『海外文学、講談社(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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致命的な心の傷を、人はいかにのりこえうるか?
ささやくような美しい声で、答えてくれる物語。
(川上弘美 / 作家)
旅をするとき、人は同時に、命を見つめているのではないか。
(西加奈子 / 作家)
この“旅”の体験と記憶は、いつまでも失われない。
自分もいつかは“最高の旅”を誰かとしてみたい。
人生に終わりはないのだ。
(小島秀夫 / ゲームクリエイター)
あらすじ
「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても余命2年。同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。
爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。 -
古代ローマ文学の「黄金時代」前期を代表する詩人プブリウス・ウェルギリウス・マロー(前70-前19年)について、確かな真筆として伝わるのは『牧歌』全10歌、『農耕詩』全4歌、そして『アエネーイス』全12歌の三作品のみである。しかし、これらの作品より前に詩人が若い頃に書いた詩があったことには古代の証言がある。本書は、それらの作品の集成であり、古来Appendix Vergiliana(ウェルギリウス作品の補遺ないし拾遺、あるいは付録といった意味)として伝わるものの本邦初訳となる。
本書に収録された作品の中には、ウェルギリウスの真筆でないことが明らかなものも含まれている。末尾に位置する『有徳の士の教育について』、『「そうだ」と「否」について』、『生まれ出ずるバラ』は後4世紀の詩人アウソニウスの作であり、『マエケーナースに捧げるエレゲイア』もウェルギリウス真筆でないことは明白である。他の詩編についても、多かれ少なかれ真作かどうかについて疑問がもたれている。しかし、これらの作品には価値がないのかといえば、そうではない。
古代には、権威ある大家の名のもとに、あるいは、その名前に関係づけられて伝わる作品が多数存在しており、そこには作品の受容とテキストの伝承の様態が関わっている。大家としてある詩人の権威が確立すると、そこに群がるように、さまざまな形で別の無名の詩人による作品が生まれる。大家の作風や表現を模倣しながら別の詩形式や主題で詩作したもの、大家が描いた物語の続編、大家の作品のパロディーなどがそれである。そうした伝統は、古典文学の最初期から、すなわちホメーロスにおいてすでに認められるが、大家の作に帰せられた無名詩人の作品は、現代のわれわれが「偽作」や「贋作」といった言葉で考えるものとはおよそ異なっている。それらはむしろ核をなす傑出した詩作のまわりに文学伝統の山裾を広げる営みであり、実際、本集成についても、頂きが高ければ高いほど山裾が八方に大きく広がるように、内容面でも形式面でも実に多様な詩から成っていることが分かる。
つまり、本書は「ウェルギリウス」という偉大な名の求心力によって形成された古代文学の遺産であり、貴重な文学的財産にほかならない。文学とは、文化とは、こうした巨大な裾野をも含めた営みであることを、本邦初訳となる本書とともに体感していただくことができれば幸いである。
[本書の内容]
呪いの歌(/リューディア)
ブヨの歌
アエトナ
女将
マエケーナースに捧げるエレゲイア
キーリス
プリアーポスの歌
カタレプトン
モレートゥム
有徳の士の教育について
「そうだ」と「否」について
生まれ出ずるバラ
付録
訳者解説 -
いつか自分たちの土地を持ち、
ニワトリやウサギを飼い、
土地からとれる極上のものを食べて暮らす──。
しっかり者のジョージと怪力のレニーは小さな夢をもっていた。
自然豊かな一九三〇年代のカリフォルニア。
貧しい出稼ぎ労働者の、苛酷な日常と無垢な心の絆を描く、
哀しくも愛おしい名作が新訳で登場! -
韓国日報文学賞受賞!
何歳になっても、泣いて笑って怒って愛して。人生はきっとなんとか大丈夫! あたたかくて生々しい傑作短編集。
●収録作品
「私たちは私たちの味方となって」――旧友の娘に惹かれインタビューする小説家。
「父親になっておやり」――50年連れ添った父と「偽装離婚」した母の意外な言葉。
「半分の半分の半分」――チョゴリを脱いで水遊びする祖母。人生が輝く瞬間の記憶を描く。
「雲丹」――「おばあさん、すいませんが、この子をちょっと見てくれますか?」花見旅行は思わぬ展開に。
「ミョンジャさんに似て」――アメリカで父に守られてきた母。父を喪った後の人生の旅。
「私のやさしい乳首」――世を去ろうとしているキ・ギルヒョンさんの病室を訪れる女たち。
「春の夜」――老女二人の家に、ある日、赤ん坊を抱いた少女がついてきた。
「他の顔」――異国で暮らして30年、初めて盗難事件に遭って……。
「禁煙キャンプ」――年代も性格も生き方もさまざまな8人は、果たしてタバコをやめられるのか?
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『空、はてしない青』著者が描く圧倒的衝撃作
もう愛し合えないのか?
パリを代表する舞台俳優として、人生の絶頂にいたフランソワ。しかし、交通事故が日常を永遠に変えてしまった。下半身不随ーー。リハビリを始めるも思い通りにならない肉体と周囲の視線に怒りを抑えられなくなってしまう。秘密の関係を経て彼と結ばれるはずだった若き恋人、エレオノール。彼女もまた運命に翻弄された1人だった。未来のすべてをなげうち変わらぬ愛を捧げようとするが、介護という過酷な現実を前にうちひしがれていく。
絶望の淵で、孤独の闇の中で、「愛」は力をもつのだろうか? -
学校には存在しない教科を、町の本屋さんが教えてくれた。
『夕暮れに夜明けの歌を』『文化の脱走兵』の著者が贈る、待望の最新エッセイ集!
「私たちは家で、列車で、道端で、詩を読んだり聴いたり思い返したりしながら、ひそかに世界の声に共鳴し続ける。どこかからきた声は一瞬にして私のものになり、いつまでも残りながら、同時にほかのすべての人のもとに戻っていく。また誰かが、この不安なときを越えられるように。」(本書より)
不安な時代だからこそ、救ってくれる本と記憶がある。
明日がきっと大丈夫になる、心の明かりを灯してくれるエッセイ集。
【もくじ】
最初に読めなかった本/だいぶ奥のほう/きのこと詩を狩る/ややこしい山/笑わせたい/白鯨号、海へ行く/落葉注意!/真夜中の事実/背表紙の学校/ふつうの市民の市長選/拳を掲げた善だなんて/通学路の近道/はじまりを掴む/年老いた先生の繰り返す日々/砂糖の楽園/空港に急ぐ/名簿順に並ぶ/大人が笑うとき/不安なときを越えて/あとがき 脱走兵のスタミナ
【装幀】
名久井直子
【装画】
Mirjam Wilke -
ギリシア悲劇の最高傑作と評される本作は、詩人ソポクレース(前496頃-前406年頃)によって、前441年から前432年のあいだに書かれたと推定される。
フロイトの「エディプス・コンプレクス」をはじめ、後世に多大な影響を及ぼし、今日まで読み継がれてきた本作のあらすじは、よく知られている。
――劇の冒頭、オイディプースはテーバイの王として登場する。かつてスピンクスによるテーバイの危機を救った王は、新たに疫病が国を襲った今、神のごとき救い主として市民たちの嘆願を受け、自信にあふれた姿でこれに対処しようとしている。それは劇の最後で、父を殺し、母と交わって恥ずべき子供をつくったことが判明し、わが手で目をつぶし、みずから呪われた身となる男とはあまりにも対照的な姿である。そして、冒頭の姿がオイディプースの「非・真実」、最後の姿が「真実」であり、詩人は「非・真実」と「真実の対照」を示しているように見える。しかし、冒頭の姿はスピンクスを退治した功績によるものである以上、「非・真実」とは言いきれない。ここにあるのは真実を恐れると同時に真実を求めるオイディプース自身に重なる。訳者は言う。
「この劇においてわれわれの心をはげしく揺さぶるのは、真実を恐れて逃げようともがき、かえって真実に引きつけられて破滅するオイディプースの姿である。父を殺し母と交わる定めを告げられたとき、誰がこれを恐れずにいられようか。〔…〕だが真実にたいする恐怖が真実を見失わせるのはオイディプースだけではない。〔…〕われわれの中には暗い未知のものがある。われわれは、自分が何者なのか本当に知っているのか。日常の生活において見せかけ(非・真実)の中で暮らしているのではないか。〔…〕 『オイディプース王』がわれわれの心を揺さぶってやまないとすれば、それはわれわれ自身の中にオイディプースが宿るからにほかならない。」(「訳者解説」より)
このあまりも有名な作品には数々の日本語訳があり、文庫版も複数存在している。しかし、1990年に『ギリシア悲劇全集』のために訳し下ろされた名訳が、顧みられないままになっていた。キケロー『国家について 法律について』に続き、碩学が残した貴重な仕事を学術文庫に収録し、後世に継承するべく、ここに刊行する。
[本書の内容]
[プロロゴス]
[パロドス]
[第一エペイソディオン]
[第一スタシモン]
[第二エペイソディオン]
[第一コンモス]
[第二スタシモン]
[第三エペイソディオン]
[第三スタシモン]
[第四エペイソディオン]
[第四スタシモン]
[エクソドス]
[第二コンモス]
ヒュポテシス(古伝梗概)
訳者解説 -
写真の下の説明を読んでみた。「ニコラス・アレン、十一歳。フリンドルという言葉を発明」
「すごい」思わず声がもれた。自分と同じくらいの年の子どもが言葉を発明するなんて。ジョシュは感心してしまった。
ジョシュは少年の顔をながめ、こんどは体をのりだしてまじまじと見つめた。
「まさか!」ジョシュはささやいた。
そして、宿題のページへもどり、学校のホームページへもどった。何回かクリックして、新しい写真を表示し、二枚の写真を並べた。左に少年、右に新しい写真だ。
ジョシュは息が止まりそうになった。左の少年は十一歳で、右の男性は少なくとも三十歳。けれど、確かに、この二人は同一人物にちがいない。
右の男性はだれかって? それは国語のN先生――またの名、アレン・ニコラス先生なのだ。
* * *
数々の受賞歴に輝く学校小説の王様といわれるアンドリュー・クレメンツ。
この作品は、クレメンツのデビュー作『合言葉はフリンドル!』(1999年初版 2025年新版として復刊)の続編であり、遺作でもあります。
前作『合言葉はフリンドル!』で「フリンドル」という言葉を作り出したユニークな少年ニコラス・アレンが、思いがけない形で登場し、言葉をめぐる新しい冒険がはじまります。
電子書籍の海賊版とはなにか?
『シャーロットのおくりもの』の著者E・Bホワイトの意外な仕事とは?
全米を巻きこんで、ジョシュとクラスメートの、言葉をめぐる戦いがはじまります。
少し長いお話ですが、ページをめくる手が止まらないこと、まちがいなしです!
装画:平澤朋子
装丁:椎名麻美
*小学5年生以上の漢字にふりがな
*小学上級から -
ロス市警未解決事件班刑事のバラードは銃とバッジを盗まれて窮地に陥る。
ボッシュの協力を得て窃盗犯に迫った彼女は、犯人が連邦議会議事堂襲撃事件の指名手配犯とつながっていることを突き
止めた。
二人は市警とは秘密裏にFBIと連携、さらなる大規模テロを阻止し、盗まれた物を取り戻そうとするが──。
女性刑事レネイ・バラード登場第6作。ハリー・ボッシュも娘マディと大活躍。 -
本書は、古代ローマ「黄金時代」後期を代表する詩人オウィディウス(前43-後17/18年)が『変身物語』とともに手がけた、もう一つの代表作です。
愛する男女の往復書簡という体裁をとる『ヘーロイデース』、恋愛詩人としての本領を発揮した『恋の歌』といった初期作品で知られるオウィディウスは、愛を成就させるための技法を性的なものまで含めて赤裸々に指南する『愛の技術』を書いたことが一因となって、のちに流刑の憂き目に遭いました。そのあと後期の円熟を迎えるオウィディウスが唯一の叙事詩である『変身物語』とともに着手したのが、本書『祭暦(Fasti)』です。
ローマの祝日や祭礼の縁起をエレゲイア詩で歌うこの作品は、『金枝篇』で知られるジェイムズ・フレイザーをはじめ、多くの歴史学者、宗教学者、人類学者の関心を惹いてきました。月ごとに構成される本書は、しかし流刑のため未完に終わり、現存しているのは一月から六月まで、つまり一年の半分にとどまっています。今日はこの出来事があり、今夜はこの星座が見られ、明日にはあの祝祭が行われる……といった記述がカレンダーのように積み重ねられていく形式は、前例のない大胆な試みです。そのような大衆受けしそうな形式をとった本書で扱われるのが国家的な性格をもつローマの祭祀であることは一見矛盾しているように思えます。しかし、そのような自己アイロニーによるユーモアこそ、本書を文学的伝統の中で類を見ない稀有な作品たらしめていることもまた事実です。
大詩人が残したもう一つの代表作、初の文庫版をここにお届けいたします。
[本書の内容]
第一巻 ヤーヌス月
第二巻 フェブルア月
第三巻 マルス月
第四巻 アプリーリス月
第五巻 マーイウス月
第六巻 ユーニウス月
訳者解説
補 遺 ローマの暦
学術文庫版訳者あとがき
固有名索引 -
何度も作り直せばいい。器を焼くことは、心に明かりを灯すようなもの。
テレビ局の放送作家の仕事を突然辞めるはめになった30歳のジョンミンは、何ヵ月も抜け殻のようになり家に引きこもっていた。
ある日久しぶりに外に出て、歩いているうち、彼女はカフェと間違えて陶芸工房の扉を開ける。突然現れたジョンミンに、工房の主ジョヒは珈琲をふるまう。コーヒーのおいしさのわけは器にある、自分で作ってみない? というジョヒの誘いを受け、ジョンミンは陶芸教室に通い始める。
土の匂い、手を動かしてものを作る喜び、人懐こい猫、年代も悩みもさまざまな仲間たち。自分に向き合い、人生を見つけていくということ……。工房を舞台に繰り広げられる癒しと希望の物語。
手を動かすこと食べること。それが、力をくれる。 -
本書は、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》で知られる「トリスタン伝説」の最古の姿を伝える書の本邦初となる全訳です。
ケルト起源のトリスタン伝説は、11世紀後半から12世紀初頭にウェールズとブルターニュに伝えられ、語り継がれていったと推測されます。多様に発展した物語を12世紀後半に古フランス語でまとめたものがトリスタン伝説の原典(エストワール)ですが、残念ながらこれは散逸しています。
しかし、この原典に基づいて物語を作る人たちが現れます。その一人が同じく12世紀後半に活躍したフランスの詩人ベルールでしたが、作品は断片しか残されていません。それと同じ時期、同じ原典に基づいてドイツ語で物語を書いたのがアイルハルトであり、その作品こそ本書にほかなりません。完全な姿で残されたこの作品によって、私たちは原典の内容を推測できます。ここにはトリスタン伝説の最古の姿があるのです。
韻文で書かれた本書は、その後「民衆本」と呼ばれる散文作品として流布し、16世紀にはハンス・ザックスによって戯曲『トリストラントと美しきイザルトの悲恋』に翻案されました。一方、ベルールと同様に原典(エストワール)を基にして12世紀後半にフランス語で『トリスタン物語』を書いたトマの系列としては、ドイツ語で叙事詩『トリスタンとイゾルデ』を書いたゴットフリートがおり、ワーグナーに着想を与えました。
複雑な経緯をたどって伝承されたトリスタン伝説は、現代でも小説にされたり(ローズマリー・サトクリフ)、映画にされたり(ジャン・ドラノワ)、多くの人を魅了し続けています。その最古の姿がようやく日本語で味わえるようになります。
[本書の内容]
1 聴衆への前置き
2 トリストラントの出生と養育
3 トリストラントのマルケ王宮廷への旅
4 トリストラントとモーロルトの闘い
5 トリストラントの傷を治すためのアイルランドへの旅
6 トリストラントのアイルランド求婚の旅
7 愛の媚薬
8 ブランゲーネ
9 トリストラントとイザルデの愛をめぐっての揉め事
10 有罪の判決と逃走
11 森での生活
12 アルトゥース騎士ヴァルヴァーンとトリストラント
13 追放後のトリストラントとイザルデの一度目の逢瀬
14 ハヴェリーン王のもとでのトリストラント
15 追放後のトリストラントとイザルデの二度目の逢瀬
16 追放後のトリストラントとイザルデの三度目の逢瀬
17 ケヘニスとガリオーレ(1)
18 追放後のトリストラントとイザルデの四度目の逢瀬
19 追放後のトリストラントとイザルデの五度目の逢瀬
20 ケヘニスとガリオーレ(2)
21 トリストラントとイザルデの愛の死 -
《みなさんの感情や意見には一切口出ししません。手紙の書き方、つまり文章の書き方を教えるのがわたしの役割です》北フランスのリールで書店を営むエステルは、亡くなった父を偲んで手紙教室を開くことにした。参加者を募る新聞広告を出すと、5人から応募があった。孤独な老婦人、重度の産後うつに苦しむ夫婦、仕事にやりがいを見いだせないビジネスマン、そして進路に悩む青年。性別も年齢も異なる参加者とエステルは、手紙のやりとりを通して新しい言葉との出会いに飛び込んでゆく。言葉の力を賛美した小説。"Le Prix Du Roman Qui Fait Du Bien"(癒やしの小説賞)を受賞。
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アカデミー・フランセーズ賞フランス語文学賞、全アフリカ文学賞、アマドゥ・クルマ文学賞……カメルーン出身のドキュメンタリー監督による、賞総なめの衝撃作!
ジェンダーをめぐる差別が根強く抑圧的な社会で「自分」を生きるために闘う人を映しとる!
貧富の格差、女性差別、性的マイノリティへの弾圧。
家父長制と因習に縛られ、権力闘争が渦巻く国ザンブエナ。かつて教師として働いていたカトメは、野心的な政治家の妻として夫を支えるかたわら、親友のアーティスト、サミーの創作活動を支援していた。反体制的な表現者、そして同性愛者であるサミーの個展の幕開け、それは二人の運命の新たな扉でもあった。
私たちは皆、水の底で生きている。 -
人生の曲がり角は、真夏のパリの晩餐にあった。
ジゼル・アリミ賞を受賞した「反逆へ向かう女性たちを描く、一触即発の密室劇」
8月の暑い夜。パリのラスパイユ大通りにある高級アパルトマンを1組の夫婦が訪れた。エティエンヌが旧友のレミと、レミの妻のジョアルを招いたのだ。エティエンヌの妻のクローディアを交えて、4人でディナーを囲む。弁護士で自信に満ちたエティエンヌ。運動療法士で内気なクローディア。経済学の教師で社交的なレミ。IT業界で成功を収める思慮深いジョアル。それぞれの胸に秘めた思いを抱えながら、ディナーは進行していくがーー。
踏み出してみれば、なんてことのない一歩だった。 -
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イタリア文学史上最大の詩人ダンテ(1265ー1321)は、ラテン文学、哲学、法律学、修辞学、倫理学、天文学を学ぶ万能人でもあった。
【目次】
まえがき
第1章 知的形成とその背景
I ダンテ時代のフィレンツェの教育
II 当時の教材
III フィレンツェにおける高等教育
IV ダンテとその教師たち
V ダンテの読書範囲
第2章 「詩論」としての『新生』考 二十五章の解釈をめぐって
第3章 ダンテとグィットーネ
第4章 『新生』の散文について
第5章 『饗宴』と『俗語詩論』
I 『饗宴』と『俗語詩論』成立の経緯
II 『俗語詩論』と『饗宴』の意図
III 『俗語詩論』と『饗宴』における情動的表現
第6章 “De vulgari eloquentia”の一考察 「自己注解」としての解釈の試み
I 言語の変化
II 「地方性」の超克
III シチリアおよびアプーリアの詩人たち
IV トスカーナの詩人たち
V 「方言学」の実体
第7章 「表現美」の理論と応用
A 「表現美」とその理論
I 『俗語詩論』にみられる「表現」の理論
II 「表現」の背景にあるダンテの言語観
III 「ことば」の宣揚
IV 俗語の擁護
B 「表現美」の理論の応用
I ことばの限界
II 「題材」と「形式」の適合
III 祈願の様式
IV 「喜劇」の文体
第8章 リアリズムの手法
I フォレーゼとの「口論詩」について
II 「石の詩」(rime petrose)について
第9章 『神曲』における「シチリア派」
I 「シチリア派」の歴史的背景
II ダンテと「シチリア派」
III 『神曲』と「シチリア派」
第10章 カングランデへの書簡
I ダンテの『書簡』について
II 『カングランデへの書簡』
付 カングランデ・スカーラへの書簡(邦訳)
第11章 ダンテ評価の歴史 ボッカッチョの場合
付論1 『俗語詩論』の原典について
付論2 ダンテと思弁文法学 典拠の問題の一例
あとがき
文献目録
年譜
家系図
フィレンツェ城壁再現図
ダンテ時代の方言図
ダンテ著作索引
人名・著作索引
イタリア語目次
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エドガア・アラン・ポー(1809ー1849)は、アメリカの詩人・小説家で、文筆活動で生計を立てた初期の著名な人物のひとりでもあります。
ゴシック風の恐怖小説「アッシャー家の崩壊」「黒猫」やはよく知られています。また、詩では「大鴉」がよく知られ、アメリカよりもむしろヨーロッパでの評判が高く、ボードレールの翻訳によって、紹介されました。後の象徴派に大きな影響を与えました。「モルグ街の殺人」は世界初の推理小説と目され、登場人物のオーギュスト・デュパンはその後の探偵の原型となりました。また、暗号小説の草分け「黄金虫」などの短編作品を多く発表しました。また、出版社を渡り歩き、編集者としても活動をした異才でした。しかし、人間関係でトラブルを引き起こすことが多かったとされています。
芥川竜之介(1892ー1927)とこの作家を比較することで、文学とはなにか? 日米の相違点、時代背景による文学のあり方などを読み解いていきます。
【目次】
序説
一 近代文学の創始者としてのポオ
二 アメリカ文学の疎外者としてのポオ観
三 ポオ観修正のこころみとその着眼点
四 世界の文学のなかに生きるポオ
第一部 二十世紀から見たエドガア・ポオの意義
第一章 ポオ評価の変遷
一 アメリカにおけるポオ評価の概観
二 ポオと同時代の人々の評価
三 十九世紀後半から二十世紀にかけてのポオの評価
第二章 ポオとその社会的環境
一 ポオの南部人気質について
二 社会批評家としてのポオ
三 文芸批評家としてのポオ
第三章 ポオとその文学的環境
一 ポオと「南方文学通信」
二 十九世紀前半の南部の文学趣味
三 南部におけるローマン作家の流行とポオ
四 当時の雑誌文芸とポオとの関係
第二部 芥川龍之介とエドガア・ポオ
第一章 芸術観と意識的制作
一 芸術家の肖像
二 芥川におよぼしたポオの影響
三 作家の資質 理知と情熱
四 芸術観 美の創造
五 意識的制作
六 芥川の回心
第二章 短篇小説の技法
一 短篇小説家としてのポオと芥川
二 虚構の文学 芸術と生活
三 制作の手法
1 芸術的効果
2 背景
3 事件又は題材
4 迫真性 リアリズムの手法
第三章 鬼趣と鬼気について
一 〈鬼趣〉と〈鬼気〉
二 神秘と怪異への関心
三 芥川の作品における怪異性
四 ポオの作品における〈魂の怪異〉
五 晩年の芥川の鬼気
結語 ふたたびポオについて
エドガア・ポオ年譜
註
あとがき
文献書目
索引
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全米図書賞、ニューベリー賞他受賞の傑作。
生きる勇気が湧いてくる
世代を問わず愛されるベスト&ロングセラー
無実の罪で少年たちの矯正キャンプに放りこまれたスタンリー。かちんこちんの焼ける大地に1日1つ、でっかい穴を掘らされる。この苦行は人格形成のためとはいうが、本当はそうではないらしい。ある日とうとう決死の脱出。友情とプライドをかけ、どことも知れない「約束の地」をめざして、穴の向こうへ踏み出した。
友情と感動の物語!
※電子版には特典として、著者による裏話「ルイスの、ちょっと種明かし」「HOLESの、耳寄りな十の小ネタ」が収録されています。 -
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ローマ時代、ギリシア文学の影響のもとに発展したラテン詩。なかでもキリスト教関連のラテン詩を選んで、その歴史を解説する。
【目次】
はしがき
第一章 初期キリスト教ラテン詩の起源
第一節 一~三世紀の原始キリスト教賛歌
一 一世紀の賛歌
二 二世紀の賛歌
三 三世紀の賛歌
第二節 原始キリスト教賛歌の問題
一 賛歌の類型
二 新約的なキリストへの賛歌の位置づけ
第三節 アフリカにおけるキリスト教ラテン詩の発生
一 キリスト教ラテン語発生の問題
二 アフリカにおけるキリスト教ラテン文学発生の問題
三 アフリカにおけるキリスト教ラテン詩発生の問題
第四節 最初のキリスト教ラテン詩人コンモディアヌス
一 コンモディアヌスの著作の日附の問題
二 コンモディアヌスの詩の文体的特色
三 コンモディアヌス以後の民衆詩の代表者アウグスティヌスの詩
第二章 キリスト教ラテン賛歌の先駆者たち
第一節 アンブロシウスの先駆者ヒラリウス
一 ヒラリウスの生涯と賛歌の写本
二 ヒラリウスの賛歌
第二節 アンブロシウス
一 アンブロシウスの生涯
二 アンブロシウスの賛歌
第三節 テ・デウムの問題
一 ニケタス説
二 カジンの説をめぐって
第三章 ある古典詩人とキリスト教詩人との友情
第一節 アウソニウス
一 アウソニウスの生涯
二 アウソニウスのキリスト教詩
三 アウソニウスとノラのパウリヌス
第二節 ノラのパウリヌス
一 ノラのパウリヌスの生涯
二 「殉教者の誕生日」論
第四章 キリスト教ラテン詩最大の詩人プルデンティウス
第一節 プルデンティウスの生涯
一 生涯
二 ローマ巡礼の意義
第二節 プルデンティウスと古典ラテン詩人たち
一 オウィディウスとプルデンティウスの詩「シュンマクス駁論」
二 ホラティウスとプルデンティウスの詩「日々の賛歌」
三 ウェルギリウスとプルデンティウスの詩
第三節 プルデンティウスのアレゴリー詩
一 キリスト教的アレゴリーの発生
二 「霊魂をめぐる戦い」におけるアレゴリー詩
結び
人名・書名索引
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SFの名作中の名作、新訳決定版!『21世紀の資本』訳者がオーウェルの真意を反映させた訳文に、『少女終末旅行』つくみずのイラスト7枚収録の愛蔵版。 -
人生を物語に刻んで。
ロングセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。
「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より)
【目 次】
オルゴールつき化粧ボックス
夏のどこかで
アンダード あるゴシック・ロマンス
塵は塵に
旅程表
リード通り、アルバカーキ
聖夜、テキサス 一九五六年
日干しレンガのブリキ屋根の家
霧の日
桜の花咲くころ
楽園の夕べ
幻の船
わたしの人生は開いた本
妻たち
聖夜、一九七四年
ポニー・バー、オークランド
娘たち
雨の日
われらが兄弟の守り手
ルーブルで迷子
陰
新月 -
2020年本屋大賞〔翻訳小説部門〕第2位。
第10回Twitter文学賞〔海外編〕第1位。
「アメリカ文学界最後の秘密」と呼ばれたルシア・ベルリン、初の邦訳作品集!
メディア、SNSで大反響!
朝日、日経、読売、毎日、東京、中日、北陸中日、北海道、河北新報、信濃毎日、京都、共同、週刊文春、週刊新潮、週刊朝日、文藝春秋、GINZA、MORE、FIGAR JAPON、VOGUE JAPAN、ELLE JAPON、クロワッサン、婦人公論、ミセス、本の雑誌、POPEYE、本の雑誌、mi-mollet、現代ビジネス、クーリエ・ジャポン、本の雑誌、図書新聞、週刊読書人、文藝、すばる、小説すばる、波、本、RKBラジオ、NHKラジオ深夜便、TOKYO FM。 J-WAVE……。「ダ・ヴィンチ」の「ひとめ惚れ大賞」受賞!
2013年にノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローや、短篇の名手レイモンド・カーヴァー、日本で近年人気が高まっているリディア・デイヴィスなどの名だたる作家たちに影響を与えながら、寡作ゆえに一部のディープな文学ファンにのみその名を知られてきた作家、ルシア・ベルリン。
2004年の逝去から10年を経て、2015年、短篇集A Manual for Cleaning Womenが出版されると同書はたちまちベストセラーとなり、The New York Times Book Reviewはじめ、その年の多くのメディアのベスト本リストに選ばれました。
本書は、同書から岸本佐知子がよりすぐった24篇を収録。
この一冊を読めば、世界が「再発見」した、この注目の作家の世界がわかります!
このむきだしの言葉、魂から直接つかみとってきたような言葉を、
とにかく読んで、揺さぶられてください
――岸本佐知子「訳者あとがき」より
彼女の小説を読んでいると、自分がそれまで何をしていたかも、
どこにいるかも、自分が誰かさえ忘れてしまう。
――リディア・デイヴィスによる原書序文「物語こそがすべて」(本書収録)より
毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。
夜明けにふるえる足で酒を買いに行くアルコール依存症のシングルマザー(「どうにもならない」)。
刑務所で囚人たちに創作を教える女性教師(「さあ土曜日だ」)。……
自身の人生に根ざして紡ぎ出された奇跡の文学。 -
ミッキー・ハラー&ハリー・ボッシュ。
最強コンビで冤罪を晴らせ!
無実の罪の服役囚を救い出した刑事弁護士ミッキー・ハラーには、冤罪を訴える囚人からの手紙が殺到していた。
元ロス市警刑事のハリー・ボッシュがその選別をし、前夫殺害犯のルシンダ・サンズに目をとめる。
凶器が未発見など不可解な点を探り始める二人だが、その矢先、それぞれの自宅に何者かが侵入した。
リンカーン弁護士シリーズ第7弾!
「コナリーに比肩する犯罪小説の語り手はいない。……見事にお膳立てされたリーガル・ダンス」
──ミステリ&サスペンス・マガジン アンドルー・スミス -
7年間小説を書けずにいる小説家――「私」は、目にとめた新聞広告に衝撃を受ける。そこには、「この本を書いた人を探しています」というフレーズと小説の一部が掲載されていた。その小説は、「私」がデビューする前に、誰にも知らせずに投稿していた作品だったのだ。事情を調べ始めた「私」は、謎の多い女性「イ・ユミ」に辿り着き、彼女の人生を追うことになる。
ある時は、キラキラした女子大生。ある時は、評判のいいピアノ教師。ある時は、センスのある大学講師。ある時は、優しい医師。またある時は、ーー。
虚像で塗り固めた幾重もの仮面の裏から徐々に表れる真実の素顔。 -
日本語に翻訳されて30年。「ムーミン」を作り上げたトーベ・ヤンソンの透明感に満ちた至極の短編集が、読みやすく改訂され、美しい新装版になりました。
夏の孤島を舞台とした、母を亡くした少女と祖母の小さくとも豊かな物語です。
人生の扉を開けたばかりの少女ソフィアと、人生の出口にたたずむ祖母。
70も年齢の違うふたりが思うままを対等に、率直にぶつけあいながらも、
たがいにさりげなく思いやるーー。
北欧の自然描写の美しさ、自分らしさを大切にする生き方。
ふたりをそっと見守る国際アンデルセン賞受賞作家トーベ・ヤンソンの優しいまなざし。
今こそ、私たちが大切にしたい物語が輝きます。
●著者紹介
トーベ・ヤンソン 作・絵
画家・作家。1914年8月9日フィンランドの首都ヘルシンキに生まれる。父は彫刻家、母は画家という芸術一家に育ち、15歳のころには、挿絵画家としての仕事をはじめた。雑誌『ガルム』の社会風刺画で一躍有名となる。ストックホルムとパリで絵を学び、1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。1966年国際アンデルセン大賞、1984年フィンランド国民文学賞受賞。おもな作品に「ムーミン全集」シリーズ(全9巻)のほか、『少女ソフィアの夏』『彫刻家の娘』、絵本『それから どうなるの?」、『ムーミン』コミックスなどがある。2001年6月逝去。
渡部翠 訳
中国・大連に生まれる。日本フィンランド文学協会会員。フィンランド文学研究のためにたびたびフィンランドに滞在し、ヘルシンキ大学の講師をつとめたこともある。主な翻訳に『それから どうなるの?』(作・絵/トーベ・ヤンソン 講談社)をはじめとするムーミン絵本シリーズや、『オンネリとアンネリのおうち』シリーズ(作/マリヤッタ・クレンニエミ 絵/マイヤ・カルマ 福音館)などがある。
●内容紹介
わたし泳ぎたい
月あかり
おばけ森
凪
夏至祭
ソフィアの嵐
など22作 -
6月7日映画公開!
2014年本屋大賞「翻訳小説部門」第2位!
2012年ナショナル・ブック・アワード新人賞受賞!
65歳の男が、20年前に同僚だった女性のお見舞いをしたくて、1000キロの道を歩き始める。世界36ヵ国が涙したロードノベル!
『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』改題 -
文学作品が刊行されたあと非難や攻撃や異議を受けるというのは今日でも目にする光景です。学術的な論文や書籍でも、文学作品でも、盗用の疑惑をもたれたり、実際に告発されたりすることは決して稀ではありません。そういうとき、後ろめたさゆえに無言を貫く著者もいるでしょう。告発はあたらないと思いつつ、言い訳をしないのが美徳だと考えて、あえて反論しないケースもあるでしょう。その一方で、批判は間違っていると確信して反論する著者ももちろんいます。
こうした光景はめずらしくないだけに、あらかじめ弁明や正当化、謝罪や説明を表明する著者がいることにも不思議はありません。本書は「序文」に注目して、作家たちが序文でいかなる戦略を展開しているのかを紹介しつつ、個々の戦略を分類しつつ説明していきます。すでに起きているものであれ、まだ起きていないものであれ、攻撃に対する防御のために利用される戦場が序文であり、そこには文学者たちが編み出した戦略と戦術があるのです。
目次を見ていただければお分かりのように、想定されている「攻撃」は実に多種多様であり、それに応じて「防御」の戦術も多種多様です。西洋古典から近代文学に至るヨーロッパ文学に造詣が深いだけでなく、修辞理論にも通じた著者が、渉猟した膨大な作品から実例を選りすぐりました。そこで繰り広げられている作家たちの戦いの場に、本書で立ち会ってください。文学作品を読んでいる時には見過ごしてしまう巧妙なテクニックの数々を目撃し、驚愕すること、請け合いです。
[本書の内容]
第I部 序文の防御戦略を記述するさまざまな理論
第1章 伝統レトリック
第2章 メタ談話
第3章 ポリフォニー
第4章 読 者
第5章 言語行為
第6章 ポライトネス
第II部 攻撃側のさまざまな訴因
第7章 涜 神
第8章 猥 褻
第9章 剽 窃
第10章 背徳と反体制
第11章 性別や人種に関する規範に違反
第12章 有害無益
第13章 虚偽と実在指示
第14章 ジャンルの規則に違反
第15章 悪 文
第16章 不出来 -
世界中で愛されている永遠の名作『赤毛のアン』。ある日、プリンスエドワード島にやって来た赤毛の女の子。マシューとマリラにひきとられ、次第にふたりは夢見がちでおしゃべりなアンに心惹かれていきます――そんなアンが巻き起こす出来事でみんなが幸せに! 大人になったアンの子どもたち、アンの友だちのすてきなお話も読むことができます。美しくて読みやすいことで愛され続けている村岡花子訳。かわいいHACCAN氏のイラスト――親子3代で楽しめる青い鳥文庫の「赤毛のアン」シリーズで、あなたもアンと「腹心の友」になりませんか?
1.赤毛のアン(新装版) 2.アンの青春 3.アンの愛情 4.アンの幸福 5.アンの夢の家
6.炉辺荘のアン 7.虹の谷のアン 8.アンの娘リラ 9.アンの友だち
〈世界の名作 小学上級から 総ルビ〉 -
中国古典文学の集大成であり、中国文学の誕生とその進化を体現する、中国最古にして最大の詞華集「文選」(もんぜん)。南朝梁の昭明太子蕭統(しょうとう)が編集した、唐以前の詩文の精華となる美文集であり、模範文例集です。中国では科挙の模範とされ、日本では万葉集や日本書紀に影響を与えました。日本では平安貴族の必読書となり、明治期までは文章の手本とされてきました(清少納言、吉田兼好、大田南畝、永井荷風ほか多数)。
本書では、全三十巻から王粲、曹植、劉邦、李陵、陸機、曹丕、諸葛亮孔明などの秀作を厳選し、中国の古典文学研究の第一人者による充実した解説とともに全容を一望します。
【本書「総説」より】
現在の日本語の中で用いられている「文章」の語は、詩歌に対する散文を意識させることが多いが、中国語のもとの意味は、韻文・散文をひっくるめたありとあらゆる種類の書きものということである。そしてこの「章」という字の原義も、やはり「あや」とか「かざり」とかにほかならない。だから「文」ないしは「文章」の語には、「美しい」という概念が生まれついてのもちまえとして備わっているといっても、決して言い過ぎではないのである。
【目次(抄)】
序
総説
文選の序
賦
登楼の賦
洛神の賦
蕪城の賦
恨みの賦
詩
大風歌
秋風の辞
蘇武に与う 三首(うち一首)
怨歌行
飲馬長城窟行
古詩十九首(うち五首)
短歌行
七哀詩 二首
従弟に贈る 三首(うち一首)
雑詩 二首(うち一首)
公讌
応氏を送る 二首(うち一首)
美女篇
雑詩 六首(うち一首)
詠懐詩 十七首(うち二首)
悼亡詩 三首
詠史 八首(うち三首)
洛に赴く道中の作 二首(うち一首)
雑詩 十首(うち一首)
五君詠(うち一首)
池上の楼に登る
石壁の精舎より湖中に還りて作る
江中の孤嶼に登る
詠史
東武吟
宣城に之かんとして新林浦を出で版橋に向かう
雑体詩 三十首(うち二首)
范安成に別るる詩
文章
出師の表
呉質に与うる書
典論論文
山巨源に与えて交わりを絶つ書
情事を陳ぶる表
北山移文 -
古代ローマの詩人オウィディウス(前43-後17/18年)が残した唯一の叙事詩、待望されて久しい文庫版での新訳!
内乱が続いた紀元前1世紀の古代ローマは、その一方で「黄金時代」と呼ばれる詩や文学の最盛期でもあった。その初期を代表する詩人がウェルギリウス(前70-前19年)なら、後期を代表するのがオウィディウスであり、そのオウィディウスの代表作が本書『変身物語』にほかならない。
愛する男女の往復書簡という体裁をとる『名高き女たちの手紙』、恋愛詩人としての本領を発揮した『恋の歌』といった初期作品で知られるオウィディウスは、愛を成就させるための技法を性的なものまで含めて赤裸々に指南する『愛の技術』を書いたことが一因となって、のちに流刑の憂き目に遭った。このあと後期の円熟を遂げるオウィディウスが、ローマの祝日や祭礼の縁起を説く『祭暦』(未完)とともに着手したのが、本書『変身物語』である。
ウェルギリウスの『アエネイス』と並んでローマ文学における最高峰をなす本書は、オウィディウスが手がけた唯一の叙事詩であり、全15巻から成る大作となっている。その背景にあるのは「万物は流転する。すべての形あるものは生成しつつ、移ろう」(本書第15巻178行)と表現される世界観、宇宙観であり、事実、本書は原初の混沌から秩序としての世界の創造を歌う「序詞」から始まり、「金・銀・銅・鉄」の四時代、イアソンやテセウス、ヘラクレス、オルペウスといった英雄たちの時代、そしてトロイア戦争を経て初期の王の時代に至る壮大な世界史を描き出す。
その質においても量においても他を圧倒する本書が後世に与えた影響ははかりしれない。その代表が、シェイクスピアやミルトン、モンテーニュであり、ルーベンスやブリューゲル、ダリである。にもかかわらず、文庫版で手にできる現代にふさわしい日本語訳は長らく存在していなかった。数々の名訳で知られる訳者が自身のライフワークとして手がけたこの新訳は、今後のスタンダードとして長く読み継がれていくことを確信するものである。
「上」には第1巻から第8巻を収録。上下巻それぞれに「人名・神名索引」と「地名・民族名索引」を掲載した。 -
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詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
ドイツの大作家ヘルマン・ヘッセによる自然や町や人をめぐる随想集の翻訳。カラー挿画8点を収録。
【目次より】
素描三題
アポロ蝶
雲
夕暮の色
アネモネ
碧い遠方
秋が来る
ゴットハルトにて
秋
菩提樹の花
ファードゥッツ
コモ湖畔の散策
古い音楽
故郷
南欧の夏の日
春の散歩
小径
或る旅の覚え書
テッシンの聖母祭
なくなった小刀
水彩画をかく
訳者後記
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未解決事件班の責任者になったバラードはボッシュをチームに引き入れる。
優先すべきは約三十年前の女子校生殺人事件だったが、ボッシュは夫婦と子ども二人が砂漠に埋められた一家殺害事件に
没頭して言うことを聞かない。
班員には事物に触れて見えない事情を感じるという共感能力者もいてバラードを困らせる。
ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第4弾。
「年間最高傑作の一冊として、読みだしたら止まらない体験を読者にもたらしてくれる」
──リアル・ブック・スパイ
「マイクル・コナリーは本書で頂点を極めた。簡潔明瞭な文体が登場人物の行動を促し、ロサンジェルスのリアルな街並みと荒涼とした美しい砂漠に読者を誘う。本作は胸を締めつける最後の意外な展開もあって、必読の書である」
──アップル・ブックス・2022年11月のベストブック
「長年のボッシュ・ファンは、本作のみごとなフィナーレのあとで、ため息を漏らすだろう」
──ブックリスト星付きレビュー -
残忍な男によって、目の前で妻と娘の命を奪われたユ・ミョンウ。犯人は捕まらず、未解決のまま15年を迎えた。犯人が古書に異常な執着を持っていることを見抜いたユ・ミョンウは、犯人をおびき出すために古書だけを扱う〈記憶書店〉を開店した。そこに現れた4人の怪しい客。「この中に犯人がいる」と確信し、調査をはじめるが……。
家族を失った怒れる男のかつてない復讐劇が、いま始まる。 -
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「映像を見ていたわたしは、あっ、とおどろきました。たちこめる霧のむこう、水平線のかなたに見えるのは――戦艦アリゾナだったのです」
ロイス・ローリーが、自身の映ったホームビデオをよく見ると、
真珠湾攻撃で撃沈されることになるその艦が、映り込んでいました。
真珠湾と広島の人々の生きざまを描写し、その時何があったのかをわたしたちに突きつける、41の詩。
ニューベリー賞を2回受賞した著者が、日本にも住んだことのある自らの経験を織り交ぜながら、
敵味方なく戦時下で実際に生きた人に想いをはせ、つむいだことばの数々。
「人間のつながり」をテーマに長年書き続けてきた、稀代のストーリーテラーが、
初めて詩のかたちで、若い世代へ「互いを大切にできるかどうかが、我々の未来を決定づける」というメッセージを伝えます。
小学3年生以上の漢字にルビがついており、やさしく読める内容です。
かざらないことばで「人」に焦点をあてて、見えてくる戦争について、子どもも大人も一緒に考えてみませんか。
ぜひ今、読んでいただきたい1冊です。
(ニューベリー賞:アメリカで出版された児童文学作品の中で、もっとも優れた作品の著者に送られ、児童文学賞の中でいちばん長い歴史を持つ賞)
●著者紹介
ロイス・ローリー
1937年ハワイ生まれの児童文学作家。アメリカ陸軍の歯科医だった父について各地を転々とし、1948年からの2年間、11才から13才までを日本で過ごした。現在はメイン州在住。1990年に『ふたりの星(Number the Stars)』(童話館出版)、1994年に『ギヴァー 記憶を注ぐ者(The Giver)』(新評論)で、ニューベリー賞を二度受賞する。「ギヴァー」は大人気シリーズとなり、世界累計1200万部を超える。他にも『モリーのアルバム (A Summer to Die)』『Windeby Puzzle』など多数。
ケナード・パーク
アートディレクター、画家。ドリームワークスやウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ等で仕事をし、多くの児童書を執筆する。『Goodbye Autumn, Hello Winter』でゴールデン・カイト賞を受賞。
田中奈津子
翻訳家。東京都生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。『はるかなるアフガニスタン』が第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、『アラスカの小さな家族 バラードクリークのボー』『わたしのアメリカンドリーム』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれている。翻訳は他に『こちら「ランドリー新聞」編集部』『ぼくたち負け組クラブ』『橋の上の子どもたち』(以上、講談社)など。 -
本書『ツァラトゥストラはこう言った』がニーチェ畢生の書にして、ドイツ文学史上屈指の作品であることは言を俟たない。故郷を捨てて山に入ったツァラトゥストラは「私は惜しみなくあげたいし、頒かち与えたい。人間たちのあいだで賢者がもう一度愚かさを愉しみ、貧者がもう一度豊かさを愉しむようになるまで」という言葉とともに山から下り、人間たちの世界に入っていく。「神の死」を告げ、しかし人類は現状に甘んじることなく高みを目指して進んでいくべきだとする「超人」の思想を伝えるツァラトゥストラは、生きとし生けるものは現状以上を目指すという原理、すなわち「力への意志」の原理に「超人」が基づいていることを説く。しかし、没落を始めるツァラトゥストラは、この世に新しいものなど起こらず、すべては同じことの繰り返しであるという「永遠回帰」の思想にたどりつく――。
生田長江による最初の邦訳(1911年)以来、すでに本書の日本語訳は15種類を数える。そのすべてに目を通した上で作られた本訳書は、21世紀にふさわしい日本語で「声に出して読める翻訳」を実現するものである。学術文庫『愉しい学問』の訳者が満を持して送り出す、渾身の訳業!
[本書の内容]
第一部
ツァラトゥストラの序説
ツァラトゥストラは語る
三段階の変身/徳の講座/背後世界論者/肉体の軽蔑者/情熱にひそむ喜びと苦しみ/青ざめた犯罪者/読むことと書くこと/山に立つ樹/死の説教者/戦争と戦士/新しい偶像/市場のハエ/純 潔/友/千の目標と一つの目標/隣人愛/創造者の道/老いた女と若い女/毒ヘビにかまれる/子どもと結婚/自由な死/惜しみなく与える徳
第二部
鏡をもった子ども/至福の島にて/同情者たち/司祭たち/有徳者たち/汚い奴ら/毒ぐもタランチュラ/有名な識者たち/夜の歌/舞踏の歌/墓の歌/自己克服/崇高な人/教養の国/純粋無垢の認識/学 者/詩 人/大いなる出来事/占い師/救 い/賢い世渡り法/最も静かな時
第三部
放浪者/幻影と謎/不本意な幸福/日の出前/卑小にする徳/オリーブ山にて/通り過ぎるということ/離反した者たち/帰 郷/三つの悪/重さの地霊/新旧の石板/快復しつつある人/大いなるあこがれ/もう一つの舞踏の歌/七つの封印
第四部・最終部
蜜の捧げ物/助けを求めて叫ぶ声/王たちとの対話/ヒ ル/魔術師/失 業/最も醜い人間/進んで乞食になった人/影/正 午/歓迎のあいさつ/晩 餐/高等な人間/憂鬱の歌/学 問/砂漠の娘たちのもとで/目覚め/ロバ祭り/夜の放浪者の歌/しるし
訳 注
訳者あとがき
索 引 -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
ゲーテ、ニーチェなどドイツを代表する文学者・思想家が、なぜ東方に憧れをたのか? 東欧みならず、仏教まで、東との邂逅を読み解く。
【目次より】
一 ドイツ文学における「東方的」要素――一つの断層的試論
二 一なるがまま二――ハーテム・ゲーテとズライカ・マリアンネ
三 西と東の出会い――『西東詩集』に関する一つの覚え書き
四 ニーチェと仏教
序章
第一章 ニーチェの哲学
第二章 ニーチェと宗教
第三章 ニーチェと仏教
結章 自然法爾と創造
五 シュレーゲル兄弟のインド研究について
六 わが老いの歌――ゲーテの『ファウスト』をめぐって
あとがき
薗田 香勲
1905~1969年。ドイツ文学者・仏教学者、浄土真宗本願寺派の僧侶。もと、大阪府立大学教授。京都帝国大学文学部独文科卒。ゲーテ、親鸞を研究した。
著書に、『ニイチエと仏教』『ゲーテ的人間』『ゲーテと東洋精神』『ゲーテ断想』『東洋的詩人としてのゲーテ』『聞法の生活』『東洋の叡智 仏教の否定と肯定』『無量寿経諸異本の研究 』『有と無 東と西の出会い』『真宗へのすすめ』『仏教の日本的受容 日本的宗教心と仏教 』『ドイツ文学における東方憧憬』『酔蟹夜話 ある住職の焼跡日記』などがある。
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【内容紹介・目次・著者略歴】
本書は東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位527~565)頃に活躍した、ビザンティンの宗教詩人・メロディスト、ローマノスがギリシア語で著わした賛歌(Ρωμανο^υ το^υ Μελωδο^υ υμνι)の翻訳である。東方ビザンティン教会の朝課で歌われた、韻律的説教詩から50篇を訳出。本邦初訳。
【目次】
第一部 旧約のエピソードの賛歌
一 アダムとエバの賛歌
ニ ノアの賛歌
三 アプラハムの犠牲の贅歌
四 イササクに祝福されたヤコプの賛歌
五 ヨセフの賛歌(一) 兄たちに売られたヨセフ
六 ヨセフの誘惑の賛歌(ヨセフの賛歌〔ニ))
七 預言者エリヤの賛歌
八 炉の中の三人の少年たちの賛歌
八付 〔預言者ヨナと〕ニネベの〔回心の〕賛歌
第二部 新約のエピソードの賛歌
第一章 キリストの幼年時代
九 お告げの賛歌
一〇~一三 〔キリスト〕誕生の賛歌(一)~(四) 誕生の詩句
一四 〔主の〕奉献の賛歌
一五 聖幼児〔虐殺〕とエジプトヘの逃亡の賛歌
第二章 キリストの聖役
一六 公現の賛歌(一) イエスの洗礼
一七 公現の賛歌(一) アダムと洗礼者ヨハネ
一八 カナの婚礼の賛歌
一九 サマリアの女の賛歌
二〇 らい病患者の治癒の賛歌
二一 罪深い女の賛歌
二二 悪魔に取りつかれた〔ゲラサの〕男の賛歌
二三 出血症の女の〔回復の〕賛歌
二四 パンの増加の賛歌
二五 生まれつきの盲人の賛歌
二六~二七 ラザロの復活の賛歌(一)~(ニ)
二七付 賛歌「〔キリストは〕皆にお与えになる」の詩節
二八~二九 放蕩息子の賛歌(一)~(二)
三〇 金持ちとラザロの賛歌
三一 十人のおとめの〔たとえの〕賛歌
第三章 枝の主日から復活まで
三二 枝の主日の賛歌
三三 ユダの〔裏切りの〕賛歌
三四 聖ペトロの否認の賛歌
三五 十字架のもとの〔母〕マリアの賛歌
三六 御受難の賛歌
三七 陰府の諸勢力の賛歌
三八 十字架の勝利の賛歌
三九 十字架礼拝の賛歌
四〇 イエスの復活の賛歌(一)香油を持参した婦人
四一~四五 イエスの復活の賛歌(ニ)~(六)
第四章 復活〔後〕から最後の審判まで
四六 トマスの疑い深さの賛歌
四七 使徒たちの伝道の賛歌
四八 昇天の賛歌
第三部 教会生活を取り扱った賛歌
四九 聖霊降臨の賛歌
五〇 最後の審判の賛歌
解説
ローマノス・メロードス
東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位五二七―五六五)頃に活躍した、ビザンティンのメロディスト。
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【内容紹介・目次・著者略歴】
古代中国文学を、散文と詩のはじまりから、読み解く。
【目次より】
I 散文論
一 尚書とその周辺
二 正始の文章
三 柳宗元の生活体験とその山水記
四 日本留下来的両種柳宗元集版本
五 柳宗元「河間伝」
六 杜牧と伝奇
七 北宋名人の姻戚関係 晏殊と欧陽脩をめぐる人々
II 詩論
一 楽府「行」の本義
二 「春」「秋」之詞性
三 杜甫「城春草木深」の「春」について
四 「白日」の解釈
五 詩語の構造 杜牧のばあい
六 杜牧今体詩の一つの技法 「江南春絶句」詩を中心に
七 〓鼎孳論
八 陳維〓の詞
九 陳其年集の編集出版
十 徐履忱の伝記と詩
附録
書評
前野直彬『唐代の詩人逹』
中国社会科学院文学研究所編『唐詩選』
吉川幸次郎 桑原武夫『新唐詩選続篇』・倪海曙『唐詩的翻訳』
夏承〓『唐宋詞人年譜』
『浦江清文録』
解題
王弘撰『山志』
『聖宋千家名賢表啓翰墨大全』
『聖宋千家名賢表啓翰墨大全』解題補 北京円書館蔵本について
謝枋得『文章軌範』(官板)
『増修箋註妙選群英草堂詩餘』
『欽定詞譜』
あとがき
清水 茂
1925~2008年。中国文学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部卒業。同大学院で吉川幸次郎に師事。
著書に、『語りの文学』『中国詩文論藪』『中国目録学』など、
翻訳・注釈書に、『唐宋八家文〈中国古典選〉』『韓愈 中国詩人選集11巻(第一集)』『王安石 中国詩人選集4巻(第二集)』『水滸伝 』(吉川幸次郎共訳)伊藤仁斎『童子問』伊藤仁斎『語孟字義・古学先生文集』伊藤東涯『古今学変』『中国文明選7 顧炎武集』『中国詩文選3 書経・春秋』『韓愈 世界古典文学全集 第30巻A・B』『新日本古典文学大系65 日本詩史・五山堂詩話』などがある。
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【内容紹介・目次・著者略歴】
19世紀ロシアの大文豪にして思想家ドストエフスキーの哲学的な意味を、和辻、高坂、唐木、西谷、森の5人が徹底的に読み解いた快著。
【目次】
第一章 ドストエフスキーとその時代 唐木順三
ドストエフスキーの哲学的意味
将来の哲学への示唆
ドストエフスキーの思想的境位
ドストエフスキーの生涯
ドストエフスキーの芸術
ドストエフスキーの思想
『おとなしい女』
ドストエフスキーにおける芸術と哲学の葛藤 リアリティの問題
ドストエフスキーにおける主体的リアリズム
第二章 ドストエフスキーにおける「人間」の問題 西谷啓治
ドストエフスキーの人間観
ドストエフスキーの人間観と人間としてのドストエフスキー
ドストエフスキーの人間理念
ドストエフスキーにおける美の問題
ドストエフスキーの自由観
美と愛の問題
ニーチェとドストエフスキー
悪魔の問題 スタヴローギンの解釈
自由と自殺について
ドストエフスキーと哲学者たち
第三章 ドストエフスキーにおける「革命」の問題 高坂正顕
人間とロシア的なるもの
ロシアと西欧
社会主義と革命
ドストエフスキーと西欧精神
ドストエフスキーと社会主義
スラヴォフィールとインテリゲンチャ
予言者ドストエフスキー
第四章 ドストエフスキーにおける「神」の問題 森 有正
神の問題
罪悪の問題
キリストの問題
信仰の基礎としての共同存在
罪と共同存在
世界悪と復活
ロシア的宗教性の特質
第五章 ドストエフスキーと現代 和辻哲郎
ドストエフスキーの残した問題
倫理の世界と合理主義
倫理と宗教
知性と宗教
絶対の立場と相対の立場
ドストエフスキー受容の問題
ドストエフスキーと新しき哲学
参考文献
和辻 哲郎
1889-1960年。哲学者、倫理学者、文化史家。 東京帝国大学文科大学哲学科卒業。法政大学教授、京都帝国大学教授、東京帝国大学教授を歴任。日本倫理学会会員。文化勲章受章。
著書に、『ニイチェ研究』『ゼエレン・キエルケゴオル』『偶像再興』『古寺巡礼』『日本古代文化』『日本精神史研究』『原始基督教の文化史的意義』改版『原始キリスト教の文化史的意義』『原始仏教の実践哲学』『人間の学としての倫理学』『続 日本精神史研究』『風土 人間学的考察』『カント 実践理性批判』『面とペルソナ』『倫理学』『人格と人類性』『孔子』『尊皇思想とその傳統』『日本の臣道 アメリカの國民性』『ホメーロス批判』『國民統合の象徴』『ポリス的人間の倫理学』『ギリシア倫理学史』『ケーベル先生』『イタリア古寺巡礼』『鎖國 日本の悲劇』『近代歴史哲学の先駆者』『埋もれた日本』『日本倫理思想史』『日本芸術史研究』『桂離宮』『自叙傳の試み』『故国の妻へ』『妻 和辻照への手紙』『黄道』『初旅の記』『仏教倫理思想史』『沙門道元』などがある。
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フローベール存命中に発表された最後の作品であり、『ボヴァリー夫人』とともに同時代の読者・批評家から例外的な大好評を博した「三つの物語」。18歳のフローベールがピレネー、コルシカ旅行の途中で知り合った女性との灼熱の恋をもとに描き、『感情教育』の母胎となったと言われる自伝的作品「十一月」。今も輝きを放つ二篇に、フローベール研究の第一人者が半世紀前に執筆した秀逸な解説を付す、傑作小説集。
-
ブラック・ライヴズ・マター運動がロス市警にも逆風となった2020年。
深夜勤務刑事のバラードは二人組のレイプ犯(ミッドナイト・メン)を追って大晦日の警戒態勢に入っていた。年越しの瞬間に銃による殺人事件が発生し、薬莢から10年前の未解決事件で同じ銃が使われていることが判明する。その担当は現役時代のボッシュだった。
ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第3弾。
「本格的で、時事的かつスリリングなサスペンスであり、マイクル・コナリーの最高傑作の一つだ」
――マーク・サンダースン/タイムズ紙(英国)
「レネイ・バラードとハリー・ボッシュがタッグを組む三作目は、バラードがクライム・フィクションのなかで、もっとも興味深く、もっとも複雑な登場人物のひとりに進化したことと、コナリーがポスト・ジョージ・フロイド時代における警察活動を冷徹に見つめていることから、これまでで最高の作品になっている」
――ブックリスト星付きレビュー
「絶好調の作家によるあらたな極上のサスペンスであり、ボッシュの本とタイタス・ウェリバーが主役のボッシュを演じるTVドラマの何百万人ものファンを喜ばせるだろう」
――サンデー・エクスプレス紙(英国) -
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漢文」とはなにか
受験参考書をはるかに超え出たZ会伝説の名著、待望の新版!
訓読のコツとは。助字の「語感」をどう読み取り、文章の「骨格」をいかに発見するか――。漢文読解の基礎力を養い、真の「国語力」を身につけるために、1970年代より形を変え版を重ねながら受験生を支え続けてきた名著を修補改訂。大学入試攻略などは当たり前、第一人者が気骨ある受験生、中国古典を最高の友人としたい人へ贈る本格派入門書。
基礎とはなにか。二畳庵先生が考える基礎ということばは、基礎医学とか、基礎物理研究所といったことばで使われているような意味なんだ。(中略)基礎というのは、初歩的知識に対して、いったいそれはいかなる意味をもっているのか、ということ。つまりその本質を反省することなのである。初歩的知識を確認したり、初歩的知識を覚える、といったことではなく、その初歩的知識を材料にして、それのもっている本質を根本的に反省するということなのだ。――<本書より>
※本書は1984年10月に増進会出版社より刊行された『漢文法基礎』(新版)を大幅に改訂したものです。 -
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『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』が1冊に!
楽しくて不思議なふたつのアリスの物語を
60点を超える、イメージ豊かな北澤平祐の挿絵とともにお届けします。
<中学生以上の漢字にルビつき> -
「島耕作」が本音で語る、仕事・趣味・友情・恋愛。「男」の総合力を養う1冊。――男なら誰もが大人の「男」と言われたい。だが、本当の「大人」とはいったい何だろう。ただ年齢を重ねただけの男が、大人の「男」といえるだろうか。他人に甘えることなく、自分を信じて爽やかに生き、男から憧れの眼差しを向けられる「男」。そんな大人の「男」になるには、今、何を心がけるべきなのか。若きビジネスマンたちの頼れる兄貴分「島耕作」が、魅力ある本当の「男」になるための85の行動原則を伝授する! 1ヵ月後の君を確実に変えるヒントがある!
-
「これから話す物語は、おれの全く知らない男の死から始まる――」
前人未踏の記録を次々打ち立てている、アンソニー・ホロヴィッツによる9つの短編集。
その主人公は、すべて中・高校生……!
アンソニー・ホロヴィッツ Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K Bower』でデビューし、YA(ヤングアダルト)作品「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズ(集英社)がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』(KADOKAWA)なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい!」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』(以上、東京創元社)も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。
田中奈津子
翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒。『はるかなるアフガニスタン』が第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、『アラスカの小さな家族 バラードクリークのボー』『橋の上の子どもたち』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれている。翻訳は他に『こちら「ランドリー新聞」編集部』『ぼくたち負け組クラブ』『天才ルーシーの計算ちがい』『わたしのアメリカンドリーム』(以上、講談社)など。
1 恐怖のバスタブ
2 殺人カメラ
3 スイスイスピーディ
4 深夜バス
5 ハリエットの恐ろしい夢
6 田舎のゲイリー
7 コンピューターゲームの仕事
8 黄色い顔の男
9 猿の耳 -
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「気持ちのいいものは、なんだっておなかにもいいのよ」(ムーミンママ)
ムーミン谷のやさしさに包まれた、キャラクターたちにちなんだ楽しいメニューが満載。
名言と美しいさし絵入りで、85の北欧料理レシピをどうぞ!
●著者紹介
トーベ・ヤンソン 絵と引用文
画家・作家。1914年8月9日フィンランドの首都ヘルシンキに生まれる。父は彫刻家、母は画家という芸術一家に育ち、15歳のころには、挿絵画家としての仕事をはじめた。ストックホルムとパリで絵を学び、1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。国際アンデルセン大賞、フィンランド国家文学賞受賞。おもな作品に「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)のほか、『少女ソフィアの夏』『彫刻家の娘』などがある。2001年6月逝去。
末延弘子 訳
東海大学文学部北欧文学科卒業。フィンランド国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。白百合女子大学非常勤講師。『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』など、フィンランド現代文学、児童書の訳書多数。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞。
●主な内容
ムーミンママのロールキャベツ
スナフキンのさすらい煮こみ
ミムラのむすめのびっくりスープ
ムーミンパパ流ヤンソンさんの誘惑
ちびのミイのさかさまこけももケーキ
ムーミン谷の地下室のベリージャム
など。 -
緑の切妻屋根の家、グリン・ゲイブルスを舞台に、
アンが大まじめで引き起こす大騒動が、みんなをしあわせに!
1952年、村岡花子によってはじめて日本に紹介された『赤毛のアン』。
親子3代で人気のある村岡花子の美しい訳が、邦訳70周年の2022年、これから読み継ぎたい改訂版となりました。
<中学生以上の漢字にルビつき> -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
従来、古詩を中心とする漢代五言詩の成立は、建安文壇に隣接する後漢時代後期と目されてきたが、本書はこれまで見過ごされてきた資料や、文献上に現れている微細な徴候に目を留め、新たな説を導き出す。数ある古詩の中に埋もれた特別な一群の存在を指摘して、その特定の古詩の成立年代を後漢初頭以前と推定するとともに、古詩の生まれた場を考察、さらにはその後の古詩の展開経緯を、近接ジャンルである古楽府との関連性も含めて明らかにする。漢代五言詩歌の清華である古詩という作品群の生成展開の経緯を解明し、研究史に新たな一頁を加える画期的業績。著者の明快で細やかな論述により、読者は自ずと古詩誕生の場面へと引きこまれるであろう。
【目次より】
序章
一 本書の目指すところと基本姿勢 二 考察の概要 三 各章の要点と初出一覧
第一章 古詩の成立年代
はじめに
第一節 第一古詩群の存在
第二節 第一古詩群の成立時期
第三節 五言詩の成立時期に関する先行研究
結び
第二章 原初的古詩の成立
はじめに
第一節 第一古詩群の成り立ち
第二節 古詩誕生の場
第三節 古詩の始原的性格
結び
第三章 原初的古詩の展開
はじめに
第一節 前漢宴席文化の広がりと古詩の流布
第二節 宴席に言及する古詩の成立
第三節 古詩の展開と死後の世界
結び
第四章 後漢時代における古詩の伝播とその展開
はじめに
第一節 第一古詩群の編成時期に関する仮説
第二節 後漢前期における五言詩の文学的位置 班固の傅毅に対する対抗意識を通して
第三節 後漢中期における古詩流伝の一系譜 古詩「凛凛歳云暮」を手がかりとして
第四節 漢代五言詩史上に占める蘇李詩の位置
第五節 後漢中期以降における五言詩の展開
結び
第五章 古詩と古楽府との関係性
はじめに
第一節 『宋書』楽志と『楽府詩集』 古楽府研究において拠るべき資料
第二節 古楽府の歴史的性格
第三節 古楽府と古詩との交渉
結び
第六章 建安文壇の歴史的位置
はじめに
第一節 曹操の楽府詩を通して見る漢末士人社会の一側面
第二節 貴族制の萌芽と建安文壇
結び
第七章 呉の文学風土と陸機の「擬古詩」 呉人から見た五言詩歌史
はじめに
第一節 呉の文学風土
第二節 cにおける「擬古詩」制作の動機
第三節 「擬古詩」に読み取れる陸機の思い 古詩との狭間に見えるもの
結び
終章 結びにかえて 遊戯的宴席文芸から個人的詠懐詩へ
あとがき
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柳川 順子
1959年生まれ。中国文学者。県立広島大学教授。
九州大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科(中国学専攻)博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。
著書に、『漢代五言詩歌研究』などがある。 -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
詩人は花の中に何を見ていたか。あるときは文人たちが苦心した「ことば」の襞に分け入り、又あるときは夢と芝居を往還して、中国人の美意識の多様な側面を探求した諸篇を編んで贈る。
【目次より】
まえがき
I 花と詩人
梅花と返魂 蘇試における再起の悲願
杜甫に海棠の詩のないのは何故か 唐宋問における美意識の変遷
瓶中梅の詩 宋人の美意識
中国の楓
II ことば
食時とはいつか
遺愛寺の鐘は枕を戟てて聴く
「たけなわ」とはなにか わが国における酣と闌の混同
III 人と書物
横地石太郎と朝鮮版『読書続録』
僧一圭と亀井昭陽
蔵書印のこと
文禄の役餘話
大内義隆と朝鮮王国書
唐寅の人と芸術
袁枚について
明清の香艶花史 板橋雑記と呉門画舫録
入蜀記と陸游
IV 演劇
桃花扇と孔尚任
李開先年譜
北京頤和園の三層大舞台
夢と芝居と人生と
初出一覧
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岩城 秀夫
1923年生まれ。中国文学者。京都大学文学部卒業。山口大学名誉教授。
著書に、『漢詩美の世界』『中国文学概論』『中国人の美意識』など、
訳書に、『長生殿』『板橋雑記 蘇州画舫録』『入蜀記』『桟雲峡雨日記』などがある。 -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。
【目次より】
序
第一編 敗者の美学
第一章 左遷の中の文学
一 柳宗元の生涯
二 〈柔外剛中〉と道への希求
三 絣文から古文への転換
四 困窮と文学
第二章 敗北の逆説 寓言論
一 社会への憤激
二 自戒のために
三 愚者の文学
四 理想と敗北
第二編 自然との対峙
第一章 「永州八記」について
一 「永州八記」の源流
二 「永州八記」と『水経注』
三 「永州八記」の構造
四 「滸黄渓記」の誕生
第二章 山水詩 宗教から文学への転回
第一節 永州前期の山水詩
一 不遇な現実と山水遊覧
二 慰めの世界を求めて
三 消えない憂愁
四 高所からの眺め
第二節 永州後期の山水詩
一 表層と深層の逆説
二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって
三 「漁父歌」の系譜
四 宗教感情の変容
五 低所からの眺め
第三章 草木を植えるうたの位相
一 永州時代について
二 柳州時代について
三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代
四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代
五 『楚辞』の継承と超克
第三編 古文家の絆
第一章 文学論のめざすもの
第一節 柳宗元の文学論
一 文学の理念
二 文学の機能
三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求
四 文学の動機
五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」
六 創作論
七 文学の評価
第二節 唐代古文家の文学論
第二章 韓柳友情論
一 がまを食べるうた
二 師道のあり方
三 ユーモア文学礼讃
四 仏教との関わり
五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義
第四編 否定の深層
第一章 「非国語」について
一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質
二 「非国語」の内容
三 『国語』批判の根拠
四 文学の源泉としての『国語』
五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』
第二章 自己処罰の文法
一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙
二 受難者の群像
三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか
四 自責の文学
五 劉萬錫の弁明
六 柳宗元の設論
第三章 飛べない鳥
一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ
二 漢魏六朝詩について
三 唐詩について
四 柳詩の飛べない鳥
結
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松本 肇
1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。
著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。 -
ミアには秘密があるー―。
移民としてアメリカで厳しい生活をしている、5年生のミアとその家族。
一家は住み込みで、モーテルの管理人をすることになりました。
しかしオーナーがとてもいじわるで、モーテルでは毎日おどろくような事件がたくさんおきます。
ミアはモーテルのフロントデスク(受付)で知恵をしぼり、しあわせをつかもうとがんばります。
アジア系移民や黒人をめぐるリアルな姿が描かれる、新しい移民の物語です。
New York Times Best Seller List
Asian / Pacific American Award for Literature
New York Historical Society Children's History Book Prize Honor Book
Parents' Choice Gold Medal Fiction Award Winner
NPR Best Books of the Year
Kirkus Reviews Best Books of the Year
Publishers Weekly Best Books of the Year
Washington Post Best Books of the Year
Amazon Best Books of the Year
School Library Journal Best Books of the Year
New York Public Library Best Books of the Year
Chicago Public Library Best Books of the Year
Top Ten Debut Novels 2018 - ALA Booklist
他受賞多数
ケリー・ヤン
児童文学作家。中国からの移民として、カリフォルニア州で育つ。小さい頃は本の内容と同じく、モーテルで働いていたが、13歳で大学に進学し、カリフォルニア大学バークレー校とハーバード大学ロースクールを卒業する。アジアやアメリカの子どもたちに書き方やディベートを教える、ケリーヤンプロジェクトの創始者。主な作品に『Three Keys』など。
田中奈津子
翻訳家。東京外国語大学英文語学科卒。『はるかなるアフガニスタン』が第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、『アラスカの小さな家族 バラードクリークのボー』『橋の上の子どもたち』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選らばれている。翻訳は他に『こちら「ランドリー新聞」編集部』『ぼくたち負け組クラブ』(以上、講談社)など。 -
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おもしろくってくそまじめ、ナンセンスまた奇怪千万、ユーモア、ペーソス、どたばたにやり……。あらゆるおかしさがひしめきあうへんてこりんな世界。いまや全地球的財産になった「マザー・グース」の軽妙絶妙の訳に、たのしい挿絵がついた。この巻にはハンプティ・ダンプティ等が登場して全96篇。全4巻。 -
『ザ・ポエット』『スケアクロウ』で凶悪な連続殺人犯に対峙した新聞記者のジャック・マカヴォイ。それぞれの事件を著書にした彼はLAタイムズを辞め、消費者問題を扱うニュース・サイトの記者になっていた。
ある日、一度だけ面識のある女性が殺され、マカヴォイに殺人容疑がかけられる。自分が犯人ではないことを知っている彼は、被害者がデジタル・ストーキングされていたとの情報から、独自に事件を調べ始める。
マカヴォイはかつての恋人であり、現在は探偵・調査事務所を運営している元FBI捜査官のレイチェル・ウォリングに協力を依頼するが――。
「コナリーの不屈のジャーナリスト探偵ジャック・マカヴォイを主人公とするあらたな刺激的な作品、本書は、何年も気づかれずに狩りをつづけてきた残忍な連続殺人犯を暴きだす。世界的な犯罪小説作家のひとりが最高の形で描いた作品であり、スピード感があり、息をのむほどサスペンスに満ちあふれている」
――ウォーターストーンズ書店 -
青い鳥文庫の名作新装版
小・中学生むけ O・ヘンリー短編集の決定版 あらたな挿絵で、新装版に!
100年まえから、なにも変わらない。
「人間って、ちょっぴり悲しくて、でも、愛しい。」
きっとあなたの宝物になる、O・ヘンリー、10のお話。
いちばん賢くないかたちでプレゼントを選んでしまった2人の幸せを描く「賢者の贈り物」。ツタの最後の一葉が落ちたら、自分は死ぬんだと信じてしまった若い女性に起こった奇跡の物語、「最後の一葉」……。100年もの間、世界中で読まれてきたO・ヘンリーの作品から、えりすぐりの10編を収録。くすっと笑って本を閉じ、また読み返したくなる、そんな宝物のような短編集です。 -
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!
冒険……友情……恋……
読みはじめたらとまらない!胸が熱くなる、命をかけた冒険活劇!
「わたしの名はダルタニャン。わたしの剣を受けてみろ!」ルイ王朝華やかなりし頃のフランス、花の都パリ。片田舎からやってきた、熱い心をもつ青年ダルタニャンは、3人の勇敢な銃士、アトス・ポルトス・アラミスに出会う。そして彼らと共に、国家をゆるがす陰謀に立ち向かうことに!恋と友情に命をかけた、手に汗にぎる冒険活劇、ここに登場。
※小学上級から
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。
