プーチンは、かつてのソ連やロシア帝国の復活を目論んでいて、東欧全体を支配しようとしている」――西側メディアでは、日々こう語られているが、「ウクライナのNATO入りは絶対に許さない」とロシアは明確な警告を発してきたのにもかかわらず、西側がこれを無視したことが、今回の戦争の要因だ。
ウクライナは正式にはNATOに加盟していないが、ロシアの侵攻が始まる前の段階で、ウクライナは「NATOの“事実上”の加盟国」になっていた。米英が、高性能の兵器を大量に送り、軍事顧問団も派遣して、ウクライナを「武装化」していたからだ。ロシアが看過できなかったのは、この「武装化」がクリミアとドンバス地方(親露派が実効支配するウクライナ東部)の奪還を目指すものだったからだ。
「我々はスターリンの誤りを繰り返してはいけない。手遅れになる前に行動しなければならない」とプーチンは注目すべき発言をしていた。つまり、軍事上、今回のロシアの侵攻の目的は、何よりも日増しに強くなるウクライナ軍を手遅れになる前に破壊することにあった。
ウクライナ問題は、元来は、国境の修正という「ローカルな問題」だったが、米国の政策によって、ウクライナ問題は「グローバル化=世界戦争化」した。
いま人々は「世界は第三次世界大戦に向かっている」と話しているが、むしろ「すでに第三次世界大戦は始まった」。
米国はウクライナ人を“人間の盾”にしてロシアと戦っているのだ。 -
第三次世界大戦はすでに始まっている
アメリカの覇権をくつがえそうとするロシアと中国。サイバー技術とスパイを使った二大陣営の戦いは私たちに何をもたらすのか。
ロシアによるウクライナ侵攻とともに注目が集まったサイバー世界の戦争。そしてにわかに高まる台湾海峡の危機。ロシアと中国というスパイ大国が、アメリカや日本など西側諸国に仕掛けた情報戦争の内幕をスパイ取材の第一人者が解き明かす。
目次
第一章 プーチンの戦争とサイバー戦
第二章 中国は技術を盗んで大国になった
第三章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権
第四章 中国に騙されたトランプ
第五章 アメリカファーストから「同盟強化」へ
第六章 日本はサイバー軍を作れ -
2020年7月に刊行した『コロナ後の世界』の続編。
新型コロナ・パンデミックは2年を経ても収束しそうもない。
この感染症によって、私たち人類の未来はどのように変わっていくのか?
世界が誇る知性7人に聞いた。
第1章 デジタル独裁主義の悪夢を阻むには ユヴァル・ノア・ハラリ
第2章 mRNAワクチンが切り拓く可能性 カタリン・カリコ
第3章 生命とは何か? ウイルスとは何か? ポール・ナース
第4章 コロナ後の働き方はハイブリッドワーク リンダ・グラットン
第5章 未来の都市は「第三の場所」を求める リチャード・フロリダ
第6章 GAFAの勝者アマゾンは医療を目指す スコット・ギャロウェイ
第7章 コロナ後の「Gゼロの世界」 イアン・ブレマー -
本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。
「日本型家族」だ!
核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論!
磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。
若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。
「家族」が日本社会の基礎だが、「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。
(目次)
日本の読者へ――同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ
I 老人支配と日本の危機
1 コロナで犠牲になったのは誰か
2 日本は核を持つべきだ
3 「日本人になりたい外国人」は受け入れよ
II アングロサクソンのダイナミクス
4 トランプ以後の世界史を語ろう
5 それでも米国が世界史をリードする
6 それでも私はトランプ再選を望んでいた
7 それでもトランプは歴史的大統領だった
III 「ドイツ帝国」と化したEU
8 ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する
9 トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本』
IV 「家族」という日本の病
10 「直系家族病」としての少子化(磯田道史氏との対談)
11 トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人氏との対談) -
ウイグル語の使用禁止、不妊措置による出生数の半減、スマホ・GPS・カメラによる徹底監視、「政治的信頼度」の点数化、100万人以上の収容所への強制収容……習近平政権が推し進める「ウイグル人根絶」の恐るべき実態を告発する!
■強制収容所で「漢人化」を強要 少なくとも1000カ所を超える「強制収容所」が設置され、少なくとも100万人以上(アメリカ国防総省高官によれば、約300万人)のウイグル人が収容され、「漢人化」と「中国共産党への忠誠」が強要されている。
■不妊措置で新生児が半減 中国当局によるウイグル人に対する不妊措置(子宮内避妊器具装着や不妊手術)の結果、新疆ウイグル自治区の出生率(人口1000人あたりの出生数)は、2017年に約16人だったのが、2019年には約8人と半減した。
■「政治的信頼度」の点数化 ウイグル人の「政治的信頼度」が点数化されている。ウイグル人ならマイナス10点、パスポート保持者ならマイナス10点、礼拝していればマイナス10点、問題とされる26カ国への訪問歴があればマイナス10点とされ、マイナスの合計が70点に達すると、要注意人物として強制収容所に送られる。
■スマホ・GPS・カメラで徹底監視 ウイグル人は「テロや違法な宗教に関するファイルの所持を確認するため」として、当局指定のスマホアプリのインストールを強要されている。スマホを持たない子供や高齢者は首にQRコード付きのカードをぶら下げている。
●于田ケリム 日本ウイグル協会会長
●楊海英 静岡大学人文社会科学部教授 -
ますます緊張を高める米中関係。「習近平は、完全に全方位敵対路線に入った」と著者は語る。
「最後の皇帝」習近平は何を目指すのか?
・習近平は毛沢東以来の「皇帝」となった
・最新の外交戦略「チャイナ4.0」は最悪の選択だ
・アメリカvs中国を超えた、「世界」vs中国の対立
・仏英独がフリゲート艦、空母を派遣する理由
・ジャック・マーはなぜ「罰」を受けたのか?
・アメリカ真の敵はスパイ国家としての中国
・本当は役に立たない「世界最大の中国海軍」
・オーストラリア、EU、日本、インドが習近平をつまずかせる
・台湾有事、日本はスウェーデンに学べ ほか -
私が総理大臣になったら――。
立憲民主党代表が、総選挙に向けて提示する、目指すべき社会のあり方。
自己責任論が壊した、みんなで支え合う社会を取り戻すために。
「保守本流」を自称する立憲民主党の代表が、その真意と、目指す社会の未来像を提示する。
明治維新以来の「規格化×大量生産型社会」の限界と、互いに「支え合い、分かち合う」社会の
必要性を訴え、もう一つの選択肢を指し示す。 -
日本人の価値観をのぞき込む。
三浦瑠麗が独自の価値観調査で明かす、日本人のホンネ。
政治はなぜ変わらないのか? 「分断の時代」に日本政治が取り組むべき真の争点とは?
第1章 日本人の価値観と分断
第2章 野党の政権交代戦略
第3章 「分を知る」をとるか「進歩」をとるか
第4章 人びとの本音と建前
第5章 日本社会の価値観はどのように変わるのか
第6章 保守と革新の分断を探る
第7章 日本の分断 -
映画を見るように、国際ニュースがわかりやすく読みとける。
・トランプなき世界を、バイデン新大統領はどう導くのか?
・中国の野望はどこまで肥大するのか?
・現実味を帯びてきた第3次世界大戦の勃発地は?
【まえがきより】
石田「藤原さんとは、あるテレビ局の番組審議会でご一緒していて、みんなでお弁当をたべているとき、今回のきっかけになる話題が出たんですよね。最近、テレビを見ていても世界のニュースが少なくなったし、今の若い子は海外の翻訳小説も読まなくなって、世界に関心を持たなくなってますよって」
藤原「そうでしたね。それで石田さんが、たとえば映画『アベンジャーズ』一本を見るくらいの気持ちで、手軽に読める本を作れないでしょうか、とおっしゃった。それで私が思わず、それはぜひ作ったらいいですねとポロリと言ってしまった(笑)」
石田「世界の今のカタチが二時間でわかる初心者向けの本ですから、優秀なガイド役が必要です。若い人がフェイクニュースと闘う力にもなる。もちろん、うってつけの専門家が目の前にいたから、水を向けたんですけどね」
藤原「うれしかったです。それに、国際情勢に興味を持ちはじめた高校生でも読める本は、意外と少ない。大学に入学する前に、これだけ読んでおけば、後は自分で学ぶことのできる基礎となる新書を作る意味が十分にあると思いました」 -
累計111万部ベストセラー『おひとりさまの老後』シリーズ、最新作!
慣れ親しんだ自宅で、自分らしい幸せな最期を迎える方法を提案。
・「孤独死」あらため「在宅ひとり死」へ
・慣れ親しんだ自宅で、自分らしい最期を迎えるしあわせ
・ウエノが徹底取材!「おひとりさまの最期」最新事情
・医師、看護士、介護士、看取り士をコーディネートする方法
・とくにガンなら「在宅ひとり死」が、ほぼ100パーセント可能
・病院死は、医療が貴重だった昭和の名残り
・「老人施設」に入れたがるのは、本人ではなく家族
・ずばり、家で死ぬために必要な費用はいくらか
・「老後の幸せ度」は「おひとりさま」と「大勢家族」が最も高く、「老夫婦ふたり」世帯が最も低い
・たとえ認知症になっても「在宅ひとり暮らし」で問題がない理由
・安楽死、尊厳死は正義か?
・介護保険をどう活用すべきか
・もちろん私は「在宅ひとり死」でゆくつもり
「わたしには家族がいませんので、基本、ひとりで暮らしています。
現在72歳。このまま人生の下り坂をくだり、要介護認定を受け、
ひとり静かに死んで。ある日、亡くなっているのを発見されたら、
それを『孤独死』とは、呼ばれたくない。それが本書の執筆動機です」 (あとがきより) -
リーダーのなすべき仕事とは何か?
良い知事とダメな知事の見分け方とは?
新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。
国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に対応した知事もいた。
マスコミ露出の多寡ではわからない「知事の実力」とは何か。前鳥取県知事が自らの体験を元に解説する。
第一章 知事たちの虚を突いた感染症
第二章 法的根拠を欠いた知事の自粛要請
第三章 各都道府県知事の閻魔帳
第四章 問われる全国知事会の役割
第五章 東京都政と大阪府政を診る
第六章 ポストコロナ時代の首長と議会 -
第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉氏が掲げるのが、「国民のために働く内閣」だ。
それを実現するために断行するのが規制改革、縦割り行政の打破である。
この改革の姿勢は、かつて務めた大臣政務官、副大臣、総務大臣から、
その後に内閣官房長官の職務を7年8カ月まっとうするまで一貫してきた。
本書は、2012年3月に刊行された単行本『政治家の覚悟 官僚を動かせ』(文藝春秋企画出版部)を元に、その後の官房長官時代のインタビューなどを収録した、菅総理の唯一の著書。
政治主導で官僚をどう動かすか。菅総理がこれまで実現させてきた数々の改革から、
政治家・菅義偉の覚悟が浮き彫りになる。 -
好きで結婚したのになぜ関係が悪くなるのか。
浜の真砂は尽きるとも夫婦ゲンカの種はなくならない。
なぜ夫と妻は分かり合えないのか。
その理由は、コミュニケーションの取り方、
物事のとらえ方、育てられ方が男性と女性では
大きく違うから。夫婦関係を改善、維持する秘訣を
テレビで人気の家族問題カウンセラーが解説。
[目次]
第1章 すれ違いは結婚前から始まっている
第2章 なぜ夫は妻の話を聞かないのか
第3章 夫と妻の違いはどこで生じるのか
第4章 夫婦仲が子供の人生を変える
第5章 夫婦仲を改善する4つのステップ -
新型コロナウイルスが国境を越えて感染を拡大させる中、現代最高峰の知性6人に緊急インタビューを行い、世界と日本の行く末について問うた。
このパンデミックは人類の歴史にどんな影響を及ぼすのか?
これから我々はどんな未来に立ち向かうのか?
世界史的・文明論的な観点から、冷静かつ大胆に2020年代を予測する。
[主な内容]
・ジャレド・ダイアモンド「21世紀は中国の時代にはならない」
(カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授。著書『銃・病原菌・鉄』)
・マックス・テグマーク「AIで人類はもっとレジリエントになれる」
(マサチューセッツ工科大学教授。著書『LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ』)
・リンダ・グラットン「ロックダウンが日本人の新しい働き方を生んだ」
(ロンドン・ビジネススクール教授。著書『ライフシフト 100年時代の人生戦略』)
・スティーブン・ピンカー「人間の認知バイアスが感染症対策を遅らせてしまった」
(ハーバード大学心理学教授。著書『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』)
・スコット・ギャロウェイ「パンデミックでGAFAはますます強大になっていく」
(ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』)
・ポール・クルーグマン「経済は人工的な昏睡状態。景気回復はスウッシュ型になる」
(ノーベル経済学賞受賞者。著書『格差はつくられた 保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略』) -
日本の英知が未曽有の災厄に立ち向かう。
新型コロナウイルスの世界的な流行。未知のウイルスにいかに立ち向かうか? 第一線の専門家が語り尽くす。
顕わになった現代文明の脆弱性を克服する道はあるのか。
NHK BS1スペシャルで放送された「ウイルスVS人類」の2回にわたる放送内容をまとめ、さらに未放送の内容も収録。
第1部 未知の敵と戦うために
押谷仁/五箇公一/瀬名秀明
第2部 ワクチンと治療薬
岡部信彦/河岡義裕/大曲貴夫/瀬名秀明
第3部 パンデミックと総合知
瀬名秀明 -
地方議員って何をしているの?
NHKが2019年におこない話題になった全国3万2千人の地方議員へのアンケート。議員の本音から見えてきた課題とは。
議会は何をするところ?/議員報酬は条例で定める/議員が訴える“議会不要論”/首長はなぜ強い?/質問しない、その訳は?/住民投票の未来は/ニュースになった、マズイ議員たち/政務活動費というブラックボックス/“起きていられない”議員たち/議会は“超男社会”/“日本版パリテ法”とは?/定数が埋まらない議会/内田茂と六人の都知事たち/選挙にはお金がかかる?/障害がある議員は特別なのか
ほか、イメージとは違う、いまの地方議会の本当の姿が見えてくる。 -
乙武洋匡が三浦瑠麗に、その生い立ち、家族、孤独を訊ね、三浦が乙武の不倫騒動、さまざまなチャレンジでぶつかった困難に迫る!
いじめ、孤立、セクハラ、同調圧力、ネットでの炎上……。生きづらさに立ち向かうには?両者が聞き手と答え手となり、攻守を入れ替えながら、およそ一年にわたって続けた対話の記録です。
どんな質問にもすべて受け切る。時には政治、社会を論じて、四方八方めった斬り、時には最もプライベートな領域にも踏み込む。話題の二人が包み隠さず語る過激で優しい対話集。
【本書の内容】
○女性として生まれてよかったと思う瞬間
○なぜ、結婚に夢を見ないのか
○どうして男性は自分より頭のいい女性が嫌い!?
○大きな挫折から学んだこと
○世間の作ったイメージを意識して生きてきたことへの思い 他 -
第二次安倍政権誕生後の7年間、日本の防衛費は右肩上がりを続けている。その多くを占めるのが米国製兵器の購入費や維持費だ。対日貿易赤字を減らしたいトランプ大統領が仕掛けるディールに応じ、官邸主導の兵器購入が進む実態を徹底取材で解明する。
本書の基になった東京新聞の調査報道キャンペーン「税を追う」は2018年10月29日から掲載が始まった。税の流れを追い、無駄づかいや政官財界の利権を明らかにするのが目的で、防衛省の兵器調達予算や沖縄・辺野古の米軍新基地建設工事、東京五輪予算、医療費・薬剤費などのテーマを掘り下げ、2019年11月までに約130本のニュース・連載記事を掲載し継続している。一連の記事は、2019年の日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞を受賞した。本書は第2次安倍政権で増大する防衛費に絞って追加取材し、自動車関税の引き上げを切り札に日本に兵器購入を迫るトランプ米大統領の戦略や、官邸主導で米国製兵器の輸入を拡大させ、再び軍拡の道を進み始めた日本の防衛戦略の内実に迫った。本書の取材・執筆は鷲野史彦、原昌志、中澤誠、望月衣塑子、藤川大樹が担当した。
【主な内容】
第1章 自衛隊を席巻する米国兵器~トランプ大統領の兵器ディール
第2章 アメリカ絶対優位の兵器取引~対外有償軍事援助
第3章 降って湧いた導入計画~ミサイル防衛のイージス・アショア
第4章 実は火の車の防衛費~米国兵器爆買いのツケ
第5章 聖域化する防衛費~兵器輸入拡大で禁じ手連発 -
「嫌いな親」を介護できるか? 暴力、暴言、過干渉、きょうだい差別……自分を傷つけた親が老いたとき、あなたの人生はどうなるのか──。
児童虐待やDV、パワハラなど、身体的・精神的な暴力への関心が高まっている。親子関係においても、幼少期に親から身体的・精神的暴力を受けてきた人は少なくない。そうした「毒親」の問題が近年、テレビや新聞でも指摘されるようになっている。
子どもが成人して独立すれば、そうした「毒親」から逃れることもできるが、その親に介護が必要になったとき、子どもは再び親と向き合わなくてはならなくなる。親への責任感の一方で、積年の憎しみや嫌悪は簡単にはぬぐいきれない。
様々な葛藤を抱えながら介護をすることになっても、「毒親」はそう簡単には変わらない。老いてますます尊大、横暴になったり、経済的にも子どもに依存し、子どもの生活を破壊しかねない親もいる。
本書は、「毒親」との関係に悩む人たちの生々しい声を紹介し、その実態や心の内に迫る。介護の経済的負担や認知症への対処、介護をする側の夫婦間、兄弟間の考え方の違いから生じるトラブルなど、「毒親介護」の様々な事例をルポする。
また、専門家によるアドバイスや具体的な対応策なども探り、「毒親介護」の中に希望を見出すための処方箋も提示する。 -
天皇退位か、謝罪か――戦後皇室最大の危機を読み解く
初代宮内庁長官・田島道治は敗戦からまもない昭和23年、その職に就きます。東京裁判の判決を間近に控え、天皇退位問題に揺れる占領下の皇室。その戦後皇室の「危機の時代」を、田島の日記をもとに描くのが本書です。
占領下の天皇退位問題、「謝罪詔勅」の真相、マッカーサー解任の衝撃、宰相・吉田茂との連携……。そして皇太子妃選びから美智子妃の苦悩まで、昭和史の新たな地平が見えてきます。 -
アメリカから日本人が見た日米の「ねじれ」と「非対称」の歴史。
1853年のペリー来航から160年以上の時間が流れたが、日本とアメリカの関係には常に「ねじれ」と「非対称性」がつきまとっていた。
そもそも黒船来航こそが「非対称な関係」の始まりだった。善意と無反省からの「押しつけ」と「ラブコール」を取り混ぜてくるアメリカ。右往左往するだけの日本。
このパターンは戦後改革にも言えるし、近年の構造改革論議でも同じだ。
この「非対称性」より問題なのは「ねじれ」である。
どうして、心の奥に反米を抱えた勢力が長期間にわたって親米政権としてふるまってきたのか。
民主主義と人権の概念を掲げる勢力がどうしてアメリカへの反感を持ち続けているのか。
また、日本の知識層には反米感情がある一方で、アメリカの知日派はアメリカにおける知識層だという「ねじれ」もある。
日本からアメリカへの視線は常に現実的で打算的である。
だがアメリカから日本を見つめているのは、理想主義的で、哲学的・思索的な人々だ。
残念ながら、そこに共通のフィールドがない。
歴史認識問題、沖縄基地問題、集団的自衛権、そして台頭する中国の存在など、さまざまなリスクが絡み、大きなクライシスにさらされている日米関係。
そこにある日米の「ねじれ」に在米作家が鋭く迫る。 -
政治を動かしているのは「イデオロギー」でも「政策」でもない。「人」だ。
政治は、ルールがあるようでいてルールのない世界、組織立っているようでいて組織立っていない世界、
理屈だけでは通用せず、運と実力がすべてを支配する世界。
だからこそ、政治に緊張が生まれ、政治家の個性がますます引き立つ。
本書に登場するのは、安倍晋三から菅義偉・二階俊博まで、いずれも今日の日本を動かす政治家25名。
著者は、これまで政治家や官僚たちの貴重な証言を記録に残してきた「オーラル・ヒストリー」の第一人者。
TBS「時事放談」の司会も務め、生の政治家にこれほど会ってきた政治学者は他にいない。
その著者が、それぞれの政治家に「一対一」の真剣勝負で直接会い、その人物の核心にズバッと迫る。
これを読めば日本の政治が断然面白くなる!
(目次)
■安倍政権とは何か――麻生太郎、山口那津男、谷内正太郎、菅義偉、甘利明、安倍晋三
■自民党の力の秘密――古賀誠、野中広務、脇雅史、細田博之、高村正彦、二階俊博
■チャレンジャーの資格――石破茂、細野豪志、岡田克也、岸田文雄、谷垣禎一、小渕優子、舛添要一
■失敗の研究――仙谷由人、与謝野馨、小沢一郎
■清和会とは何か――森喜朗、小泉純一郎、福田康夫 -
スマホが手放せない! その先に待っているのは……
10代のスマホ普及率は9割を超え、シニアでも約半数が活用するスマートフォン。
圧倒的な便利さから「手放せない」人が多いのではないでしょうか。しかし、その裏には、「手放せない」のにはたくさんの理由があることが、綿密な取材から明らかになりました。
■スマホに管理される子育て
・母子手帳がアプリ化。子育ての相談はAIが24時間体制で応じてくれる
・アプリが授乳のタイミングをお知らせしてくれる。子育ての悩みは掲示板へ
・母親の目線を集めたい子供を描いた絵本『ママのスマホになりたい』がヒット
■がんじがらめの学生生活
・風呂の間も、寝るときも……すぐに返事をしなければならない「LINE」の恐怖
・グループから外されたらいじめがスタート
・「直接殴るのは怖いけど、LINEなら『死ね』って言えちゃう」手軽さ
■たこつぼ化するコミュニティ
・ソーシャルゲームの中だけでは「勇者」でいられるという孤独
・ゲームコミュニティーの居場所を維持するために課金を続ける人々
■いじらせ続ける、その秘訣
・動くモノを追いかけてしまう人間の心理
・トイレまでスマホを持っていく人の数とは?
廃人にならず、賢くスマホと付き合う方法とは何か? スマホの論点が分かる一冊!
目次
◆第1章 子育ての異変
◆第2章 スクールカーストとつながり地獄
◆第3章 すきま時間を埋めたくなる心理
◆第4章 エンドレスに飲み込まれる人々
◆第5章 「廃」への道 -
国連・NGO・他国の介入が戦争を長引かせるのだ!
ベストセラー『中国4.0』の著者、待望の最新作!
著者は古今東西の歴史に通じる一方で、実際の戦場も経験しており、各国の安全保障アドバイザーとして活躍しています。
そのルトワック氏はこう断言しています。良心や正義感、人道的配慮にもとづく国連、NGO、他国による中途半端な介入が、「戦争」を終わらせるのではなく、「戦争」を長引かせている、と。なにも戦争を奨励しているわけではありません。「本当の平和は、戦争の当事者自身が戦争を倦むほど、徹底的に戦った後でなければ訪れない」のです。
「難民支援が難民を永続化させる」「軍事力ではなく同盟関係がすべてを制す」など、見誤りがちな「戦争」と「平和」の見方を正してくれます。
また、「平和のためにこそ尖閣に武装人員を常駐させろ」「日本の「あいまいさ」が中国の誤解を生む」「北朝鮮の核・ミサイル能力を侮るな」「日本が国連常任理事国になる秘策」といった日本への具体的な提言も満載。
【目次】
日本の読者へ――日本の新たな独立状態と平和
1 自己解題「戦争にチャンスを与えよ」
2 論文「戦争にチャンスを与えよ」
3 尖閣に武装人員を常駐させろ――中国論
4 対中包囲網のつくり方――東アジア論
5 平和が戦争につながる――北朝鮮論
6 パラドキシカル・ロジックとは何か――戦略論
7 「同盟」がすべてを制す――戦国武将論
8 戦争から見たヨーロッパ――「戦士の文化」の喪失と人口減少
9 もしも私が米国大統領顧問だったら――ビザンティン帝国の戦略論
10 日本が国連常任理事国になる方法
<訳者解説> -
2016年5月27日、オバマ米大統領が、現職の米大統領として初めて、広島を訪問した。米国内ではずっと、「原爆の謝罪につながる」として避けられてきたヒロシマ訪問がなぜ可能になったのか。
筆者は読売新聞のワシントン特派員として3年間アメリカに駐在したが、そのとき、アメリカ人が知っている日本の都市が、東京の次が広島であることに驚き、以来、ずっと広島と原爆に興味を抱いてきた。そして2011年、広島テレビの社長に就任したとき、ひとつの可能性に賭けてみようと思った。
――2016年のサミットは日本で開かれる。この年はオバマの最後の年でもある。そのとき、広島を訪問する可能性は、ある。
筆者は地元メディア社長として、その人脈をフル稼働して、ヒロシマ訪問を動かしはじめた。広島市民の声をホワイトハウスに届けた「オバマへの手紙」をはじめ、日米両国でのロビー活動にいそしむなど、慎重に準備は進められた。そして――記憶に新しいオバマ訪問の舞台裏を、ダイナミックに描いたインサイドストーリー。
ヒロシマの平和の心を世界へ。感動の秘話満載のルポルタージュ。
オバマ広島演説(英文/日本語訳)を付録として掲載。 -
“最後のセーフティーネット”児童相談所は、なぜ虐待を見過ごして
しまうのか?
虐待された子どもの「最後のとりで」となるのが児童相談所です。
必要とあらば親と引き離したり、一時保護所で預かったり、訪問や
カウンセリングをして安全を確保する役所・・・のはずなのに、
「児童相談所に何度も通報していたのに虐待死してしまった」
という例が後を絶ちません。
人手不足、専門家の不足といったハード面の限界は各メディアでも
言われていますが、それは本質的な問題ではありません。
本書で取り上げる問題の一例は――。
・心理的虐待、ネグレクトの相談終了の判断基準は「死ぬことはないから」
・虐待は手間と時間がかり責任を負いたくないので、学校、保育園などに
押し付ける
・役所の中で児相は超不人気部署。お役所体質の問題が凝縮
なぜ虐待が起きるのか、見過ごされるのか、どうしたらいいのか?
著者は19年にわたり心理司として児相に勤め、2000人以上の家族と
接してきたプロフェッショナル。15万部のベストセラー『教室の悪魔』を
記したカウンセラーが、子どもたちの悲痛なか細い声を交えながら、
満を持して問題のすべてを論じます。 -
子どもの6人に1人が貧困という日本社会。放置すれば43兆円が失われ、政府負担も16兆円増!
日本では衣食住に困るような絶対的貧困は少ない。しかしギリギリの生活で教育へお金をかけられない家庭の子どもは将来の選択肢がせばまり、大人になってから得られる所得が減るだろう。となると回りまわって国の税収は減少。彼らが職を失うことになれば、生活保護や失業保険といった形で支出は増大する。子どもの貧困は「かわいそう」などという感情的な問題だけではなく、私たち一人ひとりの生活を直撃する重大な社会問題なのだ。
本書では、データ分析、国内外での取り組み事例紹介に加え、生活保護世帯、児童擁護施設、ひとり親家庭の当事者たちへインタビューを収録。
【おもな目次】
<第1章 子どもの貧困大国・日本>
貧困は「連鎖」する/子どもの貧困問題は「ジブンゴト」
<第2章 子どもの貧困がもたらす社会的損失>
子どもの貧困は何をもたらすのか?/社会的損失を防ぐために何が必要か?/子どもの貧困が閉ざす日本の未来
<第3章 当事者が語る「貧困の現場」>
ケース1(女性・二十代・自立援助ホーム出身)/ケース2(男性・十代・ひとり親家庭)など
<第4章 貧困から抜け出すために>
貧困の連鎖の正体とは/「社会的相続」への注目/ライフサイクル論
<第5章 貧困対策で子どもはどう変わるのか>
子どもの貧困対策に効果はあるのか?/幼児教育は生涯にわたって大きなインパクトをもたらす
<第6章 子どもの貧困問題解決に向けて>
「子どもの貧困対策プロジェクト」始動/家でも学校でもない第三の居場所を目指して -
もし日米中が戦争したら? アメリカに亡命中の中国民主化運動家が、尖閣諸島、防空識別圏など最新情勢を踏まえ、香港・台湾でベストセラーとなった『仮如中美開戦』を日本向けにバージョンアップ。東シナ海、南シナ海に迫りくる危機、中国膨張の内幕を明かします。「軍国主義は日本ではなく中国だ」「文革世代、習近平の弱点」「開戦、そのとき中国の同盟国は?」「米中サイバー大戦」など、日本にはなかなか伝わってこない事実を鋭く分析。平和と中国民主化を願う著者からの、日本の読者へのメッセージが詰まっています。
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地理と地図――「地政学」が世界を再び支配する!地政学の要因とは、地理、歴史、エネルギー資源、民族、宗教、人口など、人間社会のリーダーシップや技術革新をもってしても変わらない、あるいは変わりにくいものを指す。地政学は決定論でも、ましてや運命論でもない。しかし国際秩序が不安定になると、それまでは隠れていた地政学的ファクターが露呈しやすくなる。いまこそ日本は、「変わらない、あるいは変わりにくい冷厳な現実」を見すえ、地政学的直観力を身につけなければならない。月刊「文藝春秋」の好評連載「新世界地政学」から厳選された51本と、書き下ろし1本を加えて書籍化。第1章 21世紀新世界第2章 グローバル地経学第3章 中国の夢第4章 米国リバランシング第5章 日本の戦略第6章 日本の統治
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2000年以降、中国は三度、その戦略を転換してきた。
「チャイナ1.0」 =平和的台頭
「チャイナ2.0」 =対外強硬路線
「チャイナ3.0」 =選択的攻撃
来たる「チャイナ4.0」とは、どのような戦略なのか? そして日本がとるべき道とは。
戦略論の分野で世界的な名声を確立した本物のストラテジストが語る。
戦略家ルトワックのセオリー
・大国は小国に勝てない
・中国は戦略が下手である
・中国は外国を理解できない
・「米中G2論」は中国の妄想
・習近平は正しい情報を手にしていない
・習近平暗殺の可能性
・日本は中国軍の尖閣占拠に備えるべし -
「日米安保条約があるから、アメリカは日本を守ってくれる」は幻想だった! 集団的自衛権の議論にも一石を投じる衝撃の事実。日米関係を長年、取材してきた著者は、40年以上前のアメリカ政府機密文書に記された、こんな文言を発見した。「米軍は日本本土を防衛するために駐留しているわけではなく(それは日本自身の責任である)、韓国、台湾、および東南アジアの戦略的防衛のために駐留している」こうしたアメリカの政策は今も継続されている。2015年4月に発表された日米の政府間文書「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」には、日本の防衛は日本の「責任」という記述が書き込まれているのだ。しかし、ガイドライン日本語版からは「責任」という重要なキーワードが消えていた。誰が、何のために、作為的な翻訳をしたのか。日米関係の転換点となった沖縄返還へさかのぼり、機密文書をもとに日米同盟の裏側と、そのあやうい現状を暴く。
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東京五輪、サミットは大丈夫なのか?いま地球上をテロの嵐が吹きまくっている。国際テロ組織を抑え込む特効薬はインテリジェンス(情報)しかない。情報収集と防諜の極意を元警視総監が明かす!テロリストを制圧する秘密兵器……それは「情報」である。世界で発生するテロは、年間1万件以上にも及ぶ。だが、情報機関が未然に防いだテロ計画は、この数倍にものぼると言われている。テロリスト摘発のため、情報機関は尾行や監視などあらゆる手段を駆使し、ときにはテロ組織にスパイを潜入させて人的情報(ヒューミント)を収集する。作業はすべて隠密裏に遂行され、成果が華々しく報道されることはまずない。著者は警察時代、公安・外事畑を長く歩み、テロ組織や外国スパイとの闘いに明け暮れてきた。北朝鮮拉致工作員を追い詰めるために、コードネーム「パンドラ」作戦も指揮した経験をもつ。本書では今だからこそ明かせる体験や、過去の大物スパイの実例など豊富なエピソードを紹介しつつ、日本も早急に情報機関を作り、情報収集と防諜の態勢を整えるべしと説く。東京オリンピックや伊勢志摩サミットを控え、日本にもテロの脅威がしのびよる。中国や北朝鮮、ロシアなどのスパイ行為もいまだに活発におこなわれている。経済スパイ行為も止む気配がない。「情報」に甘い日本人への警告に満ちた一冊。
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名著を完全リニューアル「反日」精神構造の奥底には、どしがたい日本コンプレックスあり!盧武鉉政権時代の2006年に刊行されて大きな話題を呼んだ『日本離れできない韓国』。反日政策を推進した親北朝鮮・左翼が退潮し、保守を標榜する朴槿恵政権が誕生したが、韓国の反日は盧武鉉政権時代よりもますます激しさを増している。いったいなぜ、韓国は反日をやめられないのか?本書では、この数年以内に起こった・産経新聞支局長刑事告訴&出国禁止事件・アメリカ大使襲撃事件と安重根崇拝熱・五輪サッカーでの「独島」パフォーマンス・朴槿恵政権の中国への急接近などを新たな素材として加え、韓国人の民族意識と精神構造の奥底に迫る。韓国人の「最も嫌いな国」はダントツ1位で日本だ。しかし本書では、韓国人がいかに「日本」を過剰に意識しているのか、「日本離れ」をしようとするあまり、逆に日本に呪縛されていく悲哀と滑稽さを、政治、大衆文化、経済、社会事件、流行などから巧みに描き出す。著者は今の韓国社会の現状を、日本と聞くと条件反射的に反応する「反日パブロフの犬」と批判するが、韓国への愛情も忘れない。巷の嫌韓本とは一線を画す一冊。
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冷戦終結と欧州統合が生み出した「ドイツ帝国」。EUとユーロは欧州諸国民を閉じ込め、ドイツが一人勝ちするシステムと化している。ウクライナ問題で緊張を高めているのもロシアではなくドイツだ。かつての悪夢が再び甦るのか?
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東ドイツ出身の地味な物理学者は、いかにしてドイツ初の女性宰相という地位を得たのか。東ドイツの秘密警察との関係は?外遊先で、また閣議中に流した涙のわけ。恩人コール首相を追い落とした権力闘争、オバマ、プーチン、サルコジとの駆け引き……ヨーロッパの頂点に位置する「ドイツ帝国」最高権力者の知られざる実像に、熟練ジャーナリストが挑む。
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