『社会、サブカルチャー(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
頭の中では浮かんでいるのに、それをうまく言葉にできない。
伝えたいことや心情にマッチする言葉が咄嗟に出てこない。
語彙力を高めるとは、具体的になにをすればいいのかわからない。
あなたもこんなふうに悩んでいませんか?
言葉選びがうまくて説明が分かりやすい人がいる一方、言葉の引き出しが少ないと抽象的な表現になってしまいます。
例えば「やばい!」という便利で多用しやすい言葉もありますが、便利な反面、ポジティブにもネガティブにも捉えられるため、具体的な感情が伝わりにくい言葉でもあります。
これに限らず、具体的な言葉で伝えることが少なくなると、語彙力はあっという間に落ちていくことを私も体感しました。
そこで、今回は「語彙力アップ」について掘り下げてお伝えします。
本書では、基本的な言葉の収集およびそれらを語彙力に変える方法、1日30分でできるトレーニングもご紹介しています。
ちょっとしたワークも用意しましたので、ぜひ実践してみてくださいね。
オンラインが主流な現代においても、言葉を適切に使いこなす語彙力が求められます。
さっそく本書を使って、あなたの言葉の引き出しを増やしてみましょう。
【目次】
本書の使い方
レッスン1 語彙力とコミュニケーション
レッスン2 語彙力の元になる言葉の集め方
レッスン3 言葉遊びを使って言葉を引き出してみよう
レッスン4 集めた言葉を語彙力に変えるには
レッスン5 感情を具体的な言葉で表現してみよう
レッスン6 語彙力アップトレーニング
【著者紹介】
鬼川桃果(オニカワモモカ)
本業の傍ら、ウェブライターとして活動中。
これまでの人生で得た知識を書籍を通して、読者の方に役に立ててもらうため執筆。
今回は「語彙力アップ」をテーマに、数ある言葉の中からどのように語彙を拾い、語彙力に変えていくかについてまとめたものである。 -
認知症もガンも、いい〈香り〉で治療する
時代がやってきた!
視覚、味覚、聴覚などと並び、非常に身近な感覚でありながら、科学的にまだ謎が多く残る分野――それが「嗅覚」である。重度の認知症患者の症状を改善したり、がんの終末期の疼痛を和らげる〈香り〉。これまでの西洋医学では太刀打ちできなかった病状の治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最先端の臨床例からわかりやすく解き明かす。
■目次
第一章 嗅覚のメカニズム~ヒトはどのようにして<香り>を感じるのか
第二章 <香り>が人体におよぼす作用~アロマセラピーのサイエンス
第三章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く<香り>~メディカルアロマセラピーの最新研究
第四章 <香り>の効能を楽しむ~精油の使い方 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
裏モノJAPAN
体験ベースの欲望追求エンタテイメントマガジン
◆特集 最新騙しのカラクリ50
●情報けものみち
・オリンピック予選落ちの涙で母性本能をくすぐる!
・パンツ売りのノリ子
これで生計を立てられるかしら?
・お見合いパーティのプロフカードに「童貞」と書いてオネエさんの筆下ろし願望をくすぐる
・うれし恥ずかしセクハラショッピング
・人生の真実
タイムマシンに乗って若かりし自分に教えてやりたい
●カラーグラビア
・お嬢さん おじゃマンしま~す #185 なお/23才 派遣社員/渋谷
・マー君のニッポン珍百景
・タネ、オモロイ風俗でも探してこい!
・帰ってきた!バカ画像だよ人生は~祝ってやる
・ペアーズ書記長
・私たち裏モノレディー
●シリーズ
・ブルーシャトー 読者ページ
⇒ 既婚者限定合コンの
2番人気「●ラクコン」もやっぱりオイシかった!
⇒ お休み処でこっそり手コキ。
深夜の喫煙所でフェラ。デリヘルを呼べる健康ランドがあった!
⇒ 格安で泊まれる「ネットルーム」の貧乏家出オンナったいは
プチエンコーに応じるのか?
⇒ 30年ぶりの同窓会で再会した
還暦の担当オンナ教師のひからびた乳首を吸いました
⇒ 小売店のみなさん、ご注意を。
防犯ゲートをくぐりぬける万引きと、値札付け替えサギの手口
⇒ いまだ大人気オンラインゲーム
「スプラトゥーン」の初心者人妻、シュフラトゥーンが食いやすい
⇒ 素人娘のエロインタビュー&裸体に毎月コーフン
おじゃマン動画が見たい? ならば紙+デジタル予約購読に注目せよ
⇒ 初期投資1万6千円。3年間、月159円だけで電話かけ放題!
・山野先生の小銭稼ぎ入門
・読者様の御声
・しんさくヤルノート 距離を縮めた5分間
・インテリやくざ文さん 絶望の玉川
・くたばれ、リア充! カップルが幸せを願う七夕祈願祭
・長澤まさみのような恋人が欲しい 41才目前で気づいたこと
・この世のひみつ タダ触り
・幽霊物件に住む コーポ中野101号室 オカシな侵入者
・拝啓、美人店員さま メンズ雑貨店の店員さん
・フーゾク噂の真相 エンコー女をメチャクチャ説教したらどうなるのか?
・テレクラ格付け委員長 下品の極み
■著者 鉄人社編集部
編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。
※一部変更し一般版として申請している作品です。漫画に関しては掲載されていません。
お間違いないようお気を付けください。
(本データはこの書籍が刊行されたに掲載されていたものです。) -
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【マンガ】欲望ゾクゾク!! 1冊まるごと実体験【コミック】
●体験ルポ
・こちらが旅先で乱れる美人添乗員でございます
女性のツアコンが運転手や客とヤッてるって噂、本当なんです
・奄美諸島 ガイ骨の呪い
風葬を見せ物に一儲けを企んだが・・・
・オバさんとオメコして小遣いがもらえる本当のお話
新宿歌舞伎町の路上で男女紹介屋に出会った
・シャブのアガリを横取りしたオレ
ヤクザの会話を盗聴し
・エロ家庭教師が、スワッピングパーティで見たものは
世のなか、ナニが起こるかわからない
・店の権利いただき!
銀座のママを騙して高級クラブを乗っ取る
・禁断の中国エイズ村で何が起きたか?
スクープ写真を撮るため決死の潜入取材!
・1カ月1千万抜けたらヤラせてあげる
常連客を垂らし込みゴト集!団結成
・お客さん、あなた変です
今日もアダルトショップにヘンタイさんが
・神聖なるものを汚す興奮、巫女さんと交わる
・オレとママさんバレーチーム20人のとってもエロ~い間柄
・売春島から逃げ出すには、この海を泳ぐしかなかった
17歳の少女、決死の脱出リポート
・人生一度の大バクチ! 私の銀行強盗体験
・新聞はインテリが作ってヤクザが売るって本当なんです!?
オレが入った新聞拡張団のコワ~イ裏事情
・中国人による中国人のための強盗同上体験記!
窓ガラスの割り方から射撃訓練まで
・不倫をネタにオレを強請る犯人は誰だ?
・奥様、私のゴールドフィンガーを試してみませんか
アロマエキスでごっつぁんです
・東京・渋谷のラブホでマジックミラールームを発見!?
アノ噂はやはり本当だったのか!?
・獣姦トレーナーというお仕事
チンパンジーを手なずけカジキマグロを闘う
■著者 鉄人社編集部
編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※一部変更して再申請している作品です。お間違いないようお気を付けください。 -
「わかるかも」が口癖のあなたへ。
「わかるかも」が口癖のあなたへ。
【内容】
初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのこと――
誰かの痛みや怒りや悲しみが、まるで自分のことのように思えることがある。乳化した水と油のように混ざり合ってしまう。だけどあなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。他者同士である私たちが、重なったりずれたりしながらともにあるための、「共感」と「距離感」。その可能性と難しさについて。
「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。ゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描きます。
“共感も距離感もうまく使いこなせない。だからこそこだわってしまうのだろう。なんとか組み合わせて、練習しながら上手になっていきたい。混ざり合った世界と分離した世界を同時に生きるように。言葉にならないものと言葉を重ねて一つにするように。”
――「はじめに」より
自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと……様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集。 -
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なんでも言うこと聞きますから・・・
★あの娘が本当はエロかったなんて・・!
★一見清楚なJDや奥さんとの濃密体験レポート話
★僕の「眠り姫」を抱いてみませんか?
★カップルのエロ遊びに参加させてもらう単独男の告白
★貢がせナンパ師ゆきひでの優雅な6年間
★裏モノJAPAN【別冊】
●一緒に酒を飲んでヌイてくれる流れが約束された風俗
●ツイッターパパ活は10代に絞ると安く買える
●拝啓、美人店員さま 今こそ手紙の力を信じて★レディース服屋 パート2
・いっつも手紙配り歩いてるっしょ?
・なんかそっちでもいいような気がしてきた
・自分から奥まで加えてきましたよ!
・嫌がるどころか変態熟女のような喘ぎ声
●一緒に旅行もできる“定期”のお楽しみ
●「捨てるのも忍びないので・・・」
ジモティーでセックスするとっておきの方法、教えます
●メンズエステで過激なサービスをしてくれるセラピストの見抜き方は?
●40代のおっさんだけどマッチングアプリで遊びたい
●昼間からゲーセンのコインゲームをしてる女なんて、
暇すぎるからナンパ歓迎でしょ
・コイン残ってるんで無理ですね~
・早くコインを減らしたいんだよね
・「あれぐらいしかやることないし」
・射精できませんでした
●周囲の男が面白いように沼ってゆく過剰メンエス
●「婚外恋愛」したがる人妻押し寄せるマッチングサイト
●酒を飲んでヒマなんてナンパしないわけにいかんでしょ
●梅毒怖くてフーゾクで遊べない
●誰か、ぼくの「眠り姫」を目の前で犯してくれませんか
・古風な彼女と制限の多いセックス
・熟睡中の今なら写真撮れる
・バイブにも気づかないのは睡眠薬を飲ませたから
・精液まみれの裸体をパシャリパシャリ
・友人の句さんを犯す男、彼女を友人に犯させる男
・他人の彼女を凌辱するその隣でビデオカメラが
●出会いカフェの新規茶メシ女はお宝のような存在である
●絶対に手マンしたい男は性感帯「あそこ」嬢を選ぼう
●35歳を過ぎてもメンヘラのおばちゃんがおるんですね
●ヌード写真を担保に金を借りた日本人女性
●我が西川口のカジュアルソープはたった1万5千円なのに、生で中出しできます!
●僕、カップルのエロ遊びに混ぜてもらう単独男を10年やってます
覗き、チカン、みるだけ
・営利目的の偽カップルだった
・周囲にバレないよう大型トラックに挟まれて
・他の視聴者は触ったことがないのに
・彼のフリをしながら彼女さんの乳首を
・部屋の窓から互いのセックスを見せ合う
●野村、ピンサロのボーイになる
・これを機に野村君も染めちゃえば?
・算数もロクにできねえ奴が多いんだよ
・ムダに見えるけど意味があるんだろう
・トビラが閉まれば、「オッサン、キモいんだよ!」
・最低でも50は取らないとメンツが立たない
●新人フーゾク嬢を同じ日に二度指名したら・・?
・よし、今日もう一回会いに行っちゃおう
・じゃあこれ終わったら、焼肉でも食う?
・これもしかして、新人ちゃんを店外に狙う方法として、アリなんじゃないか?
ほか
■著者 鉄人社編集部
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裏モノJAPAN特集
最新特集合本ボリューム版1年分★怒涛の637ページ
■目次
【特集ネタ】
●1 本気で効いたサプリと薬
・猛威を振るう梅毒への対抗薬は?
・激務ソープ嬢たちが愛飲する疲れ取れドリンク
ほか
●2 男の欲情スポット
・密着しすぎる社交ダンス教室
・既婚男女の出会いはここで決まり
ほか
●3 ヤバい奴らは知っている 禁断のアイテム40
・手巻きタバコに見せかけて合どらを吸う連中が増加中
・マリファナ農家と客をつなぐマッチングサイトが存在する
ほか
●4 探せるヒントつき なぜか摘発されないあエッチなお店
・いま大人気のエロいこと全部
・大阪の素人立ちんぼが熱い!
ほか
●5 マスクを捨ててヌキに行け 新快感フーゾク55
・ガルズバーでフェラ!
・双子と遊べるソープ
ほか
●6 今バズってる裏モノ全部
・立ちっぱなしのインド製ボッキ薬
・メンエスとソープが合体!
ほか
●7 おっさん、既婚者がセフレを作るいま最適な方法
・人妻が集まるサークルはどこ?
・既婚者合コンの正しい振る舞い
ほか
●8 下半身がみなぎるエロスポット50
・ニューハーフ外人の人造マンコに突っ込める
・現役AV女優の接客でチル効果が跳ね上がる
ほか
●9 おっさん50人のエロ体験に学ぶ 腰が抜けるほど気持ちいい裏ワザ
・新しいヌキテクは?
・セックスで燃えるには?
ほか
●10 安全で確実! エロ遊びのノウハウ初歩から教えます
・立ちんぼの安全な買い方は?
・出張先でいい風俗を見つけるには
ほか
●11 全国メンエスの名店
・都内 ※※※ いろいろな店のランカーだったセラピストが在籍。文句なしの一級品
・福岡 ※※※ ここの強みは、※※ドロドロヌルヌルマッサージだ
ほか
●12 スマホで楽しめるエロすぎるサイト50
・新しいヌキテクは?
・フーゾクの興奮を倍増させるには?
ほか
●13 0から学ぶエロ遊びの基礎の基礎
・ラブホ外にデリヘル嬢らしきかわいい子が歩いている。あの子と遊びたい!
・風俗嬢をセフレにしたい
ほか
●14 全国メンエスの名店
・秋葉原 SNSで人気のある嬢が多数在籍。美女が集まる健全店
・銀座 都内に複数店舗を持つ老舗優良店。摘発されたが同じ名前で復活
・大阪 女の子がいやいや働いている感じがなくて雰囲気がいい
ほか
■著者 鉄人社編集部
編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。
(本データはこの書籍が刊行されたに掲載されていたものです。) -
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落語家立川吉笑が雑誌『中央公論』に連載中の人気コラムをまとめた電子書籍。各回タイトル:(1)芸名変更ニモマケズ(2)明日は昨日の風が吹く(3)SMAPこわい(4)疑わしきは、我にあり?(5)散り際は、潔くなく(6)“ベタ”力(7)コンプライアンスの功名(8)アラ出汁はいつでも美味い(9)応援してしまう夏(10)不倫よりも抜きたいスクープ(11)お金の重み(12)人気稼業は大変だ。 -
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突然はじまる介護生活
本書で「困った」をぜんぶ解決!
2025年、団塊の世代全員が75歳以上の後期高齢者になります。
75歳を超えると要支援・要介護の割合が一気に上昇。
介護生活は誰にでも起こりうるのです。
はじめての介護は突然やってくることが多く、
手続き、制度、サービス、お金のことなどではじめて知ることも多くあり、
たくさんの「困った」が出てくるはず。
本書では、専門家たちが介護にまつわる制度、手続きなどの基本、お金の話、
介護生活をサポートしてくれる商品、介護施設の選び方など、
さまざまな方面から介護について解説していきます。 -
かつてレズビアンカップルとして見做され、自分たちでもそう思っていた私たちの輪郭はわかりやすい名前を失ってとろりと溶けた。家人は世の中の女性、男性という枠組みのすき間をゆらりゆらりと行き来する。その家人とパートナーシップをむすぶ私がレズビアンと自称するのは実情とやや乖離してしまうだろうか、などと考えたりもする。”
──「第2章 ヤマウチくんはノンバイナリー」
この名づけがたく、かけがえのないパートナーシップについて。ドラマティックなくせに驚くほど心温まって、地に足がついている。そんな私たちの生活と愛について。
【本書の内容】
清水えす子さんと山内尚さんはカップルで、ふたりとも「出生時に女性として割り当てられた者」として生きています。そして、山内さんはノンバイナリーでもあります。
バイナリー(男女二元論)が前提とされるこの社会のなかで、このようなパートナーシップのあり方は、ときに規範からの「逸脱」と見なされ、シスジェンダーの異性愛カップルと比べて「承認」が得られにくいどころか、構造上の不利益や不平等も受けやすい……。この本に登場する〈シミズくんとヤマウチくん〉は、そうした社会状況において生み出された〈非実在カップル〉です。
“家人がかつて祖母に交際相手の人となりを説明するよう求められたとき、非実在文学青年シミズくんが生まれた。この交際相手とは私のことだ。シミズくんは、私について性別を伏せて語ったところの産物である。”
──「プロローグ」
この本は、クィアたちがパートナーの存在を隠すときに立ち上がる〈非実在の恋人たち〉を、想像力で掬い上げようとした結果です。〈非実在〉に思えるかもしれないけれど、〈かれら〉のような存在はたしかにこの社会にあり、そんな〈かれら〉にも個別具体的な生活があり、感情があり、それぞれのやり方で日々を生きのびているのではないでしょうか。
そちらの暮らしはどう?
実際のカップルだからこそ編むことができた、喜怒哀楽に満ちた(パラレルな)日常をえがく、唯一無二のエッセイ集の誕生です。
【登場人物】
ヤマウチくん
漫画家。シミズくんのパートナー。家事においては料理を主に担当している。シミズくんがあまりに熱いものを持つのが下手でしばしばびびる。比較しようがないけれど、自分に比べて皮膚が薄いのかなと思っている。そろそろ新しいフライパンがほしい。
シミズくん
ヤマウチくんのパートナー。もともと食器洗いの担当で、最近食洗機を導入できたのがうれしい。洗濯物も自動で畳めるようにならないかなと思っている。ヤマウチくんが仕事中に水分をちゃんと摂っているとほっとする。普段は精神科医をしている。
山内尚(やまうち・なお)
漫画家。清水えす子のパートナー。
清水えす子(しみず・えすこ)
山内尚のパートナー。普段は精神科医をしている。
【もくじ】
プロローグ
第1話 シミズくんとヤマウチくん
第2話 ヤマウチくんはノンバイナリー
第3話 こんな社会で生きています
第4話 魂が貴族──あるいは異形たちの生活
第5話 ふたりで暮らす
エピローグ -
【本書の内容】
皆さん服とどう向き合っていますか? 自由な、しっくりくる「装い」で、日々生きることができていますか?
この本を書いたのは、男女二元論で説明しきれない性別を生きる、ノンバイナリーの山内尚さんです。漫画家としても活躍中の山内さんは、服が大好き。しかし、自分にとって心地いい服と出会うまでの道のりは、けわしい獣道でした。
服屋さんの多くはメンズとレディースにはっきり分かれていて、最近では性別を問わない“ということになっている”ユニセックスの服も増えてきたものの、そもそもこの三分類がしっくりこないと感じている方も、案外いるのではないでしょうか。
この本では、62点のファッションイラスト、4つのコラム、2つのマンガ、5本のエッセイがフルカラーで収録されています。あらゆる表現を駆使しながら、ノンバイナリーであること、ノンバイナリーにとっての装いの問題など、さまざまなテーマに向き合った贅沢な一冊です。
“ノンバイナリーにとっての服ってなんなのでしょう。(…)ノンバイナリーであることを主張するためのプラカードであり、自分を“ふつう”の人たちのなかに隠すための木の葉であり、自分の気持ちを落ち着かせるためのお守りであり、日々を暮らしていくなかでの苦しみを生み出す毒薬であったりするのではないかと思います。一筋縄ではいかなくて、でも味方になったらすごく頼もしいやつ、服。”
もちろん、「これがノンバイナリーの正解の服である」と伝える本ではありません。山内さんの服をめぐる旅路を追体験することを通して、皆さんにとっても新たな発見があることを願っています。
【もくじ】
はじめに
僕/私にとっての「ノンバイナリー」
春夏
ノンバイナリーにとっての服──忘れられないひと言
おそろい
パートナーと共に装う──世界と対峙する方法
秋冬
バイナリーな社会で労働することの困難
特別な日
僕/私に、まだ自分を表す「言葉」がなかった頃の話
おわりに
小物
アクセサリーたち Accessories
香水 Perfumes
頭飾り Headdresses
部屋着 Loungewear -
野球ファンの多くは、テレビや配信、テキスト速報、SNSでプレーを共有しながら楽しみ、勝敗に一喜一憂する。実際にプレーする人や現地観戦する人もいるが、ほとんどのファンはメディアを通して野球を見ている。では、メディアはどのようにして野球を捉え、描き、野球そのものに迫ってきたのか。
写真やイラストを多用して野球を見る視点を生み出した雑誌、カメラアングルや実況で野球の見せ方に大きく影響したテレビ中継、選手を操作するゲーム、実在の選手をも物語に登場させる漫画……。
選手のキャラクター化、スローモーションなどの技術による「動き」への着目、メディア間の相互関係などの論点を整理しながら、メディアを通してしか見られない野球の魅力や豊かさを描き出す。スポーツを捉えようとするメディアの試行錯誤や多様性、ダイナミズムに迫る野球視覚文化論。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
●〔対談〕得られるのは達成感か、一体感か、それとも──
変幻自在の略語からニッポンが見える
石原壮一郎×辛酸なめ子
●受け身な日本を変えるために
「婚活」ブームの火付け役が見た当時と今
白河桃子
●〝ためになる行動〞をマーキングする新しい造語成分
飯間浩明
●「推し活」が変える?「女性オタク」のメディアイメージ
田島悠来 -
アイドル・アーティスト・MC・俳優など、各分野の第一線で活躍して人気絶頂の中居正広。テレビでも見ない日はない、と言っても過言ではない。ファンは、そして私たちは彼の何に/どこに引かれるのだろうか。
意外にも思える読書家としての顔やメモすることへのこだわり、愛すべきヤンキー性、MCでのトークスキルや笑いの技術、いまも持ち続ける野球少年の心、マイケル・ジャクソンへの敬愛とダンス・パフォーマンス、アイドルとしての恋愛観や結婚観、SMAPメンバーやジャニー喜多川との固い信頼関係、そしてエンターテインメントという仕事への強い思い……。
「一流の素人でありたい」という中居正広の多彩な魅力に迫り、その真摯な生き方を描き出す。当社ウェブ連載で好評を得た各章に加筆・修正をほどこし、書き下ろし2章分を追加した決定版。 -
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裏モノJAPAN
体験ベースの欲望追求エンタテイメントマガジン
◆特集 絶対行きたくなるニッポン全国エロスポット60
・下着びしょ濡れスケスケ祭り
・いちゃいちゃ恋人プレイの名店
・Tバックだらけの居酒屋
●情報けものみち
・JK回転売春ルームの恐るべき実態
ホンモノが3Pを!
・女性のハプバー体験記
最後までヤラれるやつが読みたい!
・【マンガ】浪花の女装子のお手並み拝見
・【マンガ】引っ越し屋、夜逃げ女を凌辱す
・毎日大行列の相席カフェ、アリなのかナシなのか?
・新歓コンパの新入生女子なんて簡単に喰えそうな気がする
・【マンガ】会いに行ったら…
●カラーグラビア
・お嬢さん おじゃマンしま~す★えり★23才★受付嬢★池袋
・ウォン様
・マー君のニッポン珍百景
・タネ、オモロイ風俗でも探してこい!
・帰ってきた!バカ画像だよ人生は~祝ってやる
・ペアーズ書記長
・私たち裏モノレディー
●シリーズ
・ブルーシャトー読者ページ
⇒ ホームレス売春婦の記事に触発され、もうひとりの名物オンナ
かつら婆さんを買ってみた
⇒ バイト採用した女子大生と10年ぶりに再会したのは
飛田新地の2階でした
⇒ 女性が試着したズボンと海辺の濡れたバスタオルは
いかにオカズ価値が高いか
⇒ 口コミ投稿者に甘い言葉で・・。
出会い系で騙された女はまた同じ手口に引っかかる、の法則
⇒ 変態コンビが考案した、
チンコを露出しても通報されない方法三種
⇒ 肌を見せてはいけないはずのイスラム教徒の女子大生を
畏れ多くもエロイプで脱がせました
⇒ 素人娘のエロインタビュー&裸体に毎月コーフン
おじゃマン動画見たい?
ならば富士山マガジンサービスに注目せよ!
・山野先生の小銭稼ぎ入門
・読者様の御声
・しんさくヤルノート★さあ、次はKEIKO先生の番だ
・【マンガ】インテリやくざ文さん★志願兵よ
・くたばれ、リア充★ お台場のオクトーバーフェスト
・長澤まさみのような恋人が欲しい★京都にて
・【マンガ】この世のひみつ ガードが下がる魔法
・幽霊物件に住むコーポ中野101号室★ヤラれたかっただけならいいのに
・拝啓、美人店員さま★三十路を過ぎた店員さん
・フーゾク噂の真相★エンコーガールをキープし続けることは可能なのか?
・テレクラ格付け委員長★小さな体、大きな不幸
編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています -
現在も人気のある日本の伝統的芸能「漫才」には「お笑い論」の書籍は数多く存在するが、「漫才」の、特に東京を地盤とした漫才の歴史に関する書籍は数少ない。この「東京漫才」に焦点を当て、漫才の源流にまで遡り、「東京漫才の元祖は誰か?」、「しゃべくり漫才の流入と定着」、「戦後東京漫才の御三家」、「東京漫才専門寄席」、「MANZAIブームの功罪」、「爆笑問題、ナイツの活躍」等をテーマに、その発生と栄枯盛衰を、通説の誤解を正しつつ記した、画期的な「東京漫才」通史。 【目次】序章 「漫才」以前/第一章 東京に漫才がやってきた/第二章 生まれる東京漫才/第三章 戦前の黄金時代/第四章 戦争と東京漫才/第五章 焼け跡から立ち上がる/第六章 東京漫才の隆盛/第七章 MANZAIブームと東京漫才/終章 新しい東京漫才の形
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
1974年の超能力ブームに始まり、ユリ・ゲラー、ネッシーや雪男、80年代から90年代にかけてのノストラダムス、矢追純一のUFO、心霊写真、霊能力者・宜保愛子、そして2000年代のスピリチュアル・ブーム……。
1958年の「テレビ放送基準」以来、「迷信は肯定的に取り扱わない」と定めているにもかかわらず、なぜオカルト番組は熱狂的な支持とバッシングの渦のなか続いていたのか。
「謎」や「ロマン」を打ち出し、視聴者が半信半疑で楽しむエンターテインメントとしてオカルト番組が隆盛を極めたことを掘り起こす。そして、スピリチュアル番組へと移行して「感動」や「奇跡」の物語へと回収されることで、オカルトの内実(真偽)が問われ、終焉へと至った歴史的なプロセスを明らかにする。 -
ジェンダー、人種、階級、ジャンル、法、アニメ、シティ、アマチュアリズム……
ポピュラー音楽研究の基礎から最前線まで、28の多面的なキーワードと現代的な事例で音楽文化を考え常識を問い直す!
近年、学術的な研究領域としての地位を確立しつつある「ポピュラー音楽」研究に関する基礎的な知識を解説しつつ、最新の動向を初学者にも分かりやすく紹介した本邦初の入門書。
本書は3部構成になっており、「第1部 基礎編」では、ポピュラー音楽研究の基底を支える概念として8つを取り上げ、それぞれのキーワードからポピュラー音楽を概観する。
「第2部 事例編」では、ポピュラー音楽研究のなかでも比較的蓄積の多いトピックを照射する。各項目はそれぞれの学術的議論を概観した上で、ポピュラー音楽研究全体、そして、他分野と横断・接続し、新しい学術領域を開拓する、発展的な学術的問いも示唆する。
「第3部 拡張編」では、近年の音楽文化を領域横断的に語る上で欠かせないキーワードを掲げて、ポピュラー音楽それ自体とそのコンテクストを扱ってきた従来の研究から一歩外に踏み出し、新鮮な空気を吸うための論考を集めた。
これまで日本語で読むことのできなかった重要トピックや論点も多数収録し、研究者や学生だけでなく、音楽を「分析したい人」、「語りたい人」にとっての手引きとしても有用な一冊となっている。
◆シリーズ[クリティカル・ワード]
現代社会や文化および芸術に関わるさまざまな領域を、[重要用語]から読み解き学ぶことを目指したコンパクトな入門シリーズ。
基本的かつ重要な事項や人物、思想と理論を網羅的に取り上げ、歴史的な文脈と現在的な論点を整理します。もっと深く理解し、もっと面白く学ぶために必要な基礎知識を養い、自分の力で論じ言葉にしていくためのヒントを提供します。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
●人々の不遇感が信心を強化する
大澤真幸
●日本人の半数以上が騙される!?
生成AIの普及でウィズフェイク2.0時代に
山口真一
●〔対談〕反ワクチン、ノーマスク、ディープ・ステート……
参政党の台頭に見る日本政界への浸透度
畠山理仁×藤倉善郎
●YouTubeが主要な情報源
日本のシニアはなぜハマってしまうのか?
古谷経衡
●〔対談〕実話怪談、都市伝説、オカルト……
「ここではないどこか」を求めて
雨宮 純×吉田悠軌
●コロナ禍で予想外の減少?
世論調査に見る日本人の陰謀論支持
ロバート・ファーヒ
●UFOと気候変動と科学哲学
無知学は「トンデモ論」にどう対峙するか
鶴田想人 -
80年代から90年代初頭。
あのころの女の子が
夢中だったもの、こと。
おしゃれ、古着、中国雑貨、マンガ、私の個室、はじめてのレコード etc.
イラストレーター杉浦さやかの少女時代のあの日々、
憧れを ぎゅっと詰め込んだ1冊ができました。
巻末には、恩師安西水丸先生追悼展示に寄せた
もうひとつのA to Z「2015年のA to Z わたしのおきにいり」も収録。
* * *
大学4年生のときに絵の仕事をはじめて、
30年の月日が流れました。
節目の年に、イラストレーターとしてデビューするまでの
少女だったころの「すきなもの たのしいこと」――
あれこれ思い出しながら描いてみました。
懐かしかったり、ずれを感じてもらったり、
ご自身の少女・少年時代を思い浮かべながら
おつきあいいただけたらうれしいです。(「はじめに」より)
* * *
(目次より抜粋)
A A-KO MUTSU 陸奥A子
B BUNKAYA ZAKKATEN 文化屋雑貨店
D DO!FAMILY ドゥファミリィ
G ENERAL GOODS 生活雑貨ことはじめ
I ILLUSTRATOR 憧れのイラストレーター
K KARUIZAWA 思い出の軽井沢
N AGOMU GAL ナゴム・ギャル
U SED WEAR とにかく古着
V VALENTINE'S DAY ドキドキの日
Y ARNING FOR GIRLY 憧れの世界
…ほか
* * * -
引きこもりのニートはどうやって巨大サイトを作り、成功したのか?
国際指名手配・収監されるも、何故復活できたのか?
漫画村事件は終わっていない。衝撃の新展開スタート。
「デジタル敗戦」→ なぜ日本でITは育たない?
生成AIの「著作権侵害問題」→ なぜ法律は現実に遅れる?
すべてこの男が先取りして考えていたことだった!
司法裏取引、デタラメ裁判、見せしめ刑罰、著作権問題の最前線。
これは日本の司法問題を告発した問題の書である! -
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欲望ギラギラ!!1冊まるごと実体験
★コミック裏モノJAPAN
●体験ルポ
・ロリータ専門ホテトルを作って客を恐喝
お客さんゴメンなさい。実はあのコ、19才だったんです
・乱痴気ドラッグ“揺頭”で中国人娘とご乱交!!
・オレの現金輸送車襲撃体験
ヤクザに頼まれたアブない仕事
・寝てみてナンボの布団セールス
漁村のオバチャンを狙い撃ち!
・僕が喰ったマズ~イ親子丼
母はサウナのドブスババア、娘はバツイチのベッピンさん
・タクシー運転手を怒らせて示談金をもらう
・六本木ブロンド美女の正体
フェラチオされて初めて気づいた
・青姦レイプの代償は
M女に誘われて
・200本の裏ビデオで一儲けしたオレ
ゴミ捨て場で拾った
・幸福のブレスレットを付けてみたら…
ギャンブル連勝!女にモテモテ!?
●連載
・いたずら和尚 ナムサン
・探偵・内藤拓也の事件簿
・河内真佐久・男の願望を叶えるシリーズ
・パクられちまった!! ~私の逮捕体験~
・ほがらか信じる君
■著者 鉄人社編集部
編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※一部変更して再申請している作品です。お間違いないようお気を付けください。 -
ブックオフから考える。
社会と都市と文化の「つながり」を。
日本全国に約800店舗を構えるブックオフは、多くの人にとって日常生活に溶け込んだ存在になっている。しかしこのような「当たり前」の存在になるまでは、ブックオフをめぐりさまざまな議論が繰り広げられてきた。あるときは出版業界の革命家として、またあるときは破壊者として、そしてまたあるときは新たなサブカル文化の創造者として……。
本書は、ブックオフが誕生した1990年代からのさまざまな「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、そして現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす。
ブックオフはどう語られてきたのか。またその語りに潜むノスタルジーとは。
チェーン店であるブックオフが都市にもたらしたある種の「豊かさ」とは。
ブックオフで「偶然」出合う本の面白さとは。
ブックオフから生まれた音楽、カルチャーとは。なぜアーティストはブックオフからの影響を語るのか。
ブックオフが生み出す公共性とは。「文化のインフラ」の内実とは何か。
チェーンストア論やテーマパーク論で注目を集める新進気鋭の著者が、出版史、都市論、建築論、社会学、政治学、路上観察学など多様な分野の知見を駆使して書き上げたいままでにないブックオフ文化論。 -
■「自分を洗脳すれば、目標達成はできる!」
本書は、昨今の脳ブームを作り、
オウム真理教信者の脱洗脳でも有名な著者・苫米地英人の
ベストセラーの新書化です。
「頭でわかっていても、心と身体が言うことを効かない理由」を解説し、
「誰でも目標達成できる技術「プライミング」を公開します!
■本書でわかる主なこと
・ダ・ヴィンチやモーツアルトが持っていた「共感覚」とは?
・人間の身体が持つ同調作用「ホメオスタシス」とは?
・人によって見えているものが違う「認知のカラクリ」とは?
・どんなことでも習慣化できる「アンカー」と「トリガー」とは?
・「ストックホルム症候群」とは?
…など、最新の脳科学の成果で、あなたの人生を変えます!
しかも、「誰でもできる」「どんなことでも習慣化できる」
トマベチ流トレーニング付き!
■本書の方法を使えば、自分が変わるだけでなく、
まわりも変えることができます。
人は人との関係で生きているので、まわりの環境を変えることはとても大切です。
そして本書を読み終えたあと、
あなたは「本当の自分」に出会うことができるはずです。
・目標が達成できない!
・実力が発揮できない、認められない!
・悪い習慣(タバコなど)をやめられない!
・お金を貯めることができない!
・投資がうまくいかない!
・・・など、上記のどれか1つでも感じたことがあるなら、
本書は大いに役立ちます!
※本作品は2006年に刊行されたものを再編集いたしました -
言わなかったことや言えなかったことが、
なかったことにならないでほしい。
そう思い続けて、そう思うから、
そう思っていることを、
わたしはずっと書いてきたのかもしれない。
――本文より
【本書の内容】
2021年9月、『常識のない喫茶店』で鮮烈なデビューを果たした僕のマリ。
一度の滞在でクリームソーダを三杯続けて飲む猛者、
お気に入りの店員にスケスケのタイツをプレゼントする中年、
来るたびに小さな灰皿を盗む男とゆで卵用の塩入れを盗む連れの女、
あるいは……
他の客に席を譲らない老人と喧嘩する(これまた老人の)マスター、
暴言を吐く半グレ風男性客を店の外まで追いかける同僚のしーちゃん、
ゴミを持ち込んだ客に「うちもいらないです」と突き返すわたし。
そんな刺激的すぎる毎日をストレートに綴ったエッセイは、
「仕事だから我慢しろ」「店員なら耐えろ」といった声が一部ありながらも、
「救われた」「勇気をもらった」という大きな共感とともに受け入れられた。
理不尽なクレームと闘い、自らが信じる正しさを貫く著者の物語は、
過去に負った傷を癒やす「再生の物語」そのものだった。
本の刊行後、その翌月には喫茶店を卒業し、長く住んだ街を引っ越した。
パートナーと暮らしながら、週に何回かバイトしつつ、やはり文章を書いている。
今回の本には、卒業までの日々と、卒業後の生活が瑞々しく描かれている。
ちっぽけであたたかな日常ほど忘れたくない。
書き留めておくことで、きっとまた前に進める。
そんな静かな決意とともに放つ、作家としての新たな一歩。
『常識のない喫茶店』の正統な続編にして完結編、ついに刊行!
【本書の目次】
はじめに
1 常識のない喫茶店
初めての商業出版
その後の喫茶店
日記 二〇二一年八月-十月
卒業
2 新しい生活
日記 二〇二一年十一月-十二月
長いお休み
引っ越し
二人暮らし
文筆業とアルバイト
3 また本を書いている
(体力のない私の)仕事論
日記は筋トレ
日記 二〇二二年八月-十月
書きたい生活
喫茶再訪
本とともにある人生
原稿が書けないときの話
おわりに――なかったことにならないでほしいこと -
ワイドショーのコメンテーターとは何者で、いつ登場したのか。画面隅の小窓をなぜワイプというのか。略奪婚とは何なのか。テレビと芸能の世界には謎がいっぱい。だれも教えてくれないからいろいろ調べてみたら、逮捕された歌手のレコードが回収された最初の例や、昭和の芸能人たちによる過激な政治批判の数々と政治家からの言論弾圧のすさまじさもあきらかに。タブーなき芸能メディア文化論に、ご期待ください。
-
いまやグローバル・メディアとして成長したアニメーション。世界の多くの人々にとって、アニメは単なる娯楽にとどまらず、アニメをめぐる、あるいはアニメに触発された学術的知見が着実に蓄積されている。
国内外の研究者が参加した国際会議では、「声」を中心にしたアニメの音響的側面と、アニメ表象の成立に欠かせない絵コンテや原画などの「アニメ中間素材」の物質的側面を主軸に、これまでのアニメ研究では扱っていない領域について野心的な発表と討論を重ねた。
アメリカ、スペイン、台湾、シンガポール、フィリピン、韓国、日本――。各国・各地域のアニメをめぐる状況に、従来の日本のアニメ研究が見過ごしてきた3つの問題意識から迫る。
①国を超えて変容する声と映像=国や地域を超えて横断し変容する声と映像の実態を記述し、考察するアプローチ
②多様な身体に作用する声と映像=大人から子どもまで、多様な受容者の身体に作用する声と映像の実態を記述し、考察するアプローチ
③異なる素材が示すアニメの現場と仕事の形態=アニメ中間素材を物質として保存するだけでなく、時空間を横断する存在としての活用を目指すアプローチ
新しいアプローチの実践を目指す刺激的で国際的なアニメ研究の成果。 -
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●文字リテラシーを守るために何ができるか
武田 徹
●〔鼎談〕ファストな社会の歩き方
倍速視聴から誇示的消費まで
稲田豊史×レジー×佐々木チワワ
●真に面白いものは本とヒューマニティから生まれる
落合陽一
●新自由主義の行き着く先で
加速する社会に抗うために
木澤佐登志
●強制的なつながりが縮小する時代
最適化・リスク回避を目指す人間関係の行く末
石田光規
●音楽の聴き方に見る時間のリベラリズム
鮎川ぱて
●流行りのビジネス書と「論破」ブームが生み出す不毛地帯
面白い知的作業のために何ができるか
堀元 見 -
アフロアメリカンを中心としたカルチャーとして認識されている「ラップ」。公民権運動などの黒人運動の歴史は、米国ラップのリリック(歌詞)やスタンスに大きく関わってきた。BlackLivesMatter、大統領選といった、近年のアメリカの政治運動との関わりも深い一方、“政治なるもの”からの逃避としてのラップも多く存在する。いまだフリースタイルブームの波が去らない日本へと視点を移してみれば、ラップが世間レベルに浸透すると同時に、3.11以降、震災・原発事故への反応、サウンドデモ、SEALDs……ラップと社会運動の関わりもやはり近年注目されている。本書では、以上の3名が鼎談を通して日米のラップを政治・社会との関わりから縦横に語り合う。近年のラップの歴史を縦軸に、トランプ以降のアメリカとフリースタイルブームに湧く日本の現状認識を横軸に、音楽カルチャーから社会を俯瞰し、マッピングする一冊。
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●〔対談〕凶悪犯罪から垣間見る日本社会
事件・犯人・メディア
磯部 涼×インベカヲリ★
●統計が示す反直感的ファクト
ゼロ年代以降の殺人を犯罪学から読み解く
岡邊 健
●小説と犯罪
物語なき時代のテロ
島田雅彦
●「革命」志向から若者論・世代論に向かい、そして……
「犯罪論」の時代
パンス
●高齢者はなぜキレやすいのか
川合伸幸
●麻薬、移民、ヘイト・クライム……
3億丁を超える銃が流通するアメリカの過去と現在
西山隆行 -
コミュニティや居場所は若者や生きづらい人を救う万能薬なのか。世界平和や夢を掲げたクルーズ船・ピースボートに乗り込んだ東大院生による社会学的調査・分析の報告。夢や希望を持ち乗り込んだはずの船内で繰り広げられる驚きの光景。それは日本社会の一部を誇張した縮図だった。若者の「貧しさ」と「寂しさ」への処方箋とされる「承認の共同体」の可能性と限界を探る。古市憲寿のデビュー作が文庫で登場。解説と反論、本田由紀。
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1980年代以降、テレビ番組を録画・再生できるビデオデッキが普及したことでタイムシフト視聴が可能になり、ビデオは私たちの映像経験に大きな変容をもたらした。ビデオはどう受容され、メディアとしてどのような射程をもっていたのか。
放送技術であるビデオがニューメディアとして注目されるプロセス、教育現場での受容から家庭への普及、音楽ファンのエアチェック文化とミュージックビデオ受容の連続性、アニメファンのビデオ受容、レンタルビデオ店の成立とそれを可能にした条件――。録画・編集・流通・所有・交換・視聴・消費など、様々な視点からビデオのメディア史に光を当てて、ビデオの社会的な受容の複数性と映像経験の多層性を明らかにする。
DVDの登場や「Netflix」などの定額制の動画配信サービス、各種の動画共有サービスに目配りしながらも、ビデオというメディアの固有性とかつてあった可能性を歴史から掘り起こす。 -
誰よりも正しいミュージシャン” ロマン優光、日本の未来を心配する!
第一章 安倍晋三と山上徹也
第二章 キツすぎ陰謀論の世界
第三章 混沌カオス・三浦春馬まとめ
第四章 コロナで湧いた陰謀論集団
第五章 小林よしのりの迷走『コロナ論』
第六章 陰謀論に騙されがちなミュージシャン
第七章 ガーシー的ありかた
第八章 小山田圭吾の炎上
貴方あなたに忍び寄る……陰謀論
ずる賢いバカに利用されないための指南書
(安倍元首相と山上徹也、小林よしのり、神真都Q、参政党、統一協会、Qアノン、三浦春馬の闇、ひろゆき、ガーシー…)etc.
コロナ禍以降、ウサン臭い『陰謀論』が大流行している。
ワイドショーでも『陰謀論』という単語がでまくりだ。
どうして人は『陰謀論』にハマるのか。
ていうか『陰謀論』とは何なのか。
「みんな気づくかな~ 気づくかな~ 仕組み」
山田孝之(人気俳優)もそう語っている。
そう、誰しもが『陰謀論』に陥りやすいのだ!
……この本は『陰謀論』まみれの社会への警告である。
陰謀論とかいうバカにしがいのある分野で今、面白いバカたちが盛り上がってます。
安倍元首相が射殺されるという信じがたいことが起こり、様々な陰謀論が噴出している。でもこれは今に始まったことではない。コロナになってからずっとだ。う~ん、ゲンナリ! このアホみたいな現象をここいらで一旦総括してみようという皆にとってありがたい一冊である。 -
イギリスの出来事が、その先の未来と、今の壊れた日本を予見する。ロックと英国の社会・政治を斬りまくる初期エッセイ。『アナキズム・イン・ザ・UK』の前半部に大幅増補。著者自身が体験してきた移民差別と反ヘイト。拡大するアンダークラス。イギリスの音楽から労働者階級のプライドを自覚した著者にとっても、音楽と政治は切り離せない。
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平成を彩った名選手から伝説の試合、球界の大事件、忘れられないバイプレイヤーや珍エピソードまで、“平成プロ野球”を総括したコラム集。文庫化に際して、とんねるず、ファミスタ、TVドラマ、女子アナなどの平成カルチャーと新世紀末プロ野球の危険な蜜月関係に迫る書下ろしコラム4編も新加入。平成の名場面を圧倒的偏愛でまとめた「球界年表」も収録する。
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今日、アイドルは広く普遍的な人気を獲得し、多様なスタイルや可能性をもつジャンルとしても注目されている。しかし、同時に多くの難点を抱え込んでいることも見過ごせない。
暗黙の「恋愛禁止」ルールとその背景にある異性愛主義、「年齢いじり」や一定の年齢での「卒業」という慣習に表れるエイジズム、あからさまに可視化されるルッキズム、SNSを通じて四六時中切り売りされるパーソナリティ……。アイドルというジャンルは、現実にアイドルとして生きる人に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。スキャンダルやトラブルが発生して、旧態依然ともいえるアイドル界の「常識」のあり方が浮き彫りになるたび、ファンの間では答えが出ない議論が繰り返されている。
その一方で、自らの表現を模索しながら主体的にステージに立ち、ときに演者同士で連帯して目標を達成しようとするアイドルたちの実践は、人々をエンパワーメントするものでもある。そして、ファンのなかでも、アイドル本人に身勝手な欲望や規範を押し付けることと裏表でもある「推す」(≒消費する)ことに対して、後ろめたさを抱く人が増えている。
本書では、「推している」がゆえにジャンルが抱える問題から目をそらすのではなく、かといって、現に日々活動を続ける一人ひとりのアイドルの存在を無視して「アイドル」そのものを「悪しき文化」として非難するのでもなく、「アイドルを好きでいること」と問題点の批判的な検討との両立を目指す。
乃木坂46やAKB48、ハロー!プロジェクト、二丁目の魁カミングアウトなどの具体的なアイドルの実践を取り上げる批評から、「推す」という行為のもつ功罪を問い直す論考、近年K-POPアイドルシーンで盛んな「女性が憧れる女性像」である「ガールクラッシュ」コンセプトの内実を検討するレビューまで、様々な視点から「葛藤しながらアイドルを語る」ことの可能性を浮き彫りにする。 -
大手メディアが報じない大事件の「真相」を世に問うてきた国際ジャーナリスト、ベンジャミン・フルフォード氏。都市伝説系YouTuberとして120万超の登録者数を誇るウマヅラビデオ。この2組による初のコラボ書籍が爆誕! ウクライナ危機を筆頭に中国の台湾侵攻の可能性、アメリカの凋落など国際問題の裏側と「闇の権力」の構図に斬り込む、危険すぎる放談集。
-
日の目を見ることができなかった声なき声を
見知らぬ男に恋人を殺された青年の顛末、
貧困が原因で2人を殺めた死刑囚の告白、
校内のいじめによって自殺を余儀なくされた娘を持つ父親の苦悩、
事故により最愛の人を亡くした遺族の闘い。
本書はマスコミが決して伝えない事件のその後を追った
You Tubeチャンネル『日影のこえ』を、さらに深掘りし書籍化したものだ。
犯罪加害者、被害者遺族、関係者の“声なき声"に耳を傾け浮かび上がってきた
報道とはまた異なる、9つの重大事件のもうひとつの真実。
■目次
・中野劇団員殺人事件
ある日突然、恋人を殺された男の絶望と追及と再生の6年半
・千葉小3女児殺人事件
「日本とベトナムをつなぐ架け橋になりたい」保護者会会長に殺された愛娘の意思を継いで
・大阪21歳女性刺殺事件
多重人格者の男に娘の命を奪われた母もまた乳がんでこの世を去った
・前橋高齢者強盗殺人事件
生きるために2人を殺めた土屋和也死刑囚と、自分のためにに我が子を捨てた母とのいびつな絆
・京都アニメーション放火殺人事件
父、兄、妹が自殺。犯人・青葉真司の身の上に起きていた死の連鎖
・八王子中2女子いじめ自殺事件
この世界が、もっと不登校にやさしい世界だったら
・三島バイク交通死亡事故
夫を事故で亡くしても、私は被害者にすらなれなかった
・目黒5歳女児虐待死事件
なぜ気づけなかったのか。近隣住民の苦悩は今も続く
・大阪姉妹殺人事件
2人の仇討ちのため、私は犯人の山地悠紀夫を本気で殺そうとした
■著者 高木瑞穂
ノンフィクションライター。1976生まれ。
月刊誌編集長、週刊誌記者などを経てフリーに。
主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆。
著書に『売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』『東日本大震災 東京電力「黒い賠償」の真実』
『覚醒剤アンダーグラウンド「日本の覚醒剤流通の全てを知り尽くした男」』(彩図社)、
『裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生"12人の生告白』(大洋図書)ほか。
Twitter/@takagimizuho2
YouTube『高木瑞穂ちゃんねる』
■日影のこえ
事件記者を経験後、現在ドキュメンタリー番組の制作などに携わっているフリーの映像作家、
我妻憲一郎主幹のYouTubeチャンネル。
2020年10月、積み重ねてきた取材のツテをもとに後輩カメラマンと2人でYouTube用の動画制作を開始。
これまでに「メディアが報じない事件のその後」をテーマに当事者が語る短編ドキュメンタリーを約100本公開。
取り扱うのは、全国的な重大事件と言われたものから新聞の片隅に載って終わってしまったような事件まで多種多様。
YouTubeの収益を使った犯罪被害者支援にも取り組んでいる。 -
貧困層の子どもたちが集まるいわゆる「底辺託児所」保育士時代の珠玉のエッセイ。ゴシック文学的言葉を唱え人形を壊すレオ。「人生は一片のクソ」とつぶやくルーク。一言でわたしの心を蹴破ったアリス。貧窮、移民差別、DV。社会の歪みの中で、破天荒で忘れがたい子どもたち。パンクスピリット溢れる初期作品。『アナキズム・イン・ザ・UK』の後半部に大幅増補。映画・アルバム評、書評収録。
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《竣工55周年記念出版》
来る者を拒まず、去る者を追わず――
その存在は常に変わりゆく時代とともあった。
1966年から変転を続けるNBW(中野ブロードウェイ)の世界へようこそ
屋上プール付き分譲マンションと「まんだらけ」などのサブカル店舗群が同居した異空間。活況のインバウンドとコロナ禍を経て、“昭和の不沈艦” は今なおアメーバ的進化を続ける。
当地に暮らす著者がその全貌に迫った異色ルポ。
中央線文化圏を先導した巨大建造物の伝説と現在
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〈本書に登場する中野ブロードウェイのお店とゆかりの人々〉
■古川会長率いる「まんだらけ」
■激安弁当の「シャルマン」
■8段ソフトクリームの「デイリーチコ」
■店内コンサートで賑わう「中野名曲堂」
■高級時計店の老舗「ジャックロード」
■占いの「染心堂」「ばるばら」
■村上隆の「Tonari no Zingaro」
「TRIO」三田隆司、渡辺浩弐、大槻ケンヂ、タブレット純、沖縄電子少女彩、春日武彦、青島美幸、金子義孝……他多数。
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◆〔対談〕市場・AI・資本主義
書籍から照らす日本の経済社会▼山形浩生×井上智洋
◆進化論がもたらす「知のパラダイム転換」
自然科学は人文・社会科学を吞み込むのか▼橘 玲
◆ビジネスに役立ち、成功へつながる──!?
ファスト教養は何をもたらすのか▼レジー
◆読書会という試み
人生100年時代の問いとコミュニティ▼山本多津也
◆なぜ批評は嫌われるのか
「一億総評論家」の先に生じた事態とは▼速水健朗
◆A5判ムックに刻印された90年代
雑誌が「時代を映す鏡」だった時代▼鴇田義晴
◆勉強をしてこなかった僕が考える教養
心のゆとりを得るために小説を読む▼けんご -
2.5次元文化は、アニメ・マンガ・ゲームの虚構世界を現実世界に再現して、虚構と現実のあいまいな境界を楽しむ文化実践である。コスプレ、アニメ聖地巡礼、声優/キャラコンサート、応援上映、2.5次元舞台・ミュージカル、Vチューバーなど、2.5次元文化は裾野を広げながら日々深化している。
本書ではまず、2.5次元の言葉の定義や歴史を押さえたうえで、舞台・ミュージカルに焦点を当てて、声優との関係、宝塚歌劇や特撮ものとの差異を考察する。さらに、前史として重要な舞台作品『聖闘士星矢』『HUNTER×HUNTER』『サクラ大戦』を解説し、転換点になったミュージカル『テニスの王子様』『美少女戦士セーラームーン』、人気の『刀剣乱舞』『ハイキュー!!』の詳細な読解を通じて2.5次元舞台の特徴や魅力を明らかにする。
劇場に足を運び、舞台関係者やファンへの取材や海外を含む多面的な調査を重ねてきた著者が、2.5次元の世界を熱量あふれる筆致で描く初の研究書。 -
執筆者(以下、本書の掲載順)
西森路代、清田隆之、松岡宗嗣、武田砂鉄、前川直哉、佐藤結、岩根彰子、鈴木みのり
かつては「娯楽の王様」と呼ばれ絶大な影響力を誇った地上波テレビも、SNSや「YouTube」の普及、ライフスタイルの変化に伴い、かつてほどの勢いを失っている。その原因には、視聴環境の変化だけではなく、アップデートされていないジェンダー観や「やらせ」などの演出面の問題、そしてマイノリティへの配慮やコンプライアンスなどの様々な問題が複合的に絡んでいて、テレビはマスメディアとして変革を迫られている。
一方で、ドラマでは、野木亜紀子、宮藤官九郎、坂元裕二などの作家たちは、自らの作品で新たなジェンダー観を描き、バラエティー番組では「お笑い第7世代」が活躍するなど、従来の価値観に縛られないコンテンツも相次いで登場して、テレビの新たな可能性を感じさせてもいる。
「テレビは見ない」「「YouTube」は見る」といった二者択一の議論ではなく、テレビのどこがダメで、どこが面白いのかを正面から語るために、昨今大きな注目を集め、また社会的な課題でもあるジェンダーやフェミニズムの視点からバラエティーとドラマを中心としたエンターテインメントコンテンツを問い直す。
様々なジャンルで活躍する書き手がテレビの「いま」に切り込む、「テレビ好き」も「テレビ嫌い」も必読の新しいテレビ論。
2020年に放送され話題になったドラマ『チェリまほ』(テレビ東京系)のプロデューサー本間かなみへのインタビューも所収する。 -
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AKB48が中心となって巻き起こしたアイドルブームは社会現象になり、いまではアイドルは文化として日常に定着したと言ってもいいだろう。だが、例えばアイドルの好き嫌いを熱心に語ることはできても、もう一歩踏み込んで論じることはなかなか難しい。
大学生のレポートや卒論の相談を通してアイドル論の入門書の必要性を痛感した著者が、「学習参考書」という形式で、文系・理系に分けて「アイドルの論じ方」をレクチャーするのが本書である。
「国語」「歴史」「数学」「地理(都市)」といったトピックスから女性グループアイドルのパフォーマンスを読み解き、アイドル文化の知的な楽しみ方、そのための視点を提供するアイドル研究のための入門講義。 -
野沢雅子、小原乃梨子、田中真弓、緒方恵美、高山みなみ……。アニメの少年を女性の声優が演じることに、違和感はまったく感じない。しかしこれは、ディズニーアニメで少年を子どもが演じるのとは対照的な、日本アニメの特徴だ。こうした配役はどのようにして生まれ、アニメ文化に何をもたらしてきたのだろうか。
少年を演じる女性声優を軸にアニメと声優の歴史をたどり、日本が独自に育んできたアニメと声の文化を描き出す。子役起用が難しいという制約から始まった少年に女性声優をあてる配役は、魔法少女もの、アイドルアニメ、萌えアニメ、BLなどのアニメの変遷とともに実に多様な広がりを見せている。性も年齢も超えて恋愛対象としての「イケボ」の青年まで演じる女性声優は、外見とキャラクターとの差異やジェンダーのズレから、視聴者に独特の欲望を喚起している。
みんなに愛される少年から女性が恋する青年までの女性声優を切り口に、アニメと声優のメディア史を考察する。 -
「ぼくらの非モテ研究会」は男性の生きづらさを語り合う場としての当事者研究グループである。非モテ研では、幅広い分野で注目されている当事者研究の手法を応用し、これまであまり語られてこなかった男性たちの「痛み・悲しみ」だけでなく、「非モテ」の現状を打開しようとする、切実さのなかにもユーモアあふれる研究成果を蓄積している。
「女神」「ポジティブ妄想」「自爆型告白」などの観点からは、単純な「非モテ=恋人がいない」という考え方では捉えきれない、親からの影響、学生時代の経験、社会からの疎外感・孤独感など、多様な物語が浮かび上がる。
研究会を主宰する男性学研究者を中心に、ジェンダーやフェミニズムの概況を踏まえながら、「非モテ」をキーワードに立ち上がる男性たちの語りに寄り添い、ともに研究してきた成果をまとめる。
非モテ研メンバーたちの当事者研究も豊富に盛り込み、既存の男性学では「語れない/語らない」とされている男性たちの切実な語りから多様でよりよい生き方を探る、新しい時代の男性学を切り開く一冊。 -
乃木坂46は、現代のアイドルシーンのなかでグループ全体としても個々人としても絶大な人気を獲得している。彼女たちが支持される背景には、どのような社会的な価値観の変化を見いだすことができるのか。
乃木坂46の舞台演劇への傾倒に着目して、アイドルが「演じる」ことの意味を解きほぐす。そのうえで、ミュージックビデオやドキュメンタリー、ライブパフォーマンスなどを読み解き、2010年代のアイドルシーンが築いた代表的な特徴である「選抜」「事件」「戦場」にためらいを示すことで、乃木坂46が独自の魅力を手にしたことを明らかにする。
アイドルという職能と専門性、〈少女〉とエイジズム、選抜と序列化、個々人のパーソナリティを消費対象にすることで生じる抑圧、理不尽な慣習――。アイドル文化が抱える課題も指摘しながら、乃木坂46がそれらと対峙して獲得した「静かな成熟」、それを可能にする社会的なコンテクストを浮き彫りにする文化評論。 -
ショッピングモールやチェーン店が立ち並ぶ「没個性的で均質的な空間」としてネガティブにイメージされがちな郊外だが、私たちは紋切り型で郊外を理解しているのではないか。
本書は、2000年代以降の郊外を国道というインフラとの関わりから考察する。具体的には、国道16号線――神奈川県横須賀市から千葉県富津市までの首都圏の郊外を環状に結ぶ、いわば郊外が濃縮された国道――を実際に車で走り、街を歩き、国道と土地の歴史の調査やトラックドライバーへのインタビューを積み重ね、現在の郊外とロードサイドのリアリティを描き出す。
同時に、16号線沿いの街を物語るテキストや表象――『ドキュメント72時間』『闇金ウシジマくん』『学校の近くの家』『木更津キャッツアイ』など――を読み解き、また鉄塔や霊園などのモノや空間にも目を向ける。それらの考察を通して、少子・高齢化や人口減少など、現代日本の郊外が抱える課題を明らかにし、郊外の現在を理解するための新しい視点を提示する。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
現代社会に溢れる、人格、感情、記憶、社会的関係などが排除された顔――「奥行きをなくした顔」。
テクノロジーが進化し、ヴァーチャルとリアルが共存する今、
この「奥行きをなくした顔」はどのような役割を果たすのか、
「アフターコロナ」の身体について視覚文化論的に考察する。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
(目次より)
●SNS前夜の日本社会が残した課題
「ネタ」として消費できること、できないこと
TVOD
●90年代、書店とは何であったか
アマゾン以前の景色として
小林 浩
●『クイック・ジャパン』創刊編集長が語る90年代と現在
個人の眼と情熱が支えた雑誌作り
赤田祐一 -
1960年代末、マンガ、映画、演劇、アート、さまざまな表現分野で変革の波が起きていた。その中心にあった、白土三平「カムイ伝」連載の『月刊漫画ガロ』編集部に本書著者は転職する。そして、長井勝一編集長のもと、つげ義春「ねじ式」、滝田ゆう「寺島町奇譚」誕生の瞬間、林静一、佐々木マキらのデビューの場に立ち会う。その後、北冬書房を設立し今も活動は続く。巻末対談、つげ正助
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「ビッグ3」が世界だった
1980年代初頭、多くの人が「漫才ブーム」に熱狂した。その影響のもと、私たちは何かあればボケようとし、それにツッコミを入れるようになった。笑いが、重要なコミュニケーション・ツールとなったのである。そこにおいてシンボル的な存在となったのが、タモリ、たけし、さんまの「お笑いビッグ3」だった。先鋭的な笑いを追求して90年代に台頭したダウンタウン、Mー1グランプリから生まれた新潮流、そして2010年代に入って頭角を現した「お笑い第7世代」……。今なお中心的存在であり続ける「ビッグ3」を軸に、日本社会の「笑い」の変容と現在地を鋭く描き出す!
成人向けの内容が含まれる書籍が 16 件あります。
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