『エッセイ、文藝春秋、1円~(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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SNSで大反響! 多様性の時代の新エッセイ集
29歳で移り住んだニューヨーク。
言葉も、これまで培ったスキルも通じない日々。
そんな中、大切な人たちと繋がらせてくれたのは
心の底にしまい込んでいた自らの美意識だった。
「本音をインターネットに置いておいて、本当に良かった」――
世界の諸問題への視点、生活への美意識。
総フォロワー数15万人超のSNSで、独自の視点が信頼と感動を呼ぶ
文章を発信し続ける著者のデビュー作。
noteで大反響を呼んだエッセイに書き下ろし6編を加えた
新世代エッセイ集。
解説・谷川嘉浩(哲学者)。
※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
生誕100年――高峰秀子が大切にしまっていたものとは?
昭和の大女優は、夫との慎ましやかな日常を何より大事にした。数々の思い出と宝物が詰まった引き出しを開けていく、珠玉のエッセイ。
「いつ死んでもいいように」クローゼットの引き出しには〈カシミアセーター〉〈タキシードの小物〉などと書いた小さな紙片を貼り、一目瞭然に分類していた。台所、食器棚、鏡台にも、好みにあったものだけが収まっていた。でも一番美しかったのは、高峰秀子という人間が持つ“引き出し”。名女優との忘れがたき思い出を、養女が綴る。
※この電子書籍は2015年4月にマガジンハウスより刊行された単行本の文春文庫版を底本としています。 -
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編本!
「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは?
感情的な共感の「シンパシー」ではなく、
意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。
この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。
うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。
新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。
他者はあまりに遠い。“共感”だけではたどり着けない。
ジャンプするために、全力で「考える」知的興奮の書!
――東畑開人
※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
◆新連載
・寺地はるな「リボンちゃん」
幼い頃から美しいものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。数年ぶりに伯母の加代子に呼ばれ、彼女が営むテーラー城崎を訪れると、ある女性が若い頃に愛用していたビスチェのリフォームを頼まれて……
[はじまりのことば]
「下着」と聞いて思い出したのは、“ミジンコの刺繍”をしたキャミソール! 女性の下着はキュートでセクシー? そんな固定観念を解きほぐす新連載の始まりです
◆PICK UP
・宮島未奈「婚活マエストロ」
祝・2024年本屋大賞受賞!! 『成瀬は天下を取りにいく』が爆走中の宮島未奈が贈る、最強の〈婚活エンタメ〉
・小田雅久仁「夢魔と少女〈中篇〉」
大男に監禁された美少女を前に、夢魔たる私に何ができるのか? イチかバチかで夢に入り込むことにした私は……
◆最終回
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
ついに公開読書会当日。亡きマンマへの想いを胸に、読む会の面々は晴れ舞台で言葉を紡ぐ。感涙のフィナーレ!
・矢月秀作「桜虎の道」
託された遺言書の中身、そして狂気を帯びた元ギャング・平尾の行く末は? 桜田の闘い、堂々完結
◆有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート
・白井智之「ブラックミラー」
あなたが二日前に会った友人に、おかしなところはなかったですか? 警察に問われた僕は、あの日会った彼に対して抱いた違和感を思い出し……
・夕木春央「有栖川有栖嫌いの謎」
有栖川有栖だけはおすすめしない――ずらりと並んだコレクションの前でそう強弁する男、彼は一体何を隠しているのか
◆読みきり
・コウイチ「金曜日のミッドナイト」
テレビの取材でとある町にやってきたディレクター。住民たちに話を聞いて回るが――ここは、何かがおかしい
◆ロングインタビュー
作家の書き出し Vol.30 取材・構成 瀧井朝世
・千葉ともこ
闘う者たちは誓った。命を賭して、この大乱を終わらせる――胸熱の歴史エンターテインメント『火輪の翼』が生まれた背景に迫る!
◆book trek
・外山薫『君の背中に見た夢は』
・金子玲介『死んだ山田と教室』
・逢崎遊『正しき地図の裏側より』
◆グラビア&エッセイ
・岩井圭也「知の野人 南方熊楠を訪ねて」
「我は、この世界を知り尽くしたい」――博物学の巨星・南方熊楠が採集し遺した膨大な記録と対峙したとき、見えてくるものとは? 岩井圭也の和歌山紀行
◆レビュー
・安島隆「ところで、好きな本はなんですか?」
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第12回]科学とは何なのか ~科学哲学の世界
◆連載小説
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
米価低迷、その原因は堂島米市場にあり? 苛立ちを募らせた大岡忠相はついに江戸商人を大坂へと差し向ける
・一穂ミチ「アフター・ユー」
闇雲に車を走らせる青吾の目に飛び込んできた電話ボックス。思わず中に入った青吾の指はつい多実の番号を押し……
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
ついにレストランの営業が再開! 料理を任された葉は熱心に仕事に励むが、母親が突然福岡からやってきて――
・伊岡瞬「追跡」
人に尻拭いをさせておきながら、その恩も忘れて増長し、挙句の果てに裏切った。あいつだけは絶対に許さない
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
シャンバラへの道は、はかなく遠い。それでも、そこへゆかねばならぬ者たちがいた
◆対談
・高瀬隼子×大前粟生「怖くてあたたかい小説の世界」
互いの新刊『め生える』『チワワ・シンドローム』を「怖い!」と評し合うお二人の創作の秘密に迫る初対談
◆エッセイ
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第21回]とんこつ遺伝子
[第22回]羊肉期の終り
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第6回]帰りの空港で味わった、つるつる博多うどん -
長く愛されている日本初のタウン誌「銀座百点」から生れたエッセイ集。
登場するのは朝吹真理子・いしいしんじ・いとうせいこう・岩松了・内澤旬子・金井美恵子・隈研吾・坂木司・佐藤雅彦・岡田茉莉子・松尾スズキ・湯本香樹美・都築響一・寄藤文平・森絵都・中川李枝子・道尾秀介・高野秀行・西川美和・金子國義・千早茜ら、各界で活躍する46人。
母と映画を見た後に買った木村家のあんぱん、歩行者天国の日に見上げる広い空、給料日は煉瓦亭のカツレツ、今はメニュウから消えた老舗パーラーのフルーツポンチ、伊東屋にしかない憧れの原稿用紙――。
銀座のとっておきの思い出を綴る、おしゃべりを楽しむように読みたい極上エッセイ。
※この電子書籍は2017年7月に扶桑社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
※電子書籍版には、宗左近氏の「思い出の街は銀座」は収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。 -
現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませる――
なにかを美しいと感じると呼吸が深くなる――
深い感動を呼んだデビュー作『ここじゃない世界に行きたかった』から3年。
総フォロワー数15万人超のSNSで、ライフスタイルから社会に対する問題提起まで、独自の視点が人気を博す著者が贈る新世代エッセイ集!
不妊治療の日々、ポカリスエットの少女たち……大反響noteからよりすぐった珠玉のエッセイ――
・秋の夕暮れ、桔梗の花
・古く美しい暮らしは、なぜ消えた?
・弱った心にてきめんに効く、欲しかった言葉
・スープストックで休ませて
・“意識高い系”おんなともだち
・“Farsickness”それは遠い場所への憧れ
・誰もが静寂の奏者となるこの場所で……etc.
現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませると、新しい景色が見えてくる。
日常が静かに輝き出す“読むセラピー”本がここに。 -
映画監督の毎日は、平凡で、ドラマチック(ときどき爆笑)
血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。
数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔
「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、自律神経が狂うほど興奮し、夜中に全ての中継が終わった頃にはぐったりして机に向かう気力も失っている。「勇気を与えられた」はずなのに、いま目の当たりにしたアスリートの万分の一も頑張らずに寝る。お前はバカか、と自分でも思う。(本文より)
西川美和さんといえば、作品を発表する度に国内外で大きな話題と高い評価を得る人気映画監督です。また同時に、小説作品も直木賞候補に選ばれるなど、映画業界という枠を超え、文筆の世界でも名文家として知られています。
これまでも映画にまつわるエッセイ集などを多く刊行されている西川さんですが、本書はスポーツや時事問題など、映画から離れたテーマも数多く、第一線で活躍する映画監督の日常を綴ったものとして、これまでのエッセイ作品とはひと味もふた味も違った表情を見せています。
自身のランニング体験や青春時代の思い出をユーモラスに綴ったかと思えば、コロナ禍でのオリンピックやウクライナでの戦争、ハラスメント問題などに、日常ボケした私たちの心をひと刺しします。西川美和さんってこんなにチャーミングで、こんなに日々の問題に誠実なの!? と驚くことうけあいです。たとえば一日の終わりに一篇ずつ、名エッセイと映画監督の意外な素顔に浸ってみてはいかがでしょうか? -
引退を機に明かす、人気番組の舞台裏
「これは僕の、テレビ界への遺言です」
32年間続けた放送作家を辞める鈴木おさむ氏が辞めるまでの半年間で綴った、
テレビの真実とヒット番組の裏側。
「これはテレビがテーマのエッセイ本ではありません。
32年間放送作家をやってきた僕からテレビへの遺言です。
大きく変わるテレビ。
変わるしかなくなったテレビ。
今までは書けなかったことを全部書きました。
辞めるからこそ伝えたかったこと、残すべきことを。
さよなら、テレビ。
ありがとう、テレビ。」
―― 鈴木おさむ -
大人気! 哲代おばあちゃんの本、第二弾
「長う生きてきた集大成が今の自分です。しょんぼりしよったら、人生を否定したみたいになりますね。心だけは柔らこうにして、おばあさんはいつも機嫌よう過ごしていたいです。なーんちゃって」(「はじめに」より)
「こんなかわいいおばあちゃんになりたい!」「人生の目標にしたい」という声が広島から全国に広がり、ベストセラーとなった『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の石井哲代さんのその後を追った続編。これまでの人生経験から得た「哲代さんが自分の心に言い聞かせている言葉たち」を一冊に。
足の痛みで入院したり、できることが少なくなったりして気落ちする日もあるけれど、弱気の虫を退治して自分を励ましながら、明るく、機嫌よく、しなやかに生きている哲代さん。そのありのままの姿を「中国新聞」のふたりの記者(53歳と50歳、合わせてちょうど103歳)がじっくりと取材し、心に響く哲代さんの言葉を丹念に紡いだシリーズ第二弾。
石井哲代(いしい・てつよ)
1920年、広島県の府中市上下町生まれ。20歳で小学校教員になり、56歳で退職してからは畑仕事が生きがいに。近所の人からはいまも「先生」と呼ばれている。26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、2003年に夫が亡くなってからは親戚や近所の人に支えられながら一人暮らしをしている。100歳を超えても元気な姿が「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題になり、2023年1月に刊行した初めての著書『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』がベストセラーに。 -
会議に執筆、今年もマリコは大忙し
去年から勤め人となったマリコは年始から大忙し。
元気を出すためしっかりお餅を食べて、朝ドラの「舞い上がれ!」はかかさない。
理事長になって初めての卒業式。
エッセイよりだいぶ早い「挨拶文の締切」に面喰いつつも、
しっかり書き上げるマリコであった。夏になるころには「週刊文春」の
エッセイの担当者であったイイクボ青年が何と社長に就任。
コロナが明けてからは台湾を楽しみ、ルーマニアへの弾丸出張もなんのその。
「週刊朝日」が休刊し、山の上ホテルが休館になったり寂しいニュースもあったけど、
いつでも前向きなマリコに今日も世間の目は釘付けである。
「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、ついに35巻! -
ありきたりな「いつもの暮らし」にも、ときどき小さな幸せがある
コロナ禍前から半分隠居状態、同居の猫とも少々ディスタンスあり気味な関係。たまに出かけることもあるが、基本的にひとりで過ごす。事件と呼べるほどのことは何も起きない極めて平穏な日々。そんな生活の中でふと見つけた「茶柱」のような、ささやかな発見や喜びを綴ったエッセイ集。
インスタグラムに現れる動物にほのぼのし、絶景に縮み上がる。ベランダ菜園で生まれてきた野菜たちを親父気分で歓迎する。気のおけない先輩たちとの「婦人会」で、暑苦しくなくお互いを応援し合う。幼なじみとのバスツアーで「おつまみこんぶ」とバスガイドの素晴らしさを噛みしめる。キャットタワーが捨てられなくてひとり途方に暮れる――。日常を面白がろうとする姿勢から生まれた、ユーモアあふれる着眼点に思わずクスッと笑ってしまうこと間違いなしの一冊です。
【プロフィール】
小林聡美(こばやしさとみ)
1982年、スクリーンデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台で活動。主な著書に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『読まされ図書室』『聡乃学習』『わたしの、本のある日々』など。 -
生涯役に立つ、自立の心得
自立への第一歩となるひとり暮らし。衣食住、お金、安全など生き延びるための最初の3週間、生活に慣れてきた3か月、季節や環境のパターンに合わせる6か月、そして未来に目を向ける1年、生活を整える力が身につく。ベストセラー『「捨てる!」技術』著者による、進学や就職、結婚、別離など人生の転換期に役立つバイブル。
目次
はじめに――自立して生きていくあなたに
第1章 はじめの3週間 あなたが生き延びるために必要なこと
◆あなたを支える「食」について
◆心と身体を休められるようにすること
◆身なりを清潔に保つということ
◆健康を保つということ
◆お金を管理するということ
◆安全に暮らすということ
第2章 つぎの3か月 生活に慣れてきたら始めてほしいこと
◆家事のパターンについて
◆時間のパターンについて
◆お金のパターンについて
◆近所付き合いのパターンについて
第3章 これからの6か月 季節や環境に合わせて暮らすということ
◆季節の変化に合わせた部屋のしつらえ
◆冬の家事で注意したいこと
◆日本の季節の行事を楽しむ暮らし
◆生活環境について検討する
最終章 1年経ったら 生活しながら未来に向かって生きていく
あとがき――母・辰巳渚のこと 長男・中尾寅彦
※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
ギネス記録は通過点の大人気エッセイ
コロナ感染爆発(パンデミツク)も2年目に入り、行動制限も緩和された。
となると、自粛中に溜まったマリコのエネルギーが一気に弾けるのは当然のこと。
ゴルフを再開し、太秦で女優としてドラマに出演、
人生二度目の東京五輪は聖火ランナーも務めて大いに楽しむ。
前だけを見て突き進む、マリコパワーに刮目せよ!
巻末に豪華対談2篇収録!
ついに連載41年目に突入!
ギネス世界記録、絶賛更新中!
聖火ランナー、相撲観戦、映画出演――
コロナ自粛期間を経て
マリコ、再始動!
巻末に豪華2大対談を収録
1、「日本史に学ぶ! 『皇室の縁談』波乱万丈」
×磯田道史(歴史学者)
2、「運命の一冊に出会うために」
×藤原正彦(作家・数学者)
※この電子書籍は2022年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
知の巨人が語り尽くす、日本への刺激的処方箋
いつの間に、日本はこんなに生きづらい、貧しい国になってしまったのか?
なぜ、こんなにデタラメな政治がまかり通る世の中になってしまったのか?
その答え、実は「コモン」ですべて説明できるのです。
AIによる大量失業、富の一極集中、アンチ・グローバリズム、人口減少による高齢化と過疎化……
いよいよ限界を迎え、音を立てて軋んでいる資本主義。
その背景には、昔はどこにでもあったコモン(共有地)の喪失がある。
今こそ分断を超え、新しい共同幻想を立ちあげるときだ。
絶望の果てに光を見出す希望の書。
巻末に文庫版特別付録として、東京大学大学院准教授・斎藤幸平との対談「心地よい、新しいコモンについて語ろう」収録!
21世紀の新たな「囲い込み」を警戒せよ!
そこには、ディストピアしかない──。
・西部劇「シェーン」は「コモンの消失」という悲劇を描いていた
・「貧困は自己責任」と切り捨てる心理
・「青年」も「旦那」も消え、子どもおじさん・おじいさんが出現
・「一罰百戒」で委縮するテレビ局や大手メディア
・ディープ・フェイクの時代を生き抜くために
※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
樹木さんはじめ茶道経験の全くない人達で、お茶の映画を作る!?
作家・森下典子が映画作りのプロ集団の現場に飛びこんだ!その愛おしくも激闘の日々を綴った「日日是好日」大人気シリーズの集大成。
※この電子書籍は2021年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
村上さんが愛してやまないジャズ・レコードについて語る極上のエッセイ
「僕の大好きなジャズ・レコード188枚のことを書きました」
チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの黄金時代に数多くのジャケット・デザインを手がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。
手にとって見ているだけで素敵な音楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。 -
洋服選びもクローゼット整理も、もう迷走しない!
コーディネートのカウンセリングはもちろん、ショッピングや美容室への同行、自宅のクローゼットチェックやメイクレッスンまで行って、17年間で約3万人の人生を変えてきたパーソナルスタイリストが、自分らしい装い=「名刺服」で気持ちよく生きるための「似合わせテク」を大公開。
クローゼットを「収納場所」から「ワクワクする場所」に!
「週刊文春」連載コラムを書籍化。
*クローゼットの中の何を処分して、何を買い足せばいいの?
*ヌケ感、こなれ感ってどうすれば身につくの?
*おしゃれに見えるテッパンの色の組み合わせが知りたい!
*年を重ねても、ジーンズを格好よく穿きこなすには?
……ほか、大人のファッションのお悩みをすっきり解決!
霜鳥メソッドで幸せになった人々の素敵なエピソードもたっぷり収録。
この月には何を準備すればいいか一目でわかる「1年間のファッション・スケジュール表」、自身や家族の定年を機に片付けをしたい人必読の「65歳からのクローゼット整理術」のページも。
人生100年時代のバイブル!
第1章 「似合う」を見つけるテクニック教えます
第2章 春夏秋冬、おしゃれな大人の年間スケジュール
第3章 クローゼットを見れば人生がわかる
スペシャル企画 65歳からのクローゼット整理術 -
タコからサクランボまで、丸かじり42冊をよりぬきで
「うまい、まずい」無しでここまで書ける? 累計360万部の大人気食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズ傑作選。前人未踏の面白さ。
食べ物エッセイの金字塔・丸かじりシリーズ。1994年刊行の『タコの丸かじり』から最新刊『サクランボの丸かじり』まで、計42巻か
ら選りかじった文庫傑作選。「下から目線」でスルドク見抜くのは、誰もが見慣れた食卓にある、誰も気づかないこの世の真理なのだ。
解説再録・逢坂剛/椎名誠/ラズウェル細木/平松洋子/荻原浩 -
慶子、君はやっぱりここにいたじゃないか、
ずっとぼくと一緒にいてくれたじゃないか
日本中を涙で濡らした愛妻看取りの記がいま甦える!
四十年以上連れ添った妻に下った末期癌の診断。告知しないと決め、夫・江藤淳は渾身の看護を続ける。視力の衰え、呼吸困難など病状は進み、診断から約九ヶ月後に臨終を迎えた。自身も重篤な病に冒されるが、気力を振り絞って夫婦最期の日々を記した手記「妻と私」は翌春雑誌に発表され、大きな話題を呼んだ。が、同年夏の雷雨の日、あまりにも有名な遺書をのこし自裁。絶筆となった「幼年時代」、石原慎太郎ら同時代人の追悼文も採録。解説・與那覇潤
目次:
妻と私
幼年時代
追悼
江藤淳氏を悼む 福田和也
江藤淳記 吉本隆明
さらば、友よ、江藤よ! 石原慎太郎
江藤淳年譜 武藤康史編
解説 批評家の最後の闘争 與那覇潤
江藤 淳(えとう じゅん)
1932年、東京生まれ。文藝評論家。慶應義塾大学文学部英文科卒。在学中の56年に『夏目漱石』を上梓。58年に『奴隷の思想を排す』、59年に『作家は行動する』を発表し、評論家としての地位を確立する。『小林秀雄』『成熟と喪失』『近代以前』などの文藝批評のみならず、『海舟余波』『漱石とその時代』などの評伝、『海は甦える』などの史伝も執筆し、『一九四六年憲法――その拘束』『閉された言語空間』など、米国が作った戦後憲法や日本の言説空間を鋭く批判する仕事も続けた。99年没。
※この電子書籍は、2001年7月に文藝春秋より刊行された文庫をもとにした文春学藝ライブラリー版(2024年2月刊)を底本としています。 -
家族、映画、事件。赤裸々な告白
「次の生き方を模索するために、過去の自分に会う旅をしました。」(著者のことば)
2020年9月に大麻取締法違反容疑で逮捕されて以降、活動を自粛してきた俳優・伊勢谷友介の語り下ろし.
映画復帰第1作となる『ペナルティループ』が2024年3月に公開されるのを前に、これまで歩んできた人生の様々な場面(シーン)について、率直に語った。
幼少時代を過ごした北海道・函館の記憶、東京芸大入学、沖縄・渡嘉敷島やインドへの旅、複雑な家庭環境、齢の離れた異母兄・山本寛斎氏との交流、映画にかける思い、東日本大震災の際の活動、そして事件について。
自ら語ったさまざまなエピソードから、ひとりの人間の像が刻まれていく――そんな一冊だ。
【著者のことば】
「個の命は種の存続の為にある」ことに気がついてから、地球上で唯一、自らの未来を壊す生物である愚かな我々人類と、その社会の変革のイメージを育み、行動に変えることが僕の人生でした。それが出来なくなった今、次の生き方を模索するために過去の自分に会う旅をしました。他人や社会のために生きるのではなく、自分のための時間の使い方を探しに、過去の自分と向き合う旅です。お付き合いいただければ幸いです。 -
「十一月がくれば私は満六十七歳になる。」――妊娠中の娘から2羽のインコを預かったのが受難の始まり。けたたましく啼くわ人の耳は齧るわで、平穏な生活はぶちこわし。一難去ってまた一難。今度は娘が持ち込んだ仔犬に安眠を妨げられる。揚句の果てに、孫のお守りだと? もう、ええ加減にせえ! ああ、我が老後は日々これ闘いなのだ。
2024年映画公開の『九十歳。何がめでたい』に連なる、痛快抱腹老後エッセイシリーズ第1弾。
※この電子書籍は1997年3月に文藝春秋より刊行された文庫版を底本としています。 -
230万部突破「聞く力」シリーズ最新刊
日本人だからこその会話の妙や楽しみ方はあるはず――。
初対面の相手との会話から、認知症の親の介護や家庭円満の秘訣、
会議や会食まで。インタビュアーを三十年以上続けている
アガワが披露するとっておきのエピソードとコミュニケーション術。
【目次より】
◎自分が話したいことを見つける
◎話すべきことは相手の話の中にある
◎会話とは“しりとり話題合戦”
◎沈黙を怖れない
◎相手の話に共感し反応する
◎助け船を出すことを心がける
◎相手との距離感をつかむ
◎モテる男は、聞き上手
◎距離と時間をおくことも必要
◎時にはKYも有用だ
◎会合では一番下っ端に喋らせる
◎皇室の会話術に学ぶ
◎絶妙な突っ込みは会話の妙
◎どんな接続語で始めるか
◎話題に窮したら病気自慢
◎占いや心理テストはいいネタになる
◎小話を頭の抽斗に入れておく
◎シモネタの効用
◎日本語の一人称は変幻自在
◎日本語は相手の出方によって自分の発言を変えられる
◎語り手をノセる合いの手
◎男女で差が出る会話と人間関係
◎初対面での会話術
◎スマホ依存は言葉を忘れさせる
◎一人で入った飲食店で何を喋る
◎アウェイの場所でどうするか
◎初めて会った人への対し方
◎末っ子の処世術
◎オジサン上司の心をつかむには
◎私が最も話上手と思った人
◎専門用語で逃げるな
◎父が教えた正しい日本語と下品な日本語
◎物語性は対話にとって大事
◎話の使い回しは落語と同じ
◎ダジャレを嫌がらないで
◎不幸な体験は宝物
◎認知症の母と話す
◎大惨事になる前に、笑うところを見つける -
母・樹木希林と 父・内田裕也を たてつづけに喪った。
虚しさ、混乱、放心状態、ブラックホール……。
「人生の核心的登場人物を失い空っぽになった私は 人と出会いたい、と切望した」
谷川俊太郎 小泉今日子 中野信子 養老孟司 鏡リュウジ 坂本龍一 桐島かれん 石内 都 ヤマザキマリ 是枝裕和 窪島誠一郎 伊藤比呂美 横尾忠則 マツコ・デラックス シャルロット・ゲンズブール
独りで歩き出す背中をそっと押す、15人との〈一対一の対話〉 -
元乃木坂46の心理カウンセラーが、あなたのお悩みに回答します
「自分に自信を持つことができません」「友人に必要とされていない気がします」「朝、仕事を休む理由を考えてしまいます」「アイドルという夢は諦めた方がいいでしょうか」……そのお悩み、カウンセリングルームでお聴きします!
2011年から6年間「乃木坂46」のメンバーとして活動する裏で、適応障害を発症し、休業を経験。その後アイドルを卒業し、心理カウンセラーという新しい道を選んだ中元日芽香さんによる “カウンセリング・エッセイ”!
現役カウンセラーとして相談者に心強く寄り添いながら、そして素の「中元日芽香」の本音もたっぷりのぞかせながら、一般の方から募集した38のお悩みに回答します。
書き下ろしエッセイ「心理カウンセラーという仕事について」「カウンセラーだって悩むんだから大丈夫です」「人間は完璧ではない―私が経験した適応障害」も収録。
◆コメント
お悩みに答える本は、これまで識者・著名人から膨大な数が出版されています。私らしい温度感で、私らしい言葉選びで、相談者さんの感情に応答できるような一冊を形に残せたらと筆を執りました。
「これ他人に言っていいのかな」「誰かには話してみたいな、ひとりで抱えておくにはキツイな」といった、言葉にならない言葉ってありませんか。最初から順番に読んでもいいし、目次を見て気になるものから読んでもいいし。誰かの心の支えとなる一冊に仕上がっていたら嬉しいです。(「はじめに」より) -
元バンドマン芥川賞作家が邦ロックを切りまくる
「はっぴいえんど」から「King Gnu」「Ado」まで、この50年の邦楽ロック史を彩ったアーティスト全30組を語りつくす。
■本書で取り上げるアーティストたち
BUMP OF CHICKEN/NUMBER GIRL/54‐71/BUCK‐TICK/椎名林檎/bloodthirsty butchers/PENPALS/Silver Fins/Port of Notes/headphone seminar/相対性理論/進行方向別通行区分/鬼束ちひろ/X JAPAN/初音ミク/King Gnu/クリープハイプ/ART‐SCHOOL/BLANKEY JET CITY/L’Arc~en~Ciel/黒夢/TMN/凛として時雨/小室哲哉/神聖かまってちゃん/サカナクション/宇多田ヒカル/Ado/はっぴいえんど/syrup16g -
等身大のイモトが綴る、大好きな人達のこと
イモトアヤコの初エッセイ集!
妊娠・出産・育児の怒濤の日々についての「文庫版あとがき」も文庫で新しく収録!
イモトさんは全力だ。まっすぐだ。人に対しても、経験に対しても。
彼女をどうしても愛してしまう理由が、このエッセイを読んで分かった。
―-西 加奈子
鳥取から上京後、芸能界に入り活躍の場を広げる著者。
世界中を飛びまわる日々のなか、仕事にいつも一生懸命なイモトが、
「背中で見せる理想の上司」「拝啓 安室奈美恵さま」「おもしろ女優」など、
家族や芸能界の友人たちについて綴ったエッセイ集。
※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
24歳にして「世界のMAO」に――規格外の天才ピアニスト、待望の初著作
20か国・100都市。世界が彼のピアノに恋をした。
クラシック・シーンを更新し続ける24歳が綴った、2年間の全記録。
2019年、弱冠20歳で世界3大ピアノコンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞。
以降、世界のマエストロからラブコールを受け、数々の名門オーケストラとの共演を実現させてきた藤田真央さん。
現在はベルリンに拠点を移し、ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭といった欧州最高峰の舞台で観客を熱狂させています。
・エッセイ&語り下ろしによる、2年間の全記録
音楽の殿堂・NYカーネギーホールのデビュー。
欧州音楽祭で、一流アーティストたちと魂の共演。
新解釈で挑んだモーツァルト。
アジア人差別に直面したベルリンでの新生活。
亡き恩師・野島稔先生と交わした約束。
――本物の天才のみが見ることを許された景色とは?
・写真もたっぷり収録
スカラ座、コンセルトヘボウから、雪山の中の古城ホテル、フランスの森のピアノまで。
カラー写真で世界各地でのコンサートの様子をお届け!
【藤田真央】
★世界中からラブコール! 20か国・100都市でコンサート
巨匠マエストロ、一流オーケストラからオファー殺到
★奇跡の音色と圧倒的実力
18歳で「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」優勝
20歳で「チャイコフスキー国際コンクール」2位
日本人初! 名門ソニークラシカルとワールドワイド契約
★もちろん、日本でも人気はダントツ!
映画「蜜蜂と遠雷」では奇才・風間塵役のピアノ演奏を担当 -
上手に年を重ねるための「斜めのジャンプ」とは。一田さんの自問自答エッセイ!
なんだか心配ごとだらけの
人生後半戦を助けてくれるもの。
***
まっすぐ進んで答えが見つからなかったら、
斜めにジャンプしてみればいい。
それは「新しいものさし」を持って、
怖さや不安を計り直すことなのだ――。
『暮らしのおへそ』編集ディレクター・イチダさんと考える「自問自答」エッセイ
目次
・年齢や親のことの「こわい」をおさらい
・仕事とお金の「こわい」をおさらい
・健康の「こわい」をおさらい
・人間関係の「こわい」をおさらい
・「こわい」とさよならする方法 -
遠藤周作 生誕100年。
長年の苦しい病気づきあいから生まれた名言・至言!
死ぬときは死ぬがよし……だれもがこんな自在な境地で
死を迎えたいと思う。しかし死は怖い。ひたすら怖い。
だからこそ日夜、怠りない「死に稽古=生き稽古」が必要になる。
長年の苦心惨憺たる病気づきあいから、
人生に無意味なものは何一つないと言い切る著者が、
自らの失敗談を交えつつ贈る人生セミナー。
解説=矢代静一
※この電子書籍は1994年4月に刊行された文春文庫版を底本としています。 -
自分を厚く塗り固めていた蝋を、いま溶かしたい
祝70歳!
子育てを終え、電撃復帰から7年。
今明かされる、ちょっとミーハーで
とてもナチュラルな“意外な素顔”
「連絡を取るようになって、ユーミンの家にはご主人の正隆さんがいたり、(井上)陽水さんとユーミンの手料理を食べたり。私とユーミンは前世でも姉妹、いや夫婦?(笑)」(麻美)
「麻美ちゃんは『待てる女』です。『待つ』のではなくて、『待てる』。当時は家電しかなかった。だから麻美ちゃんは、絶対、家にいた。いつでも田邊さんの電話に出られるようにね。だから『待てる女』。ちなみに私は『待てない女』(笑)」(ユーミン)
「私は子どもが欲しかった。彼がどういう人生を送りたいのかというより、そこは自分を通してしまった。最後のチャンスだった」「結婚して、何の心配もなく子育てに専念し、子どものことだけを考え生きた25 年間は私の宝物」「私の取り柄はミーハーなこと! 韓国語も習いたいし、タンゴアルゼンチーノも踊ってみたい」(麻美)――本文より
松任谷由実プロデュースの名曲「雨音はショパンの調べ」で鮮烈な印象を残し、「女が女に憧れる」(byユーミン)ロールモデルを作るも、1991年に突如芸能界を完全引退した伝説のミューズ、小林麻美。25年の沈黙を経て、極秘出産、結婚、復活の舞台裏、ユーミンとの再会を語り尽くす。TOKYO FMの名プロデューサー・作家による評伝。解説・酒井順子
【この電子書籍は、2020年3月に朝日新聞出版より刊行された『小林麻美 第二幕』の、文春文庫版を底本としています。文庫化にあたって改題・加筆・再編集しました。】 -
ぼちぼち、きれぎれ生きてる日々
文芸誌で連載された足掛け7年に渡るエッセイを一挙収録。東京の片隅から世界へ、無限に広がっていく柴田聡子ワールド! -
人気作家・柚月裕子ができるまで――。文庫オリジナル、エッセイ集。
2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る。温かな言葉で綴られた、笑いと涙あふれるエッセイ集。 -
コロナとともに始まった令和。
しかし、戦時下で育った者にとって、コロナ禍などものの数ではないのだ。
他にすることもないので一人外に出れば、
散歩道を極めたダライ・ラマとおぼしき幼児に出会う。
マスク姿で行き交う人々を仔細に観察すれば、
「人間は本来、顔を露出させてはいけない生き物だったのだ!」という
衝撃の新事実を発見。そして、これまた誰も気づいていなかった
令和のレン・チン疑惑に気づいてしまい……。爆笑エッセイはまだ続く。
コロナでも、令和でも、東海林さだお通常運転中です。
「タンマ君」傑作選も併録。
解説=ジェーン・スー
※この電子書籍は2021年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
男だって、泣いていいんだよ!
転んで泣く小さな男の子をみて、「泣くな、男だろ」と小声で呟く。そして、立ち上り駆け寄ってきた子を、「よしよし、偉いぞ」と頭を撫でてやる。強くあれ、雄々しくあれかしと、日本の男の子は育てられてきた。
いつからか。
日本の古典を紐解くと、英雄豪傑ほど派手に泣いている。「男泣き」という言葉もある。
そして、「なく」ことを示す字の多いこと多いこと。
啼、泣、号、呱、慟、啾、喞、これらはすべて「なく」ことを著わした字である。悲しくて泣く、大声を出して泣く、子供が泣く、遠くまで聞こえるほど泣く、声が出ず涙を流して泣く、さらにいえば,涕泣、慟哭、嗚咽、泣血、哀慟、歔欷、さめざめと泣く、めそめそと泣く……。
本書は、古典に見える泣く男の姿百態を辿りつつ、「男泣き」の実相に迫ろうという試みである。
材は主として、記紀、万葉、古今の歌集や、伊勢、平家、太平記など文学史書の類から採った。
トップバッターは須佐之男命! そして倭建命、大伴家持ときて、やや色好みの涙、在原業平、源頼政、泣きそうもない木曽義仲を経由して、楠木正成と豊臣秀吉、最後は吉田松陰でしめる。
もう、全編泣いてばかり。そう、男だって、いや、男だからこそ泣いていいんだよ、という本なのである。 -
現代文学の最前線に立つ姉弟の対話
ロシア文学者・奈倉有里と、小説家・逢坂冬馬。
文学界の今をときめく二人は、じつはきょうだいだった!
姉が10代で単身ロシア留学に向かった時、弟は何を思ったか。その後交差することのなかった二人の人生が、2021年に不思議な邂逅を果たしたのはなぜか。予期せぬ戦争、厳しい社会の中で、我々はどう生きるのか?
縦横無尽に広がる、知性と理性、やさしさに満ちた対話が一冊の本になりました。
◇目次◇
はじめに――逢坂冬馬
PART1 「出世しなさい」がない家 Family
PART2 作家という仕事 Literature
PART3 私と誰かが生きている、この世界について World
おわりに――奈倉有里 -
歴史学の泰斗による名エッセイ
『中東国際関係史研究』などで知られるイスラムの専門家にして、江戸通史『将軍の世紀』を書き上げた博覧強記の歴史家が、古代ローマの賢人や唐の皇帝、ルネッサンスの文人、イスラム教の指導者、そして徳川家康などの言葉や、ちょっと意外なエピソードを引きながら、ウクライナ戦争をはじめ、同時代の出来事を論じたエッセイ集。
該博な知識に裏打ちされたエッセイから浮かび上がる、混沌とした時代を導く真のリーダーシップとは!
本書で紹介される数々の名言
「歴史をたどり、諸君と諸君の国家にとって見習うべきものがあれば、それを選ぶがよい」――古代ローマの歴史家リウィウス
「主となりて貪れば、必ずその国を喪ぼし、臣となりて貪(むさぼ)れば、必ずその身を亡ぼす――唐の第二代皇帝 太宗
「天下の政は重箱を擂粉木(すりこぎ)にて洗ひ候がよろしき」(国政も些末なことに干渉せず大目にみるくらいがよい)――徳川家康
「王者たる者が特定の学問に深入りするのは良くない」――ウマイヤ朝初代カリフ ムアーウィヤ
「大に治まれば大に乱れ、少なく治まれば少なく乱る」(大きく政治を指揮すれば混乱も大きく、小さく政治をすれば混乱は小さく抑えられる)――安中藩主 板倉勝尚 -
非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で
ウクライナ戦争、陰謀論、ポスト真実の時代、公共財の私物化、バワークラシー、ハラスメント……
非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で――
・権力者支配(パワークラシー)の国で上昇志向に駆られた人の振る舞い
・なぜ複雑な話は「複雑なまま」扱ったほうがよいのか
・人からの採点を待つ「被査定マインド」をやめる
・ものごとは原理よりも「程度の問題」で考える
・子どもたちを歓待し、承認し、祝福する大切さ……etc.
親切、品位、勇気……失われゆく徳目を明らかにし、
〈大人の頭数を増やす〉道しるべがここに -
「余命宣告」を受けた大人気声優が語るあの日のこと
『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる役で大人気だった後藤は、人気絶頂の中、突然無期限の活動休止を発表。彼女に何が起きたのか。 -
いつの世も、不安や悩みが尽きないもの。
家族、恋愛、仕事、生活の不安……寄せられた37の悩みに、
『聞く力』の阿川佐和子が60ン年の人生経験を総動員して、
時に共感、時にあきれつつ、アドバイスを送ります。
「仕事が忙しすぎてヘトヘト」「フラれるのが怖い」
「大学時代の彼と30年ぶりに再会」「子供ができない」「妻が認知症に」
「部下を叱れない」「上司の言葉に傷ついた」「70歳の母に好きな人ができた」
「なりたいものが見つからない」「高校生の娘が話をしてくれない」
「母が亡くなり、父が『死にたい』と嘆きます」――
まだまだ若いつもりのあなたも、老人初心者のあなたも、
これを読めば、身も心も軽ーく、人生を乗り切れること間違いなし!
※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
歴史エッセイの名手が紡ぐ「わが愛する男たちの肖像」
SNSで話題。累計15万部の伝説の名著が、緊急復刊!
『炎環』『雲と風と』『北条政子』『つわものの賦』……多くの歴史小説を著した著者が、歴史上はほとんど無名・英雄の陰に隠れながらも実力を持ったしたたかな仕事師、〈ナンバー2の男〉の生き方を描きます。
『鎌倉殿の13人』ですっかり有名になった北条義時は、永遠のナンバー2.根っからの権力・政治好きにもかかわらず、あえて表には立たず、したたかに、ナンバー2の生涯を全うした。
源義経。同じくナンバー2でありながら、組織のなかの自分の位置づけが出来ず。華やかなスタンドプレーを繰り広げ、ナンバー1が霞むなど数々の致命的失敗をおかした。
徳川秀忠。家康と三代家光の陰にかくれた秀忠こそが、徳川家の最大の功労者。大名の転封、改易、人員の配置転換など重要な施策を行い、幕府の基礎を固めた。メシよりイロより政治が好き。
他、平家政権の仕掛人「平時忠」、途中入社ゆえに栄光と挫折を味わった「明智光秀」、など。
巻末の城山三郎氏との対談には、2024年大河ドラマ『光る君へ』で注目の関白・藤原道長も登場。「この世をば」と詠った彼はナンバー1志向と思いきや、意外にも……。
歴史好きはもちろんのこと、今を生きるビジネスパーソンも必読! 「組織論」本としても読める名エッセイです。 -
読んだ時間が楽しければ、それでいい
群ようこはひと月に何冊買う? 毎月の本代は? 着物本からプロレス本まで、膨大な本に囲まれ、猫と暮らす、のほほん読書エッセイ。
少しでも気になる本があると、手元に置いておきたくなってしまい、片っ端から買ってしまう。気がつけば、部屋のなかがとんでもないことに……。江戸のガーデニングから編み物の製図、翻訳小説、ラジオ基礎英語まで、毎月買った数十冊の本と、ネコとのシンプルで豊かな日常生活を綴った、時々しんみり&抱腹絶倒のエッセイ集。
※この電子書籍は2000年12月に角川oneテーマ21より刊行された『生きる読書』を改題した文春文庫版を底本としています。 -
2023年6月9日に逝去された平岩弓枝さん。
1932年に代々木八幡宮の宮司の娘として生まれた平岩さんは、劇作家の長谷川伸に師事。1959年、「鏨師」で直木賞を受賞しました。73年に始まった「御宿かわせみ」シリーズは、続編の「新・御宿かわせみ」シリーズにいたるまで、全34冊、30年以上にわたる長大シリーズとなりました。
また、平岩さんには脚本家としての顔もありました。主な作品には「肝っ玉かあさん」「ありがとう」、そしてNHK大河ドラマ「新・平家物語」などなど。
すばらしい物語を紡ぎ続け、さまざまな形で私たちに届けてくださった91年の生涯。ここに、平岩さんと「御宿かわせみ」の世界を振り返る、永久保存版のムックをお届けします。
【目次より】
秘蔵写真で振り返る平岩弓枝の軌跡
感動講演「日本のこころ」――小説家としての原点が語られる
直木賞受賞作「鏨師」全文掲載
「御宿かわせみ」傑作選 初春の客/白萩屋敷の月/祝言
「御宿かわせみ」座談会――るいや東吾を演じる歓び
新珠三千代×田村亮×小野田正
名取裕子×沢口靖子
高島礼子×中村橋之助
真野響子×黛りんたろう
対談 華麗なる交遊録
山田五十鈴/八千草薫/若尾文子/曽野綾子/阿川佐和子
特別インタビュー 作家人生五十年を語る
傑作エッセイ「わが来し方の記」 天皇の松/卒寿の春
蓬田やすひろの挿絵で見る「御宿かわせみ」登場人物
「御宿かわせみ」全作品リスト -
Twitterでも大反響!
松本清張賞受賞作の『屋上のウインドノーツ』、青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(高等学校部門)に選出された『タスキメシ』、そして『風に恋う』、『沖晴くんの涙を殺して』、『競歩王』……
青春小説の名手・額賀澪が満を持してお届けする読書感想文の書き方講座が
電子書籍オリジナルで登場!
目次
1 読書感想文は「自分のこと」を書いていい!
2 本を読みながらやっておくとおトクなこと
3 読書感想文を書いていこう!
4 魅力的な文章を書くヒント
5 高校生と額賀澪のQ&A
特別収録1 「星の盤側」
特別収録2 「星の盤側」読書感想文
学校では教えてくれない、目からウロコの攻略法満載!
「読書も読書感想文も苦手だなあ」と思っているあなたにこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。 -
欽ちゃんの亡き妻への“ラブレター”
最後にぼくはこう言いたい――。亡くなって今夏で三年になる妻・澄子さんへの思いをはじめ、欽ちゃんの名言満載のエッセイ集。 -
悩めるオタクの魂の叫びを、ゆるっと解決!
「笑って創作したい」オタクのための必読書!――『私のジャンルに「神」がいます』真田つづる氏、推薦!!
絵描き字書き問わず、創作において悩めるオタクの魂の叫びを、超・オタク作家カレー沢薫がゆるっと解決!
「原作無視の二次創作が気になる」「過疎ジャンルで感想がもらえない」「40代で同人イベントはやめるべき?」「推しを死なせてしまう矛盾と苦悩」「神創作者の方程式とは?」といったお悩みから、書きおろし相談「十数年の推しカプとは別のカプにハマってしまったら」「お金を得ることと創作意欲のバランスをとるには」まで、創作に迷うすべての人に捧げる抱腹絶倒のエッセイ!! -
スゴすぎる弟子をもった“日本一有名な師匠”の思い
次々とタイトルを奪取し、将棋界を席巻する天才・藤井聡太。その師匠である杉本昌隆八段が、瞬く間に頂点に立った弟子との交流と、将棋界のちょっとユーモラスな出来事を綴ったエッセイ集。
週刊文春連載を単行本化。
藤井聡太とのエピソード満載!
先崎学九段との対談「藤井聡太と羽生善治」も特別収録。
【目次】
出会いの季節/指導の悲哀/対局前夜症候群/一門の不文律?
激闘!五番勝負/藤井二冠は「ずるい」?/棋風が変わる理由
「AI」との付き合い方/棋士の「勝負メシ」/走る棋士
藤井竜王「三つの武器」/師匠も記録達成/棋士の鉄道旅
棋士の涙/棋士と酒/棋士へのプレゼント/マスク緩和で? ほか -
2023年11月でめでたく100歳を迎える
作家・佐藤愛子の魅力と情報が詰まった完全保存版!
<作家対談>
又吉直樹 小池真理子 田辺聖子
<直木賞受賞作>
直木賞選評 +「戦いすんで日が暮れて」全文掲載 + 受賞ドキュメント
<自薦傑作小説+自作解説>
「ソクラテスの妻」
「オンバコのトク」
「沢村校長の晩年」
<交友録&グラビア> 遠藤周作・北杜夫・川上宗薫
<抱腹絶倒エッセイ> <生涯年譜> etc…
※この電子書籍は2021年7月に刊行された文春ムック「佐藤愛子の世界」の文庫版を底本としています。 -
お笑いが、僕の人生の全てを救ってくれた。
お笑いコンビ「パーパー」ほしのディスコ、初めての本。
死を意識するほどの絶望を感じていた少年時代の日々、赤ちゃんの頃から側にいてくれたキリンのぬいぐるみの思い出、人生のどん底で出会った『笑う犬の冒険』に救われた瞬間、高一のときに地元群馬に人気テレビ番組のロケがきて「芸人になる」と決意した日のこと、お笑い養成所時代の衝撃的な出来事、昔から大好きだった歌への想い、複雑な構成の家族のエピソード、捨て猫だったピーちゃん&現在の愛猫みゅう君との出会い、デビューCDの歌詞のモデルとなった彼女の話……。
マセキ芸能社の会員制サイトで連載した原稿を加筆・修正し、書き下ろしを大幅に加えて書籍化。
自身の生い立ちをはっきりと語ってこなかったほしのディスコが、これまで隠してきた素の自分をさらけだして綴った、愛とペーソスがきらめく自伝的エッセイ。
いつか自分の本を出すことが夢だったので、皆さんが元を取れるように精一杯書かせていただきました。「こんなおかしな奴もいるんだから、自分もまだ頑張れるな」と、少しでも思ってもらえたら嬉しいです。(はじめに より)
人が良過ぎて、一周回って逆に良い人。だからこの人には幸せになって欲しい。(クリープハイプ・尾崎世界観さんの帯コメント より) -
豪華寝台列車「ななつ星」をめぐる7つのストーリー
豪華寝台列車「ななつ星」での旅を舞台に、7人の人気作家が紡ぐ極上の小説と随想。あなたなら、この旅に誰と一緒にでかけますか?
※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
パンダはなぜ偉大なのか。子猫の写真を10枚撮れば7枚かわいい程度だが、
パンダは10枚かわいい。笹一筋で打率10割の可愛さなのだ。
うどんの太さを選ぶ無意識の根拠とは何か。心細いときは細麺。
心太いときは太麺。心の太さとリンクするのだ。
かくして今日も深い深い考察は続く。爆笑人気食べ物エッセイ。
解説=春風亭一之輔 -
あの本の、あの一杯が、気になってしかたがない!
文学のとなりには、いつもお酒がある。
『茄子の輝き』のレモンサワー、酔わない山本周五郎、センセイの美しいお酌、太宰治とりんご酒、『しらふで生きる』、武田泰淳が助手席であける缶ビール、内田百間の「お酒運」、名前はまだない「猫」が飲んだビールの味……。
ツボな選書で味わうおいしいブックエッセイ!
★★★
『BOOKSのんべえ』は、
おいしいお酒と、ぐっとくる肴、
のんべえと、のんべえにひとこと言いたいひとの登場する、
小説と随筆を集めた本屋さん。
なにかと極端にふれがちなお酒との、
「ちょうどよい距離」を探して、
今日も店主はページをめくっています。 -
「僕のこと、書き残してね」――
2014年正月。いつも、出された食事を残さないことを心がけている「剛さま」(貴月は高倉健のことをそう呼んでいた)が、珍しく食事を残した。
2月、風邪のような症状を訴え、急速に体調が悪化していく。
病院に行きたがらない高倉を、泣き落としで無理やり連れていき、さまざまな検査を行う。
下された診断は「悪性リンパ腫」。
高倉は尋ねた。「何もしないとどうなるんでしょうか」。医師の答えは、「死にます」。
そこから、高倉と貴月、二人三脚での闘病が始まった――。
同年11月に死去するまで、何があったのか。二人の間で、どのようなやり取りが交わされていたのか。
そして、最後の一年を書ききるために、なぜ8年の歳月が必要だったのか。
人知れず、稀代の俳優に17年寄り添った女性が綴る手記。
◇目次◇
コロナ禍をみつめて
まえがき
第一章 冬うらら
第二章 花曇り
第三章 青時雨
第四章 夏の霜
第五章 山眠る
あとがき
高倉健、最後の手記
スペシャル寄稿 編集部からの10の質問に高倉健自らが筆をとった高倉健一問一答
高倉健 没後の活動記録 2014~2023
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。