『歴史、KADOKAWA(文芸)(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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日本最古の物語を、原文と注、現代語訳で心行くまで楽しめる!
竹の中から生まれて翁に育てられた少女が、五人の求婚者を退けて月の世界へ帰っていく伝奇小説。かぐや姫のお話として親しまれる日本最古の物語。第一人者による最新の研究の成果。豊富な資料・索引付き。 -
修道院でおこった殺人事件の謎を解け! 天才神父コンビの事件簿、開幕!!
天才科学者の平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。2人は良き相棒にして、バチカン所属の『奇跡調査官』──世界中の奇跡の真偽を調査し判別する、秘密調査官だ。修道院と、併設する良家の子息ばかりを集めた寄宿学校でおきた『奇跡』の調査のため、現地に飛んだ2人。聖痕を浮かべる生徒や涙を流すマリア像など不思議な現象が2人を襲うが、さらに奇怪な連続殺人が発生し──。天才神父コンビの事件簿、開幕! -
己の性根に従って生きる孤高の刀鍛冶、一戸前国包、見参!
『風の市兵衛』の著者入魂! 書き下ろし時代小説、新シリーズ開幕!
鍛え抜かれた刃鉄のように純粋で強靱な、孤高の刀鍛冶・一戸前国包、見参!
時は元禄。
一戸前国包は京橋南の弓町で刀鍛冶を営み評判を呼んでいた。
家宝の刀に魅せられて以来、武士の身分を捨て刀鍛冶に心血を注いできたが、ある時、本家を通じて老中格・柳沢吉保の配下から密命が下る。
武蔵川越領で村人を斬殺した旗本の子弟を斬ってほしい、と。
「天稟の素質」と言われた神陰流の達人である国包の下した決断は――。
孤高にして矜恃を失わぬ男の熱き生き様が胸を打つ、書き下ろし新シリーズ第一弾! 解説・北上次郎
「もしいま、書店でこの文庫本を手にとって迷っているなら、『ちょっと面白いよ』と、あなたの耳元で囁きたい。ただいま、そんな気分である。」(解説より)
――文芸評論家 北上次郎氏 -
私が貴方の「剣」になる。 剣術を失った愛する人を守るため――北辰一刀流の達人、秋月七緒が参る!
近頃、男が弱くて仕方がない――平和が続く江戸で千葉道場の筆頭剣士となっていた秋月七緒。長州藩邸用人の娘である彼女は、親に強制された縁談の席で強盗事件に遭遇。犯人を成敗し、瀕死の男・猫神創四郎を助ける。惹かれ合う二人だが、猫神の正体は、徳川家に不吉を成す刀<村正>に纏わる密命を受けたお庭番だった。江戸では、刀に関する事件が頻発しており……。強く美しき剣士と、剣術を失った腕利きお庭番の出会いが波乱を巻き起こす。これが風野真知雄の真骨頂! -
表御番医師、奥右筆、目付、小納戸――あの人気シリーズの役人たちも躍動! 豊富な逸話とともに、権謀渦巻く役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を描く、書き下ろし作!
「出世の重み、宮仕えの辛さ。
役人たちの日々を題材とした、新しい小説に挑みました」
――上田秀人
役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわず手柄を求めた目付。人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸――役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の書き下ろし。
「やられた! するどい考証の切っ先が、
読者の胸元につきつけられる。
上田さんの時代小説の新しい作法に舌を捲きます」
――北原進(歴史学者・品川歴史館館長) -
最強武田軍vs信長・秀吉・家康軍! 戦国の大転換点、長篠の戦いの新解釈!
知略と武力を駆使した壮絶な戦いと熱き人間ドラマ。
問答無用の本格合戦小説!
「武田信玄死す――」元亀4年、その噂が戦国の世を揺さぶった。父の悲願、天下掌握を果たすべく信長の追い落としを図る勝頼。生き残りを賭け謀略をめぐらせる家康。信長の命で大量の鉄砲調達に奔走する秀吉。そして兵として戦場を駆け回る地侍の宮下帯刀。男たちは長篠の地に集結し、死力を尽くした戦いに臨む。戦国の大転換点・長篠合戦と熱き人間ドラマを圧倒的臨場感で活写した、問答無用の本格合戦小説!
<絶賛の声、続々!>
「この臨場感は何だ。歴史小説界を制する恐るべき合戦の<再現力>!」
――縄田一男氏(文芸評論家)
「見事な歴史解釈と問いかけにより、物語も楽しめるし、歴史も楽しめる。一粒で二度おいしい作品」
――本郷和人氏(歴史学者)
「武田家ものの決定版! 伊東潤ならではの史観を交えて描ききった戦国時代小説の新たな傑作」
――東えりか氏(書評家) -
創られた名門家系と忠節軍団の神話を徹底解剖!
忠節の鑑とされてきた徳川家臣団。しかし、家康以前の徳川(松平)家は激しい派閥争いが存在していた。徳川(松平)家の系譜を辿り、家康が率いた家臣団がどのように変貌したのか豊富な史料を用いつつ検証。 -
調子の良さは天下一品!やぶ医者薄斎が大迷走!? 書き下ろし新シリーズ!
破天荒な名医(?)が江戸で活躍する痛快時代劇!
文芸評論家 菊池 仁氏、絶賛!
「まさに脂が乗っている。楽しみなシリーズものがひとつ増えた」
名医を目指してはいるが、何をやっても続かない与之助は、枯田薄斎のもとに弟子入りして一年が過ぎた。患者に養生を勧めるだけで薬も出さず貧乏医を続ける薄斎に、与之助は溜息しか出ない。だが、薄斎はなぜか遠江の黒岩山藩からは御殿医として招聘され、藩主の病を治してしまった。直後、このことが発端で、二人は尾張と紀州の暗闘に巻き込まれ、公儀隠密に狙われてしまう。果たして薄斎は本当にやぶ医か、それとも……?
書き下ろし時代小説、新シリーズ第一弾! -
NHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」主人公・井伊直虎ほか、女たちの実像に歴史小説家が迫る!
生涯を男として生き、養子直政を徳川四天王の一人へ育て上げた女城主「井伊直虎」、直江兼続が唯一愛し、主君から女執政として遇された越後美人「お船の方」、恋に生き恋に死んだ瀬戸内のジャンヌ・ダルク「鶴姫」――大河ドラマ原作『天地人』をはじめ、義を貫き大きな敵に敢然と立ち向かった武将たちを描き続けた歴史小説家が、運命に翻弄されながらも、乱世を力強く生きた25人に迫る。単行本未収録の傑作評伝、初の書籍化!
一、女城主たちの戦い
井伊直虎 井伊直政の養母
妙林尼 吉岡鎮興の妻
おつやの方 織田信長の叔母
大乗院 二階堂盛義の継室
立花ぎん千代 立花宗茂の正室
二、危機を救う妻たち
お船の方 直江兼続の正室
小松姫 真田信之の正室
千 代 山内一豊の正室
ま つ 前田利家の正室
ね ね 豊臣秀吉の正室
三、愛と謎と美貌
小少将 長宗我部元親の側室
義 姫 伊達政宗の生母
諏訪御料人 武田信玄の側室
松 姫 武田信玄の六女
濃 姫 織田信長の正室
四、才女と呼ばれた女たち
お初 常高院 浅井三姉妹の次女
阿茶局 徳川家康の側室
喜 多 伊達政宗の教育係
小野お通 真田家ゆかりの才女
寿桂尼 今川義元の生母
五、想いと誇りに殉じる
鶴 姫 瀬戸内のジャンヌ・ダルク
淀 殿 豊臣秀吉の側室
細川ガラシャ 細川忠興の正室
お市の方 織田信長の妹
大福御前 北条氏邦の正室
関連年表 -
「弱小」だからこそ生き残れた!天災・飢饉、幕末動乱を乗り越えた150年
城もなく武士はわずか数十人。人口一万人余りの伊予小松藩には、江戸時代で唯一、150年以上も書き継がれた日記がある。互いに顔の見える小藩だからこそ、代々の幹部たちは私利を計らず誠実に藩政に取り組んできた。不作の兆しを把握し、大飢饉には一人の餓死者も出さなかった。領民の命を守ることが優先された、類をみない善政が日記から読み取れる。天災、幕府の圧政を乗り越えたもう一つの江戸時代がわかる貴重な記録。
※本書は二〇〇一年七月、集英社から刊行された『伊予小松藩会所日記』を改題し、加筆・修正して文庫化したものが底本です。
【目次】
第一部 武士の暮らし
小松藩のなりたち
小松藩の概略
会所日記
小松藩の財政状況
古証文
座頭への対応(一)
座頭への対応(二)
武士の減俸
藩士の食卓
藩札の発行
殿様在国
公儀測量役人
参勤交代
第二部 領民の暮らし
駆け落ち
不倫と情死
不思議の記述
女性と子供
領 民
娯 楽
目明し
盗品と暮らし
他領との交渉
善 政
泥 酔
海 防
越後従軍 -
人気著者が放つ、書き下ろし時代小説「酔いどれて候」シリーズの合本版!
浅草の蛇骨長屋に住む浪人・曾路里新兵衛は、酒がなくては生きてはゆけぬ、というほど無類の酒好き。仲間の不祥事により改易になって以来、何ものにも縛られない気ままな暮らしを楽しんでいた。だがある日、ついに生計が立たなくなり、やむなく岡っ引きの伝七に依頼された辻斬り事件の探索を引き受ける。実はこの新兵衛、酔うと剣技が冴え渡る「酔眼の剣」の使い手だった!
人情あり、謎あり、剣戟あり。時代小説の醍醐味の詰まった、書き下ろしシリーズ!
※本電子書籍は『酔眼の剣 酔いどれて候』『凄腕の男 酔いどれて候2』『秘剣の辻 酔いどれて候3』『武士の一言 酔いどれて候4』『侍の大義 酔いどれて候5』を1冊にまとめた合本版です。 -
心にわだかまりを抱えながらも、前を向いて日々を必死で生きようとする人間の姿を江戸情緒豊かに描き出す傑作人情時代小説の合本版!
理由あって武士の身分を捨て、町人として生きることを心に決めた喜三次。日本橋は照降町で自身番書役を務め、庶民の人情や機微に触れてゆくうち、心の疵も次第に癒えてゆき……江戸市井の人間模様を端正な筆致で描く、胸にしみいる人情時代小説!
※本電子書籍は『雁渡り 照降町自身番書役日誌』『寒雀 照降町自身番書役日誌』『虎落笛 照降町自身番書役日誌』『夜半の春 照降町自身番書役日誌』『雲雀野 照降町自身番書役日誌』を1冊にまとめた合本版です。 -
妖怪仲間と怪事件の謎を追う! 妖怪痛快時代小説、合本版で登場!
宝暦2年。江戸では怪事件が相次いでいた。
つむじ風とともに大名家の姫を攫いに現れたのは――鬼だった。
広島藩の下屋敷でのんびり暮らしていた京嵐寺平太郎は、突然幕府の命を受け、怪事件解決に乗り出す羽目に。
だが事件の裏には、徳川家に怨念を抱く僧侶の影があった。
幼馴染の三つ目入道や妖艶な白狐のおきん、気まぐれな日本刀“妖刀茶丸”など、仲間の妖怪たちと力を合わせて妖しい敵に立ち向かう!
妖怪痛快時代小説、合本版で登場!
※本電子書籍は「もののけ侍伝々1」~「もののけ侍伝々6」の全6冊を1冊にまとめた合本版です。 -
女たらし同心×ワケあり浪人の凸凹コンビが贈る、痛快時代劇開幕!
口入れ屋からの紹介で生計を立てる浪人・岩城藤次、二十八歳。実の子ではない俊太郎とふたり、長屋暮らしをしながら、用心棒の仕事で生計をたてる日々。その過去には、人には言えない秘密があるようで……女たらしの南町奉行所定町廻り同心、稲瀬新之助との凸凹コンビが難事件を次々に解決してゆく、痛快時代劇開幕!
※本電子書籍は「江戸裏御用帖 浪人・岩城藤次(一)」~「江戸裏日月抄 浪人・岩城藤次(五)」5冊の合本版です。 -
2017年大河ドラマの主人公に選ばれた井伊直虎の生涯を描く、傑作長篇。
戦国の世に、井伊家の領主となり井伊直虎を名乗った女性がいた。天文十三年、井伊家の当主・直盛のひとり娘の祐の運命は、その年を境に激変した。井伊家家老の裏切りにより、今川義元に謀反の疑いを持たれた、井伊直満と弟の直義が、駿府で生害させられたのだ。井伊家は、命を狙われる直満の子・亀之丞の秘匿を決行。許婚の亀之丞と引き裂かれた祐は、出家を決意し、次郎法師を名乗るが──。直虎の生涯を描いた傑作歴史長篇。
※この作品は、二〇〇六年一月に新人物往来社より刊行されました『女にこそあれ次郎法師』を文庫化にあたり加筆・推敲し、改題したものが底本です。 -
権謀術数渦巻く権力闘争を圧倒的迫力で描ききった、時代小説の白眉。
「浅野内匠頭、吉良上野介に刃傷」の報は、青天の霹靂のような衝撃となって江戸城を駆け抜けた。しかし、実態の江戸城中・松の廊下の刃傷事件の背後には、冷酷無比な罠が張り巡らされており――。綱吉の側用人・柳沢吉保、吉良家の参謀・色部又四郎、そして赤穂藩浅野家の家老・内蔵助。卓越した3者による権謀術数が渦巻く、忠臣蔵の真実とは!?
※本電子書籍は『吉良忠臣蔵 上』『吉良忠臣蔵 下』を1冊にまとめた合本版です。 -
遠田志帆のカラー挿画全198点を収録した『はなとゆめ』電子ビジュアル版!〈電子書籍オリジナル〉
なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのか――。28歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。機転をもって知識を披露し、清少納言はやがて、宮中での存在感を強める。しかし幸福なときは長くは続かず、権力を掌握せんとする藤原道長と定子様の政争に巻き込まれて……。清少納言の心ふるわす生涯を描く、珠玉の歴史小説!
○本電子書籍は新聞連載時のカラー挿画(遠田志帆/画)全198点を収録しています。
○本文内容は、通常版の「はなとゆめ」と同一です。 -
""この藩を滅ぼしてやる"" 復讐を誓った侍の、数奇で痛快な生き様を描ききる! 著者渾身の書き下ろし時代小説! 全7巻が合本版で登場!
「どえらい新シリーズが始まったものだ」 ――文芸評論家・細谷正充氏
浅間山が大噴火した天明3年、ひとりの男児が生まれた。名は小早川彦蔵。
幼いころ藩の謀略により両親を目前で殺されて以来、彦蔵は数奇な運命を辿ることとなる。
藩への復讐を誓い、剣の腕を磨く彦蔵は、ある事件を契機に江戸へ赴くが、そこには数々の試練が待ち受けていた。
宿命というべき自らの人生と真摯に向きあい苦しみ、だが懸命に生き抜く侍の姿を痛快に描く、著者新境地の書き下ろし時代小説!
全7巻が合本版で登場! -
「真田丸」の戦いの新たな歴史が刻まれる。著者渾身の長篇歴史小説。
1614年、大坂の陣。真田信繁の傍らに、真紅の鎧を纏う若武者の姿があった。彼の名は佐助。摂津国の鳶田の集落から大坂の地へやってきた彼には、倒さなければならない仇敵がいた──かつて母親と一族を徳川に惨殺された佐助は、ただひとり生き延び、貧しい集落に流れ着いたのだ。「真田丸」での鍛錬で、強さを身につけた佐助は、信繁とともに徳川との決戦に挑むが……。史実を丹念に紡いだ、新たなる真田戦記。
※本書は、二〇一五年二月に小社より単行本として刊行された作品を加筆修正し、副題を加えて文庫化したものが底本です。 -
期待の作家が描く、新解釈時代ミステリ!
大川で惨死体が上がった。吉宗配下の御庭番にして、採薬使の佐平次は探索を命じられる。その死体が握りしめていたのは、昇降図。一方、西の方でも蝗害の被害が報告されており……亨保の大飢饉の謎に迫る!! -
不屈の天才は、「常識」に抗った。儒学に新風を巻き起こした学者、荻生徂徠。その全てを直木賞作家が描ききった、渾身の歴史小説!
江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。貧困、学者らからの無視、妬み交じりの反撥……どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。彼が追い求めた思想と、その生き様を描いた歴史小説の金字塔。解説・宇野重規 -
揺れる想いと、藩の非道。伊也は苦難を打ち払えるか?
「わが想いは一筋の矢の如し、届け――!」
扇野藩重臣有川家の長女・伊也は、藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前。競い合ううち清四郎に惹かれていく伊也だったが、妹の初音に清四郎との縁談が持ち込まれる。伊也とのあらぬ噂により、藩主の不興を買った清四郎の汚名をそそぐため、伊也は清四郎と弓勝負で立ち合うことに――。有川家に身を寄せる謎の武士の正体とは。姉妹の揺れる想いの行方は。くすぶる藩の派閥抗争が彼女らを巻き込む。
高潔な志が清々しい感動を呼ぶ、時代長編!
≪熱き信念が胸を打つ、扇野藩シリーズ≫ -
文芸評論家 細谷正充氏推薦! ブラック商家に、ゲス若旦那。許せぬ奴らを完全論破。この「くじ」、大当たりだ。
元川越藩士の叶柳一郎は旅の途中で喜兵衛という老人の危難を救った。江戸に出た柳一郎は、剣術道場の開業資金二十両を預けた紙問屋の手代・平吉を訪ねるが、行方が知れない。困った柳一郎は、喜兵衛の営む公事宿を訪れる。喜兵衛は柳一郎の捜索を手伝い、平吉を見つけ出した。ところが平吉は、柳一郎から預かった金を、病気の母の薬代に使い込んでしまっており……。剣でなく弁論で、弱きを助け、悪を懲らしめる。江戸の弁護士・公事師物語。 -
幕末維新の混乱期、変革の世の荒波に揺れる加賀前田藩にさらなる激震が。武士の本懐を貫き散った義士たちの敵討劇
幕末維新の混乱期、変革の世の荒波に揺れる加賀前田藩を、さらなる激震が襲った。藩主・前田慶寧の懐刀であり、藩政改革を推進してきた若き執政・本多政均が、改革に反対する藩士一派の凶刃に倒れたのである。代々家老職にあった本多家、その遺臣たちは主君政均の無念を晴らすべく、敵討を決意する。そして明治4年11月23日、義士たちは立つ。奇しくもそれは、敵討禁止令発布のわずか1年あまり前の出来事であった――。武士の本懐を貫き散った義士たちの敵討劇を描く歴史長編。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。