『哲学(実用、新書)』の電子書籍一覧
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新プラトン主義の祖、イデアを体系化した哲学者が語る善=一者と美の関係
三世紀、プラトンの正統的理解者を自任し、イデアの体系化をしたプロティノスは、美を、善をどのように捉えていたのか。眼が太陽に似ていなければ眼は太陽を見ることができない、美は外からやってきて魂を外に引き出す、など美の形而上学を展開、善=一者と魂との関係を究明して後代の哲学に影響を与えた「新プラトン主義の祖」の名品三篇を訳出。 -
ギリシアの枠を飛び越えた「犬哲学者」の実像
甕(かめ)の中に住まい、頭陀袋(ずたぶくろ)を下げ、襤褸(ぼろ)をまとって犬のようにアテナイの町をうろつき、教説を説いたシノペのディオゲネス。おびただしい数の逸話で知られる「犬哲学者」の思想とは、いったいどのようなものだったのか。アリストテレス的人間観や当時の伝統・習慣を全否定し、「世界市民」という新しい理念を唱導・実践した思想家の実像を探り出し、われわれ現代人の生き方を模索する。
「犬」と呼ばれたシノペのディオゲネス。ひとは彼についてどれほどのことを知っているだろうか。(略)昼日中にランプを灯してアテナイの雑踏を往来しつつ「わしは『人間』を探している」と言い放ったとか、なにかそういう類の奇抜な逸話が知られているだけではあるまいか。だが、知るべきはこの男の生き方、その根底にあった「世界市民」思想だ。――<「序章」より> -
誰よりも楽しく、わかりやすく哲学を伝えてくれる飲茶が鉄板「ニーチェ」に挑む意欲作。孤独、将来への不安、世間とのズレ……不条理な世界に疑問を感じるあなたに。心に響く哲学入門書!
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ニーチェの言葉か、漫画のコマか?日々の気づきからセクシュアリティ、社会問題までを捉えた、たった140字の「有限性の哲学」。新たなツイートを加え、著者自ら再編集した決定版。松岡正剛氏絶賛!
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Be Happy!
自然界に物理の力が働くように、幸福にも普遍的な法則がある。
長年の人生哲学研究の集大成!
心豊かな生き方を理論的にひもとく解説書。 -
滅亡の淵に立つ人類。
平和と幸福のもと末永く存続する理想郷の実現へ
いま求められる意識改革とは。
宗教、主権国家、人種・民族差別から必然する争いの解消、自然環境・生態系の安定、
そして科学を厄災化することなく、専ら人類の幸福に役立てること。
栄光ある人類の未来をめざして。 -
本書は、1963年にアメリカで出版されたマハリシの不朽の名著『Science of Being and Art of Living(存在の科学と生きる技術)』の全訳。1971年『超越瞑想入門――存在の科学と生活の技術』(読売新聞社)として日本語版の初版が発刊され、それ以来、版を重ね40年にわたり多くの読者に愛読され、10万8000部を超えるロングセラーとなっている名著。著者のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー(Maharishi Mahesh Yogi:1918-2008)は、ヴェーダの知識に由来する超越瞑想(トランセンデンタル・メディテーション、TM)とその普及を行う諸団体の創立者。ビートルズなどによるニューエイジ・ムーブメントの一翼を担ったことでも有名。本書の内容は、毎日わずかな時間の静けさを味わうだけで、人生を180度転換させる超越瞑想の伝統と理論、実践について、古代から伝えられた英知を、現代科学に照らして十二分に納得できる詳細な解説をしたもの。超越瞑想=TMは、世界110カ国、1000万人以上が実践している瞑想法で、社会の安定化、国家間の平和を実現し、人類の進化をもたらす智恵を涌出させる効果が期待されている。
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哲学はいま何を問うているのか? 現代の哲学における最もホットな5つのテーマーー正義論、承認論、自然主義、心脳問題、新実在論の大きな議論の流れを、それぞれのテーマが浮上してきた歴史的・社会的背景とともに解説。ロールズ、サンデルの正義論はいかなるインパクトがあったのか? ウィトゲンシュタインやディヴィッドソンの功績とは? マルクス・ガブリエルの新しい実在論はなぜ注目されるのか? 5つのテーマの核心を切り出し、哲学者がいま何に関心を持っているかを提示することで、読者の古くなった「哲学マップ」を塗り替える、21世紀の新しい哲学の見取り図。
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著者はNHKブックス『現象学入門』刊行以来30年以上にわたり、平易な語り口の哲学書によって幅広い読者を獲得し続けてきた。フッサール現象学の革新的読解に始まり、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデガー、ウィトゲンシュタインを中心に、あらゆる哲学書を「哲学とは何を行う営みなのか」という問題意識のもとに読み解き、一般書にまとめて刊行していくなかで、哲学本来の意義は「誰もがこう考える以外にない」という物の見方――すなわち「普遍認識」を追求することにあること、イオニアのタレス以来、この思考がリレーされてきたことを理解する。同時に、20世紀半ば以降はこのリレーが実質的にストップしていること、多様な哲学理論の開花にもかかわらず知的パズル解きを超える成果が残されていないことに気づき、哲学の途絶えた流れを復興させるべくフッサールの全著作の解読を進めてきた。その成果として自由論、資本主義論、そして大著の「欲望」論などを書き継いできた末に、決定版として、さらなる一歩を踏み出した挑戦的な著作が本書だ。
哲学全体をとらえようとする本は往々にして、哲学者を並列して解説を加えていく平板な構成になる。これに対して本書は、「哲学本来の力と功績は何か」という明確な観点から重要度を基準に評価し、読者にクリアなビジョンをもたらす。すなわち、哲学の方法とは何か、真に重要な功績は何か、を明らかにしたうえで、著者が初めて本格的に「いま哲学は何を考えるべきか」を宣言するのだ。
哲学の方法の特徴は、世界を説明する際に、概念と原理を使うこと。かつて宗教は世界説明に物語を使っていたが、哲学はこれを革新し、宗教を超える普遍的な説得力を持つに至った。物語を信じない者も排除されず、言葉を使って他人を納得させることがルールとなる。
哲学の功績の1つは、このルールにのっとって自然哲学(のちに自然科学と呼ばれる)を創始したこと。ニュートンの著作のタイトルも『自然哲学の数学的基礎』だった。自然科学の隆盛を受けて19世紀に勃興した「実証的社会科学」はしかし、コント以後マルクス主義や社会システム理論に至るまで、理論は花咲けども議論の一致を見出せない迷宮に入った。人間関係の総体である「社会」を自然科学の手法でとらえようとしたことに問題があったのだ。
これを克服するための方法を確立したのがフッサールの現象学であったが、このことはすっかり見落とされていると著者は言う。本書ではこの「社会を捉えるための基礎理論」としてフッサールの功績を、オリジナルのユーモラスな図版も多用して明確に示す。そしてこれを踏まえ、今の哲学の使命であると同時に哲学本来の仕事であったはずの「人間がより自由に生きられるための社会の構築」を進めることを提唱し、その基礎的な考え方を示す。
本書は、ビッグネームたちの功績を重要度別に一括して理解し、哲学全体への一貫した展望を提供する、類例のない“哲学入門”であり、今後の哲学徒が避けて通れない記念碑的な著作である。 -
驚異の累計30万部突破! これ1冊で人生にもう迷わない。究極の人生指南書
驚異の的中率を誇る爆発的大人気シリーズ。
この本と出会って「人生が変わった」「もう迷わない」と感謝の声多数!
仕事、健康、恋愛、お金、人間関係、マネジメント、社会情勢、転職・就職、目標達成、バイオリズム、政治、運勢、お悩み解決など、今日から使える未来の情報が満載!
「社会運勢学」の第一人者が、2021年の生き方・開運方法をわかりやすく指南!
【過去の的中事例】
2020年 「コロナショックによる大波乱」ほか
2019年 「米中貿易摩擦の激化」ほか
2018年 「南北首脳会談」「コインチェックのNEM流出事件」ほか
2017年 「閣僚の失言による辞任騒動」ほか
2016年 「イギリスのEU離脱」ほか
2015年 「中国・天津の爆発事故」「関東・東北における豪雨・洪水」ほか
2014年 「御嶽山の噴火」、「飛行機事故多発」ほか
2013年 「原発の汚染水問題の深刻化」ほか
2012年 「尖閣諸島・竹島領土問題」ほか
毎年、数々の出来事を的中させてきた話題のシリーズ最新版。政治、経済、社会の展望を示すとともに、個人の開運を明快に指南する未来の解説書。
【ポイント】
本書は、一白水星から九紫火星まで星ごとに、年間のバイオリズム、運勢のポイント、マーケット&マネジメント、健康と恋愛、月ごとの運勢、
そして吉方表など内容は深く細部にわたり解説しており、読み応えのある内容。
他の運勢本と大きく異なり、個人の運勢だけでなく世界情勢から政治・経済を具体的に予測し、仕事や事業に有益な情報を今後の動向とともに解説。
一般の方だけでなく、企業の経営者・管理職やビジネスパーソンまで使える必携の1冊。
【電子書籍特典:2021年星別金運アップの開運指南付】 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
学生に人気の名講義を書籍化。情熱的に語りかける数学テキスト!
同著者による前著『ライブ講義 大学1年生のための数学入門』が大人気! 筑波大学で実際に行われた人気講義をもとにした、新時代にふさわしい数学テキスト。続編となる本書では、「線型代数」「微分方程式」「ベクトル解析」を中心に、物理から生命・環境科学に至る幅広い応用分野で数学を使いこなすワザを丹念に説いた。学生からのリアルな質問と感想など、名講義ならではの“ライブ感”に浸りながら学ぶ!
■この本の特長
・線型代数、微分方程式、ベクトル解析など、応用数学の重要分野を網羅。
・機械学習や感染症数理モデルの基礎など、最新のホットトピックにも触れる。
・物理・工学、生命・環境科学など、さまざまな分野に数学を活用したい人のために。
■主な内容
第1章 基本事項
第2章 微分方程式
第3章 線型代数1:対称行列と直交行列
第4章 線型代数2:線型空間
第5章 線型代数3:線型同次微分方程式
第6章 線型代数4:線型写像と線型微分演算子
第7章 線型代数5:線型独立・基底・座標
第8章 線型代数6:計量空間
第9章 線型偏微分方程式1:波動方程式
第10章 線型偏微分方程式2:変数分離法・拡散方程式
第11章 量子力学入門
第12章 線型代数7:行列式
第13章 極座標・重積分・ヤコビアン
第14章 ベクトル解析1:場の量の演算
第15章 ベクトル解析2:フラックスとその応用
第16章 ベクトル解析3:ガウスとストークスの定理
第17章 マクスウェル方程式と電磁気学 -
古今を超越した人生の知恵の書物ーー! 文学研究の大家が口述した孔子入門
この書物が常にひろく読まれて来たのは、人間の生き方についての知恵を、広汎に縦横に与えるという魅力のためである――。孔子とその弟子の言行を記録した対話篇、論語。そこには、教養や学び、友情、道徳、政治、国家といった普遍的な主題をめぐる思考が刻み込まれている。中国における古今の注釈書だけでなく、日本の江戸時代における伊藤仁斎や荻生徂徠らの解釈を比較検討。中国古典研究の碩学が口述によって全章を解説する。 -
本書は、ヘーゲル左派運動の総括として、マルクスとエンゲルスが自己批判をも込めて共同で執筆した未完の遺稿で、「唯物史観誕生の書」とも呼ばれている。本書は遺稿ゆえに種々のテキスト問題を抱えているが、今回厳密なテキストクリティークをし、信頼に足る邦訳の完成を目指した。文庫版ということも鑑み、読みやすさも追求した決定版。※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
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トランプ大統領をはじめとする「ポピュリスト」の跋扈、旧社会主義諸国および中国など権威主義国家の台頭など、近年の世界の政治状況は、民主主義という制度の根幹を揺るがすかのような観を呈しています。日本の状況を見てみても、現行の政権が「民意」の正確な反映、すなわち「民主主義的な」政権だといわれると、頸をかしげる人も少なくないのではないでしょうか。はたして民主主義はもう時代遅れなのか? それとも、まだ活路はあるのか?
それを議論するためには、まず何よりも、民主主義とは、そもそもどのような制度なのかを「正しく」知らなければならないでしょう。今では自明視されている「民主主義」という制度ですが、人が創ったものである限りそれもまた歴史的な制度として、さまざまな紆余曲折を経て現在のようなものになったのであって、決して「自然」にこのようなになったわけでではないのです。
そこで本書では、ギリシア・アテナイにおける民主主義思想の「誕生」から、現代まで、民主主義という制度・思想の誕生以来、起こった様々な矛盾、それを巡って交わされた様々な思想家達の議論の跡をたどってゆきます。その中で、民主主義という「制度」の利点と弱点が人々にどのように認識され、またどのようにその問題点を「改良」しようとしたのか、あるいはその「改革」はなぜ失敗してしまったのかを辿ることにより、民主主義の「本質」とは何なのか、そしてその未来への可能性を考えてゆきます。
またあわせて、日本の民主主義の特質、その問題点についても分析してゆきます。
民主主義という思想・制度を知るための、平易な政治思想史の教科書としても最適です。 -
●第1章 今の世界に至る道 19世紀~1970年
・日本の戦後レジームからの脱却・グローバル経済へ・極端に分離する階層・身分制と不平等・新自由主義が社会を再組織していく・自由と管理の反転・アメリカにネオナチがいる・ヨーロッパと第一次大戦・国際連盟とILО・第二次大戦とフィラデルフィア・ド・ゴールと移民世代・EUとフランス・ル・ペンの国民戦線・フランス・ファースト・国民の解体と再接着・人権と身分制社会
●第2章 アメリカの大転換 90年代末~対テロ政策へ
・アメリカという特殊形態・モンロー主義とアメリカの「解放」・『すばらしい新世界』・「例外国家」のスタンダード化・アメリカの標準化とネット・アドレス・アメリカ・バイアス・テクノ支配と一代成金・白人の不満と被害感情・平等と「差別」、「本音」を煽るトランプ・偉大な中国・征服王朝と中国・オランダとイギリスのヘゲモニー・帝国と平和・武器を売るアメリカ・ポスト・トゥルース・人権を求めて・西洋だけでなく世界にも・自由と平等は独り舞台
●第3章 日本と朝鮮半島
・米朝会談が不満・こじらせる近隣関係・日本に三権分立はない・問われなかった戦争責任・冷戦後と歴史修正主義・拉致問題と歴史没却の勝利・朝鮮半島ではどう思っていたか・なぜ北朝鮮は核を持つのか?・ベルリンの壁崩壊とドイツ統一・北の自立、南に呑まれないために・対米核武装の成功?・軟着陸のためには・悪い国でいてもらわないと困る・日本敗戦後の朝鮮半島統治
●第4章 日本の明治一五〇年
・西洋の世界展開と日本の参入・戦争で認知される・敗戦の世界史的意味・無条件降伏と自発的隷従・正当性の論理・民主制と交渉の主体(外交)・翻訳語をつくる・翻訳する独特の日本・日露戦争から国際連盟へ
逆のドライブ・一世一元制・天皇の権威・「…名において」治める・なぜ元号に固執するのか・時代意識の造形・政治と宗教の区別・義勇兵起源ではない・独自権力になっていく軍部・装置としての天皇制・近代化の流れと逆行していく・戦後のフィラデルフィア宣言・農地改革でつくられた基盤・占領下の改革の受け止め方・西洋的価値は絶対か・冷戦の終わりと市場開放・なぜ「新」自由主義なのか・平成の三〇年で起きたこと・あらゆるものを市場化する・国策としての新自由主義・神道国家派の大攻勢・米軍と一体化する自衛隊・自由の底が抜けている・失われた三〇年で何を失ったか
●第5章 現在の日本と世界のこれから
・西洋的世界の変質・国、政治、経済・民主、平等、自由・連携における自立・人権のない存在、テロリストの発明・フランスとアメリカの歴史否認・日本では民主主義がいらなくなっている・ポイント・オブ・ノーリターン・「身分制のほうがいいんじゃないか」 -
ウィズ・コロナの新しい生き方を模索し始めた今こそ、私たちに必要な、脳に効く「美」を求めて、ぜひミュージアムに出かけてみてはいかがだろうか?
実は、ミュージアムは「美」が展示されているだけの場所ではない。知れば知るほど、とてつもなく奥が深い世界なのだ。人類の記憶のアーカイブに潜っていくような、(良い意味での)妖しさ、ヤバさがある。
東京藝大には大学美術館があるが、大学美術館准教授の熊澤弘先生はいわば「ミュージアムの達人」で、世界のミュージアムの成り立ち、展示、ミュージアムの持つ資料から博物館学の実習に至るまで、私が教えを乞うている先生の一人である。
ここからは熊澤先生の力をお借りして、仮想ゲームのミュージアムよりも、リアルなミュージアムこそがはるかに熱いのだ――ということを読者の皆さんと一緒に体験していきたい。言ってみれば、探検家・中野信子が、案内人・熊澤弘先生とともに、ミュージアムの深遠なる魅惑の世界に分け入っていこうというわけだ。
この「探検本」を読み終えるころ、読者の皆さんは、世界各地のミュージアムの歴史やそこに所蔵された作品の面白さはもちろんのこと、その舞台裏で静かに働いている学芸員の役割やアートの鑑賞術などの基礎知識も身につけているはずだ。
ミュージアムは、入る前と後とで物の見方が変わる体験ができる場所だと思うが、この基礎知識を身につけることで、ミュージアムに行く体験自体がこれまでよりもより深まるかもしれない。 (中野信子)
<主な内容>
はじめに ミュージアムは脳に似ている(中野信子)
第1章 ミュージアムの誕生:その華麗にして妖しい魅力に満ちた世界
はじまりは「驚異の部屋」/記憶の三段階/コレクターと「絶対美感」/美術品は誰のものか
第2章 ミュージアム、その陰の部分:論争・ワケあり・ヤバいもの
ナチスに翻弄されたコレクション/マインド・パレスを支配する/学芸員の使命/大量殺人犯の作品の展覧会
第3章 実際に鑑賞してみる:どんな作品をどのように観たらよいか?
中村キース・ヘリング美術館の感性/金沢21世紀美術館の賢さ/正しい鑑賞法なんてないか?/ルーヴル美術館で遭難しかける
第4章 これからのミュージアム体験:アートはなぜ必要なのか?
アフター・コロナの課題/現代アートはわかりにくい?/アートが社会にもたらす絶大な効果
おわりに 日本は世界に類を見ないミュージアム大国(熊澤弘) -
「どんなに辛く悲しい状況に置かれようとも、私はあなたを決して.見放さない」
仏教、浄土真宗に対する素朴な疑問から仏教の本質に迫る質問まで、
読者に寄り添いながら一問一答形式でわかりやすく答える。
【目次抜粋】
序章不安な時代に向きあうために
・先行きの見えない世の中を生きていくためにはどうしたらいいのでしょうか?
・自分の運命を信仰によって変えることはできますか? ほか
第1章 「生きること」に悩んだときに
・人は死んだらどうなるのですか?
・仏教では「愛」について、どのように教えているのですか? ほか
第2章 亡くなった人とのつきあい方
・亡くなった人を供養するために何をしたらよいのでしょうか?
・お彼岸にお墓参りをするのはなぜですか? また、正しいお墓参りについて教えてください。 ほか
第3章 親鸞さまが教えてくれた生き方とは
・仏教はどのようなことで社会貢献しているのでしょうか? ・仏教はどんな人にも救いの手を差し伸べるのですか? ほか
第4章 仏さまにおまかせして生き抜くために
・仏教でいちばん大切な教えは何でしょうか? 慈悲ですか?
・お釈迦さま、お薬師さま、阿弥陀さまなど、仏さまはたくさんいますが、どの仏さまにお参りするのがよいですか? ほか -
心臓血管外科医・天野篤の「心臓生き方書」は、
「日刊ゲンダイ」の人気連載「心臓病はここまで治せる」からの電子書籍化第一作。
上皇陛下執刀医の「110歳までトラブルのない心臓を目指すための読み物書です。
60代から増えていく心臓病。
その危険信号、予見、予防、治療、そして心臓手術の今、
費用、医師、病院との付き合い方までを網羅した、
上皇陛下執刀医による心臓との付き合い方の決定版です。
心臓はハートの形をしたこぶし大の筋肉の塊。
左右の肺に挟まれ、胸の中央のみぞおちあたりにあります。
多くの成人の心臓は重さ約250~300グラム。
1分間に約70回、1日に約10万回も収縮と拡張を繰り返し、
体に新鮮な血液を送り込み、
同時に体内から戻ってきた血液を取り込んでいます。
「これからは多くの人が100年を生きる時代になります。
抗がん剤などの薬、手術支援ロボットによる手術や、
人工臓器の進歩がさらに進み、
平均寿命は当たり前のように延びていくでしょう。
心臓は命が尽きるまでずっと鼓動し続けます。
ですから、今の私は、
『110歳までトラブルなく生きられる手術』を目指しています。」 (本書より)
第1章 心臓病治療の今
第2章 心臓病は予見できる
第3章 心臓を守る暮らし方
第4章 心臓に悪影響。この症状、この病気
第5章 医療の進化のなかで
終章 賢く医師を使うために
著者プロフィール
天野/篤(あまのあつし)心臓血管外科医。順天堂大学医学部教授。
1955年、埼玉県蓮田市に生まれる。1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数で日本一となる。2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた上皇陛下(当時の天皇陛下)の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀。2016年4月より2019年3月まで、順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。2012年、松戸市民栄誉賞、蓮田市民栄誉賞、埼玉文化賞、受賞。
近著に「熱く生きる」(オンデマンド版、電子版=講談社ビーシー)、「若さは心臓から築く 新型コロナ時代の100年人生の迎え方」(講談社ビーシー/講談社)がある。
本作品は、縦書き表示での閲覧を推奨いたします。横書き表示にした際には、表示が一部崩れる恐れがあります。ご利用になるブラウザまたはビュワーにより、表示が異なることがあります。 -
心臓血管外科医・天野篤の16万部ベストセラーが
待望の電子書籍になりました。
闘う心臓外科医の生き方の原点が、ここにあります!
日大医学部を卒業後、どこの医局にも属さずに
ひたすら腕を磨いてきた心臓血管外科医が、
2012年2月、天皇陛下の心臓バイパス手術を執刀した。
偏差値50もなかった三浪の時代を経て、
あえて厳しい道を歩んだプロフェッショナルの
「思いと情熱の磨き方」「人生の切り開き方」――。
序章 君は「世のため人のため」を目指せるか
第1章 思いを磨け――世のため人のために生きろ
第2章 人の逆を行け――偏差値50の闘い方
第3章 覚悟を持て――ゆずれない一線を決める
第4章 先を読め――次の時代を見ろ
第5章 問いかけろ――疑問を持ち、行動を見直せ
第6章 目標は高く――進むべき「道」を究めろ
著者プロフィール
天野/篤(あまのあつし)心臓血管外科医。順天堂大学医学部教授。
1955年、埼玉県蓮田市に生まれる。1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数で日本一となる。
2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた上皇陛下(当時の天皇陛下)の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀。
2016年4月より2019年3月まで、順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。
2012年、松戸市民栄誉賞、蓮田市民栄誉賞、埼玉文化賞、受賞。
近著に「100年を生きる 心臓との付き合い方」(オンデマンド版、電子版=講談社ビーシー)、「若さは心臓から築く 新型コロナ時代の100年人生の迎え方」(講談社ビーシー/講談社)がある。
本作品は、縦書き表示での閲覧を推奨いたします。横書き表示にした際には、表示が一部崩れる恐れがあります。ご利用になるブラウザまたはビュワーにより、表示が異なることがあります。 -
コロナで逼塞する現代人に必読の書!
現代人が読んで心を打たれる、それが『歎異抄』。金言・箴言に満ちたこの書は、思想的には難しい。平易な解説で深みまで導きます。
<目次>
【はじめに】 『歎異抄』が与えた影響/数多の謎を持つ『歎異抄』 ほか
【第一章】『歎異抄』を読んでも仏教はわからない
【第二章】近代知性が痺れてしまう
親鸞のオリジナリティ・縦のつながりと横の広がり/「念仏して地獄におちたりとも」/勘当した息子・善鸞 ほか
【第三章】「悪人こそが救われる」が持つ破壊力
悪人こそが救われる?/「悪人成仏」のインパクト/罪と悪と救いの問題 ほか
【第四章】親鸞に弟子は一人もいない?
今までの仏教の枠を外した法然/明恵の法然批判/親鸞直筆の手紙・家族への思い ほか
【第五章】念仏して喜びがなくてもいい?
宗教の源泉は大洋性/阿弥陀仏信仰と一神教信仰の神の違い/他力のややこしさ ほか
【第六章】 信仰と無信仰について
親鸞の思想の最も深い味わい/信仰の「加害者性」/無信仰の「当事者性」 ほか
【第七章】 仏教の生命観と人間観
親鸞と善鸞/「宿業」の捉え方 ほか
【第八章】 悟りとは何だろう
「臨終正念」をひっくり返した法然親鸞/宗教の善悪・社会の善悪 ほか
【第九章】 倫理と宗教を深掘りする
仏教という光に触れて柔らかくなる心と体/現代倫理学の義務論・功利主義 ほか
【第十章】 「迷える私」が信心を生む
「仏法」と「迷える私」の共同作業 ほか -
教会堂を飾る奇怪な彫刻の群れ、異様な幻視に取り憑かれた修道士、黒いマリア像、戦いで浴びた血を浄め天を望む祈りの声……厳粛なキリスト教を笑うかのような大らかで過剰な表象に満ちたロマネスク。10世紀から12世紀半ばにかけて、豊かな自然を背景に新たな信仰を模索した人々は、天上に神を仰ぐ一神教を維持しつつ、自然界に神々の現れを見る異教を受け入れて、垂直と水平の両方の視界の「つながり」を求めた。近年の西洋中世研究の成果をふんだんに織り込み、ロマネスクの時代精神に光を当てる待望の書。
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知の巨人たちの「本物の教養」がこの一冊で! 忙しい人でも一気に読める!
~ 知の巨人たちの本物の教養が一気につかめる! ~
デカルト『方法序説』、カント『純粋理性批判』など、世の偉大な哲学者たちが著した名著の数々。
哲学者の名前と書名を見れば、おのずと知的好奇心は湧いてくるものだが、いずれも分厚く難解で、読み通すことはなかなか難しい。
そこで本書は、哲学分野で名著とされる作品の要点を図版を使いながらわかりやすく整理し、
目まぐるしく変化する現代社会を必死に生きる大人たちにとっての「生きるための教養」を提供しようという一冊。 -
「ポピュリズム」「ニヒリズム」に象徴される近代の危機を乗り越えられる思想はあるのか。
「グローバリズム」と対峙するアフターコロナの価値観とはなにか。
西洋近代の限界を縦横無尽に論じ、日本思想の可能性を探る。
「当代随一の思想家」による「近代論」の集大成であり、「知の巨人」が新境地を開拓する主著。
トランプに象徴されるポピュリズム現象。
しかしこれは今に始まったことではない。すでに1930年代のナチス台頭から始まっていたことだ。
その原動力となったのは「ニヒリズム」。何も信じられない事態に絶望し、疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度である。
これが後にユダヤ人大虐殺の「ホロコースト」につながっていった。
現在、先進各国を覆い尽くしているのも、こうした「近代の病」であるニヒリズムである。
近代のこのような虚妄≒ニヒリズムを乗り越えることは可能なのか。
その可能性として日本思想、とりわけ西田幾多郎「無の思想」などに象徴される京都学派に再び光を当てつつ、西洋近代思想と比較分析。
その現代的価値を問い直す。 -
私たちの世界は、コロナ禍を経てどこへ向かうのか。ビッグデータで変わりゆく自由、プライバシー、貨幣といった「価値」を問い直し、個人の生き方を原点に共に生きる社会を提言する。
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集合と位相がよくわからない!という人のために、集合と位相の言葉(論理)の使い方に慣れることを目標とした。さらに最近話題の圏論を入門的に解説する。
読めば読むほど味が出る数学スルメ本!
(本書のまえがき)
数学を専門としない人が数学の専門家に質問や相談をすると,「それは何の上で定義されているのか」,「それはどこからどこへの関数なのか」としきりに尋ね返される.それは無意味に厳密だったり,些末なことにこだわっているのではない.ましてや,知識を誇ろうとしているのでもない.ただ,数学の言葉を話し,数学の言葉で考えようとしているのである.そして,その言葉とは「集合」と「写像」のことである.
本書では,数学の非専門家を対象に,いわゆる「集合と位相」,つまり,数学の言葉としての「集合」と「写像」および,その重要な性質である「位相」の基礎概念を解説する.さらに,新たに数学の言葉の仲間入りをしつつあり,分野によっては既に不可欠なものになった「圏」の概念についても,集合と写像をベースにその初歩の解説を行う.
さて,このような数学の言葉であり基礎でもある「集合と位相」を学習する場合に問題になることが2 つある.1 つは厳密さの程度の問題である.集合とは何かをつきつめれば,数学とは何か,という問題にまで到達せざるを得ない.しかし一方で,数学の非専門家はもちろん,専門家を目指す人にすら,数学の論理的根底から学ぶことは効率が良い方法とは言えない.おそらく正しい態度は,「あらゆることがらにおいて同じように厳密性を求めることをせず,それぞれの場合においてその素材に応じまたその研究に固有な程度においてする」ことだろう.そこで,本書において目指した厳密さの程度は,確固たる足がかりを感じられる程度の深さである.無論,これを言うは易しく,行うのは非常に難しい.そして,もう1 つの問題は,「集合と位相」の学習にdiciplineの意味があることである.「数学をする」とか「数学がわかる」とはどういうことかを学ぶ.
第0章 集合,位相,圏のこころ
第1章 集合
第2章 論理と集合
第3章 写像
第4章 集合の構造
第5章 R とその間の関数 位相への道程
第6章 距離空間 位相への道程2
第7章 位相
第8章 圏 -
哲学は人生論などではなく、政治、経済、芸術、宗教、言語、自然科学、歴史、心理学など、「いまあるあらゆる知識を分析する学問」だ。私たちが生きるうえでかかわる問題だけを取り上げた本書では、「哲学史編」で、古今東西の思考ツールを俯瞰的に理解し、「テーマ別編」で、それを生かして現代社会のいろいろな問題を考える。
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本書は、現象学を前人未踏の域に導いたフランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティ(1908-61年)の生涯と主要著作をていねいにたどる至高の概説書です。『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)や『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)など、多くの支持を得てきた著者が、みずからの出発点にある哲学者と真摯に向き合い、全力で格闘した稀有なドキュメントがここにはあります。
フランス西部のロシュフォールで生まれたメルロ=ポンティは、高等師範学校でサルトルやボーヴォワールと知り合うい、そしてフッサールの現象学と出会いました。初めての著作が『行動の構造』(1942年)と題されたように、メルロ=ポンティは「生活世界」に注目した後期フッサールを引き継ぐとともに、その中心に身体をもつ人間を据えることで独自の道を歩み始めます。その最大の成果が主著『知覚の現象学』(1945年)です。
戦後はリヨン大学で教鞭を執ったあと、1949年にはソルボンヌの教授、そして1952年には異例の若さでコレージュ・ド・フランスの教授となったメルロ=ポンティは、サルトルとの共同編集で『レ・タン・モデルヌ(現代)』誌を発刊し、『ヒューマニズムとテロル』(1947年)などでマルクス主義に関する考察を続けることで現実と向き合いました。さらにサルトルの実存主義、ソシュールの言語学を取り入れたメルロ=ポンティは、1960年代にはさらなる高みに到達し、『シーニュ』(1960年)を発表しましたが、翌年、惜しまれながら急逝します。残された遺稿は『見えるものと見えないもの』(1964年)や『世界の散文』(1969年)として公刊されました。
これら燦然と輝く著作の数々を激動する時代の中で繰り広げられた生涯に位置づけつつ精緻に考察していく本書は、まさに著者の「主著」と呼ぶべきものです。このたび学術文庫版として新たな装いをまとうことで、永遠の生命を得ることでしょう。
[本書の内容]
まえがき
プロローグ 現象学の地平へ
第一章 構 造――〈行動〉の研究
第二章 運 動――〈身体〉の現象学
第三章 スティル――〈変換〉の現象学
第四章 偏 差――〈隔たり〉の現象学
第五章 可逆性――〈肉〉の存在論
エピローグ 現象学の臨界点
主要著作ダイジェスト
キーワード解説
読書案内
あとがき
学術文庫版あとがき
メルロ=ポンティ略年譜 -
本書の内容は、タイトルとサブタイトルに尽くされている。
哲理だけでもなく、信仰だけでもない。
古代的世界観を払拭して、なおかつ伝統に立脚したキリスト教的世界観であり、心身問題を最終的に解決した内容である。
著者紹介:
木村凱英
大阪府立茨木高等学校第2学年1学期終了の後中途退学する。形而上学と神学および自然科学を独学にて探究を志す。
第一学年第一学期中間考査席次クラス50人中14番。第一学期知能検査115。職業適性検査整備係。
昭和38年8月15日、聖母被昇天祭当日21歳にて、高槻カトリック教会にて、カトリック要理(信仰講座)履修の後受洗する。
神父より、コングラチュレーションの言葉をいただく。
昭和40年4月大阪府立淀川公共職業訓練所ラジオテレビ修理工科入所する。
昭和42年9月30日財団法人電波技術協会テレビジョン受信機修理技術試験合格。 -
一生使える無敵の「人間関係術」を、齋藤孝先生が伝授!
本当に人づきあいに自信をつけたいなら、3つの力を身につけよう!
1)「気の合う友だちをつくる」力
2)「気の合わない相手ともうまくつきあう」力
3)「ひとりを楽しめる」力
だれとでも友だちであろうとしなくていい。
楽しくて、笑顔になれる「気の合う人」とだけ、友だちになればいい。
ただし、「気の合わない人」とも、いがみ合わず、傷つけあわずに共存していけるよう、人づきあいのスキルをみがこう。
そして、このふたつの対人関係力だけではダメで、大切なのは、自分の世界をもち、「ひとりを楽しめる」力をもつこと。
これからの時代を生きていくうえで重要になるのは「主体性をもつ」ことです。
主体性の根幹にあるのが、「ひとりになる勇気」なのです。
ひとりになることを怖れない心、ひとりを楽しめる心。
それは人とうまくつながるための大切な要素であると同時に、主体的な生き方の軸なのです。
「ひとりを楽しむ力」をもつことで、人に頼りきらない関係を築けるようになるのです。
「雑談力」「偏愛マップ」などのコミュニケーション術を提唱してきた齋藤孝先生が、新しい時代の「友だち関係」を提唱。
10代のうちに身につけておきたい「本当の人づきあい」を伝授します。
【本書の内容の一部】
・自分の課題、他人の課題を区別する
・「みんな友だち」「みんな仲よく」でなくていい
・友だちの「多さ」は意味がない
・いまがすべてじゃない、友だちとは流動的なもの
・好きなものをあいだに置く「三角形の関係」
・友だちよりも、仲間をつくろうよ
・学校の外に目を向けてみる
・「能動的ひとりぼっち」状態を手に入れる
・きみは「ひとりになる勇気」がある?
・「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」
・「友だちだから言うけど」は鋭い刃
・失礼なことを言われたときに、「かわす」技術があるか
・「ノー!」と言わなきゃいけない関係もある
・人をいじめてしまう危険性を、みんな潜在的にもっている
・後悔も、自分の背中を押して次に進むパワーにできる
・「心の距離」を縮めるための7つの作法 -
聞いたことはあるけれど、どんなものなのかは意外と知られていない!? そんな思考実験の数々を、サイエンスライターがわかりやすく解説! 「箱のなかにいる猫は、生きた状態と死んだ状態が重なりあっている?」(シュレディンガーの猫)、「修理した船と、もとの材料を集めてつくった船、どっちがオリジナル?」(テセウスの船)、「暴走するトロッコから、どちらを救うか?」(トロッコ問題)などを紹介。いざ、めくるめく思考の旅へ!
【目次】
はじめに
1 オリジナルって何だろう?「テセウスの船」
2 肉体がちがっても同じ人?「スワンプマン」
3 合理的な選択をするのは難しい「囚人のジレンマ」
4 禁止を叫ぶことが禁止行為になる矛盾「 張り紙禁止の張り紙」
5 嘘つきが嘘をついたら、それは本当?「クレタ島の住人」
6 追いつけるはずなのに追いつけない?「アキレスとカメ」
7 どうして他人に心があると言えるのだろう「哲学的ゾンビ」
8 この世界は本当に現実なのか「水槽の中の脳」
9 時間の進み方は変わる場合がある?「双子のパラドックス」
10 観測するまでその状態は分からない「シュレディンガーの猫」
11 「忖度」が引き起こす悲劇「アビリーンのパラドックス」
12 やり方によって1位は変わる!?「多数決のパラドックス」
13 抜き打ちは予測できないはず?「抜き打ち検査のパラドックス」
14 迫られる究極の二択「 トロッコ問題」
15 未来は変えられる?「タイムマシンのパラドックス」
16 コミュニケーションがとれるということ「中国語の部屋」
17 すべてはあらかじめ決まっているのか?「ラプラスの悪魔」
18 直感が大きく外れる不思議「モンティ・ホール問題」
19 猿が文豪になれる確率とは?「無限の猿定理」
20 思っていたより高確率「誕生日のパラドックス」
21 割り切れない不思議「1÷3の謎」
22 すべてのカラスが黒いことを確かめる方法「ヘンペルのカラス」
23 思考実験の古典「ガリレオの船」
24 一瞬一瞬では静止している「ゼノンのパラドックス」
おわり -
勝ち抜くために歴史に学ぶ
権謀術数ひしめく15世紀末のフィレンツェ。マキァヴェッリは軍事・外交を担当する共和国の官僚として活躍したが、イタリア戦争によってメディチ家が権力の座に戻ると職を追われる。しかしそのずば抜けた才能を評価する枢機卿ジューリオは、歴史理解を統治に生かすべく本書の執筆を依頼。マキァヴェッリはそれに応え、晩年のほぼ全てを費やして人びとの心の内面までをも再現した躍動感あふれる歴史絵巻を描き出した。上巻には古代ローマ時代からメディチ家が権力を掌握する15世紀までを収録。政治の現場に身を置き、場数を踏んだ者だけが読み取ることのできる、ほんとうの歴史がここにある。 -
MCMCの基礎から実践までをていねいに解説。ベイズ統計や物理学を例にコードを書いてすぐに自分でできるようになる!
(まえがき抜粋)
マルコフ連鎖モンテカルロ法は
複雑な積分をしたい
複雑な確率の計算をしたい
という時に力を発揮する手法です。歴史的には物理学の分野で広く用いられてきましたが、最近では統計学の重要な道具として定着し、統計学的手法が重要な機械学習、金融などの分野でも用いられるようになっています。
マルコフ連鎖モンテカルロ法はそれほど難しいものではありません。むしろ、極めて素直な発想に基づいたシンプルな手法です。もちろん、「シンプル=簡単なことしかできない」と考えるのは大間違いです。どんなことにも言えますが、シンプルで本質を捉えたものほど幅の広い応用が可能になります。事実、量子物理学、ベイズ統計、組合せ最適化問題など、分野の違いはあったとしても、多くの問題が最終的に確率と期待値の問題に帰着され、マルコフ連鎖モンテカルロ法がその威力を発揮します。
そんなわけで、マルコフ連鎖モンテカルロ法の基礎をある程度理解しておけば、分野に関係なく、自分で調べたいことができた時に、目的に合わせたコードがあっという間に書けてしまいますし、他の人が作った複雑なアルゴリズムの内容を理解できるようにもなります。良いことずくめです。
ところが、非常に残念なことに、マルコフ連鎖モンテカルロ法を基本から実用レベルまで順を追ってわかりやすく書いてあるような入門的な教科書が存在しません。となると、マルコフ連鎖モンテカルロ法を勉強しようと思ったら、あちこちから情報を集め、知識のある人にアドバイスをもらい、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら習得しなければなりません。初心者が自習で実用レベルに到達するのが難しいというのが実情なのです。
そこで本書では、大学一年生程度の知識だけを仮定して、マルコフ連鎖モンテカルロ法の基礎的なアイデアを実例に基づいて解説し、この本一冊を読むだけで正しい考え方に基づいて自分でプログラムを書けるようになることを目標とします。実際に手を動かして理解できるように、本文中で扱う例の多くについて実際のプログラムを提供します。既存のソフトウェアパッケージを使えれば良いという人もいると思いますが、そのような人にとっても、ブラックボックスの中身がどうなっているかを理解するためのヒントになるはずですし、ソフトウェアパッケージが使えない問題に行き当たった時にどうしたら良いかもわかるようになります。実際に勉強してみるとわかると思いますが、マルコフ連鎖モンテカルロ法はとても簡単なので、短いコードを書くだけですぐに計算ができてしまいます。 -
太平記よみの語りは、中世・近世を通じて人びとの意識に浸透し、天皇をめぐる2つの物語を形成する。その語りのなかで、楠正成は忠臣と異形の者という異なる相貌を見せ、いつしか既存のモラル、イデオロギーを掘り崩してゆく。物語として共有される歴史が、新たな現実をつむぎだすダイナミズムを究明し、戦記物語研究の画期となった秀作、待望の文庫化。
これほど、読むたびに知的興奮を覚えさせられる本は、めったにない。10年前、兵藤さんからこの本を贈られ、一気に読んでそのスリリングな議論展開のとりこになって以来、『太平記<よみ>の可能性』は、文字通り私の座右の書になった。そのときどきの私の関心に応じて、さまざまな読み方ができ、そのたびに啓発される。この本自体、豊かな<よみ>の可能性にみちているのだ。――<川田順造「解説」より>
〔原本:1995年刊行の講談社選書メチエ〕
第1章 太平記の生成
第2章 もう1つの「太平記」
第3章 天皇をめぐる2つの物語
第4章 楠合戦の論理
第5章 近世の天皇制
第6章 楠正成という隠喩(メタファー)
第7章 『大日本史』の方法
第8章 正統論から国体論へ
第9章 歴史という物語 -
あらゆる思考のそもそものはじまりには哲学者そのひとの経験があり、どのような論理にもそれをつむぐ言葉がある──やわらかな叙述と魅力的な原テクストをつみかさねることを通じて、「思考する」ことそのものへと読者をいざなう新鮮な哲学史入門。哲学の祖タレスから中世までを本篇でたどる。近・現代を扱う続篇も近刊予定。
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はたして、「神は死んだ」のか。言葉はどこまで「経験」を語りうるか──デカルト以降の西洋哲学は、自然科学的世界観の生成と交錯しつつ、思考の可能性と限界を見さだめながら展開してゆく。前著『西洋哲学史 古代から中世へ』に続き、テクストの集積の中に「考えること」を経験させる、新鮮な哲学史入門。
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革命研究に衝撃を与えた、独裁研究の第一人者猪木正道のデビュー作、復刊!
革命研究に衝撃を与えた、独裁研究の第一人者猪木正道のデビュー作、復刊!
「一九四六年八月に、ほぼ三週間を費やして、私は本書を書き上げた。
当初は食糧不足の時代で、私は成蹊学園の農場内に住居を与えられ、みずから陸稲やとうもろこしを作りながら、原稿を書いた」
革命史を簡潔にたどりながらも、レーニン主義、ボリシェヴィキ政権など、革命過程を理論的に分析した。
意外と類書がない切り口であり、後に、革命を破壊と創造の両過程に分類し、その二つの流れの総合として説明したことは、
コロンブスの卵とされ、革命研究に衝撃を与えた。
再評価の進むローザ・ルクセンブルクとレーニンを「西欧共産主義」vs「東欧共産主義」として対比させたり、
「(ヒトラー)ファシズムは、世界革命の鬼子である」と喝破するなど、本書の普遍性はいまも失われていない。
先般、逝去されたロシア研究の泰斗・木村汎氏は解説でこう激賞している。
「総合的なアプローチ、卓抜のバランス感覚、思索の深さ、精密な分析、時として大胆な仮説――これらのコンビネーションをもって真正面から共産主義へ立ち向かった概説書として、本書の右に出るものはない。また今後、少なくとも邦語において出ることはないだろう」
【目次】
旧版はしがき
はしがき
第一章 序 言
第二章 ロシアの後進性
第三章 ボリシェヴィズム
第四章 ツァーリズムの苦悶
第五章 十月革命
第六章 世界革命
第七章 一国社会主義
第八章 結 言
注
解 説 木村 汎 -
時間と領域を超えた二次創作、その盛衰を描く大胆な通史の試み!
古代から現代に至るまで、大衆もまた作者だった。多種多様な文化は、どのように作られ、継承され、更新されてきたのか。時代ごとに存在した「場」あるいは「メディア」との結びつきに着目しながら、ジャンルを横断し、通史で読み解く。これまでの文化史を刷新し、これからの社会と文化のあり方を考える、研究プロジェクトの最前線!
(執筆参加者)
大塚英志、伊藤慎吾、香川雅信、久留島元、木場貴俊、北浦寛之、佐野明子、山本忠宏、前川志織、近藤和都、松井広志、オウ・ケイカイ、エルナンデス・アルバロ
(目次)
序 日本大衆文化史は可能なのか (大塚英志)
【第1部 声と身体】
1章 物語と座の時代(8世紀~16世紀)
2章 声とパフォーマンスの時代(12世紀~16世紀)
コラム 「絵の本」の歴史
コラム 太平記読み
【第2部 メディア】
3章 木版印刷と「二次創作」の時代(17世紀~1890)
コラム オヅ・ヨシサダ青年のディレッタンティズム
コラム 鬼魅の名は
4章 「私」とアマチュアの時代(1900~1920)
コラム パノラマの経験
コラム 画工と画家
【第3部 メディアミックス】
5章 参加する「素人」たち 群衆と動員の時代:前期(1920~1950)
コラム スタジオは生きている
コラム 「蒲田行進曲」と裏方たちのドラマ
6章 遅れてきたテレビ 群衆と動員の時代:後期(1950~1980)
コラム 模型の近代史
コラム レイヤーとしてのトーキーアニメーション
【エピローグ デバイス】
7章 プラットフォームとデバイスの時代(1980~現在)
コラム ボーカロイドとは何か -
【東西哲学界の雄が、全体主義から世界を救い出す!】全体主義の渦に、再び世界は巻き込まれようとしているのではないか。日独ともに哲学は、二〇世紀の全体主義に加担してしまったが、では次なる全体主義の台頭をいかに阻止すればよいのか。その答えを出そうとしているのが、マルクス・ガブリエルだ。彼の「新実在論」は、全体主義の礎を築いたドイツ哲学を克服するために打ち立てられたものだったのだ。克服にむけてのヒントは東アジア哲学の中にあるという。本書は、東西哲学の雄が対話を重ねて生み出した危機の時代のための「精神のワクチン」である。○「上から」の力によって、民主主義が攻撃されているわけではありません。民主主義を破壊しているのは私たち自身なのです。市民的服従が、あらたな全体主義の本質です。――マルクス・ガブリエル
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「全てには終わりがある」それでも「コツコツ」を積み重ねて見えてきたもの
「正直、自分は賞味期限が切れた人間なのかなと思ったりします」
(2016年、リオネジャネイロオリンピック決勝後の著者へのテレビインタビューより)
16歳で日本代表入りし、日本選手権では10連覇。
100m、200mの日本記録保持者(2009年~現在)。
2012年のロンドンオリンピックでは銀メダル2つと銅メダル1つを獲得。
――端から見ると順風満帆な水泳人生だが、4年前、入江陵介選手の心は砕け散ってしまった……
「オリンピックや世界水泳選手権で優勝したことがなく、本番に弱いのではないか…」
「30歳になり、(水泳選手としては)身体能力が衰えたのではないか…」
「2020東京オリンピックは、もう無理なのでは…」
批判の声にも負けず、毎日毎日を大切に4年間「コツコツ」と
練習に励む、入江選手の「心の強さ」の秘訣とは?
超えるべきは常に「昨日の自分」だけ――「正しい目標の持ち方」を学ぶ1冊! -
新型コロナ・ウイルスの感染が世界的に広がり、多くの感染者、死者を出しています。
それは、社会全体に影響を与え、日常の生活を円滑に営めない状況にまで至っています。
(中略)平均寿命が伸び、人生一〇〇年時代と言われるほどの超長寿社会が訪れた日本で、私たちは次第に、自分たちが死ぬということを切実な問題として感じなくなってきたような気がします。
人がいつか死ぬのは絶対の真実です。死なない人はいません。
しかし、多くの人が長生きをするようになった現代では、死が自分の身近に迫っているという思いを抱くことはほとんどなくなってきました。癌でさえ、最近では不治の病ではなくなっています。
そこに、コロナ・ウイルスの流行という事態が起こり、私たちは改めて「死」に直面することになったのです。
「メメント・モリ」というラテン語がありますが、これは「死を忘れるな」を意味します。まさに今の私たちは、このことばの意味するところをかみしめているのではないでしょうか。
コロナ・ウイルスに感染して死にたくはない。
皆そう思っていることでしょう。
では、私たちはどのような死を理想と考えているのでしょうか。いかなる最期を迎えたいと思っているのでしょうか。
死は、いつ訪れるかわかりません。いきなりそれが訪れ、私たちの人生はそこで終わってしまうかもしれないのです。
それは理不尽だという思いが、私たちのなかにはあります。
人生の最期は自分で決めたい。
それは、「死ぬ自由」ということかもしれません。
私たちは、人類の長い歴史のなかで、さまざまな自由を勝ち取ってきました。死ぬ自由は、その最後の関門となった私たちに迫っています。
死ぬ自由ということで浮上してくるのが、「安楽死」という選択肢です。(本文より抜粋) -
★装丁画・漫画:羽賀翔一(『君たちはどう生きるか』)
よく、「あの人は頭がいい」とか「自分は頭がよくないから」とか言いますよね。
その根拠はなんだろう?
きみは本当に頭がよくないんだろうか?
学校の授業さえきちんと受けていれば、「頭のよさ」は手に入るのだろうか?
いえ、それだけでは、いじめや不登校など、人生におとずれる多様な困難に打ち勝つ「タフな頭」を鍛えることはできません。
「頭がいい」というのは、脳の「状態」なのです。
頭のいい人、よくない人というように、分けられているわけじゃない。
みんな、頭のはたらきのいい状態と、そうでない状態がある。
その「はたらきのいい状態」を増やしていけば、だれもがどんどん頭がよくなります。
頭がいい状態なら、目の前の問題を解くのはたやすいことです(勉強でも人生でも)。
頭のよさは、生きていく力、現実を変えていく力なのです。
それでは、「頭のいい」状態を増やしていくには、どうしたらいいのでしょうか?
学校にはなんのために行くの?
受験にはどう臨んだらいいの?
本はどう読めばいいの?
周りの人とはどうつきあえばいい?
この本では、さまざまな身近なテーマから、一生使えるものの考え方を身につけて、頭のよさを磨いていく方法を伝授します。
<概要>
第1章 本当の「頭のよさ」ってなんだろう?
⇒本当の頭のよさは「知(判断力)」「仁(誠意)」「勇(行動力)」でつくられる。
第2章 勉強するのはなんのため?
⇒勉強は、自分をいまよりもっと生きやすくしてくれる。 「知る」「考える」喜びが、人生にワクワクやイキイキを増やすんだ。
第3章 学校に行く意味ってなに?
⇒学校は、いろいろな人がいることを知り、人との接し方の練習をするところと思いなさい。
第4章 受験にはどんな戦術で立ち向かうか?
⇒受験は、自分の強み、自分らしい戦い方を見つけるチャンスだ。
第5章 本とどうつきあうか?
⇒本を友だちにしたら、きみは一生、ひとりぼっちじゃなくなる!
第6章 「好きなこと」への没頭体験、ありますか?
⇒好きなことにどんどんハマれ! 情熱の火種を燃やせ!
第7章 思春期は不機嫌でいてもいいと思ってる?
⇒ほがらかな人になろう。自分も他人も上機嫌にできる人になろう。
第8章 生きていくってどういうこと?
⇒いま、自分にできるベストを尽くせ! うまくいかなくても、道はほかにもある。それに気づけるのが、本当の頭のよさだ。 -
禅語とは、禅宗における厳しい修行に耐え、境地に到達した禅僧が発してきた言葉です。
禅語の一つひとつには意味があり、生きるヒントが託されています。
無駄なこと、余計なことを削ぎ落しシンプルに考え生きることが大切とされ、悲しみや苦しみをやわらげて、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。
本書では、禅についてのベストセラー著者でもある、建功寺の枡野俊明住職が、1年365日を禅語で表現します。
単純で簡単で深く、現代の生活に寄り添って何年も読み続けられる、特別な一冊です。
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本書では一年365日、どのように禅語を活かして暮らしていくか、その手がかりをまとめました。
人との出会いはもちろん、美しいものや新たな知識など、さまざまな出会いをとおして、心は豊かになり、幸せを感じるようになります。そんな出会いを禅では「縁」といいます。
本書を手にしてくださったことは、紹介している禅語と出会うこと、縁を結ぶことです。その縁は必ず、あなたに気づきを与え、幸せに導くことでしょう。
――枡野俊明
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
カント、ニーチェ、キルケゴール……偉大な哲学者たちが書いた本はどれも難しい。でももしそんな「哲学書」と話ができるとしたら?古典の解釈を通して哲学する「哲学研究」の楽しさを描く。 -
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男の子だから? 女の子だから?
それとも、あなただから?
性、恋愛、結婚、家族……
おとなも子どもも知っておきたい、大切なこと。
おとなのための解説書【別冊】付き
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・「LGBTって何?」
・「男の人同士、女の人同士で結婚しちゃいけないの?」
・「家族の形って決まっているの?」
子どもたちからこうした質問をされたとき、あなたはどう答えますか?
もし少しで不安があるのだとしたら、
本書をきっかけに、子どもたちと一緒に話してみてはいかがでしょうか。
本書の目的は、「からだの性」と「こころの性」について親子で考えていくこと。
一人ひとりがちがうこの世界を、
世界に一人しかいない子どもたちが、
自分らしさを大切にしながら生きていくために知っておきたいことをまとめました。
猫と妖怪がたくさん出てくる楽しいイラストと、ゲーム、おやこで話すきっかけとなる「しつもん」のほか、大人向けの「解説書」も付いています。
大人と子どもが一緒に考えていくことで、
きっと、新たな発見や気づきが生まれることでしょう。
そんなやり取りをとおして、子どもたちの
「自分らしさ」
を磨いていく――本書をとおして、そんな親子のコミュニケーションをしてみませんか?
■目次
プロローグ 見えている? 見えいてない?
第1章 「みんな」ってだれだろう?
第2章 オス? メス? それとも……?
第3章 男の子だから? 女の子だから? あなただから?
第4章 「みんなと同じところ」はないのかな?
第5章 言われたら「うれしいことば」「かなしいことば」
第6章 きみはだれが好き?
第7章 「けっこん」って何だろう?
第8章 「家族」って何だろう?
第9章 自分にできることはあるかな?
第10章 いろんな人がいる世界
エピローグ 世界に一人のきみとぼく -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
本書は、『古事記』上つ巻の中で神話という外皮に覆われている、現生人類史上における家族の合理的な発展諸段階を論理的に顕現させ、原始時代における唯一の共生社会的関係である家族との関連で、本源的普遍的なアジア的生産様式という原始共同体的生産様式を解明、次いで古代的、封建的生産様式等々、経済的見地から見た社会構成の累進を概観する。
その中で、共存象徴である原始的首長の延長たる天皇という地位が、古代から今日まで存続してきたその秘密、天皇という地位の永続的な客体的存立基盤は、原始共同体を淵源とする社会の本源的、普遍的、および永久的な共同体的側面であって、この基盤の上で古代日本以降、天皇という地位が、古代の早期に権力から相対的に乖離し、ライトゥルギー的需要充足の家父長制的な家産官僚制的トーナメント型統治機構を拠に発展してきて、温故創新という日本人気質が、その地位を受容し続けてきた、ということを解明します。 -
M・ウェーバー以後、最大の政治思想家か、それとも批判すべきナチのイデオローグか――。毀誉褒貶相半ばするドイツの政治学者カール・シュミット(一八八八~一九八五)。ワイマール期の『政治神学』から転換点となったホッブズ論、第二次大戦後の『大地のノモス』まで、主要著作を読み解きつつ、七〇年に及ぶ思索の変遷を辿る。ワイマール思想史研究の第一人者が〝尊敬すべき敵〟の思想と理論を精緻に解読した入門書。
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【書籍説明】
こんにちは。私は、くれぁ・ふぉせったCEOの丹田久嗣です。前職で、ベンチャー企業の役員として、100億円超の資金調達をしました。
上場準備担当でもありました。しかしその会社は、上場を目前に倒産してしまいました。
多くの失敗を経験しました。だから失敗するポイントがわかるのです。失敗は辛すぎます。心が壊れそうになります。こんな思いをあなたに味わって欲しくありません。
上場は起業家の憧れです。しかし、簡単ではありません。
・創業して日も浅く、しっかりした運営体制ができていない
・従業員が少なく自らも実務に追われ、会社の未来を考える時間が取れない
・上場するために、どう進めていけばいいかわからない
上場に関する書籍はたくさんありますが、上場を考え始めてから上場を果たすまでの一連が、わかりやすく述べられたものはありませんでした。
あなたが上場したいのなら、やることは簡単です。この本をあなたのそばに置き、ときどき開いていただくだけでいいのです。
そうしたらあなたは、迷うことなく、上場準備のステップを進めていけるでしょう。そしてきっと、証券取引所の鐘を鳴らす日を迎えることができるでしょう。
【著者紹介】
丹田 久嗣(タンダヒサシ)
1965年1月18日大阪府生まれ。合同会社 くれぁ・ふぉせったCEO。経営コンサルタント/社外CFO/資金調達エキスパート。
大学卒業後、就職した会社を6ヶ月で退職し、創業5年目のベンチャー企業に再就職。20年間、研究開発・製品開発・生産技術の技術畑を歩む。
その後、管理系に転身し、経営企画・法務… 以上まえがきより抜粋
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